JP3382981B2 - 舵面の制御装置 - Google Patents

舵面の制御装置

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JP3382981B2
JP3382981B2 JP30222292A JP30222292A JP3382981B2 JP 3382981 B2 JP3382981 B2 JP 3382981B2 JP 30222292 A JP30222292 A JP 30222292A JP 30222292 A JP30222292 A JP 30222292A JP 3382981 B2 JP3382981 B2 JP 3382981B2
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敏夫 神村
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帝人製機株式会社
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    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
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    • B64C13/00Control systems or transmitting systems for actuating flying-control surfaces, lift-increasing flaps, air brakes, or spoilers
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    • B64C13/38Transmitting means with power amplification
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T50/00Aeronautics or air transport
    • Y02T50/40Weight reduction

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、舵面の制御装置に関
し、詳しくは、航空機の操縦舵面の駆動制御に使用さ
れ、一舵面に複数の電気、液圧式サーボ機構が装着され
る制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、航空機の航行安全を確保するため
に、フライ・バイ・ワイヤ方式による操縦系統の故障率
を無視することができなくなり、このため、これらの系
統を多重化して舵面操縦の信頼性を向上するものが一般
に採用されている。特に、液圧サーボ機構(例えば、油
圧サーボ機構)を多重化したものとしては、図3に示す
ようなものが知られている。
【0003】舵面1にはA、B2系統のアクチュエータ
2A、2Bが並列に装着され、操縦室あるいはフライコ
トンピュータ3の指令に基づき制御回路4A、4Bなら
びにアクチュエータ2A、2Bが作動し、油圧源5A、
5Bから液圧を受けて舵面1の同一駆動、制御を行う。
そして、これらの油圧サーボ機構のうち何れか一方、例
えば、A系統が故障した場合には、A系統のアクチュエ
ータ2が単独で暴走したりしてB系統のアクチュエータ
2Bの運転を阻害し、舵面1の正常な確保ができなくな
る可能性がある。このため、A、B両系統に独立した故
障検出制御回路6A、6Bを設けて適当な電気信号によ
り故障した系統のアクチュエータを油圧回路上でバイパ
ス状態にして正常なアクチュエータの運転に支障を与え
ないようにフェイル・パッシブとすることが行われてい
る。
【0004】このように多重化された従来の舵面の制御
装置としては、図4に示す単一のサーボ機構を複数列組
合せたものがある。図4において、10はアクチュエータ
であり、シリンダ11およびシリンダ11に摺動自在に嵌挿
され、ロッド12を介して図外の舵面1に連結されるピス
トン13を備えている。アクチュエータ10のシリンダ11は
ピストン13によって2つのシリンダ室11a、11bに画成
されており、シリンダ室11aあるいは11bには油圧源14
の作動油が、油圧源14とアクチュエータ10の間に順次に
配設された開閉弁15、サーボ弁16およびバイパス弁17を
介して供給され、ピストン13がシリンダ11内を往復動あ
るいは停止してアクチュエータ10は舵面1を駆動、制御
する。
【0005】18はアクチュエータ制御回路であり、前述
の操縦室あるいはフライコンピュータ3からの指令信号
およびアクチュエータ10のロッド12に係合してピストン
13の変位を検出するトランスデューサ19の信号を受けて
サーボ弁16に信号を出力し、サーボ弁16を作動させる。
一方、20は故障検出制御回路であり、装置の故障を検出
して開閉弁15に信号を出力し、開閉弁15を切換位置Bに
切換えて油圧源14の作動油を遮断する。したがって、制
御時には開閉弁15は切換位置Aに切換えられており、油
圧源14の作動油をサーボ弁16に供給する。同時に、開閉
弁15の作動油の供給圧力がパイロット油圧回路21を介し
てバイパス弁17に導入され、バイパス弁17に設けられた
スプリング17aの付勢力に抗してバイパス弁17は切換位
置Eに切換えられている。
【0006】アクチュエータ制御回路18の信号を受けて
サーボ弁16は切換位置C、NおよびDにそれぞれ切換え
られ、サーボ弁16が切換位置Dに切換えられたときに
は、開閉弁15を通して供給される油圧源14の作動油がバ
イパス弁17を介してアクチュエータ10のシリンダ室11a
に供給され、ピストン13が図中右方向に駆動される。そ
して、シリンダ室11bの作動油がバイパス弁17およびサ
ーボ弁16を通してオイルタンク22に排出される。
【0007】同様に、サーボ弁16が切換位置Cに切換え
られると、作動油がシリンダ室11bに供給されてピスト
ン13が図中左方向に駆動され、シリンダ室11aの作動油
がオイルタンク22に排出される。さらに、トランスデュ
ーサ19がピストン13の変位を検出してピストン13が所定
位置まで駆動されたときには、アクチュエータ制御回路
18からサーボ弁16への信号が遮断されてサーボ弁16は中
立位置Nに切換えられ、アクチュエータ10の作動油の供
給が遮断されてピストン13は所定位置に停止する。サー
ボ機構の故障時には、前述のように故障検出回路20が故
障を検出して開閉弁15への信号を遮断し、開閉弁15は切
換位置Bに切換えられて作動油の供給を遮断する。これ
に伴って、バイパス弁17は切換位置Fに切換えられ、ア
クチュエータ10のシリンダ室11aおよび11bはバイパス
弁17を介して連通され、アクチュエータ10は油圧回路上
でバイパス状態になる。
【0008】このため、上述のサーボ機構と平行して舵
面1に連結された他のサーボ機構の正常な運転に支障を
