JPH116046A - 連続溶融金属メッキラインのドロス除去方法及び装置 - Google Patents

連続溶融金属メッキラインのドロス除去方法及び装置

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JPH116046A
JPH116046A JP16171997A JP16171997A JPH116046A JP H116046 A JPH116046 A JP H116046A JP 16171997 A JP16171997 A JP 16171997A JP 16171997 A JP16171997 A JP 16171997A JP H116046 A JPH116046 A JP H116046A
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plating
plating bath
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JP16171997A
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Hirobumi Ichiki
博文 一木
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続溶融金属メッキラインにおいて、移動磁
界による電磁力を用いてメッキ浴面に浮遊するドロスを
鋼帯の周辺から除去する方法及び装置を提供する。 【解決手段】 鋼帯付近のメッキ浴面上に移動磁界発生
コイル1対を設置し、鋼帯の幅方向に働く電磁力でメッ
キ浴面のドロスを鋼帯周辺より除去する。あるいは電磁
力でメッキ浴面のドロスを周辺より除去する一方、鋼帯
表面のメッキ金属の余剰分を電磁力で鋼帯端部に押しの
け、ガスワイピングノズルで払拭し、メッキ付着量の制
御を行う。この際メッキ浴直上以外にも移動磁界発生コ
イルを設置し、鋼帯のメッキ付着量の制御を行う。また
メッキ金属の付着量を測定できるメッキ付着量検出装置
及び、鋼帯の蛇行量を検出する蛇行検出装置を設置し、
その信号に基づいて各移動磁界発生コイルを独立に制御
し、メッキ金属を払拭する電磁力を適切な値に調整す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は連続溶融金属メッキ
ラインで鋼帯をメッキする際、メッキ浴表面に発生する
ドロスの鋼帯への付着を防止する方法及び装置に関し、
あるいはさらにドロスの付着防止と鋼帯のメッキ付着量
の制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】連続溶融金属メッキラインでは操業中に
メッキ浴表面にドロスが発生し、鋼帯がメッキ浴から引
き上げられる際にドロスが鋼帯に付着してしまい、品質
上鋼帯の外観及び品質の劣化の原因となっていた。従っ
てドロスを除去し、鋼帯の外観・品質劣化を防止するた
めに、従来はオペレータが手作業でドロスを回収してい
たが、高温のメッキ金属表面に浮いているドロスを柄杓
で汲み上げるため大変危険を伴う。
【0003】そこで、このドロスを自動的に除去・回収
する装置及び方法が種々考案されている。例えば特開平
5−125509号公報のようにドロスをメッキ金属ご
とポンプで汲み上げ、ドロスのみフィルターで回収した
後、メッキ金属はメッキ浴に戻す方法が提案されている
が、装置が大がかりになるばかりでなく、既存のメッキ
浴に容易に取り付けにくい等の短所があった。
【0004】また、鋼帯のメッキ付着量の制御に関して
は、メッキ浴から垂直に上昇する鋼帯の両面側にガスワ
イピングノズルを対向配置して、そのノズルより吐出す
るエアでメッキ金属の余剰分を払拭するガスワイピング
ノズル法が一般的に用いられているが、この方法を用い
ると、払拭されたメッキ金属がスプラッシュとなって飛
散し、それが鋼帯に付着するため外観を損なったり、ノ
ズルからのエア吐出音が大きいため、作業環境を悪化さ
せる原因となっていた。
