JPH07156949A - 運搬容器 - Google Patents
運搬容器Info
- Publication number
- JPH07156949A JPH07156949A JP30055493A JP30055493A JPH07156949A JP H07156949 A JPH07156949 A JP H07156949A JP 30055493 A JP30055493 A JP 30055493A JP 30055493 A JP30055493 A JP 30055493A JP H07156949 A JPH07156949 A JP H07156949A
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- upper rail
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Abstract
削減し、かつ溶接延長も短くすることができ、これによ
り製作コストを大幅低減を図る。 【構成】 補強梁22として、水平状態に配置されて上
部レール21の下面に面接触状態で固定される水平部材
22Aと、該水平部材22Aと一体に形成されて上部レ
ール21の端面に面接触状態で固定される垂直部材22
BとからなるL字状材を使用した。そして、このような
L字状材の補強梁22を使用することにより、該補強梁
22の垂直部材22Bが、従来のレールストッパとして
も機能し、その結果、従来のレールストッパが不要とな
って、部品点数の削減、溶接延長の短縮が可能となり、
また、補強梁3に断面形状が四角のパイプを使用した従
来の運搬容器Wと比較して鋼材の使用量も少なくて済
む。
Description
器に係り、詳しくは運搬時には荷物を搭載し、保管時に
は上下に積み重ねてラックを形成し、また不使用時には
入れ子に積み重ねることのできる運搬容器に関する。
種に、荷物を搭載してフォークリフトトラックやハンド
リフト等により運搬され、荷物の保管時には上下に積み
重ねてラックを形成し、さらに不使用時には入れ子状に
積み重ねることのできる運搬容器が知られている。
縁11、後縁12、側縁13を有し、平面視して矩形に
組まれた底部枠体1と、この底部枠体1の両側縁13,
13の外周側の前端部に一対の正面支柱2,2を立設
し、かつ、底部枠体1の後縁12の外周側に一対の背面
支柱4,4を立設して荷物の収納空間を形成し、同時
に、これら各正面支柱2,2および各背面支柱4,4の
下端部を底部枠体1の下方に各々突出させ、この底部枠
体1を床面から所定高さに離間させて床面との間にリフ
トトラックのフォークを挿入する間隙を設けている。
立設した各支柱2,2,4,4の、各正面支柱2の上端
部の相対向する側面側から、各背面支柱4の上端部の相
離反する側面側へ向けて奥行き方向に平行に、上面を逆
V字状の嵌合面に形成した一対の上部レール5,5を架
設し、さらにこの上部レール5,5に整列させて、前記
底部枠体1の下方に下面を逆V字状の嵌合面(底面凹状
部)に形成した一対の底部レール6,6を設けている。
にするため両背面支柱4,4の上端面に架設した補強梁
であり、符号8は、正面支柱2の底部枠体1との接合部
を補強するガゼットである。また、上部レール5を架設
するために、ステー7を正面支柱2の上端部の相対向す
る側面に取り付け、上記補強梁3を背面支柱4の相離反
する側面側へ伸長させている。さらに、底部枠体1に
は、この枠体の補強および搭載する荷物の支持のため
に、縦桁14,14と横桁15,15とを架設してい
る。
体1の上に直接、もしくは荷物の大きさにより天板等を
介して搭載し、リフトトラックにより所望の場所まで運
搬するが、底面枠体1の外周側に各支柱2,2,4,4
を設けているので荷崩れを起こしにくく、また、倉庫内
などで荷物を保管する際には、図7に示すように、複数
の運搬容器W,Wを上部レール5,5と底部レール6,
6とを嵌合させることにより、安定して複数段に積み重
ねることができ、倉庫等の保管空間を有効に使用できる
とともに、保管ラックとしても使用でき、かつ、荷物の
上に直接積み重ねないので、荷物を傷めることなく保管
できる。さらに、この運搬容器Wを使用しないときに
は、図8に示すように、入れ子状に積み重ねておけば、
運搬容器W自体の保管が少ない占有空間で可能となる。
うに、上部レール5の後端部の端面にレールストッパ1
6が固定されており、このレールストッパ16によっ
て、該上部レール5上に載置された上方の運搬容器Wを
位置決めするとともに、該運搬容器Wが後方にずれるこ
とを防止するようにしている。また、前記運搬容器Wを
構成する底部枠体1、正面支柱2、補強梁3、背面支柱
4、上部レール5、底部レール6、ステー7、ガゼット
8はそれぞれの必要箇所が互いに溶接により固定されて
いる。
運搬容器Wにあっては、上述したような優れた点を有し
ているものの、以下のような問題点があった。すなわ
ち、上記従来の運搬容器Wにあっては、補強梁3の上部
に上部レール5が配置され、かつ上部レール5の後端部
の端面に、該上部レール5上に載置された運搬容器Wが
後方にずれることを防止するためのレールストッパ16
(図6参照)が配置され、更に、これら補強梁3と上部
レール5とレールストッパ16とが溶接により互いに結
合される構成であり、このような構成の特にレールスト
