JPH1158557A - シート用回転湾曲型、及びこれを含む回転式シート加工装置 - Google Patents

シート用回転湾曲型、及びこれを含む回転式シート加工装置

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JPH1158557A
JPH1158557A JP9284496A JP28449697A JPH1158557A JP H1158557 A JPH1158557 A JP H1158557A JP 9284496 A JP9284496 A JP 9284496A JP 28449697 A JP28449697 A JP 28449697A JP H1158557 A JPH1158557 A JP H1158557A
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sheet
cylinder
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spiral
processing cylinder
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JP9284496A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Mizuno
博 水野
Chiharu Soga
千春 曽我
Kazuyuki Mizuno
一幸 水野
Kazuo Mizuno
和夫 水野
Shizuo Yamaguchi
静男 山口
Hidekazu Isowa
英一 磯輪
Atsuhisa Hirohata
敦久 廣畑
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MIZUNO MOKKO SEWING MACH SUKASHIBORI KOGYOSHO GOUSHI
Chiyoda Corp
Isowa Corp
Original Assignee
MIZUNO MOKKO SEWING MACH SUKASHIBORI KOGYOSHO GOUSHI
Isowa Industry Co Ltd
Chiyoda Corp
Isowa Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 段ボールシート等のシートに、例えば箱の展
開形状を得るために、打抜きや罫線入れ、あるいは印刷
等を回転式のシリンダにより行う際に、その回転サイク
ルにおける衝撃を解消若しくは軽減し、かつ打抜きの切
れ味を増すとともに、しっかりした罫線が入るようにす
る。 【解決手段】 半円弧状の湾曲型本体3の母線に対し鋭
角の傾斜角度θでその外周に巻き付けられたX方向螺旋
刃1(1a、1b)、その湾曲型本体3の周方向に対し
鋭角の傾斜角度θで螺旋状に巻き付けられたY方向螺旋
刃2(2a、2b)を有する。この湾曲型4が加工シリ
ンダに装着され、かつシートが加工シリンダの軸線に対
し角度θ傾いた状態で加工シリンダに送られ、X方向螺
旋刃やY方向螺旋刃により打抜きや罫線入れが行われ
る。その際、X方向螺旋刃やY方向螺旋刃の各螺旋に沿
って点接触が進行しつつ打抜きや罫線入れが行われるこ
とにより、衝撃や振動が少ない、スムーズな打抜きや罫
線入れができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転する加工シリ
ンダとシート受け部材との間にシートを挟んで送りつ
つ、箱等の展開形態を形成するための打抜きや、シート
を折り曲げるための罫線入れを行うために加工シリンダ
の外周に固定される回転湾曲型、ならびにこの回転湾曲
型を含む回転式シート加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば段ボール箱を製函する場合におい
て、図52に示すように、段ボールシートWを、箱の展
開形状に打ち抜くとともに、折り曲げるための罫線を入
れた展開品を得た後、これを組み立てて段ボール箱Bと
するのが普通である。その打抜きや罫線入れに際し、加
工シリンダに湾曲型本体を介して打抜刃及び罫線刃を装
着し、加工シリンダと受けシリンダを互いに逆方向に回
転させつつ、これらの間に段ボールシートWを通すこと
により、上述のような打抜き製品を得る場合が考えられ
る。
【0003】そこで、加工シリンダの母線に沿って直線
状に延びるX方向の打抜刃が、加工シリンダのある回転
位相で、段ボールシートに対し1度に所定の長さで衝突
するため、瞬間的に大きな荷重がX方向の打抜刃や罫線
刃に作用する。一方、Y方向の打抜刃や罫線刃は、加工
シリンダの円周方向に沿って円弧状に延びるものである
が、これらは加工シリンダの回転にしたがってシートに
食い込んでいくため、この場合の加工負荷は減少する。
【0004】このような加工負荷の大きな変動、特に衝
撃荷重が繰り返し加えられることにより、加工シリンダ
の軸受け部や打抜刃、罫線刃の寿命を短くしたり、打抜
き精度を低下させたり、シートに横シワが入ったりする
問題が生じやすい。また、X方向の打抜刃が1度に相当
長さの打抜きを行うとき、例えば中間部で刃が逃げて抜
き残しが生ずることがある。これはX方向の罫線刃につ
いても同様で、中間部で罫線刃が逃げて罫線入れが弱く
なる傾向がある。このような不都合を解消するために、
部分的にスペーサを入れ込む等の調整が必要になる場合
もある。
【0005】また、X方向打抜刃では直線状の押切り方
式になるため、切れ味が悪くなりがちで、切り屑が生じ
たり、段ボール紙の場合は打抜き部周辺に潰れが生じた
りする問題がある。また、X方向罫線刃について、衝撃
的に罫線入れが行われるため、罫線の厚さ・深さが安定
せず、深く入りすぎると、その近傍のシート表面や裏面
に割れが入る問題も生じやすい。
【0006】一方、上述のようなシートの打抜きに先立
ち、あるいはその後工程でシートに回転式の印刷シリン
ダにより印刷を行う場合もある。その際、打抜き輪郭に
沿って印影が形成される場合や、方形の囲みのような印
影が箱となる側面等に施されることも多い。その場合に
は印刷シリンダの印版部には、印刷シリンダの母線と平
行な方向の印刷凸部、また周方向に沿った印刷凸部が形
成される。この際、打抜きや罫線入れと同様に、X方向
の印刷凸部ではその相当長い直線部分がシートに一気に
押し付けられるため、そこで振動が生じて印刷シリンダ
の軸受け部や印版部の寿命を短くしたり、印刷精度が低
下したり、さらにはシートに横シワが入ったりする問題
が生じやすい。また、このX方向の印刷凸部の中間部で
印刷のかすれが生じる場合もあるため、鮮明な印刷像を
得るためには印刷シリンダのシートに対する押圧力を大
きくする必要がある。しかし、そうするとシートに潰れ
が生じる心配がある。
【0007】また、段ボールシートの場合は、内部に波
形の中芯紙が挿入されており、強度に方向性を有するこ
とが別の問題を生じる。すなわち、段ボールシートは一
般に波形の中芯の両側にライナが貼り付けられた構造の
ため、中芯の波形の稜線(目)に沿った方向では切断の
断面積が小さく、これと直角な方向ではその断面積が大
きくなる。従って、中芯の稜線と直角方向で打抜きの切
れ味が落ちたり、罫線がしっかり付かない等の問題を生
じやすい。打抜きの切れ味が悪いと、シートに潰れが生
じたり、切断面に傾斜や凹凸が生じたりし、これがシー
トの製品部分とカス部分を分離しにくくする。
【0008】また、シート面と平行な方向において中芯
の目に沿った方向では圧縮しにくく、これと直角な方向
では圧縮しやすい。一般に加工シリンダでの打抜きや罫
線付けにおいて、加工シリンダの軸線と平行なシワがシ
ートに生じる傾向があるため、加工シリンダの軸線とシ
ートの目が直角になるようにシートを送るのが常識であ
る(縦目通し)。しかし、シートのサイズによっては加
工シリンダの軸線とシートの目が平行になるようにシー
ト送りする横目通しの方が工程の効率がよい場合もあ
る。ただし、これを行おうとすると、シートに横シワが
入るため、実際は横目通しは困難なのが実情である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明の課題は、回
転するシリンダでシートを所定形状に打ち抜いたり、罫
線入れをしたりする際の衝撃荷重を軽減し、また、打抜
きの切れ味を増すとともに強い罫線入れを可能とし、シ
ート材の潰れや切り屑が発生しにくい打抜き及び/又は
罫線入れの技術を提供することにある。また、本発明の
別の課題は、打抜きにあわせてその前工程又は後工程で
印刷を行う場合に、その印刷シリンダに作用する振動を
軽減し、かつ鮮明な印刷を可能にする、打抜き及び印刷
の合体した技術を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】この発明
は、回転する加工シリンダとシート受け部材との間にシ
ートを挟んで送りつつシートの展開形態を形成するため
の打抜き及び/又はシートを折り曲げるのための罫線入
れを行うために加工シリンダの外周に固定される回転湾
曲型であって、加工シリンダの外周面に対応する円弧状
断面を有する湾曲型本体と、その湾曲型本体の母線に対
し鋭角に傾斜した傾斜角で、かつ湾曲型本体の外周面に
沿ってその外周面からほぼ直角に突出するように螺旋状
に固定されたX方向螺旋刃と、湾曲型本体の円弧状周方
向に対し鋭角に傾斜した傾斜角で、かつ湾曲型本体の外
周面に沿ってその外周面からほぼ直角に突出するように
螺旋状に固定されたY方向螺旋刃とを備え、これらのX
方向螺旋刃及びY方向螺旋刃が加工シリンダの回転に従
いシートに実質的に点当たりしつつ打抜き及び/又は罫
線入れを行うことを特徴とする。
【0011】上述のX方向螺旋刃及びY方向螺旋刃は、
それぞれ加工シリンダの外周に立体的に巻付くような三
次元形態のものとなる。そしてX方向螺旋刃がX方向の
打抜刃や罫線刃となり、またY方向螺旋刃がY方向の打
抜刃や罫線刃となる。
【0012】このような2種類の螺旋状の刃を用いるこ
とにより、打抜刃や罫線刃がシートに対して同時に相当
長さで食い込むことを回避でき、加工シリンダの回転サ
イクルにおいて衝撃荷重が発生しにくく、その結果加工
シリンダの回転サイクルにおいて加工荷重の急激な変動
を緩和し、円滑でスムーズな打抜き回転状態が得られ
る。概念的に言えば、加工シリンダの母線方向の打抜刃
又は罫線刃がこれに対して鋭角に傾斜した螺旋状とされ
ることにより加工負荷は減少し、他方、加工シリンダの
円周方向の打抜刃又は罫線刃がその円周方向に対し鋭角
に傾斜した螺旋状とされることで、円周方向に平行な形
態に比べてある程度は加工負荷が増加する場合もあり、
全体として加工シリンダの回転サイクルにおける加工負
荷が均一になりやすい。
【0013】以上のことから、加工シリンダの軸受け部
や打抜刃・罫線刃の寿命が延び、また騒音の軽減にな
る。また、X方向・Y方向のいずれにおいても螺旋状刃
により良好な切れ味や罫線深さが得られ、いわゆるムラ
取りが不要となるほか、抜き屑が減少するとともに、段