与えることはない。また、サーボ機構の故障以外に油圧
源14系統に異常が生じて油圧源14の供給圧力が異常に低
下したときにも、スプリング17aの付勢力により自動的
にバイパス弁17が切換位置Fに切換えられてアクチュエ
ータ10はバイパスの状態となり、同様に他の制御なサー
ボ機構の運転に支障を与えることはない。
【0009】ところが、このような従来の舵面の制御装
置では、複数のサーボ機構のうち何れかが故障した場
合、あるいは油圧源の供給圧力が異常に低下した場合に
は、故障したサーボ機構のアクチュエータをバイパス状
態として他のサーボ機構から分離するとともに、全ての
サーボ機構が故障するかあるいは供給圧力が低下する
と、全てのアクチュエータかバイパス状態となるので、
舵面には、舵面の剛性を大きくして舵面1の振動に伴う
フラッタ現象を防止するために、マス・バランス・ウェ
イトあるいはダンパを設けていた。このため、航空機の
機体重量が増加し、さらに、制御作動時に舵面の抵抗が
大きくなって舵面制御の機械効率が悪化するという不具
合があった。
【0010】このような不具合を解消するために、図5
に示すようにバイパス弁30にバイパス回路31を設け、こ
のバイパス回路31に制御弁32を付加したものがある(特
開平1−41498号公報参照)。この制御弁32は、電
磁弁から構成され、アクチュエータ10からバイパス回路
31を通してアクチュエータ10のシリンダ室11a、11b同
士を連通するバイパス位置Gおよびアクチュエータ30か
らバイパス通路31を通してアクチュエータ10のシリンダ
室11a、11b同士を絞り弁を介して連通するダンピング
位置Hを有しており、各サーボ機構に設けられた故障検
出回路からの出力信号に応じてこれら各位置G、Hに切
換られるように制御される。
【0011】そして、サーボ機構の何れか1つが故障し
たときには、制御弁32はバイパス位置Gに切換えられ
る。このとき、開閉弁15が遮断されるとともに、バイパ
ス弁30がG1からH1に切換えられるため、故障したサ
ーボ機構におけるバイパス回路の作動油の流れを開放す
る。一方、サーボ機構の何れもが故障したときには、ダ
ンピング位置Hに切換えられて全ての作動油の流れを絞
ることにより、マスバランスウェイトあるいはダンパー
なしで舵面のフラッタ現象を防止して、航空機の機体重
量の軽減を図るようにしている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の舵面の制御装置にあっては、バイパス弁30に
設けられたバイパス回路31に制御弁32が設けられるとと
もに、バイパス弁30に作動油を供給するのを断続するた
めに開閉弁15を有していることから、油圧源からアクチ
ュエータまでの間に多数の油圧回路が配設されてしま
い、制御回路の部品点数が増大して重量や製造コストが
増大してしまうという問題があった。
【0013】すなわち、開閉弁15および制御弁32を通過
する液圧流路はアクチュエータ10の消費流量に等しいた
め、航空機の機体が大きくなるに従ってアクチュエータ
10は大きくなり、それに伴って大流量の液圧が消費され
てしまう。これに加えて、制御弁32は供給液圧の低下時
(圧力が全く無い場合もある)に作動油が供給される必要
がない場合にも、バイパス位置Gあるいはダンピング位
置Hに操作されるため、電磁弁として巨大なものが必要
になってしまった。この結果、制御装置の重量が増大し
てしまい、製造コストが増大してしまった。この結果、
航空機の重量が増大してしまい、それに伴って航空機の
製造コストが増大してしまうという問題があった。
【0014】そこで、請求項1記載の発明は、制御弁と
アクチュエータの間に、アクチュエータを駆動する駆動
位置、2つのシリンダ室に連通する流路同士を短絡する
バイパス位置、および2つのシリンダ室に連通する流路
同士を絞り弁を介して短絡するダンピング位置を有する
単一の切換弁を配設し、この切換弁を第1および第2切
換手段によって切換えることにより、1つの切換弁で制
御弁とアクチュエータの間の作動液の連通路を切換える
ようにして、小型軽量、低コストな舵面の制御装置を提
供することを目的としている。
【0015】請求項2記載の発明は、切換弁の切換位置
を、2つの電磁弁からのパイロット圧によって切換える
ことにより、切換弁の操作を同一形式の電磁弁で、かつ
少量の作動液で行うことができ簡素な構造で、かつ小型
軽量、低コストな舵面の制御装置を提供することを目的
としている。請求項3記載の発明は、第1チェックバル
ブおよび第2チェックバルブと第2電磁弁間を連通する
流路に、排出路に向かって流路を形成する安全弁を設け
ることにより、第1および第2チェックバルブと第2電
磁弁の流路の液圧が高圧になったときに、リリーフ弁を
通して液圧を逃すようにし、該流路の構造を強化して液
圧の膨張に対処するのを不要にして流路の重量が増加す
るのを防止することができ、より一層の軽量、低コスト
化を図ることができる舵面の制御装置を提供することを
目的としている。
【0016】請求項4記載の発明は、制御弁とアクチュ
エータの間の流路に、アクチュエータ側から制御弁側の
みに閉止流路を構成し、電磁弁からの所定のパイロット
圧によって開放可能なチェックバルブと、該チェックバ
ルブを迂回してアクチュエータから制御弁側に作動液を
逃して電磁弁に供給し、電磁弁にパイロット圧を発生さ
せるリリーフバルブと、を設けることにより、アクチュ
エータから制御弁側に作動油が還流されるのを防止して
シリンダ室間の完全に液圧を密閉することができ、舵面
をロックさせることができる舵面の制御装置を提供する
ことを目的としている。
【0017】請求項5記載の発明は、制御弁とアクチュ
エータの間あるいは制御弁とチェックバルブの間に、ア
クチュエータと制御弁とを短絡する駆動位置、2つのシ
リンダ室に連通する流路同士を短絡するバイパス位置、
および2つのシリンダ室に連通する流路同士を絞り弁を
介して短絡するダンピング位置を有する単一の切換弁を
配設し、制御弁がバイパス位置にあるとき、アクチュエ
ータから切換弁側に作動油が還流されるのを防止するこ
とにより、サーボ機構が故障したときに、アクチュエー
タのシリンダ室同士を直接短絡するのと同時に所定位置
に固定するようにして燃料の消費効率が低下するのを防
止することができる小型軽量、低コストな舵面の制御装
置を提供することを目的としている。
【0018】請求項6記載の発明は、液圧源から直接作
動液の供給を受ける一方の電磁弁と、2つのシリンダ室
から該他方の電磁弁のみに作動液の供給を許容する第
1、第2チェックバルブを介して液圧供給を受ける他方
の電磁弁を設けることにより、供給源から供給される作
動液あるいはアクチュエータから還流される作動液をパ
イロット圧としてチェックバルブに供給するようにし
て、チェックバルブの開放を効率良く行うことができる
舵面の制御装置を提供することを目的としている。
【0019】請求項7記載の発明は、第1チェックバル