ッパ16の存在によって、部品点数が多くなり、また、
溶接延長も長くなるという不具合が生じていた。
たもので、従来のものと比較して、部品点数を削減、溶
接延長も短く、更に材料費も低く抑えることができ、こ
れによって製作コストを大幅に低減させることが可能な
運搬容器の提供を目的としている。
に本発明では、各側部の上部位置に前後方向に配置さ
れ、かつ支柱により水平に支持されるとともに、その中
央上部に、他の運搬容器の底部レールの底面凹状部に嵌
合可能な凸状部が形成された一対の上部レールと、これ
ら上部レールの後方位置にてこれら上部レールを連結す
るように横方向に配置され、かつ支柱により水平に支持
された補強梁とを具備し、前記補強梁を、水平状態に配
置されて前記上部レールの下面に面接触状態で固定され
る水平部材と、該水平部材と一体に形成されて前記上部
レールの端面に面接触状態で固定される垂直部材とから
なるL字状材により構成する。
配置されて上部レールの下面に面接触状態で固定される
水平部材と、該水平部材と一体に形成されて上部レール
の端面に面接触状態で固定される垂直部材とからなるL
字状材を使用したので、上部レール上に他の運搬容器を
載置して、かつ該運搬容器の底部レールを該上部レール
の凸状部に嵌合させた場合に、前記補強梁の垂直部材に
よって、該運搬容器が上部レールに沿って後方側にずれ
ることが防止される。すなわち、本発明に採用されたL
字状補強梁の垂直部材は、従来の運搬容器のレールスト
ッパとして機能し、その結果、このような補強材により
従来のレールストッパが不要となって、部品点数の削
減、溶接延長の短縮が可能となる。また、本発明の運搬
容器では、補強梁にL字状材を使用したので、例えば補
強梁に断面形状が四角のパイプを使用した場合と比較し
て、鋼材の使用量が少なくて済む。
図1(a)(b)及び図2〜図4を参照して説明する。
なお、以下の説明においては、従来の運搬容器Wと構成
を共通とする箇所に同一符号を付し、重複した説明を省
略する。
成を異にする点は、正面支柱20,20と、これら正面
支柱20,20に支持された上部レール21及び補強梁
22にある。前記正面支柱20,20は、図1(b)に
示されるような断面形状が五角形のパイプを使用してい
るものであって、前記正面支柱20,20を構成する辺
a〜辺dの中で、辺aと辺b、辺bと辺c、辺cと辺d
は直角に、かつ辺bと辺c、辺aと辺dは同じ長さにそ
れぞれ設定されている。そして、このような五角パイプ
を使用している正面支柱20,20では、図1(a)に
示すように辺eが前方内側に向くように配置され、これ
によって運搬容器A内の正面間口を広くして、荷物を出
し入れする際に該荷物が正面支柱20,20に衝突する
機会を減少させるようにしている。
ー7を介して各正面支柱20,20により支持され、そ
の後端側が補強梁22(後述する)を介して背面支柱
4,4により支持されたものであり、全体として水平に
配置されている。また、前記上部レール21は、正面支
柱20,20と同様の五角パイプを使用し、かつ図1
(b)に示される辺eが下側に、辺eに対向する凸状部
xが上側となるように配置されているものであって、そ
の凸状部xを挟む辺b,cには、他の運搬容器Aを上方
側に載置した場合に、該運搬容器Aの底部レール6の逆
V字状の嵌合面(底面凹状部)が嵌合されるようになっ
ている。また、前記上部レール21の両端部は、図4に
示されるように、図1(b)に示される突出部分である
辺a,d,eが、辺b,cの中に入るような加工が施さ
れている。
横方向に向けて水平に支持され、かつその上部側に上部
レール21,21が固定されている。また、前記補強梁
22は、図1(a)及び図3に示すように、水平状態に
配置されて上部レール21の下面に面接触状態で固定さ
れる水平部材22Aと、該水平部材22Aと一体に形成
されて上部レール21の端面に面接触状態で固定される
垂直部材22BとからなるL字状材により構成されてい
るものであって、この中で、前記垂直部材22Bは、上
部レール21上に他の運搬容器Aを載置し、かつ該運搬
容器Aの底部レール6を当該上部レール21に嵌合させ
た場合に、該運搬容器Aが後方側にずれることを防止す
るレールストッパとして機能する。すなわち、上記のよ
うに構成された補強梁22では、従来の運搬容器Wで必
要であったレールストッパ16が不要となって、その部
品点数を削減することができる。
柱4、正面支柱20,20、ステー7、上部レール2
1、補強梁22が互いに溶接により固定されているが、
このとき、従来の運搬容器Wのようにレールストッパ1
6を溶接する必要がなく、その結果、溶接延長の短縮が
可能となり、製作コストの低減も可能となる。また、本
実施例の運搬容器Aでは、補強梁22にL字状材を使用
したので、例えば補強梁3に断面形状が四角のパイプを
使用した従来の運搬容器Wと比較して、鋼材の使用量が
少なくて済み、この点において材料費を削減できる効果
も得られる。
では、正面支柱20,20に、断面形状が五角形の五角
パイプを使用したが、これに限定されず、断面形状が四
角形のパイプ、断面形状が丸形のパイプを使用しても良
い。また、上部レール21にも断面形状が五角形の五角
パイプを使用したが、これに限定されず、該上部レール
21上に他の運搬容器Aの底部レール6を嵌合させるこ
とができる凸状部x’を有するものであれば、断面形状
