JP5498887B2 - ダンピング試験方法、制御装置、油圧システム及びプログラム - Google Patents
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Description
(a)前記アクチュエータに供給される圧油の温度と前記舵面の作動速度とによって規定された前記舵面の理想的速度特性を取得する、ステップと、
(b)前記舵面に2以上の前記アクチュエータが取り付けられ、且つ、そのうちの前記ダンピング試験の対象となる前記アクチュエータの一対の油室が、オリフィスを介して互いに連通された状態で、非対象となる前記アクチュエータが前記舵面を作動させたときの、対象となる前記アクチュエータの圧油の温度、及び前記舵面の作動速度を取得する、ステップと、
(c)前記(b)のステップで取得した、対象となる前記アクチュエータの圧油の温度、及び前記舵面の作動速度を用いて、前記(a)のステップで取得した前記舵面の理想的速度特性を補正する、ステップと、
(d)前記舵面の作動速度を変動させる要因として予め想定された変動要因における変動幅の予測値を用いて、前記(c)のステップによる補正後の前記理想的速度特性を基準に、前記圧油の温度に応じた、前記舵面の作動速度の上限値及び下限値を設定する、ステップと、
(e)前記(a)〜(d)のステップの実行後に、対象となる前記アクチュエータの前記一対の油室を、前記オリフィスを介して連通させた状態で、非対象となる前記アクチュエータによって前記舵面を作動させ、対象となる前記アクチュエータの圧油の温度、及び前記舵面の作動速度を測定する、ステップと、
(f)前記(e)のステップで測定された作動速度が、前記(e)のステップで測定された圧油の温度における、前記(d)のステップで設定された前記上限値と前記下限値との範囲内に含まれるかどうかを判定する、ステップと、
を有することを特徴とする。
予め想定された前記変動要因が、非対象となる前記アクチュエータにおける前記圧油の温度変化に起因した圧力変動、非対象となる前記アクチュエータに供給される前記圧油の供給経路における流路抵抗に起因した圧力変動、対象となる前記アクチュエータの圧油の温度を測定する際の測定誤差、及び前記舵面の作動速度を測定する際の測定誤差を含む、態様であるのが好ましい。この態様であれば、より確実に、結果の信頼性を低下させる要因を最小限まで除去できる。
前記舵面の理想的速度特性を表す線が、対象となる前記アクチュエータの圧油の温度及び前記舵面の作動速度によって規定される点を通るように、前記理想的速度特性を補正する、のが好ましい。この場合、各アクチュエータ及び油圧系統における製造公差に起因したバラツキの補正を確実に行うことができる。
前記コンピュータに、
(a)前記アクチュエータに供給される圧油の温度と前記舵面の作動速度とによって規定された前記舵面の理想的速度特性を取得する、ステップと、
(b)前記舵面に2以上の前記アクチュエータが取り付けられ、且つ、そのうちの前記ダンピング試験の対象となる前記アクチュエータの一対の油室が、オリフィスを介して互いに連通された状態で、非対象となる前記アクチュエータが前記舵面を作動させたときの、対象となる前記アクチュエータの圧油の温度、及び前記舵面の作動速度を取得する、ステップと、
(c)前記(b)のステップで取得した、対象となる前記アクチュエータの圧油の温度、及び前記舵面の作動速度を用いて、前記(a)のステップで取得した前記舵面の理想的速度特性を補正する、ステップと、
(d)前記舵面の作動速度を変動させる要因として予め想定された変動要因における変動幅の予測値を用いて、前記(c)のステップによる補正後の前記理想的速度特性を基準に、前記圧油の温度に応じた、前記舵面の作動速度の上限値及び下限値を設定する、ステップと、
(e)前記(a)〜(d)のステップの実行後に、対象となる前記アクチュエータの前記一対の油室を、前記オリフィスを介して連通させた状態で、非対象となる前記アクチュエータによって前記舵面を作動させ、対象となる前記アクチュエータの圧油の温度、及び前記舵面の作動速度を測定する、ステップと、
(f)前記(e)のステップで測定された作動速度が、前記(e)のステップで測定された圧油の温度における、前記(d)のステップで設定された前記上限値と前記下限値との範囲内に含まれるかどうかを判定する、ステップと、
を実行させることを特徴とする。
予め想定された前記変動要因が、非対象となる前記アクチュエータにおける前記圧油の温度変化に起因した圧力変動、非対象となる前記アクチュエータに供給される前記圧油の供給経路における流路抵抗に起因した圧力変動、対象となる前記アクチュエータの圧油の温度を測定する際の測定誤差、及び前記舵面の作動速度を測定する際の測定誤差を含む、態様であるのが好ましい。
