JPH1160637A - 無機化合物微粒子含有含フッ素単量体組成物及び減反射フィルム - Google Patents
無機化合物微粒子含有含フッ素単量体組成物及び減反射フィルムInfo
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- JPH1160637A JPH1160637A JP9224882A JP22488297A JPH1160637A JP H1160637 A JPH1160637 A JP H1160637A JP 9224882 A JP9224882 A JP 9224882A JP 22488297 A JP22488297 A JP 22488297A JP H1160637 A JPH1160637 A JP H1160637A
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Abstract
率材料、及び減反射フィルム並びにこれらの原材料とし
て利用できる含フッ素単量体組成物を提供すること。 【解決手段】式(1)で表される含フッ素多官能(メタ)ア
クリル酸エステルを5〜100重量%含有する単量体組
成物と無機化合物微粒子とを含む無機化合物微粒子含有
組成物、該組成物を利用した低屈折率材料及び減反射フ
ィルム。 【化1】 (R1、R2、R3、R4:H、アクリロイル基、メタクリ
ロイル基で、且つR1、R2の少なくとも一方及びR3、
R4の少なくとも一方は、アクリロイル基、メタクリロ
イル基、R:Fを2以上有するC2〜12のフルオロア
ルキレン基。)
Description
屈折率とを有し、各種基材表面等に使用可能な低屈折率
材料の原材料として利用できる単量体組成物、該単量体
組成物を重合硬化してなる低屈折率材料、及び該低屈折
率材料を設けた減反射フィルムに関する。
すため反射防止膜や光ファイバーのクラッド材料等への
使用が可能である。いずれも屈折率の低下に伴い性能は
向上する。例えば含フッ素(メタ)アクリル酸エステルの
重合体、他モノマーとの共重合体、テトラフルオロエチ
レン重合体、フッ化ビニリデンとテトラフルオロエチレ
ンとの共重合体又はフッ化ビニリデンとヘキサフルオロ
プロピレンとの共重合体等の光ファイバーへの応用が提
案されている(特開昭59−84203号公報、特開昭
59−84204号公報、特開昭59−98116号公
報、特開昭59−147011号公報、特開昭59−2
04002号公報)。最近ではアクリル酸含フッ素アル
キルエステル重合体、メタクリル酸含フッ素アルキルエ
ステル重合体、又は商品名「サイトップ」(旭硝子株式
会社製)、商品名「テフロンAF」(アメリカ・デュポン
社製)等の非結晶性ペルフルオロ樹脂等の溶媒可溶性の
低屈折率含フッ素重合体の減反射フィルムへの応用が試
みられている(特開昭64−16873号公報、特開平
1−149808号公報、特開平6−115023号公
報)。しかし、これらの含フッ素樹脂はいずれも非架橋
性樹脂であり硬化後の表面硬度が低く、耐摩耗性に劣
り、密着力も不十分であるという欠点がある。
能(メタ)アクリル酸エステル又は含フッ素二官能(メタ)
アクリル酸エステルと、非含フッ素多官能(メタ)アクリ
ル酸エステルとの適当な配合から得られる架橋重合体が
提案されている(特開昭58−105943号公報、特
開昭62−199643号公報、特開昭62−2500
47号公報)。これらの架橋重合体は、含フッ素(メタ)
アクリル酸エステル中のフッ素含量や非含フッ素多官能
(メタ)アクリル酸エステルとの配合比を調整すること
で、ある程度の範囲内で低屈折率と表面硬度を調節しう
る。しかし、含フッ素単官能(メタ)アクリル酸エステル
と多官能(メタ)アクリル酸エステルとは相溶性が悪く任
意の割合では相溶しない。そのため十分な低屈折率を達
成できない。一方、含フッ素二官能(メタ)アクリル酸エ
ステルと多官能(メタ)アクリル酸エステルとは任意の割
合で相溶する。しかし屈折率を下げるために架橋重合体
中のフッ素原子含量を増やすと架橋密度が低下してしま
う。そのため低屈折率と表面硬度とを満足に両立するこ
とはできず、光ファイバー及び減反射フィルムへ表面硬
度を付与することは困難である。更に密着力にも問題が
ある。
アクリル酸エステルの原材料としての使用を目的とし
て、含フッ素ヒドロキシ(メタ)アクリル酸エステルが提
案されている(特開平4−321660号公報、特開平
4−356443号公報、特開平4−356444号公
報)。しかし、これらは単官能(メタ)アクリル酸エステ
ルであるので、硬化後の表面硬度が低く、耐摩耗性に劣
るという欠点がある。
折率と優れた表面硬度を満足しうる低屈折率材料、及び
減反射フィルム並びにこれらの原材料として利用できる
含フッ素単量体組成物を提供することにある。
(1)で表される含フッ素多官能(メタ)アクリル酸エステ
ルを5〜100重量%含有する単量体組成物と、無機化
合物微粒子とを含む、無機化合物微粒子含有単量体組成
物が提供される。
異なる基であって、水素原子、アクリロイル基又はメタ
クリロイル基を示し、且つR1及びR2の少なくとも一方
及びR3及びR4の少なくとも一方は、アクリロイル基又
はメタクリロイル基を示す。Rは、フッ素原子を2以上
有する炭素数2〜12のフルオロアルキレン基を表
す。) また本発明によれば、前記無機化合物微粒子含
有単量体組成物を重合硬化させてなる、屈折率1.49
以下の低屈折率材料が提供される。
記低屈折率材料の層とを備えた減反射フィルムが提供さ
れる。
記低屈折率材料の層との間に少なくとも1層以上の材料
層を備えた前記減反射フィルムが提供される。
量体組成物(以下、単に「本発明の単量体組成物」と称
す。)は、前記式(1)で表される含フッ素多官能(メタ)
アクリル酸エステルを含有する単量体組成物(以下、
「成分A」と称す。)を含む。
される含フッ素多官能(メタ)アクリル酸エステルは、具
体的には、R1及びR2の一方がアクリロイル基又はメタ
クリロイル基、他方が水素原子を表し、R3及びR4の一
方がアクリロイル基又はメタクリロイル基、他方が水素
原子を表す、(メタ)アクリロイル基と水酸基とを有する
含フッ素二官能(メタ)アクリル酸エステル(以下ジエス
テルAと称する);R1、R2、R3及びR4のうち1個は
水素原子を、残る3個はアクリロイル基又はメタクリロ
イル基を表す、(メタ)アクリロイル基と水酸基とを有す
る含フッ素三官能(メタ)アクリル酸エステル(以下トリ
エステルAと称する);及びR1、R2、R3及びR4が同
一又は異なる基であり、アクリロイル基又はメタクリロ
イル基を表す、含フッ素四官能(メタ)アクリル酸エステ
ル(以下テトラエステルAと称する)である。式(1)にお
いて、Rの炭素数が12を超えると製造が困難である。
タ)アクリロイルオキシ)−2,7−ジヒドロキシ−4,
4,5,5−テトラフルオロオクタン、1,7−ビス
((メタ)アクリロイルオキシ)−2,8−ジヒドロキシ−
4,4,5,5−テトラフルオロオクタン、2,7−ビ
ス((メタ)アクリロイルオキシ)−1,8−ジヒドロキシ
−4,4,5,5−テトラフルオロオクタン、1,9−
ビス((メタ)アクリロイルオキシ)−2,8−ジヒドロキ
シ−4,4,5,5,6,6−ヘキサフルオロノナン、
1,8−ビス((メタ)アクリロイルオキシ)−2,9−ジ
