JPH1158298A - ダイおよびこれが用いられるロータリーダイカッタ - Google Patents

ダイおよびこれが用いられるロータリーダイカッタ

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JPH1158298A
JPH1158298A JP23178897A JP23178897A JPH1158298A JP H1158298 A JPH1158298 A JP H1158298A JP 23178897 A JP23178897 A JP 23178897A JP 23178897 A JP23178897 A JP 23178897A JP H1158298 A JPH1158298 A JP H1158298A
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Japan
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die
blade
punching
vertical
cylinder
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JP23178897A
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Hiroshi Tsunoda
博 角田
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    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26DCUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
    • B26D7/00Details of apparatus for cutting, cutting-out, stamping-out, punching, perforating, or severing by means other than cutting
    • B26D7/26Means for mounting or adjusting the cutting member; Means for adjusting the stroke of the cutting member
    • B26D7/2628Means for adjusting the position of the cutting member
    • B26D7/265Journals, bearings or supports for positioning rollers or cylinders relatively to each other
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26FPERFORATING; PUNCHING; CUTTING-OUT; STAMPING-OUT; SEVERING BY MEANS OTHER THAN CUTTING
    • B26F1/00Perforating; Punching; Cutting-out; Stamping-out; Apparatus therefor
    • B26F1/38Cutting-out; Stamping-out
    • B26F1/384Cutting-out; Stamping-out using rotating drums
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26DCUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
    • B26D7/00Details of apparatus for cutting, cutting-out, stamping-out, punching, perforating, or severing by means other than cutting
    • B26D7/26Means for mounting or adjusting the cutting member; Means for adjusting the stroke of the cutting member
    • B26D2007/2692Means for mounting or adjusting the cutting member; Means for adjusting the stroke of the cutting member the rollers or cylinders being mounted skewed

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
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  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 横打抜き刃やダイシリンダ等の使用寿命を延
ばし、併せて軽量化を図る。 【解決手段】 シート給送方向Pと交差する方向に離間
する一対のフレーム50,50間に配設したダイシリン
ダ20とアンビルシリンダの軸線L1は、給送方向Pと
直交する基準線L2と平行に設定される。ダイシリンダ
20に対してダイ52は、シート材料12に横打抜き線
26を形成する横打抜き刃54aが、基準線L2に対し
て所要角度θ1だけ傾斜する関係で巻装される。ダイシ
リンダ20とアンビルシリンダとの間に水平供給された
シート材料12には、横打抜き刃54aがその長手方向
一端部側から他端部側に徐々に当接して打抜きが施さ
れ、横打抜き刃54aがその全長に亘ってシート材料1
2に一度に当接することで大きな打抜力が両シリンダ2
0や横打抜き刃54a自体に加わるのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、湾曲ボードに打
抜き刃を植設したダイおよび該ダイが巻装されるダイシ
リンダとアンビルシリンダとの間にシート材料を通過さ
せることにより、前記打抜き刃でシート材料に所要形状
の打抜きを施すロータリーダイカッタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】枚葉の段ボールシート等のシート材料を
所要形状に打抜いて、組立て・解体自在な函体の基材と
なるブランク等を形成する手段として、ロータリーダイ
カッタが好適に使用されている。このロータリーダイカ
ッタは、所要形状の打抜き刃を湾曲形状のボードに植設
したダイを着脱可能に巻装したダイシリンダと、このダ
イシリンダと軸線を平行にして配設され、前記打抜き刃
の刃先を食込み状態で受容するウレタン材質のアンビル
を巻装したアンビルシリンダとを備える。そして両シリ
ンダは、歯車列を介して共通に接続される外部駆動源に
より相互に反対方向に駆動されるようになっている。従
って、両シリンダ間に水平供給された段ボールシートに
代表されるシート材料は、前記打抜き刃とアンビルとに
より挟圧されて前方へ送られ、この過程で該シート材料
に所要形状の打抜き(所謂「ソフトカット」)が施される。
【0003】なお、前記ロータリーダイカッタでは、ア
ンビルシリンダにウレタン材質のアンビルを巻装した
「ソフトカット」形式のものの他に、鉄系の硬質材料を用
いたシリンダの外周にステンレス、アルミニウムまたは
銅等を材質とする鋼板を巻装したものを使用し、打抜き
刃を鋼板外周面に当接することでシート材料を打抜き加
工する、所謂「セミハードカット」形式のものや、鋼板を
巻装することなくシリンダの外周面に打抜き刃を直接当
接することでシート材料を打抜き加工する、所謂「ハー
ドカット」形式のものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記ロータリーダイカ
ッタでは、シート給送方向と直交する基準線に対し、ダ
イシリンダの軸線が平行となるよう配設されている。従
って、前記ダイに配設されて基準線と平行な横打抜き線
をシート材料に施すための横打抜き刃も、該基準線と平
行となるよう設定される。このように設定した横打抜き
刃でシート材料に打抜きを施すに際しては、シート材料
に対して該刃はその全長に亘って一度に当接するため、
ダイシリンダやアンビルシリンダには瞬間的に大きな応
力が作用する。このような衝撃荷重が繰返し両シリンダ
に加えられることにより、両シリンダの軸受部等の使用
寿命が短かくなる問題がある。そこで、軸受部等の機械
強度を高める対策が採られているが、この場合には装置
が大型化したり製造コストが嵩む欠点を招く。また、殊
に前述した「セミハードカット」や「ハードカット」形式の
場合は、ダイの横打抜き刃が鋼板やシリンダ外周面に直
に当接するため、振動が発生したり刃が損傷する等の問
題があった。
【0005】更に、ロータリーダイカッタでは、打抜き
に併せて箱等の折曲げのための罫線をシート材料に施す
ため、前記湾曲ボードに罫線用の罫刃を植設したダイを
用いる場合がある。このときには、基準線と平行な罫線
(横罫)を入れるための横罫刃にも前記横打抜き刃と同様
に大きな衝撃荷重が加わり、罫線が強く入って罫線割れ
を生ずる問題が指摘される。すなわち、ロータリーダイ
カッタでは、湾曲ボードから突出する打抜き刃の刃先を
アンビルに食込ませることにより、シート材料の打抜き
を可能とするものであるため、打抜き運転が長時間に亘
ると、当該アンビルの表面は前記刃先食込みによる損傷
を余儀なくされ、アンビルは前記損傷により刃先食込み
部位が不可避的に摩耗する。そしてこの場合は、打抜き
