JPH1159592A - 航空機用脚昇降装置 - Google Patents

航空機用脚昇降装置

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JPH1159592A
JPH1159592A JP9216082A JP21608297A JPH1159592A JP H1159592 A JPH1159592 A JP H1159592A JP 9216082 A JP9216082 A JP 9216082A JP 21608297 A JP21608297 A JP 21608297A JP H1159592 A JPH1159592 A JP H1159592A
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    • B64C25/02Undercarriages
    • B64C25/08Undercarriages non-fixed, e.g. jettisonable
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 緊急脚下げを含む脚昇降機構をユニット化
し、以てレイアウト容易性とMTBFの改善を図る。 【解決手段】 共通のボディ内に、油圧源としてのポン
プと、該ポンプを駆動するモータと、前記ポンプの吐出
圧を受けて伸縮するロッドと、該ロッドの伸縮動作を規
制するメカニカルロック機構とを実装し、緊急脚下げを
含む脚昇降機構をユニット化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、航空機用脚昇降装
置に関し、特に小型航空機に用いて好適な脚昇降装置に
関する。一般に、航空機の脚(車輪やホイール及びアー
ム等を含めて脚と呼称する)は、飛行中、翼や胴体内に
格納されることが多い。離着陸時にしか使用されないう
え、空気抵抗によって飛行性能(速度や航続距離)に好
ましくない影響を与えるからである。
【0002】
【従来の技術】図8及び図9は、それぞれ従来公知の航
空機用脚昇降装置の系統図である。これら二つの従来例
は、脚昇降の動力に油圧を利用する点で共通し、油圧失
陥時の緊急脚下げ方法の点で相違する。まず、共通点を
説明すると、図8及び図9において、リザーバ1の作動
油は、エンジン駆動のポンプ2(図では便宜的にツイン
エンジンを想定して2台)で加圧された後、フィルタ
3、脚昇降電磁弁4及びシャットル弁5を介して脚部ご
と(図では便宜的に前脚、右脚、左脚)の昇降装置6〜
8に供給される。
【0003】昇降装置6〜8はそれぞれ同一の構成であ
り、一方のポート(例えばポートb)に加圧作動油を導
入するとロッドを伸長して脚下げを行い他方のポートに
加圧作動油を導入するとロッドを収縮して脚上げを行う
油圧アクチュエータ9と、完全な脚上げ状態(翼や機体
内に完全に引き込まれた状態)を保持するアップロック
リリースシリンダ10と、油圧力以外の“力”(例えば
地球の引力、機体の慣性力、気流によって発生する力)
による脚の上げ下げ運動を規制するオリフィス付チェッ
ク弁11、12とを備えている。
【0004】これによれば、脚昇降電磁弁4を図示位置
から切り換えてポートa−d、ポートc−b間の連通位
置にすると、三つの油圧アクチュエータ9のポートaに
加圧作動油が導入されて脚上げが行われ、脚が翼や胴体
内に完全に引き込まれるとアップロックリリースシリン
ダ7によってその状態が保持される。着陸時は、脚昇降
電磁弁4を切り換えてポートa−c、ポートd−b間の
連通位置にすると共に、アップロックリリースシリンダ
10のロックを解除する。そうすると、三つの油圧アク
チュエータ9のポートbに加圧作動油が導入されて脚下
げが行われる。
【0005】ところで、航空機用脚昇降装置にあって
は、油圧失陥時における緊急脚下げの機能が欠かせな
い。図8におけるガスボンベ13や緊急脚下げ弁14は
そのための構成要素である。すなわち、緊急脚下げ弁1
4は緊急時以外は図示位置(ポートa−b間を遮断する
位置)にあるが、電磁操作または手動操作によってポー
トa−b間を連通する位置に切り換えると、ガスボンベ
13内の加圧ガス(一般に加圧空気)が緊急脚下げ弁1
4を介してシャットル弁5のポートaに加えられる。シ
ャットル弁5は二つの入力ポート(ポートa、b)のう
ち高圧側のポートを出力ポートcに連通するものであ
り、油圧失陥時はポートaが高圧側になるから、三つの
油圧アクチュエータ9のポートbに加圧気体が導入さ
れ、緊急脚下げが行われる。
【0006】一方、図9におけるダンプバルブ15も緊
急脚下げのための構成要素である。ダンプバルブ15