ヒドロキシ−4,4,5,5,6,6−ヘキサフルオロ
ノナン、2,8−ビス((メタ)アクリロイルオキシ)−
1,9−ジヒドロキシ−4,4,5,5,6,6−ヘキ
サフルオロノナン、1,10−ビス((メタ)アクリロイ
ルオキシ)−2,9−ジヒドロキシ−4,4,5,5,
6,6,7,7−オクタフルオロデカン、1,9−ビス
((メタ)アクリロイルオキシ)−2,10−ジヒドロキシ
−4,4,5,5,6,6,7,7−オクタフルオロデ
カン、2,9−ビス((メタ)アクリロイルオキシ)−1,
10−ジヒドロキシ−4,4,5,5,6,6,7,7
−オクタフルオロデカン、1,11−ビス((メタ)アク
リロイルオキシ)−2,10−ジヒドロキシ−4,4,
5,5,6,6,7,7,8,8−デカフルオロウンデ
カン、1,10−ビス((メタ)アクリロイルオキシ)−
2,11−ジヒドロキシ−4,4,5,5,6,6,
7,7,8,8−デカフルオロウンデカン、2,10−
ビス((メタ)アクリロイルオキシ)−1,11−ジヒドロ
キシ−4,4,5,5,6,6,7,7,8,8−デカ
フルオロウンデカン、1,12−ビス((メタ)アクリロ
イルオキシ)−2,11−ジヒドロキシ−4,4,5,
5,6,6,7,7,8,8,9,9−ドデカフルオロ
ドデカン、1,11−ビス((メタ)アクリロイルオキシ)
−2,12−ジヒドロキシ−4,4,5,5,6,6,
7,7,8,8,9,9−ドデカフルオロドデカン又は
2,11−ビス((メタ)アクリロイルオキシ)−1,12
−ジヒドロキシ−4,4,5,5,6,6,7,7,
8,8,9,9−ドデカフルオロドデカン等を好ましく
挙げることができる。
リス((メタ)アクリロイルオキシ)−7−ヒドロキシ−
4,4,5,5−テトラフルオロオクタン、1,2,7
−トリス((メタ)アクリロイルオキシ)−8−ヒドロキシ
−4,4,5,5−テトラフルオロオクタン、1,2,
9−トリス((メタ)アクリロイルオキシ)−8−ヒドロキ
シ−4,4,5,5,6,6−ヘキサフルオロノナン、
1,2,8−トリス((メタ)アクリロイルオキシ)−9−
ヒドロキシ−4,4,5,5,6,6−ヘキサフルオロ
ノナン、1,2,10−トリス((メタ)アクリロイルオ
キシ)−9−ヒドロキシ−4,4,5,5,6,6,
7,7−オクタフルオロデカン、1,2,9−トリス
((メタ)アクリロイルオキシ)−10−ヒドロキシ−4,
4,5,5,6,6,7,7−オクタフルオロデカン、
1,2,11−トリス((メタ)アクリロイルオキシ)−1
0−ヒドロキシ−4,4,5,5,6,6,7,7,
8,8−デカフルオロウンデカン、1,2,10−トリ
ス((メタ)アクリロイルオキシ)−11−ヒドロキシ−
4,4,5,5,6,6,7,7,8,8−デカフルオ
ロウンデカン、1,2,12−トリス((メタ)アクリロ
イルオキシ)−11−ヒドロキシ−4,4,5,5,
6,6,7,7,8,8,9,9−ドデカフルオロドデ
カン又は1,2,11−トリス((メタ)アクリロイルオ
キシ)−12−ヒドロキシ−4,4,5,5,6,6,
7,7,8,8,9,9−ドデカフルオロドデカン等を
好ましく挙げることができる。
アクリル酸−4,4,5,5−テトラフルオロオクタン
−1,2,7,8−テトラオール、テトラ(メタ)アクリ
ル酸−4,4,5,5,6,6−ヘキサフルオロノナン
−1,2,8,9−テトラオール、テトラ(メタ)アクリ
ル酸−4,4,5,5,6,6,7,7−オクタフルオ
ロデカン−1,2,9,10−テトラオール、テトラ
(メタ)アクリル酸−4,4,5,5,6,6,7,7,
8,8−デカフルオロウンデカン−1,2,10,11
−テトラオール又はテトラ(メタ)アクリル酸−4,4,
5,5,6,6,7,7,8,8,9,9−ドデカフル
オロドデカン−1,2,11,12−テトラオール等を
好ましく挙げることができる。これらジエステルA、ト
リエステルA及びテトラエステルAは使用する際に単独
若しくは混合物として用いられる。
素ジエポキシドと(メタ)アクリル酸とを通常の開環反応
により反応させることにより容易に得ることができる。
また、トリエステルA又はテトラエステルAは、例え
ば、相当するジエステルAと(メタ)アクリル酸クロリド
とを通常のエステル化反応により反応させることによっ
て容易に得ることができる。ジエステルA及びトリエス
テルAはいくつかの構造異性体の混合物として得られる
が、実際の使用に際しては混合物のまま使用しても差し
支えない。
ッ素多官能(メタ)アクリル酸エステルの含有割合は、
前記成分A全量に対して5〜100重量%、好ましくは
10〜100重量%である。
材料として通常用いられる熱硬化性単量体、エネルギー
線硬化性単量体等を、成分A中に95重量%未満、特に
90重量%未満配合することができる。熱硬化性単量
体、エネルギー線硬化性単量体としては、重合性不飽和
基を2個以上有する多官能性モノマー、例えば、ジペン
タエリスルトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタ
エリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエ
リスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリス
リトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリト
ールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ
(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ
(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンジ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)
アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリ
レート、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、
1,1,1−トリス(アクリロイルオキシエトキシエト
キシ)プロパン、2,2−ビス(4−アクリロイルオキシ
エトキシエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4
−アクリロイルオキシエトキシエトキシシクロヘキシ
ル)プロパン、2,2−ビス(4−アクリロイルオキシエ
トキシエトキシフェニル)メタン、ネオペンチルグリコ
ールジ(メタ)アクリレート、水添ジシクロペンタジエニ
ルジ(メタ)アクリレート、トリス(ヒドロキシエチル)イ
ソシアヌレートトリアクリレート、トリス(ヒドロキシ
エチル)イソシアヌレートジアクリレート、1,4−ブ
タンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサン
ジオールジ(メタ)アクリレート、イソボルニルジ(メタ)
アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト又はポリテトラメチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート等のポリアルキレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト等が好ましく挙げられ、使用に際しては単独若しくは