を確実に行なうためにダイシリンダとアンビルシリンダ
との軸間距離を縮め、アンビルに対する打抜き刃の食込
み量を確保するが、このときに罫刃とアンビルシリンダ
との間隔も小さくなり、従って罫線が強く入って罫線割
れを招くこととなっていた。また、「セミハードカット」
や「ハードカット」形式の場合においても、経時的に打抜
き刃の刃先が丸くなって良好な打抜きが行なわれなくな
るので、そのときにはダイシリンダとアンビルシリンダ
との軸間距離を縮めることが行なわれ、前述したと同様
に罫線割れを生ずる問題がある。
【0006】なお、アンビルにおける打抜き刃の刃先食
込み部位のみが摩耗する結果として、該アンビルの表面
に凹凸が生じて、前記罫刃による罫線入れが良好になさ
れなくなる問題を招くこともある。これに対しては、ダ
イシリンダを軸方向にシフトすることで、アンビルに対
する打抜き刃の刃先食込み部位を変えることが行なわれ
ているが、前記横打抜き刃に関しては該シリンダの軸線
と平行であるから良好な結果を期待し得なかった。
【0007】
【発明の目的】この発明は、前述した従来の技術に内在
している課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案さ
れたものであって、打抜き刃や罫刃およびダイシリンダ
等の使用寿命を延ばすことができ、併せて軽量化を図り
得るダイおよびこれが用いられるロータリーダイカッタ
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した問題点を解決
し、所期の目的を好適に達成するため本発明は、枚葉の
シート材料に所定の打抜きを施すために、ダイシリンダ
に着脱自在に巻装される湾曲ボードと、該ボードに植設
された打抜き刃とからなるダイであって、前記打抜き刃
のうち、前記シート材料の前端縁と平行に延在する横打
抜き線を該材料に施す横打抜き刃は、前記湾曲ボードに
螺旋状で、かつその延在方向の任意の部位の刃先から刃
基に向かう鉛直線は、前記ダイシリンダの軸線と交差す
るよう植設されると共に、前記打抜き刃のうち、前記シ
ート材料の側端縁と平行に延在する縦打抜き線を該材料
に施す縦打抜き刃は、前記湾曲ボードに螺旋状で、かつ
その延在方向の任意の部位の刃先から刃基に向かう鉛直
線は、前記ダイシリンダの軸線と交差するよう植設され
ていることを特徴とする。
【0009】前述した問題点を解決し、所期の目的を好
適に達成するため本願の別の本発明は、枚葉のシート材
料の給送方向と交差して配設されたダイシリンダに着脱
自在に巻装される湾曲ボードと、該ボードに植設された
打抜き刃とからなるダイであって、前記シート材料の給
送方向と交差する所要長さの横打抜き線を該材料に施す
横打抜き刃が、前記湾曲ボードをダイシリンダに巻装し
た状態で螺旋状に位置すると共に、その横打抜き刃にお
ける延在方向の各部位における刃先から刃基に向かう鉛
直線はダイシリンダの軸線と交差するよう設定され、前
記シート材料の給送方向と交差する所要長さの縦打抜き
線を該材料に施す縦打抜き刃が、前記湾曲ボードをダイ
シリンダに巻装した状態で螺旋状に位置すると共に、そ
の縦打抜き刃における延在方向の各部位における刃先か
ら刃基に向かう鉛直線がダイシリンダの軸線と交差する
よう設定されていることを特徴とする。
【0010】前述した問題点を解決し、所期の目的を好
適に達成するため本願の別の本発明は、枚葉のシート材
料の給送方向と交差して配設されたダイシリンダに着脱
自在に巻装される湾曲ボードと、該ボードに植設された
打抜き刃とからなるダイであって、前記シート材料の給
送方向と交差する所要長さの横打抜き線を該材料に施す
横打抜き刃が、前記湾曲ボードをダイシリンダに巻装し
た状態で螺旋状に位置すると共に、その横打抜き刃にお
ける延在方向の各部位における刃先から刃基に向う鉛直
線はダイシリンダの軸線と交差するよう設定され、前記
シート材料の給送方向と平行な所要長さの縦打抜き線を
該材料に施す縦打抜き刃が、前記湾曲ボードをダイシリ
ンダに巻装した状態で螺旋状に位置すると共に、その縦
打抜き刃における延在方向の各部位における刃先から刃
基に向かう鉛直線がダイシリンダの軸線と交差するよう
設定されていることを特徴とする。
【0011】前述した問題点を解決し、所期の目的を好
適に達成するため本願の別の本発明は、枚葉のシート材
料に所定の罫線を施すために、ダイシリンダに着脱自在
に巻装される湾曲ボードと、該ボードに植設された罫刃
とからなるダイであって、前記罫刃のうち、前記シート
材料の前端縁と平行に延在する横罫を該材料に施す横罫
刃は、前記湾曲ボードに螺旋状で、かつその延在方向の
任意の部位の刃先から刃基に向かう鉛直線は、前記ダイ
シリンダの軸線と交差するよう植設されると共に、前記
罫刃のうち、前記シート材料の側端縁と平行に延在する
縦罫を該材料に施す縦罫刃は、前記湾曲ボードに螺旋状
で、かつその延在方向の任意の部位の刃先から刃基に向
かう鉛直線は、前記ダイシリンダの軸線と交差するよう
植設されていることを特徴とする。
【0012】前述した問題点を解決し、所期の目的を好
適に達成するため本願の別の本発明は、枚葉のシート材
料の給送方向と交差して配設されたダイシリンダに着脱
自在に巻装される湾曲ボードと、該ボードに植設された
罫刃とからなるダイであって、前記シート材料の給送方
向と交差する所要長さの横罫を該材料に施す横罫刃が、
前記湾曲ボードをダイシリンダに巻装した状態で螺旋状
に位置すると共に、その横罫刃における延在方向の各部
位における刃先から刃基に向かう鉛直線はダイシリンダ
の軸線と交差するよう設定され、前記シート材料の給送
方向と交差する所要長さの縦罫を該材料に施す縦罫刃
が、前記湾曲ボードをダイシリンダに巻装した状態で螺
旋状に位置すると共に、その縦罫刃における延在方向の
各部位における刃先から刃基に向かう鉛直線がダイシリ
ンダの軸線と交差するよう設定されていることを特徴と
する。
【0013】前述した問題点を解決し、所期の目的を好
適に達成するため本願の別の本発明は、枚葉のシート材
料の給送方向と交差して配設されたダイシリンダに着脱
自在に巻装される湾曲ボードと、該ボードに植設された
罫刃とからなるダイであって、前記シート材料の給送方
向と交差する所要長さの横罫を該材料に施す横罫刃が、
前記湾曲ボードをダイシリンダに巻装した状態で螺旋状
に位置すると共に、その横罫刃における延在方向の各部
位における刃先から刃基に向かう鉛直線はダイシリンダ
の軸線と交差するよう設定され、前記シート材料の給送
方向と平行な所要長さの縦罫を該材料に施す縦罫刃が、
前記湾曲ボードをダイシリンダに巻装した状態で螺旋状
に位置すると共に、その縦罫刃における延在方向の各部
位における刃先から刃基に向かう鉛直線がダイシリンダ
の軸線と交差するよう設定されていることを特徴とす
る。
【0014】前述した問題点を解決し、所期の目的を好
適に達成するため本願の別の本発明は、枚葉のシート材
料に所定の打抜きおよび罫線を施すために、ダイシリン
ダに着脱自在に巻装される湾曲ボードと、該ボードに植
設された打抜き刃および罫刃とからなるダイであって、
前記打抜き刃のうち、前記シート材料の前端縁と平行に
延在する横打抜き線を該材料に施す横打抜き刃は、前記
湾曲ボードに螺旋状で、かつその延在方向の任意の部位
の刃先から刃基に向かう鉛直線は、前記ダイシリンダの
軸線と交差するよう植設されると共に、前記打抜き刃の
うち、前記シート材料の側端縁と平行に延在する縦打抜
き線を該材料に施す縦打抜き刃は、前記湾曲ボードに螺
旋状で、かつその延在方向の任意の部位の刃先から刃基
に向かう鉛直線は、前記ダイシリンダの軸線と交差する
よう植設され、前記罫刃のうち、前記シート材料の前端
縁と平行に延在する横罫を該材料に施す横罫刃は、前記
湾曲ボードに螺旋状で、かつその延在方向の任意の部位
の刃先から刃基に向かう鉛直線は、前記ダイシリンダの
軸線と交差するよう植設されると共に、前記罫刃のう
ち、前記シート材料の側端縁と平行に延在する縦罫を該
材料に施す縦罫刃は、前記湾曲ボードに螺旋状で、かつ
その延在方向の任意の部位の刃先から刃基に向かう鉛直
線は、前記ダイシリンダの軸線と交差するよう植設され
ていることを特徴とする。
【0015】前述した問題点を解決し、所期の目的を好
適に達成するため本願の別の本発明は、湾曲ボードに打
抜き刃を植設したダイが着脱可能に巻装されて所定方向
に回転駆動されるダイシリンダと、このダイシリンダと
平行に配設されて該シリンダと反対方向に回転駆動され
るアンビルシリンダとを備え、両シリンダの間に、シー
ト給送方向の前端縁が該給送方向と直交する基準線に対
して所要角度で交差する傾斜姿勢で枚葉のシート材料を
供給し、このシート材料に前記打抜き刃を介して所要形
状の打抜きを施すロータリーダイカッタにおいて、前記
ダイは、前記湾曲ボードをダイシリンダに巻装した状態
で螺旋状に位置すると共に、その延在方向の各部位にお
ける刃先から刃基に向かう鉛直線がダイシリンダの軸線
と交差するよう設定された横打抜き刃および湾曲ボード
をダイシリンダに巻装した状態で螺旋状に位置すると共
に、その延在方向の各部位における刃先から刃基に向か
う鉛直線がダイシリンダの軸線と交差するよう設定され
た縦打抜き刃を備え、前記ダイシリンダは、その軸線が
前記基準線と平行になるよう配置され、このダイシリン
ダに対して前記ダイは、前記横打抜き刃がダイシリンダ
の軸線に対して前記シート材料の前端縁と基準線との傾
斜角と略同一の角度で反対方向に傾斜すると共に、前記
縦打抜き刃がシート給送方向に対して横打抜き刃の軸線
に対する傾斜角と同一角度で傾斜するよう巻装され、前
記ダイシリンダとアンビルシリンダとの間に傾斜姿勢で
供給されたシート材料に、前記横打抜き刃によって基準