ボール紙の場合は潰れ、切断面の傾斜、切断面の凹凸等
が生じにくい。このことが商品価値を高めるとともに、
打抜きの製品部分とカス部分との分離を容易にする。
【0014】さらに、衝撃荷重の軽減・円滑な回転によ
り打抜きや罫線入れの位置精度が向上し、また、加工シ
リンダと受け部材(主に受けシリンダ)によるシートの
送り出しが円滑になるので、シートに横シワが生じにく
くなり、シワ対策にも有効となる。よって、段ボールシ
ートの場合、いわゆる横目通しを行っても、横シワが生
じにくく、その横目通しの手法を実際に使用できること
となる。そして、罫線の位置精度が向上することは、製
品シートの組立てが正確にできることにつながり、また
螺旋状刃により罫線が入ることで、強い罫線をシート割
れ等の心配なく入れることができる。
【0015】上述のX方向螺旋刃及びY方向螺旋刃の傾
斜角は、1〜7度、なかでも2〜5度が望ましい。傾斜
角が小さすぎると、打抜刃や罫線刃を螺旋状にする効果
が充分に得られず、他方、その螺旋の傾斜角が大きすぎ
ると、例えば方形のシートを傾けた場合に幅寸法が大き
くなり装置が大型化してしまうので、上述の範囲が望ま
しい。
【0016】X方向螺旋刃及びY方向螺旋刃は、前述の
ように適宜に打抜刃あるいは罫線刃となるが、螺旋状に
したことにより罫線刃の突出高さbを高くし、打抜刃の
突出高さaに近づけることができる。例えばb/a=
0.8〜0.95とする。このように罫線刃の突出高さ
を相対的に高くすることにより、強く明瞭な罫線を入れ
ることができ、また螺旋状であるが故にそのように強く
食い込ませてもシート割れ等を生じにくい。打抜き刃の
突出高さaに対する罫線刃bの突出高さの比が小さい
と、上述のような罫線を強化する効果が小さく、その比
が過大になると、シートにおける罫線部分の耐久性が損
なわれるので、上述の範囲が望ましい。
【0017】上記湾曲型本体には、X方向螺旋刃及び/
又はY方向螺旋刃の近傍に沿って螺旋状に、不連続又は
連続に弾性柔軟部材を固定することができる。これは例
えばウレタンゴム等の発泡性ゴム、あるいはその他のゴ
ムもしくは多孔性又は柔軟性合成樹脂等からなるもの
で、その弾性柔軟部材の湾曲型本体の外周面からの突出
高さは、X方向螺旋刃及び/又はY方向螺旋刃の湾曲型
本体の外周面からの突出高さよりも一定量高くされる。
そして、弾性柔軟部材は、主に次のようなシートに対す
る保持作用及びストリッパ作用を果たす。すなわち、上
述の螺旋刃がシートに食い込むのに先立って、その弾性
柔軟部材がシートに押し付けられ弾性変形した状態でそ
のシートを保持し、加工後はその弾性柔軟部材の原形復
帰力により上述の螺旋刃と加工後のシートとを分離す
る。
【0018】なお、このような弾性柔軟部材を湾曲型の
母線ひいては加工シリンダの母線と平行に、あるいはそ
れと直角な周方向に複数配置することもできる。その場
合はシートに加工シリンダと直角方向の送り力を付与し
やすくなる。また湾曲型本体に、X方向螺旋刃及び/又
はY方向螺旋刃の近傍では、弾性柔軟部材をそれらの刃
に沿って螺旋状に形成し、それ以外の領域では、弾性柔
軟部材を湾曲型の母線と平行又は直角な方向に沿って固
定するという複合形態をとることも可能である。この場
合は、螺旋状の弾性柔軟部材が、主に上述のようなシー
トに対する保持作用及びストリッパ作用を果たし、湾曲
型の母線と平行又は直角な弾性柔軟部材が、シートを加
工シリンダと直角方向に送る主導的または補助的な送り
作用を果たす。
【0019】湾曲型を加工シリンダの外周面に、ビス、
ボルト等のねじ部材により締結すると、湾曲型の貫通孔
とこれに挿入されたねじ部材との間のクリアランス(ガ
タ)により、湾曲型の加工シリンダに対する位置が微妙
にずれやすい。これを回避するために、湾曲型の貫通孔
に座部材を固定し、ねじ部材がその座部材の拘束部を強
制的に押し拡げて、加工シリンダのねじ孔に締め込まれ
るようにすることができる。こうすれば、ねじ部材と湾
曲型のクリアランスが実質的にゼロとなり、湾曲型の固
定位置精度が長期間にわたり高く維持される。
【0020】ところで、X方向螺旋刃やY方向螺旋刃を
備えた回転湾曲型は、自身の軸線回りに回転する加工シ
リンダの外周に固定され、例えばこれと対向して配置さ
れた受けシリンダの間にシートを挟みこんで打抜きや罫
線入れを行う。ここで、例えば方形のシートを供給する
場合、その前端辺が加工シリンダの軸線と平行になる姿
勢でもよいが、方形のものに斜めの展開形態を打ち抜く
場合、歩留まりが悪くなる場合がある。また、段ボール
シートのように一定の目の方向があるものは、箱形態に
した場合に目の方向と箱の縦横と一致しないと商品価値
を減じる。そこで、シートの送り方向は加工シリンダの
軸線と直角であるが、シートの姿勢を傾けるようにシー
ト供給装置を設けることができる。
【0021】言い換えれば、シート供給装置は、加工シ
リンダの軸線と直角なシート送り方向において加工シリ
ンダの上流側に設けられ、X方向及びY方向螺旋刃の傾
斜に対応する向きと角度でシート送り方向に対しシート
を傾けて順次供給する。これによって、加工シリンダに
対し傾斜したX方向及びY方向螺旋刃が、シート送り方
向に対し傾斜したシートに、加工シリンダの回転に従い
実質的に点当たりしつつ打抜き及び/又は罫線入れを行
う。その結果、打抜きカスとして除去される部分の面積
を少なくし、シートに対する製品部分の歩留まりを高め
ることができる。また、段ボールシートのように目の方
向がはっきりしているものについて、螺旋刃による打抜
きや罫線入れでありながら、例えば組立てた箱の縦横と
シートの目の方向とを合わせることができる。
【0022】さらにシートに対する打抜きや罫線入れに
加えて、印刷をも一貫して行う1つのシステムとして、
回転式シート加工装置が構成される場合もある。その場
合、前述のような加工シリンダ、X方向・Y方向螺旋刃
を備えた回転湾曲型、シートをシート送り方向に対し傾
けて順次供給するシート供給装置に加え、次のような印
刷シリンダ、印版部が加わる。印刷シリンダは、シート
送り方向においてシート供給装置と加工シリンダとの
間、又は加工シリンダより下流に設けられる。つまり、
打抜き・罫線入れの後に印刷が行われても、印刷後に打
抜き・罫線入れが行われてもよい。
【0023】印版部は印刷シリンダの外周に備えられる
もので、シート送り方向に対し傾けて供給されるシート
の傾斜角と同じだけ傾けて形成される。そのためには、
印版シートに印刷像を傾けて形成し、この印版シートを
印刷シリンダに真っ直ぐ(正対して)巻き付けることが
できる。なお、印刷シリンダに対し印版シートを傾けて
螺旋状に巻き付けることもできる。また、方向性がはっ
きりした印版部では、例えば印刷シリンダの母線に対し
鋭角に傾斜して螺旋状に延びるX方向印刷凸部と、印刷
シリンダの周方向に対し鋭角に傾斜して螺旋状に延びる
Y方向印刷凸部とを含む。それらX方向及びY方向の印
刷凸部の傾斜の角度は、X方向螺旋刃及びY方向螺旋刃
の傾斜の角度と対応付けられる。
【0024】そして、加工シリンダに対し傾斜したX方
向及びY方向螺旋刃が、シート送り方向に対し傾斜した
シートに加工シリンダの回転に従い実質的に点当たりし
つつ打抜きや罫線入れを行い、また、印刷シリンダに対
し傾斜した印版部がシート送り方向に傾斜したシートに
印刷を行う。これにより、シートの傾斜送りにかかわら
ず、シートに転写された印刷像はシートに対し傾かない
で正対状態で形成できる。また、螺旋状のX方向及びY
方向印刷凸部を有する印版部では、シート送り方向に傾
斜したシートに、印刷シリンダの回転により実質的に点
当たりしつつ印刷を行う。
【0025】このような打抜きや罫線入れさらに印刷を
組み込んだラインでは、打抜き等の衝撃荷重が螺旋刃に
より軽減されるとともに、印刷シリンダにおいても螺旋
状のX方向及びY方向印刷凸部により印刷時の騒音が軽
減され、またX方向及びY方向の螺旋状の印刷凸部によ
り、かすれ等の生じにくい良好な印刷を行うことができ
る。
【0026】上記打抜きや罫線入れさらに印刷を一貫し
て行うラインにおいて、シートを加工シリンダや印刷シ
リンダと直角な方向に送るために螺旋状搬送ロールを用
いることができる。この螺旋状搬送ロールは、シート送
り方向において加工シリンダの上流及び下流、印刷シリ
ンダの上流及び下流の少なくともいずれかに位置し、上
記加工シリンダの中心線と平行な軸線回りに回転可能
に、かつ前述のシート送り方向に対して傾斜した姿勢の
シートの側端部に対応して設けられる。その搬送ロール
の外周には、自身の回転軸線に直角な平面に対し、上記
シートのシート送り方向に対する傾斜角度に対応する角
度だけ傾斜した螺旋状凸部を例えばほぼ1周分備える。
この螺旋状凸部が上記シートの側端部に押し付けられて
回転することにより、そのシートを傾斜状態を維持しつ
つ加工シリンダと直角な方向へ送る。
【0027】このような螺旋状搬送ロールは、例えば次
のような状況においてその効果を発揮する。印刷シリン
ダはシート供給装置と加工シリンダとの間に位置して、
シートに印刷が行われた後、その印刷後のシートに打抜
きや罫線入れが行われる。その印刷工程でシートの両端
部にはシート送り方向に対し鋭角に傾斜した帯状の余白
がシートの側縁に沿って形成される。一方、螺旋状凸部
を有する螺旋状搬送ロールは、シートの両側端部の余白
に対応する位置に設けられ、螺旋状凸部の起点と終点と
の螺旋中心線方向の距離は上記余白の幅寸法以下とさ
れ、その搬送ロールの例えば1回転で螺旋状凸部の転動
軌跡はシートの印刷済み領域には入らず、傾斜した帯状
の余白に沿って延びることとなる。
【0028】つまり、通常の円柱状のロールであれば、
シート送り方向に沿ってその転動軌跡がシートに付くた
め、既に印刷した部分を搬送ロールが横切ってしまう場
合がある。しかし、上述の螺旋状搬送ロールによれば、
螺旋状凸部の転動軌跡はシート送り方向に対し傾斜し、
印刷領域に浸入しないように設定できるため、印刷した
直後のインクが搬送ロールに付いたり、またその印刷部
に付いたロール跡により商品価値をなくす等の不都合を
回避できる。
【0029】なお、このような螺旋状搬送ロールは、印
刷が打抜きや罫線入れに先行して行われる場合にのみ使
用されるものでは必ずしもなく、例えば打抜きや罫線入
れだけで印刷がされない場合であっても、シート送り方
向に対し傾斜したシートをその傾斜状態を保つように加
工シリンダに送る、あるいは加工シリンダから送り出す
際に、その傾斜したシートの両側端部を挟み込んで送る
搬送ロールとして用いることもできる。その際、相手方
ロールと螺旋状搬送ロールとの間で強くシートを挟持し
て搬送すれば、シートの傾斜姿勢を安定に維持できる一
方で、傾斜した紙の両側端部にシート跡が付きやすい
が、螺旋状搬送ロールの転動軌跡は、本来打抜きカスに
なる部分のみに付いて、製品部には付かないものとすれ
ば、製品部分にロール跡を付けないでシートを安定して
送ることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例を参照しつつ説明する。図1において、円