【0005】このような問題の少ないメッキ金属の付着
量制御方法として、特開平6−136502号公報のよ
うに鋼帯の両面側に移動磁界発生コイルを対向設置し
て、該コイルの移動磁界により鋼帯にメッキ浴方向、つ
まり鋼帯の搬送方向と逆向きの電磁力を発生させ鋼帯に
付着したメッキ金属を払拭する方法が提案されている。
しかしこの方法では、鋼帯自身にメッキ浴方向への力が
働くことになり、鋼帯を搬送させる電動機に余分な負荷
ロスが加わってしまい、結果として電動機のコストアッ
プの原因となってしまう。
【0006】このスプラシュ及び電磁力による影響は、
メッキ金属の付着量を少なくしたり、メッキ処理を行う
速度が高速になるほど大きくなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる点に鑑
み、コンパクトな装置で、メッキ浴で発生するドロスを
確実に除去し、鋼帯に付着するのを防止する方法及び装
置を提供することを目的とする。また、ドロスの除去と
共に、メッキの付着量を制御する機能を有する装置の提
供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は既存のメッキ浴
に移動磁界発生コイルを取り付け、その磁界の一部また
は全部でドロスを鋼帯周辺より払拭する、また磁界の一
部をドロス除去に使用する場合、残りはメッキ付着量制
御に用いることを特徴とするものである。
【0009】具体的な方法としては、メッキ浴から垂直
に上昇する鋼帯を挟んで、メッキ浴の直上に設けられた
一対の移動磁界発生コイルの磁極間にメッキ浴面及び浴
中の鋼帯を貫くU字状の軌跡をなす磁界を発生させ、該
磁界が鋼帯の幅方向のいずれか一方向に移動することで
その移動方向と同じ向きの電磁力を発生させ、該電磁力
により磁界が貫いた部分のメッキ浴中のメッキ金属を鋼
帯の幅方向に対流させ、これによりメッキ浴面に浮遊す
るドロスを鋼帯の周辺から除去し、ドロスの鋼帯への付
着を防止する。
【0010】また、メッキ付着量制御の機能も持たせる
ための方法としては、メッキ浴から垂直に上昇する鋼帯
を挟んで、メッキ浴の直上に設けられた一対の移動磁界
発生コイルの磁極間に発生させる磁界の内、一部の磁界
はメッキ浴面及び浴中の鋼帯を貫くU字型の軌跡をなす
ようにし、該磁界が鋼帯の幅方向のいずれか一方向に移
動することでその移動方向と同じ向きの電磁力を発生さ
せ、該電磁力により磁界が貫いた部分のメッキ浴中のメ
ッキ金属を鋼帯の幅方向に対流させ、これによりメッキ
浴面に浮遊するドロスを鋼帯の周辺から除去し、ドロス
の鋼帯への付着を防止すると共に、残りの磁界はメッキ
浴直上の鋼帯表裏面を貫き、該磁界が前記メッキ浴面及
び浴中の鋼帯を貫く磁界と同じ方向に移動することで生
じる電磁力により、メッキ浴でメッキ処理された鋼帯表
面のメッキ金属の未凝固部分のうち余剰分を鋼帯の幅方
向端部へ引き寄せた後、ガスワイピングノズルから吐出
するエアにより鋼帯端部から外へ払拭することで、その
払拭されたメッキ金属のスプラッシュが再び鋼帯に付着
して鋼帯の外観を損なうことがないようにする。
【0011】さらに、メッキ浴の直上に設けられた一対
の移動磁界発生コイルの上部に、少なくとも一対以上設
けられた移動磁界発生コイルの磁極間に鋼帯表裏面のみ
を貫く磁界を発生させ、該磁界が鋼帯の幅方向に移動す
ることで発生する電磁力により、メッキ処理された鋼帯
表面のメッキ金属の未凝固部分のうち、余剰分を鋼帯の
幅方向端部へ引き寄せた後、ガスワイピングノズルから
吐出するエアにより鋼帯端部から外へ払拭し、さらに全
ての移動磁界発生コイルにより鋼帯に働く電磁力が、鋼
帯幅方向の左右のいずれかで大きくなることなく、左方
向と右方向の電磁力の和が等しくなるようにしたことに
よりさらに精度よくメッキ付着量の制御を行う。
【0012】具体的な装置としては、メッキ浴から垂直
に上昇する鋼帯の両面側でかつメッキ浴の直上に1対の
移動磁界発生コイルを、その磁極が各々鋼帯及びメッキ
浴面を指向するように逆ハの字型に設置し、メッキ浴直