線と交差する横打抜き線を打抜くと共に前記縦打抜き刃
によってシート給送方向と交差する縦打抜き線を打抜く
よう構成したことを特徴とする。
【0016】前述した問題点を解決し、所期の目的を好
適に達成するため本願の別の本発明は、湾曲ボードに打
抜き刃を植設したダイが着脱可能に巻装されて所定方向
に回転駆動されるダイシリンダと、このダイシリンダと
平行に配設されて該シリンダと反対方向に回転駆動され
るアンビルシリンダとを備え、両シリンダの間に矩形状
に形成された枚葉のシート材料を、そのシート給送方向
の前端縁が該給送方向と直交する基準線に対して所要角
度で交差する傾斜姿勢で供給し、このシート材料に前記
打抜き刃を介して所要形状の打抜きを施すロータリーダ
イカッタにおいて、前記ダイは、前記湾曲ボードをダイ
シリンダに巻装した状態で螺旋状に位置すると共に、そ
の延在方向の各部位における刃先から刃基に向かう鉛直
線がダイシリンダの軸線と交差するよう設定されて、前
記シート材料の前端縁と平行な横打抜き線を該材料に施
す横打抜き刃、および湾曲ボードをダイシリンダに巻装
した状態で螺旋状に位置すると共に、その延在方向の各
部位における刃先から刃基に向かう鉛直線がダイシリン
ダの軸線と交差するよう設定されて、前記シート材料に
おける前端縁と直交する側端縁と平行な縦打抜き線を該
材料に施す縦打抜き刃を備え、前記ダイシリンダは、そ
の軸線が前記基準線と平行になるよう配置され、このダ
イシリンダに対して前記ダイは、前記横打抜き刃がダイ
シリンダの軸線に対して前記シート材料の前端縁と基準
線との傾斜角と略同一の角度で反対方向に傾斜すると共
に、前記縦打抜き刃がシート給送方向に対して横打抜き
刃の軸線に対する傾斜角と同一角度で傾斜するよう巻装
され、前記ダイシリンダとアンビルシリンダとの間に傾
斜姿勢で供給されたシート材料に、前記横打抜き刃によ
って前端縁と平行な横打抜き線を打抜くと共に前記縦打
抜き刃によって側端縁と平行な縦打抜き線を打抜くよう
構成したことを特徴とする。
【0017】前述した問題点を解決し、所期の目的を好
適に達成するため本願の別の本発明は、湾曲ボードに打
抜き刃を植設したダイが着脱可能に巻装されて所定方向
に回転駆動されるダイシリンダと、このダイシリンダと
平行に配設されて該シリンダと反対方向に回転駆動され
るアンビルシリンダとを備え、両シリンダの間に、シー
ト給送方向の前端縁が該給送方向と直交する基準線と平
行になる基準姿勢で枚葉のシート材料を供給し、このシ
ート材料に前記打抜き刃を介して所要形状の打抜きを施
すロータリーダイカッタにおいて、前記ダイは、前記湾
曲ボードをダイシリンダに巻装した状態で螺旋状に位置
すると共に、その延在方向の各部位における刃先から刃
基に向かう鉛直線がダイシリンダの軸線と交差するよう
設定された横打抜き刃および湾曲ボードをダイシリンダ
に巻装した状態で螺旋状に位置すると共に、その延在方
向の各部位における刃先から刃基に向かう鉛直線がダイ
シリンダの軸線と交差するよう設定された縦打抜き刃を
備え、前記ダイシリンダは、その軸線が前記基準線に対
して所要角度だけ傾斜するよう配置され、このダイシリ
ンダに対して前記ダイは、前記横打抜き刃がダイシリン
ダの軸線に対して該軸線と基準線との傾斜角と略同一の
角度で同一方向に傾斜すると共に、前記縦打抜き刃がシ
ート給送方向と平行になる状態で巻装され、前記ダイシ
リンダとアンビルシリンダとの間に基準姿勢で供給され
たシート材料に、前記横打抜き刃によって基準線と平行
な横打抜き線を打抜くと共に前記縦打抜き刃によってシ
ート給送方向と平行な縦打抜き線を打抜くよう構成した
ことを特徴とする。
【0018】前述した問題点を解決し、所期の目的を好
適に達成するため本願の別の本発明は、湾曲ボードに打
抜き刃を植設したダイが着脱可能に巻装されて所定方向
に回転駆動されるダイシリンダと、このダイシリンダと
平行に配設されて該シリンダと反対方向に回転駆動され
るアンビルシリンダとを備え、両シリンダの間に、シー
ト給送方向の前端縁が該給送方向と直交する基準線と平
行になる基準姿勢で枚葉のシート材料を供給し、このシ
ート材料に前記打抜き刃を介して所要形状の打抜きを施
すロータリーダイカッタにおいて、前記ダイシリンダ
を、その軸線が前記基準線に対して所要角度だけ傾斜す
るよう配置し、前記ダイシリンダに対してダイを、前記
基準線と平行な所要長さの横打抜き線をシート材料に施
す打抜き刃における横打抜き刃が、ダイシリンダの軸線
に対して該軸線と基準線との傾斜角と略同一の角度で同
一方向に傾斜する状態で巻装し、前記ダイシリンダとア
ンビルシリンダとの間に基準姿勢で供給されたシート材
料に、前記横打抜き刃によって基準線と平行な横打抜き
線を打抜くよう構成したことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るダイおよびこ
れが用いられるロータリーダイカッタにつき、好適な実
施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
【0020】
【第1実施例について】図1および図2は、第1実施例
に係るロータリーダイカッタの構成を概略的に示すもの
であって、該ロータリーダイカッタM1は、シート給送
方向Pと交差する方向に離間する一対のフレーム50,
50間に、シート材料12のパスラインを挟んで上下の
関係で、所要形状の打抜き刃54を湾曲形状の湾曲ボー
ド16に植設したダイ52を着脱可能に巻装したダイシ
リンダ20と(図3参照)、前記打抜き刃54の刃先を食
込み状態で受容するウレタン材質のアンビル22を巻装
したアンビルシリンダ24とが軸線L1を平行にして回
転自在に配設されている。また両シリンダ20,24
は、歯車列を介して共通に接続される外部駆動源(図示
せず)により相互に反対方向に回転駆動されるようにな
っている。従って、両シリンダ20,24間に水平供給
された段ボールシートに代表されるシート材料12は、
前記打抜き刃54とアンビル22とにより挟圧されて下
流側へ送られ、この過程で該シート材料12に所要形状
の打抜きが施される。
【0021】なお実施例では、シート材料12は長辺1
2aと短辺12bとが直交する矩形状に形成され、その
長辺12aが給送方向を向く姿勢で供給されるよう構成
される。またアンビルシリンダ24としては、前述した
「ソフトカット」形式のものの他に、鉄系の硬質材料を用
いたシリンダの外周にステンレス、アルミニウムまたは
銅等を材質とする鋼板を巻装したものを使用し、打抜き
刃を鋼板外周面に当接することでシート材料を打抜き加
工する、所謂「セミハードカット」形式のものや、鋼板を
巻装することなくシリンダの外周面に打抜き刃を直接当
接することでシート材料を打抜き加工する、所謂「ハー
ドカット」形式のものを採用することができる。
【0022】前記両フレーム50,50間に配設された
両シリンダ20,22は、その軸線L1がシート給送方向
Pと直交する基準線L2と平行になるよう設定されると
共に、ダイシリンダ20に対してダイ52は、矩形状の
シート材料12に対してその長辺12aと平行な横打抜
き線26を形成する打抜き刃54における横打抜き刃5
4aが、基準線L2に対して所要角度θ1だけ傾斜する関
係で巻装されている(図1および図4参照)。すなわち、
ダイシリンダ20とアンビルシリンダ24との間に水平
供給されたシート材料12には、横打抜き刃54aがそ
の長手方向(延在方向)一端部側から他端部側に徐々に当
接して打抜きが施される。これにより、横打抜き刃54
aがその全長に亘ってシート材料12に一度に当接する
ことで大きな応力が両シリンダ20,22や横打抜き刃
54a自体に加わるのを防止することができるようにな
っている。なお、打抜き刃54における横打抜き刃54
aの傾斜角θ1は、好適には1〜15°の間に設定され
る。
【0023】前記ダイ52における打抜き刃54の配設
状態を更に詳細に説明すると、前記横打抜き刃54a
は、ダイ52をダイシリンダ20に巻装した状態で、該
シリンダ20の軸線L1に対して角度θ1だけ傾斜する螺
旋状に位置すると共に、該横打抜き刃54aにおける延
在方向の各部位における刃先KT1から刃基KE1に向か
う鉛直線R1は、図5に示すように常にダイシリンダ2
0の軸線L1と交差(直交)するよう設定される。これに
より、横打抜き刃54aの刃先KT1に加わる荷重を常
にダイシリンダ20の軸心で受けることができ、該シリ
ンダ20に偏心方向の荷重が加わることで振動等が発生
するのを防止し得る。
【0024】また横打抜き刃54aの長さを一定とした
場合は、ダイシリンダ20の直径が変わっても、該シリ
ンダ20の外周上での横打抜き刃54aの長手方向一端
(始端)と他端(終端)との円分lは常に一定となる関係が
保持される。すなわち、図6は、横打抜き刃54aの長
さを1000mmとした場合に、ダイシリンダ20の直
径を400mm,500mm,600mm,700mmと
変えた際の各円分lの関係を表わしたものである。そし
て、円分を求める下記の関係式から、各円分lが略同
一であることが確認された。 関係式 l=0.01745α°r α:円分の中心角,r:ダイシリンダの半径 (1) ダイシリンダの直径が400mmの場合 l=0.01745×30×200=104.7 (2) ダイシリンダの直径が500mmの場合 l=0.01745×24×250=104.7 (3) ダイシリンダの直径が600mmの場合 l=0.01745×20×300=104.7 (4) ダイシリンダの直径が700mmの場合 l=0.01745×17.14×350≒104.7
【0025】前記シート材料12に対してその短辺(側
端縁)12bと平行な縦打抜き線27を形成する打抜き
刃54における縦打抜き刃54bは、図4に示す如く、