ブおよび第2チェックバルブと第2電磁弁間を連通する
流路に、排出路に向かって流路を形成する安全弁を設け
ることにより、第1および第2チェックバルブと第2電
磁弁の流路の液圧が高圧になったときに、リリーフ弁を
通して液圧を逃すようにし、該流路の構造を強化して液
圧の膨張に対処するのを不要にして流路の重量が増加す
るのを防止することができ、より一層の軽量、低コスト
化を図ることができる舵面の制御装置を提供することを
目的としている。
【0020】請求項8記載の発明は、チェックバルブお
よびリリーフバルブを一体的に形成することにより、さ
らに小型軽量化を図ることができる低コストな舵面の制
御装置を提供することを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明は、同一の舵面を同一に制御する複数
のサーボ機構からなり、複数のサーボ機構のうちの何れ
か1つが故障したときに、故障したサーボ機構に第1の
信号を出力するとともに、複数のサーボ機構の何れもが
故障した場合に複数のサーボ機構に第2の信号を出力す
る制御手段を備えた舵面の制御装置において、各サーボ
機構が、シリンダおよびシリンダに摺動自在に嵌挿さ
れ、シリンダ内を2室に画成するピストンを有するとと
もに、該ピストンを介して舵面に連結され、舵面を駆動
するアクチュエータと、液圧源の液圧を受けてアクチュ
エータに供給し、入力信号に基づいて液圧を2つのシリ
ンダ室のうちの何れか一方に供給してアクチュエータの
駆動方向を切換えるとともに、液圧の供給を遮断してア
クチュエータの駆動を停止させることにより舵面を制御
する制御弁と、該制御弁とアクチュエータの間の流路上
に配設され、アクチュエータおよび制御弁の間の流路を
短絡して2つのシリンダ室のうち何れか一方に作動液を
供給してアクチュエータの駆動を行う駆動位置、制御弁
側の流路を閉止して各シリンダ室に連通する流路同士を
短絡するバイパス位置、および制御弁側の流路を閉止し
て各シリンダ室に連通する流路同士を絞り弁を介して短
絡するダンピング位置を有し、供給液圧が所定値よりも
低いときにはダンピング位置に位置する単一の切換弁
と、第1の信号に応じて、切換弁をバイパス位置に切換
える第1切換手段と、第2の信号に応じて切換弁をダン
ピング位置に切換える第2切換手段と、を備えたことを
特徴としている。
【0022】上記目的達成のため、請求項2記載の発明
は、前記第1切換手段が、液圧源から直接作動液の供給
を受け、切換弁にパイロット圧を与える第1電磁弁から
構成されるとともに、第2切換手段が、切換弁とアクチ
ュエータの2つのシリンダ室を連通する一対の液圧路に
それぞれ設けられて各シリンダ室から第2切換手段側の
みに作動液の供給を許容する第1、第2チェックバルブ
を介して液圧供給を受け、切換弁にパイロット圧を与え
る第2電磁弁から構成され、前記切換弁が、第1切換手
段あるいは第2の切換手段からのパイロット圧に応じて
位置切換えを行うことを特徴としている。
【0023】上記目的達成のため、請求項3記載の発明
は、第1チェックバルブおよび第2チェックバルブと第
2電磁弁間を連通する流路が、リザーバタンクに連通す
る排出路に接続され、該流路に、排出路に向かって流路
を形成する安全弁が設けられたことを特徴としている。
上記目的達成のため、請求項4記載の発明は、同一の舵
面を同一に制御する複数のサーボ機構からなる舵面の制
御装置において、各サーボ機構が、シリンダおよびシリ
ンダに摺動自在に嵌挿され、シリンダ内を2室に画成す
るピストンを有するとともに、該ピストンを介して舵面
に連結され、舵面を駆動するアクチュエータと、液圧源
の液圧を受けてアクチュエータに供給し、入力信号に基
づいて液圧を2つのシリンダ室のうちの何れか一方に供
給してアクチュエータの駆動方向を切換えるとともに、
作動液の供給を遮断してアクチュエータの駆動を停止さ
せることにより舵面を制御する制御弁と、該制御弁とア
クチュエータの間の流路に配設され、制御弁側からアク
チュエータ側に自由流路を構成するとともに、アクチュ
エータ側から制御弁側に閉止流路を構成し、所定のパイ
ロット圧によってアクチュエータと制御弁を連通可能な
チェックバルブと、該チェックバルブを迂回してアクチ
ュエータから制御弁側に作動液を逃すリリーフバルブ
と、入力信号に基づいて操作され、リリーフバルブから
作動液の一部が供給されるとともに、この作動液の一部
をチェックバルブにパイロット流路を介してパイロット
圧として供給する少なくとも1つ以上の電磁弁と、を備
え、シリンダ室の一方から排出される作動油をチェック
バルブによって制御弁側に還流するのを停止して舵面の
ロックを行うことを特徴としている。
【0024】上記目的達成のため、請求項5記載の発明
は、複数のサーボ機構のうちの何れか1つが故障したと
きに、故障したサーボ機構に信号を出力する制御手段
と、前記制御弁とチェックバルブの間あるいは制御弁と
アクチュエータの間の流路上に、アクチュエータおよび
制御弁の間の流路を短絡してアクチュエータの各シリン
ダ室のうち何れか一方に作動液を供給してアクチュエー
タの駆動を行う駆動位置、制御弁側の流路を閉止して2
つのシリンダ室に連通する流路同士を短絡するバイパス
位置、および制御弁側の流路を閉止して2つのシリンダ
室に連通する流路同士を絞り弁を介して短絡するダンピ
ング位置を有し、供給液圧が所定値よりも低いときには
ダンピング位置に位置する単一の切換弁と、が設けら
れ、前記電磁弁が制御手段からの入力信号に基づいて前
記パイロット圧と共に副パイロット圧を発生し、該副パ
イロット圧を副パイロット流路を介して切換弁に供給す
ることにより、切換弁の切換位置を可変することを特徴
としている。
【0025】上記目的達成のため、請求項6記載の発明
は、前記電磁弁が2つ設けられ、一方の電磁弁は、液圧
源から直接作動液の供給を受け、他方の電磁弁は、切換
弁とアクチュエータの各シリンダ室を連通する一対の液
圧路にそれぞれ設けられて各シリンダ室から該他方の電
磁弁のみに作動液の供給を許容する第1、第2チェック
バルブを介して液圧供給を受けることを特徴としてい
る。
【0026】上記目的達成のため、請求項7記載の発明
は、第1チェックバルブおよび第2チェックバルブと第
2電磁弁間を連通する流路が、リザーバタンクに連通す
る排出路に接続され、該流路に、排出路に向かって流路
を形成する安全弁が設けられたことを特徴としている。
上記目的達成のため、請求項8記載の発明は、前記チェ
ックバルブおよびリリーフバルブが一体的に形成される
ことを特徴としている。
【0027】
【作用】請求項1記載の発明では、制御弁とアクチュエ
ータの間に、アクチュエータと制御弁とを短絡する駆動
位置、制御弁側の流路を閉止して各シリンダ室に連通す
る流路同士を短絡するバイパス位置、および制御弁側の
流路を閉止して各シリンダ室に連通する流路同士を絞り
弁を介して短絡するダンピング位置を有する単一の切換
弁が配設され、この切換弁が切換手段によって切換えら