筒を軸方向に2つ割りしたような形態の湾曲型本体3
に、X方向螺旋刃1a、1b及びY方向螺旋刃2a、2
bが固定されて打抜き及び罫線入れのための湾曲型4が
構成されている。湾曲型本体3は半円弧状の厚手の合
板、合成樹脂その他適宜の材料からなる。X方向螺旋刃
1a、1bのうち、1aは段ボールシート等のシートを
打ち抜くための螺旋打抜刃、1bは段ボールシート等の
シートに折曲げのための罫線を入れる螺旋罫線刃とされ
る。同様にY方向螺旋刃2a、2bのうち、2aが螺旋
打抜刃、2bが螺旋罫線刃とされる。
【0031】そして、これら螺旋打抜刃1a、2aが所
望の箱の展開形状の輪郭に対応する形状とされ、螺旋罫
線刃1b、2bは、その打抜き輪郭の内側において罫線
を付ける位置に対応して設けられる。このような観点か
ら以下の説明では、X方向螺旋打抜刃1a、Y方向螺旋
打抜刃2a、X方向螺旋罫線刃1b、Y方向螺旋罫線刃
2bとも称するものとする。また、総称的に用いる場合
は、X方向螺旋刃1、Y方向螺旋刃2とも称する。
【0032】X方向螺旋刃1は、湾曲型本体3の母線方
向に対して鋭角の傾斜角θだけ傾斜し、またY方向螺旋
刃2は、湾曲型本体3の周方向に対し鋭角の傾斜角θだ
け傾斜している。この例でX方向螺旋刃1とY方向螺旋
刃2は平面に投影した形態で直角であるので、X方向螺
旋刃1の傾斜角θとY方向螺旋刃2の傾斜角θは等しく
なっているが、これらが異なっていてもよい。
【0033】図2はその螺旋状形態を三次元の幾何学的
に示すもので、(a)のようにX方向螺旋刃は、その仮
想円筒5の母線に対し傾斜角θで巻き付いた螺旋の一部
Xを用いるものといえる。また同図(b)に示すよう
に、Y方向螺旋刃は仮想円筒5の円周方向に対し傾斜角
θで巻き付いた螺旋の一部Yを用いるものといえる。
【0034】そして図1のように、X方向螺旋刃1及び
Y方向螺旋刃2は、湾曲型本体3の外周面からほぼ直角
に突出しているが、それぞれ螺旋に沿って延びるため、
図3にある程度誇張して示すように、各螺旋刃1、2を
構成する帯状の刃材は螺旋に沿って三次元的に捻られ、
湾曲型本体3の上記各螺旋に直角な平面で切ったとき、
各螺旋刃1、2の切断点における円筒外周面の接線に対
し、各螺旋刃1及び2はほぼ直角に立ち上がるものとさ
れる。図4に示すように、X方向螺旋打抜刃1a(Y方
向螺旋打抜刃2aについても同様)は、シートを打ち抜
くために先端が鋭利な刃先となっている。
【0035】同図(a)はいわゆる「ソフトカット」方
式を示し、鋸状の刃先をもつ打抜刃1aが、外周がウレ
タン等の軟質材で形成された受けシリンダ6に対し、そ
の鋸刃部分が食い込むように使用され、その鋸刃の谷の
部分まで入り込んでシートの打ち抜きが行われる。
(b)は「ハードカット」方式を示し、鋸刃を有しない
打抜刃1aで、例えば外周が焼入れ鋼で構成された受け
シリンダ7の外周面にいわゆるキスタッチで接触もしく
はごく近接して打ち抜きを行なうものである。また、
(c)は「セミハードカット」方式を示し、外周にステ
ンレス板のような、刃材より柔らかい金属板8が巻かれ
た受けシリンダ9に対し、その金属板8に打抜刃1aの
刃先が食い込むように使用される。さらに(d)は罫線
付けに用いるX方向螺旋罫線刃1b(Y方向螺旋刃2b
についても同様)の形態を示し、刃の先端は丸みが付け
られ、かつ受けシリンダ6(7、9でも同様)に対し接
近して、シートに溝を付ける。
【0036】図5、図6に概念的に示すように、例えば
X方向螺旋打抜刃1aの基端部(根元の部分)には、櫛
状の複数の凸片(凹凸形態)10が形成され、また、所
定の間隔で切欠部11が形成されている。一方、湾曲型
本体3には、前述のように本体3の母線に対し傾斜角θ
傾いた螺旋に沿って間欠的に固定溝12が形成されてい
て、この固定溝12に櫛状の凸片10の各グループが挿
入されるとともに、その溝間の不連続部13に切欠部1
1がはまり込む。
【0037】このように櫛歯状の複数の凸片10は、螺
旋刃1aを螺旋に沿って三次元的に捻られた状態で固定
する上で、その刃材の変形を容易にするとともに、固定
溝12への挿入を容易にする。つまり各固定溝12も、
厳密には直線ではなく、螺旋に沿ったものであるから、
これに沿うように櫛状の凸片10の群を変形させる。ま
た、不連続部13が形成されるのは、ここが連続すると
湾曲型本体3が分裂してしまうため、それを防ぐ補強部
とするためである。なお、図示はしないがY方向打抜刃
2aも、別の螺旋に沿って間欠的に形成された固定溝1
4に自身の櫛状の凸片10の群において挿入される。こ
のことは、X方向又はY方向の螺旋罫線刃1b、2bに
ついても同様である。また、固定溝12、14は湾曲型
本体3を厚さ方向に貫通していてもよいし、行止まりの
有底でもよい。
【0038】図7は、加工シリンダ15に対し前述の湾
曲型4が装着された状態を示している。加工シリンダ1
5は打抜きと罫線入れを行なうシリンダ(打抜きシリン
ダと通称できる)で、金属製のものである。この金属製
の加工シリンダ15に対し湾曲型4が同心円状に固定さ
れる。その固定構造の一例を図8に示す。加工シリンダ
15にはその外周の所定位置にねじ孔16が形成され、
また、湾曲型本体3には、厚さ方向に貫通するビス孔1
7(バカ孔)がそれらねじ孔16と対応する位置関係で
形成されている。これらねじ孔16とビス孔17の位置
を一致させた状態で、ビス18(又はボルト)等のねじ
部材を加工シリンダ15のねじ孔16に締め付ければ、
湾曲型4は加工シリンダ15に位置決めされた状態で固
定される。
【0039】なお、このようなビス18による固定構造
に加え、湾曲型本体3の内面に凹所8を設けて、ここに
磁石19を固定することも可能である。この磁石19が
金属製の加工シリンダ15との間で磁力を及ぼし合い、
湾曲型4の固定状態を補助する役割、あるいはビス18
による固定に先立つ仮止めの機能を果たす。その磁石1
9の加工シリンダ15との対向面又は接触面は、加工シ
リンダ15の外周面に対応する凹曲面又は平坦面とする
ことができる。
【0040】このような磁石19に代えて、例えば図9
に示すような、多数の分割磁石20に分け、これを各々
のバネ21等の付勢手段で加工シリンダ15側に付勢
し、この状態で各分割磁石20が加工シリンダ15の円
筒外周面に沿う状態とすることもできる。なお、図7に
おいて、半円弧状の湾曲型4の2個が加工シリンダ15
に対し向かい合わせに固定される場合もあるし、1個だ
け単体で取り付けられる場合もある。
【0041】図10〜図14は、湾曲型本体3を加工シ
リンダ15に固定する際の、さらに別の実施形態を示し
ている。この例では、湾曲型本体3に形成されたビス孔
17に単にビスを挿入するのではなく、その板厚方向の
貫通孔に対し座部材として、図11、図12に示すよう
なテーパ状の座金具21が取り付けられ、この座金具2
1に対しクリアランスなし(がたなし)でビス18が挿
入される。テーパ状の座金具21は、先細りのテーパ状
の胴部22と、その大径開口部(外側開口部)側に、外
方に突出するように形成された固定板部24と、小径開
口部(内側開口部)の縁部に等角度間隔で形成された、
例えば三角状の複数の切欠26(変形助勢部)とを備え
る。
【0042】図13に示すように、湾曲型本体3に板厚
方向に形成された貫通孔23は、単純なビス孔17より
幾分大きく形成され、上側がテーパ内周面23’となっ
ている。テーパ状の座金具21は、この貫通孔23に挿
入され、その胴部22がテーパ内周面23’に嵌合し、
その固定板部24が湾曲型本体3の外周面に当たり、そ
のビス孔25に通されたビス27が湾曲型本体3に締め
込まれることにより、この座金具21が湾曲型本体3に
固定される。
【0043】そして、座金具21の小径側の開口部(テ
ーパ状先端部)は、ビス18の軸部の直径より小さく形
成され、ビス18を挿入する際には図14に示すよう
に、座金具21にビス18を打ち込み、その小径側端部
を押し開くように強制的に変形させて奥部へ挿入する。
その後、ビス18を加工シリンダ15のねじ孔16に締
め込むことにより、ビス18の頭部が座金具21のテー
パ状内周面に着座し締結状態となる。これにより、ビス
18と湾曲型本体3はクリアランスが生ずることがな
く、湾曲型本体3の加工シリンダ15に対する固定位置
を精度よく設定できる。
【0044】さらに具体的には、半円弧状の湾曲型本体
3は、図10に示すようにそれを2分した本体片3a、
3bに分けて製作することができる場合、その本体片3
aの両端部及び中央の3点を二等辺三角形状に結ぶ位置
にある貫通孔23に、上述の座金具21を取り付ける。
この3点で本体片3aを位置精度高く加工シリンダ15
に固定するとともに、残るビス孔17(例えば3個)か
ら従前と同様にビス18を締め込んで固定強度を高め
る。次いでこの本体片3aに突き合わせるように別の本
体片3bを固定する。この際、後の方の本体片3bにつ
いては、従来と同様単純なビス孔17にビス18を通す
方法のみでも、全体としての型本体3は位置精度高く加
工シリンダ15に固定できる。もっとも、本体片3aと
同様に、3点(17’)に座金具21を固定すれば一層
固定位置は精度の高いものとなる。
【0045】なお、半円弧状の湾曲型本体3を2分割し
て形成するのは、製作の容易化のためであるが、本体片
3aと3bには、詳しい図示はしていないが、上述のX
方向螺旋刃1及びY方向螺旋刃2が予め取り付けられて
いる。また、本体片3a、3bに跨って例えばY方向螺
旋刃2がつながるように、両者の境界まで螺旋刃部分が
予め装着されている。
【0046】図15では、X方向螺旋刃1の近傍に沿っ
て螺旋状に、弾性柔軟部材として棒状のゴムブロック3
0が、また、Y方向螺旋刃2の近傍に沿って螺旋状に棒
状のゴムブロック31が、型本体3の外周面に固着され
ている。なお、図面では煩雑さを避けるため、部分的に
省略して描かれている。棒状のゴムブロック30、31
は、例えば発泡ウレタンゴム等の比較的圧縮しやすい発
泡材料を主体に形成されており、例えば接着剤、両面テ
ープ等により型本体3の外周面に貼り付けられる。これ
らのゴムブロック30、31は取付前には単純な棒状を
なすが、型本体3に固着された状態ではその柔軟性のた
めにX方向・Y方向螺旋刃と同様に螺旋状に捻れた形態
となる。
【0047】図16に示すように、X方向又はY方向打
抜刃1a(又は2a)の加工シリンダ15の外周面から
の突出高さaは、同じくX方向又はY方向罫線刃1b
(又は2b)の突出高さbより一定量高く、上述のゴム
ブロック30(及び31)は、これらの突出高さa又は
bのいずれよりも高い突出高さcを有している。なお、
ここで打抜刃1aと罫線刃1bとの高さの差は、その螺
旋状の形態のために、従来に比べて小さくすることがで
き、b/aは、例えば0.8ないし0.95程度の範囲
に設定できる。なお、図4(a)に示す鋸刃の場合は、
加工シリンダ15の外周面からその鋸刃の谷底までの高
さを突出高さaとする。このように罫線刃1bの突出高
さbを従来より高くできることにより、しっかりした罫
線を入れることができ、またそのように強くしっかりし