前記横打抜き刃54aと直交するよう湾曲ボード16に
配設される。そして、前記ダイ52をダイシリンダ20
に巻装した状態で、この縦打抜き刃54bは、シート給
送方向Pに対して横打抜き刃54aの基準線L2に対す
る傾斜角θ1と同一角度θ1だけ傾斜する螺旋状に位置す
ると共に、該縦打抜き刃54bにおける延在方向の各部
位における刃先KT2から刃基KE2に向かう鉛直線R2
は、図8に示す如く、常にダイシリンダ20の軸線L1
と交差するよう設定される。すなわち、縦打抜き刃54
bにおいても、刃先KT2に加わる荷重を常にダイシリ
ンダ20の軸心で受けることができ、シリンダ20が振
動するのを防止することができる。更に、縦打抜き刃5
4bにおける長手方向(延在方向)一端の鉛直線R2とダ
イシリンダ20の軸線L1との交点mと、縦打抜き刃5
4bにおける長手方向(延在方向)他端の鉛直線R2とダ
イシリンダ20の軸線L1との交点nとは、図9に示す
ように、軸方向に所定長さだけ離間する関係になってい
る。
【0026】なお、ダイ54における縦打抜き刃54b
に関しては、図7に示す如く、ダイシリンダ20を平面
的に視た場合に、縦打抜き刃54bに沿って長手方向に
延びる線分abの一方のシリンダ外形線と交わる終点b
と、該線分abの始点aを通るシート給送方向Pと平行
な線分acが一方のシリンダ外形線と交わる終点dと
が、軸方向に離間する関係となっている。そしてこの関
係は、ダイシリンダ20の直径が変わっても維持される
ものである。
【0027】前記湾曲ボード16には、シート材料12
に横罫30と縦罫32とを施す横罫刃56と縦罫刃58
とが植設される。そして、横罫刃56は横打抜き刃54
aと平行に配置されると共に、縦罫刃58は縦打抜き刃
54bと平行に配置され、横罫刃56については、横打
抜き刃54aと同様に長手方向(延在方向)の一端から他
端に向けて徐々にシート材料12に当接して罫線入れを
施すよう構成される。また湾曲ボード16に対する横罫
刃56および縦罫刃58の植設条件は、前記横打抜き刃
54aおよび縦打抜き刃54aと同じである。すなわち
横罫刃56は、ダイ52をダイシリンダ20に巻装した
状態で、該シリンダ20の軸線L1に対して角度θ1だけ
傾斜する螺旋状に位置すると共に、該横罫刃56におけ
る延在方向の各部位における刃先LT1から刃基LE1
向かう鉛直線R1は、常にダイシリンダ20の軸線L1
交差(直交)するよう設定される(図5参照)。また横罫刃
56と直交するよう湾曲ボード16に植設される縦罫刃
58は、前記ダイ52をダイシリンダ20に巻装した状
態で、シート給送方向Pに対して横罫刃56の基準線L
2に対する傾斜角θ1と同一角度θ1だけ傾斜する螺旋状
に位置すると共に、該縦罫刃58における延在方向の各
部位における刃先LT2から刃基LE2に向かう鉛直線R
2は、常にダイシリンダ20の軸線L1と交差するよう設
定される(図8参照)。更に、縦罫刃58における長手方
向(延在方向)一端の鉛直線R2とダイシリンダ20の軸
線L1との交点mと、縦打抜き刃54bにおける長手方
向(延在方向)他端の鉛直線R2とダイシリンダ20の軸
線L1との交点nとは、縦打抜き刃54bの場合と同様
に軸方向に所定長さだけ離間する関係になっている。な
お、横罫刃56については、前述した関係式に基づい
て説明した横打抜き刃54aと同じ関係を有している。
【0028】ここで、前記基準線L2に対して傾斜角θ1
で傾斜する横打抜き刃54aによって、矩形状のシート
材料12にその長辺12aと平行な横打抜き線26を形
成するには、ダイシリンダ20とアンビルシリンダ24
との間に、横打抜き刃54aの基準線L2に対する傾斜
方向とは反対方向に同一角度(−θ1)だけシート材料1
2の長辺12aを傾斜した姿勢で該シート材料12を供
給する必要がある。そこで第1実施例では、シート材料
12におけるシート給送方向Pの前側の長辺(前端縁)1
2aを、基準線L2に対して−θ1だけ傾斜した傾斜姿勢
で、該シート材料12を両シリンダ20,24間にフィ
ードロール28,28を介して供給するよう構成してあ
る(図1参照)。これにより、シート材料12には、打抜
き刃54の横打抜き刃54aにより長辺12aと平行な
横打抜き線26が施されると共に、縦打抜き刃54bに
より長辺12aと直交する短辺12bと平行な縦打抜き
線27が施されるようになっている。またシート材料1
2には、横罫刃56により横打抜き線26と平行な横罫
30が施されると共に、縦罫刃58により縦打抜き線2
7と平行な縦罫32が施される。
【0029】
【第1実施例の作用】次に、前述した第1実施例に係る
ダイおよびロータリーダイカッタの作用につき説明す
る。図示しないシート供給装置から1枚づつ給送される
シート材料12が、フィードロール28,28を介して
ダイシリンダ20とアンビルシリンダ24との間に水平
に供給される。このときのシート材料12の供給姿勢
は、図1に示す如く、その長辺(前端縁)12aが基準線
2に対して傾斜角−θ1で傾斜する傾斜姿勢になってい
る。
【0030】前記外部駆動源により相互に反対方向に回
転駆動されている両シリンダ20,24間に傾斜姿勢で
水平供給されたシート材料12は、前記打抜き刃54と
アンビル22とにより挟圧されて下流側へ送られ、この
過程で該シート材料12に所要形状の打抜きが施され
る。前述した如く、前記ダイ52における横打抜き刃5
4aは、ダイシリンダ20の軸線L1(基準線L2)に対し
て角度θ1で傾斜しているから、横打抜き刃54aの長
手方向一方の端部がシート材料12に当接して打抜きが
開始され、ダイシリンダ20の回転に伴って他方の端部
に向けて徐々に横打抜き刃54aがシート材料12に当
接して打抜きが施される。またシート材料12は、基準
線L2に対して傾斜角−θ1で傾斜する傾斜姿勢で供給さ
れるものであるから、横打抜き刃54aで打抜かれた横
打抜き線26は、長辺12aと平行になる(図1参
照)。なお、ダイ52における縦打抜き刃54bについ
ては、ダイシリンダ20の回転に伴って長手方向の一端
から他端に向けて該刃54bがシート材料12に徐々に
当接することで、該材料12に短辺12bと平行な縦打
抜き線27が打抜かれる。
【0031】すなわち、シート材料12に横打抜き線2
6を施すための横打抜き刃54aは、その全長に亘って
一度にシート材料12に当接することなく徐々に当接す
るので、ダイシリンダ20やアンビルシリンダ24およ
び横打抜き刃54a自体に大きな応力(衝撃力)が加わる
ことはない。従って、両シリンダ20,24の軸受部等
の機械強度を高めることなく使用寿命を延ばすことがで
き、小型化およびコスト低減を図り得る。またダイ52
についても、横打抜き刃54aの支持強度を高めるため
に湾曲ボード16の厚みを大きくする必要はないから、
ダイ52の重量を軽減して取扱いが容易となる。更に
は、横打抜き刃54aおよび縦打抜き刃54bにおける
各鉛直線R1,R2がダイシリンダ20の軸線L1と交差す
るよう設定されることで、横打抜き刃54aおよび縦打
抜き刃54bに加わる荷重を常にダイシリンダ20の軸
心で受けることができ、該シリンダ20に偏心方向の荷
重が加わることで振動等が発生するのを防止し得る。こ
れにより、ダイシリンダ20の支持構造を簡略化するこ
とも可能となる。
【0032】前記打抜き刃54による打抜きと同時に、
横罫刃56により横打抜き線26と平行な横罫30が施
されるともに、縦罫刃58により縦打抜き線27と平行
な縦罫32が施される。このとき、ダイ52における横
罫刃56については、その全長に亘って一度にシート材
料12に当接することなく徐々に当接するので、シート
材料12に横罫30が強く入ることはなく、罫線割れの
発生を防止し得る。またダイ52における縦罫刃58に
ついても、ダイシリンダ20の回転に伴って長手方向の
一端から他端に向けて該刃58がシート材料12に徐々
に当接する。更には、横罫刃56および縦罫刃58に加
わる衝撃荷重は小さく、該刃56,58の使用寿命を長
くし得る。
【0033】ここで、前記ダイシリンダ20の軸線L1
に対してダイ52の横打抜き刃54aは所要角度θ1
け傾斜しているので、前記アンビルシリンダ24のアン
ビル22に対して横打抜き刃54aは軸線L1に対して
傾斜して食込むこととなる。従って、アンビルシリンダ
24を軸方向にシフトすることにより、アンビル22に
対する横打抜き刃54aの刃先食込み部位を変えること
ができる。すなわち、同じ場所に横打抜き刃54aが食
込むことによる偏減りを防止し、アンビル22の使用寿
命を延ばすことができる。またアンビル22の同じ場所
のみが摩耗するのを防止して均等に摩耗させることがで
きるから、アンビル表面に凹凸が発生することに起因す
る罫入れ不良は未然に防ぎ得る。更には、横打抜き刃5
4aがアンビル22の周方向に傾斜している(螺旋状に
位置する)ことで、アンビル22に食込んだ横打抜き刃
54aが離間する際にはアンビル22のカスを掻き出す
作用を奏する。なお、ダイ52の縦打抜き刃54bに関
しても、シート給送方向Pに対して傾斜するよう構成さ
れているので、横打抜き刃54aの場合と同様にアンビ
ル22の偏減りを防止し得ると共にカスを掻き出す作用
を有する。
【0034】なお、前記ダイ52に植設される縦横の打
抜き刃54a,54bおよび縦横の罫刃56,58は、図
1に示す単純な形状に限定されるものでなく、シート材
料12から打抜かれる各種型式のブランクに合わせて形
成されるものである。例えば、図15(a),(b)に示す
ように、シート材料12から各種型式のブランクを打抜
く場合は、その長辺(前端縁)12aと平行な各横打抜き
線26および短辺(側端縁)12bと平行な各縦打抜き線
27、長辺(前端縁)12aと平行な各横罫30および短
辺(側端縁)12bと平行な各縦罫32の形状予定位置に