混合物として用いられる。
タ)アクリル酸エステルを本発明の所望の効果を損ねな
い範囲で配合することもできる。単官能(メタ)アクリル
酸エステルとしては、単量体組成物の屈折率を低下させ
る目的から含フッ素単官能(メタ)アクリル酸エステルが
特に好ましく、例えば、(メタ)アクリル酸−2,2,2
−トリフルオロエチル、(メタ)アクリル酸−2,2,
3,3,3−ペンタフルオロプロピル、(メタ)アクリル
酸−2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチ
ル、(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4,5,
5,5−ノナフルオロペンチル、(メタ)アクリル酸−
2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,6−ウンデ
カフルオロヘキシル、(メタ)アクリル酸−2,2,3,
3,4,4,5,5,6,6,7,7,7−トリデカフ
ルオロヘプチル、(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,
4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−ペンタ
デカフルオロオクチル、(メタ)アクリル酸−3,3,
4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデ
カフルオロオクチル、(メタ)アクリル酸−2,2,3,
3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,
9,10,10,10−ノナデカフルオロデシル、(メ
タ)アクリル酸−3,3,4,4,5,5,6,6,
7,7,8,8,9,9,10,10,10−ヘプタデ
カフルオロデシル、(メタ)アクリル酸−2−トリフルオ
ロメチル−3,3,3−トリフルオロプロピル、(メタ)
アクリル酸−3−トリフルオロメチル−4,4,4−ト
リフルオロブチル、(メタ)アクリル酸−1−メチル−
2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル又は(メ
タ)アクリル酸−1−メチル−2,2,3,3,4,
4,4−ヘプタフルオロブチル等が好ましく挙げられ、
使用に際しては単独若しくは混合物として用いることが
できる。
要に応じてジエステルA以外の含フッ素二官能(メタ)ア
クリル酸エステルを本発明の所望の効果を損ねない範囲
で配合することもできる。ジエステルA以外の含フッ素
二官能(メタ)アクリル酸エステルとしては、ジ(メタ)ア
クリル酸−2,2,2−トリフルオロエチルエチレング
リコール、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,3−
ペンタフルオロプロピルエチレングリコール、ジ(メタ)
アクリル酸−2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフル
オロブチルエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸−
2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロペ
ンチルエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸−2,
2,3,3,4,4,5,5,6,6,6−ウンデカフ
ルオロヘキシルエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル
酸−2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,
7,7−トリデカフルオロヘプチルエチレングリコー
ル、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4,
5,5,6,6,7,7,8,8,8−ペンタデカフル
オロオクチルエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸
−2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,
8,8,9,9,10,10,10−ノナデカフルオロ
デシルエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸−2,
2,3,3−テトラフルオロブタンジオール、ジ(メタ)
アクリル酸−2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロ
ペンタジオール、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,3,
3,4,4,5,5−オクタフルオロヘキサンジオー
ル、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4,
5,5,6,6−デカフルオロヘプタンジオール、ジ
(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4,5,5,
6,6,7,7−ドデカフルオロオクタンジオール、ジ
(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4,5,5,
6,6,7,7,8,8−テトラデカフルオロノナンジ
オール、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,4,
4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9−ヘキサ
デカフルオロデカンジオール、ジ(メタ)アクリル酸−
2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,
8,8,9,9,10,10−オクタデカフルオロウン
デカンジオール又はジ(メタ)アクリル酸−2,2,3,
3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,
9,10,10,11,11−エイコサフルオロドデカ
ンジオール等が好ましく挙げられ、使用に際しては単独
若しくは混合物として用いることができる。
の向上のために、重合体が添加できる。添加用重合体と
しては特に限定されないが、例えば、含フッ素(メタ)ア
クリル酸エステルの重合体又は含フッ素(メタ)アクリル
酸エステルと他のモノマーとの共重合体等が挙げられ
る。添加用重合体の配合割合は、前記成分A中の硬化性
材料100重量部に対して、25重量部以下、特に10
重量部以下が望ましい。
有割合は、好ましくは10〜90重量%、さらに好まし
くは40〜90重量%である。
えて、無機化合物微粒子を含む。
れないが、屈折率が1.5以下の化合物が好ましい。具
体的にはフッ化マグネシウム(屈折率1.38)、酸化珪
素(屈折率1.46)、フッ化アルミニウム(屈折率1.
