JP3038258U - 段ボール細片の製造装置 - Google Patents

段ボール細片の製造装置

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JP3038258U
JP3038258U JP1996012768U JP1276896U JP3038258U JP 3038258 U JP3038258 U JP 3038258U JP 1996012768 U JP1996012768 U JP 1996012768U JP 1276896 U JP1276896 U JP 1276896U JP 3038258 U JP3038258 U JP 3038258U
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JP1996012768U
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Inventor
彌一 渡辺
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ワツト株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 緩衝材等に産業上利用できる段ボール製細片
を量産できるようにした段ボール細片の製造装置を提供
する。 【構成】 複数個の同径の回転スリツター刃11を定間
隔毎に回転軸13に固定して送り出し方向に回転する回
転スリッター刃装置10と、複数個の同径の回転カッタ
ー刃21を、前記回転スリツター装置10の対向する前
記回転スリツター刃11の間に嵌入して、別個の回転軸
23に固定し、前記回転スリッター刃11の回転方向と
同じ方向に回転する回転カッター刃装置20と、前記回
転スリッター刃装置10と前記回転カッター刃装置20
とを設置し、前記回転スリッター刃装置10の回転スリ
ッター刃11の下部を嵌入した溝31を設けたテーブル
30とを備えて、段ボールシート40を、ライナー紙4
1の一部とこれに接着する中芯紙42の一部とが残存す
る細片400多数個が得られるようにしたもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ライナー紙の一部とこれに接着する中芯紙の一部とが残存する段ボ ールシートの切断細片が多数個得られるようにした段ボール細片の製造方法及び 段ボール細片の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、段ボールシートを段目方向とほぼ直交する方向に細巾に切断することは 、回転スリツター刃を定間隔毎に軸に固定して回転できるようにした装置などで 容易にできたが、このようにして細巾に切断された段ボールシートを、その長手 方向と交叉する方向に切断することは、これらの細巾の段ボールシートが、その 長手方向に柔軟で撓み易いため、通常の切断方法では、完全に切断できず切れ残 り部分が連続的に発生する問題点があった。
【0003】 そこで、本考案者は、実用新案登録第3031551号公報に示す切断装置に よって上記問題点を解決したが、この切断装置は、2工程が別個に設けられて連 続作業が困難な欠点があった。本考案者は、鋭意研究の結果、連続工程で、短時 間に、段ボールシートから段ボール細片を得ることに成功した。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、緩衝材、農業資材、製紙原料等に産業上有効利用できる段ボール製 細片を、連続工程により短時間に量産できるようにした段ボール細片の製造装置 を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案段ボール細片の製造装置は、上記課題を達成するため、複数個の同径の 回転スリツター刃を定間隔毎に回転軸に固定して送り出し方向に回転できるよう にした回転スリッター刃装置と、複数個の同径の回転カッター刃を、それぞれ、 前記回転スリツター装置の対向する前記回転スリツター刃の間に嵌入できるよう に、別個の回転軸に固定して、前記回転スリッター刃の回転方向と同じ方向に回 転できるようにした回転カッター刃装置と、前記回転スリッター刃装置と前記回 転カッター刃装置とを設置すると共に、前記回転スリッター刃装置の回転スリッ ター刃の下部を嵌入した溝を設けたテーブルとを備えて、段ボールシートを、前 記回転スリッター刃装置で、段目方向とほぼ直交する方向に細巾に切断し、前記 回転カッター刃装置で、細巾に切断されつつある段ボールシートを、その長手方 向と交叉する方向に引き干切るように切断して、ライナー紙の一部とこれに接着 する中芯紙の一部とが残存する細片多数個が得られるものである。