れる。
【0028】したがって、1つの切換弁で制御弁とアク
チュエータの間の作動液の連通路が切換えられ、液圧源
からアクチュエータの間に多数の液圧回路を配設する必
要がない。このため、消費流量が大幅に低減されて舵面
の制御装置の小型軽量化が図られ、その製造コストが低
減される。この結果、航空機の重量が低減されてその製
造コストが低減する。
【0029】請求項2記載の発明では、切換弁の切換位
置が、2つの電磁弁からのパイロット圧によって切換え
られる。したがって、切換弁の操作が同一形式の電磁弁
で、かつ少量の作動液で行われ、簡素な構造で、かつ小
型軽量、低コストな舵面の制御装置が得られる。請求項
3、7記載の発明では、第1チェックバルブおよび第2
チェックバルブと第2電磁弁間を連通する流路に、排出
路に向かって流路を形成する安全弁が設けられる。した
がって、第1および第2チェックバルブと第2電磁弁の
流路の液圧が高圧になったときに、リリーフ弁を通して
液圧が逃される。
【0030】このようにすれば、第1、2チェックバル
ブから第2電磁弁までの流路内の作動液が温度上昇によ
って膨張して高圧になった場合に、該流路を高圧力に耐
えられるように高強度にする必要がない。また、通常ア
クチュエータのピストンに加わる外圧によって液圧が所
定値以上になるのを防止するためにアクチュエータと制
御弁の間の流路に相対して一対の安全弁を設ける必要が
あるが、上述したように高圧の液圧をリリーフ弁を通し
て逃することによって一対の安全弁が不要になり、制御
装置の重量がさらに低減されてその製造コストがさらに
低減される。
【0031】請求項4記載の発明では、制御弁とアクチ
ュエータの間の流路に、アクチュエータ側から制御弁側
のみに閉止流路を構成し、電磁弁からの所定のパイロッ
ト圧によって開放可能なチェックバルブと、該チェック
バルブを迂回してアクチュエータから制御弁側に作動液
を逃して電磁弁に供給し、電磁弁にパイロット圧を発生
させるリリーフバルブと、が設けられる。
【0032】したがって、アクチュエータから制御弁側
に還流される作動油がチェックバルブによって遮断さ
れ、シリンダ室間の液圧が完全に密閉される。すなわ
ち、スライドタイプの弁によってシリンダ室間を密閉す
るものは、多ランドが配設可能な利点があるが、弁内部
を完全に密閉することが不可能であるので、シリンダ室
間を完全に密閉することが不可能である。これに対し
て、リリーフバルブやチェックバルブのようポペットシ
ートタイプの弁ならば、液漏れが完全に防止されるの
で、2つのシリンダ室間が完全に密閉される。この結
果、舵面が完全にロックされる。
【0033】請求項5記載の発明では、制御弁とアクチ
ュエータの間あるいは制御弁とチェックバルブの間に、
アクチュエータと制御弁とを短絡する駆動位置、制御弁
側の流路を閉止して各シリンダ室に連通する流路同士を
短絡するバイパス位置、および制御弁側の流路を閉止し
て各シリンダ室に連通する流路同士を介して短絡するダ
ンピング位置をする単一の切換弁が配設される。
【0034】したがって、サーボ機構のうちの何れか1
つが故障したときに、制御弁がバイパス位置に切換えら
れ、アクチュエータのシリンダ室同士が短絡されるとと
もに、チェックバルブによって流路が閉止されてシリン
ダ室同士が密閉される。この結果、舵面が完全にロック
されてサーボ機構の故障時に消費効率が低下することが
ない。
【0035】請求項6記載の発明は、液圧源から直接作
動液の供給を受ける一方の電磁弁と、各シリンダ室から
該他方の電磁弁のみに作動液の供給を許容する第1、第
2チェックバルブを介して液圧供給を受ける他方の電磁
弁が設けられる。したがって、供給源から供給される作
動液あるいはアクチュエータから還流される作動液がパ
イロット圧としてチェックバルブに供給される。したが
って、チェックバルブの開放が効率良く行なわれる。
【0036】請求項8記載の発明は、チェックバルブお
よびリリーフバルブが一体的に形成される。したがっ
て、さらに小型軽量化を図ることができる低コストな舵
面の制御装置が得られる。
【0037】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1、2は請求項1〜8記載の発明に係る舵面の制御装置
の一実施例を示す図である。なお、図1は、舵面の制御
装置を構成する複数のサーボ機構の中の1つを示す図で
あり、他のサーボ機構は図1と同様の構成であるため、
図1に基づいて説明を行う。
【0038】まず、構成を説明する。図1において、41
はアクチュエータであり、アクチュエータ41はシリンダ
42およびシリンダ42に摺動自在に嵌挿されたピストン43
を有する。ピストン43は、シリンダ42内を2つのシリン
ダ室42a、42bに画成するとともに、ピストン43に装着
されたロッド44を介して航空機の舵面45に連結される。
なお、この舵面45には他のサーボ機構のピストンロッド
も連結されており、この舵面45は本サーボ機構と共に他
のサーボ機構によっても駆動される。なお、本実施例で
は一対のサーボ機構で駆動する例を示している。
【0039】そして、シリンダ室42aあるいは42bには
油圧源46の作動油(作動液)が、油圧源46とアクチュエー
タ41の間に順次配設された制御弁47、切換弁48を通して
供給され、ピストン43がシリンダ42内で往復動あるいは
停止してアクチュエータ41は舵面45を制御する。制御弁
47は図外の操縦室あるいはフライトコンピュータの指令
に基づくアクチュエータ制御回路49の入力信号に応じて
制御されるようになっており、この入力信号を受けて作
動油を吸排流路40a、40bの何れか一方を介してアクチ
ュエータ41のシリンダ室42a、42bの何れか一方に供給
し、アクチュエータ41の駆動方向を切換えるとともに、
作動油の供給を遮断してアクチュエータ41の駆動を停止
させるようになっている。
【0040】具体的には、アクチュエータ制御回路49の
入力信号に基づき制御弁47が切換位置Iに切換えられる
と、油圧源46からの作動油が切換弁48、吸排流路40aを
通してアクチュエータ41のシリンダ室42aに供給され、
ピストン43が図1中、下方に駆動される。そして、シリ
ンダ室42bの作動油が吸排流路40b、切換弁48、制御弁
47を介してリザーバ50に排出される。
【0041】同様に、制御弁47が切換位置Jに切換えら
れると、作動油が吸排流路40bを通してシリンダ室42b
に供給されてピストン43が図1中、上方に駆動され、シ
リンダ室42aの作動油がリザーバ50に排出される。さら
に、制御弁47が中立位置Nに切換えられると、作動油の
供給が遮断されてピストン43が停止する。切換弁48は、
制御弁47とアクチュエー41の間の流路上に配設されてお
り、この切換弁48は制御弁47とアクチュエータ41の流路
を切換えるように、それぞれ作動位置、バイパス位置お
よびダンピング位置を有している。
【0042】具体的には、切換位置Lにあるときに、制
