JPH1159469A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置

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JPH1159469A
JPH1159469A JP23144097A JP23144097A JPH1159469A JP H1159469 A JPH1159469 A JP H1159469A JP 23144097 A JP23144097 A JP 23144097A JP 23144097 A JP23144097 A JP 23144097A JP H1159469 A JPH1159469 A JP H1159469A
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steering
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栄樹 野呂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操舵トルクセンサと車速センサとの信号に基
づいて電動機の制御を行う電動パワーステアリング装置
において、操舵トルクセンサと車速センサとの検出信号
により車速センサの故障検出を行うことができる。ま
た、電動機の電動機電流と車速センサとの検出信号によ
り車速センサの故障検出を行うことができる電動パワー
ステアリング装置を提供する。 【解決手段】 電動機10と、操舵トルクセンサ12
と、車速センサ17と、制御手段15と、電動機電流検
出手段54と、電動機駆動手段16を備えた電動パワー
ステアリング装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電動機の動力を
ステアリング系に直接作用させ、ドライバの操舵力を軽
減する電動パワーステアリング装置に係り、特に路面か
らの振動を電気的に検出して車速センサの故障を判定す
る電動パワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電動パワーステアリング装置にお
いて、車速応動に対しての車速計測は車両のスピードメ
ータと同一の車速センサを用いて、磁石の極をラジアル
方向に車輪軸(ドライブシャフト)に取り付け、それに
対向させたコイルやリードスイッチ等を配置した構成等
で、車輪速の回転に伴う磁束の変化量によって発生する
パルスの周期信号からCPU等で演算を行い車速を求
め、その車速センサの故障を検出するために2つの車速
センサを用いて、2つの車速センサ出力の差を検出して
車速センサの故障を検出する方法が知られている。
【0003】また、エンジンの回転数、パーキングブレ
ーキ、フットブレーキの作動状態やトランスミッション
のシフトレバ位置等を検出し、車速センサの信号とによ
って、車速センサの故障を推定する方法が知られてい
る。
【0004】さらに、特開平8−169355号公報に
開示されているように、エンジンの回転数を2つ設定
し、アイドリング時のエンジン回転数よりも高い第1の
設定エンジン回転数を設け、エンジン回転数の検出信号
との比較により車両の停止時と走行時を車速センサとに
より判定し、さらに、アイドリング時以外のエンジン回
転数の低い第2の設定エンジン回転数を設け、停止時と
走行時を車速センサとにより判定する方法も知られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の車速センサの故
障を検出する方法は、2つの車速センサを用いて、2つ
の車速センサ出力によって車速の差を検出して車速セン
サの故障を検出したり、エンジンの回転数を用いて演算
等を行っているため以下のような課題がある。
【0006】2つの車速センサを用いて、各々2つの車
速センサ出力信号から車速の差を検出して車速センサの
故障を検出しようとしても、出力信号が同じ車速である
ため、どちらの車速センサが故障したのかが判定できな
い課題がある。
【0007】また、2つの車速センサを用いて、2つの
車速センサ出力信号から車速の差を検出するために、2
つの車速センサのパルス周期信号をCPU等で演算する
ので、ECU(電子制御ユニット)の回路や車速センサ
の追加に伴いコストのアップを招く課題がある。