合わせて、各打抜き刃54a,54bおよび各罫刃56,
58が、前述した条件で湾曲ボード16に夫々植設され
る。
【0035】
【第2実施例について】図10は、第2実施例に係るロ
ータリーダイカッタの構成を概略的に示すものであっ
て、その基本構成は第1実施例と同一である。但し、第
1実施例ではダイシリンダ20とアンビルシリンダ24
との間に供給されるシート材料12が、その長辺12a
が基準線L2に対して所要角度傾斜した傾斜姿勢である
のに対し、第2実施例では、シート材料12の長辺(前
端縁)12aが基準線L2と平行な基準姿勢で供給される
点で異なっている。そこで、このシート材料12の供給
姿勢が異なることに起因して、第1実施例のロータリー
ダイカッタとは異なる構成部分についてのみ説明するこ
ととする。
【0036】すなわち、第2実施例に係るロータリーダ
イカッタM2は、図10に示す如く、シート給送方向P
と交差する方向に離間する一対のフレーム10,10間
に、シート材料12のパスラインを挟んで上下の関係
で、所要形状の打抜き刃14を湾曲形状の湾曲ボード1
6に植設したダイ18を着脱可能に巻装したダイシリン
ダ20と、前記打抜き刃14の刃先を食込み状態で受容
するウレタン材質のアンビル22を巻装したアンビルシ
リンダ24とが軸線L1を平行にして回転自在に配設さ
れている。
【0037】前記一対のフレーム10,10の対向面
は、シート給送方向Pに対して所要角度で平行に傾斜
し、両フレーム10,10間に配設された両シリンダ2
0,24の軸線L1が、前記基準線L2に対して所要角度
θ2だけ傾斜するよう設定される(図11参照)。なお、
ダイシリンダ20およびアンビルシリンダ24の傾斜角
θ2は、好適には2〜7°の間に設定される。また前記
ダイ18の湾曲ボード16は、ダイシリンダ20の外周
と略同一の内径で円弧状に湾曲されたものであって、そ
の湾曲方向と交差する端縁部と平行な基線L3が、ダイ
シリンダ20の軸線L1と平行となる状態で該シリンダ
20に位置決めされるよう構成される(図12参照)。ま
た湾曲ボード16に植設される打抜き刃14のうち、前
記基準線L2(長辺12a)と平行な横打抜き線26をシ
ート材料12に施す横打抜き刃14aは、図11に示す
如く、湾曲ボード16の基線L3に対してダイシリンダ
20における軸線L1の基準線L2に対する傾斜角θ2
略同一角度θ'2で同一方向に傾斜するよう配置されてい
る。そして、ダイシリンダ20に対して湾曲ボード16
を基線L3と軸線L1とが平行になるよう巻装した状態で
は、横打抜き刃14aは、図12に示すように、前記基
準線L2に対しては前記傾斜角θ2の略2倍(θ2+θ'2)
で傾斜する。
【0038】すなわち、シート給送方向Pに対してダイ
シリンダ20およびアンビルシリンダ24の軸線L1
傾斜配置すると共に、ダイシリンダ20に巻装されるダ
イ18における横打抜き刃14aを同一方向に傾斜配置
することで、両シリンダ20,24間に基準姿勢で水平
供給されたシート材料12に、該横打抜き刃14aがそ
の長手方向一端部側から他端部側に徐々に当接して打抜
きが施される。これにより、横打抜き刃14aがその全
長に亘ってシート材料12に一度に当接することで大き
な応力が両シリンダ20,24や横打抜き刃14a自体
に加わるのを防止するようになっている。
【0039】なお、ダイシリンダ20と横打抜き刃14
aとの関係は、第1実施例と同様に、螺旋状に位置する
と共に各鉛直線R1がダイシリンダ20の軸線L1と交差
するよう設定される。また前記湾曲ボード16に植設さ
れる打抜き刃14のうち、前記シート給送方向Pと平行
な縦打抜き線27(短辺12bと平行な線)をシート材料
12に施す縦打抜き刃14bは、図12に示す如く、湾
曲ボード16をダイシリンダ20を巻装した状態で、シ
ート給送方向Pと平行になるよう設定される。そして、
この縦打抜き刃14bとダイシリンダ20との関係は、
第1実施例と同様に、螺旋状に位置すると共に各鉛直線
2がダイシリンダ20の軸線L1と直交するようになっ
ている。但し、横打抜き刃14aに対して縦打抜き刃1
4bは、90°±θ2の角度で交差するよう構成される
(図11において左上側および右下側の交差角が90°
+θ2で、左下側および右上側の交差角が90°−θ2
なる)。
【0040】また前記湾曲ボード16には、シート材料
12に横打抜き線26と平行な横罫30を施す横罫刃3
4が横打抜き刃14aと平行に配置されると共に、シー
ト材料12に縦打抜き線27と平行な縦罫32を施す縦
罫刃36が縦打抜き刃14bと平行に配置される。そし
て、横罫刃34および縦罫刃36の湾曲ボード16に対
する植設条件は、前記横打抜き刃14aおよび縦打抜き
刃14aと同一となっている。なお、前記ダイ14に植
設される縦横の打抜き刃14a,14bおよび縦横の罫
刃34,36の形状については、第1実施例と同様に、
図15(a),(b)に示すような各種型式のブランクに合
わせて形成されるものであって、各打抜き刃14a,1
4bおよび各罫刃34,36を、前述した条件で湾曲ボ
ード16に夫々植設することで対応する。
【0041】
【第2実施例の作用】次に、前述した第2実施例に係る
ダイおよびロータリーダイカッタの作用につき説明す
る。前記フィードロール28,28を介してダイシリン
ダ20とアンビルシリンダ24との間に1枚づつ水平に
供給されるシート材料12は、図1に示す如く、その長
辺12aが基準線L2と平行で、かつ短辺12bがシー
ト給送方向Pと平行になる基準姿勢となっている。言い
替えれば、シート12に施される横打抜き線26の形成
予定位置(図10に二点鎖線で図示)が、基準線L2と平
行となる姿勢でシート材料12が供給される。
【0042】前記外部駆動源により相互に反対方向に回
転駆動されている両シリンダ20,24間に基準姿勢で
水平供給されたシート材料12は、前記打抜き刃14と
アンビル22とにより挟圧されて下流側へ送られ、この
過程で該シート材料12に所要形状の打抜きが施され
る。すなわち、前記ダイ18における横打抜き刃14a
については、該打抜き刃14aの長手方向一方の端部が
シート材料12に当接して打抜きが開始され、ダイシリ
ンダ20の回転に伴って他方の端部に向けて徐々に横打
抜き刃14aがシート材料12に当接して打抜きが施さ
れる。前述した如く、基準線L2に対して角度θ2で傾斜
配置されているダイシリンダ20に対し、該シリンダ2
0に巻装されるダイ18の横打抜き刃14aを更に同一
方向に略同一角度θ2'だけ傾斜させたことで、該横打抜
き刃14aで打抜かれた横打抜き線26は、図13に示
すように基準線L2(長辺12a)と平行となる。なお、
ダイ18における縦打抜き刃14bについては、ダイシ
リンダ20の回転に伴って長手方向の一端から他端に向
けて該刃14bがシート材料12に徐々に当接すること
で、該材料12にシート給送方向Pと平行な縦打抜き線
27が打抜かれる。
【0043】すなわち、シート材料12に横打抜き線2
6を施すための横打抜き刃14aは、その全長に亘って
一度にシート材料12に当接することなく徐々に当接す
るので、ダイシリンダ20やアンビルシリンダ24およ
び横打抜き刃14a自体に大きな応力(衝撃力)が加わる
ことはない。従って、両シリンダ20,24の軸受部等
の機械強度を高めることなく使用寿命を延ばすことがで
き、小型化およびコスト低減を図り得る。またダイ18
についても、横打抜き刃14aの支持強度を高めるため
に湾曲ボード16の厚みを大きくする必要はないから、
ダイ18の重量を軽減して取扱いが容易となる。
【0044】前記打抜きと同時に行なわれるシート材料
12への罫線入れも同様に、前記ダイ18における横罫
刃34については、その全長に亘って一度にシート材料
12に当接することなく徐々に当接するので、シート材
料12に横罫30が強く入ることはなく、罫線割れの発
生を防止し得る。またダイ18における縦罫刃36につ
いては、ダイシリンダ20の回転に伴って長手方向の一
端から他端に向けて該刃36がシート材料12に徐々に
当接することで、該材料12にシート給送方向Pと平行
な縦罫32が施される。
【0045】そして、前記ダイシリンダ20に対して横
打抜き刃14aおよび縦打抜き刃14bは、該シリンダ
20に対して螺旋状に位置するので、アンビルシリンダ
24を軸方向にシフトすることにより該アンビル22の
偏減りを防止することができ、アンビル22の使用寿命
を延ばすことができる。またアンビル表面に凹凸が発生
することに起因する罫入れ不良を未然に防ぎ得ると共
に、アンビル22のカスを掻きだす作用を奏する点は、
第1実施例と同様である。
【0046】図14は、第2実施例に係るロータリーダ
イカッタM2を、段ボールシート加工装置の典型である
プリンタダイカッタに採用した概略構成図である。この
加工装置は、シート材料12を1枚づつ繰出し供給する
シート供給装置40のシート給送方向下流側に、シート
材料12に所要の印刷を施す複数のプリンタユニット4
2が配置され、このプリンタユニット42の下流側に所
要の多色印刷がなされたシート材料12に打抜きを施す
第2実施例のロータリーダイカッタM2が配置されて構
成される。なお加工装置では、枚葉のシート材料12に
印刷および打抜きを施すため、前記プリンタユニット4
2およびロータリーダイカッタM2の夫々に設定された
基準点を一致させる必要があり、そのためのレジスター
装置(図示せず)が設けられる。
【0047】すなわち、前記レジスター装置によりプリ
ンタユニット42およびロータリーダイカッタM2の基
準点の位置決めがなされた状態で、シート供給装置40
により所要のタイミングで1枚づつプリンタユニット4
2に向けて送り出されたシート材料12には、各プリン
タユニット42で予め設定された位置に所要の印刷が施