上の鋼帯と、メッキ浴中のメッキ金属のそれぞれにおい
て鋼帯幅方向の電磁力を発生させ、該メッキ浴直上の鋼
帯に働く電磁力により鋼帯表裏面に付着した未凝固の余
剰メッキ金属を鋼帯幅方向端部に引き寄せた後、さらに
該鋼帯を挟んで鋼帯の端部に一対設けたガスワイピング
ノズルで該余剰メッキ金属を鋼帯端部から外へ払拭する
一方、前記メッキ浴中のメッキ金属に発生した電磁力に
よりメッキ浴中のドロスを鋼帯幅方向に移動させ、さら
にメッキ浴から垂直に上昇する鋼帯をコの字形の樋で囲
み、該樋の下端がメッキ浴面に浸漬するように設置し、
電磁力で移動させたドロスを該樋の開放面からそのまま
樋の領域外に移動させると共に、前記メッキ浴直上の移
動磁界発生コイルよりも上部に少なくとも一対以上の移
動磁界発生コイルを適宜間隔をおいて、その磁極が鋼帯
を指向するように水平に設置し、各対において鋼帯幅方
向に電磁力を発生させ、その電磁力により鋼帯に付着し
た未凝固の余剰メッキ金属を鋼帯幅方向端部に引き寄
せ、さらに鋼帯を挟んで鋼帯の端部に該移動磁界発生コ
イルと同数対設けたガスワイピングノズルで、引き寄せ
られた該余剰メッキ金属を鋼帯端部から外へ払拭するよ
うに構成する。
【0013】また、メッキ金属の付着量を測定するメッ
キ付着量検出装置及び鋼帯の蛇行量を検出する蛇行検出
装置を移動磁界コイルの後段に配設し、各検出装置によ
って検出されたメッキ付着量及び鋼帯幅方向の蛇行量に
応じて移動磁界発生コイルに流す電流の電流値、周波数
値を指令する制御回路を設け、その指令を受けて該電流
値、該周波数値通りの電流を移動磁界発生コイルに流す
移動磁界発生コイル駆動回路を設けることにより、検出
されたメッキ付着量と予め設定されたメッキ付着量の差
に応じてメッキ金属を払拭するための電磁力の強弱を調
整し、また鋼帯幅方向の蛇行量に応じ蛇行を修正する方
向の電磁力が強く、蛇行を広げる方向の電磁力が弱く調
整するように構成するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】図1に発生する移動磁界を全てド
ロス除去に利用する場合の本発明の1実施例であるメッ
キ浴付近の側面図、図2、図3に本発明の実施例である
移動磁界発生コイル、鋼帯、メッキ浴面、樋の位置関係
の側面図、図4に図2,3の平面図を示す。
【0015】図1に示すメッキ浴1内のメッキ金属12
からシンクロール13を介し垂直に引き上げられる鋼帯
2の周囲を、コの字型の樋10で囲み、鋼帯2の両面側
に相対向して1対の移動磁界発生コイル3Aを磁極が下
を向くように設置する。
【0016】その際、図2、図3のように移動磁界発生
コイル3Aはメッキ浴の直上に設け、コの字型の樋10
の下端はメッキ浴1中に浸漬するように設置する。また
図4のように樋10はその開放された面が、移動磁界発
生コイル3Aの発生する磁界の移動方向となる鋼帯2の
端部側に位置するように設置する。また、図1のように
メッキ浴1から上昇した鋼帯2は上部にあるデフレクタ
ロール14で方向を曲げられ、次の工程へ移る。
【0017】次に移動磁界発生コイル3Aより発生する
移動磁界について説明する。図2に示すように移動磁界
発生コイル3Aはメッキ浴1の直上に磁極が下を向くよ
うに設置されているため、移動磁界発生コイル3Aの一
方から他方に向かって、メッキ浴面を貫き、浴内で向き
を変えながら鋼帯2を貫き、再び浴面を貫き抜ける全体
としてU字型の軌跡をした磁界を発生する。
【0018】このU字型の磁界が図4に示すように鋼帯
2の幅方向に移動することにより、メッキ浴中のメッキ
金属12において鋼帯2の幅方向に電磁力が生じ、この
電磁力により鋼帯2周辺のメッキ浴面に浮遊するドロス
11がメッキ金属12ごと鋼帯2の幅方向に移動する。
従ってメッキ浴面のドロス11が鋼帯2の周辺から除去
される。
【0019】本実施例では磁界の移動方向が、コの字型
の樋10の開放された面を向くように設置しているの
で、メッキ金属12と共にドロス11が樋10の開放面
からそのまま樋10の領域外に移動する。ここで、メッ