【0008】エンジンの回転数、パーキングブレーキ、
フットブレーキの作動状態やトランスミッションのシフ
トレバ位置等を検出し、検出信号と車速センサの信号と
によって、車速センサの故障を推定する方法では、作動
状態の検出する複数の回路や、複数のセンサや、これら
センサと回路とを接続するハーネス等の増加に伴ってコ
ストアップを招く課題および車速センサの故障の推定の
精度が悪いという課題がある。
【0009】この発明は、このような課題を解決するた
めなされたもので、その目的は新たにセンサ等を装備せ
ずに、操舵トルク信号もしくは電動機に流れる電流信号
から車速センサの故障を検出することができる電動パワ
ーステアリング装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
請求項1に係る電動パワーステアリング装置は、制御手
段に操舵トルク信号の所定周波数帯域成分を検出するフ
ィルタ手段と、このフィルタ手段が検出した信号レベル
が所定値以上で、かつ車速信号が0の場合には、車速セ
ンサが故障であると判定する判定手段と、を備えたこと
を特徴とする。
【0011】請求項1に係る電動パワーステアリング装
置は、制御手段に操舵トルク信号の所定周波数帯域成分
を検出するフィルタ手段と、このフィルタ手段が検出し
た信号レベルが所定値以上で、かつ車速信号が0の場合
には、車速センサが故障であると判定する判定手段と、
を備えたので、操舵トルク信号に路面からの振動成分が
あり、且つ車速信号からの出力信号が検出されない場合
に車両が走行中と見なして、車速センサの故障を検出す
ることができる。すなわち、車両が走行していると路面
からの振動がステアリング系を介して操舵トルクセンサ
に作用するので、走行中は操舵トルクセンサの出力信号
に所定周波数帯域(10〜15Hz)の振動成分が含ま
れている。この所定周波数帯域を検出し、車速センサか
らの信号と比較することにより車速センサの故障を検出
することができる。
【0012】また、請求項2に係る電動パワーステアリ
ング装置は、操舵トルク対応信号検出手段からの操舵ト
ルク対応信号の所定周波数帯域成分を検出するフィルタ
手段と、このフィルタ手段が検出した信号レベルが所定
値以上で、かつ車速信号が0の場合には、車速センサが
故障であると判定する判定手段と、を備えたことを特徴
とする。
【0013】請求項2に係る電動パワーステアリング装
置は、操舵トルク対応信号検出手段からの操舵トルク対
応信号の所定周波数帯域成分を検出するフィルタ手段
と、このフィルタ手段が検出した信号レベルが所定値以
上で、かつ車速信号が0の場合には、車速センサが故障
であると判定する判定手段と、を備えたので、操舵トル
ク対応信号に路面からの振動成分があり、且つ車速信号
からの出力信号が検出されない場合に車両が走行中と見
なして、車速センサの故障を検出することができる。す
なわち、操舵トルク対応信号(例えば電動機電流信号)
にも前述の所定周波数帯域の振動成分が含まれている。
したがってこの所定周波数帯域を検出し、車速センサか
らの信号と比較することにより車速センサの故障を検出
することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。なお、この発明は車速セン
サの故障検出を操舵トルク信号およびその対応信号に含
まれる路面からの振動成分に基づいて行うことができる
電動パワーステアリング装置を提供するものである。
【0015】図1はこの発明に係る電動パワーステアリ
ング装置の全体構成図である。電動パワーステアリング
装置1は、ハンドル2に一体的に設けられたステアリン
グ軸3に自在継ぎ手4a,4bを備えた連結軸4を介し
てステアリングギヤボックス内に設けられたラック&ピ
ニオン機構5によって、機械的に連結され手動操舵力発
生手段6が構成される。
【0016】ステアリング軸3の回転運動をラック&ピ
ニオン機構5により往復運動するラック軸7は、その両
端にタイロッド8を介して転動輪としての左右の前輪9
が連結される。
【0017】手動操舵力発生手段6による操舵力を軽減
するため、操舵補助力を供給する電動機10をラック軸
7の同軸上に配置し、また同様にボールネジ機構11を
同軸上に配置し、これを介し操舵補助力を推力に変換し
てラック軸7に作用させる。
【0018】ステアリングギヤボックス内には手動トル
