JPH1162575A - 内燃機関の排気管 - Google Patents

内燃機関の排気管

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Publication number
JPH1162575A
JPH1162575A JP21315197A JP21315197A JPH1162575A JP H1162575 A JPH1162575 A JP H1162575A JP 21315197 A JP21315197 A JP 21315197A JP 21315197 A JP21315197 A JP 21315197A JP H1162575 A JPH1162575 A JP H1162575A
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JP
Japan
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pipe
flange
stainless steel
tube
exhaust
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Withdrawn
Application number
JP21315197A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Momotake
哲也 百武
Hisanaga Matsuoka
久永 松岡
Kenichi Yamamoto
憲一 山本
Koichi Shimizu
光一 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外管からの放射音の発生につながる振動伝達系
に改良を加えてステンレス製二重管式排気管における異
音を低減することができるようにする。 【解決手段】エキゾーストマニホールドは、フランジ4
に固定された内管7と、その外方に配置された外管8と
を具備している。内管7と外管8との連結箇所におい
て、内管7の外周面に、長手方向にスリットを有する支
持パイプ9を面接触する状態で嵌め込まれるとともに、
支持パイプ9の外周面に外管8を面接触する状態で嵌め
込まれている。内管7において排気ガスの脈動にて振動
するが、その振動は支持パイプ9における面接触部分に
て摩擦減衰して外管8に伝えられ、外管8からの放射音
の発生が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内燃機関の排気
管に関し、特にエキゾーストマニホールドに適用すると
好適なものである。
【0002】
【従来の技術】エンジン排気管であるエキゾーストマニ
ホールドが、排気ガス規制、高耐熱性、軽量化等の要求
から、従来の鋳鉄製エキゾーストマニホールドからステ
ンレス(SUS)製エキゾーストマニホールドに材質変
更が行われた。その結果、鋳鉄製では発生しなかったス
テンレス製特有の1kHz以上の高周波異音(放射音)
の発生が問題となった。また、触媒の暖機性を高めるた
めに二重管構造としたステンレスエキゾーストマニホー
ルドが主流となりつつある。
【0003】図23には二重管ステンレスエキゾースト
マニホールドの一例を示す。図24には図23のXXIV−
XXIV断面図を示す。エキゾーストマニホールド100
は、内管101と外管102の二重管構造をなし、各気
筒毎の排気ガスが導入される集合前パイプ部103と各
パイプ部103が集合する集合部104を有している。
パイプ部103の端部において内管101と外管102
がフランジ105に溶接等により固定され、また、集合
部104の端部において内管101と外管102がフラ
ンジ106に溶接等により固定されている。エキゾース
トマニホールド100はエンジンブロックにフランジ1
05を用いてボルト固定されるとともに、フロントパイ
プ107にフランジ106を用いてボルト固定される。
【0004】そして、エンジンブロック内の各気筒にお
いて爆発直後に発生する排気ガスは、それぞれフランジ
105からエキゾーストマニホールド100の気筒毎の
パイプ部103内を流れ、集合部104でそれぞれの排
気ガスが合流し、フロントパイプ107へ排出されマフ
ラーへと排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この構造の
二重管ステンレスエキゾーストマニホールドでは、一重
管のステンレスエキゾーストマニホールドに比べ高周波
異音が増加することがある。
【0006】つまり、図25に示すように、高周波異音
が発生するメカニズムは、エンジン爆発直後に発生する
管内圧力脈動が、内管101の曲がり部の内壁を加振
し、そこが加振源となりその振動が内管101全体に伝
達し、高周波音を発生している。また、内管101と外
管102はフランジ105,106に溶接等によって固
定されているため、内管101で発生した振動は、フラ
ンジ105,106に伝達し、さらに外管102全体に