は、緊急時以外は図示位置(ポートc−d間を遮断する
位置)にあるが、電磁操作または手動操作によってポー
トc−d間を連通する位置に切り換えると、このダンプ
バルブ15(のポートc−d)を介して三つの油圧アク
チュエータ9のポートa−b間が相互に連通し、脚部の
自重を利用(脚部の自由落下)した緊急脚下げが行われ
る。
【0007】一般に前者(図8)の緊急脚下げ機構は
“ガス圧バックアップ方式”と呼ばれ、後者(図9)の
緊急脚下げ機構は“ダンプバルブバックアップ方式”と
呼ばれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記二
つの従来技術は、図面(図8及び図9)からも理解され
るように、多くの部品が必要で構成の複雑さを否めない
という問題点がある。すなわち、脚ごとの昇降装置6〜
8、リザーバ1やポンプ2などの油圧動力源、及び、緊
急脚下げ機構、並びに、これら各部を接続する配管や各
種の弁などが必要であり、特に小型の航空機にあっては
機体スペースが十分でないため、部品レイアウトに支障
をきたすうえ、部品点数に応じてMTBF(Mean Time
Between Failure)も悪化するという不都合がある。
【0009】そこで、本発明は、緊急脚下げを含む脚昇
降機構をユニット化し、以てレイアウト容易性とMTB
Fの改善を図ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
共通のボディ内に、油圧源としてのポンプと、該ポンプ
を駆動するモータと、前記ポンプの吐出圧を受けて伸縮
するロッドと、該ロッドの伸縮動作を規制するメカニカ
ルロック機構とを実装したことを特徴とする。これによ
れば、緊急脚下げを含む脚昇降機構をユニット化したた
め、レイアウト容易性とMTBFの改善が図られる。
【0011】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明において、前記ポンプを可変容量型にしたことを特徴
とする。これによれば、ポンプ効率がよく、モータの小
型化が図られる。請求項3に係る発明は、請求項1に係
る発明において、前記ポンプを、回転方向に応じて一方
が吐出側他方が吸い込み側として働く二つの吐出ポート
を有する可変容量型にし、且つ、該二つの吐出ポートの
それぞれを二つの室に連通すると共に、該二つの室の圧
力差で前記ロッドを伸縮させるように構成し、さらに、
該二つの吐出ポートのそれぞれの圧力に応じて前記ポン
プの吐出量を制御する圧力コンペンセータを備えたこと
を特徴とする。
【0012】これによれば、二つの吐出ポートの圧力に
応じてポンプの吐出量を制御できるため、ロッドが伸び
るときと縮むときのそれぞれに適した圧力設定を行うこ
とができる。請求項4に係る発明は、請求項3に係る発
明において、前記二つの室のうち脚上げ状態のときに高
圧となる一方の室にアキュムレータを接続し、且つ、該
アキュムレータ及び該一方の室と油圧発生源との間を断
接する電磁弁を備えたことを特徴とする。
【0013】これによれば、アキュムレータによって一
方の室の圧力を維持でき、脚上げ状態を保持できるた
め、敢えて外部にロックアップシリンダを設ける必要が
なくなり、構成を一層簡素化できる。請求項5に係る発
明は、請求項1、2、3又は4に係る発明において、前
記ポンプの吐出圧を他の航空機用脚昇降装置に出力する
出力ポートを備えることを特徴とする。
【0014】これによれば、油圧システムを多重化して
システムの安全性を高めることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1は本発明に係る航空機用脚昇降装
置の第1実施例を示す図である。図1において、20は
金属等の高剛性素材で作られたボディである。ボディ2
0の一端には機体側への取付部21が形成され、ボディ
20の略中央部付近から他端にかけて他端側に開口する
第1室22と、第1室22の周囲の第2室23とが形成
されている。
【0016】第1室22には脚の取付部24を有するロ
ッド25が挿入され、ロッド25の先端に設けられたピ
ストン26によって第2室23が二つの室(以下、符号
a、bを付して第2室23a、第2室23bと言う)に
区画されていると共に、第1室22も二つの弁体27、
28によって二つの室(以下、符号a、bを付して第1
室22a、第1室22bと言う)に区画されている。弁
体27、28はそれぞれスプリング29、30によって
第1室22bの容積を減らす方向に付勢されており、ま
た、第1室22aはロッド25に設けられた空気孔31
によって外界に開放している。
【0017】第1室22bは、孔32、通路33、リス