御弁47とアクチュエータ41の間の吸排流路40a、40b同
士を短絡して制御弁47の切換位置に応じて供給される作
動油をシリンダ室42a、42bのうち何れか一方に供給し
てアクチュエータの41の駆動を行うようになっており、
この切換位置Lは駆動位置を構成している。また、切換
位置Mにあるときに、制御弁47側の流路を閉止して各シ
リンダ室42a、42bに連通する吸排流路40a、40b同士
を短絡するようになっており、この切換位置Mはバイパ
ス位置を構成している。
【0043】さらに、切換位置Oにあるときに、制御弁
47側の流路を閉止して各シリンダ室42a、42bに連通す
る吸排流路40a、40b同士を絞り弁を介して短絡するよ
うになっており、この切換位置42はダンピング位置を構
成している。また、この切換弁48はスプリング51によっ
て切換位置Oに位置するように付勢されており、切換弁
48に供給される作動油の圧力が所定値の以下のときには
スプリング51によって切換位置Oに付勢されている。
【0044】この切換弁48は第1切換手段を構成する第
1電磁弁52および第2切換手段を構成する第2電磁弁53
から副パイロット流路を構成するパイロット流路54、55
を介してパイロット圧(副パイロット圧)が供給されるよ
うになっており、このパイロット圧に応じて切換位置が
制御されるようになっている。第1電磁弁52は油圧源46
に直接接続されており、故障検出回路56からの入力信号
に応じて切換位置が可変されるようになっている。この
故障検出回路56は油圧源46を含めた本サーボ機構全体の
故障を検出して第1電磁弁52に信号(第1の信号)を出力
するようになっており、本サーボ機構の正常時には第1
電磁弁52に通電するようになっている。第1電磁弁52は
故障検出回路56によって通電されたときに励磁されて図
示の切換位置Pに切換えられて、切換弁48にパイロット
圧を供給するようになっている。
【0045】また、故障検出回路56は本サーボ機構の異
常時に通電を遮断することにより、異常信号としての信
号出力を行うようになっており、第1電磁弁52は通電が
遮断されると、スプリングによって切換位置Qに切換え
られ、切換弁48にパイロット圧を供給するのを遮断す
る。第2電磁弁53はアクチュエータ41の各シリンダ室42
a、42bに接続されており、このシリンダ室42a、42b
の何れか一方から還流される作動油が供給されるように
なっている。アクチュエータ41のシリンダ室42a、42b
と第2電磁弁53の間には第1、第2チェックバルブ57、
58が設けられており、このチェックバルブ57、58はアク
チュエータ41から第2電磁弁53側のみに作動油の供給を
許容するようになっている。このため、シリンダ室42
a、42bの何れか一方から還流される作動油は切換弁48
に供給される以外にこのチェックバルブ57、58を通して
第2電磁弁53にも供給される。
【0046】また、この第2電磁弁53は、故障検出回路
59からの入力信号に応じて切換位置が可変されるように
なっている。この故障検出回路59は舵面の制御装置を構
成する他のサーボ機構の故障を検出して第2電磁弁53に
信号(第2の信号)を出力するようになっており、他のサ
ーボ機構の正常時には第2電磁弁53を通電するようにな
っている。そして、第2電磁弁53は故障検出回路59によ
って通電されたときに励磁されて図示の切換位置Rに切
換えられて、切換弁48にパイロット圧を供給するように
なっている。
【0047】また、故障検出回路59は他のサーボ機構の
異常時に通電を遮断することにより、異常信号としての
信号出力を行うようになっており、第2電磁弁53は通電
が遮断されると、スプリングによって切換位置Sに切換
えられ、切換弁48にパイロット圧を供給するのを遮断す
る。上述した故障検出回路56、59は複数のサーボ機構の
うちの何れか1つが故障したときに、故障したサーボ機
構に第1の信号を出力するとともに、複数のサーボ機構
の何れもが故障した場合に複数のサーボ機構に第2の信
号を出力する制御手段を構成している。
【0048】また、第1、2チェックバルブ57、58と第
2電磁弁53の間を連通する流路はリザーバ50に連通する
排出路60に接続されており、このバルブ57、59および第
2電磁弁53間の流路には、排出路60に向かって流路を形
成する安全弁61が設けられている。一方、吸排流路40b
には、コンビネーションバルブ62が配設されており、こ
のバルブ62は制御弁47側からアクチュエータ41側に自由
流路を構成するとともに、アクチュエータ41側から制御
弁47側に閉止流路を構成するチェックバルブ63と、この
チェックバルブ63を迂回して設けられアクチュエータ41
側から制御弁側47に作動油を逃すリリーフバルブ64と、
を備えている。
【0049】チェックバルブ63はパイロット流路64、65
を介して第1、2電磁弁52、53に接続されており、この
第1、2電磁弁52、53からパイロット圧を受けると開口
して制御弁47からアクチュエータ41のシリンダ42bに作
動油を供給するようになっている。このチェックバルブ
63とリリーフバルブ64は一体的に構成されており、図2
のように示される。図2において、71はハウジングであ
り、このハウジング内には貫通孔72が形成されている。
この貫通孔72内にはピストン73、プランジャ保持部材7
4、バルブシート75、プランジャ76、ポペット弁77が収
納され、ハウジング71の一端部側はプラグ78によって閉
止されている。
【0050】プランジャ保持部材74内にはプランジャ76
が摺動自在に設けられており、このプランジャ76とバル
ブシート75の間にスプリング79が介装され、プランジャ
76はこのスプリング79によってピストン73側に付勢され
ている。また、プランジャ76の細径部76aはバルブシー
ト75内に収納されており、この細径部76aとバルブシー
ト75の間に流路86が成形されている。また、細径部76a
の先端部はポペット弁77に当接されており、ポペット弁
77はスプリング80によってプランジャ76の細径部76aに
当接するように付勢されている。また、ハウジング71に
は、パイロット流路65を介して第1電磁弁52に連通され
る第1電磁弁流路81、パイロット流路66を介して第2電
磁弁53に連通される第2電磁弁流路82、リザーバに連通
されるリザーバ流路83、切換弁48に連通される切換弁流
路84、およびアクチュエータ41のシリンダ室42bに連通
されるアクチュエータ流路85が形成されている。また、
88はピストン73を押圧してスプリング79の付勢力を可変
させるための手動カムである。
【0051】このような構成を有するコンビネーション
バルブ62にあっては、通常、ポペット弁77がスプリング
80に付勢されてプランジャ76の細径部76aに当接してい
るため、アクチュエータ流路85から導入される作動油は
吸排流路40bを通して切換弁48に供給されないようにな
っている。一方、第1、2電磁弁52、53からパイロット