振動が伝達するため外管102全体から高周波の異音が
発生している。
【0007】この高周波異音発生メカニズムより、外管
102から発生する高周波異音を低減させるためには、
内管101で発生した振動を外管102に伝達させない
構造にすることが求められる。
【0008】そこで、この発明の目的は、外管からの放
射音の発生につながる振動伝達系に改良を加えてステン
レス製二重管式排気管における異音を低減することがで
きるようにする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の内燃機
関の排気管は、内管の外周面に、長手方向にスリットを
有する支持パイプを面接触する状態で嵌め込むととも
に、支持パイプの外周面に外管を面接触する状態で嵌め
込んだことを特徴としている。
【0010】よって、内管において排気ガスの脈動にて
振動するが、その振動は支持パイプにおける面接触部分
にて摩擦減衰して外管に伝えられる。このように、外管
からの放射音の発生につながる振動伝達系に改良を加え
てステンレス製二重管式排気管における異音が低減され
る。
【0011】請求項2に記載の内燃機関の排気管は、外
管の端部の内周面に面接触する支持パイプを、フランジ
に固定したことを特徴としている。よって、内管におい
て排気ガスの脈動にて振動するが、その振動は支持パイ
プにおける面接触部分にて摩擦減衰して外管に伝えられ
る。このように、外管からの放射音の発生につながる振
動伝達系に改良を加えてステンレス製二重管式排気管に
おける異音が低減される。
【0012】請求項3に記載の内燃機関の排気管は、外
管の端部の外周面に面接触する支持パイプを、フランジ
に固定したことを特徴としている。よって、内管におい
て排気ガスの脈動にて振動するが、その振動は支持パイ
プにおける面接触部分にて摩擦減衰して外管に伝えられ
る。このように、外管からの放射音の発生につながる振
動伝達系に改良を加えてステンレス二重管式排気管にお
ける異音が低減される。
【0013】請求項4に記載の最中タイプの二重管ステ
ンレスエキゾーストマニホールドは、外管と内管との間
にフローティング用充填材を配置し、内管をフローティ
ングさせたことを特徴としている。
【0014】よって、内管において排気ガスの脈動にて
振動するが、内管がフローティング状態となっているの
で外管への伝達が遮断される。このように、外管からの
放射音の発生につながる振動伝達系に改良を加えてステ
ンレス製二重管式排気管における異音が低減される。
【0015】請求項5に記載の最中タイプの二重管ステ
ンレスエキゾーストマニホールドは、並設された各気筒
毎の集合前パイプ部におけるパイプ部列での内部気筒に
おける内管と外管の間にフローティング用充填材を配置
し、パイプ部列での内部気筒における内管をフローティ
ングさせたことを特徴としている。
【0016】よって、パイプ部列での内部気筒における
内管において排気ガスの脈動にて振動するが、パイプ部
列での内部気筒における内管がフローティング状態とな
っているので外管への伝達が遮断される。このように、
外管からの放射音の発生につながる振動伝達系に改良を
加えてステンレス製二重管式排気管における異音が低減
される。
【0017】請求項6に記載の最中タイプの二重管ステ
ンレスエキゾーストマニホールドは、内管の先端部に外
周側に延びるフランジ部を設け、このフランジ部をフラ
ンジと被装着部材との間に挟持し、内管をフローティン
グさせたことを特徴としている。
【0018】よって、内管において排気ガスの脈動にて
振動するが、内管がフローティング状態となっているの
で振動が外管に伝わりにくい。このように、外管からの
放射音の発生につながる振動伝達系に改良を加えてステ
ンレス製二重管式排気管における異音が低減される。
【0019】請求項7に記載の最中タイプの二重管ステ
ンレスエキゾーストマニホールドは、径の異なるパイプ
を面接触した状態で積層した積層板パイプにおける最も
内側のパイプに内管を固定するとともに、最も外側のパ
イプに外管またはフランジを固定したことを特徴として
いる。
【0020】よって、内管において排気ガスの脈動にて
振動するが、その振動は積層板パイプにおける面接触部
分にて摩擦減衰して外管に伝えられる。このように、外
管からの放射音の発生につながる振動伝達系に改良を加
えてステンレス製二重管式排気管における異音が低減さ
れる。
【0021】請求項8に記載の最中タイプの二重管ステ
ンレスエキゾーストマニホールドは、ワイヤーメッシュ
をパイプ状にしたワイヤーメッシュパイプにおける内周
面に内管を配置するとともに外周面に外管を配置したこ
とを特徴としている。
【0022】よって、内管において排気ガスの脈動にて
振動するが、その振動はワイヤーメッシュパイプとの接
触部分にて摩擦減衰して外管に伝えられる。このよう
に、外管からの放射音の発生につながる振動伝達系に改
良を加えてステンレス製二重管式排気管における異音が
低減される。