トリクタ34及び通路35を介してボディ20の他端側
に設けられた第3室36に連通する。また、孔37及び
通路38を介して第2室23bとリリースポートPaに
も連通し、孔37、通路38及び第4室39を介してガ
スポートPbにも連通し、孔37、通路38、第4室3
9及び通路40を介して可変吐出量型ベーンポンプ(以
下、単にポンプと言う)41の第1吐出ポート42にも
連通し、孔32及び通路43を介してポンプ41の第2
吐出ポート44にも連通し、通路45、フィルタ46及
び通路47を介してポンプ室41のドレンポート48に
も連通している。ポンプ41の第1吐出ポート42と第
2吐出ポート44は、ポンプ41の回転方向に応じて一
方が吐出側、他方が吸い込み側になる。ここでは説明の
都合上、ポンプ41が反時計周りに回転する場合に、第
1吐出ポート42が“吐出側”、第2吐出ポート44が
“吸い込み側”になるものとする。なお、Mはポンプ4
1を駆動するためのモータ、VPWR はモータMの電源で
ある。
【0018】孔32及び孔37には第1シャトルバルブ
49が装着されており、さらに、第4室39にも第2シ
ャトルバルブ50が装着されている。第1シャトルバル
ブ49は、孔32及び孔37の間隔よりも若干長めのシ
ャフトで二つの弁体を連結したもので、二つの弁体に加
わる圧力の差に応じて往復動し、孔32及び孔37の一
方を閉じ、他方を開くというものである。例えば、図示
の状態(孔32が開き、孔37が閉じられている)は、
通路38の圧力が高い場合である。第2シャトルバルブ
50も形状が異なるものの第1シャトルバルブ49と類
似の働きをする。すなわち、第2シャトルバルブ50
は、スプリング51に規制されながら第4室39の内部
を移動可能で、ガスポートPbと通路40(ポンプ41
の第1吐出ポート42につながる通路)の圧力差に応じ
て一方を開き、他方を閉じるというものである。例え
ば、図示の状態(通路40が開き、ガスポートPbが閉
じられている)は、通路40の圧力が高い場合である。
【0019】ボディ20の他端側に設けられた第3室3
6には、メカニカルロック機構と称される機構が内蔵さ
れている。この機構は、ボディ20を貫通してロッド2
5の外周面に当接する摩擦部材52の押し出し量(言い
換えれば当接力)を弁体53の位置で調節するというも
のである。弁体53の位置は、通路35を介して導入さ
れる作動油の圧力とスプリング54の付勢力との釣り合
いで決まる。作動油の圧力がゼロか又は相当に小さい時
は図示位置にある。弁体53の摩擦部材52に当たる部
分が斜めにカットされており、弁体53がスプリング5
4に付勢されて図面の右方向に位置するほど、摩擦部材
52が大きく押し出され、ロッド25の外周面に強く圧
接される。そして、ロッド25が最伸張位置になったと
き、摩擦部材52がロッド25に形成された溝(図示
略)に係合し、この位置でロッド25がロックされるよ
うになっている。
【0020】したがって、このメカニカルロック機構に
よれば、通路35を介して作動油を導入しない場合は、
弁体53が図示の位置になって摩擦部材52がロッド2
5の溝に係合するから、ロッド25の伸縮を規制でき
る。一方、通路35を介して作動油を導入した場合は、
スプリング54の付勢力に抗して弁体53が図面の左方
向にスライドするから、摩擦部材52の係合を解除する
と共に圧接力を軽減してロッド25の伸縮を許容でき
る。なお、ロッド25の伸縮を許容した場合は、通路3
5と第2室23aの間が連通すると共に、センサ55か
ら信号Saが出力されるようになっている。
【0021】このような構成において、第1室22b、
第2室23a、第2室23b、第3室36及びポンプ4
1並びにこれらに連通する各通路を作動油で満たした状
態で、モータMの電源VPWR を一極性にすると、モータ
Mは一方向に回転し、ポンプ41も同方向に回転する。
ここで、回転方向を時計周り方向とすると、前記想定よ
り、ポンプ41の第1吐出ポート42が“吸い込み
側”、第2吐出ポート44が“吐出側”になるため、第
1シャトルバルブ49が図面の下方向に移動して孔37
を開き、第1室22bの作動油が孔37、通路38、第
4室39、通路40及び第1吐出ポート42を介してポ
ンプ41に吸い込まれ、ポンプ41で加圧された後、第
2吐出ポート44、通路43、通路33、リストラクタ
34及び通路35を介して第3室36に吐出される。
【0022】したがって、第3室36のメカニカルロッ
ク機構が作動し、ロッド25の移動が許容されると共
に、第2室23aに高圧作動油が導入される結果、第2
室23aの圧力が上昇し、ロッド25のピストン26が
図面の右方向に移動して脚上げが行われる。脚上げの完
