JPH1162132A - 軒 樋 - Google Patents

軒 樋

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Publication number
JPH1162132A
JPH1162132A JP23007797A JP23007797A JPH1162132A JP H1162132 A JPH1162132 A JP H1162132A JP 23007797 A JP23007797 A JP 23007797A JP 23007797 A JP23007797 A JP 23007797A JP H1162132 A JPH1162132 A JP H1162132A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
eaves gutter
eaves
nose
horizontal
Prior art date
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Pending
Application number
JP23007797A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Tanaka
良明 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP23007797A priority Critical patent/JPH1162132A/ja
Publication of JPH1162132A publication Critical patent/JPH1162132A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 底板と、この底板の前端縁より立設された前
板と、前記底板の後端縁より立設された後板とからな
り、勾配を有する鼻板に軒樋吊具を介して後板を鼻板と
平行に配して取り付けられる軒樋において、雨水の流下
性能を損なうことがない上に、鼻板と一体感がある軒樋
を提供すること。 【解決手段】 水平部と、この水平部の後縁側を後傾斜
部として底板を形成し、この後傾斜部と後板とのなす角
を略90度に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家屋などの建物の
軒先に、軒樋吊具を介して取り付けられる軒樋に関し、
特に勾配を有する鼻板に取り付けられる軒樋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図3に示すような、家屋などの建
物の軒先の勾配を有する鼻板4に軒樋吊具を介して取り
付けられる軒樋が提案されている。
【0003】すなわち、この軒樋は、略フラットな底板
1と、この底板1の前端縁より立設され、上端縁に前耳
2aを備えた前板2と、底板1の後端縁より立設され、
上端縁に後耳3aを備えた後板3とから構成されてい
る。この軒樋を鼻板に取着する軒樋吊具5としては、前
耳2aを保持する前耳保持部5aと、後耳3aを保持す
る後耳保持部5bとをそれぞれ両端に具備した吊具本体
7と、この吊具本体7を鼻板4の外面に取着する固定板
8とから構成されている。
【0004】この固定板8は、一端が吊具本体7略中央
に固定され、建物側へ伸びる水平板9と、この水平板9
の建物側を曲折して取付板11を形成し、この取付板1
1を鼻板4の外面に、ビスなどの打込み片15で固定し
ている。
【0005】このような軒樋では、取付板11と水平板
9との曲折角度が鼻板4外面の傾斜角度に合わせて形成
されているため、異なる傾斜角度の鼻板4に対応する曲
折角度の取付板11を有する軒樋吊具5を用いることに
より、鼻板4の傾斜角度に関わりなく、軒樋を水平に取
り付けることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の軒樋で
は、鼻板4が傾斜せず鼻板4外面が鉛直面である場合
は、鼻板4外面と後板3を平行に配置し、軒天6と底板
1との隙間がなくなるように軒樋を取り付けることがで
き、鼻板4と一体感のあるように軒樋が取り付けられ、
外観上好ましいが、鼻板4の傾斜角度が大きくなるほど
鼻板4外面と後板3との間に大きな空間が生じ、鼻板4
と軒樋との一体感が損なわれ、外観上好ましくないとい
う問題があった。
【0007】また、鼻板4と一体感のあるよう、傾斜し
た鼻板4外面と平行に後板3を配置すると、底板1が傾
斜して竪樋14と接続できなくなるとともに、軒樋を流
下する排水が傾斜した底板1と前板2の間を流下しにく
いという問題があった。
【0008】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、雨水の流下性能を損なう
ことがない上に、鼻板と一体感がある軒樋を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、底板1と、この底板1の前
端縁より立設された前板2と、前記底板1の後端縁より
立設された後板3とからなり、勾配を有する鼻板4に軒
樋吊具5を介して後板3を鼻板4と平行に配して取り付
けられる軒樋において、水平部1aと、この水平部1a
の後縁側を後傾斜部1bとして底板1を形成し、この後
傾斜部1bと後板3とのなす角を略90度に形成してな
ることを特徴として構成している。