【0023】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下、この発明を具体化した実施
の形態を図面に従って説明する。
【0024】図1には本実施形態における二重管ステン
レスエキゾーストマニホールドの全体構造を示す。図2
には図1のII−II断面を示し、図3には図1のIII −II
I 断面を示す。
【0025】この二重管ステンレスエキゾーストマニホ
ールド1は直列4気筒エンジンに装着されるものであ
る。このエキゾーストマニホールド1は、エンジン4気
筒に相当する4本のステンレス製パイプ部2a,2b,
2c,2dと、そのパイプ部2a,2b,2c,2dが
全て一本に集合するステンレス製集合部3とで構成され
ている。パイプ部2a,2b,2c,2dは直列4気筒
エンジンにおける各気筒(図1において左からそれぞれ
♯1,♯2,♯3,♯4気筒)の排気ガスが導入される
ものである。4本のパイプ部2a,2b,2c,2dの
端部にはフランジ4が設けられ、フランジ4によりエン
ジンのシリンダヘッドに直接ボルトにて固定できるよう
になっている。また、集合部3の端部にはフランジ5が
設けられ、このフランジ5によりフロントパイプ6とボ
ルト締めにて固定され、ステンレスエキゾーストマニホ
ールド1がマフラー側に接続される。
【0026】そして、直列4気筒エンジンの駆動により
各気筒から排気ガスが排気ポートを通して排出され、こ
の排気ガスがエキゾーストマニホールド1のパイプ部2
a,2b,2c,2dに導入され、パイプ部2a,2
b,2c,2dを通り、集合部3で排気ガスが集合し、
その後、フロントパイプ6、マフラーへと排出される。
【0027】また、このエキゾーストマニホールド1に
おいては、パイプ部2a,2b,2c,2dは、図2に
示すように、内管7と外管8の二重管構造をなしてい
る。パイプ部2a,2b,2c,2dの端部において内
管7がフランジ4(5)に全周溶接で固定されている。
【0028】図2に示すように、内管7の外周側と外管
8の内周側との間に支持パイプ9が配置され、外管8の
内周面は支持パイプ9の外周面と面接触しており、外管
8は支持パイプ9にて摩擦固定されている。つまり、内
管7の外周面に支持パイプ9が面接触する状態で嵌め込
まれるとともに、支持パイプ9の外周面に外管8が面接
触する状態で嵌め込まれている。
【0029】支持パイプ9の詳細を図4に示す。支持パ
イプ9は、その長さが100mm程度であり、長さ方向
に幅2mmのスリット10が形成されている。このスリ
ット10により、内管7の外周側と支持パイプ9の内周
側を面接触させる際に、適度の摩擦が付与される。支持
パイプ9のスリットはフランジ4側で内管7と外管8か
ら出ている部分は排気ガスが漏れない処理を施してあ
る。
【0030】次に、このように構成したエキゾーストマ
ニホールド1の作用について説明する。前述したように
直列4気筒エンジンの各気筒から排出された排気ガス
は、エキゾーストマニホールド1のパイプ部2a,2
b,2c,2dを通り、集合部3にて集合し、フロント
パイプ6、マフラーへと排出される。
【0031】このようにエキゾーストマニホールド1を
通過していくが、排気ガスがパイプ部2a,2b,2
c,2dの曲がり部や集合部3に当たり、当該部位にお
いて排気脈動により高周波の振動が発生する。即ち、曲
がり部や集合部3が加振源となる。このように発生した
振動がパイプ部2a,2b,2c,2dの端部に伝達す
る。この際、外管8は支持パイプ9を介して内管7と連
結されているので、内管7で発生した振動が外管8に伝
わる際に、支持パイプ9と内管7、支持パイプ9と外管
8が互いに干渉しあい、高周波の振動は摩擦減衰し、そ
の後、外管8に伝達するため高周波異音の発生が低減す
る。
【0032】このように本実施形態は、下記の特徴を有
する。 (イ)内管7の外周面に、長手方向にスリット10を有
する支持パイプ9を面接触する状態で嵌め込むととも
に、支持パイプ9の外周面に外管8を面接触する状態で
嵌め込むことにより、内管7と外管8とを連結したの
で、内管7において排気ガスの脈動にて振動するが、そ
の振動は支持パイプ9における面接触部分にて摩擦減衰
して外管8に伝えられる。よって、外管8からの放射音
の発生が抑制できる。 (第2の実施の形態)次に、第2の実施の形態を、第1
の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0033】図5に、本実施形態の二重管ステンレスエ
キゾーストマニホールドの断面図を示し、図5は前述の
図2に代わるものである。外管8の内周側において支持
パイプ15をフランジ4に全周溶接にて固定し、外管8
を連結支持している。この支持方法により内管7で発生
した振動はフランジ4を介し外管8に伝達するが、外管
8の内周面と支持パイプ15の外周面での摩擦により振
動は減衰され、減衰直後の振動のみが外管8に伝達す
る。このことにより、外管8から放射される高周波異音
を低減することができる。
【0034】このように本実施形態は、下記の特徴を有
する。 (イ)外管8の端部の内周面に面接触する支持パイプ1