流路65、66を介して第1、2電磁弁流路81、82にパイロ
ット圧が供給されると、ピストン73が図中、右方に移動
しプランジャ76をスプリング79の付勢力に抗して図中、
右方に移動させる。このとき、細径部76aがポペット弁
77をスプリング80の付勢力に抗して図中、右方に移動さ
せるため、ポペット弁77がバルブシート75から離隔す
る。
【0052】このため、アクチュエータ流路85からプラ
グ78に形成された切り欠き78aを通して貫通孔72内に導
入された作動油は流路86およびバルブシート75に形成さ
れた切り欠き75a、プランジャ保持部材74に形成された
切り欠き部74aを介して切換弁48側に還流される。ま
た、第1、2電磁弁52、53からパイロット圧が供給され
ず、コンビネーションバルブ62とシリンダ室42b側の吸
排流路40bの作動油の圧力が高まった場合には、アクチ
ュエータ流路85から貫通孔72内に導入された作動油の圧
力によってポペット弁77が図中、左方に移動してプラン
ジャ76の細径部76aに当接し、バルブシート75はスプリ
ング79にの付勢力に抗して左方に移動する。このとき、
バルブシート75が作動油圧を受けてスプリング79の付勢
力に抗して図中、左方に移動するため、ポペット弁77が
バルブシート75から離隔し、貫通孔72内に導入された作
動油は流路86および切り欠き75a、74aを介して切換弁
48側に還流される。したがって、上述したプランジャ76
およびポペット弁77はチェックバルブ63およびリリーフ
バルブ64として機能する。
【0053】なお、図1図中、67は位置検出器を構成す
るトランスデューサであり、このトランスデューサ67は
アクチュエータ41に接続され、アクチュエータ41の駆動
変位を検出するとともに、該変位を電気信号に変換して
アクチュエータ制御回路49に出力するものである。アク
チュエータ制御回路49はこの出力信号に応じてを受ける
と、制御弁47に信号を出力し、制御弁を中立位置Nに切
換え、アクチュエータを所定位置に停止させる。
【0054】次に、作用を説明する。正常運転時には、
操縦室あるいはフライトコンピュータの指令信号に基づ
いてアクチュエータ制御回路49がトランスデューサ67の
信号を受けて制御弁47に信号を出力し、制御弁47がアク
チュエータ41を駆動し、舵面45が複数のサーボ機構によ
って同一に駆動、制御される。
【0055】すなわち、故障検出回路56、59によって第
1、2電磁弁52、53が共に励磁されているので、第1、
2電磁弁52、53はそれぞれ切換位置P、Rに位置してい
るため、油圧源46からの作動油が第1電磁弁52に供給さ
れてパイロット流路54を介して切換弁48にパイロット圧
を発生させ、切換位置Lに切換える。このため、油圧源
47からの作動油は、切換位置IまたはJにある制御弁4
7、切換位置Lにある切換弁48を介してアクチュエータ4
1のシリンダ室42a、42bの何れか一方に供給され、こ
れにより舵面45が駆動される。また、他方のシリンダ室
42a、42bから排出される作動油は切換弁48および制御
弁47を介してリザーバ50に排出されるとともに、その一
部が第1、2チェックバルブ57、58の何れか一方から第
2電磁弁53に供給され、第2電磁弁53からもパイロット
圧を発生させる。
【0056】また、チェックバルブ63には第1、2電磁
弁52、53からパイロット流路65、66を介してパイロット
圧が供給されることによって開放されるので、シリンダ
室42bから吸排流路40bに作動油が還流されるときに、
スムースに還流が行われる。また、このときに、ピスト
ン43に外圧が加わることにより、吸排流路40a、40b等
の作動液圧が異常に高くなった場合には、この作動油が
安全弁61を介してリザーバ50に還流される。
【0057】ここで、サーボ機構のうちの何れか1つ、
例えば、本サーボ機構が故障したときには、故障検出回
路56が故障を検出し、第1電磁弁52への通電を遮断する
ため、切換弁48には第1電磁弁52からのパイロット圧の
供給が遮断されて第2電磁弁53のみからの供給となる。
このため、切換弁48が切換位置Mに切換えられ、制御弁
47側の流路を閉止して各シリンダ室42a、42bに連通す
る吸排流路40a、40b同士を短絡する。このため、ピス
トン43は自由に動くことができるので、他の正常なサー
ボ機構の運転に支障を与える事がない。
【0058】そして、正常なサーボ機構において舵面45
が固定されたときに、第2電磁弁53に作動油が供給され
なくなるため、第2電磁弁53からチェックバルブ63にパ
イロット圧が供給されなくなり、チェックバルブ63が閉
止する。このため、シリンダ室42a、42b間が密閉され
て舵面45がロックされ、燃料の消費効率が低下すること
がない。
【0059】また、ロック時に舵面45に矢印方向の外圧
が加わった場合には、シリンダ室42bから作動油が還流
されてシリンダ室42bとチェックバルブ63の間の流路40
b1の液圧が高くなる。このとき、リリーフバルブ64が
開口して第2電磁弁53に作動油が供給され、第2電磁弁
53からチェックバルブ63にパイロット圧を発生させる。
このため、チェックバルブ63が開放してシリンダ室42
a、42bの間で作動油を流通させる。
【0060】また、本サーボ機構に引き続いて他のサー
ボ機構が故障した場合には、すなわち、サーボ機構の全
てが故障した場合には、故障検出回路59が故障を検出
し、第2電磁弁53への通電を遮断する。このため、第
1、2電磁弁52、53から切換弁48にパイロット圧が供給
されないので、切換弁48がスプリング51に付勢されて切
換位置Oに切換えられる。
【0061】このため、制御弁47側の流路を閉止して各
シリンダ室42a、42bに連通する吸排流路40a、40b同
士が短絡され、舵面45の自由な動きを規制するダンパー
効果が生じる。この結果、マスバランスウェイトあるい
はダンパーなしで自動的に舵面45の振動を防止すること
ができ、翼のフラッタ現象を防止することができる。こ
のとき、チェックバルブ63によって吸排流路40bが閉止
されるので、シリンダ室42a、42b間を完全に密閉して
舵面45をロックすることができる。このロック時に舵面
45に矢印方向の外圧が加わった場合には、リリーフバル
ブ64が開口して作動油がチェックバルブ58および安全弁
61を介して排出される。
【0062】一方、油圧源46からの作動油圧が所定値以
下の場合には、第1、2電磁弁52、53の操作に関係な
く、切換弁48がスプリング51に付勢されて切換位置Oに
切換えられるため、シリンダ室42a、42b同士が絞り弁
を介して短絡されるため、作動油の消費効率が低下する
のを防止することができる。このように本実施例では、
制御弁47とアクチュエータ41の間に、アクチュエータ41
と制御弁47とを短絡する切換位置L、制御弁47側の流路
を閉止して各シリンダ室42a、42bに連通する流路同士
を短絡する切換位置M、および制御弁47側の流路を閉止
