JPH1159679A - ボビン用パレット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボビンを垂直姿勢、斜め姿勢で支持できるパ
レットとする。 【解決手段】 枠体７に前後一対の下部支持横材２１を
取付け、枠体７に設けた前側の左右支柱１５，１６と後
側の左右支柱１５，１６に跨って前側支持横材３０、後
側支持横材３１を取付け、この前側・後側支持横材３
０，３１、を第２支持面を斜め上向きとして取付けるこ
とでボビン４０の一対のフランジ４２を各支持面に接し
て垂直姿勢に支持できるし、第１支持面を斜め上向きと
して取付けることでボビン４０の一方のフランジ４２が
第１支持面に接し、他方のフランジ４２がプレートに接
してボビン４０が斜め姿勢となるようにしたパレットで
ある。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、長尺物を巻掛ける
ボビンをトラックなどで輸送する際に用いるボビン用パ
レットに関する。

【０００２】

【従来の技術】長尺物を巻掛けるボビンは、長尺物を巻
掛ける円筒形状の芯と、この芯の軸方向両端部に設けた
一対の円板状のフランジで形成してある。このボビンの
芯に長尺物をフランジよりも大径とならない程度に巻掛
けるのが一般的である。

【０００３】長尺物を巻掛けたボビン、長尺物を巻掛け
ていない空のボビンはフランジのため回転動し易く、長
尺物を巻掛けたボビンをトラックなどで輸送する場合に
は、木製のスキッドに複数のボビンを、そのフランジの
周縁部がスキッドに接するように（つまり芯の軸方向が
水平となる垂直姿勢）載置し、スチールバンドをスキッ
ドとボビンに掛け回してボビンをスキッドに固定し、複
数のボビンを回転動しないように梱包している。

【０００４】このように、複数のボビンを垂直姿勢とし
て梱包することで隣接するボビンのフランジ相互が接す
るから、平面の大きさが小さく、小さな面積部分に載置
できる。これによって、載置部を有効利用してボビンを
回転動しないように安定した状態で輸送できる。

【０００５】また、空のボビンの場合にはボビンの芯の
軸方向が垂直方向に向う水平姿勢としてフランジの側面
を載置し、そのボビンのフランジに他のボビンのフラン
ジの側面を重ね合せている。

【０００６】このように、空のボビンを水平姿勢として
段積みすることで、載置部を有効利用してボビンを回転
動しないように安定した状態で輸送できる。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】前述のように、スキッ
ドとスチールバンドを用いて梱包するのは大変面倒であ
るし、スキッドとスチールバンドが使い捨てのために輸
送のための経費が高くなる。

【０００８】また、空のボビンを水平姿勢で段積みする
には、１つ毎のボビンを運搬するので、その作業が面倒
で時間が掛る。

【０００９】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにしたボビン用パレットを提供することを目的とす
る。

【００１０】

【課題を解決するための手段】第１の発明は、少なくと
も下面と上面が開口した本体２０の下部寄りに前後一対
の下部支持横材２１を取付け、前記本体２０の上部寄り
に前側支持横材３０と後側支持横材３１を、その第１支
持面３０ａ，３１ａが実際の支持面となる第１の状態と
第２支持面３０ｂ，３１ｂが実際の支持面となる第２の
状態とに取付け可能に取付け、前記各下部支持横材２１
の支持面と前側支持横材３０の実際の支持面と後側支持
横材３１の実際の支持面は、同一円弧軌跡上にほぼ位置
し、かつ前記各支持面にボビン４０のフランジ４２外周
面を当接した時にフランジ４２上部が本体２０上部より
も突出するものとし、前記、前側支持横材３０の第１支
持面３０ａ，後側支持横材３１の第１支持面３１ａは、
ボビン４０の一方のフランジ４２の外周面が接する低い
支持面と、この低い支持面と連続し一方のフランジ４２
の側面が接する傾斜支持面と、ボビン４０の他方のフラ
ンジ４２の外周面が接する高い支持面を有する形状であ
ることを特徴とするボビン用パレットである。