33〜1.39)、フッ化カルシウム(屈折率1.4
4)、フッ化リチウム(屈折率1.36〜1.37)、フ
ッ化ナトリウム(屈折率1.32〜1.34)、フッ化ト
リウム(屈折率1.45〜1.50)等の微粒子が望まし
い。微粒子の粒径については、低屈折率材料の透明性を
確保するために可視光の波長に比べて充分に小さいこと
が望ましい。具体的には100nm以下、特に50nm
以下が好ましい。
物に含有させるにあたっては、組成物中での分散安定
性、低屈折率材料中での密着性等を低下させないため
に、予め有機分散媒中に分散した有機ゾルの形態で使用
するのが望ましい。更に、組成物中において、無機化合
物粒子の分散安定性、低屈折率材料中での密着性等を向
上させるために、予め無機微粒子化合物の表面を各種カ
ップリング剤等を用いて修飾することができる。各種カ
ップリング剤としては、例えば、有機置換された珪素化
合物;アルミニウム、チタニウム、ジルコニウム、アン
チモン又はこれらの混合物等の金属アルコキシド;有機
酸の塩;配位性化合物と結合した配位化合物等が挙げら
れる。
微粒子の含有割合は、好ましくは10〜90重量%、さ
らに好ましくは10〜60重量%である。含有割合が1
0重量%未満では無機化合物微粒子を添加することによ
る本発明の単量体組成物の屈折率低下を十分に発現する
ことができず好ましくない。また90重量%を超えると
本発明の単量体組成物を重合硬化して得られる低屈折率
材料の耐擦傷性が低下し好ましくない。
物を重合硬化させてなる、屈折率1.49以下、好まし
くは1.35〜1.49を示す材料である。前記重合硬
化は、例えば前記単量体組成物に必要に応じて硬化開始
剤とイソプロピルアルコール又はトルエン等の溶媒等と
を添加混合した後、通常行われる塗布方法、例えばロー
ルコート法、グラビアコート法、ディップコート法、ス
ピンコート法等により透明基板等の基板に塗布し、乾燥
後、加熱硬化、若しくは紫外線、電子線又は放射線等の
活性エネルギー線の照射等の方法により行うことができ
る。重合硬化条件は、組成物中の硬化性材料に応じて適
宜選択できる。低屈折率材料を膜状に形成する場合の膜
厚は、目的に応じて適宜選択できる。
ソブチロニトリル、アゾビスシクロヘキサンカルボニト
リル又はアゾビスバレロニトリル等のアゾ系のラジカル
重合開始剤;過酸化ベンゾイル、tert-ブチルヒドロパ
ーオキシド、クメンパーオキシド又はジアシルパーオキ
シド等の有機過酸化物系のラジカル重合開始剤;ベンゾ
イン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエ
ーテル又はベンゾインイソプロピルエーテル等のベンゾ
イン系化合物;ベンジル、ベンゾフェノン、アセトフェ
ノン又はミヒラーズケトン等のカルボニル化合物;アゾ
ビスイソブチロニトリル又はアゾジベンゾイル等のアゾ
化合物、若しくはα−ジケトンと三級アミンとの混合物
等の光重合開始剤等が使用できる。硬化開始剤の使用量
は、単量体組成物中の硬化性材料と硬化開始剤との合計
量に対して、0.01〜10重量%が好ましい。
記低屈折率材料の層とを備える。この低屈折率材料の層
は、適切な膜厚であるのが好ましい。適切な膜厚は、減
反射フィルムの反射率の最小値を示す波長が、通常42
0〜720nm、より好ましくは520〜620nmと
なるように膜厚を設定するのが望ましい。
されないが、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィ
ルム、TAC(トリアセチルセルロース)フィルム、アク
リルフィルム、ポリカーボネートフィルム等が用いられ
る。
盤と前記低屈折率材料の層を設けたものであっても、前
記透明基盤と前記低屈折率材料の層との間に少なくとも
1層以上の材料層を設けたものであってもよい。この材
料層としては、減反射効果を高めるために高屈折率材料
の層を設けることができる。高屈折率材料の層は、屈折
率が1.55以上が好ましく、その膜厚は50〜500
nmであることが好ましい。
料の層は、透明基板面上に1層づつ設けても良いが、そ
れぞれ2層以上設けても良い。2層以上の層を設ける場
合、低屈折率材料の層と高屈折率材料の層とを交互に積
層し、最外層に前記低屈折率材料の層を設けることがで
きる。2層以上の層を設ける場合、前記低屈折率材料又
は前記高屈折率材料のそれぞれの層は、同一の材料から
なるものであっても、異なる材料からなるものであって
も良い。
料の層の他に、中屈折率材料(屈折率1.49〜1.5
5)の1層以上の層を設けることもできる。本発明の減
反射フィルムには、低屈折率材料の層と共に、中屈折率
材料の層及び/又は高屈折率材料の層を設けることがで
きる。
含フッ素単量体組成物に必要に応じて硬化開始剤;イソ
プロピルアルコール又はトルエン等の溶媒等を添加混合
した後、通常行われる塗布方法、例えばロールコート
法、グラビアコート法、ディップコート法、スピンコー
ト法等により透明基板等の基材に塗布し、乾燥後、加熱
硬化、若しくは紫外線、電子線又は放射線等の活性エネ
ルギー線の照射等の方法により行うことができる。重合
硬化条件は、組成物中の硬化性材料に応じて適宜選択で
きる。
低屈折率材料の層を設ける方法に準じた方法、あるいは
無機化合物のスパッタリング法、蒸着法等により行うこ
とができる。
性を更に向上させるために、ハードコート膜を設けるこ