クを検出するための操舵トルクセンサ12を設け、操舵
トルク信号Tを制御手段15に供給する。
【0019】また、車の速度に対応した車速を検出する
ための車速センサ17を設け、車速信号Vを制御手段1
5に供給する。
【0020】なお、操舵トルクセンサ12をトーション
バのトルク量の変化に対応した捩れ変位を電圧に変換す
るポテンションメータ、車速センサ17を磁石に対向配
置するコイルやリードスイッチ等で構成する。
【0021】また、操舵トルクセンサ12は操舵の回転
方向とトルク量に応じた操舵トルク信号T、車速センサ
17は車の前後方向と車の速度に応じた車速信号Vをそ
れぞれ出力し制御手段15に供給する。
【0022】制御手段15は、マイクロプロセッサを基
本に各種演算手段、処理手段、メモリ等で構成し、少な
くとも操舵トルク信号Tに対応した目標電流信号に変換
し、この目標電流信号に対応した電動機制御信号VO
発生することによって電動機駆動手段16を介して電動
機10を電動機電圧VMでPWM(パルス幅変調)駆動
する。
【0023】また、制御手段15は、路面からの振動を
操舵トルク信号Tやその対応信号(例えば電動機電流信
号IMO)に含まれる所定の周波数帯域成分から検出し、
この状態を車両が走行中と推定し、この時車速信号Vが
0ならば車速センサ17が故障と判定する。
【0024】電動機駆動手段16は、例えば4個のスイ
ッチング素子(FET:パワ用電界効果型トランジスタ
やIGBT:絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ等)
のブリッジ回路で構成し、電動機制御信号VO(PWM
制御信号)に対応した電動機電圧VMを発生し、操舵ト
ルクTの絶対値と方向に対応した双方向の電動機電流I
M電動機10を正転方向または逆転方向に駆動する。
【0025】電動機電流検出手段54は、電動機10に
実際に流れる電動機電流IMを低抵抗等で電位を検出
し、検出した電圧に対応する電動機電流信号IMOに変換
して制御手段15に供給し、目標電流信号にフィードバ
ック(負帰還)する。
【0026】図2は本発明の請求項1に係る電動パワー
ステアリング装置の実施の形態の要部ブロック構成図で
ある。なお、本発明は、操舵トルク信号Tから所定の周
波数帯域成分を抽出し、抽出した信号が所定値以上で、
且つ車速信号Vが0の場合には、車速センサの故障と判
断するものである。
【0027】図2において、電動パワーステアリング装
置は、操舵トルクセンサ12と、車速センサ17と、制
御手段15と、電動機駆動手段16と、電動機電流検出
手段54と、判定出力手段20と、電動機10とから構
成する。
【0028】制御手段15は、マイクロプロセッサを基
本に構成し、フィルタ手段18と、判定手段19と、目
標信号発生手段21と、駆動制御手段22および減算器
52を備える。
【0029】操舵トルクセンサ12は、操舵トルク信号
Tをフィルタ手段18に供給するとともに、トルク量を
制御するための操舵トルク信号Tを目標信号発生手段2
1に供給する。
【0030】車速センサ17は、車速信号Vを判定手段
19に供給するとともに、速度量に対応させてトルク量
を制御するために車速信号Vを目標信号発生手段21に
供給する。
【0031】目標信号発生手段21は、ROM等のメモ
リで構成し、実験や理論計算等に基づいて設定した値を
メモリより選択して算出した目標値を用いて、ステアリ
ング状態に対応して往きと戻りの目標信号Tiを出力す
る。
【0032】減算器52は、目標信号発生手段21から
の目標信号Tiから電動機電流検出手段54からの電流
検出信号IMOを減算し、減算信号△I(=Ti−IMO
を駆動制御手段22に供給する。
【0033】駆動制御手段22は、減算器52からの減
算信号△Iにより電動機の駆動に適した電動機制御信号
Oを電動機駆動手段16に供給する。
【0034】フィルタ手段18は、バンドパスフィルタ
(BPF)、閾値設定、ROM等で構成し、操舵トルク
センサ12が検出した操舵トルク信号Tをフィルタに通
し、車両の走行中に発生する路面からの振動に対応した
周波数帯域成分のみを抽出し、さらに車速信号Vとの比
較が容易にできるように、この抽出した信号に対し閾値
を設定し、カットオフを行い周波数抽出信号Teを出力
する。
【0035】また、フィルタ手段18は、図4に示すよ