【００１１】第２の発明は、第１の発明における前記前
側支持横材３０、後側支持横材３１の第１、第２支持面
３０ａ，３１ａ，３０ｂ，３１ｂの長手方向長さを、複
数のボビン４０を支持可能な長さとし、前側支持横材３
０の第１支持面３０ａ、後側支持横材３１の第１支持面
３１ａは、ボビン４０の一方のフランジ４２の外周面が
接する低い支持面と、この低い支持面と連続し一方のフ
ランジ４２の側面が接する傾斜支持面と、ボビン４０の
他方のフランジ４２の外周面が接する高い支持面を長手
方向に間隔を置いて交互に複数有する形状であるボビン
用パレットである。

【００１２】第３の発明は、第１又は第２の発明におい
て、支持脚を有する下部本体１４と、この下部本体１４
に取付けた前後一対の左側支柱１５と、下部本体１４に
取付けた前後一対の右側支柱１６で本体２０とし、前記
下部本体１４に前後一対の下部支持横材２１を取付け、
各支柱に、ほぼＶ字状の支持部２３を有する受け片２２
を取付け、前記前側支持横材３０と後側支持横材３１
を、前記受け片２２の支持部２３に嵌合する矩形断面の
長尺材とし、前側支持横材３０、後側支持横材３１をほ
ぼ９０度回転して受け片２２の支持部２３に嵌合するこ
とで第１支持面３０ａ，３１ａと第２支持面３０ｂ，３
１ｂの一方が斜め上向きとなるようにしたボビン用パレ
ットである。

【００１３】

【作 用】第１の発明によれば、前側支持横材３０、
後側支持横材３１を第２の状態として取付けて、ボビン
４０を垂直姿勢で乗せるとその各第２支持面３０ｂ，３
１ｂと一対の下部支持横材２１にボビン４０の一対のフ
ランジ４２外周面がそれぞれ当接し、長尺物を巻掛けた
ボビン４０を垂直姿勢として安定した状態で支持でき
る。

【００１４】したがって、長尺物を巻掛けたボビン４０
を梱包したりせずに垂直姿勢として安定した状態で支持
できるし、再利用できるパレットとなる。

【００１５】また、前側支持横材３０、後側支持横材３
１を第１の状態として取付けてボビン４０を垂直姿勢で
乗せると、ボビン４０の一方のフランジ４２の外周面が
低い支持面に接し、かつそのフランジの側面が傾斜支持
面に接し、他方のフランジ４２の外周面が高い支持面に
接してボビン４０は斜めの姿勢となり、フランジ４２の
上部と下部の左右方向位置がずれる。

【００１６】したがって、空のボビン４０を乗せた複数
のパレットを段積みした時に、下のパレットのボビン４
０のフランジ４２上部と上のパレットのボビン４０のフ
ランジ４２下部とが上下方向にオーバーラップし、段積
みした複数のパレットの全高を低くできる。

【００１７】第２の発明によれば、長尺物を巻掛けたボ
ビン４０、空のボビン４０を複数個乗せることができ
る。

【００１８】第３の発明によれば、パレットを載置した
時に載置面との間に空間が生じ、その空間にフォークリ
フトのフォーク爪を挿入できるから、フォークリフトで
運搬できる。

【００１９】前側支持横材３０、後側支持横材３１は受
け片２２の支持部２３に嵌合することで取付けてあるか
ら、その前側支持横材３０、後側支持横材３１を簡単な
操作で第１の状態、第２の状態に取付けできる。

【００２０】

【発明の実施の形態】図１ないし図４に示すように、前
後一対の左側縦材１，１と、前後一対の右側縦材２，２
と、一対の左側縦材１，１間に横架した左側横材３と、
一対の右側縦材２，２間に横架した右側横材４と、前側
の左側縦材１と前側の右側縦材２に亘って横架した前側
横材５と、後側の左側縦材１と後側の右側縦材２に亘っ
て横架した後側横材６で平面形状矩形状の枠体７を形成
し、前記各縦材は各横材よりも下方に突出して支持脚を
形成している。

【００２１】前記前側横材５と後側横材６に亘って補強
材８が横架してあり、前記左側横材３、右側横材４の下
面には左側補助材９、右側補助材１０がそれぞれ固着さ
れ、この左側補助材９の下面と左側縦材１に亘って左側
横板１１が固着され、右側補助材１０の下面と右側縦材
２に亘って右側横板１２が固着してある。これによっ
て、左右両側に前後に連続した支持脚を形成している。
前記補強材８の下面に中間支持脚１３が固着してある。