【0010】このような軒樋では、後板3を鼻板4と平
行に位置させ、軒樋吊具5を介し鼻板4に取り付けたと
き、底板1の水平部1aが水平であるため、この水平部
1a上を排水がスムーズに流れる。また、後板3と鼻板
4との間の空隙が少ないとともに、水平部1aの後縁に
立設された後傾斜部1bの下面が軒天6と連続面を形成
しているため、軒天6及び鼻板4と軒樋とのが一体感が
ある。
【0011】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、底板1の前縁側に前傾斜部1cを設
け、この前傾斜部1cと前板2とのなす角を略90度と
し、前傾斜部1cと水平部1aとの角度と、後傾斜部1
bと水平部1aとの角度とを異ならせてなることを特徴
として構成している。
【0012】このような軒樋では、前板2を異なる角度
を有する鼻板4と平行に位置させ、軒樋吊具5を介しこ
の鼻板4に取り付けたとき、底板1の水平部1aが水平
であるため、この水平部1a上を排水がスムーズに流れ
る。また、前板2と鼻板4の間に空隙が少ないととも
に、水平部1aの前縁に立設された前傾斜部1cの下面
が軒天6と連続面を形成しているため、軒天6及び鼻板
4と軒樋との一体感がある。つまり、前板2と後板3と
のうち、鼻板4の傾斜角度に応じて、水平部1aが水平
となる方を選択し、鼻板4側に位置させて取り付けるこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の軒樋
を図1乃至図5に基づいて説明する。
【0014】図1は、本発明の実施の形態の軒樋を示す
横断面図である。
【0015】図1に示すように、この軒樋は、底板1
と、この底板1の前端縁より立設された前板2と、前記
底板1の後端縁より立設された後板3とから形成され、
勾配を有する鼻板4に軒樋吊具5を介して取り付けられ
ている。また、後板3を鼻板4と平行に位置させ、水平
部1aと、この水平部1aの後縁より下面が軒天6と連
続面を形成する後傾斜部1bとから底板1を形成してい
る。
【0016】鼻板4は、その前面が屋根の傾きと直角に
なるよう傾斜し、その下面が軒天6と連続面を形成して
いる。
【0017】軒樋は、上方に開口部を向けた断面略コ字
型に形成され、前板2の上端部を内方へ曲折して折曲部
2bを形成し、この折曲部2bの先端を内側に筒状に折
り曲げて前耳2aを形成している。また、後板3の上端
部を内包へ筒状に折り曲げ後耳3aを形成している。
【0018】後板3を鼻板4と平行に位置させたとき
に、水平部1aが水平となるよう水平部1aと後板3と
は所定の内角を有している。後傾斜部1bは軒天6と連
続面となるよう後板3と直角に形成されている。
【0019】軒樋吊具5は、軒樋の前耳2aを保持する
前耳保持部5aと後耳3aを保持する後耳保持部5bと
を備えた吊具本体7と、この吊具本体7を鼻板4前面に
取着する固定板8とから構成されている。吊具本体7は
前耳保持部5aを上端に有する前耳保持板5cと、後耳
保持部5bを先端に有する後耳保持板5dと、前耳保持
板5cと後耳保持板5dとを連結する連結板とか構成さ
れている。
【0020】前耳保持板5cは前板2内側の全面に当接
し、前耳保持部5aが前耳2aと前板2上端部との間の
空隙に挿入されて前耳2aを保持している。また、後耳
保持板5dは後耳3a内側に配され、その下端を後耳3
a側へ折り曲げて後耳保持部5bを形成し、後耳3a下
部に係合している。
【0021】連結板は前耳保持板5c及び後耳保持板5
dの略中央部の上下に固定され、上下2列に配されてい
る。固定板8は断面略く字型に形成され、その一片が上
側の連結板にビス固定され、他片が鼻板4にビス固定さ
れている。
【0022】このような軒樋は次のように取り付けられ
る。
【0023】まず、固定板8を鼻板4前面に所定の間隔
を空けてビス固定することにより、鼻板4に軒樋吊具5
を固定する。次に、軒樋を持ち上げた状態で前耳保持部
5aを前耳2aと前板2上端部との間の空隙に挿入して
係合する。後板3を後耳保持部5bの下方から外側に拡
げるようにして後耳3aを後耳保持部5bに係合させ
る。
【0024】このとき、後板3は鼻板4前面と平行にな
り、水平部1aは水平に保持される。また、後傾斜部1
bは、その下面が軒天6と連続面となるような位置に軒
樋吊具5が取り付けられている。
【0025】このような軒樋では、後板3を鼻板4と平
行に位置させ、軒樋吊具5を介し鼻板4に取り付けたと
き、底板1の水平部1aが水平であるため、この水平部
1a上を排水がスムーズに流れる。また、後板3と鼻板
4との間の空隙が少ないとともに、水平部1aの後縁に
立設された後傾斜部1bの下面が軒天6と連続面を形成
しているため、軒天6及び鼻板4と軒樋とのが一体感が
ある。
【0026】図2は、本発明の実施の形態の同上と異な
る軒樋を示す横断面図である。
【0027】図2に示すように、この軒樋は、図1に示
す軒樋と略同一に形成されている。
【0028】すなわち、この軒樋は、底板1と、この底
板1の前端縁より立設された前板2と、前記底板1の後
端縁より立設された後板3とから形成され、勾配を有す
る鼻板4に軒樋吊具5を介して取り付けられている。ま
た、後板3を鼻板4と平行に位置させ、水平部1aと、
この水平部1aの後縁より下面が軒天6と連続面を形成
する後傾斜部1bとから底板1を形成している。
【0029】図2に示す軒樋において、図1に示す軒樋