うなBPFによって、路面からの振動成分が重畳されて
いる操舵トルク信号Tから車両の走行中に発生する路面
からの振動成分の周波数帯域の信号のみを抽出する。
【0036】図4は、この発明に係るフィルタ手段18
の特性図である。図4はバンドパスフィルタで構成さ
れ、車両の走行中に路面からの振動成分である周波数帯
域、例えば10〜15Hz程度の周波数バンドのみをパ
スさせる特性を有し、車両のハンドルの操舵時に路面か
らの振動成分が重畳した操舵トルク信号Tから、路面か
らの振動成分のみ抽出することができる。
【0037】フィルタ手段18は、図4に示すように、
周波数分布特性は、ハンドルの操舵時に表れる周波数帯
域が0.1〜5Hz程度の低周波数成分をカットすると
ともに、15Hz以上の高周波数帯域成分をカットし、
10〜15Hz程度の周波数帯域のみをパスさせる。
【0038】また、図5は路面からの振動成分が重畳さ
れた操舵トルク信号Tsの波形図である。また、ここで
は便宜上操舵トルク信号Tを操舵トルク信号Tsで表わ
したが操舵トルク信号Tと操舵トルク信号Tsとは同等
である。図5の(a)図は操舵トルク信号Tsの周波数
帯域の波に路面からの振動成分の周波数信号Tssが重
畳されている。図5の(b)図は操舵トルク信号Tsの
周波数帯域の波から、路面からの振動成分の周波数信号
Tssのみの波形を抽出したものである。
【0039】フィルタ手段18は、図5(a)のよう
に、操舵トルク信号Tsは、操舵による操舵トルクのみ
の信号Tst(例えばこの信号Tstの周波数は0.1
〜5Hz程度。)と車両の走行中に発生する路面からの
振動成分の周波数の信号Tss(例えばこの信号Tss
の周波数は10〜15Hz程度。)との信号成分とが混
合されている信号Tsからなっている。
【0040】フィルタ手段18は、図5(a)のよう
に、重畳されている操舵トルク信号TsからBPFのよ
うなフィルタによって、周波数の低い低周波成分からな
る操舵トルクのみの信号Tstを除き、車両の走行中に
発生する路面からの振動成分の周波数の信号Tssのみ
をパスさせて、図5(b)のような信号Tssを抽出す
る。(一応ここでは、信号Tstと信号Tssとの信号
周波数とを比べて表現する。)
【0041】さらに、フィルタ手段18は、ROM等に
実験や理論計算等に基づいて設定した、例えば閾値Vc
のようなデータを予めメモリに記憶しておき、抽出信号
に対し、外来のノイズ(ホワイトノイズも含む)量を閾
値Vc以下をカットオフを行い、さらに増幅、波形整形
等を行って、信号レベルが所定値以上である車両の走行
中に発生する走行周波数の周波数抽出信号Teを判定手
段19に供給する。
【0042】このように、フィルタ手段18は、操舵ト
ルク信号Tsの所定周波数帯域成分を検出し、検出した
信号レベルが所定値以上の時信号Teを判定手段19に
供給する。
【0043】判定手段19は、比較、波形整形等の回路
を備え、車速センサ17からの車速信号Vとフィルタ手
段18で抽出された周波数抽出信号Teとを同等の電位
まで増幅し、さらにこれらを整流して、電位として車速
信号Vと周波数抽出信号Teとの比較を行い、判定結果
の信号Sgを判定出力手段20に供給する。両方の入力
信号が同時にあるか、もしくは同時にない時に出力信号
をL(正常)として出力する。
【0044】すなわち、判定手段19は、車速信号Vと
周波数抽出信号Teとの両方の入力信号が同じ時に正常
とし出力信号Lを出力し、一方の入力信号があるのに、
他方の信号がない場合には故障とし出力信号H(故障)
を出力する。特に、周波数抽出信号Teの入力信号があ
るのに、車速信号Vがない時に(V=0)車速センサ1
7が故障と判定し、判定結果の信号Sg(車速センサが
故障)を判定出力手段20に供給する。
【0045】さらに、判定手段19は、車速センサ17
が故障と判定した時に、判定結果の信号Sg(車速セン
サが故障)を目標信号発生手段21に供給し、目標信号
発生手段21に作用して、車速センサ17からの信号を
強制的に高車速(例えばV=100Km/h)に固定す
る。
【0046】このように、判定手段19は、フィルタ手
段18で操舵トルク信号Tから所定周波数帯域成分であ
る車両の走行中に発生する路面からの振動成分のみを検
出して信号レベルが所定値以上である周波数抽出信号T
eと車速信号Vとの比較を行い、周波数抽出信号Teが