キ浴面に浮遊するドロス11がメッキ金属12と共に払
拭される際、図4のようにドロス11は樋10で囲まれ
た領域外に移動したままで、再び鋼帯の周辺に戻ってこ
ようとしても樋10によってブロックされるが、メッキ
金属12はメッキ浴内を対流するので樋10で囲まれた
領域のメッキ金属12が移動してなくなることはない。
【0020】以上のような手段により、鋼帯2がメッキ
浴1をくぐってメッキされる際、従来のようにドロス1
1が付着することを防止することができる。
【0021】次にドロス除去と共にメッキ付着量の制御
を行う第2の実施例について説明する。図5に第2の実
施例である移動磁界をドロス除去及びメッキ付着量制御
の両方に用いる場合のメッキ浴付近の側面図、図6
(a),(b)にメッキ浴直上に位置する移動磁界発生
コイル、鋼帯、メッキ浴面、樋、ガスワイピングノズル
の位置関係の側面図、図6(c)にメッキ浴直上以外に
位置する移動磁界発生コイル、鋼帯、ガスワイピングノ
ズルの位置関係の側面図、図7に図6(a)の平面図、
図8(a)に第2の実施例における移動磁界発生コイ
ル、ガスワイピングノズルの配置を示す図を示し、図8
(b)は同図(a)のA−A断面で見た断面図、図8
(c)は同図(a)のB−B断面で見た断面図である。
【0022】図9は移動磁界発生コイル、ガスワイピン
グノズルの配置を示す図で、電磁力により鋼帯端部に押
されたメッキ金属をガスワイピングノズルで払拭するメ
カニズムを図8(c)のガスワイピングノズル付近を例
にとり詳細に記述したものを示す。
【0023】図5、図6(a),(b)、図7のように
メッキ浴1から垂直に上昇する鋼帯2の周囲をコの字型
の樋10で囲み、鋼帯2の両面側に相対向して1対の移
動磁界発生コイル3Aをメッキ浴1の直上に、その磁極
がメッキ浴面と鋼帯を向くようにメッキ浴面に向かっ
て、逆ハの字型に設置する。
【0024】さらに、図5、図6(c)、図8に示すよ
うに、移動磁界発生コイル3Aの上部に1対の移動磁界
発生コイル3Bを設置する。但し、磁界発生コイル3B
は鋼帯2の両面を磁極で挟む位置に、かつ移動磁界の進
行方向が鋼帯幅方向に向くように対向設置する。本実施
例では、移動磁界発生コイル3A以外に移動磁界発生コ
イル3Bを1対設置しているが、移動磁界発生コイル3
Bは必要に応じて複数対設けてもよい。
【0025】また、メッキ金属を払拭するガスワイピン
グノズル4を磁界の移動方向先である鋼帯2の幅方向上
端部で、かつそれぞれの移動磁界発生コイル3A,3B
の直上に鋼帯を挟んで一対ずつ設置する。さらにメッキ
金属の固化した鋼帯2のメッキ付着量を測定するために
メッキ付着量検出装置5、鋼帯2の蛇行量を測定するた
めに蛇行検出装置6をそれぞれ移動磁界発生コイル3
A,3Bの後段に設置する。移動磁界発生コイル3Bが
複数対ある場合は当然それぞれの移動磁界発生コイル3
Bにおいて、ガスワイピングノズルを設置する。
【0026】次に移動磁界発生コイル3A,3Bにより
発生する磁界について説明する。移動磁界発生コイル3
Aは逆ハの字型でかつメッキ浴面に接近させて設置して
いるので、移動磁界発生コイル3Aより発生する磁界は
図6(a)のような軌跡となり、一部は移動磁界発生コ
イル3Aの一方から他方に向かってメッキ浴面を貫き、
浴内で向きを換えながらメッキ浴1中の鋼帯2を貫き、
再び浴面を貫き抜ける。このU字状の磁界が図7に示す
ように鋼帯2の幅方向に移動することにより、メッキ浴
中のメッキ金属12において鋼帯2の幅方向に電磁力が
生じ、この電磁力により鋼帯2周辺のメッキ浴面に浮遊
するドロス11がメッキ金属12ごと鋼帯2の幅方向に
移動する。従ってメッキ浴面のドロス11が鋼帯2の周
辺から除去される。
【0027】本実施例では図4と同じように磁界の移動
方向が、コの字型の樋10の開放された面を向くように
設置しているので、ドロス11がメッキ金属12と共に
払拭される際、ドロス11は樋10で囲まれた領域外に
移動したままであるが、メッキ金属12はメッキ浴内を
対流するので樋10で囲まれた領域のメッキ金属12が
