JPH1161443A - エッチング部品の製造方法 - Google Patents
エッチング部品の製造方法Info
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- JPH1161443A JPH1161443A JP22968197A JP22968197A JPH1161443A JP H1161443 A JPH1161443 A JP H1161443A JP 22968197 A JP22968197 A JP 22968197A JP 22968197 A JP22968197 A JP 22968197A JP H1161443 A JPH1161443 A JP H1161443A
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Abstract
する方法において、エッチング部品が鋭角の部位を有し
ていても、所望する鋭角形状とすることの出来るエッチ
ング部品の製造方法を提供する。 【解決手段】金属薄板を素材とし、フォトエッチング法
にて、鋭角とした部位を少なくとも有するエッチング部
品を製造する方法であって、前記鋭角とした部位となる
金属素材上に形成するフォトレジスト膜パターンの補正
量を、他の部位の補正量より大きくし、また、前記フォ
トレジスト膜パターンの鋭角部の角度を、前記鋭角とし
た部位の角度より鋭角としたことを特徴とするエッチン
グ部品の製造方法。
Description
法を用い、薄板状の金属素材からエッチング部品を製造
する方法に関し、例えば、放電用電極板等の、鋭角とな
った部位を有するエッチング部品を製造する方法に係わ
る。
マスク、半導体集積回路装置等に用いるリードフレー
ム、または、複写機、プリンター等に内蔵される放電用
電極板等の金属薄板を素材とする電子部品は、フォトエ
ッチング法にて製造されることが多い(以下、フォトエ
ッチング法にて製造される部品をエッチング部品と記
す)。
ト液を塗布後、フォトレジスト液の乾燥、また必要によ
りプレベーク等を行い、図5(a)に示すように、フォ
トレジスト膜5を形成した後、図5(b)に示すよう
に、所定のパターンを有する露光用パターンマスク3を
介し、前記フォトレジスト膜5にパターン露光を行う。
次いで、現像、硬膜処理等を行い、図5(c)に示すよ
うに、所定のパターンに従って金属素材を露出する開孔
パターンを有するレジスト膜2を得る。これにより、レ
ジスト膜2(レジスト膜パターン)が耐食性被膜とな
り、後述するエッチング工程の際、レジスト膜2より露
出した金属素材1部位に選択的にエッチングがなされ
る。
金属素材に接触させる。これにより、レジスト膜2の開
孔パターンより露出した金属素材部位より等方的に金属
素材の溶解が行われる。エッチングを進めるにつれ、金
属素材の所定部位が溶解除去することで金属素材が貫通
し、図5(d)が得られる。次いで、レジスト膜2にア
ルカリ液等の剥膜液を接触させ、レジスト膜2を剥膜
後、乾燥を行い、しかる後、不要な金属素材部の断裁除
去等の所定の後工程を行い、図5(e)に示すエッチン
グ部品4を得る。
るレジスト膜2を金属素材1の両面に形成しており、エ
ッチングも金属素材1の両面側から行っている。
行うと、金属素材1には等方的にエッチングが進行し、
金属素材1はいわゆるサイドエッチングを受けるもので
ある。このため、レジスト膜2の開孔パターン部下の金
属素材1が抉れた形でエッチングが進む。エッチング終
了時レジスト膜2は、図4に示すように金属素材1の被
エッチング部に対し庇状に突出した形となるものであ
る。
たり、金属素材1へのサイドエッチングの量を考慮し、
エッチング終了時に所望される金属素材の形状より大き
めにレジスト膜パターンを形成するものである。一般的
に、エッチング終了時に所望される金属素材の形状より
大きめにレジスト膜パターンを形成することを、「レジ
スト膜パターンに補正を掛ける」という。通常、レジス
ト膜パターンの補正とは、エッチング終了時に形成され
た金属素材と、レジスト膜パターンとの差をいうもので
あり、図4に示す庇の突出部の長さを補正量という。
を考慮して補正量を算出し、補正量分大きくしたレジス
ト膜パターンを形成するものであり、通常は、補正量は
各部位で均一とし、エッチング終了時に所望される金属
素材の形状と、補正を掛けたレジスト膜パターンとは相
似形としているものである。
チング法を用いたエッチング部品の製造方法において