された後、ロータリーダイカッタM2に水平に供給され
る。そして、ロータリーダイカッタM2で、シート材料
12の印刷が施された位置と対応する部分が打抜かれ
る。
【0048】第2実施例のロータリーダイカッタM
2は、横打抜き刃14aでの打抜き時に大きな応力が加
わるのを防止するために、ダイシリンダ20や該横打抜
き刃14aを基準線L2に対して傾斜させているが、前
記シート材料12については通常一般に供給される基準
姿勢で対応し得るようになっている。従って、プリンタ
ダイカッタに採用する場合においては、前記シート供給
装置40やプリンタユニット42に改良を施す必要はな
い。
【0049】なお、ロータリーダイカッタM2に向けて
シート材料12を水平に供給する手段としては、前記フ
ィードロール28,28に代えて、図14に示す如く、
パスラインを挟んで上下に配設したエアチャンバ44と
送りロール46とで構成してもよい。そして、エアチャ
ンバ44を用いることにより、シート材料12を姿勢が
正確に保持された状態で供給し得る。
【0050】
【変更例について】本願は前述した実施例の構成に限定
されるものでなく、その他の構成を適宜採用することが
できる。例えば、プリンタダイカッタに第1実施例に係
るロータリーダイカッタを採用することも可能である。
但しこの構成では、各プリンタユニットの印版も、シー
ト材料の傾斜姿勢に合わせて傾斜配置する必要がある。
また各実施例では、ダイシリンダに打抜き刃と罫刃とを
備えたダイを巻装する場合につき説明したが、打抜き刃
を備えたダイと、罫刃を備えたダイとをシート給送方向
に直列配置した別のシリンダに巻装することで、シート
材料に打抜きと罫線入れとを別々に施すよう構成しても
よい。
【0051】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るダイお
よびこれが用いられるロータリーダイカッタによれば、
ダイシリンダに巻装されるダイにおける横打抜き刃を、
該シリンダに対して螺旋状に位置させることで、当該横
打抜き刃でシート材料に打抜きを施す際には、該刃の全
長が一度にシート材料に当接することはなく、横打抜き
刃に加わる応力を低減することができる。また横打抜き
刃には大きな衝撃荷重が加わらないので、その使用寿命
を長くし得る利点がある。更に、横打抜き刃および縦打
抜き刃における各刃先から刃基に向かう鉛直線が、ダイ
シリンダの軸線と交差するよう設定されているので、横
打抜き刃および縦打抜き刃に加わる荷重を常にダイシリ
ンダの軸心で受けることができ、該シリンダに偏心方向
の荷重が加わることで振動等が発生するのを防止し得
る。
【0052】またシート材料に横罫を入れる横罫刃を、
ダイシリンダに対して螺旋状に位置させることで、当該
横罫刃でシート材料に横罫を施す際には、該刃の全長が
一度にシート材料に当接することはないので、シート材
料に横罫が強く入るのを防止して、罫線割れの発生を未
然に防止し得る利点を有する。また横罫刃には大きな衝
撃荷重が加わらないので、その使用寿命を長くし得る利
点がある。しかも、横罫刃および縦罫刃における各刃先
から刃基に向かう鉛直線が、ダイシリンダの軸線と直交
するよう設定されているので、横罫刃および縦罫刃に加
わる荷重を常にダイシリンダの軸心で受けることがで
き、該シリンダに偏心方向の荷重が加わることで振動等
が発生するのを防止し得る。
【0053】本発明に係るロータリーダイカッタによれ
ば、前記横打抜き刃の全長が一度にシート材料に当接し
ないので、ダイが巻装されるダイシリンダやアンビルシ
リンダにも一度に大きな応力が作用しないから、両シリ
ンダの軸受部等の機械強度を高めることなく使用寿命を
延ばすことができ、小型化およびコスト低減を図り得
る。更に、請求項12,14に係る発明のロータリーダ
イカッタでは、前記ダイシリンダを基準線に対して傾斜
配置することで、シート材料を傾けて供給することな
く、該シート材料に基準線と平行な横打抜き線を施し得
る。すなわち、ロータリーダイカッタに対してシート材
料を供給する装置に関しては、従来から用いられている
構成のものを使用することができ、大きな設備変更をす
ることなく導入し得る利点を有する。
【0054】また、アンビルシリンダにウレタン材質の
アンビルを巻装する構成を採用する場合は、横打抜き刃
が螺旋状に位置しているから、ダイシリンダを軸方向に
シフトすることで、アンビルに対する横打抜き刃の刃先
食込み部位を変えることができる。これによって、アン
ビルに対する横打抜き刃の刃先食込みにより、その表面
に部分的な凹凸が生じるのを防止して、罫刃による罫線
入れが良好になされなくなる問題を未然に防止すること
ができる。更に、「セミハードカット」や「ハードカット」
形式においては、振動や打抜き刃の損傷の発生を防止し
得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な第1実施例に係るロータリーダ
イカッタの概略構成を示す平面図である。
【図2】第1実施例に係るロータリーダイカッタを示す
概略側面図である。
【図3】第1実施例に係るダイシリンダを示す概略斜視
図である。
【図4】第1実施例に係るダイシリンダから取外したダ
イの湾曲ボードを展開した状態で示す説明平面図であ
る。
【図5】第1実施例に係るダイにおける横打抜き刃の鉛
直線とダイシリンダの軸線との関係を示す説明図であ
る。
【図6】第1実施例に係るダイシリンダの直径が変わっ
た場合の該シリンダとダイにおける横打抜き刃との関係
を示す説明図である。
【図7】第1実施例に係るダイにおける縦打抜き刃とダ
イシリンダとの関係を示す説明図である。
【図8】第1実施例に係るダイにおける縦打抜き刃の鉛
直線とダイシリンダの軸線との関係を示す説明図であ
る。
【図9】第1実施例に係るダイにおける縦打抜き刃の鉛
直線とダイシリンダの軸線との関係を示す説明図であ
る。
【図10】本発明の好適な第2実施例に係るロータリー
ダイカッタの概略構成を示す平面図である。
【図11】第2実施例に係るダイシリンダおよび該シリ
ンダから取外したダイの湾曲ボードを展開した状態で示
す説明平面図である。
【図12】第2実施例に係るダイが巻装されたダイシリ
ンダの説明平面図である。
【図13】第2実施例に係るロータリーダイカッタでシ
ート材料に打抜きを施した状態を示す概略平面図であ
る。
【図14】第2実施例に係るロータリーダイカッタが採
用されるプリンタダイカッタを示す説明図である。
【図15】シート材料に施される打抜き線および罫線の
別例を示す説明図である。
【符号の説明】
12 シート材料 12a 長辺
(前端縁) 14 打抜き刃 14a 横打抜
き刃 14b 縦打抜き刃 16 湾曲ボー
ド 18 ダイ 20 ダイシリ
ンダ 24 アンビルシリンダ 26 横打抜き
線 27 縦打抜き線 54 打抜き刃 30 横罫 32 縦罫 34 横罫刃 36 縦罫刃 52 ダイ 54a 横打抜
き刃 54b 縦打抜き刃 56 横罫刃 58 縦罫刃 L1 軸線 L2 基準線 P シート給送
方向 KT1 横打抜き刃の刃先 KE1 横打抜
き刃の刃基 R1 横打抜き刃の鉛直線 KT2 縦打抜
き刃の刃先 KE2 縦打抜き刃の刃基 R2 縦打抜き
刃の鉛直線 m R2とL1との一方の交点 n R2とL1
の他方の交点 LT1 横罫刃の刃先 LE1 横罫刃
の刃基 LT2 縦罫刃の刃先 LE2 縦罫刃
の刃基 θ2 第2実施例におけるダイシリンダの傾斜角 θ2' 第2実施例における横打抜き刃の傾斜角

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枚葉のシート材料(12)に所定の打抜きを
    施すために、ダイシリンダ(20)に着脱自在に巻装される
    湾曲ボード(16)と、該ボード(16)に植設された打抜き刃
    (14,54)とからなるダイであって、 前記打抜き刃(14,54)のうち、前記シート材料(12)の前
    端縁(12a)と平行に延在する横打抜き線(26)を該材料(1
    2)に施す横打抜き刃(14a,54a)は、前記湾曲ボード(16)
    に螺旋状で、かつその延在方向の任意の部位の刃先(K
    T1)から刃基(KE1)に向かう鉛直線(R1)は、前記ダイシリ
    ンダ(20)の軸線(L1)と交差するよう植設されると共に、 前記打抜き刃(14,54)のうち、前記シート材料(12)の側
    端縁(12b)と平行に延在する縦打抜き線(27)を該材料(1
    2)に施す縦打抜き刃(14b,54b)は、前記湾曲ボード(16)
    に螺旋状で、かつその延在方向の任意の部位の刃先(K
    T2)から刃基(KE2)に向かう鉛直線(R2)は、前記ダイシリ
    ンダ(20)の軸線(L1)と交差するよう植設されていること
    を特徴とするダイ。
  2. 【請求項2】 枚葉のシート材料(12)の給送方向(P)と
    交差して配設されたダイシリンダ(20)に着脱自在に巻装
    される湾曲ボード(16)と、該ボード(16)に植設された打
    抜き刃(54)とからなるダイであって、 前記シート材料(12)の給送方向(P)と交差する所要長さ
    の横打抜き線(26)を該材料(12)に施す横打抜き刃(54a)
    が、前記湾曲ボード(16)をダイシリンダ(20)に巻装した
    状態で螺旋状に位置すると共に、その横打抜き刃(54a)
    における延在方向の各部位における刃先(KT1)から刃基
    (KE1)に向かう鉛直線(R1)はダイシリンダ(20)の軸線
    (L1)と交差するよう設定され、 前記シート材料(12)の給送方向(P)と交差する所要長さ
    の縦打抜き線(27)を該材料(12)に施す縦打抜き刃(54b)