了は、図2に示すアップロックシリンダ10の動きで検
知される。なお、図2のアップロックシリンダ10は、
ロック解除時に油圧を必要とするタイプのものである。
【0023】一方、モータMの電源VPWR を他極性にす
ると、モータMは他方向に回転し、ポンプ41も同方向
(反時計周り方向)に回転する。前記想定より、反時計
周り方向に回転するポンプ41は第2吐出ポート44が
“吸い込み側”、第1吐出ポート42が“吐出側”にな
る。このため、第1シャトルバルブ49が図示位置にな
って孔32が開かれ、第1室22bの作動油が孔32、
通路43及び第2吐出ポート44を介してポンプ41に
吸い込まれ、ポンプ41で加圧された後、第1吐出ポー
ト42、通路40、第4室39及び通路38を介して第
2室23bとリリースポートPaに吐出される。
【0024】したがって、リリースポートPaに接続さ
れたアップロックシリンダ10のロックが解除されると
共に、第2室23bの圧力上昇に伴ってロッド25のピ
ストン26が図面の左方向に移動する結果、脚下げが行
われる。油圧失陥、例えば、モータMやポンプ41が故
障すると、もはや有効な油圧は得られない。かかる故障
が飛行中に発生した場合、脚下げが不能になるが、本第
1実施例の構成によれば、ガスポートPbに高圧ガスを
印加するだけで、油圧失陥時の緊急脚下げを行うことが
できる。
【0025】すなわち、ガスポートPbに高圧ガスを印
加すれば、油圧失陥時にはガスポートPbの圧力が勝る
から、第2シャトルバルブ50が図面の右方向に移動
し、図外のガスボンベ(図2のガスボンベ13参照)か
らの高圧ガスを第4室39及び通路38を介してリリー
スポートPaと第2室23bに導入でき、この高圧ガス
によってアップロックシリンダ10のロックを解除でき
ると共に、第2室23bの(高圧ガスによる)圧力上昇
に伴ってロッド25のピストン26を図面の左方向に移
動させることができ、緊急脚下げを支障なく行うことが
できる。
【0026】図2は本第1実施例の航空機用脚昇降装置
を含む一例系統図である。10はアップロックシリンダ
(但し、油圧導入によってロック状態を解除するタイプ
のもの)、13はガスボンベ、14は緊急脚下げ弁であ
る。緊急脚下げ弁14は、緊急時以外は図示位置(ポー
トa−b間を遮断する位置)にあるが、電磁操作または
手動操作により、ポートa−b間を連通する位置に切り
換えることができるものである。
【0027】図示のように、緊急脚下げ弁14のポート
aをガスボンベ13に接続すると共に、同ポートbを脚
ごとに設けられた本第1実施例の航空機用脚昇降装置
(ハッチング部分)のガスポートPbに接続し、且つ、
同装置のリリースポートPaをアップロックシリンダ1
0に接続しておけば、通常の脚上げ及び脚下げはもちろ
んのこと、緊急脚下げも支障なく行うことができる。
【0028】しかも、本第1実施例の航空機用脚昇降装
置は、油圧源としてのポンプ41やポンプ41を駆動す
るモータMなどの主要構成部品をボディ20に一体化し
たので、全体を一つのユニットとして取り扱うことがで
きる。したがって、配管等を削減してレイアウト容易性
を向上できるうえ、部品点数の減少に伴ってMTBFを
改善できるという、特に小型航空機の分野にとって格別
有益な効果が得られる。
【0029】図3は本発明に係る航空機用脚昇降装置の
第2実施例を示す図である。図3において、60は金属
等の高剛性素材で作られたボディである。ボディ60の
一端には機体側への取付部61が形成され、ボディ60
の略中央部付近から他端にかけて、他端側に開口する第
1室62と、第1室62の周囲の第2室63とが形成さ
れている。第1室62には脚の取付部64を有するロッ
ド65が挿入され、ロッド65の先端に設けられたピス
トン66によって第2室63が二つの室(第2室63
a、第2室63b)に区画されていると共に、第1室6
2もピストン67によって二つの室(第1室62a、第
1室62b)に区画されている。ピストン67はスプリ
ング68によって第1室62bの容積を減らす方向に付
勢されており、また、第1室62aはロッド65に設け
られた空気孔69によって外界に開放している。
【0030】第1室62bは、ダンプバルブ70が図示
位置にあるとき、通路71及び通路72を介して第3室
73に連通する。第3室73は、孔74、アップロック
電磁弁R、通路75、リストリクタ76及び通路77を
介してボディ60の他端側に設けられた第4室78に連
通する。第4室78には、第1実施例と同様なメカニカ
ルロック機構が設けられており、さらに、第4室78
は、スプリング79及びピストン80からなるアキュム
レータ81(温度変化による圧力低下やわずかな外部も