とができる。ハードコート膜は、前記低屈折率材料及び
前記高屈折率材料の各積層体と、前記透明基板との間に
設けることができる。ハードコート膜としては、特に限
定されず、前記重合性不飽和基を2個以上有する多官能
性モノマー等により得られる、通常のハードコート用樹
脂を用いることができるが、前記透明基板とハードコー
ト膜との屈折率が大きく異なると界面で反射が生じるた
め、両者の屈折率差は極力小さい方が好ましい。ハード
コート膜の膜厚は1〜10μm、特に3〜5μmが好ま
しい。ハードコート膜の形成方法は特に限定されず、通
常行われる塗布方法、例えばロールコート法、グラビア
コート法、ディップコート法、スピンコート法等により
透明基板等の基材に塗布し、乾燥後、エネルギー線又は
熱等を用いる通常の硬化方法で形成する方法等が用いら
れる。
をさらに向上させるために、アンチグレア膜を設けるこ
とができる。アンチグレア膜は、前記低屈折率材料及び
前記高屈折率材料の各積層体と、前記透明基盤との間に
設けることができる。アンチグレア膜としては、特に限
定されないが、前記透明基盤とアンチグレア膜との屈折
率が大きく異なると界面で反射が生じるため、両者の屈
折率差は極力小さい方が好ましい。アンチグレア膜の膜
厚は1〜10μm、特に3〜5μmが好ましい。アンチ
グレア膜の形成方法は特に限定されず、通常行われる方
法、例えば微粒子を含む樹脂を塗工する方法、あるいは
塗工後にエンボスロール等を用いて表面を凹凸状にする
方法等を用いることができる。
フッ素多官能(メタ)アクリル酸エステル及び前記特定の
無機化合物微粒子を含むので、その重合硬化物は、低屈
折率、(メタ)アクリレートの硬さ、及び高い耐擦傷性を
合わせ持ち、基材等にコーティングして重合硬化させる
ことにより膜状に形成でき、本発明の低屈折率材料等と
することができる。この低屈折率材料は、低屈折率、
(メタ)アクリレートに基づく固さ、及び高い耐擦傷性を
合わせ持ち、低屈折率と高い表面硬度とを示すと共に、
水酸基を有するジエステルA又はトリエステルAの使用
により、他の物質への密着力を更に向上させることがで
きる。
材料の層を備えるので、低屈折率、高い表面硬度、高い
耐擦傷性及び高い密着力を併せ持ち、各種用途に応用で
きる。即ち、本発明の単量体組成物を用いることによっ
て、従来のフッ化マグネシウムの蒸着法に比べて、低コ
ストで大面積化した低屈折率材料の層を備えた減反射フ
ィルムを連続的に効率良く得ることができる。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
−ビス(2’,3’−エポキシプロピル)ペルフルオロブ
タン314.2g(1mol)、アクリル酸216.2g
(3mol)、テトラエチルアンモニウムブロマイド4.
4g、tert−ブチルカテコール0.44gを仕込み、油
浴中で徐々に加熱して95〜100℃とし、同温度で4
時間撹拌した後、室温まで冷却した。得られた反応液を
500mlのクロロホルムに溶解し、10%炭酸ナトリ
ウム水溶液で3回、飽和食塩水で3回洗浄した。クロロ
ホルムを減圧留去し、得られた黄色結晶を更に酢酸エチ
ル/n−ヘキサン混合溶媒(体積比1:2)を展開溶媒と
してカラムクロマトグラフィにより精製し、更に溶媒を
減圧留去することで生成物Aを得た。生成物Aは下記式
(2)、(3)及び(4)に示す構造を有する化合物の混合物
であった。
オロブタン314.2g(1mol)の代わりに、1,2
−ビス(2’,3’−エポキシプロピル)ペルフルオロエ
タン214.2g(1mol)を用いた以外は合成例1と
同様にして、生成物Bを得た。生成物Bは下記式(5)、
(6)及び(7)に示す構造を有する化合物の混合物であっ
た。
4−ビス(2’,3’−エポキシプロピル)ペルフルオロ
ブタン314.2g(1mol)、アクリル酸216.2
g(3mol)、テトラエチルアンモニウムブロマイド
4.4g及びtert−ブチルカテコール0.44gを仕込
み、油浴中で徐々に加熱して95〜100℃とし、同温
度で4時間撹拌した後、室温まで冷却した。得られた反
応液をクロロホルム500mlに溶解し、10%炭酸ナ
トリウム水溶液で3回、飽和食塩水で3回洗浄した。得
られたクロロホルム溶液には、前記式(2)、(3)及び
(4)に示す構造を有する化合物が存在しているものと考
えられる。撹拌機、温度計、ガス導入管及び滴下ロート
を備えた5リットル反応器に上記クロロホルム溶液及び
トリエチルアミン152g(1.5mol)を仕込み、氷
冷下でアクリル酸クロリド136g(1.5mol)をク
ロロホルム150mlに溶解して、滴下ロートから反応
液の温度が5℃を超えないよう滴下した。滴下終了後氷
冷のまま2時間撹拌した後、30mlのメタノールを添
加し、さらに10分間撹拌した。クロロホルムを減圧留
去し、得られた黄色結晶を更に酢酸エチル/n−ヘキサ
ン混合溶媒(体積比1:4)を展開溶媒としてカラムクロ
マトグラフィーにより精製し、更に溶媒を減圧留去する
ことで生成物Cを得た。生成物Cは下記式(8)及び(9)
に示す構造を有する化合物の混合物であった。
オロブタン314.2g(1mol)の代わりに、1,2
−ビス(2’,3’−エポキシプロピル)ペルフルオロエ
タン214.2g(1mol)を用いた以外は合成例3と
同様にして、前記式(5)、(6)及び(7)に示す化合物を