5を、フランジ4に固定したので、内管7において排気
ガスの脈動にて振動するが、その振動は支持パイプ15
における面接触部分にて摩擦減衰して外管8に伝えられ
る。よって、外管8からの放射音の発生を抑制できる。 (第3の実施の形態)次に、第3の実施の形態を、第2
の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0035】図6に、本実施形態の二重管ステンレスエ
キゾーストマニホールドの断面図を示す。本実施形態
は、第2の実施の形態での支持パイプ15と外管8の位
置を逆にしたものである。つまり、内管7と支持パイプ
16はフランジ4に全周溶接にて固定され、支持パイプ
16の内側に挿入された外管8と支持パイプ16とを全
周溶接にて連結支持している。この支持パイプ16の内
周面と外管8の外周面との間の接触面にて振動伝達が防
止され、高周波異音の発生が防止される。
【0036】このように本実施形態は、下記の特徴を有
する。 (イ)外管8の端部の外周面に面接触する支持パイプ1
6を、フランジ4に固定したので、内管7において排気
ガスの脈動にて振動するが、その振動は支持パイプ16
における面接触部分にて摩擦減衰して外管8に伝えられ
る。よって、外管8からの放射音の発生を抑制できる。 (第4の実施の形態)次に、第4の実施の形態を、第2
および第3の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0037】図7に、本実施形態の二重管ステンレスエ
キゾーストマニホールドの断面図を示す。本例は、図
5,6の接触による減衰構造を外管8と内管7の双方に
持たせ、接触振動減衰効果を最大限に生かすことのでき
るようにしたものである。つまり、フランジ4に支持パ
イプ17,18を全周溶接にて固定し、支持パイプ17
の外周面に内管7を嵌入し、また、支持パイプ18の内
周側に外管8を嵌入し、それぞれ全周溶接にて連結支持
している。この構造により、内管7で発生した振動は、
フランジ4に伝達する際、内管7と支持パイプ17との
接触面で高周波振動は減衰する。減衰した後の振動は外
管8と支持パイプ18との摩擦面にて更に減衰し、その
後、外管8の全体に振動伝達する。そのため、外管8に
伝わる振動は低いものとなる。このようにして、外管8
全体から発生する高周波異音を低減することができる。 (第5の実施の形態)次に、第5の実施の形態を図面に
従って説明する。
【0038】図8は、本実施形態における二重管ステン
レスエキゾーストマニホールド21の全体構造図であ
り、図9には図8のIX−IX断面を示す。この二重管ステ
ンレスエキゾーストマニホールド21は、最中タイプの
マニホールドであり、6気筒V型エンジンの右バンクに
装着される。この6気筒V型エンジンの左バンクにも同
様な構造を有する最中タイプの二重管ステンレスエキゾ
ーストマニホールドが装着されている。
【0039】図9に示すように、エキゾーストマニホー
ルド21は、二枚のステンレス鋼板材22a,22bを
型取りし、合わせ面を溶接することにより外管23が形
成されている。図9において、ステンレス鋼板材22a
は下側に配置され、ステンレス鋼板材22bは上側に配
置される。外管23の肉厚は2.8mmである。また、
二枚のステンレス鋼板材24a,24bを型取りし、合
わせ面を溶接することにより内管25が形成されてい
る。図9において、ステンレス鋼板材24aは下側に配
置され、ステンレス鋼板材24bは上側に配置される。
内管25の肉厚は0.8mmである。
【0040】外管23と外管25とによる二重管は、図
8に示すように、♯1気筒用の集合前パイプ部26と♯
3気筒用の集合前パイプ部27と♯5気筒用の集合前パ
イプ部28とを有するとともに、1つの排出パイプ部2
9を有する。図9に示すように、パイプ部27での外管
23にはヘッドフランジ31が溶接固定され、同様に、
パイプ部26での外管23にはヘッドフランジ30が、
パイプ部28での外管23にはヘッドフランジ32が、
パイプ部29での外管23にはフランジ33がそれぞれ
溶接固定されている。より詳しくは、図8において右か
ら♯1、♯3、♯5気筒が位置し、左側に排出パイプ部
29およびフランジ33が位置している。
【0041】そして、6気筒エンジンの駆動にて圧縮・
排出されるガスが♯1,3,5気筒から排気ポートを通
して排出され、この排気ガスがエキゾーストマニホール
ド21のパイプ部26,27,28を通り、集合してエ
キゾーストマニホールド21のパイプ部29から排出さ
れる。
【0042】このように、エキゾーストマニホールド2
1は、二枚のステンレス鋼板材24a,24bを型取り
し、合わせ面を溶接することにより内管25を形成する
とともに、二枚のステンレス鋼板材22a,22bを型
取りし、合わせ面を溶接することにより外管23を形成
し、この外管23をフランジ30,31,32,33に
固定した最中タイプの二重管ステンレスエキゾーストマ
ニホールドとなっている。また、外管23の肉厚は2.