れによる圧力低下を補償して脚上げの際の不本意な脚下
げ現象を防止するためのもの)を経てアップロックポー
トPcに連通している。また、第3室73は、孔82及
び通路83を介して、第1実施例と同様な可変吐出量型
ベーンポンプ(以下、単にポンプと言う)84の第1吐
出ポート85にも連通しさらに、通路86及び通路87
を介して第2室63bにも連通している。なお、通路8
6及び通路87は、ダンプバルブ70の位置にかかわら
ず連通しているが、ダンプバルブ70が矢印F方向に引
かれると、通路71及び通路72とも連通するようにな
っている。
【0031】また、第3室73は、ダンプバルブ70が
矢印F方向に引かれると、通路88及び通路89を介し
て通路75に連通し、さらに、第3室73は、孔74及
び通路90を介してポンプ84の第2吐出ポート91に
連通している。なお、ポンプ84の第1吐出ポート85
と第2吐出ポート91は、ポンプ84の回転方向に応じ
て一方が吐出側、他方が吸い込み側になるものであり、
第1実施例と同様に、ポンプ84が反時計周りに回転し
た場合に第1吐出ポート85が“吐出側”、第2吐出ポ
ート91が“吸い込み側”になるものとする。
【0032】第3室73には、シャトルバルブ92が装
着されている。このシャトルバルブ92は、孔74及び
孔82の間隔よりも若干長めのシャフトで二つの弁体を
連結したもので、二つの弁体に加わる圧力の差に応じて
往復動し、孔74及び孔82の一方を閉じ、他方を開く
というものである。例えば、図示の状態(孔74が開
き、孔82が閉じられている)は、通路83の圧力が高
い場合である。
【0033】このような構成において、第1室62b、
第2室63b、第3室73及びポンプ84並びにこれら
に連通する各通路を作動油で満たした状態で、モータM
の電源VPWR を一極性にすると、モータMは一方向に回
転し、ポンプ84も同方向に回転する。ここで、回転方
向を時計周り方向とすると、前記想定より、ポンプ84
の第1吐出ポート85が“吸い込み側”、第2吐出ポー
ト91が“吐出側”になるため、シャトルバルブ92が
図面の下方向に移動して孔82を開き、第1室62bの
作動油が通路71、通路72、第3室73、孔82、通
路83及び第1吐出ポート85を介してポンプ84に吸
い込まれ、ポンプ84で加圧された後、第2吐出ポート
91から通路90へと吐出されるが、アップロック電磁
弁R(この電磁弁は脚上げ下げ時にオンとなって図示位
置になる)が図示位置であれば、結局、通路75、リス
トラクタ76及び通路77を介して第4室78、アキュ
ムレータ81及びアップロックポートPcに吐出され
る。
【0034】したがって、第4室78のメカニカルロッ
ク機構が作動し、ロッド65の移動が許容されると共
に、第2室63aに高圧作動油が導入される結果、第2
室63aの圧力が上昇し、ロッド65のピストン66が
図面の右方向に移動して脚上げが行われる。脚上げの完
了は、図4に示すアップロックシリンダ10の動きで検
知される。なお、図4のアップロックシリンダ10は、
ロック状態の保持に油圧を必要とするタイプのものであ
る。
【0035】一方、モータMの電源VPWR を他極性にす
ると、モータMは他方向に回転し、ポンプ84も同方向
(反時計周り方向)に回転する。前記想定より、反時計
周り方向に回転するポンプ84は第2吐出ポート91が
“吸い込み側”、第1吐出ポート85が“吐出側”にな
る。このため、シャトルバルブ92が図示位置になって
孔74が開かれ、第1室62bの作動油が通路71、通
路72、第3室73、孔74、通路90及び第2吐出ポ
ート91を介してポンプ84に吸い込まれ、ポンプ84
で加圧された後、第1吐出ポート85、通路83、通路
86及び通路87を介して第2室63bに吐出される。
【0036】したがって、アップロックポートPcの圧
力が下がってアップロックシリンダ10のロックが解除
されると共に、第2室63bの圧力上昇に伴ってロッド
65のピストン66が図面の左方向に移動する結果、脚
下げが行われる。油圧失陥時にはダンプバルブ70を矢
印F方向に引く。通路89と第4室73の間が連通する
と共に、通路71、通路72、通路86及び通路87の
間も連通し、結局、第2室62a、62bと第3室63
bの間の作動油の移動がフリーになるから、脚部の自重
を利用(脚部の自由落下)した緊急脚下げを行うことが
できる。
【0037】図4は第2実施例の航空機用脚昇降装置を
含む一例系統図であり、10はアップロックシリンダ
(但し、ロック状態の保持を油圧力で行うタイプのも
の)である。脚昇降装置(ハッチング部分)のアップロ
ックポートPcをアップロックシリンダ10に接続する