経て生成物Dを得た。生成物Dは下記式(10)及び式
(11)に示す構造を有する化合物の混合物であった。
4−ビス(2’,3’−エポキシプロピル)ペルフルオロ
ブタン314.2g(1mol)、アクリル酸216.2
g(3mol)、テトラエチルアンモニウムブロマイド
4.4g、tert−ブチルカテコール0.44gを仕込
み、油浴中で徐々に加熱して95〜100℃とし、同温
度で4時間撹拌した後、室温まで冷却した。得られた反
応液をクロロホルム500mlに溶解し、10%炭酸ナ
トリウム水溶液で3回、飽和食塩水で3回洗浄した。得
られたクロロホルム溶液には、前記式(2)、(3)及び
(4)に示す構造を有する化合物が存在していると考えら
れる。撹拌機、温度計、ガス導入管及び滴下ロートを備
えた5リットル反応器に、上記クロロホルム溶液及びト
リエチルアミン607.2gを仕込み、氷冷下でアクリ
ル酸クロリド362g(4mol)をクロロホルム300
mlに溶解して、滴下ロートから反応液の温度が5℃を
超えないよう滴下した。滴下終了後氷冷のまま2時間撹
拌した後、80mlのメタノールを添加し、更に10分
間撹拌した。クロロホルムを減圧留去し、得られた黄色
結晶をさらに酢酸エチル/n−ヘキサン混合溶媒(体積
比1:4)を展開溶媒としてカラムクロマトグラフィー
により精製し、更に溶媒を減圧留去することで下記式
(12)に示す構造を有する生成物Eを得た。
オロブタン314.2g(1mol)の代わりに、1,2
−ビス(2’,3’−エポキシプロピル)ペルフルオロエ
タン214.2g(1mol)を用いた以外は合成例5と
同様にして、前記式(5)、(6)及び(7)に示す化合物を
経て、下記式(13)に示す生成物Fを得た。
シリカゾル(商品名「XBA−ST」、日産化学社製) 5
00重量部、シランカップリング剤として3−アクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン(商品名「KBM−510
3」、東芝シリコーン社製) 100重量部、水 20重量部を
仕込み、油浴中で徐々に加熱して、油浴温度100℃とし
2時間撹拌した後、冷却管を取り外し油浴温度120℃と
し更に2時間撹拌し、室温まで冷却して反応液Gを得
た。反応液G中では、シランカップリング剤がコロイダ
ルシリカの表面の一部を修飾したと考えられる。反応液
Gの一部をシャーレにとり、120℃で2時間乾燥した前
後の重量を精秤することで固形分濃度を測定したところ
44.6%であった。
社製)45重量部、ポリエチレングリコールジアクリレ
ート(商品名「A−400」、新中村化学社製)30重量部、
硬化開始剤として「イルガキュア184」(商品名、チバガ
イギー社製)4重量部、溶媒としてイソプロピルアルコ
ール20重量部を混合し、マイクログラビアコーター
(康井精機社製)を用いてPETフィルム上に膜厚が5μm
になるように塗布した。紫外線照射器(岩崎電気社製)に
より800mJ/cm2の紫外線を照射し硬化を行って
ハードコート膜を形成しハードコート膜形成PETフィル
ム(以下HC−PETと略す)を作製した。
成しハードコート膜形成TACフィルム(以下HC−TACと略
す)を作製した。次に30%酸化亜鉛微粒子トルエン分
散液(商品名「ZS−300」、住友大阪セメント社製)24
0重量部、トリメチロールプロパントリアクリレート
(以下TMPTAと略す)28重量部、硬化開始剤として「DAR
OCUR1116」(商品名、メルク社製、アセトフェノン系化
合物)(以下単に「DAROCUR1116」と略す)1重量部、溶媒
としてトルエン900重量部を混合し塗液を調製した。
次いでこの塗液を、マイクログラビアコータを用いてHC
−TACに塗布した。紫外線照射器により1000mJ/
cm2の紫外線を照射し硬化を行って高屈折率材料の層
が形成された高屈折率材料層形成TACフィルム(以下HR−
TAC−Aと略す)を作製した。この際、0°正反射測定装
置を備えた瞬間マルチ測光システム(大塚電子IMUC−70
00)を用いて反射率が最大値を示す波長が550〜60
0nmになるように高屈折率材料の層の膜厚を調整し
た。
波長が750〜800nmになるように高屈折率材料の
層の膜厚を調整した以外は、製造例2と同様に高屈折率
材料層形成TACフィルム(以下、HR−TAC−Bと略す)を作
製した。
テトラアクリレート(以下TMMTAと略す。)、及び合成
例7で合成した反応液Gを表1に示す配合割合で混合し
単量体組成物を得た。組成物それぞれに溶媒としてトル
エン900重量部を混合し2種類の塗液を調製した。次
いで、マイクログラビアコーターを用いて製造例1で作
製したHC−PET上に各塗液を塗布した。電子線照射器
(岩崎電気社製)により加速器電圧125kV、ビーム
電流35mAで吸収線量15Mradの電子線を照射し、コ
ーティングされた単量体組成物の硬化を行って低屈折率
材料の層が形成された減反射PETフィルムを作製した。
この際、瞬間マルチ測光システムを用いて反射率が最小
値を示す波長が550〜600nmになるように低屈折
率材料の層の膜厚を調整した。評価試験として、得られ
たフィルムについて以下の(ア)分光反射率、(イ)耐擦傷
性及び(ウ)密着性を、また得られた塗液については以下
の(エ)低屈折率材料の屈折率の測定を行った。
社製、商品名「U−best35」)により測定した。但し、塗
布面を測定面とし裏面は反射を遮るためサンドペーパー