は、エッチングの際、金属素材1はレジスト膜2の開孔
パターン部より等方的にエッチングを受けるものであ
り、レジスト膜2の開孔パターン部近傍の金属素材はい
わゆるサイドエッチングを受けるものである。
チング部品(例えば図3に示す、複写機、プリンター等
に内蔵される、鋭角となった放電部を有する放電用電極
板等)を得ようとしても、所望する鋭角形状が得られな
いという問題が生じるものである。
形状を形成するため、金属素材1上に、図2に示すパタ
ーンを有するレジスト膜2を形成したとする。なお、図
2は、鋭角形状とすべき金属素材1部位に形成したレジ
スト膜2を示す拡大平面図である。
金属素材にエッチングを行うと、レジスト膜の鋭角とな
った部位下の金属素材もサイドエッチングを受けること
になる。
両側よりサイドエッチングを受けることで、金属素材の
エッチング形状は所望する鋭角とならず、図2中に一点
鎖線で示したように、エッチング後の金属素材の板端部
は丸みを帯びた形状となってしまうものである。
電極板であった場合、本来鋭角となるべき放電部が所望
する鋭角形状とならず丸みを帯びるため、所望する放電
効率が得られず、複写機、プリンター等に放電用電極板
を組み込んでも所定の性能が得られない等の問題が生じ
るものである。
のであり、フォトエッチング法にてエッチング部品を製
造する方法において、エッチング部品が鋭角の部位を有
していても、所望する鋭角形状とすることの出来るエッ
チング部品の製造方法を提供するものである。
属薄板を素材とし、フォトエッチング法にて、鋭角とし
た部位を少なくとも有するエッチング部品を製造する方
法であって、前記鋭角とした部位となる金属素材上に形
成するフォトレジスト膜パターンの補正量を、他の部位
の補正量より大きくし、また、前記フォトレジスト膜パ
ターンの鋭角部の角度を、前記鋭角とした部位の角度よ
り鋭角としたことを特徴とするエッチング部品の製造方
法を提供することで、上記の課題を解決したものであ
る。
製造方法の一実施例の要部を模式的に示す図面に基づ
き、説明を行う。
ては、前述した(従来の技術)の項に記したように、ま
ず、金属素材1表面にフォトレジスト液を塗布後、フォ
トレジスト液の乾燥、また必要によりプレベーク等を行
い、図5(a)に示すように、フォトレジスト膜5を形
成する。次いで、図5(b)に示すように、所定のパタ
ーンを有する露光用パターンマスク3を介し、前記フォ
トレジスト膜5にパターン露光を行う。次いで、現像、
硬膜処理等を行い、所定のパターンに従って金属素材を
露出する開孔パターンを有するレジスト膜2を得る。
成するレジスト膜2のパターン、その中でも特に、鋭角
形状とすべき金属素材1部位に形成するレジスト膜2パ
ターンを、以下の図1のように形成することにより上記
の課題が解決できることを、経験的に見いだしたもので
ある。
に形成したレジスト膜2を示す拡大平面図であり、図1
中の一点鎖線が、エッチング終了時に金属素材の板端部
となる領域を示している。図1に示すように、鋭角形状
とすべき金属素材1部位以外の他の部位(例えば図1中
のY部)は、通常通りの補正量Iをつけてレジスト膜2
パターンを形成している。また、鋭角形状とすべき金属
素材部位(図1中のX部)では、従来の補正量Iに加
え、鋭角部に向かうにつれ漸増するように補正量を増や
してレジスト膜2を形成している。
法で形成するレジスト膜の端部となる部位であり、本発
明では、図1に示すように、鋭角形状とすべき金属素材
部位(図1中のX部)の補正量を、鋭角部に向かうにつ
れ漸増するように従来の補正量より増やしている。従来
の製造方法では、レジスト膜2に付ける補正は各部位で
同一としていたものであり、鋭角形状とすべき部位の補
正量も従来は、図1の点線に示すように、鋭角形状とす
べき金属素材部位以外の他の部位(例えば図1中のY
部)の補正量Iと同一としていたものである。このた
め、図1中の点線(従来のレジスト膜パターン)と一点
鎖線(エッチング後に所望される金属素材の形状)とは
平行かつ相似形となり、また、角度Kと角度Lも同一と
していたものである。従来、図1の点線に示すレジスト
膜パターンにてエッチングを行っていた。その結果、前
述した図2に示すようにエッチング終了時、金属素材1
の角部は丸みを帯びてしまうものであった。
に、鋭角とする部位の金属素材1上に形成するレジスト
膜2の補正量を、鋭角部に向かうにつれ漸増するように
他の部位の補正量(図1中の補正量I)より大きくし、