た罫線を入れても螺旋刃であるために衝撃的な罫線付け
が行われないから、シート割れ等の問題も生じない。
【0048】棒状のゴムブロック30、31は、通常2
つの役割を果たす。つまり、打抜きや罫線入れの際に、
それに先立ってシートWに押し付けられ、これを受けシ
リンダ6との間で挟んで位置ずれが生じないように保持
する。さらに、打抜きや罫線付けが終わった後には、そ
のままであると、打抜刃や罫線刃がシートWに食い込ん
だままの状態になりやすいので、それら打抜刃や罫線刃
から加工後のシートを切り離す。
【0049】図17及び図18は、打抜刃1a及び罫線
刃2aがシートWに対し打抜きや罫線付けをする際に、
その上流側及び下流側にその打抜刃1a及び罫線刃2a
に沿って位置する各ゴムブロック30の挙動を説明的に
表したものである。打抜刃1a及び罫線刃2aがシート
Wに食い込むのに先立ってその上流側のゴムブロック3
0がシートWに押し付けられて圧縮し、その後打抜き及
び罫線付けが行われる。さらにその後で圧縮状態のゴム
ブロック30が原形に復帰する際にシートWを打抜刃1
a及び罫線刃2aから離脱させる。また、このようなゴ
ムブロック30や31(以下、スポンジゴムとも称す
る)は、結果としてシートWを下流に送る搬送の役割も
果たしている。なお、スポンジゴム30、31は、断面
が方形の角柱状の部材を倒した形態であるが、これ以外
に全体として半円形の断面又は先端部に丸みが付けられ
た断面、あるいは方形の断面であるが、その先端面に長
手方向に沿った複数の溝又は長手方向と交差(例えば直
角に)する複数の溝を有する断面のものでもよい。
【0050】図19に示すように、段ボールシート等の
シートWは、X方向及びY方向螺旋刃1、2(この打抜
形態は説明のために概念化したものである)の傾斜に対
応するように傾いた状態で加工シリンダ15に送られ、
それを傾いたままの状態で通過することにより、方形の
シートWsに対し打抜形態(S)は傾かない。つまり、
加工シリンダ15の軸線に直角なシート送り方向Rに対
して打抜きの輪郭(S)は傾くが、そのシートWsにつ
いて見れば傾いておらず、段ボール紙の場合、従来と同
様に方形のシートWsの縦横の目に合わせて輪郭線
(S)が形成される。
【0051】この点については後に詳しく述べるが、傾
いたシートWをそのままの状態で送るために、例えば図
20(a)又は(b)に示す形態をとることができる。
図20(a)では、湾曲型本体3の周方向に沿ってこれ
と平行にスポンジゴム32が複数並べられ、湾曲型本体
3の外周面に固着されている。ただし、X方向螺旋刃1
やY方向螺旋刃2が存在する部分ではそれに干渉しない
ようにされる。傾斜状態で打ち抜かれ、罫線が入れられ
るシートWには、加工シリンダ15の軸線に対し上述の
螺旋刃と直角方向の負荷を受けるが、上述のようにスポ
ンジゴム32を周方向に複数配置することにより、この
負荷に抗してシートWを加工シリンダ15の軸線と直角
なシート送り方向Rに進行させやすくなる。
【0052】また、図20(b)では、湾曲型本体3の
軸方向に平行に複数のスポンジゴム33が型本体3の外
周面に固着されている。この場合も、傾斜したシートW
をその傾斜状態に保ちつつ下流に送る上で、これらゴム
ブロック33が、加工シリンダ15の軸線と直角な方向
の力をシートWに付加する役割を果たす。なお、図15
の螺旋状のスポンジゴム30、31の形態と図20
(a)又は(b)の形態とを組合せ、螺旋状のスポンジ
ゴム30、31と干渉しない位置に、加工シリンダ15
の軸線と直角な方向又は平行な方向のスポンジゴム32
又は33を配置することができる。図21(a)、
(b)は、これらの形態の具体例を示すものである。こ
のようにすれば、螺旋状のスポンジゴム30、31は主
に加工時のシート押え及びストリップ機能を果たし、周
方向のスポンジゴム32又は軸方向のスポンジゴム33
は、主にシートを加工シリンダ15と直角方向へ送り出
す上で有効な駆動力を発生させる機能を果たす。
【0053】次に以上のようなX方向、Y方向螺旋刃
1、2を有する湾曲型4を用いた回転式シート加工装置
を説明する。図22において、回転式シート加工(打抜
き・罫線入れ)装置35は、前述の湾曲型4が取り付け
られた加工シリンダ15、及びこれを受ける受けシリン
ダ6を中核とする。その上流側に段ボールシート等の方
形にカットされたシートWを1枚ずつ加工シリンダ15
側に供給するシート供給装置36、シート供給装置36
と加工シリンダ15との間に位置してシート供給装置3
6から供給されるシートWを1枚ずつ加工シリンダ15
側に受け渡すフィードロール37を備える。加工シリン
ダ15と受けシリンダ6は、互いに逆方向に回転し、こ
れらの間に供給されるシートWに対し回転しながら打抜
き・罫線入れをし、下流側に打抜き後のシートWs(製
品部及びカス)を送り出す。
【0054】図23の駆動系に示すように、加工シリン
ダ15がモータ38等の駆動手段で駆動され、この駆動
力が加工シリンダ15のギヤ39、中間ギヤ40、4
1、受けシリンダ6のギヤ42等の駆動力伝達手段を介
して受けシリンダ6に伝えられ、加工シリンダ15と受
けシリンダ6とは互いに逆方向に同速度で回転駆動され
る。なお、受けシリンダ6が駆動側、加工シリンダ15
が同期従動側でもよい。
【0055】図22のように、加工シリンダ15には前
述のX方向・Y方向螺旋刃1、2を有する湾曲型4が固
定されるとともに、図示は省略するが、前述のスポンジ
ゴム30、31も固着されている。この湾曲型4は幾つ
かの態様として、加工シリンダ15のほぼ全周に巻き付
けられる(例えば2個割のもので加工シリンダ15のほ
ぼ全周を覆う)ことにより、1枚のシートに対し1工程
の打抜き・罫線入れを行う場合もあるし、半周に1個ず
つの湾曲型により1回転で2枚のシートに対して加工を
行う場合もある。さらにはこの実施例に例示するよう
に、加工シリンダ15の半周に半円弧状の湾曲型4が1
個のみ取り付けられて、残り半周は余白とされるなど、
適宜の形態がある。
【0056】図22に示すように、上述のシート供給装
置36は、方形にカットされたシートWを積層状態でス
トックするシートスタッカ43、最下位の1枚のシート
のみ通過を許容するストッパ44、その最下位のシート
を送り出すキッカ45を備え、キッカ45により送り出
されたシートWをフィードロール37が引き込むように
なっている。ストッパ44は、積層されたシートWの前
端に対応して位置し、図示しないフレーム部材に支持さ
れている。ストッパ44の下端とシートWの接地面との
間には、シートWの1枚の厚みより大きく2枚の厚みよ
り小さい隙間が設定され、これによって最下位の1枚の
シートWのみの通過を許容する。
【0057】またキッカ45は、加工シリンダ15によ
る打抜き・罫線入れの処理速度に合わせて、フィードロ
ール37にシートWを送り出すように、その作動のタイ
ミングが調整されている。キッカ45の送り出し機構と
しては、例えば図24に示すように、回転部材(円盤
等)46、この回転部材46の中心から偏心した位置に
ピン47aにより一端が連結された連接ロッド47、こ
のロッド47の他端にピン47bで連結されたピストン
49、このピストン49を摺動可能に保持するシリンダ
50、このピストン49にロッド51を介して連結され
た押出部52を備える。このピストン・クランク機構の
1回転で押出部52が最下位のシートWの後端を前方に
押し出して、そのシートWの一部が上述のフィードロー
ル37に引き込まれる位置まで供給し、その後後退して
原位置へ復帰する。以後は同様のサイクルを繰り返す。
【0058】図25に示すように、キッカ45により送
り出されるシートWは、加工シリンダ15の軸線及びフ
ィードロール37の軸線に対し、加工シリンダ15と湾
曲型4との傾斜に対応するように、同じ向きに角度θだ
け傾けられている。従って図26のように、シート供給
装置36から加工シリンダ15側へ供給されるシートW
は、角度θ傾いた状態でフィードロール37及び加工シ
リンダ15の軸方向と直角方向(シート送り方向R)に
平行移動する()。そして、フィードロール37には
シートWの先端辺が1度に引き込まれるのではなく、斜
めに徐々に引き込まれ()、さらに加工シリンダ15
に送り込まれることとなる()。打抜き及び罫線入れ
後のシートWsも同様に、角度θ傾いた姿勢のまま加工
シリンダ15から排出される()。
【0059】上記のように傾けてシートWを供給する上
で、図25において、シートWを初めから傾けてシート
スタッカ43にストックしておき、その傾いた姿勢で前
方へ押し出すこともできるし、加工シリンダ15と平行
に積層したシートWの最下位のものを押し出しつつ角度
θ傾斜させることもできる。いずれにしても、シートW
の傾斜のために、図25のキッカ45の左右の押出部4
6、47の突出量を互いに異なるように固定しておくこ
ともできるし、キッカ45の前端に角度θ傾斜した押出
面48を形成することもできる。そして、角度θ傾いた
状態のシートWを加工シリンダ15側へそのままの姿勢
で搬送する過程で、その搬送方向の両側に、シートWを
加工シリンダ15と直角な上記シート送り方向Rに沿っ
てガイドするガイド壁、ガイドローラその他適宜の手段
を設けることができる。
【0060】例えば、図22に簡略に示すように、シー
トスタッカ43の下側に負圧吸引搬送手段としてサクシ
ョンコンベヤ50を設けることができる。このサクショ
ンコンベヤの構造自体は公知のものであり、複数のロー
ラ51に巻きかけられたコンベヤベルト52は通気性を
有するものである。それらローラ51の少なくとも1つ
が駆動源に接続されて、コンベヤベルト52を巡回さ
せ、シートスタッカ43の下側に、上述のように角度θ
傾斜したシートWのシート面(この場合はシート下面)
と平行な吸引搬送路を形成する。
【0061】その吸引搬送路のベルト52に対応して負
圧ハウジング53が設けられ、それの上面に吸引用の多
数の小孔54形成されている。そして、負圧ハウジング
53は負圧ポンプ55等の負圧源に供給され、負圧ハウ
ジング53内が負圧吸引される。これにより、小孔5
4、通気性のあるベルト52を介して負圧吸引力がシー
トスタッカ43の最下位のシートWに作用する。その結
果、シートWがキッカ45で送り出されるときに、シー
トWを負圧ハウジング53によりベルト52に吸着しつ
つ前方へ搬送し、これをフィードロール37が受け取
る。
【0062】シートWがフィードロール37に吸い込ま
れた以後も、サクションコンベヤ50はそのシートWを
吸引しつつ下流に送ることにより、そのシートWが傾斜
状態を保ったまま加工シリンダ15の湾曲型4に引き込
まれるようにする。サクションコンベヤ50は、そのシ
ートWがフィードロール37に吸い込まれ、かつ加工シ
リンダ15と受けシリンダ6の間に挟み込まれるまで吸
着搬送を行う。それら両シリンダ15及び6に挟み込ま
れて、シートWに打抜き・罫線入れがなされる途中で、
そのシートWはサクションコンベヤ50から離れる。
【0063】ここで、変形例として、フィードロール3
7を省略してサクションコンベヤ50だけでシートWの