だけよく、きわめて構成を簡素化できる。図5は本発明
に係る航空機用脚昇降装置の第3実施例を示す図であ
る。
【0038】図5において、100は金属等の高剛性素
材で作られたボディである。ボディ100の一端には機
体側への取付部101が形成され、ボディ100の略中
央部付近から他端にかけて、他端側に開口する第1室1
02と、第1室102の周囲の第2室103とが形成さ
れている。第1室102には脚の取付部104を有する
ロッド105が挿入され、ロッド105の先端に設けら
れたピストン106によって第2室103が二つの室
(第2室103a、第2室103b)に区画されている
と共に、第1室102もピストン107によって二つの
室(第1室102a、第1室102b)に区画されてい
る。ピストン107はスプリング108によって第1室
102bの容積を減らす方向に付勢されており、また、
第1室102aはロッド105に設けられた空気孔10
9によって外界に開放している。
【0039】第1室102bは、孔110を介して第1
ポートPeに連通している。また、第1室102bは、
孔110、通路111、リストリクタ112及び通路1
13を介してボディ100の他端側に設けられた第3室
114(第1実施例と同様なメカニカルロック機構を有
する)にも連通し、孔115を介して第2室103b、
第2ポートPd及び可変吐出量型ベーンポンプ(以下、
単にポンプと言う)116の第1吐出ポート117にも
連通し、孔110及び通路118を介してポンプ116
の第2吐出ポート119にも連通している。なお、ポン
プ116の第1吐出ポート117と第2吐出ポート11
9は、ポンプ116の回転方向に応じて一方が吐出側、
他方が吸い込み側になるものであり、第1、2実施例と
同様に、ポンプ116が反時計周りに回転した場合に第
1吐出ポート117が“吐出側”、第2吐出ポート11
9が“吸い込み側”になるものとする。
【0040】孔110及び孔115にはシャトルバルブ
120が装着されている。このシャトルバルブ120
は、孔110及び孔115の間隔よりも若干長めのシャ
フトで二つの弁体を連結したもので、二つの弁体に加わ
る圧力の差に応じて往復動し、孔110及び孔115の
一方を閉じ、他方を開くというものである。例えば、図
示の状態(孔110が開き、孔115が閉じられてい
る)は、第2ポートPdの圧力が高い場合である。
【0041】このような構成において、第1室102
b、第2室103a、第2室103b及びポンプ116
並びにこれらに連通する各通路を作動油で満たした状態
で、モータMの電源VPWR を一極性にすると、モータM
は一方向に回転し、ポンプ116も同方向に回転する。
ここで、回転方向を時計周り方向とすると、前記想定よ
り、ポンプ116の第1吐出ポート117が“吸い込み
側”、第2吐出ポート119が“吐出側”になるため、
シャトルバルブ120が図面の下方向に移動して孔11
5を開き、第1室102bの作動油が孔115及び第1
吐出ポート117を介してポンプ116に吸い込まれ、
ポンプ116で加圧された後、第2吐出ポート119及
び通路118を介して第1ポートPe(用途は後述)に
吐出されると共に、通路111、リストラクタ112及
び通路113を介して第3室114に吐出される。
【0042】したがって、第3室114のメカニカルロ
ック機構が作動し、ロッド105の移動が許容されると
共に、第2室103aに高圧作動油が導入される結果、
第2室103aの圧力が上昇し、ロッド105のピスト
ン106が図面の右方向に移動して脚上げが行われる。
脚上げの完了は、図6に示すアップロックシリンダ10
の動きで検知される。なお、図6のアップロックシリン
ダ10は、ロック解除時に油圧を必要とするタイプ(第
1実施例と同じタイプ)のものである。
【0043】一方、モータMの電源VPWR を他極性にす
ると、モータMは他方向に回転し、ポンプ116も同方
向(反時計周り方向)に回転する。前記想定より、反時
計周り方向に回転するポンプ116は第2吐出ポート1
19が“吸い込み側”、第1吐出ポート117が“吐出
側”になる。このため、シャトルバルブ120が図示位
置になって孔110が開かれ、第1室102bの作動油
が孔110、通路118及び第2吐出ポート119を介
してポンプ116に吸い込まれ、ポンプ116で加圧さ
れた後、第1吐出ポート117から第2ポートPd(用
途は後述)と第2室103bに吐出される。したがっ
て、図6に示すように、第2ポートPdにアップロック
シリンダ10を接続しておけば、第2ポートPdの圧力
上昇に伴ってロックが解除されると共に、第2室103
bの圧力上昇に伴ってロッド105のピストン106が