検出されているにも拘らず、車速信号が0の場合には車
速センサが故障であることを判定する。
【0047】判定出力手段20は、判定手段19からの
判定結果信号Sgを受け、車速センサ17が故障した場
合に、故障に対する警報をランプの点灯や点滅による可
視的情報ならびに、警報をブザーやスピーカによる音声
等の聴覚的情報によって、運転者や搭乗者等に知らせ
る。
【0048】このように、請求項1に係る電動パワース
テアリング装置は、制御手段に操舵トルク信号の所定周
波数帯域成分を検出するフィルタ手段と、このフィルタ
手段が検出した信号レベルが所定値以上で、かつ車速信
号が0の場合には、車速センサが故障であると判定する
判定手段と、を備えたので、操舵トルク信号に路面から
の振動成分があり、且つ車速信号からの出力信号が検出
されない場合に車両が走行中と見なして、車速センサの
故障を検出することができる。
【0049】図3は本発明の請求項2に係る電動パワー
ステアリング装置の実施の形態の要部ブロック構成図で
ある。なお、本図の構成は、操舵トルクに対応した信号
として電動機に流れる電流を検出し、この電動機電流信
号のうち所定の周波数帯域成分のみを抽出し、抽出した
信号が所定値以上で、且つ車速信号が0の場合には、車
速センサの故障と判断し出力する電動パワーステアリン
グ装置に関する。
【0050】図3において、電動パワーステアリング装
置は、操舵トルクセンサ12と、車速センサ17と、制
御手段15と、判定出力手段20と、電動機駆動手段1
6と、電動機電流検出手段54および電動機10とから
構成する。
【0051】制御手段15は、マイクロプロセッサを基
本に構成し、フィルタ手段18と、判定手段19と、目
標信号発生手段21と、駆動制御手段22および減算器
52を備える。
【0052】目標信号発生手段21と、駆動制御手段2
2および減算器52は図2に示す構成と同一なので説明
は省略する。
【0053】電動機電流検出手段54は、電動機駆動手
段16のFETブリッジと電動機10の間に設けた低抵
抗間に発生する電位から電動機10に流れる電流IM
検出し、電流検出信号IMOを減算器52にフィードバッ
クするとともに、電流検出信号IMOを電動機電流信号S
cとしてフィルタ手段18に供給する。
【0054】フィルタ手段18は、バンドパスフィルタ
(BPF)、閾値設定、ROM等で構成し、電動機電流
検出手段54から検出した電動機電流信号Scをフィル
タに通し、車両の走行中に発生する路面からの振動に対
応した周波数帯域成分のみを抽出し、さらに車速信号V
との比較が容易にできるように、この抽出した信号に対
し閾値を設定し、カットオフを行い周波数抽出信号Se
を出力する。
【0055】また、フィルタ手段18は、図4に示すよ
うなBPFによって、路面からの振動成分が重畳されて
いる電動機電流信号Scから車両の走行中に発生する路
面からの振動成分の周波数帯域の信号のみを抽出する。
【0056】図4は、この発明に係るフィルタ手段18
の特性図である。図4はバンドパスフィルタで構成さ
れ、車両の走行中に路面からの振動成分である周波数帯
域、例えば10〜15Hz程度の周波数バンドのみをパ
スさせる特性を有し、電動パワーステアリング装置のハ
ンドルの操舵時に路面からの振動成分が重畳した電動機
電流信号Scから、路面からの振動成分のみ抽出するこ
とができる。
【0057】フィルタ手段18は、図4に示すように、
周波数分布特性は、ハンドルの操舵時に表れる周波数帯
域が0.1〜5Hz程度の低周波数成分をカットすると
ともに、15Hz以上の高周波数帯域成分をカットし、
10〜15Hz程度の周波数帯域のみをパスさせる。
【0058】図6は路面からの振動成分が重畳された電
動機電流信号Scの波形図である。図6の(a)図は電
動機電流信号Scの周波数帯域の波に路面からの振動成
分の周波数信号Tssが重畳されている。図6の(b)
図は電動機電流信号Scの周波数帯域の波から、路面か
らの振動成分の周波数信号Tssのみの波形を抽出した
ものである。
【0059】フィルタ手段18は、図6(a)のよう
に、電動機電流信号Scは、操舵による電動機10の駆
動電流のみの電動機電流信号Sci(例えばこの信号S
ciの周波数は0.1〜5Hz程度。)と車両の走行中
に発生する路面からの振動成分の周波数の信号Tss
(例えばこの信号Tssの周波数は10〜15Hz程