搬送を行わせることもできる。さらには、キッカ45を
も省略し、サクションコンベヤ50がキッカ45に代替
するものとし、結局サクションコンベヤ50がシート供
給装置とシート搬送装置を兼ねるようにしてもよい。
【0064】また、図27に示すように、加工シリンダ
15と直角な方向にシート送り方向Rを設定する一方、
この送り方向Rに対し角度θだけ傾斜した方向にシート
Wをキッカ57等で送り出し、フィードロール37や、
前述のサクションコンベヤ50等がそのシートWを受け
取った後、シートWがその角度θ傾いた状態で、加工シ
リンダ15の軸線と直角なシート送り方向Rへ平行移動
する方式を採用してもよい。
【0065】図28に示すように、湾曲型4におけるX
方向の螺旋打抜刃1a、螺旋罫線刃2aは、加工シリン
ダ15の母線sに対し角度θ傾くように螺旋に沿って加
工シリンダ15に巻き付く。またY方向の螺旋打抜刃1
bや螺旋罫線刃2bは、加工シリンダ15の周方向に対
し角度θ傾くように螺旋に沿って加工シリンダ15に巻
き付く。
【0066】そして、図25のように、角度θ傾斜した
シートWに対し、角度θ傾斜した湾曲型4により打抜き
及び罫線入れが行われる。その際、図29に概念的に示
すように、X方向の螺旋打抜刃1aは加工シリンダ15
の回転に従い徐々に点当たりでシートWに作用してこれ
を螺旋方向に打ち抜いていく。また、Y方向の螺旋打抜
刃2aも加工シリンダ15の回転に従い、点当たりでシ
ートWに作用しその螺旋に沿って徐々にシートWに切り
目を入れていく。このことは、X方向の螺旋打抜刃1a
が螺旋罫線刃1bに代わり、Y方向の螺旋打抜刃2aが
螺旋罫線刃2bに置き換えられたと考えても同様であ
る。つまり、X方向の螺旋罫線刃1bもY方向の螺旋罫
線刃2bも、加工シリンダ15の回転に従い点状にシー
トWに作用し、それぞれの螺旋に沿って徐々に溝入れ
(罫線入れ)を進行させていく。
【0067】そして、実際には、図28のようにX方向
及びY方向螺旋刃1a、1b、2a、2bが組み合わさ
れているため、それぞれの螺旋刃に沿って複合的に打抜
きや罫線入れが進行するが、すべては螺旋に沿って加工
が進行するため、基本的には常に点加工状態が得られ、
加工シリンダ15の1加工サイクルで衝撃荷重が生じな
い。従って振動が少ないスムーズな回転が保証され、か
ついわば点切りにより打抜きの切れ味が良くなり、また
点接触による罫線入れにより周辺部の潰れの少ないしっ
かりした罫線が入る。
【0068】さらに、上述のような螺旋に従う打抜き及
び罫線入れにより、加工シリンダ15や受けシリンダ6
に対する衝撃荷重や振動が低減されることで、受けシリ
ンダ6の外周面の摩耗も抑制される。特に、従来のよう
に打抜刃が受けシリンダ6の外周面に繰返し繰返し衝撃
的に当たることで、受けシリンダ6の外周面を削り、そ
の直径を減少させる。その結果、打抜刃がシートを完全
に切断できずに切残しができたり、罫線刃がシートに充
分に食い込めずに罫線が浅くなることがある。
【0069】図30は螺旋罫線刃1bに着目し、加工シ
リンダ15と受けシリンダ6との外周面間距離tが一定
に得られて、良好な罫線付けが行われる状態を想定した
ものである。いま、図31のように、受けシリンダ6の
外周が摩耗してきたとすれば、両シリンダ15及び6の
外周面間距離がt+αと大きくなって、罫線の深さが不
足する(浅すぎる)状態となる。従来ではその段階で、
偏心軸装置等の軸間隔調整手段により、両シリンダ15
及び6の外周面間距離を縮めるように調整することとな
る。しかし、受けシリンダ6の後における更なる摩耗を
考慮すると、その調整は、適正距離をtとすれば、図3
2に示すように、t−αとして接近量を大きめにとる場
合が多い。
【0070】こうすると、今度は罫線が強く入りすぎ、
この罫線部分においてシートの耐久性が低下する問題を
生じ、また、シートの罫線の近傍又は反対側のシートの
面に割れやシワが生じて、商品価値が減少する等の問題
を惹起こしやすい。
【0071】ところが、本実施例のように、すべて螺旋
状の打抜刃、罫線刃によれば、受けシリンダ6の摩耗が
著しく抑制され、実際上の使用状況で加工シリンダ15
と受けシリンダ6との外周面間距離の増大(t+α)を
考慮する必要がない程度となる。従って、両シリンダ1
5及び6の外周面間距離がt+α、t−αと変動するこ
とが実質的に解消され、図30のように、ほぼ一定のt
が得られる。その結果、望ましい深さの罫線を安定して
入れることができる。
【0072】さらにこの罫線の深さは、その罫線を境に
したシートの折曲げ荷重に強く影響するため、精密な製
函工程では、この罫線の深さ精度が厳しく問われる場合
がある。例えば、罫線における折曲げ荷重を各罫線部位
で互いに異なわせることにより、いわゆるパッケージ製
函を行う場合である。これは図33にその概念を示すよ
うに、製函した箱に飲料缶等の品物を収容するのではな
く、製函前のシートS1上に例えば飲料缶Cを載せ、こ
れを包み込むように、罫線K1、K2、K3、K4で順次シ
ートを折り曲げて、最終的に飲料缶Cを包装することで
製函を完了する。この場合、罫線の折曲げ荷重はK1<
K2<K3となるように、各罫線の深さを高精度に制御す
る必要がある。上述の螺旋状罫線刃1b、2bによれ
ば、図30のように加工シリンダ15と受けシリンダ6
の外周面間距離を一定に維持しやすいため、上述の罫線
K1〜K3の深さが少しずつ浅くなるように各罫線刃の突
出高さを互いに異ならせておくことによって、そのよう
な各罫線の深さを高精度に調整できる。それにより、図
33に示したようなパッケージ製函も、各罫線での折れ
曲り順序がくるったりせず、確実に行い得る。なお、図
34はそのようなパッケージ製函に実際に用いられる打
抜きシートの展開図を示すもので、その罫線K1〜K4が
図33のK1〜K4に対応する。
【0073】なお、加工シリンダ15の母線に対するX
方向螺旋刃1の傾斜角度θや、その周方向に対するY方
向螺旋刃2の傾斜角度θは、およそ1〜7度の範囲内、
なかでも2〜5度程度が推奨される。傾斜角度が小さす
ぎると、上述のような螺旋打抜き及び螺旋罫線入れによ
る加工品質の向上効果が充分に得られず、逆に角度が大
きくなると、一般に箱の展開形態はほぼ方形をなしてい
るため、加工シリンダ15ひいては湾曲型4の軸方向の
寸法L(図28参照)が大きくなって装置が大型化する
ため、上述の範囲に定めることが望ましい。
【0074】ところで、上述のような回転式シート加工
装置35の打抜き・罫線入れラインでシートWに印刷を
施すこともできる。これは、例えば図35に示すよう
に、加工シリンダ15の上流に回転式シート印刷装置6
0を設けたもので、これよりさらに上流に前述のような
シート供給装置36が位置する。言い換えれば、回転式
シート加工装置35とシート供給装置36との間に回転
式シート印刷装置60が位置する。このシート印刷装置
60は、いわゆるフレキソ印刷機として構成されてお
り、アニロックスロール61と、インクロール62との
両ロール間の谷間にインク63を貯め、インクロール6
2の掻取作用によりアニロックスロール61に薄いイン
ク膜を形成し、これを印刷シリンダ(版胴)64に転写
する。そして、この印刷シリンダ64と受けシリンダ6
5との間にシートWが供給されて印刷が行われる。これ
らのシリンダ64及び65は、前述の打抜き等のシリン
ダ15と受けシリンダ6と同様に(図23参照)、例え
ば印刷シリンダ64(又は受けシリンダ65)に回転駆
動力が伝達され、これがギヤ列等で受けシリンダ65
(又は印刷シリンダ64)に伝えられて、印刷シリンダ
64と受けシリンダ65とは互いに逆方向に同速度で回
転駆動される。
【0075】図36に示すように、印刷シリンダ64の
外周面には、例えば合成樹脂、ゴムその他の柔軟性材料
(フレキシブルな材料)で形成された印刷像を含む印版
シート67が巻き付けられ、交換可能に固定されてい
る。この印版シート67は印版部として機能するもので
あって、例えば図37(a)に示すように、印刷シリン
ダ64の外周に正対して円筒状に巻き付けられ、印版シ
ート67の両端に設けられた掛止バー(掛止部)67
a、67bにおいて印刷シリンダ64に掛止されてい
る。
【0076】図37(b)に示すように、印刷シリンダ
64の外周面にはその母線方向に掛止溝64aが形成さ
れ、ここに印版シート67の一方の掛止バー67aが掛
止される。印版シート67の他方の掛止バー67bは、
印版取付軸64bに形成された溝64cに掛止され、そ
の取付軸64bを筒64d内で回転させて、印版シート
67を印刷シリンダ64の外周面に緊張状態で装着す
る。
【0077】あるいは図37(c)に示すように、印版
シート67は、その裏面側に形成されたマグネット吸着
部66により、磁性材料で構成された印刷シリンダ64
の外周面に対し、磁気的な吸引力で着脱可能に装着され
る。なお、この場合に図37(d)のように、印刷シリ
ンダ64の外周面に印版シート67の大きさに対応した
ごく浅い装着溝73を形成することもできる。
【0078】図38に概念的に示すように、印版シート
67には、前述の箱展開形態のシート打抜きの、例えば
輪郭線68に対応して印刷領域を形成するために、X方
向印刷凸部71、Y方向印刷凸部72(概念的にハッチ
ングで示す)を含む印刷像70が形成され、また必要に
応じて文字等(「ABC」で示す)の印刷凸部も設けら
れる。印版シート67の印刷シリンダ64への装着状態
で、X方向印刷凸部71は印刷シリンダ64の母線sに
対し鋭角の傾斜角度θで傾いた螺旋状のものとなり、Y
方向印刷凸部72は印刷シリンダ64の周方向に対し鋭
角の傾斜角度θで傾いた螺旋状のものとなる。言い換え
れば、印刷シリンダ64における螺旋状のX方向及びY
方向印刷凸部71、72の傾斜角度θは、加工シリンダ
15に対しX方向螺旋刃1、Y方向螺旋刃2が傾斜する
角度θ及び向きと同じになるように互いに対応付けられ
ている。
【0079】ここで、上述の印刷像70は、例えばゴム
等の板状の柔軟板部材70aを例えば腐食加工して、印
刷凸部とそれより低い低部(印刷に関与しない)とが生
じるように成形し、その柔軟板部材70aを、薄い合成
樹脂フィルム70bに、接着剤・両面テープその他の固
着手段により貼り付けて得ることができる。このように
貼り付けられたものが上述の印版シート67となる。図
38等以外の図面では、煩雑さを避けるために柔軟板部
材70a等を省略し、印版シート67として統一的に表
示するものとする。
【0080】なお、印版シート67の印刷像70は、図
39に示すように、図38のものと凹凸が反転した印刷
像70cとしてもよい。この場合、打抜きの輪郭線68
は印刷像70cより外側にくるとともに、印刷像70c
におけるX方向及びY方向印刷凸部は必ずしも顕著には
表れない。また、文字等の「ABC」等は白抜きとする
ことができる。
【0081】さらに、図40に示すように、印版シート
67にX方向・Y方向印刷凸部が存在しない、単純な方
形の印刷凸部69(文字等は凹抜き)からなる印刷像
(ベタ印版部)であってもよい。この場合、打抜きの輪