して各シリンダ室42a、42bに連通する流路同士を絞り
弁を介して短絡する切換位置Oを有する単一の切換弁48
を配設し、この切換弁48を第1、2電磁弁52、53によっ
て切換えているため、1つの切換弁48で制御弁47とアク
チュエータ41の間の作動液の連通路を切換えることがで
き、油圧源46からアクチュエータ41の間に多数の油圧回
路を配設するのを不要にできる。
【0063】このため、消費流量を大幅に低減すること
ができ、舵面の制御装置を小型化および軽量化すること
ができ、その製造コストを低減することができる。この
結果、航空機の重量を低減することができ、その製造コ
ストを低減することができる。また、切換弁48のを切換
位置を、2つの電磁弁52、53からのパイロット圧によっ
て切換ているため、切換弁48の操作を同一形式の電磁弁
で、かつ少量の作動油で行なうことができ、制御装置を
簡素な構造で、かつ小型軽量、低コストにすることがで
きる。
【0064】また、第1、2チェックバルブ57、58と第
2電磁弁53間を連通する流路に、排出路60に向かって流
路を形成する安全弁61を設けているため、第1および第
2チェックバルブ57、58と第2電磁弁53の流路の液圧が
高圧になったときに、リリーフ弁を通して液圧を逃すこ
とができる。このようにすれば、第1、2チェックバル
ブ57、58から第2電磁弁53までの流路内の作動液が温度
上昇によって膨張して高圧になった場合に、該流路を高
圧力に耐えられるように高強度にする必要のを不要にす
ることができる。これに加えて、アクチュエータ41と制
御弁48の間の一対の流路に相対して一対の安全弁を設け
るのを不要にすることができ、制御装置の重量をさらに
低減してその製造コストをさらに低減することができ
る。
【0065】また、制御弁47とアクチュエータ41の間の
流路に、アクチュエータ41側から制御弁47側のみに閉止
流路を構成し、第1、2電磁弁52、53からの所定のパイ
ロット圧によって開放可能なチェックバルブ63と、該チ
ェックバルブ63を迂回してアクチュエータ41から制御弁
47側に作動油を逃して第1、2電磁弁52、53に供給し、
第1、2電磁弁52、53にパイロット圧を発生させるリリ
ーフバルブ64と、を設けている。
【0066】このため、サーボ機構のうちの何れか1つ
が故障したときに、制御弁47をバイパス位置に切換え
て、アクチュエータ41のシリンダ室42a、42b同士が短
絡されたときに、チェックバルブ63によって流路を閉止
してシリンダ室42a、42b同士を密閉することができ
る。このため、舵面45を完全にロックしてサーボ機構の
故障時に消費効率が低下するのを防止することができ
る。
【0067】また、このようなロックをチェックバルブ
63およびリリーフバルブ64によって行っているため、多
ランドのスライドタイプの弁に比べて液漏れを完全に防
止することができ、シリンダ室42a、42b間を完全に密
閉することができ、舵面45を完全にロックすることがで
きる。また、チェックバルブ63の開放を第1、2電磁弁
52、53からのパイロット圧によって行なっているため、
チェックバルブ63の開放を効率良く行なうことができ
る。
【0068】また、チェックバルブ63およびリリーフバ
ルブ64をコンビネーションバルブ62として一体的に形成
しているため、さらに小型軽量化を図ることができる低
コストな舵面の制御装置を得ることができる。なお、本
実施例では、切換弁48を第1、2電磁弁52、53からのパ
イロット圧によって切換るようにしているが、これに限
らず、切換弁48を電磁弁から構成し、制御回路からの信
号に応じて直接切換えるようにしても良い。
【0069】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、1つの切
換弁で制御弁とアクチュエータの間の作動液の連通路を
切換えることができ、液圧源からアクチュエータの間に
多数の液圧回路を配設するのを不要にできる。このた
め、消費流量を大幅に低減させて、舵面の制御装置の小
型軽量化を図ることができ、製造コストを低減させるこ
とができる。この結果、航空機の重量を低減させてその
製造コストを低減させることができる。
【0070】請求項2記載の発明によれば、切換弁の操
作を同一形式の電磁弁で、かつ少量の作動液で行なうこ
とができ、制御装置を簡素な構造で、かつ小型軽量、低
コストにすることができる。請求項3および請求項7記
載の発明によれば、第1および第2チェックバルブと第
2電磁弁の流路の液圧が高圧になったときに、リリーフ
弁を通して液圧を逃すことができ、第1、2チェックバ
ルブから第2電磁弁までの流路内の作動液が温度上昇に
よって膨張して高圧になった場合に、該流路を高圧力に
耐えられるように高強度にするのを不要にできる。ま
た、アクチュエータのピストンに加わる外圧によって液
圧が所定値以上になるのを防止するためにアクチュエー
タと制御弁の間の流路に相対して一対の安全弁を設ける
のを不要にでき、制御装置の重量をさらに低減してその
製造コストをさらに低減することができる。
【0071】請求項4記載の発明によれば、チェックバ
ルブおよびリリーフバルブによってアクチュエータ間の
流路を閉止しているので、多ランドのスライドタイプの
弁に比べて液漏れを完全に防止することができ、シリン
ダ室間を完全に密閉することができ、舵面を完全にロッ
クすることができる。請求項5記載の発明によれば、サ
ーボ機構のうちの何れか1つが故障したときに、制御弁
をバイパス位置に切換えてアクチュエータのシリンダ室
同士を短絡することができるとともに、チェックバルブ
によって流路を閉止してシリンダ室同士を密閉すること
ができる。この結果、舵面を完全にロックしてサーボ機
構の故障時に消費効率が低下するのを防止することがで
きる。
【0072】請求項6記載の発明によれば、供給源から
供給される作動液あるいはアクチュエータから還流され
る作動液をパイロット圧としてチェックバルブに供給す
ることができ、チェックバルブの開放を効率良く行なう
ことができる。請求項8記載の発明によれば、チェック
バルブおよびリリーフバルブを一体的に形成しているの
で、制御装置をさらに小型軽量化することができ、製造
コストをさらに低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る舵面の制御装置の一実施例を示す
図であり、そのサーボ機構の構成図である。
【図2】そのコンビネーションバルブの断面図である。
【図3】従来の舵面の制御装置の全体構成図である。
【図4】従来の舵面の制御装置のサーボ機構の構成図で
ある。
【図5】従来の舵面の制御装置のサーボ機構の構成図で
ある。
【符号の説明】
41 アクチュエータ 42 シリンダ 43 ピストン 45 舵面 46 油圧源(液圧源) 47 制御弁 48 切換弁 52 第1電磁弁(第1切換手段) 53 第2電磁弁(第2切換手段) 54、55 パイロット流路(副パイロット流路) 56、59 故障検出回路(制御手段) 57 第1チェックバルブ 58 第2チェックバルブ 60 排出路 61 安全弁 63 チェックバルブ 64 リリーフバルブ 65、66 パイロット流路