前記舵面の理想的速度特性を表す線が、対象となる前記アクチュエータの圧油の温度及び前記舵面の作動速度によって規定される点を通るように、前記理想的速度特性を補正する、のが好ましい。
前記(b)のステップ及び前記(e)のステップにおいて、非対象となる前記アクチュエータの駆動は、当該アクチュエータに圧油を供給する油圧系統において、予め設定された油圧ポンプのみを稼働させ、且つ、当該油圧系統からの圧油の供給を受ける他のアクチュエータの動作を停止させて、行われている、のが好ましい。
前記試験実行部は、
前記アクチュエータに供給される圧油の温度と前記舵面の作動速度とによって規定された前記舵面の理想的速度特性を取得し、
前記舵面に2以上の前記アクチュエータが取り付けられ、且つ、そのうちの前記ダンピング試験の対象となる前記アクチュエータの一対の油室が、オリフィスを介して互いに連通された状態で、非対象となる前記アクチュエータが前記舵面を作動させたときの、対象となる前記アクチュエータの圧油の温度、及び前記舵面の作動速度を取得し、
取得した、対象となる前記アクチュエータの圧油の温度、及び前記舵面の作動速度を用いて、前記舵面の理想的速度特性を補正し、
更に、前記舵面の作動速度を変動させる要因として予め想定された変動要因における変動幅の予測値を用いて、補正後の前記理想的速度特性を基準に、前記圧油の温度に応じた、前記舵面の作動速度の上限値及び下限値を設定し、
そして、対象となる前記アクチュエータの前記一対の油室を、前記オリフィスを介して連通させた状態で、非対象となる前記アクチュエータによって前記舵面を作動させ、対象となる前記アクチュエータの圧油の温度、及び前記舵面の作動速度を測定し、
測定した作動速度が、測定した圧油の温度における、前記上限値と前記下限値との範囲内に含まれるかどうかを判定する、ことを特徴とする。
前記制御装置は、
前記アクチュエータに供給される圧油の温度と前記舵面の作動速度とによって規定された前記舵面の理想的速度特性を取得し、
前記舵面に2以上の前記アクチュエータが取り付けられ、且つ、そのうちの前記ダンピング試験の対象となる前記アクチュエータの一対の油室が、オリフィスを介して互いに連通された状態で、非対象となる前記アクチュエータが前記舵面を作動させたときの、対象となる前記アクチュエータの圧油の温度、及び前記舵面の作動速度を取得し、
取得した、対象となる前記アクチュエータの圧油の温度、及び前記舵面の作動速度を用いて、前記舵面の理想的速度特性を補正し、
更に、前記舵面の作動速度を変動させる要因として予め想定された変動要因における変動幅の予測値を用いて、補正後の前記理想的速度特性を基準に、前記圧油の温度に応じた、前記舵面の作動速度の上限値及び下限値を設定し、
そして、対象となる前記アクチュエータの前記一対の油室を、前記オリフィスを介して連通させた状態で、非対象となる前記アクチュエータによって前記舵面を作動させ、対象となる前記アクチュエータの圧油の温度、及び前記舵面の作動速度を測定し、
測定した作動速度が、測定した圧油の温度における、前記上限値と前記下限値との範囲内に含まれるかどうかを判定する、ことを特徴とする。
以下、本発明の実施の形態におけるダンピング試験方法、制御装置、油圧システム及びプログラムについて、図1〜図4を参照しながら説明する。最初に、本実施の形態における油圧システム、及びそれが搭載された航空機について図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態における油圧システムが航空機に搭載された状態を示す図である。
上限値(A+△A)=A×(1+C1)×(1+C2)×(1+C3)
下限値(A−△A)=A×(1−C1)×(1−C2)×(1−C3)
11、12、21、22 アクチュエータ
13、23 油圧回路
14、24 ポンプユニット
15、25 エンジン駆動油圧ポンプ
16、26 電動機駆動油圧ポンプ
17、27 制御弁
18、28 バイパスライン
19、29 切替弁
19a、29a オリフィス
30 油圧システム
40 制御装置
41 試験実行部
42 記憶部
50、51 アクチュエータコントローラ
100 航空機
101 胴体
102、103 水平尾翼
104、105 昇降舵(舵面)
110、120 筐体
111、121 ピストンロッド
112、122 ピストン
113、114、123、124 油室
115、125 変位センサ
116、126 温度センサ