    が、前記湾曲ボード(16)をダイシリンダ(20)に巻装した
    状態で螺旋状に位置すると共に、その縦打抜き刃(54b)
    における延在方向の各部位における刃先(KT2)から刃基
    (KE2)に向かう鉛直線(R2)がダイシリンダ(20)の軸線
    (L1)と交差するよう設定されていることを特徴とするダ
    イ。
  3. 【請求項3】 枚葉のシート材料(12)の給送方向(P)と
    交差して配設されたダイシリンダ(20)に着脱自在に巻装
    される湾曲ボード(16)と、該ボード(16)に植設された打
    抜き刃(14)とからなるダイであって、 前記シート材料(12)の給送方向(P)と交差する所要長さ
    の横打抜き線(26)を該材料(12)に施す横打抜き刃(14a)
    が、前記湾曲ボード(16)をダイシリンダ(20)に巻装した
    状態で螺旋状に位置すると共に、その横打抜き刃(14a)
    における延在方向の各部位における刃先(KT1)から刃基
    (KE1)に向う鉛直線(R1)はダイシリンダ(20)の軸線(L1)
    と交差するよう設定され、 前記シート材料(12)の給送方向(P)と平行な所要長さの
    縦打抜き線(27)を該材料(12)に施す縦打抜き刃(14b)
    が、前記湾曲ボード(16)をダイシリンダ(20)に巻装した
    状態で螺旋状に位置すると共に、その縦打抜き刃(14b)
    における延在方向の各部位における刃先(KT2)から刃基
    (KE2)に向かう鉛直線(R2)がダイシリンダ(20)の軸線
    (L1)と交差するよう設定されていることを特徴とするダ
    イ。
  4. 【請求項4】 前記縦打抜き刃(14b,54b)における長手
    方向一端の鉛直線(R2)とダイシリンダ(20)の軸線(L1)と
    の交点(m)と、縦打抜き刃(14b,54b)における長手方向他
    端の鉛直線(R2)とダイシリンダ(20)の軸線(L1)との交点
    (n)とは軸方向に所要長さだけ離間している請求項1〜
    3の何れかに記載のダイ。
  5. 【請求項5】 枚葉のシート材料(12)に所定の罫線を施
    すために、ダイシリンダ(20)に着脱自在に巻装される湾
    曲ボード(16)と、該ボード(16)に植設された罫刃(34,3
    6,56,58)とからなるダイであって、 前記罫刃(34,36,56,58)のうち、前記シート材料(12)の
    前端縁(12a)と平行に延在する横罫(30)を該材料(12)に
    施す横罫刃(34,56)は、前記湾曲ボード(16)に螺旋状
    で、かつその延在方向の任意の部位の刃先(LT1)から刃
    基(LE1)に向かう鉛直線(R1)は、前記ダイシリンダ(20)
    の軸線(L1)と交差するよう植設されると共に、 前記罫刃(34,36,56,58)のうち、前記シート材料(12)の
    側端縁(12b)と平行に延在する縦罫(32)を該材料(12)に
    施す縦罫刃(36,58)は、前記湾曲ボード(16)に螺旋状
    で、かつその延在方向の任意の部位の刃先(LT2)から刃
    基(LE2)に向かう鉛直線(R2)は、前記ダイシリンダ(20)
    の軸線(L1)と交差するよう植設されていることを特徴と
    するダイ。
  6. 【請求項6】 枚葉のシート材料(12)の給送方向(P)と
    交差して配設されたダイシリンダ(20)に着脱自在に巻装
    される湾曲ボード(16)と、該ボード(16)に植設された罫
    刃(56,58)とからなるダイであって、 前記シート材料(12)の給送方向(P)と交差する所要長さ
    の横罫(30)を該材料(12)に施す横罫刃(56)が、前記湾曲
    ボード(16)をダイシリンダ(20)に巻装した状態で螺旋状
    に位置すると共に、その横罫刃(56)における延在方向の
    各部位における刃先(LT1)から刃基(LE1)に向かう鉛直線
    (R1)はダイシリンダ(20)の軸線(L1)と交差するよう設定
    され、 前記シート材料(12)の給送方向(P)と交差する所要長さ
    の縦罫(32)を該材料(12)に施す縦罫刃(58)が、前記湾曲
    ボード(16)をダイシリンダ(20)に巻装した状態で螺旋状
    に位置すると共に、その縦罫刃(58)における延在方向の
    各部位における刃先(LT2)から刃基(LE2)に向かう鉛直線
    (R2)がダイシリンダ(20)の軸線(L1)と交差するよう設定
    されていることを特徴とするダイ。
  7. 【請求項7】 枚葉のシート材料(12)の給送方向(P)と
    交差して配設されたダイシリンダ(20)に着脱自在に巻装
    される湾曲ボード(16)と、該ボード(16)に植設された罫
    刃(34,36)とからなるダイであって、 前記シート材料(12)の給送方向(P)と交差する所要長さ
    の横罫(30)を該材料(12)に施す横罫刃(34)が、前記湾曲
    ボード(16)をダイシリンダ(20)に巻装した状態で螺旋状
    に位置すると共に、その横罫刃(34)における延在方向の
    各部位における刃先(LT1)から刃基(LE1)に向かう鉛直線
    (R1)はダイシリンダ(20)の軸線(L1)と交差するよう設定
    され、 前記シート材料(12)の給送方向(P)と平行な所要長さの
    縦罫(32)を該材料(12)に施す縦罫刃(36)が、前記湾曲ボ
    ード(16)をダイシリンダ(20)に巻装した状態で螺旋状に
    位置すると共に、その縦罫刃(36)における延在方向の各
    部位における刃先(LT2)から刃基(LE2)に向かう鉛直線(R
    2)がダイシリンダ(20)の軸線(L1)と交差するよう設定さ
    れていることを特徴とするダイ。
  8. 【請求項8】 前記縦罫刃(36,58)における長手方向一
    端の鉛直線(R2)とダイシリンダ(20)の軸線(L1)との交点
    (m)と、縦罫刃(36,58)における長手方向他端の鉛直線(R
    2)とダイシリンダ(20)の軸線(L1)との交点(n)とは軸方
    向に所要長さだけ離間している請求項5〜7の何れかに
    記載のダイ。
  9. 【請求項9】 枚葉のシート材料(12)に所定の打抜きお
    よび罫線を施すために、ダイシリンダ(20)に着脱自在に
    巻装される湾曲ボード(16)と、該ボード(16)に植設され
    た打抜き刃(14,54)および罫刃(34,36,56,58)とからなる
    ダイであって、 前記打抜き刃(14,54)のうち、前記シート材料(12)の前
    端縁(12a)と平行に延在する横打抜き線(26)を該材料(1
    2)に施す横打抜き刃(14a,54a)は、前記湾曲ボード(16)
    に螺旋状で、かつその延在方向の任意の部位の刃先(K
    T1)から刃基(KE1)に向かう鉛直線(R1)は、前記ダイシリ
    ンダ(20)の軸線(L1)と交差するよう植設されると共に、 前記打抜き刃(14,54)のうち、前記シート材料(12)の側
    端縁(12b)と平行に延在する縦打抜き線(27)を該材料(1
    2)に施す縦打抜き刃(14b,54b)は、前記湾曲ボード(16)
    に螺旋状で、かつその延在方向の任意の部位の刃先(K
    T2)から刃基(KE2)に向かう鉛直線(R2)は、前記ダイシリ
    ンダ(20)の軸線(L1)と交差するよう植設され、 前記罫刃(34,36,56,58)のうち、前記シート材料(12)の
    前端縁(12a)と平行に延在する横罫(30)を該材料(12)に
    施す横罫刃(34,56)は、前記湾曲ボード(16)に螺旋状
    で、かつその延在方向の任意の部位の刃先(LT1)から刃
    基(LE1)に向かう鉛直線(R1)は、前記ダイシリンダ(20)
    の軸線(L1)と交差するよう植設されると共に、 前記罫刃(34,36,56,58)のうち、前記シート材料(12)の
    側端縁(12b)と平行に延在する縦罫(32)を該材料(12)に
    施す縦罫刃(36,58)は、前記湾曲ボード(16)に螺旋状
    で、かつその延在方向の任意の部位の刃先(LT2)から刃
    基(LE2)に向かう鉛直線(R2)は、前記ダイシリンダ(20)
    の軸線(L1)と交差するよう植設されていることを特徴と
    するダイ。
  10. 【請求項10】 湾曲ボード(16)に打抜き刃(54)を植設
    したダイ(52)が着脱可能に巻装されて所定方向に回転駆
    動されるダイシリンダ(20)と、このダイシリンダ(20)と
    平行に配設されて該シリンダ(20)と反対方向に回転駆動
    されるアンビルシリンダ(24)とを備え、両シリンダ(20,
    24)の間に、シート給送方向(P)の前端縁(12a)が該給送
    方向(P)と直交する基準線(L2)に対して所要角度(-θ1)
    で交差する傾斜姿勢で枚葉のシート材料(12)を供給し、
    このシート材料(12)に前記打抜き刃(54)を介して所要形
    状の打抜きを施すロータリーダイカッタにおいて、 前記ダイ(52)は、前記湾曲ボード(16)をダイシリンダ(2
    0)に巻装した状態で螺旋状に位置すると共に、その延在
    方向の各部位における刃先(KT1)から刃基(KE1)に向かう
    鉛直線(R1)がダイシリンダ(20)の軸線(L1)と交差するよ
    う設定された横打抜き刃(54a)および湾曲ボード(16)を
    ダイシリンダ(20)に巻装した状態で螺旋状に位置すると
    共に、その延在方向の各部位における刃先(KT2)から刃