【００２２】これによって、支持脚を有し、載置面との
間にフォーク爪挿入用の空間を形成する下部本体１４を
形成している。また、枠体７が補強材８で剛性大となる
し、載置面に接地する支持脚の剛性が大となるから、枠
体７に大重量が使用しても変形したりせずに確実に載置
面に載置できる。なお、図１ないし図４においては、縦
材と支持脚を一体としてあるが、別体としても良い。

【００２３】前記枠体７の各縦材には前後一対の左側支
柱１５，１５と前後一対の右側支柱１６，１６がそれぞ
れ固定してある。具体的には、各縦材は矩形中空形状
で、その中空部に各支柱の下部が嵌合して固定してあ
る。この各支柱と各縦材は一体としても良いし、各支柱
と各縦材と各支持脚を一体としても良い。

【００２４】前記各支柱の上部には突起部１７がそれぞ
れ設けてあり、この突起部１７は各縦材１，２に嵌合す
る形状としてある。前記一対の左側支柱１５間には左側
補強材１８が横架してあり、一対の右側支柱１６間には
右側補強材１９が横架してある。

【００２５】前記下部本体１４と各支柱で本体２０を形
成している。この本体２０は段積み可能としてある。こ
の本体２０は縦板を方形枠状に連結したものでも良い
し、前後一対の左側支柱１５の代りに左側縦板を下部本
体１４に固着し、前後一対の右側支柱１６の代りに右側
縦板を下部本体１４に固着して本体２０としても良い。
つまり、本体２０は少なくとも下面と上面が開口した形
状であれば良い。

【００２６】左側横材３と右側横材４に亘って前後一対
の下部支持横材２１，２１が相互に平行に横架され、こ
の下部支持横材２１は丸パイプなどの外周面が円形とな
っている。

【００２７】前記各支柱には受け片２２がそれぞれ固着
してあり、前側の左側支柱１５の受け片２２と前側の右
側支柱１６の受け片２２に跨って前側支持横材３０が載
置してあり、後側の左側支柱１５の受け片２２と前側の
右側支柱１６の受け片２２に跨って後側支持横材３１が
前側支持横材３１と平行に載置されてパレットを形成し
ている。

【００２８】前記各受け片２２はＬ字状で、ほぼ上向き
Ｖ字状の支持部２３を有している。前記前側支持横材３
０、後側支持横材３１は矩形断面の長尺材で、９０度の
角度で隣接した第１支持面３０ａ，３１ａと第２支持面
３０ｂ，３１ｂを有する。前側支持横材３０、後側支持
横材３１を図示の状態で受け片２２に跨って載置すれば
第１支持面３０ａ，３１ａが斜め上向きで、第２支持面
３０ｂ，３１ｂが斜め下向きとなり、第１支持面３０
ａ，３１ａが実際の支持面となる。図示の状態から前
側、後側支持横材３０，３１を９０度回転して受け片２
２に跨って載置すると第１支持面３０ａ，３１ａが斜め
下向きで、第２支持面３０ｂ，３１ｂが斜め上向きとな
り、第２支持面３０ｂ，３１ｂが実際の支持面となる。

【００２９】前記前側支持横材３０、後側支持横材３１
の第１支持面３０ａ，３１ａを実際の支持面とした時、
及び第２支持面３０ｂ，３１ｂを実際の支持面とした時
にその各支持面はほぼＶ字状となると共に、各支持面と
前記前後一対の下部支持横材２１の支持面（外周面）は
同一円弧軌跡上に位置するようにしてある。

【００３０】前記前側支持横材３０の第１支持面３０ａ
と後側支持横材３１の第１支持面３１ａには複数の突起
部、例えばプレート３２が長手方向に間隔を置いて固着
してある。このプレート３２は図５に示すように左右一
方側の縦面３２ａが垂直に対して所定角度、例えば３度
斜めで、傾斜支持面を形成している。図５に示すように
最も左側のプレート３２の左右一方側の縦面３２ａは垂
直としてある。

【００３１】前記プレート３２の間隔はボビン４０の芯
４１の軸方向両端部に設けた一対のフランジ４２の間隔
よりも若干小さく、一方のフランジ４２を縦面３２ａに
接すると他方のフランジ４２がプレート３２の表面に接
するようにしてある。