で荒らして測定した。結果を図1及び図2に示す。また
最小反射率を表1に示す。
とによって、以下の評価基準によって評価した。結果を
表1に示す。
擦ると僅かに傷が付く、C:軽く擦ると僅かに傷が付
く、D:軽く擦っても著しく傷が付く。
1に示す。
に塗布し、電子線照射器により加速電圧175kV、ビ
ーム電流5mAで吸収線量5Mradの電子線を照射、硬化
し、得られた膜をガラスから剥離し、アッベ屈折計(ア
タゴ株式会社製)を用いて屈折率を測定した。結果を表
1に示す。
化マグネシウムゾル(商品名「MFS-10P」、日産化学社
製)(以下「MFS-10P」と略す。)を表1に示す配合割
合で混合し単量体組成物を得た。組成物それぞれに溶媒
としてトルエン900重量部を混合し2種類の塗液を調
製した。次いで、マイクログラビアコーターを用いて製
造例1で作製したHC−PET上に各塗液を塗布した。電子
線照射器(岩崎電気社製)により加速器電圧125kV、
ビーム電流35mAで吸収線量15Mradの電子線を照射
し、コーティングされた単量体組成物の硬化を行って低
屈折率材料の層が形成された減反射PETフィルムを作製
した。この際、瞬間マルチ測光システムを用いて反射率
が最小値を示す波長が550〜600nmになるように
低屈折率材料の層の膜厚を調整した。得られた塗液及び
減反射フィルムについて、実施例1−1及び1−2と同
様に評価試験の測定を行った。結果を図3、図4及び表
1に示す。
ROCUR1116を表1に示す配合割合で混合し単量体組成物
を得た。組成物それぞれに溶媒としてトルエン900重
量部を混合し2種類の塗液を調製した。次いで、マイク
ログラビアコーターを用いて製造例2で作製したHR−TA
C−A上に各塗液を塗布した。紫外線照射器により100
0mJ/cm2の紫外線を3回照射し、コーティングさ
れた単量体組成物の硬化を行って低屈折率材料及び高屈
折材料の層が積層された減反射TACフィルムを作製し
た。この際、瞬間マルチ測光システムを用いて反射率が
最小値を示す波長が550〜600nmになるように低
屈折率材料の層の膜厚を調整した。得られた塗液及び減
反射フィルムについて、実施例1−1及び1−2と同様
に評価試験の測定を行った。結果を図5、図6及び表1
に示す。
物E、合成例7で合成した反応液G及びDAROCUR1116を
表1に示す配合割合で混合し単量体組成物を得た。組成
物それぞれに溶媒としてトルエン900重量部を混合し
2種類の塗液を調製した。次いで、マイクログラビアコ
ーターを用いて製造例3で作製したHR−TAC−B上に各塗
液を塗布した。紫外線照射器により1000mJ/cm
2の紫外線を3回照射し、コーティングされた単量体組
成物の硬化を行って低屈折率材料及び高屈折材料の層が
積層された減反射TACフィルムを作製した。この際、瞬
間マルチ測光システムを用いて反射率が最小値を示す波
長が550〜600nmになるように低屈折率材料の層
の膜厚を調整した。得られた塗液及び減反射フィルムに
ついて実施例1−1及び1−2と同様に評価試験の測定
を行った。結果を図7、図8及び表1に示す。
射率、最小反射率及び耐擦傷性を、実施例1−1及び1
−2と同様に測定した。結果を図9、図10及び表1に
示す。
6,7,7,8,8,9,9,9−ヘプタデカフルオロ
ノニルエチレングリコール(以下F17EDAと略す。)とTM
MTAとを表1に示す配合割合で混合し、溶媒としてトル
エン900重量部を混合し塗液を調製した。次いでマイ
クログラビアコーターを用いて製造例1で作製したHC−
PET上に各塗液を塗布した。電子線照射器(岩崎電気社
製)により加速器電圧125kV、ビーム電流35mA
で吸収線量15Mradの電子線を照射し、塗液の硬化を行
って低屈折率材料の層が形成された減反射PETフィルム
を作製した。この際、瞬間マルチ測光システムを用いて
反射率が最小値を示す波長が550〜600nmになる
ように低屈折率材料の層の膜厚を調整した。得られた塗
液及び減反射フィルムについて、実施例1−1及び1−
2と同様に評価試験の測定を行った。結果を図11及び
表1に示す。
名、メルク社製、(1−(4−イソプロピルフェニル)−
2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン)を示
す。
液Gとを表2に示す配合割合で混合し単量体組成物を得
た。組成物それぞれにトルエン900重量部を混合し2
種類の塗液を調製した。次いで、実施例1−1及び1−
2と同様に低屈折率材料の層が形成された減反射PETフ
ィルムを作製し、各評価試験の測定を行った。結果を図
12、13及び表2に示す。
-10Pを表2に示す配合割合で混合し単量体組成物を得
た。組成物それぞれに溶媒としてトルエン900重量部
を混合し2種類の塗液を調製した。次いで、実施例1−
3及び1−4と同様に低屈折率材料の層が形成された減
反射PETフィルムを作製し、各評価試験の測定を行っ
た。結果を図14、15及び表2に示す。
CUR1116を表2に示す配合割合で混合し単量体組成物を
得た。組成物それぞれに溶媒としてトルエン900重量
部を混合し2種類の塗液を調製した。次いで、実施例1
−5及び1−6と同様に低屈折率材料及び高屈折材料の
層が積層された減反射TACフィルムを作製し、各評価試
験の測定を行った。結果を図16、17及び表2に示
す。