5mmと厚く、強度を保つことができ、内管25の肉厚
は0.8mmと薄く、熱容量を小さくしてエンジン始動
時において下流に設けられる排気ガス浄化用触媒の温度
を早期に上昇させることができるようになっている。
【0043】この二重管ステンレスエキゾーストマニホ
ールド21においては、図9に示すように、内管25が
フローティング構造となっている。つまり、ヘッドフラ
ンジ30,31,32において内周部からパイプ部34
が突設されている。内管25はパイプ部34と外管23
との隙間に充填されたフローティング用充填材35で固
定されている。フローティング用充填材35には、例え
ば、耐熱セラミックウールを用いる。このようして内管
25がフローティング状態で支持されている。
【0044】図9においては♯3気筒のパイプ部27を
示すが、他の気筒(♯1,5気筒)においても内管25
をヘッドフランジ30,32に対しこの支持方法で固定
し、さらに、フランジ33側での内管25の固定方法も
同様の方法でフローティングさせている。
【0045】次に、このように構成した最中タイプの二
重管ステンレスエキゾーストマニホールドの作用を説明
する。前述したように6気筒エンジンの各気筒から排出
された排気ガスは、エキゾーストマニホールド21のパ
イプ部26,27,28から入り集合してエキゾースト
マニホールド21から排出され、クロスオーバーパイプ
にて左バンク用エキゾーストマニホールドからの排気と
集合し、その後、クロスオーバーパイプ、フロントパイ
プ、マフラーへと排出される。
【0046】このようにして排気ガスがエキゾーストマ
ニホールド21を通過していくが、排気ガスが突き当た
り部に当たり、当該部位において排気脈動により高周波
の振動が発生する。即ち、突き当たり部が加振源とな
る。このようにパイプ部26,27,28に振動が発生
するが、その振動は、内管25で発生した1kHz以上
の高周波振動であり、この振動はヘッドフランジ30,
31,32、フランジ33には直接接触していないため
振動が伝達せず、外管23で発生する振動はフローティ
ング構造としていない二重管ステンレスエキゾーストマ
ニホールドよりも低減することができ、発生する高周波
異音を低減できる。
【0047】つまり、図10,11,12に示す一般的
な最中タイプのエキゾーストマニホールドにおいては、
内管25の振動がフランジ31を通して外管23に伝達
し、外管23から高周波音が出てしまっていたが、本実
施形態では内管25がフローティング状態であるので外
管23に振動が伝達することなく外管23からの高周波
音も低減される。
【0048】このように本実施形態は、下記の特徴を有
する。 (イ)外管23と内管25との間にフローティング用充
填材35を配置し、内管25をフローティングさせたの
で、内管25において排気ガスの脈動にて振動するが、
外管23への伝達が遮断される。よって、外管23から
の放射音の発生が抑制できる。 (第6の実施の形態)次に、第6の実施の形態を、第5
の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0049】図13は、第6の実施の形態における最中
タイプの二重管ステンレスエキゾーストマニホールドの
全体構成図であり、図14には図13のXIV −XIV 断面
を示す。
【0050】前述の第5の実施の形態では内管25を全
領域にわたりフローティングさせる支持構造としたが、
本実施形態の内管25のフローティング方法は、♯3気
筒の内管40のみをフローティングさせる構造としてい
る。
【0051】詳しく説明すると、本例のエキゾーストマ
ニホールドの内管は、図14に示すように、♯1気筒の
内管41と♯3気筒の内管40と♯5気筒の内管42と
に3分割されており、♯1気筒の内管41はヘッドフラ
ンジ30に溶接固定され、♯5気筒の内管42もヘッド
フランジ32に溶接固定されているが、♯3気筒の内管
40はヘッドフランジ31に固定されておらず、フロー
ティング状態となっている。つまり、ヘッドフランジ3
1と♯3気筒の内管40の先端は1〜2mm程度離され
ている。また、♯1気筒の内管41における♯3気筒側
の端面と♯3気筒の内管40における♯1気筒側の端面
とは、内外に折り曲げられたスライド構造となってい
る。同様に、♯5気筒の内管42における♯3気筒側の
端面と♯3気筒の内管40における♯5気筒側の端面と
は、内外に折り曲げられたスライド構造となっている。
このようにスライド構造にすることにより、熱応力を吸
収することができる。
【0052】さらに、♯3気筒の内管40は、内管40
と外管23の隙間に充填されたフローティング用充填材
43によりフローティング支持されており、♯3気筒の
ヘッドフランジ31および他の気筒の内管41,42と
は接触していない。そのため、♯3気筒の内管40で発
生した振動は完全に遮断することができる。フローティ
ング用充填材43には、例えば、耐熱セラミックウール
を用いる。
【0053】以上の構造により、♯1、♯5気筒の内管
41,42で発生した振動は、振動伝達するものの、♯
3気筒の内管40で発生した振動は振動絶縁できるた
め、外管23で発生する振動は低減することができ、外
管23から発生する高周波異音を低減することができ
る。
【0054】このように本実施形態は、下記の特徴を有
する。 (イ)並設された各気筒毎の集合前パイプ部26,2
7,28におけるパイプ部列での内部気筒(♯3)にお
ける内管40と外管23の間にフローティング用充填材
43を配置し、パイプ部列での内部気筒(♯3)におけ