【００３２】前側支持横材３０、後側支持横材３１を第
１支持面３０ａ，３１ａを実際の支持面とした状態で空
のボビン４０を吊り上げして上から下に移動してパレッ
トに乗せると、ボビン４０の一方のフランジ４２の外周
面が各第１支持面３０ａ，３１ａに接し、他方のフラン
ジ４２の外周面がプレート３２に接するので、ボビン４
０は垂直姿勢に対して一方のフランジ４２が下方となる
斜め姿勢となり、一方のフランジ４２の側面がプレート
３２の斜めの縦面３２ａに当接すると共に、一方のフラ
ンジ４２の外周面が一対の下部支持横材２１に当接す
る。

【００３３】ボビン４０が斜め姿勢となることで、一対
のフランジ４２の上部左右方向位置と下部左右方向位置
がずれる。これによって、図１と図３に仮想線で示すよ
うに空のボビン４０を乗せたパレットを段積みした時
に、下のパレットのボビン４０の一対のフランジ４２上
部と上のパレットのボビン４０の一対のフランジ４２下
部が上下方向にオーバーラップする。

【００３４】したがって、空のボビン４０を乗せた複数
のパレットを段積みした時に複数のパレットの全高を低
くできるので、低いスペースに収納できる。例えば低い
コンテナの内部に収納できる。

【００３５】つまり、空のボビン４０をパレットに垂直
姿勢として乗せると、複数のパレットを段積みした時に
上下のボビン４０のフランジ４２が干渉するので、その
干渉寸法以上の長さのスペーサを介してパレットを段積
みする必要があり、そのスペーサ分だけ全高が高くな
る。

【００３６】長尺物を巻き掛けたボビン４０を乗せる時
には、前側支持横材３０、後側支持横材３１を９０度回
転して第２支持面３０ｂ，３１ｂが実際の支持面となる
ようにする。

【００３７】この状態でボビン４０を前述のようにして
パレットに乗せると、一対のフランジ４２の外周面が前
後一対の下部支持横材２１と前側・後側支持横材３０，
３１の第２支持面３０ｂ，３１ｂに当接し、ボビン４０
は垂直姿勢となる。

【００３８】前述のように、ボビン４０が垂直姿勢とな
るとフランジ４２が４点で支持されるから、長尺物を巻
掛けた大重量のボビンを安定して支持できる。

【００３９】前記プレート３２を取付ける代りに図６に
示すように、第１支持面３０ａ，３１ａに凹陥部３３を
形成し、その凹陥部３３の一方の側面３３ａを斜面と
し、ボビン４０の一方のフランジ４２の外周面が凹陥部
３３に接すると共に、側面が側面３３ａに当接するよう
にしても良い。

【００４０】つまり、前側支持横材３０の第１支持面３
０ａ、後側支持横材３１の第１支持面３１ａは、ボビン
４０の一方のフランジ４２の外周面が接する低い支持面
と、この低い支持面と連続し一方のフランジ４２の側面
が接する傾斜支持面と、ボビン４０の他方のフランジ４
２の外周面が接する高い支持面を長手方向に間隔を置い
て交互に複数有する形状とすれば良い。

【００４１】

【発明の効果】請求項１に係る発明によれば、前側支持
横材３０、後側支持横材３１を第２の状態として取付け
て、ボビン４０を垂直姿勢で乗せるとその各第２支持面
３０ｂ，３１ｂと一対の下部支持横材２１にボビン４０
の一対のフランジ４２外周面がそれぞれ当接し、長尺物
を巻掛けたボビン４０を垂直姿勢として安定した状態で
支持できる。

【００４２】したがって、長尺物を巻掛けたボビン４０
を梱包したりせずに垂直姿勢として安定した状態で支持
できるし、再利用できるパレットとなる。

【００４３】また、前側支持横材３０、後側支持横材３
１を第１の状態として取付けてボビン４０を垂直姿勢で
乗せると、ボビン４０の一方のフランジ４２の外周面が
低い支持面に接し、かつそのフランジの側面が傾斜支持
面に接し、他方のフランジ４２の外周面が高い支持面に
接してボビン４０は斜めの姿勢となり、フランジ４２の
上部と下部の左右方向位置がずれる。

【００４４】したがって、空のボビン４０を乗せた複数
のパレットを段積みした時に、下のパレットのボビン４
０のフランジ４２上部と上のパレットのボビン４０のフ
ランジ４２下部とが上下方向にオーバーラップし、段積
みした複数のパレットの全高を低くできる。