Claims (10)
- 航空機の舵面の駆動に用いられる油圧作動式のアクチュエータのダンピング試験を行うための方法であって、
(a)前記アクチュエータに供給される圧油の温度と前記舵面の作動速度とによって規定された前記舵面の理想的速度特性を取得する、ステップと、
(b)前記舵面に2以上の前記アクチュエータが取り付けられ、且つ、そのうちの前記ダンピング試験の対象となる前記アクチュエータの一対の油室が、オリフィスを介して互いに連通された状態で、非対象となる前記アクチュエータが前記舵面を作動させたときの、対象となる前記アクチュエータの圧油の温度、及び前記舵面の作動速度を取得する、ステップと、
(c)前記(b)のステップで取得した、対象となる前記アクチュエータの圧油の温度、及び前記舵面の作動速度を用いて、前記(a)のステップで取得した前記舵面の理想的速度特性を補正する、ステップと、
(d)前記舵面の作動速度を変動させる要因として予め想定された変動要因における変動幅の予測値を用いて、前記(c)のステップによる補正後の前記理想的速度特性を基準に、前記圧油の温度に応じた、前記舵面の作動速度の上限値及び下限値を設定する、ステップと、
(e)前記(a)〜(d)のステップの実行後に、対象となる前記アクチュエータの前記一対の油室を、前記オリフィスを介して連通させた状態で、非対象となる前記アクチュエータによって前記舵面を作動させ、対象となる前記アクチュエータの圧油の温度、及び前記舵面の作動速度を測定する、ステップと、
(f)前記(e)のステップで測定された作動速度が、前記(e)のステップで測定された圧油の温度における、前記(d)のステップで設定された前記上限値と前記下限値との範囲内に含まれるかどうかを判定する、ステップと、
を有することを特徴とする、ダンピング試験方法。 - 前記(d)のステップにおいて、
予め想定された前記変動要因が、非対象となる前記アクチュエータにおける前記圧油の温度変化に起因した圧力変動、非対象となる前記アクチュエータに供給される前記圧油の供給経路における流路抵抗に起因した圧力変動、対象となる前記アクチュエータの圧油の温度を測定する際の測定誤差、及び前記舵面の作動速度を測定する際の測定誤差を含む、請求項1に記載のダンピング試験方法。 - 前記(c)のステップにおいて、
前記舵面の理想的速度特性を表す線が、対象となる前記アクチュエータの圧油の温度及び前記舵面の作動速度によって規定される点を通るように、前記理想的速度特性を補正する、請求項1または2に記載のダンピング試験方法。 - 前記航空機が前記アクチュエータに圧油を供給するために複数の油圧系統を備えており、
前記(b)のステップ及び前記(e)のステップにおいて、非対象となる前記アクチュエータの駆動は、当該アクチュエータに圧油を供給する油圧系統において、予め設定された油圧ポンプのみを稼働させ、且つ、当該油圧系統からの圧油の供給を受ける他のアクチュエータの動作を停止させて、行われている、
請求項1〜3のいずれかに記載のダンピング試験方法。 - 航空機の舵面の駆動に用いられる油圧作動式のアクチュエータのダンピング試験を、コンピュータによって実行するための、プログラムであって、
前記コンピュータに、
(a)前記アクチュエータに供給される圧油の温度と前記舵面の作動速度とによって規定された前記舵面の理想的速度特性を取得する、ステップと、
(b)前記舵面に2以上の前記アクチュエータが取り付けられ、且つ、そのうちの前記ダンピング試験の対象となる前記アクチュエータの一対の油室が、オリフィスを介して互いに連通された状態で、非対象となる前記アクチュエータが前記舵面を作動させたときの、対象となる前記アクチュエータの圧油の温度、及び前記舵面の作動速度を取得する、ステップと、
(c)前記(b)のステップで取得した、対象となる前記アクチュエータの圧油の温度、及び前記舵面の作動速度を用いて、前記(a)のステップで取得した前記舵面の理想的速度特性を補正する、ステップと、
(d)前記舵面の作動速度を変動させる要因として予め想定された変動要因における変動幅の予測値を用いて、前記(c)のステップによる補正後の前記理想的速度特性を基準に、前記圧油の温度に応じた、前記舵面の作動速度の上限値及び下限値を設定する、ステップと、
(e)前記(a)〜(d)のステップの実行後に、対象となる前記アクチュエータの前記一対の油室を、前記オリフィスを介して連通させた状態で、非対象となる前記アクチュエータによって前記舵面を作動させ、対象となる前記アクチュエータの圧油の温度、及び前記舵面の作動速度を測定する、ステップと、