る内管40をフローティングさせたので、パイプ部列で
の内部気筒(♯3)における内管40において排気ガス
の脈動にて振動するが、♯3気筒における外管23への
伝達が遮断される。よって、外管23からの放射音の発
生が抑制できる。 (第7の実施の形態)次に、第7の実施の形態を、第5
の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0055】図15には、第7の実施の形態における最
中タイプの二重管ステンレスエキゾーストマニホールド
の全体構成図を示す。図16には図15のXVI −XVI 断
面を示す。
【0056】本実施の形態のエキゾーストマニホールド
は、ヘッドフランジを、内管25を溶接固定するための
フランジ50と外管23を溶接固定するためのフランジ
51とに分割し、内管25をフローティングさせる構造
をとっている。
【0057】この構造は♯1、3、5気筒のヘッドフラ
ンジ30,31,32とフランジ33に採用している。
図16において、内管25はヘッドフランジ50に溶接
固定され、外管23はヘッドフランジ51に溶接固定さ
れている。また、ヘッドフランジ50と51の隙間には
フローティング用パッキン材52が配置されている。さ
らに、エンジンブロックに対し外管23のヘッドフラン
ジ51をボルト53で固定することにより、内管25の
ヘッドフランジ50も同様に締め付けられる。フローテ
ィング用パッキン材52には、例えば、耐熱セラミック
ウールが用いられる。
【0058】また、二重管ステンレスエキゾーストマニ
ホールドのガスの気密性は、外管23のヘッドフランジ
51とエンジンブロックとの隙間に締め付けられるガス
ケット54にて確保され、ガス漏れが防止される。
【0059】この構造により、内管25で発生する振動
は図10〜12に示した従来構造と同レベルであり、内
管25の振動がヘッドフランジ50に伝達するが、ヘッ
ドフランジ50と51の隙間にフローティング用パッキ
ン材52を介在しているため、その振動は外管23に伝
達せず、内管25での振動を遮断することができる。
【0060】そうすることで外管23で発生する振動が
低減でき、外管23で発生する高周波異音を低減するこ
とができる。このように本実施形態は、下記の特徴を有
する。 (イ)取付用フランジを、内管25を固定する内管用フ
ランジ50と、外管23を固定する外管用フランジ51
とに分割し、両フランジ間にフローティング用パッキン
材52を配置し、内管25をフローティングさせた。つ
まり、内管25の先端部に外周側に延びるフランジ部5
0を設け、このフランジ部50をフランジ51と被装着
部材(エンジンブロック)との間に挟持し、内管25を
フローティングさせた。
【0061】よって、内管25において排気ガスの脈動
にて振動するが、内管25がフローティング状態となっ
ているので振動が外管に伝わりにくい。よって、外管2
3からの放射音の発生が抑制できる。
【0062】本実施形態の応用例を以下に述べる。内外
管23,25を溶接固定するフランジを分割する構造で
はなく、図17に示すように、ヘッドフランジを分割と
せず、内管25の先端部を曲げ加工してフランジ部55
を形成し、フランジ部55を、外管23の固定用ヘッド
フランジ51とエンジンブロックとの間に挟み込む構造
にする。そして、内管25は、ヘッドフランジ51を固
定するボルト53で、エンジンブロックとヘッドフラン
ジ31の締め付け力により固定される。また、二重管ス
テンレスエキゾーストマニホールドのガスの気密は、ガ
スケット54にて保持される。
【0063】あるいは、図18に示すように、図17の
内管25のフローティング構造と同様の形状であり、か
つ、内管25のフランジ部55とヘッドフランジ51と
の隙間にフローティング用パッキン材56を配置する。
これによっても、内管25で発生した振動を遮断するこ
とができ、外管23で発生する振動を低減できる。フロ
ーティング用パッキン材56には、材耐熱セラミックウ
ール等の耐熱や吸音材を用いる。 (第8の実施の形態)次に、第8の実施の形態を、第5
の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0064】図19には、第8の実施の形態における最
中タイプの二重管ステンレスエキゾーストマニホールド
の全体構成図を示す。図20には図19のXX−XX断面を
示す。
【0065】本実施の形態のエキゾーストマニホールド
は、内管25を、外管23が直接溶接されたヘッドフラ
ンジ30〜33に溶接固定するのではなく、径の異なる
パイプを2〜4本積層して肉厚が2mm程度となった積
層板パイプ60を用い、この積層板パイプ60に内管2
5を溶接固定している。
【0066】この積層板パイプ60は、♯1、3、5気
筒のヘッドフランジ30,31,32とフランジ33の
内外管23,25の接合部に設けられる。また、図20
において積層板パイプ60の積層したパイプを、符号6
0a,60b,60cにて示し、パイプ60aの径が最
も小さく、パイプ60cの径が最も大きい。積層板パイ
プ60のパイプ60cは外管23またはフランジ30〜
33に溶接固定され、内管25は内側のパイプ60aに
全周溶接にて固定されている。ヘッドフランジ31に外
管23が全周溶接固定されている。このようにして、内
管25と外管23は一体構造となっている。
【0067】この構造により、内管25が排気圧力波に
て加振され振動が発生するがその振動は、図10,1
1,12に示した従来構造と同レベルであり、内管25
の振動がヘッドフランジ31に伝達する際、積層板パイ