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一の舵面を同一に制御する複数のサーボ
    機構からなり、複数のサーボ機構のうちの何れか1つが
    故障したときに、故障したサーボ機構に第1の信号を出
    力するとともに、複数のサーボ機構の何れもが故障した
    場合に複数のサーボ機構に第2の信号を出力する制御手
    段を備えた舵面の制御装置において、各サーボ機構が、
    シリンダおよびシリンダに摺動自在に嵌挿され、シリン
    ダ内を2室に画成するピストンを有するとともに、該ピ
    ストンを介して舵面に連結され、舵面を駆動するアクチ
    ュエータと、液圧源の液圧を受けてアクチュエータに供
    給し、入力信号に基づいて液圧を2つのシリンダ室のう
    ちの何れか一方に供給してアクチュエータの駆動方向を
    切換えるとともに、液圧の供給を遮断してアクチュエー
    タの駆動を停止させることにより舵面を制御する制御弁
    と、該制御弁とアクチュエータの間の流路上に配設さ
    れ、アクチュエータおよび制御弁の間の流路を短絡して
    2つのシリンダ室のうち何れか一方に作動液を供給して
    アクチュエータの駆動を行う駆動位置、制御弁側の流路
    を閉止して各シリンダ室に連通する流路同士を短絡する
    バイパス位置、および制御弁側の流路を閉止して各シリ
    ンダ室に連通する流路同士を絞り弁を介して短絡するダ
    ンピング位置を有し、供給液圧が所定値よりも低いとき
    にはダンピング位置に位置する単一の切換弁と、第1の
    信号に応じて、切換弁をバイパス位置に切換える第1切
    換手段と、第2の信号に応じて切換弁をダンピング位置
    に切換える第2切換手段と、を備えたことを特徴とする
    舵面の制御装置。
  2. 【請求項2】前記第1切換手段が、液圧源から直接作動
    液の供給を受け、切換弁にパイロット圧を与える第1電
    磁弁から構成されるとともに、第2切換手段が、切換弁
    とアクチュエータの2つのシリンダ室を連通する一対の
    液圧路にそれぞれ設けられて各シリンダ室から第2切換
    手段側のみに作動液の供給を許容する第1、第2チェッ
    クバルブを介して液圧供給を受け、切換弁にパイロット
    圧を与える第2電磁弁から構成され、前記切換弁が、第
    1切換手段あるいは第2の切換手段からのパイロット圧
    に応じて位置切換えを行うことを特徴とする請求項1記
    載の舵面の制御装置。
  3. 【請求項3】第1チェックバルブおよび第2チェックバ
    ルブと第2電磁弁間を連通する流路が、リザーバタンク
    に連通する排出路に接続され、該流路に、排出路に向か
    って流路を形成する安全弁が設けられたことを特徴とす
    る請求項2記載の舵面の制御装置。
  4. 【請求項4】同一の舵面を同一に制御する複数のサーボ
    機構からなる舵面の制御装置において、各サーボ機構
    が、シリンダおよびシリンダに摺動自在に嵌挿され、シ
    リンダ内を2室に画成するピストンを有するとともに、
    該ピストンを介して舵面に連結され、舵面を駆動するア
    クチュエータと、液圧源の液圧を受けてアクチュエータ
    に供給し、入力信号に基づいて液圧を2つのシリンダ室
    のうちの何れか一方に供給してアクチュエータの駆動方
    向を切換えるとともに、作動液の供給を遮断してアクチ
    ュエータの駆動を停止させることにより舵面を制御する
    制御弁と、該制御弁とアクチュエータの間の流路に配設
    され、制御弁側からアクチュエータ側に自由流路を構成
    するとともに、アクチュエータ側から制御弁側に閉止流
    路を構成し、所定のパイロット圧によってアクチュエー
    タと制御弁を連通可能なチェックバルブと、該チェック
    バルブを迂回してアクチュエータから制御弁側に作動液
    を逃すリリーフバルブと、入力信号に基づいて操作さ
    れ、リリーフバルブから作動液の一部が供給されるとと
    もに、この作動液の一部をチェックバルブにパイロット
    流路を介してパイロット圧として供給する少なくとも1
    つ以上の電磁弁と、を備え、シリンダ室の一方から排出
    される作動油をチェックバルブによって制御弁側に還流
    するのを停止して舵面のロックを行うことを特徴とする
    舵面の制御装置。
  5. 【請求項5】複数のサーボ機構のうちの何れか1つが故
    障したときに、故障したサーボ機構に信号を出力する制
    御手段と、前記制御弁とチェックバルブの間あるいは制
    御弁とアクチュエータの間の流路上に、アクチュエータ
    および制御弁の間の流路を短絡してアクチュエータの各
    シリンダ室のうち何れか一方に作動液を供給してアクチ
    ュエータの駆動を行う駆動位置、制御弁側の流路を閉止
    して2つのシリンダ室に連通する流路同士を短絡するバ
    イパス位置、および制御弁側の流路を閉止して2つのシ
    リンダ室に連通する流路同士を絞り弁を介して短絡する
    ダンピング位置を有し、供給液圧が所定値よりも低いと
    きにはダンピング位置に位置する単一の切換弁と、が設
    けられ、前記電磁弁が制御手段からの入力信号に基づい
    て前記パイロット圧と共に副パイロット圧を発生し、該
    副パイロット圧を副パイロット流路を介して切換弁に供
    給することにより、切換弁の切換位置を可変することを
    特徴とする請求項4記載の舵面の制御装置。
  6. 【請求項6】前記電磁弁が2つ設けられ、一方の電磁弁
    は、液圧源から直接作動液の供給を受け、他方の電磁弁
    は、切換弁とアクチュエータの各シリンダ室を連通する
    一対の液圧路にそれぞれ設けられて各シリンダ室から該
    他方の電磁弁のみに作動液の供給を許容する第1、第2
    チェックバルブを介して液圧供給を受けることを特徴と
    する請求項4または5記載の舵面の制御装置。
  7. 【請求項7】第1チェックバルブおよび第2チェックバ
    ルブと第2電磁弁間を連通する流路が、リザーバタンク
    に連通する排出路に接続され、該流路に、排出路に向か
    って流路を形成する安全弁が設けられたことを特徴とす
    る請求項4〜6何れかに記載の舵面の制御装置。
  8. 【請求項8】前記チェックバルブおよびリリーフバルブ
    が一体的に形成されることを特徴とする請求項4〜7何
    れかに記載の舵面の制御装置。
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