(f)前記(e)のステップで測定された作動速度が、前記(e)のステップで測定された圧油の温度における、前記(d)のステップで設定された前記上限値と前記下限値との範囲内に含まれるかどうかを判定する、ステップと、
を実行させるプログラム。 - 前記(d)のステップにおいて、
予め想定された前記変動要因が、非対象となる前記アクチュエータにおける前記圧油の温度変化に起因した圧力変動、非対象となる前記アクチュエータに供給される前記圧油の供給経路における流路抵抗に起因した圧力変動、対象となる前記アクチュエータの圧油の温度を測定する際の測定誤差、及び前記舵面の作動速度を測定する際の測定誤差を含む、請求項5に記載のプログラム。 - 前記(c)のステップにおいて、
前記舵面の理想的速度特性を表す線が、対象となる前記アクチュエータの圧油の温度及び前記舵面の作動速度によって規定される点を通るように、前記理想的速度特性を補正する、請求項5または6に記載のプログラム。 - 前記航空機が前記アクチュエータに圧油を供給するために複数の油圧系統を備えており、
前記(b)のステップ及び前記(e)のステップにおいて、非対象となる前記アクチュエータの駆動は、当該アクチュエータに圧油を供給する油圧系統において、予め設定された油圧ポンプのみを稼働させ、且つ、当該油圧系統からの圧油の供給を受ける他のアクチュエータの動作を停止させて、行われている、
請求項5〜7のいずれかに記載のプログラム。 - 航空機の舵面に取り付けられた油圧作動式の2以上のアクチュエータを制御する制御装置であって、
前記2以上のアクチュエータそれぞれに対してダンピング試験を実行する、試験実行部を備え、
前記試験実行部は、
前記アクチュエータに供給される圧油の温度と前記舵面の作動速度とによって規定された前記舵面の理想的速度特性を取得し、
前記舵面に2以上の前記アクチュエータが取り付けられ、且つ、そのうちの前記ダンピング試験の対象となる前記アクチュエータの一対の油室が、オリフィスを介して互いに連通された状態で、非対象となる前記アクチュエータが前記舵面を作動させたときの、対象となる前記アクチュエータの圧油の温度、及び前記舵面の作動速度を取得し、
取得した、対象となる前記アクチュエータの圧油の温度、及び前記舵面の作動速度を用いて、前記舵面の理想的速度特性を補正し、
更に、前記舵面の作動速度を変動させる要因として予め想定された変動要因における変動幅の予測値を用いて、補正後の前記理想的速度特性を基準に、前記圧油の温度に応じた、前記舵面の作動速度の上限値及び下限値を設定し、
そして、対象となる前記アクチュエータの前記一対の油室を、前記オリフィスを介して連通させた状態で、非対象となる前記アクチュエータによって前記舵面を作動させ、対象となる前記アクチュエータの圧油の温度、及び前記舵面の作動速度を測定し、
測定した作動速度が、測定した圧油の温度における、前記上限値と前記下限値との範囲内に含まれるかどうかを判定する、
ことを特徴とする、制御装置。 - 航空機の舵面の駆動に用いられる油圧システムであって、
前記舵面に取り付けられた油圧作動式の2以上のアクチュエータと、前記2以上のアクチュエータそれぞれの制御及びダンピング試験を実行する制御装置とを備え、
前記制御装置は、
前記アクチュエータに供給される圧油の温度と前記舵面の作動速度とによって規定された前記舵面の理想的速度特性を取得し、
前記舵面に2以上の前記アクチュエータが取り付けられ、且つ、そのうちの前記ダンピング試験の対象となる前記アクチュエータの一対の油室が、オリフィスを介して互いに連通された状態で、非対象となる前記アクチュエータが前記舵面を作動させたときの、対象となる前記アクチュエータの圧油の温度、及び前記舵面の作動速度を取得し、
取得した、対象となる前記アクチュエータの圧油の温度、及び前記舵面の作動速度を用いて、前記舵面の理想的速度特性を補正し、
更に、前記舵面の作動速度を変動させる要因として予め想定された変動要因における変動幅の予測値を用いて、補正後の前記理想的速度特性を基準に、前記圧油の温度に応じた、前記舵面の作動速度の上限値及び下限値を設定し、
そして、対象となる前記アクチュエータの前記一対の油室を、前記オリフィスを介して連通させた状態で、非対象となる前記アクチュエータによって前記舵面を作動させ、対象となる前記アクチュエータの圧油の温度、及び前記舵面の作動速度を測定し、
測定した作動速度が、測定した圧油の温度における、前記上限値と前記下限値との範囲内に含まれるかどうかを判定する、
ことを特徴とする、油圧システム。
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