プ60の接触摩擦により高周波(1kHz以上)の振動
は減衰し、内管25で発生した振動が外管23に伝わる
際に、減衰後の極わずかな振動のみが伝達する。その結
果、外管23で発生する振動は低レベルとなり、発生す
る高周波異音を低減することができる。
【0068】このように本実施形態は、下記の特徴を有
する。 (イ)径の異なるパイプ60a,60b,60cを面接
触した状態で積層した積層板パイプ60における最も内
側のパイプ60aに内管25を固定するとともに最も外
側のパイプ60cに外管23またはフランジ30〜33
を固定したので、内管25において排気ガスの脈動にて
振動するが、その振動は積層板パイプ60における面接
触部分にて摩擦減衰して外管23に伝えられる。よっ
て、外管23からの放射音の発生が抑制できる。 (第9の実施の形態)次に、第9実施の形態を、第5の
実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0069】図21は、第9の実施の形態における最中
タイプの二重管ステンレスエキゾーストマニホールドの
全体構成図であり、図22には図21のXXII−XXII断面
を示す。
【0070】本実施の形態のエキゾーストマニホールド
は、内管25を、外管23が直接溶接されたフランジ3
0〜33に溶接固定するのではなく、内外管23,25
の先端(フランジ30〜33付近)の隙間にワイヤーメ
ッシュをパイプ状にしたワイヤーメッシュパイプ70を
配置し、このワイヤーメッシュパイプ70にて内管25
を連結支持している。
【0071】この構造は♯1、3、5気筒のヘッドフラ
ンジ30,31,32とフランジ33の内外管23,2
5の接合部に設けられる。ワイヤーメッシュパイプ70
の外周面には外管23が位置し、内管25がワイヤーメ
ッシュパイプ70の内周面に位置している。また、ワイ
ヤーメッシュパイプ70と内管25、ワイヤーメッシュ
パイプ70と外管23は互いの押しつけ力のみで固定さ
れており、溶接固定はされていない。この内管25の固
定構造により、内管25はフローティング状態となる。
【0072】この構造により、内管25は排気圧力波に
加振され発生する振動は、図10〜12に示した従来構
造と同レベルであり、内管25の振動がフランジ30〜
33に伝達する際、ワイヤーメッシュパイプ70との接
触摩擦により高周波(1kHz以上)の振動は減衰し、
内管25で発生した振動が外管23に伝わる際に、減衰
後の極わずかな振動のみが伝達する。その結果、外管2
3で発生する振動は低レベルとなり、発生する高周波異
音を低減することができる。
【0073】このように本実施形態は、下記の特徴を有
する。 (イ)ワイヤーメッシュをパイプ状にしたワイヤーメッ
シュパイプ70における内周面に内管25を配置すると
ともに外周面に外管23を配置したので、内管25にお
いて排気ガスの脈動にて振動するが、その振動はワイヤ
ーメッシュパイプ70との接触部分にて摩擦減衰して外
管23に伝えられる。よって、外管23からの放射音の
発生を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態におけるステンレスエキゾ
ーストマニホールドの全体構成図。
【図2】 図1のII−II断面図。
【図3】 図1のIII −III 断面図。
【図4】 支持パイプを示す図。
【図5】 第2の実施の形態におけるステンレスエキゾ
ーストマニホールドの断面図。
【図6】 第3の実施の形態におけるステンレスエキゾ
ーストマニホールドの断面図。
【図7】 第4の実施の形態におけるステンレスエキゾ
ーストマニホールドの断面図。
【図8】 第5の実施の形態における最中タイプの二重
管ステンレスエキゾーストマニホールドの全体構成図。
【図9】 図8のIX−IX断面図。
【図10】 比較のための最中タイプの二重管ステンレ
スエキゾーストマニホールドの全体構成図。
【図11】 同じくステンレスエキゾーストマニホール
ドの全体構成図。
【図12】 図10のXII −XII 断面図。
【図13】 第6の実施の形態のエキゾーストマニホー
ルドの全体構成図。
【図14】 図13のXIV −XIV 断面図。
【図15】 第7の実施の形態のエキゾーストマニホー
ルドの全体構成図。
【図16】 図15のXVI −XVI 断面図。
【図17】 第7の実施の形態の別例のエキゾーストマ
ニホールドの断面図。
【図18】 第7の実施の形態の別例のエキゾーストマ
ニホールドの断面図。
【図19】 第8の実施の形態のエキゾーストマニホー
ルドの全体構成図。
【図20】 図19のXX−XX断面図。
【図21】 第9の実施の形態のエキゾーストマニホー
ルドの全体構成図。
【図22】 図21のXXII−XXII断面図。
【図23】 従来のエキゾーストマニホールドの全体構
成図。
【図24】 図23のXXIV−XXIV断面図。
【図25】 従来のエキゾーストマニホールドの作用説
明のための断面図。
【符号の説明】
4…フランジ、5…フランジ、7…内管、8…外管、9
…支持パイプ、10…スリット、15…支持パイプ、1
6…支持パイプ、22a,22b…ステンレス鋼板材、
23…外管、24a,24b…ステンレス鋼板材、25
…内管、30,31,32…ヘッドフランジ、33…フ
ランジ、35…フローティング用充填材、40…内管、
43…フローティング用充填材、50…フランジ、51
…フランジ、52…フローティング用パッキン材、60