図面の左方向に移動する結果、脚下げが行われる。
【0044】油圧失陥対策は、図6に示すように、脚ご
とに設けられた本第3実施例の航空機用脚昇降装置の第
1ポートPe同士と第2ポートPd同士を接続する。こ
うすると、一つの脚昇降装置に油圧失陥(例えばポンプ
116やモータMの故障)が生じても、他の脚昇降装置
の第2ポートPdからの加圧作動油によって、第3室1
14のメカニカルロック機構のロックが支障なく解除さ
れる上、シャトルバルブ120が図面下方に移動して第
1室102bと第2室103bとの間が連通し、脚部の
自重による緊急脚下げを行うことができる。
【0045】図7はポンプ(可変吐出量型ベーンポン
プ)を含む要部の構成図である。なお、図7では第1実
施例の構成を示しているが、これは代表例であり、他の
実施例についても共通する。図7において、ポンプ41
は、モータMによって回転駆動されるロータ41aと、
このロータ41aに対して所定の範囲で偏心するリング
41bと、リング41bに取り付けられた多数のベーン
41cとを有する公知の可変吐出量型ベーンポンプであ
り、ベーン41cとリング41bで作られる容積がロー
タ41aの回転(すなわちモータMの回転)と共に変化
することにより、作動油の吸入・吐出を行うものであ
る。可変吐出量型ベーンポンプの吸入・吐出量(以下、
吐出量で代表)は、モータMの回転数に加え、リング4
1bの偏心量によっても変化する。図示のリング41b
の偏心量は現在最大であり、モータMの回転数を無視す
ればこの状態のときに最大の吐出量が得られる。リング
41bの偏心量は、図面の右側に設けられたスプリング
41dの付勢力Faと、図面の左側に設けられた複合ピ
ストン41eの押圧力Fbとの釣り合いで決まり、最大
の偏心量はFa>Fbの場合である。
【0046】ここで、スプリング41dと共に“圧力コ
ンペンセータ(圧力補償機構)”を構成する図示の複合
ピストン41eは、二つのピストンA、Bをシャフトで
連結しているように見えるが、これは作図上の都合であ
る。実際は二つのピストンA、Bはつながっておらず、
それぞれが独立してFbを発生するようになっている。
このことは、通路40に圧力が発生した場合を考えると
容易に理解できる。もし、二つのピストンA、Bがシャ
フトでつながっていた場合、通路40に圧力が発生して
もピストンA、Bの各受圧面に働く圧力が逆向きとなっ
て打ち消されてしまい、複合ピストン41eは動かな
い。
【0047】図示の複合ピストン41eの機能は要する
に、押圧力Fbの大きさを、ポンプ41の第1吐出ポー
ト44(通路43)の圧力に対応させると共に、ポンプ
41の第2吐出ポート42(通路40)の圧力にも対応
させる点にある。このような機能を満たすための構成
は、例えば、ピストンAは第1吐出ポート44の圧力
が上がると図面の右方向に移動する、ピストンBは第
2吐出ポート42の圧力が上がると図面の右方向に移動
する、ピストンA、Bはそれぞれ個別にリング41b
を押圧する、ようになっていればよい。
【0048】かかる特徴的な構成を有する圧力コンペン
セータを備えた上記各実施例のポンプ(可変吐出量型ベ
ーンポンプ)は、第1吐出ポート44と第2吐出ポート
42の各圧力に応じて偏心量を変化させるので、ピスト
ンA、Bの受圧面積を調節することにより、第1吐出ポ
ート44の圧力と第2吐出ポート42の圧力を個別に設
定できる。このため、ピストン26の二つの受圧面(第
2室23aに臨む面と第2室23bに臨む面)の面積差
に伴う第2室23aと第2室23bの不本意な圧力差を
吸収できるばかりか、外部負荷(脚の自重など)の大き
さも考慮した最適な圧力設定を行うことができるという
格別な効果が得られる。
【0049】また、上記各実施例のモータMに“DCモ
ータ”を用いると好ましい。DCモータは負荷が大きく
なると回転数が低下する特性があり、一方、可変吐出量
型ベーンポンプも回転数が低下すると吐出量が減る特性
があり、両者の特性が相まって負荷に対する吐出量の制
御応答性が向上するからである。このことは、モータM
の小型化や圧力コンペンセータの簡素化が可能なことを
意味し、したがって、脚昇降装置のユニット化に寄与す
る有益な効果が得られる。
【0050】なお、上記第1実施例における第1室22
内に設けられた弁体28は、通常は、スプリング30に
よって図面の右方向に付勢されており、弁体27に着座
して一体化しているが、第1室22bの圧力がスプリン
グ30の付勢力を越えて大きくなった場合に弁体27か
ら離座して第1室22bと第1室22aの間を連通する
ようになっている。この作用は油圧失陥時に必要であ
る。すなわち、第1実施例においては、油圧失陥時にガ