郭線68は、そのベタの印刷像(69)の外縁よりわず
かに内側へ入り込んだところに重なるように設定するこ
とができる。この方形の印刷凸部69の場合も、その印
刷像(69)は印刷シリンダ64の母線に対し鋭角の傾
斜角度θで傾斜して螺旋状に印刷シリンダ64に巻き付
くこととなる。つまり、シートWに対し転写されるべき
印版部(印刷像)が、打抜き・罫線入れの螺旋の傾きと
同じだけ傾いて印刷シリンダ64に形成されるわけであ
る。これにより、打抜き・罫線入れの形態と印刷像とが
正対し、得られるシート製品、ひいては箱製品の形態は
従前通りのものが得られる。
【0082】上述のように、X方向及びY方向印刷凸部
71、72を印刷シリンダ64の外周に対し螺旋状に配
置する、あるいはそのような方向性をもたない印刷像6
9を印刷シリンダ64に対し傾斜して形成するため、図
41のようにすることができる。
【0083】この例では印版シート67に対し、X方向
印刷凸部71が角度θ傾斜して形成され、かつY方向印
刷凸部72はその印版シート67の縦方向に対し角度θ
傾斜して形成されている。あるいは方形状の印刷凸部が
印版シート67に対し角度θ傾斜して形成されている。
このような印版シート67は、印刷像70が形成された
ゴム等の柔軟板部材70aが、合成樹脂フィルム70b
に傾けて固着されることで得られる。
【0084】上記のような傾斜した形態の印刷像70を
有する印版シート67が、印刷シリンダ64に正対する
ように、すなわち印版シート67の横方向が印刷シリン
ダ64の軸方向(母線)と平行になるように、また、印
版シート67の縦方向が印刷シリンダ72の周方向と平
行になるように巻き付けられる。
【0085】なお、図42に示す例も考えられる。この
例では、方形の印版シート67’に対し、その横方向と
平行にX方向印刷凸部71’が、また縦方向と平行にY
方向印刷凸部72’が形成されている。なお、方向性を
もたない方形ベタ状の印刷像の場合は、その方形の縦横
が印版シート67’の縦横と平行になる。また、必要に
応じ文字等も印刷の対象になる。そして、印刷シリンダ
64の軸線(言い換えれば母線)に対し印版シート6
7’が傾斜して巻き付けられ、前述のマグネット吸着部
66(図37(d))その他の固定手段により印刷シリ
ンダ64に固定される。それにより、X方向及びY方向
の印刷凸部71’、72’、あるいは方形の印刷凸部は
印刷シリンダ64の軸線に対して角度θ傾斜し、かつそ
の外周に螺旋状に巻き付けられることとなる。この例で
は、印版シート67’は通常使用されているものをその
まま用いることができる。
【0086】なお、場合によっては、その印版シート6
7’の位置決め手段として、例えば図43、図44に示
すように、印版シート67’がちょうど収まる形態のご
く浅い凹所73を印刷シリンダ64に形成してもよい。
この凹所73は印版シート67’の方形形態に対応した
もので、印刷シリンダ64の母線に対し角度θ傾斜し、
ここに印版シート67’を収めることができる。
【0087】いずれにしても、X方向及びY方向印刷凸
部71、72、あるいは方形状等の印刷凸部69が印刷
シリンダ64の軸線に対し傾いた螺旋に沿って形成さ
れ、この印刷シリンダ64と前述の受けシリンダ65と
の間にシートWが通されることにより、打抜き等に先立
って印刷が行われる。すなわち、図36に示すように、
シート供給装置36により印刷シリンダ64の軸線に対
し角度θ傾いた状態で、その軸線と直角なシート送り方
向Rに送られるシートWが、フィードロール37及び/
又は前述のサクションコンベヤ50により印刷シリンダ
64側にその傾斜状態で送り込まれる。
【0088】ここで印刷が行われれば、X方向及びY方
向印刷凸部71、72がそれぞれの螺旋に沿って形成さ
れているため、印刷はその螺旋に沿って前述のような打
抜きや罫線入れと同様に徐々に行われるから、衝撃荷重
のない、円滑で静かな印刷ができ、かついわば点接触の
進行による印刷によりシートWに対し鮮明にインクが転
写できる。図45は、そのような印刷を経た後のシート
Wpを示している。ここで、傾けたシートWにこれと同
じ向きと角度で傾けて印刷するため、方形のシートWに
対しX方向・Y方向の印刷部71’、72’、あるいは
方形状の印刷部69’等はそのシートの縦横とそれぞれ
平行になる(正対する)。
【0089】このように印刷されたシートWpに対し、
印刷部を内側に包含するように、あるいはその印刷部に
やや入り込むように、図35及び図36の連続ラインに
より打抜き及び罫線入れが行われる。ここで印刷シリン
ダ64と打抜き・罫線入れのための加工シリンダ15の
軸線とは互いに平行であり、両者を経てシートを送るフ
ィードロール37も、それら印刷シリンダ64や加工シ
リンダ15と平行に配される。なお、フィードロール3
7に代えて、又はこれに加え、図35のサクションコン
ベヤ50を、印刷シリンダ64と加工シリンダ15との
間、さらには必要に応じて加工シリンダ15の下流近傍
に設け、シート供給装置36から傾斜状態で送られるシ
ートWを、その傾斜状態を保ちつつ印刷シリンダ64に
通し、さらにその傾斜状態を維持したまま加工シリンダ
15に通して下流に送るようにすることもできる。
【0090】図36はそのような印刷及び打抜き・罫線
入れが施されたシートWsを示している。いずれにして
も、角度θ傾斜したシートに、角度θ傾斜した印版部に
より印刷が行われるとともに、引き続いて角度θ傾いた
シートに角度θ傾斜した螺旋刃により打抜き・罫線入れ
が行われ、その結果、打抜きの輪郭線と印刷部位とが傾
くことなく、互いに正対したシートWsが得られる。こ
のシートWsから打抜カス部s’が分離されて箱展開シ
ート製品となる。なお、図面の上の打抜カス部分は大き
く描かれているが、実際はもっと狭いのが普通である。
【0091】ところで、シート送り方向に対し角度θだ
け傾斜した状態で印刷が施されたシートを、その傾斜状
態に保ちつつさらに打抜き等のために下流の加工シリン
ダ15側へ送るシート搬送ロールとして、図46、47
に示す螺旋状搬送ロール75を用いることができる。そ
の趣旨を図に基づいて説明する。
【0092】いま、図48のように、斜めに傾いた状態
で印刷が施されたシートWpを、その傾き状態を維持し
ながらシート送り方向Rへ送るために、その送り方向R
と直角な軸82により回転する搬送ロール76を用いた
場合を想定する。シートWpに対する印刷領域77は、
説明を簡単にするために方形の単純なものとし、その外
縁はシートWpの打抜きの輪郭線と等しいかやや大きめ
に形成される。打抜きカスになるシートの外縁部分は帯
状に印刷がされない部分(余白78)として残されるこ
ととなる。そして、シートWpはシート送り方向Rに対
し角度θ傾いているところから、普通に搬送ロール76
でこのシートWpを送ろうとすると、例えば図48の右
側では、搬送ロール76の転動軌跡76’が既に印刷さ
れた面上を通ることとなり、その印刷品質を低下させた
り、後続のシートを汚したりする不都合が生じる。他
方、左側では、搬送ロール76の転動軌跡76’がシー
トWpからすぐ外れてしまい、充分なガイド機能が得ら
れなくなる。
【0093】これを解消しようとするのが図46、47
の螺旋状搬送ロール75である。この螺旋状搬送ロール
75は円柱状、角柱状その他適宜の形態のロール基体部
80と、このロール基体部80の外周に、そのロール基
体部80の軸線を中心としてその外周に巻き付けられる
ように螺旋状凸部81がほぼ1周分形成されている。螺
旋状凸部81の突出断面はほぼ矩形形状をなし、その螺
旋状凸部81の外周は、ロール基体部80の軸線を中心
とする仮想円筒に沿ったものとなる。
【0094】そして、この螺旋状凸部81は、ロール基
体部80の軸線に直角な平面に対し角度θ傾斜してい
る。すなわち、この傾斜角度θはシートWのシート送り
方向に対する傾斜角度θと同様であり、また前述の印刷
シリンダ64に対するX方向・Y方向の印刷凸部71、
72、あるいは方形の印刷凸部69の傾斜角度θと対応
付けられている。さらに、この螺旋状凸部81の起点と
終点における螺旋軸方向の距離aは、図48に示した印
刷済シートWpの外縁の帯状非印刷領域(余白78)の
幅寸法以下とされている。
【0095】このような螺旋状搬送ロール75は、図4
9に示すように、そのロール基体部80が、シート送り
方向Rと直角な軸82に同軸的に固定されるとともに、
印刷済シートWpの両側端部の余白78、78に対応す
る位置に設けられている。そして、角度θの傾斜角度で
傾いて送られる印刷済みのシートWpが螺旋状搬送ロー
ル75の位置に至ると、左右の螺旋状搬送ロール75に
相前後して引き込まれ、そのシートWpの両側の余白7
5を螺旋状凸部81が転動する。この転動軌跡(螺旋状
搬送ロール75の接触軌跡)75’は、その印刷済シー
トWpの両側の余白78に沿って延びる。つまり、各螺
旋状搬送ロール75、75の転動軌跡75’、75’は
シートWpの送り方向Rに対し角度θ傾斜し、従ってシ
ートWpの両側縁とほぼ平行となるため、これらの転動
軌跡75’がシートWpの既印刷領域77を横切った
り、シートWpの側端部から外れたりすることがない。
従って印刷領域77に触れることなく、シートWpを傾
斜状態でシート送り方向Rへ安定して搬送することがで
きる。
【0096】このような螺旋状搬送ロール75は、図5
0に示すように、シートWpを板厚方向に挟む状態とな
るのであるが、シートWpの例えば一方の面にのみ印刷
が施される場合は、その印刷が施された側だけ螺旋状搬
送ロール75とし、反対側の相手方ロールは単純な円柱
形の搬送ロール84とすることができる。もっとも、図
51に示すように、シートWpを板厚方向に挟む各ロー
ルの双方を螺旋状搬送ロール75とすることもできる。
これは例えばシートWpの両側に印刷が施される場合に
有効である。あるいは印刷は片方の面であるが、シート
Wpを板厚方向に挟む際に、それぞれの螺旋状凸部81
同士が互いに対応する位置でシートWpを挟むようにす
れば、より安定した搬送力をシートWpに与えることが
できる。
【0097】上述の螺旋状搬送ロール75は印刷シリン
ダ64と加工シリンダ15との間、あるいは加工シリン
ダ15の下流近傍、さらには印刷シリンダ64の上流近
傍の少なくともいずれかに設けることができる。また、
螺旋状搬送ロール75と前述のサクションコンベヤ50
とを組み合わせて共用することもできる。このようにす
れば、傾斜したシートをその傾斜状態を保ったまま挟み
込んで送る摩擦力と、面状に負圧吸引して送る吸引力と
の相乗効果により、傾斜状態のシートの姿勢が安定に保
たれ、その状態で搬送することができる。
【0098】以上の説明では、シート搬送ラインにおい
て打抜き等の加工シリンダ15より上流側に印刷シリン
ダ64が設けられていたが、これを逆にして加工シリン
ダ15の下流に印刷シリンダ64を設け、打抜き・罫線
入れの後、印刷が行われるようにしてもよい。
【0099】さらに以上の説明では、全てカットされた
シートを例に取ったが、ロール状に巻かれたシートを解
き放しつつ帯状に連続的に供給し、これに対し傾いた状