移動してなくなることはない。
【0028】また、図6(a)に示すように、移動磁界
発生コイル3Aにより発生する磁界の一部はメッキ浴1
の直上において移動磁界発生コイル3Aの一方から他方
に向かって直接鋼帯2を貫く。この磁界が、図8(c)
及び図9に示すように、メッキ浴直上の鋼帯2の幅方向
に移動することにより、電磁力が発生し、この電磁力に
より鋼帯2の表裏面のメッキ金属12の未凝固分が電磁
力により鋼帯2の幅方向端部に引き寄せられる。この鋼
帯2の幅方向端部に集まったメッキ金属12を、鋼帯2
の両面側において幅方向端部に設けた一対のガスワイピ
ングノズル4で払拭する。ここでガスワイピングノズル
4から吹き出すエアは鋼帯2の幅方向端部に集まったメ
ッキ金属12を鋼帯2の端部より外に吹き払うため、払
拭されたメッキ金属12のスプラッシュが再度鋼帯2に
付着することはなく、鋼帯2の外観も損なわれることが
ない。
【0029】本実施例では図6(a)のように移動磁界
発生コイル3Aを設置しているが、例えば図6(b)の
ように移動磁界発生コイル3Aの断面の形状を五角形に
することで発生する移動磁界が二方向に分離して発生し
やすくなるようにしてもよい。この場合も磁界による作
用は前述した図6(a)の移動磁界発生コイル3Aの場
合と同様である。
【0030】次に移動磁界発生コイル3Bについてであ
るが、移動磁界発生コイル3Aの上部に設けられた移動
磁界発生コイル3Bは、鋼帯2の両面を磁極で挟むよう
に設置しているため、図6(c)に示すように移動磁界
発生コイル3Bの一方から他方に向かって鋼帯を垂直に
貫く磁界のみを発生する。この磁界による作用は前述し
た移動磁界発生コイル3Aの電磁力により鋼帯2のメッ
キ金属を払拭する場合と同様であり、図8(b)に示す
ように磁界が鋼帯2の表裏面において鋼帯2の幅方向に
移動することにより、電磁力が発生し、この電磁力によ
り鋼帯2の表裏面のメッキ金属12の未凝固分が電磁力
により鋼帯2の幅方向端部に引き寄せられる。この鋼帯
2の幅方向端部に集まったメッキ金属12を、鋼帯2を
挟んで鋼帯2の幅方向端部に設けた一対のガスワイピン
グノズル4で払拭する。
【0031】次にこれらの移動磁界発生コイル3A,3
Bから発生する磁界の移動方向についてであるが、図8
のように移動磁界発生コイル3A,3Bの磁界の移動方
向を逆向きにすることにより鋼帯2に加わる電磁力の向
きがそれぞれ逆向きとなるようにする。さらに、移動磁
界発生コイル3A,3Bにより発生する左右の電磁力の
和が同じになるようにする。これにより鋼帯2の幅方向
左右に作用する電磁力はバランスがとれるのでより安定
した形で鋼帯2を搬送することができる。また、移動磁
界発生コイルが3対以上の場合も、本実施例のような2
対の場合と同様に左右それぞれに設置された移動磁界発
生コイルにより発生する左右の電磁力の和が同じになる
ようにする。
【0032】図10に本発明を応用した連続溶融金属メ
ッキラインの制御回路を示す。メッキ厚の変動を抑える
ために、図5で示したメッキ付着量検出装置5でメッキ
付着量を測定し、このメッキ付着量検出装置5からの信
号をもとに、制御回路7で移動磁界発生コイル3A,3
Bに流す電流値、周波数の指令を出す。この指令を受け
て移動磁界発生コイル駆動回路8,9でメッキ厚みの値
に応じて移動磁界発生コイル3A,3Bに流す電流値及
び周波数を変えて発生させる磁界の強度を調整する。
【0033】一方、連続溶融金属メッキラインは鋼帯2
の熱的な膨張・収縮や、設備の機械的な要因でしばしば
蛇行が発生し、鋼帯2の破断等のトラブルの原因とな
る。本発明では、このような蛇行の修正を行うこともで
きる。つまり、この蛇行を抑制するために図5で示した
蛇行検出装置6を設け、幅方向の蛇行代に応じて蛇行を
修正する方向の電磁力が大きく、かつ蛇行を広げる方向
の電磁力が小さくなるように制御回路7で移動磁界発生
コイル3A,3Bに流す電流値、周波数の指令を出す。
この指令を受けて、移動磁界発生コイル駆動回路8,9
で移動磁界発生コイル3A,3Bに流す電流、周波数を