度。)との信号成分とが混合されている信号Scからな
っている。
【0060】フィルタ手段18は、図6(a)のよう
に、重畳されている電動機電流信号ScからBPFのよ
うなフィルタによって、周波数の低い低周波成分からな
る操舵による電動機電流信号Sciのみを除き、車両の
走行中に発生する路面からの振動成分の周波数の信号T
ssのみをパスさせて、図6(b)のような信号Tss
を抽出する。(一応ここでは、信号Sciと信号Tss
との信号周波数とを比べて表現する。)
【0061】さらに、フィルタ手段18は、ROM等に
実験や理論計算等に基づいて設定した、例えば閾値Vd
のようなデータを予めメモリに記憶しておき、抽出信号
に対し、外来のノイズ(ホワイトノイズも含む)量を閾
値Vd以下をカットオフを行い、さらに増幅、波形整形
等を行って、信号レベルが所定値以上である車両の走行
中に発生する走行周波数の周波数抽出信号Seを判定手
段19に供給する。
【0062】このように、フィルタ手段18は、電動機
電流検出手段からの電動機電流信号の所定周波数帯域成
分を検出し、検出した信号レベルが所定値以上の信号を
判定手段19に供給する。
【0063】判定手段19は、比較、波形整形等の回路
を備え、車速センサ17からの車速信号Vとフィルタ手
段18で抽出された周波数抽出信号Seとを同等の電位
まで増幅し、さらにこれらを整流して、電位として車速
信号Vと周波数抽出信号Seとの比較を行い、判定結果
の信号Sgを判定出力手段20に供給する。両方の入力
信号が同時にあるか、もしくは同時にない時に出力信号
をL(正常)として出力する。
【0064】すなわち、判定手段19は、車速信号Vと
周波数抽出信号Seとの両方の入力信号が同じ時に正常
とし出力信号Lを出力し、一方の入力信号があるのに、
他方の信号がない場合には故障とし出力信号H(故障)
を出力する。特に、周波数抽出信号Seの入力信号があ
るのに、車速信号Vがない時に(V=0)車速センサ1
7が故障と判定し、判定結果の信号Sg(車速センサが
故障)を判定出力手段20に供給する。
【0065】さらに、判定手段19は、車速センサ17
が故障と判定した時に、判定結果の信号Sg(車速セン
サが故障)を目標信号発生手段21に供給して、目標信
号発生手段21に作用して、車速センサ17からの信号
を強制的に高車速(例えばV=100Km/h)に固定
する。
【0066】このように、判定手段19は、フィルタ手
段18で電動機電流信号Scから所定周波数帯域成分で
ある車両の走行中に発生する路面からの振動成分のみを
検出して信号レベルが所定値以上である周波数抽出信号
Seと車速信号Vとの比較を行い、周波数抽出信号Se
が検出されているにも拘らず、車速信号が0の場合には
車速センサが故障であることを判定する。
【0067】判定出力手段20は、判定手段19からの
判定結果信号Sgを受け、車速センサ17が故障した場
合に、故障に対する警報をランプの点灯や点滅による可
視的情報ならびに、警報をブザーやスピーカによる音声
等の聴覚的情報によって、運転者や搭乗者等に知らせ
る。
【0068】なお、操舵トルクに対応した信号として目
標信号Tiや電動機制御信号Voを使用することもでき
る。
【0069】このように、請求項2に係る電動パワース
テアリング装置は、操舵トルク対応信号検出手段からの
操舵トルク対応信号の所定周波数帯域成分を検出するフ
ィルタ手段と、このフィルタ手段が検出した信号レベル
が所定値以上で、かつ車速信号が0の場合には、車速セ
ンサが故障であると判定する判定手段と、を備えたの
で、操舵トルク対応信号に路面からの振動成分があり、
且つ車速信号からの出力信号が検出されない場合に車両
が走行中と見なして、車速センサの故障を検出すること
ができる。
【0070】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
電動パワーステアリング装置は、制御手段に操舵トルク
信号の所定周波数帯域成分を検出するフィルタ手段と、
このフィルタ手段が検出した信号レベルが所定値以上
で、かつ車速信号が0の場合には、車速センサが故障で
あると判定する判定手段と、を備えたので、操舵トルク
信号に路面からの振動成分がある時に、車速信号からの
出力信号が検出されない場合に、車速センサの故障を検
出することができ、新たにセンサを追加せずに車速セン