態で回転打抜きや罫線付けを行うこと、またその打抜き
等の上流若しくは下流で連続的に傾けて印刷を行うこと
もできる。例えば段ボール箱のような縦横のはっきりし
たシートでなければ、帯状のシートに対し傾いた打抜き
形態等でも実用可能である
【0100】また、段ボールシートを素材ワークとする
場合、その中芯の稜線を前述のX方向螺旋刃、又はX方
向印刷凸部に対応させるいわゆる横目通しと、これと直
角にシートを送る縦目通しとのいずれも可能である。す
なわち、螺旋状打抜刃や螺旋状罫線刃、あるいは螺旋状
印刷凸部により、シリンダの回転に従い点接触が螺旋に
沿って進行する打抜き・罫線入れあるいは印刷が行われ
ることにより、加工における衝撃的な負荷が生ぜず、シ
ートにシワが生じたり、シートの加工部周辺を潰したり
する心配が少ないので、従来では困難が伴っていた横目
通しも充分行うことができる。
【0101】なお本発明は、以上の実施例を示す図面及
び具体的な記載に何ら限定されることなく、特許請求の
範囲を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づき
種々の変形を加えた態様で実施しうることはもちろんで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の湾曲型の一例を示す斜視図。
【図2】図1のX方向・Y方向螺旋刃の概念を示す図。
【図3】図1のX方向・Y方向螺旋刃のねじれ形態を説
明する図。
【図4】螺旋打抜刃及び罫線刃と受けロールとの幾つか
の例を示す図。
【図5】X方向・Y方向罫線刃の取付け形態の一例を示
す説明図。
【図6】図5の横断面図。
【図7】図1の湾曲型を加工シリンダに取り付けた状態
を示す斜視図。
【図8】湾曲型と加工シリンダとの取付構造の一例を示
す断面図。
【図9】図8の変形例を示す断面図。
【図10】湾曲型の加工シリンダへの取付けに座金具を
用いる場合の全体斜視図。
【図11】座金具とこれに挿入されるビスを示す斜視
図。
【図12】座金具の底面図。
【図13】座金具付の湾曲型を加工シリンダにビス止め
した固定構造の一例を示す断面図。
【図14】座金具にビスを挿入する際の機能を説明する
図。
【図15】螺旋状ゴムブロックを備えた湾曲型の斜視図
(一部省略)。
【図16】螺旋状ゴムブロックと螺旋打抜刃及び罫線刃
との突出高さの関係を示す図。
【図17】螺旋打抜刃の加工時における螺旋状ゴムブロ
ックの機能を説明する図。
【図18】螺旋罫線刃の加工時における螺旋状ゴムブロ
ックの機能を説明する図。
【図19】シート送り方向とシートの打抜き・罫線入れ
工程との関係を概念的に示す図。
【図20】周方向と平行及び直角な螺旋状ゴムブロック
を備えた湾曲型の正面図。
【図21】図15と図20とを組み合わせた螺旋状ゴム
ブロックを備えた湾曲型の正面図。
【図22】図1の湾曲型により打抜き・罫線入れを行う
回転式シート加工装置の一例を示す正面図。
【図23】図22の加工シリンダと受けシリンダとの駆
動系を説明する図。
【図24】図22のシートを押出すキッカの機構を示す
図。
【図25】図22の正面図。
【図26】図25におけるシートの流れを説明する平面
図。
【図27】図26の変形例を示す平面図。
【図28】湾曲型のX方向・Y方向罫線刃の配置形態の
一例を示す図。
【図29】X方向・Y方向罫線刃による加工を概念的に
示す工程図。
【図30】螺旋罫線刃による罫線が正常に入る状態を示
す図。
【図31】螺旋罫線刃による罫線が浅すぎる状態を示す
図。
【図32】螺旋罫線刃による罫線が深すぎる状態を示す
図。
【図33】パッケージ(包み込み)製函の一例を概念的
に示す図。
【図34】パッケージ(包み込み)製函に用いる打抜き
展開シートの一例を示す平面図。
【図35】一貫ライン方式により打抜き・罫線入れの上
流で印刷を行う回転式シート加工装置の一例を示す図。
【図36】図35の平面図。
【図37】印刷シリンダに対する印版シートの装着方法
の具体例を示す図。
【図38】印刷シートに形成された印刷凸部の一例を示
す図。
【図39】図38が凹凸反転した印刷像を有する印版シ
ートの一例を示す図。
【図40】方形の印刷凸部を有する印版シートの一例を
示す図。
【図41】傾いた印刷像を有する印版シートを印刷シリ
ンダに装着する取付例を示す図。
【図42】印版シートを印刷シリンダに傾けて装着する
取付例を示す図。
【図43】印版シートの位置決めのための凹所を有する
印刷シリンダの一例を示す斜視図。
【図44】図43の縦断面図。
【図45】印刷シリンダによる印刷形態の例を示す図。
【図46】螺旋状搬送ロールの一例を示す図。
【図47】その螺旋状搬送ロールの斜視図。
【図48】螺旋状搬送ロールを用いない場合のロール駆
動軌跡を示す平面図。
【図49】螺旋状搬送ロールを用いた場合のロール駆動
軌跡を示す平面図。
【図50】螺旋状搬送ロールをシートの片面にのみ配置
した例を示す図。
【図51】螺旋状搬送ロールをシートの両面に配置した
例を示す図。
【図52】従来、一般に行われている段ボールシートを
素材とする製函の一例を示す図。
【符号の説明】
1 X方向螺旋刃 2 Y方向螺旋刃 1a、2a X方向螺旋打抜刃 1b、2b Y方向螺旋打抜刃 3 湾曲型本体 4 湾曲型 15 加工シリンダ 18 ビス(ねじ部材) 21 座金具(座部材) 26 切欠 64 印刷シリンダ 67 印版シート 71、71’ X方向印刷凸部 72、72’ Y方向印刷凸部 73 凹所 75 螺旋状搬送ロール 78 余白 81 螺旋状凸部 W シート Ws 打抜後のシート Wp 印刷後のシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 曽我 千春 愛知県春日井市大手田酉町1丁目17番12 (72)発明者 水野 一幸 愛知県名古屋市守山区小六町11番24号 (72)発明者 水野 和夫 愛知県瀬戸市坂上町300−3 (72)発明者 山口 静男 愛知県名古屋市守山区小幡常燈12−18 (72)発明者 磯輪 英一 愛知県名古屋市北区報徳町18番地 (72)発明者 廣畑 敦久 愛知県春日井市朝宮町字広田7509 クリエ イト朝宮B311号

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する加工シリンダとシート受け部材
    との間にシートを挟んで送りつつシートの展開形態を形
    成するための打抜き及び/又はシートを折り曲げるのた
    めの罫線入れを行うために前記加工シリンダの外周に固
    定される回転湾曲型であって、 前記加工シリンダの外周面に対応する円弧状断面を有す
    る湾曲型本体と、 その湾曲型本体の母線に対し鋭角に傾斜した傾斜角で、
    かつ前記湾曲型本体の外周面に沿ってその外周面からほ
    ぼ直角に突出するように螺旋状に固定されたX方向螺旋
    刃と、 前記湾曲型本体の円弧状周方向に対し鋭角に傾斜した傾
    斜角で、かつ前記湾曲型本体の外周面に沿ってその外周
    面からほぼ直角に突出するように螺旋状に固定されたY
    方向螺旋刃とを備え、 これらのX方向螺旋刃及びY方向螺旋刃が前記加工シリ
    ンダの回転に従い前記シートに実質上点当たりしつつ打
    抜き及び/又は罫線入れを行うことを特徴とするシート
    用回転湾曲型。
  2. 【請求項2】 前記X方向螺旋刃及びY方向螺旋刃の前
    記傾斜角は、1〜7度、なかでも2〜5度とされている
    請求項1に記載の回転湾曲型。
  3. 【請求項3】 前記X方向螺旋刃とY方向螺旋刃のう
    ち、加工されるべきシートの輪郭形成部分又は穴形成部
    分に位置するものが前記シートを打ち抜くための打抜刃
    とされ、前記輪郭形成部分の内側の領域にあるものが前
    記シートを折り曲げる罫線入れのための罫線刃とされ、
    かつ、前記湾曲型本体の外周面からの前記打抜刃の突出
    高さをa、同じく前記罫線刃の突出高さをbとしたと
    き、b/a=0.8〜0.95とした請求項1又は2に
    記載の回転湾曲型。
  4. 【請求項4】 前記湾曲型本体には、前記X方向螺旋刃
    及び/又はY方向螺旋刃と干渉しない位置に、連続又は
    不連続に弾性柔軟部材が固定され、その弾性柔軟部材の
    前記湾曲型本体の外周面からの突出高さは、前記X方向
    螺旋刃及び/又はY方向螺旋刃の前記湾曲型本体の外周
    面からの突出高さより一定量高く設定されており、 前記X方向螺旋刃及び/又はY方向螺旋刃が前記シート
    に食い込むのに先立って、前記弾性柔軟部材が前記シー
    トに押し付けられ弾性変形した状態でそのシートを保持
    し、加工後はその弾性柔軟部材の原形復帰力により前記
    X方向螺旋刃及び/又はY方向螺旋刃と加工後のシート
    とを分離する請求項1〜3のいずれかに記載の回転湾曲
    型。
  5. 【請求項5】 前記弾性柔軟部材の全部又は一部のもの
    は、前記X方向螺旋刃及び/又はY方向螺旋刃の近傍に
    沿って螺旋状に前記湾曲型本体に取り付けられている請
    求項4に記載の回転湾曲型。
  6. 【請求項6】 前記弾性柔軟部材は、前記湾曲型本体の
    母線と平行な方向又は直角な方向に沿ってその湾曲型本
    体に取り付けられている請求項4に記載の回転湾曲型。
  7. 【請求項7】 前記弾性柔軟部材は、前記X方向螺旋刃
    及び/又はY方向螺旋刃の近傍に沿って螺旋状に装着さ
    れたものと、前記湾曲型本体の母線と平行な方向又は直
    角な方向に沿って装着されたものとを含む請求項4に記
    載の回転湾曲型。
  8. 【請求項8】 前記湾曲型本体を、ビス、ボルトその他
    の頭部付のねじ部材により前記加工シリンダに取り付け
    るために、前記湾曲型本体にそれを厚さ方向に貫通する
    複数の貫通孔が形成され、それら貫通孔のすべてのもの
    又は一部のものに装着された状態で座部材が前記湾曲型
    本体に固定され、 その座部材は、前記ねじ部材の軸部より狭くかつ変形可
    能な拘束部を有し、前記ねじ部材が前記加工シリンダの
    ねじ孔に螺合される際には、前記ねじ部材の先端部が前
    記座部材の拘束部を強制的に押し拡げつつその座部材に
    挿入されて、前記加工シリンダのねじ孔に締め込まれ、
    その挿入後はその拘束部が前記ねじ部材の軸部を周囲か
    ら拘束した状態とする請求項1〜7のいずれかに記載の
    回転湾曲型。
  9. 【請求項9】 前記座部材は、前記湾曲型本体の貫通孔
    内に入り込む筒状の胴部と、 その筒状胴部の外側端部に形成されて、前記湾曲型本体
    の貫通孔の外側開口部付近に固定される固定部とを備
    え、 前記筒状の胴部は、外側端部から内側端部に向かって先
    細りとなるテーパ状に形成され、このテーパ状先端部が
    前記拘束部とされ、このテーパ状先端部は、内径が前記
    ねじ部材の軸部の外径より小さくされて、前記ねじ部材
    の挿入により強制的に押し拡げられるものである請求項