物E又はF17EDA、合成例7で合成した反応液G、及びDA
ROCUR1116を表2に示す配合割合で混合し単量体組成物
を得た。組成物それぞれに溶媒としてトルエン900重
量部を混合し2種類の塗液を調製した。次いで、実施例
1−7及び1−8と同様に低屈折率材料及び高屈折材料
の層が積層された減反射TACフィルムを作製し、各評価
試験の測定を行った。結果を図18、19及び表2に示
す。
合成例7で合成した反応液Gとを表3に示す配合割合で
混合し単量体組成物を得た。組成物それぞれにトルエン
900重量部を混合し2種類の塗液を調製した。次いで
実施例1−1及び1−2と同様に低屈折率材料の層が形
成された減反射PETフィルムを作製し、前記(ア)分
光反射率及び(イ)耐擦傷性の試験と、得られた塗液に
ついての(エ)屈折率の測定とを行った。結果を図2
0、21及び表3に示す。
を表3に示す配合割合で混合し単量体組成物を得た。組
成物それぞれに溶媒としてトルエン900重量部を混合
し2種類の塗液を調製した。次いで実施例1−3及び1
−4と同様に低屈折率材料の層が形成された減反射PET
フィルムを作製し、実施例3−1及び3−2と同様な評
価試験を行った。結果を図22、23及び表3に示す。
CUR1116を表3に示す配合割合で混合し単量体組成物を
得た。組成物それぞれに溶媒としてトルエン900重量
部を混合し2種類の塗液を調製した。次いで実施例1−
5及び1−6と同様に低屈折率材料及び高屈折率材料の
層が積層された減反射TACフィルムを作製し、実施例3
−1及び3−2と同様な評価試験を行った。結果を図2
4、25及び表3に示す。
した反応液G、及びDAROCUR1116を表3に示す配合割合
で混合し単量体組成物を得た。組成物それぞれにトルエ
ン900重量部を混合し2種類の塗液を調製した。つい
で、実施例1−7及び1−8と同様に低屈折率材料の層
が形成された減反射TACフィルムを作製し、実施例3
−1及び3−2と同様な評価試験を行った。結果を図2
6、27及び表3に示す。
す。)100重量部、溶媒としてトルエン900重量部
を混合し塗液を調製した。次いで、マイクログラビアコ
ーターを用いて製造例1で作製したHC−PET上に、各溶
液を塗布した。電子線照射器(岩崎電気社製)により加速
器電圧125kV、ビーム電流35mAで吸収線量15
Mradの電子線を照射し、コーティングされた単量体組成
物の硬化を行って低屈折率材料の層が形成された減反射
PETフィルムを作製した。この際、瞬間マルチ測光シス
テムを用いて反射率が最小値を示す波長が550〜60
0nmになるように低屈折率材料の層の膜厚を調整し
た。得られた塗液及び減反射フィルムについて、実施例
3−1及び3−2と同様な評価試験を行った。結果を図
28及び表3に示す。
合で混合しそれぞれに溶媒としてトルエン900重量部
を混合し2種類の塗液を調製した。次いで実施例1−5
及び1−6と同様に低屈折率材料の層が形成された減反
射TACフィルムを作製した。得られた塗液及び減反射
フィルムについて、実施例3−1及び3−2と同様な評
価試験を行った。結果を図29及び表3に示す。
ラフである。
ラフである。
ラフである。
ラフである。
ラフである。
ラフである。
ラフである。
ラフである。
である。
フである。
フである。
グラフである。
グラフである。
グラフである。
グラフである。
グラフである。
グラフである。
グラフである。
グラフである。
グラフである。
グラフである。
グラフである。
グラフである。
グラフである。
グラフである。
グラフである。
グラフである。
フである。
すグラフである。
Claims (4)
- 【請求項1】 下記式(1)で表される含フッ素多官能
(メタ)アクリル酸エステルを5〜100重量%含有する
単量体組成物と、無機化合物微粒子とを含む、無機化合
物微粒子含有単量体組成物。 【化1】 (式中R1、R2、R3及びR4は、同一又は異なる基であ
って、水素原子、アクリロイル基又はメタクリロイル基
を示し、且つR1及びR2の少なくとも一方及びR3及び
R4の少なくとも一方は、アクリロイル基又はメタクリ
ロイル基を示す。Rは、フッ素原子を2以上有する炭素
数2〜12のフルオロアルキレン基を表す。) - 【請求項2】 請求項1に記載の無機化合物微粒子含有
単量体組成物を重合硬化させてなる、屈折率1.49以
下の低屈折率材料。 - 【請求項3】 透明基板と、請求項2に記載の低屈折率
材料の層とを備えた減反射フィルム。 - 【請求項4】 透明基板と、請求項2に記載の低屈折率
材料の層との間に少なくとも1層以上の材料層を備えた
請求項3に記載の減反射フィルム。
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JP22488297A JP3724132B2 (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | 無機化合物微粒子含有含フッ素単量体組成物及び減反射フィルム |
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JPH1160637A true JPH1160637A (ja) | 1999-03-02 |
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