また、レジスト膜2の鋭角とする部位の角度(角度M)
を、エッチング終了後に所望される金属素材1の角度
(図1中の角度K)より鋭角としたものである。
することで、エッチング後の金属素材の鋭角部の形状
は、図1の一点鎖線に示す所望する鋭角形状とすること
が可能となるものである。
属素材を用いており、鋭角形状とすべき金属素材部位以
外の他の部位(例えば図1中のY部)の補正量Iを板厚
の40%程度(0.04mm程度)とし、また、鋭角部の補正量
H(図1中のレジスト膜2の頂点とエッチング終了時の
金属素材の頂点との距離)を、Y部の補正量Iの約4倍
としている。
たレジスト膜2を記したが、金属素材の両面からエッチ
ングを行うエッチング部品の製造方法においては、金属
素材の他方の面にも上述したと同様のパターンを有する
レジスト膜2を形成するものである。また、前述したよ
うに、本発明においては、鋭角形状とすべき金属素材部
位以外の他の部位には、通常通りの補正量および形状を
有するレジスト膜パターンを形成しているものである。
ト膜2を金属素材1上に形成した後、従来通り、エッチ
ング処理、レジスト膜の剥膜処理、および不要な金属素
材部の断裁除去等の所定の後工程を行い、エッチング部
品4を得るものである。
の説明を行ったが、本発明の実施形態は、上述した説明
および図面に限定されるものではなく、本発明の趣旨に
基づき種々の変形を行っても構わないことはいうまでも
ない。
ト膜パターンの従来より大きい補正量、金属素材に形成
する鋭角よりさらに鋭角とするレジスト膜2の鋭角部の
角度は、金属素材の材質、板厚、エッチング条件、金属
素材に形成する鋭角の角度等に応じて適宜設定して構わ
ない。
いては、エッチング部品が鋭角の部位を有していても、
所望する鋭角形状としたエッチング部品を得ることが可
能となる。このためエッチング部品が、例えば、複写
機、プリンター等に内蔵される放電用電極板であった場
合、放電部である鋭角部位が所望する角度となっている
ため、所望する放電効率が得られものであり、放電用電
極板を組み込む最終製品である複写機、プリンター等が
所定の性能を発揮することが可能となる等、本発明は実
用上優れているといえる。
の要部を示す拡大平面図。
を示す拡大平面図。
面図。
一例を工程順に示す説明図。
Claims (1)
- 【請求項1】金属薄板を素材とし、フォトエッチング法
にて、鋭角とした部位を少なくとも有するエッチング部
品を製造する方法であって、前記鋭角とした部位となる
金属素材上に形成するフォトレジスト膜パターンの補正
量を、他の部位の補正量より大きくし、また、前記フォ
トレジスト膜パターンの鋭角部の角度を、前記鋭角とし
た部位の角度より鋭角としたことを特徴とするエッチン
グ部品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22968197A JPH1161443A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | エッチング部品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22968197A JPH1161443A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | エッチング部品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1161443A true JPH1161443A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16896034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22968197A Pending JPH1161443A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | エッチング部品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1161443A (ja) |
-
1997
- 1997-08-26 JP JP22968197A patent/JPH1161443A/ja active Pending
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