調整する。
【0034】ここではメッキ付着量検出装置5からの付
着量信号及び蛇行検出装置6よりの蛇行量信号を一つの
制御回路7に取り込み、該制御回路7から移動磁界発生
コイル3Aに接続する移動磁界発生コイル駆動回路8及
び移動磁界発生コイル3Bに接続する移動磁界発生コイ
ル駆動回路9に電流設定値を出力し、その信号に基づき
移動磁界発生コイル3A,3Bを上下独立に制御してい
る。制御回路7では、メッキ付着量検出装置5及び蛇行
検出装置6からの信号を受け、両信号を加味した電流
値、周波数の出力を行う。
【0035】本発明は溶融金属メッキラインの鋼帯表面
にドロスが付着して鋼帯表面の外観を損ねるのを防止す
ることにあるが、再利用を目的としたドロスの回収を行
う場合には該移動磁界により樋の領域外に払拭されたド
ロスをコンベア等で汲み上げ、メッキ浴の外部にあるド
ロス回収用バケットまで運搬し、バケットに回収すれば
よい。
【0036】このように第2の実施例によれば従来より
も非常にコンパクトな装置、つまり移動磁界発生コイル
でメッキ浴中のメッキ金属及びメッキ処理された鋼帯の
両方に移動磁界を発生させることにより、メッキ浴から
上昇する鋼帯にドロスが付着することを防止するのみな
らず、併せてメッキ量の付着制御を行うことが可能とな
る。また電流量、周波数の変更により鋼帯の蛇行の問題
も解消することができる。
【0037】
【実施例】鋼帯2は厚さ1mm、幅2m、各移動磁界発生
コイルは高さ300mm、幅2000mmの寸法のものを鋼
板の幅方向中心と各移動磁界発生コイルの幅方向中心が
一致するように設置した。また、樋は高さ300mm、幅
3m、長さ3mの寸法のものとし、樋は高さ方向の下部
約100mmをメッキ浴に浸す。また、図5のようにメッ
キ浴に一番近い対を水平より30゜傾けた。
【0038】移動磁界発生コイルはメッキ浴に一番近い
対を最大70000AT、60Hzとし、それ以外は各相当
たり最大60000AT、60Hzとし、またメッキ付着量
測定装置5及び蛇行検出装置6からの信号をもとにして
制御回路7にて演算した電流指令値を各移動磁界駆動回
路8,9に入力する。
【0039】ここで、例えば電流値を、メッキ付着量測
定装置5からの信号で移動磁界発生コイル3A,3Bへ
50%アップ、蛇行検出装置6からの信号で該移動磁界
発生コイル3Aに20%アップ、3Bに17%ダウンさ
せる必要があるとき、おのおのの指令値を掛け合わせた
指令値、つまり移動磁界発生コイル3Aには80%アッ
プ、3Bには25%アップの電流値指令を該制御回路7
より該移動磁界発生コイル駆動回路8,9に入力する。
【0040】
【発明の効果】このように本発明によれば、メッキ浴表
面に発生するドロスがメッキ処理後の鋼帯に付着して鋼
帯の外観が損なわれることがなくなる。このドロスの払
拭力は移動磁界発生コイルの代わりに4.5kg/cm2
エアノズルを利用してドロスを払拭した場合と比べ、図
5の場合では同等の払拭力、図1の場合では約2倍の払
拭力が得られる。
【0041】また、メッキ付着量はガスワイピングノズ
ルのみでメッキ金属を払拭した場合に比べ、同等または
それ以上のメッキ金属の払拭が可能になる。また金属ス
プラッシュによる鋼帯のメッキ面の外観も損なわれるこ
とはない。また、本移動磁界発生コイルは、従来の電磁
力が鋼帯の搬送方向と逆向きになるように設置してメッ
キ金属の払拭を行った場合に比べ、電磁力による電動機
の搬送ロスが約10%減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動磁界を全てドロス除去に用いる場合の本発
明の実施例におけるメッキ浴付近の側面図。
【図2】移動磁界を全てドロス除去に用いる場合の本発
明の実施例における移動磁界発生コイル、鋼帯、メッキ
浴面、樋の位置関係を示す側面図。
【図3】移動磁界を全てドロス除去に用いる場合の本発
明の実施例における移動磁界発生コイル、鋼帯、メッキ
浴面、樋の位置関係を示す側面図。
【図4】移動磁界を全てドロス除去に用いる場合の本発