が三角形のパイプであっても良い。具体的には図5に示
すように、正面支柱30,30として、断面形状が四角
形のパイプを使用し、また、上部レール31に断面形状
が三角形のパイプを使用しても良い。なお、図5に示す
ように、上部レール31に断面形状が三角形のパイプを
使用した場合には、該上部レール31のパイプは、他の
運搬容器Aの底部レール6の逆V字状の嵌合面に嵌合さ
れるよう、その凸状部x’を上方側に向けて配置する。
れば、補強梁として、水平状態に配置されて上部レール
の下面に面接触状態で固定される水平部材と、該水平部
材と一体に形成されて上部レールの端面に面接触状態で
固定される垂直部材とからなるL字状材を使用したの
で、上部レール上に他の運搬容器を載置して、かつ該運
搬容器の底部レールを該上部レールの凸状部に嵌合させ
た場合に、前記補強梁の垂直部材によって、該運搬容器
が上部レールに沿って後方側にずれることが防止され
る。すなわち、本発明に採用された補強梁の垂直部材
は、従来の運搬容器のレールストッパとして機能し、そ
の結果、このような補強材により従来のレールストッパ
が不要となって、部品点数の削減、溶接延長の短縮が可
能となり、製作コストの低減も可能となる効果が得られ
る。また、本発明の運搬容器では、補強梁にL字状材を
使用したので、例えば補強梁に断面形状が四角のパイプ
を使用した場合の運搬容器と比較して、鋼材の使用量が
少なくて済み、この点において材料費を削減できる効果
も得られる。
図、(b)は正面支柱、上部レールに使用した五角パイ
プの断面図である。
図。
面図。
す断面図。
図である。
示す説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 各側部の上部位置に前後方向に配置さ
れ、かつ支柱により水平に支持されるとともに、その中
央上部に、他の運搬容器の底部レールの底面凹状部に嵌
合可能な凸状部が形成された一対の上部レールと、 これら上部レールの後方位置にてこれら上部レールを連
結するように横方向に配置され、かつ支柱により水平に
支持された補強梁とを有し、 前記補強梁は、水平状態に配置されて前記上部レールの
下面に面接触状態で固定される水平部材と、該水平部材
と一体に形成されて前記上部レールの端面に面接触状態
で固定される垂直部材とからなるL字状材により構成さ
れていることを特徴とする運搬容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5300554A JP2563753B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 運搬容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5300554A JP2563753B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 運搬容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07156949A true JPH07156949A (ja) | 1995-06-20 |
JP2563753B2 JP2563753B2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=17886233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5300554A Expired - Lifetime JP2563753B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 運搬容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2563753B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009263060A (ja) * | 2008-04-24 | 2009-11-12 | Okada Kogyo Kk | パレット用支持棚 |
JP2019099359A (ja) * | 2017-12-07 | 2019-06-24 | 株式会社新井製作所 | パレット支持枠 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101681864B1 (ko) * | 2016-03-11 | 2016-12-01 | 한인호 | 화물용 파렛트의 사이드 바 고정장치 |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP5300554A patent/JP2563753B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009263060A (ja) * | 2008-04-24 | 2009-11-12 | Okada Kogyo Kk | パレット用支持棚 |
JP2019099359A (ja) * | 2017-12-07 | 2019-06-24 | 株式会社新井製作所 | パレット支持枠 |
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