    基(KE2)に向かう鉛直線(R2)がダイシリンダ(20)の軸線
    (L1)と交差するよう設定された縦打抜き刃(54b)を備
    え、 前記ダイシリンダ(20)は、その軸線(L1)が前記基準線(L
    2)と平行になるよう配置され、 このダイシリンダ(20)に対して前記ダイ(52)は、前記横
    打抜き刃(54a)がダイシリンダ(20)の軸線(L1)に対して
    前記シート材料(12)の前端縁(12a)と基準線(L2)との傾
    斜角(-θ1)と略同一の角度(θ1)で反対方向に傾斜する
    と共に、前記縦打抜き刃(54b)がシート給送方向(P)に対
    して横打抜き刃(54a)の軸線(L1)に対する傾斜角(θ1)と
    同一角度で傾斜するよう巻装され、 前記ダイシリンダ(20)とアンビルシリンダ(24)との間に
    傾斜姿勢で供給されたシート材料(12)に、前記横打抜き
    刃(54a)によって基準線(L2)と交差する横打抜き線(26)
    を打抜くと共に前記縦打抜き刃(54b)によってシート給
    送方向(P)と交差する縦打抜き線(27)を打抜くよう構成
    したことを特徴とするロータリーダイカッタ。
  11. 【請求項11】 湾曲ボード(16)に打抜き刃(54)を植設
    したダイ(52)が着脱可能に巻装されて所定方向に回転駆
    動されるダイシリンダ(20)と、このダイシリンダ(20)と
    平行に配設されて該シリンダ(20)と反対方向に回転駆動
    されるアンビルシリンダ(24)とを備え、両シリンダ(20,
    24)の間に矩形状に形成された枚葉のシート材料(12)
    を、そのシート給送方向(P)の前端縁(12a)が該給送方向
    (P)と直交する基準線(L2)に対して所要角度(-θ1)で交
    差する傾斜姿勢で供給し、このシート材料(12)に前記打
    抜き刃(54)を介して所要形状の打抜きを施すロータリー
    ダイカッタにおいて、 前記ダイ(52)は、前記湾曲ボード(16)をダイシリンダ(2
    0)に巻装した状態で螺旋状に位置すると共に、その延在
    方向の各部位における刃先(KT1)から刃基(KE1)に向かう
    鉛直線(R1)がダイシリンダ(20)の軸線(L1)と交差するよ
    う設定されて、前記シート材料(12)の前端縁(12a)と平
    行な横打抜き線(26)を該材料(12)に施す横打抜き刃(54
    a)、および湾曲ボード(16)をダイシリンダ(20)に巻装し
    た状態で螺旋状に位置すると共に、その延在方向の各部
    位における刃先(KT2)から刃基(KE2)に向かう鉛直線(R2)
    がダイシリンダ(20)の軸線(L1)と交差するよう設定され
    て、前記シート材料(12)における前端縁(12a)と直交す
    る側端縁(12b)と平行な縦打抜き線(27)を該材料(12)に
    施す縦打抜き刃(54b)を備え、 前記ダイシリンダ(20)は、その軸線(L1)が前記基準線(L
    2)と平行になるよう配置され、 このダイシリンダ(20)に対して前記ダイ(52)は、前記横
    打抜き刃(54a)がダイシリンダ(20)の軸線(L1)に対して
    前記シート材料(12)の前端縁(12a)と基準線(L2)との傾
    斜角(-θ1)と略同一の角度(θ1)で反対方向に傾斜する
    と共に、前記縦打抜き刃(54b)がシート給送方向(P)に対
    して横打抜き刃(54a)の軸線(L1)に対する傾斜角(θ1)と
    同一角度で傾斜するよう巻装され、 前記ダイシリンダ(20)とアンビルシリンダ(24)との間に
    傾斜姿勢で供給されたシート材料(12)に、前記横打抜き
    刃(54a)によって前端縁(12a)と平行な横打抜き線(26)を
    打抜くと共に前記縦打抜き刃(54b)によって側端縁(12b)
    と平行な縦打抜き線(27)を打抜くよう構成したことを特
    徴とするロータリーダイカッタ。
  12. 【請求項12】 湾曲ボード(16)に打抜き刃(14)を植設
    したダイ(18)が着脱可能に巻装されて所定方向に回転駆
    動されるダイシリンダ(20)と、このダイシリンダ(20)と
    平行に配設されて該シリンダ(20)と反対方向に回転駆動
    されるアンビルシリンダ(24)とを備え、両シリンダ(20,
    24)の間に、シート給送方向(P)の前端縁(12a)が該給送
    方向(P)と直交する基準線(L2)と平行になる基準姿勢で
    枚葉のシート材料(12)を供給し、このシート材料(12)に
    前記打抜き刃(14)を介して所要形状の打抜きを施すロー
    タリーダイカッタにおいて、 前記ダイ(14)は、前記湾曲ボード(16)をダイシリンダ(2
    0)に巻装した状態で螺旋状に位置すると共に、その延在
    方向の各部位における刃先(KT1)から刃基(KE1)に向かう
    鉛直線(R1)がダイシリンダ(20)の軸線(L1)と交差するよ
    う設定された横打抜き刃(14a)および湾曲ボード(16)を
    ダイシリンダ(20)に巻装した状態で螺旋状に位置すると
    共に、その延在方向の各部位における刃先(KT2)から刃
    基(KE2)に向かう鉛直線(R2)がダイシリンダ(20)の軸線
    (L1)と交差するよう設定された縦打抜き刃(14b)を備
    え、 前記ダイシリンダ(20)は、その軸線(L1)が前記基準線(L
    2)に対して所要角度(θ2)だけ傾斜するよう配置され、 このダイシリンダ(20)に対して前記ダイ(18)は、前記横
    打抜き刃(14a)がダイシリンダ(20)の軸線(L1)に対して
    該軸線(L1)と基準線(L2)との傾斜角(θ2)と略同一の角
    度(θ2')で同一方向に傾斜すると共に、前記縦打抜き刃
    (14b)がシート給送方向(P)と平行になる状態で巻装さ
    れ、 前記ダイシリンダ(20)とアンビルシリンダ(24)との間に
    基準姿勢で供給されたシート材料(12)に、前記横打抜き
    刃(14a)によって基準線(L2)と平行な横打抜き線(26)を
    打抜くと共に前記縦打抜き刃(14b)によってシート給送
    方向(P)と平行な縦打抜き線(27)を打抜くよう構成した
    ことを特徴とするロータリーダイカッタ。
  13. 【請求項13】 前記ダイ(18,52)は、前記湾曲ボード
    (16)をダイシリンダ(20)に巻装した状態で螺旋状に位置
    すると共に、その延在方向の各部位における刃先(LT1)
    から刃基(LE1)に向かう鉛直線(R1)がダイシリンダ(20)
    の軸線(L1)と交差するよう設定されて前記横打抜き刃(1
    4a,54a)と平行な横罫刃(34,56)、および湾曲ボード(16)
    をダイシリンダ(20)に巻装した状態で螺旋状に位置する
    と共に、その延在方向の各部位における刃先(LT2)から
    刃基(LE2)に向かう鉛直線(R2)がダイシリンダ(20)の軸
    線(L1)と交差するよう設定されて前記縦打抜き刃(14b,5
    4b)と平行な縦罫刃(36,58)を備え、 前記シート材料(12)に、前記横罫刃(34,56)によって横
    打抜き線(26)と平行な横罫(30)を形成すると共に、前記
    縦罫刃(36,58)によって縦打抜き線(27)と平行な縦罫(3
    2)を形成するよう構成した請求項10〜12の何れかに
    記載のロータリーダイカッタ。
  14. 【請求項14】 湾曲ボード(16)に打抜き刃(14)を植設
    したダイ(18)が着脱可能に巻装されて所定方向に回転駆
    動されるダイシリンダ(20)と、このダイシリンダ(20)と
    平行に配設されて該シリンダ(20)と反対方向に回転駆動
    されるアンビルシリンダ(24)とを備え、両シリンダ(20,
    24)の間に、シート給送方向(P)の前端縁(12a)が該給送
    方向(P)と直交する基準線(L2)と平行になる基準姿勢で
    枚葉のシート材料(12)を供給し、このシート材料(12)に
    前記打抜き刃(14)を介して所要形状の打抜きを施すロー
    タリーダイカッタにおいて、 前記ダイシリンダ(20)を、その軸線(L1)が前記基準線(L
    2)に対して所要角度(θ2)だけ傾斜するよう配置し、 前記ダイシリンダ(20)に対してダイ(18)を、前記基準線
    (L2)と平行な所要長さの横打抜き線(26)をシート材料(1
    2)に施す打抜き刃(14)における横打抜き刃(14a)が、ダ
    イシリンダ(20)の軸線(L1)に対して該軸線(L1)と基準線
    (L2)との傾斜角(θ2)と略同一の角度(θ2')で同一方向
    に傾斜する状態で巻装し、 前記ダイシリンダ(20)とアンビルシリンダ(24)との間に
    基準姿勢で供給されたシート材料(12)に、前記横打抜き
    刃(14a)によって基準線(L2)と平行な横打抜き線(26)を
    打抜くよう構成したことを特徴とするロータリーダイカ
    ッタ。
  15. 【請求項15】 シート給送方向(P)と平行な所要長さ
    の縦打抜き線(27)をシート材料(12)に施す打抜き刃(14)
    における縦打抜き刃(14b)は、ダイ(18)をダイシリンダ
    (20)に巻装した状態で、シート給送方向(P)と平行にな
    るよう設定される請求項14記載のロータリーダイカッ
    タ。
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