明の実施例における移動磁界発生コイル、鋼帯、メッキ
浴面、樋の位置関係を示す平面図。
【図5】移動磁界の一部をドロス除去に用いる場合の本
発明の実施例におけるメッキ浴付近の側面図。
【図6】(a)は移動磁界の一部をドロス除去に用いる
場合の本発明の実施例における移動磁界発生コイル、鋼
帯、メッキ浴面、樋の位置関係を示す側面図、(b)は
移動磁界の一部をドロス除去に用いる場合の本発明の実
施例における移動磁界発生コイル、鋼帯、メッキ浴面、
樋の位置関係を示す側面図、(c)はメッキ浴直上以外
に位置する場合の本発明の実施例における移動磁界発生
コイル、鋼帯、ガスワイピングノズルの位置関係を示す
側面図。
【図7】移動磁界の一部をドロス除去に用いる場合の本
発明の実施例を示す図6(a),(b)の平面図。
【図8】(a)は移動磁界の一部をドロス除去に用いる
場合の本発明の実施例における移動磁界発生コイル、ガ
スワイピングノズルの配置図、(b)は図8(a)のA
断面で見た断面図、(c)は図8(b)のB断面で見た
断面図。
【図9】移動磁界の一部をドロス除去に用いる場合の本
発明の実施例における移動磁界発生コイル、ガスワイピ
ングノズルの配置を示す図で、電磁力により綱帯端部に
押しやられたメッキ金属をガスワイピングノズルで払拭
するメカニズム。
【図10】メッキ付着量検出器,蛇行検出器からの信号
をもとに移動磁界発生コイルを制御する制御回路。
【符号の説明】
1 :メッキ浴 2 :鋼帯 3A,3B:磁界発生コイル 4 :ガスワイピングノズル 4 :ガスワイピングノズル 5 :メッキ付着量検出装置 6 :蛇行検出装置 7 :制御回路 8,9 :移動磁界発生コイル駆動回路 10 :樋 11 :ドロス 12 :メッキ金属 13 :シンクロール 14 :デフレクタロール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メッキ浴を通過する鋼帯に、メッキ浴面
    に浮遊するドロスが付着することを防止する連続溶融金
    属メッキラインのドロス除去方法であって、メッキ浴か
    ら垂直に上昇する鋼帯を挟んで、メッキ浴の直上に設け
    られた一対の移動磁界発生コイルの磁極間にメッキ浴面
    及び浴中の鋼帯を貫くU字型の軌跡をなす磁界を発生さ
    せ、該磁界が鋼帯の幅方向のいずれか一方向に移動する
    ことでその移動方向と同じ向きの電磁力を発生させ、該
    電磁力により磁界が貫いた部分のメッキ浴中のメッキ金
    属を鋼帯の幅方向に対流させ、これによりメッキ浴面に
    浮遊するドロスを鋼帯の周辺から除去し、ドロスの鋼帯
    への付着を防止することを特徴とする連続溶融金属メッ
    キラインのドロス除去方法。
  2. 【請求項2】 メッキ浴を通過する鋼帯に、メッキ浴面
    に浮遊するドロスが付着することを防止する連続溶融金
    属メッキラインのドロス除去方法であって、メッキ浴か
    ら垂直に上昇する鋼帯を挟んで、メッキ浴の直上に設け
    られた一対の移動磁界発生コイルの磁極間に発生させる
    磁界の内、一部の磁界はメッキ浴面及び浴中の鋼帯を貫
    くU字型の軌跡をなすようにし、該磁界が鋼帯の幅方向
    のいずれか一方向に移動することでその移動方向と同じ
    向きの電磁力を発生させ、該電磁力により磁界が貫いた
    部分のメッキ浴中のメッキ金属を鋼帯の幅方向に対流さ
    せ、これによりメッキ浴面に浮遊するドロスを鋼帯の周
    辺から除去し、ドロスの鋼帯への付着を防止すると共
    に、残りの磁界はメッキ浴直上の鋼帯表裏面を貫き、該
    磁界が前記メッキ浴面及び浴中の鋼帯を貫く磁界と同じ
    方向に移動することで生じる電磁力により、メッキ浴で
    メッキ処理された鋼帯表面のメッキ金属の未凝固部分の
    うち余剰分を鋼帯の幅方向端部へ引き寄せた後、ガスワ
    イピングノズルから吐出するエアにより鋼帯端部から外
    へ払拭することを特徴とする連続溶融金属メッキライン