…積層板パイプ、70…ワイヤーメッシュパイプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 憲一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 清水 光一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジに固定された内管と、その外方
    に配置された外管とを具備した内燃機関の排気管であっ
    て、 前記内管の外周面に、長手方向にスリットを有する支持
    パイプを面接触する状態で嵌め込むとともに、支持パイ
    プの外周面に前記外管を面接触する状態で嵌め込んだこ
    とを特徴とする内燃機関の排気管。
  2. 【請求項2】 フランジに固定された内管と、その外方
    に配置された外管とを具備した内燃機関の排気管であっ
    て、 前記外管の端部の内周面に面接触する支持パイプを、前
    記フランジに固定したことを特徴とする内燃機関の排気
    管。
  3. 【請求項3】 フランジに固定された内管と、その外方
    に配置された外管とを具備した内燃機関の排気管であっ
    て、 前記外管の端部の外周面に面接触する支持パイプを、前
    記フランジに固定したことを特徴とする内燃機関の排気
    管。
  4. 【請求項4】 二枚のステンレス鋼板材を型取りし、合
    わせ面を溶接することにより内管を形成するとともに、
    二枚のステンレス鋼板材を型取りし、合わせ面を溶接す
    ることにより外管を形成し、この外管をフランジに固定
    した二重管ステンレスエキゾーストマニホールドにおい
    て、 外管と内管との間にフローティング用充填材を配置し、
    内管をフローティングさせたことを特徴とする内燃機関
    の排気管。
  5. 【請求項5】 二枚のステンレス鋼板材を型取りし、合
    わせ面を溶接することにより内管を形成するとともに、
    二枚のステンレス鋼板材を型取りし、合わせ面を溶接す
    ることにより外管を形成し、この外管をフランジに固定
    した二重管ステンレスエキゾーストマニホールドにおい
    て、 並設された各気筒毎の集合前パイプ部におけるパイプ部
    列での内部気筒における内管と外管の間にフローティン
    グ用充填材を配置し、パイプ部列での内部気筒における
    内管をフローティングさせたことを特徴とする内燃機関
    の排気管。
  6. 【請求項6】 二枚のステンレス鋼板材を型取りし、合
    わせ面を溶接することにより内管を形成するとともに、
    二枚のステンレス鋼板材を型取りし、合わせ面を溶接す
    ることにより外管を形成し、この外管をフランジに固定
    した二重管ステンレスエキゾーストマニホールドにおい
    て、 内管の先端部に外周側に延びるフランジ部を設け、この
    フランジ部を前記フランジと被装着部材との間に挟持
    し、内管をフローティングさせたことを特徴とする内燃
    機関の排気管。
  7. 【請求項7】 二枚のステンレス鋼板材を型取りし、合
    わせ面を溶接することにより内管を形成するとともに、
    二枚のステンレス鋼板材を型取りし、合わせ面を溶接す
    ることにより外管を形成し、この外管をフランジに固定
    した二重管ステンレスエキゾーストマニホールドにおい
    て、 径の異なるパイプを面接触した状態で積層した積層板パ
    イプにおける最も内側のパイプに内管を固定するととも
    に、最も外側のパイプに外管またはフランジを固定した
    ことを特徴とする内燃機関の排気管。
  8. 【請求項8】 二枚のステンレス鋼板材を型取りし、合
    わせ面を溶接することにより内管を形成するとともに、
    二枚のステンレス鋼板材を型取りし、合わせ面を溶接す
    ることにより外管を形成し、外管をフランジに固定した
    二重管ステンレスエキゾーストマニホールドにおいて、 ワイヤーメッシュをパイプ状にしたワイヤーメッシュパ
    イプにおける内周面に内管を配置するとともに外周面に
    外管を配置したことを特徴とする内燃機関の排気管。
JP21315197A 1997-08-07 1997-08-07 内燃機関の排気管 Withdrawn JPH1162575A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030078021A (ko) * 2002-03-27 2003-10-04 유멕스 코퍼레이션 배기 매니폴드 집합부 구조
JP2009150395A (ja) * 2007-12-24 2009-07-09 J Eberspecher Gmbh & Co Kg 排気マニフォールド
JP2010048114A (ja) * 2008-08-20 2010-03-04 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の排気構造
US8341953B2 (en) 2008-11-25 2013-01-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Exhaust manifold
US8359846B2 (en) 2008-11-25 2013-01-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Exhaust manifold

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