スポートPbから高圧ガスを導入し、第4室39及び通
路38を介して第2室23bに加えるが、反対側の第2
室23aは通路35〜孔32を介して第1室22bに連
通しているため、この第1室22bの圧力の逃げ道を作
っておかなければ、いくら第2室23bの圧力をガスの
力で高めてもピストン26がスムーズに動かず、その結
果、緊急脚下げに支障をきたすからである。
【0051】また、上記第2実施例のアキュムレータ8
1と電磁弁Rは、同実施例における特徴的な構成要素の
一つである。上記第2実施例の説明から理解されるよう
に、アキュムレータ81は通路77、第4室78、第2
室63a及びアップロックポートPcに接続されてお
り、電磁弁Rが閉じられているときにこれら各部の圧力
変動(温度変化による圧力低下やリークによる圧力低下
など)を補償するものである。したがって、仮に、アッ
プロックポートPcを閉鎖しておけば、通路77、第4
室78及び第2室63aの圧力を高圧に保持できるか
ら、アップロックシリンダ(図4符号10参照)を用い
なくても、脚上げ状態を保持することができ、より一層
構成を簡素化できるから好ましい。
【0052】また、上記第3実施例の系統図(図6)に
よれば、油圧システムを多重化(三つの脚部の場合、三
重化)でき、一つの脚昇降装置の油圧システムが故障し
た場合でも他の二つの脚昇降装置の油圧システムでバッ
クアップできるから、特にスペースの関係で多重化が困
難な小型機の安全性を格段に向上できる点で有益であ
る。
【0053】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、緊急脚下
げを含む脚昇降機構をユニット化でき、レイアウト容易
性とMTBFの改善を図ることができる。請求項2に係
る発明によれば、ポンプ効率がよく、モータの小型化を
図ることができる。
【0054】請求項3に係る発明によれば、二つの吐出
ポートの圧力に応じてポンプの吐出量を制御でき、ロッ
ドが伸びるときと縮むときのそれぞれに適した圧力設定
を行うことができる。請求項4に係る発明によれば、ア
キュムレータによって一方の室の圧力を維持でき、脚上
げ状態を保持できるため、敢えて外部にロックアップシ
リンダを設ける必要がなくなり、構成を一層簡素化でき
る。
【0055】請求項5に係る発明によれば、油圧システ
ムを多重化してシステムの安全性を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の構成図である。
【図2】第1実施例の系統図である。
【図3】第2実施例の構成図である。
【図4】第2実施例の系統図である。
【図5】第3実施例の構成図である。
【図6】第3実施例の系統図である。
【図7】各実施例に共通の要部構成図である。
【図8】従来の構成図(ガス圧バックアップ方式)であ
る。
【図9】従来の構成図(ダンプバルブバックアップ方
式)である。
【符号の説明】
M:モータ 20:ボディ 25:ロッド 41:ポンプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共通のボディ内に、油圧源としてのポンプ
    と、該ポンプを駆動するモータと、前記ポンプの吐出圧
    を受けて伸縮するロッドと、該ロッドの伸縮動作を規制
    するメカニカルロック機構とを実装したことを特徴とす
    る航空機用脚昇降装置。
  2. 【請求項2】前記ポンプを可変容量型にしたことを特徴
    とする請求項1記載の航空機用脚昇降装置。
  3. 【請求項3】前記ポンプを、回転方向に応じて一方が吐
    出側他方が吸い込み側として働く二つの吐出ポートを有
    する可変容量型にし、且つ、該二つの吐出ポートのそれ
    ぞれを二つの室に連通すると共に、該二つの室の圧力差
    で前記ロッドを伸縮させるように構成し、さらに、該二
    つの吐出ポートのそれぞれの圧力に応じて前記ポンプの
    吐出量を制御する圧力コンペンセータを備えたことを特
    徴とする請求項1記載の航空機用脚昇降装置。
  4. 【請求項4】前記二つの室のうち脚上げ状態のときに高
    圧となる一方の室にアキュムレータを接続し、且つ、該
    アキュムレータ及び該一方の室と油圧発生源との間を断
    接する電磁弁を備えたことを特徴とする請求項3記載の
    航空機用脚昇降装置。
  5. 【請求項5】前記ポンプの吐出圧を他の航空機用脚昇降
    装置に出力する出力ポートを備えることを特徴とする請
    求項1、2、3又は4記載の航空機用脚昇降装置。
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