    のドロス除去方法。
  3. 【請求項3】 メッキ浴から垂直に上昇する鋼帯を挟ん
    で、メッキ浴の直上に設けられた一対の移動磁界発生コ
    イルの上部に、少なくとも一対以上設けられた移動磁界
    発生コイルの磁極間に鋼帯表裏面のみを貫く磁界を発生
    させ、該磁界が鋼帯の幅方向に移動することで発生する
    電磁力により、メッキ処理された鋼帯表面のメッキ金属
    の未凝固部分のうち、余剰分を鋼帯の幅方向端部へ引き
    寄せた後、ガスワイピングノズルから吐出するエアによ
    り鋼帯端部から外へ払拭し、さらに全ての移動磁界発生
    コイルにより鋼帯に働く電磁力が、鋼帯幅方向の左右の
    いずれかで大きくなることなく、左方向と右方向の電磁
    力の和が等しくなるようにしたことを特徴とする請求項
    2記載の連続溶融金属メッキラインのドロス除去方法。
  4. 【請求項4】 メッキ浴を通過する鋼帯に、メッキ浴面
    に浮遊するドロスが付着することを防止する連続溶融金
    属メッキラインのドロス除去装置であって、メッキ浴か
    ら垂直に上昇する鋼帯の両面側でかつメッキ浴の直上に
    1対の移動磁界発生コイルを、その磁極が各々鋼帯及び
    メッキ浴面を指向するように逆ハの字型に設置し、メッ
    キ浴直上の鋼帯と、メッキ浴中のメッキ金属のそれぞれ
    において鋼帯幅方向の電磁力を発生させ、該メッキ浴直
    上の鋼帯に働く電磁力により鋼帯表裏面に付着した未凝
    固の余剰メッキ金属を鋼帯幅方向端部に引き寄せた後、
    さらに該鋼帯を挟んで鋼帯の端部に一対設けたガスワイ
    ピングノズルで該余剰メッキ金属を鋼帯端部から外へ払
    拭する一方、前記メッキ浴中のメッキ金属に発生した電
    磁力によりメッキ浴中のドロスを鋼帯幅方向に移動さ
    せ、さらにメッキ浴から垂直に上昇する鋼帯をコの字形
    の樋で囲み、該樋の下端がメッキ浴面に浸漬するように
    設置し、電磁力で移動させたドロスを該樋の開放面から
    そのまま樋の領域外に移動させると共に、前記メッキ浴
    直上の移動磁界発生コイルよりも上部に少なくとも一対
    以上の移動磁界発生コイルを適宜間隔をおいて、その磁
    極が鋼帯を指向するように水平に設置し、各対において
    鋼帯幅方向に電磁力を発生させ、その電磁力により鋼帯
    に付着した未凝固の余剰メッキ金属を鋼帯幅方向端部に
    引き寄せ、さらに鋼帯を挟んで鋼帯の端部に該移動磁界
    発生コイルと同数対設けたガスワイピングノズルで、引
    き寄せられた該余剰メッキ金属を鋼帯端部から外へ払拭
    する如くなしたことを特徴とする連続溶融金属メッキラ
    インのドロス除去装置。
  5. 【請求項5】 メッキ金属の付着量を測定するメッキ付
    着量検出装置及び鋼帯の蛇行量を検出する蛇行検出装置
    を移動磁界コイルの後段に配設し、各検出装置によって
    検出されたメッキ付着量及び鋼帯幅方向の蛇行量に応じ
    て移動磁界発生コイルに流す電流の電流値、周波数値を
    指令する制御回路を設け、その指令を受けて該電流値、
    該周波数値通りの電流を移動磁界発生コイルに流す移動
    磁界発生コイル駆動回路を設けることにより、検出され
    たメッキ付着量と予め設定されたメッキ付着量の差に応
    じてメッキ金属を払拭するための電磁力の強弱を調整
    し、また鋼帯幅方向の蛇行量に応じ蛇行を修正する方向
    の電磁力が強く、蛇行を広げる方向の電磁力が弱く調整
    するように構成したことを特徴とする請求項4記載の連
    溶融金属メッキラインのメッキ付着量制御装置。
JP16171997A 1997-06-18 1997-06-18 連続溶融金属メッキラインのドロス除去方法及び装置 Withdrawn JPH116046A (ja)

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