    8に記載の回転湾曲型。
  10. 【請求項10】 前記拘束部としてのテーパ状先端部
    は、1又は2以上の切込み、切欠きその他の変形助勢部
    を備える請求項9に記載の回転湾曲型。
  11. 【請求項11】 所定のシートに展開形態を形成するた
    めの打抜き及び/又はシートを折り曲げるのための罫線
    入れを行う回転式シート加工装置であって、 自身の軸線まわりに回転する加工シリンダと、 前記加工シリンダの外周面に対応する円弧状断面を有す
    る湾曲型本体、その湾曲型本体の母線ひいては前記加工
    シリンダの母線に対し鋭角に傾斜した傾斜角で、かつ前
    記湾曲型本体の外周面に沿ってその外周面からほぼ直角
    に突出するように螺旋状に固定されたX方向螺旋刃、及
    び前記湾曲型本体の円弧状周方向ひいては前記加工シリ
    ンダの周方向に対し鋭角に傾斜した傾斜角で、かつ前記
    湾曲型本体の外周面に沿ってその外周面から突出するよ
    うに螺旋状に固定されたY方向螺旋刃を備え、前記湾曲
    型本体において前記加工シリンダの外周に固定された回
    転湾曲型と、 前記加工シリンダの軸線と直角なシート送り方向におい
    て前記加工シリンダの上流側に設けられ、前記X方向及
    びY方向螺旋刃の前記傾斜に対応する向きと角度で前記
    シート送り方向に対し前記シートを傾けて順次供給する
    シート供給装置とを備え、 前記加工シリンダに対して傾斜した前記X方向及びY方
    向螺旋刃が、前記シート送り方向に対し傾斜したシート
    に、前記加工シリンダの回転に従い実質的に点当たりし
    つつ打抜き及び/又は罫線入れを行うことを特徴とする
    回転式シート加工装置。
  12. 【請求項12】 前記加工シリンダと平行に設けられ、
    前記湾曲型のX方向及びY方向螺旋刃の前記シートに対
    する加工荷重を受けるとともに、その加工シリンダとの
    間に前記傾斜したシートを挟みつつ加工シリンダと互い
    に逆方向に回転することにより、そのシートを下流に送
    りつつ打抜及び/又は罫線付けを進行させる受けシリン
    ダを含む請求項11に記載の回転式シート加工装置。
  13. 【請求項13】 前記シート供給装置と前記加工シリン
    ダとの間において、そのシート供給装置から送り出され
    るシートを、前記傾斜状態に保ちつつ前記加工シリンダ
    に搬送するシート搬送装置を含む請求項11又は12に
    記載の回転式シート加工装置。
  14. 【請求項14】 所定のシートに展開形態を形成するた
    めの打抜き及び/又はシートを折り曲げるのための罫線
    入れを行う回転式シート加工装置であって、 自身の軸線まわりに回転する加工シリンダと、 その加工シリンダの外周面に対応する円弧状断面を有す
    る湾曲型本体、その湾曲型本体の母線ひいては前記加工
    シリンダの母線に対し鋭角に傾斜した傾斜角で、前記湾
    曲型本体の外周面に沿ってその外周面からほぼ直角に突
    出するように螺旋状に固定されたX方向螺旋刃、及び前
    記湾曲型本体の円弧状周方向ひいては前記加工シリンダ
    の周方向に対し鋭角に傾斜した傾斜角で、前記湾曲型本
    体の外周面に沿ってその外周面からほぼ直角に突出する
    ように螺旋状に固定されたY方向螺旋刃を備え、前記湾
    曲型本体において前記加工シリンダの外周に固定された
    回転湾曲型と、 前記シート送り方向において前記加工シリンダの上流側
    近傍及び/又は下流側近傍に、その加工シリンダの中心
    線と平行な軸線周りに回転可能に、かつそのシート送り
    方向に対し前記X方向及びY方向螺旋刃の前記傾斜に対
    応する向きと角度で傾斜した姿勢の前記シートの側端部
    に対応して設けられた搬送ロールであって、その外周に
    は、自身の回転軸線に直角な平面に対し、前記シートの
    前記シート送り方向に対する傾斜角度に対応する角度だ
    け傾斜した螺旋状凸部を備え、この螺旋状凸部が前記シ
    ート送り方向に対し前記傾斜した姿勢で送られる前記シ
    ートの側端部に押し付けられて回転することにより、そ
    のシートを前記傾斜状態に維持しつつ前記加工シリンダ
    と直角な送り方向に搬送する螺旋状搬送ロールと、を含
    むことを特徴とする回転式シート加工装置。
  15. 【請求項15】 前記螺旋状搬送ロールは、前記シート
    を厚さ方向に挟むように設けられて互いに逆方向に回転
    することにより前記シートを搬送する対をなすロールの
    うち、厚さ方向の一方の側又は双方の側に位置するロー
    ルに前記螺旋状凸部が形成されたものである請求項14
    に記載の回転式シート加工装置。
  16. 【請求項16】 所定のシートの展開形態を形成するた
    めの打抜き及び/又はシートを折り曲げるのための罫線
    入れを行い、またシートに印刷を行う回転式シート加工
    装置であって、 自身の軸線まわりに回転する加工シリンダと、 前記加工シリンダの外周面に対応する円弧状断面を有す
    る湾曲型本体、その湾曲型本体の母線ひいては前記加工
    シリンダの母線に対し鋭角に傾斜した傾斜角で、かつ前
    記湾曲型本体の外周面に沿ってその外周面からほぼ直角
    に突出するように螺旋状に固定されたX方向螺旋刃、及
    び前記湾曲型本体の円弧状周方向ひいては前記加工シリ
    ンダの周方向に対し鋭角に傾斜した傾斜角で、かつ前記
    湾曲型本体の外周面に沿ってその外周面からほぼ直角に
    突出するように螺旋状に固定されたY方向螺旋刃を備
    え、前記湾曲台本体において前記加工シリンダの外周に
    固定された回転湾曲型と、 前記加工シリンダの軸線と直角なシート送り方向におい
    て前記加工シリンダの上流側に設けられ、前記X方向及
    びY方向螺旋刃の前記鋭角の傾斜にほぼ対応する向きと
    角度で前記シートを前記シート送り方向に対し傾けて順
    次供給するシート供給装置と、 前記シート送り方向において前記シート供給装置と前記
    加工シリンダとの間、又は前記加工シリンダより下流に
    設けられた印刷シリンダと、 その印刷シリンダの外周に備えられた印版部であって、
    前記シート送り方向に対する前記シートの傾斜角度と同
    じだけ前記印刷シリンダの母線に対し傾けて形成された
    印版部とを含み、 前記加工シリンダに対して傾斜した前記X方向及びY方
    向螺旋刃が、前記シート送り方向に対し傾斜したシート
    に、前記加工シリンダの回転に従い実質的に点当たりし
    つつ打抜き及び/又は罫線入れを行い、また前記印刷シ
    リンダに対し傾斜した印版部が前記シート送り方向に対
    し傾斜したシートに印刷を行うことを特徴とする回転式
    シート加工装置。
  17. 【請求項17】 前記印版部は、前記印刷シリンダの母
    線に対して鋭角に傾斜して螺旋状に延びるX方向印刷凸
    部、前記印刷シリンダの周方向に対し鋭角に傾斜して螺
    旋状に延びるY方向印刷凸部を含み、それらX方向及び
    Y方向印刷凸部の傾斜の角度は、前記X方向螺旋刃及び
    Y方向螺旋刃の前記傾斜の角度と対応付けられており、
    印刷シリンダに対し傾斜した印版部が、前記シート送り
    方向に傾斜したシートに印刷を行う請求項16に記載の
    回転式シート加工装置。
  18. 【請求項18】 前記印版部は、前記印刷シリンダの外
    周に巻き付けられて固定される印版シートを含み、その
    印版シートには前記シートに転写すべき印刷像が、前記
    シート送り方向に対する前記シートの傾斜角度と同じだ
    け、その印版シートに対し傾けて設けられ、その印版シ
    ートが印刷シリンダに正対状態で巻き付けられる請求項
    16又は17に記載の回転式シート加工装置。
  19. 【請求項19】 前記印版部は、前記印刷シリンダの外
    周に巻き付けられて固定される印版シートを含み、その
    印版シートには前記シートに転写すべき印刷像がその印
    版シートに正対状態で形成されるとともに、その印版シ
    ートが、前記シート送り方向に対し傾けて供給されるシ
    ートの傾斜角度と同じだけ、前記印刷シリンダに対し傾
    いた状態でその印刷シリンダに螺旋状に巻き付けられる
    請求項16又は17に記載の回転式シート加工装置。
  20. 【請求項20】 前記シート送り方向において前記加工
    シリンダの上流及び下流、前記印刷シリンダの上流及び
    下流の少なくともいずれかに位置し、その加工シリンダ
    の中心線と平行な軸線周りに回転可能に、かつ前記X方
    向及びY方向螺旋刃の前記鋭角の傾斜にほぼ対応する向
    きと角度で前記シート送り方向に対し傾斜した姿勢の前
    記シートの側端部に対応して設けられた搬送ロールであ
    って、その外周には、自身の回転軸線に直角な平面に対
    し、前記シートの前記シート送り方向に対する傾斜角度
    に対応する角度だけ傾斜した螺旋状凸部を備え、この螺
    旋状凸部が前記シート送り方向に対し前記傾斜した姿勢
    で送られる前記シートの側端部に押し付けられて回転す
    ることにより、そのシートを前記傾斜状態に維持しつつ
    前記加工シリンダと直角な送り方向へ送る螺旋状搬送ロ
    ールを含む請求項16〜19のいずれかに記載の回転式
    シート加工装置。
  21. 【請求項21】 前記印刷シリンダは前記シート供給装
    置と前記加工シリンダとの間に位置して、シートに前記
    印刷が行われた後、その印刷後のシートに前記打抜き及
    び/又は罫線入れが行われ、かつその印刷工程でシート
    の両側端部には前記シート送り方向に対し鋭角に傾斜し
    た帯状の余白がシートの側縁に沿って残される一方、 前記螺旋状凸部を有する螺旋状搬送ロールは、前記シー
    トの両側端部の余白に対応する位置に設けられ、かつ前
    記螺旋状凸部の起点と終点との螺旋中心線方向の距離
    は、前記余白の幅寸法以下とされ、その搬送ロールの回
    転で前記螺旋状凸部の転動軌跡は前記シートの印刷済み
    領域には入らず前記傾斜した帯状の余白に沿って延びる
    請求項20に記載の回転式シート加工装置。
JP9284496A 1997-06-10 1997-09-30 シート用回転湾曲型、及びこれを含む回転式シート加工装置 Pending JPH1158557A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4976581B1 (ja) * 2011-11-18 2012-07-18 清二 加川 易開裂部形成装置

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