サの故障検出を精度良く行うことができるのでコストパ
フォーマンスに優れた車速センサの故障検出ができる。
【0071】また、請求項2に係る電動パワーステアリ
ング装置は、操舵トルク対応信号検出手段からの操舵ト
ルク対応信号の所定周波数帯域成分を検出するフィルタ
手段と、このフィルタ手段が検出した信号レベルが所定
値以上で、かつ車速信号が0の場合には、車速センサが
故障であると判定する判定手段と、を備えたので、操舵
トルク対応信号に路面からの振動成分がある時に、車速
信号からの出力信号が検出されない場合に、車速センサ
の故障を検出することができ、新たにセンサを追加せず
に車速センサの故障検出を精度良く行うことができるの
で安価で性能の優れた車速センサの故障検出ができる。
【0072】よって、コストパフォーマンスに優れ、よ
り信頼性を向上させることができる電動パワーステアリ
ング装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る電動パワーステアリング装置の
全体構成図
【図2】本発明の請求項1に係る電動パワーステアリン
グ装置の実施の形態の要部ブロック構成図
【図3】本発明の請求項2に係る電動パワーステアリン
グ装置の実施の形態の要部ブロック構成図
【図4】バンドパスフィルタの周波数特性図
【図5】トルク検出信号の波形図ならびに該トルク検出
信号のフィルタ出力信号波形図
【図6】電動機電流信号の波形図ならびに該電動機電流
信号のフィルタ出力信号波形図
【符号の説明】
1…電動パワーステアリング装置、2…ハンドル、3…
ステアリング軸、4…連結軸、4a,4b…自在継ぎ
手、5…ラック&ピニオン機構、6…手動操舵力発生手
段、7…ラック軸、8…タイロッド、9…前輪、10…
電動機、11…ボールねじ機構、12…操舵トルクセン
サ、15…制御手段、16…電動機駆動手段、17…車
速センサ、18…フィルタ手段、19…判定手段、20
…判定出力手段、21…目標信号発生手段、52…減算
器、54…電動機電流検出手段、IM…電動機電流、I
MO…電流検出信号、VO…電動機制御信号、VM…電動機
駆動信号、Sc…電動機電流信号、Sci…電動機電流
信号のみの信号、Se,Te…周波数抽出信号、Sg…
判定結果信号、T,Ts…操舵トルク信号、Ti…目標
信号、Te…周波数抽出信号、Tss…路面振動周波数
の信号、Tst…操舵トルクのみの信号、V…車速信
号、Vc,Vd…閾値、Vs…車速信号、△I…目標電
流。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリング系に補助トルクを付加する
    電動機と、ステアリング系の操舵トルクを検出する操舵
    トルクセンサと、車両の速度を検出する車速センサと、
    前記操舵トルクセンサからの操舵トルク信号と前記車速
    センサからの車速信号に基づいて電動機の駆動を制御す
    る制御手段と、を備えた電動パワーステアリング装置に
    おいて、 前記制御手段は、操舵トルク信号の所定周波数帯域成分
    を検出するフィルタ手段と、このフィルタ手段が検出し
    た信号レベルが所定値以上で、かつ車速信号が0の場合
    には、前記車速センサが故障であると判定する判定手段
    と、を備えたことを特徴とする電動パワーステアリング
    装置。
  2. 【請求項2】 ステアリング系に補助トルクを付加する
    電動機と、ステアリング系の操舵トルクを検出する操舵
    トルクセンサと、車両の速度を検出する車速センサと、
    前記操舵トルクセンサからの操舵トルク信号と前記車速
    センサからの車速信号に基づいて電動機の駆動を制御す
    る制御手段と、前記操舵トルクに対応した信号を検出す
    る操舵トルク対応信号検出手段と、を備えた電動パワー
    ステアリング装置において、 前記操舵トルク対応信号検出手段からの操舵トルク対応
    信号の所定周波数帯域成分を検出するフィルタ手段と、
    このフィルタ手段が検出した信号レベルが所定値以上
    で、かつ車速信号が0の場合には、前記車速センサが故
    障であると判定する判定手段と、を備えたことを特徴と
    する電動パワーステアリング装置。
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