【００４５】請求項２に係る発明によれば、長尺物を巻
掛けたボビン４０、空のボビン４０を複数個乗せること
ができる。

【００４６】請求項３に係る発明によれば、パレットを
載置した時に載置面との間に空間が生じ、その空間にフ
ォークリフトのフォーク爪を挿入できるから、フォーク
リフトで運搬できる。

【００４７】前側支持横材３０、後側支持横材３１は受
け片２２の支持部２３に嵌合することで取付けてあるか
ら、その前側支持横材３０、後側支持横材３１を簡単な
操作で第１の状態、第２の状態に取付けできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態を示すパレットの正面図で
ある。

【図２】パレットの一部破断平面図である。

【図３】パレットの側面図である。

【図４】パレットの斜視図である。

【図５】プレート取付状態の正面図である。

【図６】第１支持面の他の実施の形態を示す斜視図であ
る。

【符号の説明】

７…枠体、１４…下部本体、１５…左側支柱、１６…右
側支柱、２０…本体、２１…下部支持横材、２２…受け
片、２３…支持部、３０…前側支持横材、３０ａ…第１
支持面、３０ｂ…第２支持面、３１…後側支持横材、３
１ａ…第１支持面、３１ｂ…第２支持面、３２…プレー
ト、３２ａ…縦面（傾斜支持面）、３３…凹陥部、３３
ａ…側面（傾斜支持面）、４０…ボビン、４１…芯、４
２…フランジ。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくとも下面と上面が開口した本体２
   ０の下部寄りに前後一対の下部支持横材２１を取付け、
   前記本体２０の上部寄りに前側支持横材３０と後側支持
   横材３１を、その第１支持面３０ａ，３１ａが実際の支
   持面となる第１の状態と第２支持面３０ｂ，３１ｂが実
   際の支持面となる第２の状態とに取付け可能に取付け、 前記各下部支持横材２１の支持面と前側支持横材３０の
   実際の支持面と後側支持横材３１の実際の支持面は、同
   一円弧軌跡上にほぼ位置し、かつ前記各支持面にボビン
   ４０のフランジ４２外周面を当接した時にフランジ４２
   上部が本体２０上部よりも突出するものとし、 前記前側支持横材３０の第１支持面３０ａ，後側支持横
   材３１の第１支持面３１ａは、ボビン４０の一方のフラ
   ンジ４２の外周面が接する低い支持面と、この低い支持
   面と連続し一方のフランジ４２の側面が接する傾斜支持
   面と、ボビン４０の他方のフランジ４２の外周面が接す
   る高い支持面を有する形状であることを特徴とするボビ
   ン用パレット。
2. 【請求項２】 前記前側支持横材３０、後側支持横材３
   １の第１・第２支持面３０ａ，３１ａ，３０ｂ，３１ｂ
   の長手方向長さを、複数のボビン４０を支持可能な長さ
   とし、 前側支持横材３０の第１支持面３０ａ、後側支持横材３
   １の第１支持面３１ａは、ボビン４０の一方のフランジ
   ４２の外周面が接する低い支持面と、この低い支持面と
   連続し一方のフランジ４２の側面が接する傾斜支持面
   と、ボビン４０の他方のフランジ４２の外周面が接する
   高い支持面を長手方向に間隔を置いて交互に複数有する
   形状である請求項１記載のボビン用パレット。
3. 【請求項３】 支持脚を有する下部本体１４と、この下
   部本体１４に取付けた前後一対の左側支柱１５と、下部
   本体１４に取付けた前後一対の右側支柱１６で本体２０
   とし、 前記下部本体１４に前後一対の下部支持横材２１を取付
   け、各支柱に、ほぼＶ字状の支持部２３を有する受け片
   ２２を取付け、 前記前側支持横材３０と後側支持横材３１を、前記受け
   片２２の支持部２３に嵌合する矩形断面の長尺材とし、
   前側支持横材３０、後側支持横材３１をほぼ９０度回転
   して受け片２２の支持部２３に嵌合することで第１支持
   面３０ａ，３１ａと第２支持面３０ｂ，３１ｂの一方が
   斜め上向きとなるようにした請求項１又は２記載のボビ
   ン用パレット。