と異なる点は、前板2を図1に示す鼻板4と異なる角度
を有する鼻板4と平行に位置させたときに、底板1の水
平部1aの前縁より下面がこの軒天6と連続面を形成す
る前傾斜部1cを形成している。
【0030】図中、水平部1aと後傾斜部1bとの内角
aは、鼻板4前面の鉛直方向に対する角度と略一致して
いる。また、水平部1aと前傾斜部1cとの内角bは、
異なる鼻板前面の鉛直方向に対する角度と略一致してい
る。
【0031】このような軒樋では、前板2を異なる角度
を有する鼻板と平行に位置させ、軒樋吊具5を介しこの
鼻板に取り付けたとき、底板1の水平部1aが水平であ
るため、この水平部1a上を排水がスムーズに流れる。
また、前板2と鼻板の間に空隙が少ないとともに、水平
部1aの前縁に立設された前傾斜部1cの下面が軒天6
と連続面を形成しているため、軒天6及び鼻板と軒樋と
の一体感がある。つまり、前板2と後板3とのうち、鼻
板4の傾斜角度に応じて、水平部1aが水平となる方を
選択し、鼻板4側に位置させて取り付けることができ
る。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、後板を鼻板と
平行に位置させ、軒樋吊具を介し鼻板に取り付けたと
き、底板の水平部が水平であるため、この水平部上を排
水がスムーズに流れる。また、後板と鼻板との間の空隙
が少ないとともに、水平部の後縁に立設された後傾斜部
の下面が軒天と連続面を形成しているため、軒天及び鼻
板と軒樋とのが一体感がある。したがって、軒樋が家屋
と一体感を有し、家屋の外観が向上している。
【0033】また、請求項2記載の発明では、前板を異
なる角度を有する鼻板と平行に位置させ、軒樋吊具を介
しこの鼻板に取り付けたとき、底板の水平部が水平であ
るため、この水平部上を排水がスムーズに流れる。ま
た、前板と鼻板の間に空隙が少ないとともに、水平部の
前縁に立設された前傾斜部の下面が軒天と連続面を形成
しているため、軒天及び鼻板と軒樋との一体感がある。
つまり、前板と後板とのうち、鼻板の傾斜角度に応じ
て、水平部が水平となる方を選択し、鼻板側に位置させ
て取り付けることができる。したがって、鼻板の傾斜角
度が異なっても、一つの軒樋でリバーシブルに使用でき
るため、軒樋の種類を削減でき、製造コストを低減でき
るとともに、部材管理が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の軒樋を示す横断面図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態の同上と異なる軒樋を示す
横断面図である。
【図3】従来の軒樋を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 底板 1a 水平部 1b 後傾斜部 1c 前傾斜部 2 前板 2a 前耳 2b 折曲部 3 後板 3a 後耳 4 鼻板 5 軒樋吊具 5a 前耳保持部 5b 後耳保持部 5c 前耳保持板 5d 後耳保持板 5f 連結板 6 軒天 7 吊具本体 8 固定板 9 水平板 11 取付板 12 軒樋ドレン 13 エルボ 14 竪樋 15 ビス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板と、この底板の前端縁より立設され
    た前板と、前記底板の後端縁より立設された後板とから
    なり、勾配を有する鼻板に軒樋吊具を介して後板を鼻板
    と平行に配して取り付けられる軒樋において、水平部
    と、この水平部の後縁側を後傾斜部として底板を形成
    し、この後傾斜部と後板とのなす角を略90度に形成し
    てなることを特徴とする軒樋。
  2. 【請求項2】 底板の前縁側に前傾斜部を設け、この前
    傾斜部と前板とのなす角を略90度とし、前傾斜部と水
    平部との角度と、後傾斜部と水平部との角度とを異なら
    せてなることを特徴とする請求項1記載の軒樋。
JP23007797A 1997-08-26 1997-08-26 軒 樋 Pending JPH1162132A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23007797A JPH1162132A (ja) 1997-08-26 1997-08-26 軒 樋

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JP23007797A JPH1162132A (ja) 1997-08-26 1997-08-26 軒 樋

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Publication Number Publication Date
JPH1162132A true JPH1162132A (ja) 1999-03-05

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ID=16902195

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JP23007797A Pending JPH1162132A (ja) 1997-08-26 1997-08-26 軒 樋

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