【0006】 本考案装置において、回転スリツター刃は、公知の丸ナイフ状、丸鋸状等の回 転によって段ボールシートを細巾に切断するものである。 また、回転カツター刃は、公知の溝突用、面取用等のカツター刃に近い形状の カツター刃を備えて、刃先を細巾に切断された段ボールシートの長手方向と交叉 する方向に向けられるものである。また、回転カツター刃によって細巾に切断さ れつつある段ボールシートを、その長手方向に引き千切るように切断するために は、多くの場合、回転スリツター刃によって送り出されてくる、細巾に切断され つつある段ボールシートの送り出し速度より速い速度で回転カツター刃によって 引き千切って切断する必要があり、このため、回転スリツター刃先の回転速度よ り回転カツター刃先の回転速度を早くする必要がある。 また、本考案において、回転スリツター刃は、特に丸ナイフ状のものは、両刃 タイプであれ、片刃タイプであれ、対向する回転スリッター刃で段ボールシート を細巾に切断すると、回転軸の回転方向に、軸(又はカラー)に向かって、巻き 込んでゆく傾向があり、これは、巻き込み防止を兼ねて回転カツター刃によって 同じ回転方向に引き千切って切断できるように配設する必要がある。 更に、本考案において、回転スリツター刃によって細巾に切断されている段ボ ールシートの長手方向と交叉する方向に切断したときの長さの調節は、回転カツ ター刃の刃数や刃間隔は勿論、回転スリツター刃先の回転速度と回転カツター刃 先の回転速度の速度差により行うことができる。 なお、段ボールシートの段目方向とは、中芯紙の段頂又は段谷に沿う方向であ る。
【0007】
【考案の実施の形態】
本考案の段ボール細片の製造装置の実施の形態を、図1、図2及び図3に示す ものから以下に説明する。本例の段ボール細片の製造装置は、回転スリツター刃 装置10と回転カツター刃装置20とテーブル30とを備えている。
【0008】 回転スリツター刃装置10は、回転軸13に嵌合する中心孔110を設けた複 数個の同径同厚の両刃の丸ナイフ状のスリツター刃11と、回転軸13に嵌合す る中心孔120を設けた複数個の同径同巾のカラー12と、両側にフランジ部1 31及び螺刻部132を設けると共に、螺刻部132に螺合するナツト133と 、回転軸13に嵌合するカラー又はワツシヤ134とを設けた回転軸13とを備 え、図2に示すように、装置10は、軸13のフランジ部131にスリツター刃 11とカラー12とを交互に挿入し、カラー又はワツシヤ134を嵌合したのち 、ナツト133で螺合して締めつけることにより、複数個の回転スリツター刃1 1が軸13に固定される。 回転カツター刃装置20は、回転軸23に嵌合する中心孔210を設けた複数 個の同径同厚の溝突カツター状のカツター刃21と、回転軸23に嵌合する中心 孔220を設けた同径同巾のカラー22と、両側にフランジ部231及び螺刻部 232を設けると共に、螺刻部232に螺合するナツト233と、回転軸23に 嵌合するカラー又はワツシヤ234とを設けた回転軸23とを備え、図2に示す ように、装置20は、軸23のフランジ部231にカツター刃21とカラー22 とを交互に挿入し、カラー又はワツシヤ234を嵌合したのち、ナツト233で 螺合して締めつけることにより、回転カツター刃21が軸23に固定されるが、 回転スリツター刃11と11との間に各カツター刃21が嵌入されて同じ方向に 回転できるようにすることが必要である。 テーブル30は、各回転スリツター刃11の刃先が喰い込んで溝底と僅かな間 隙をあけて接する複数個の溝31が設けられている。また、テーブル30には、 回転スリツター刃11に送り込む段ボールシート40を、段目方向とほぼ直交す る方向に進行させる案内32が任意に位置決めできるように設けられている。 なお、回転軸13及び23は、図外の駆動機及び軸受を介して駆動回転される が、その際、回転軸13又は23は軸受を介して片支持又は両支持される。
【0009】 従って、図1に示すように、テーブル30上に任意に位置決めされた案内32 に沿って段ボールシート40を、回転スリッター刃装置10の回転する回転スリ ツター刃11に送り込むと、段ボールシート40は、段目方向とほぼ直交する方 向に細巾に切断され、次いで細巾に切断されつつある段ボールシート40は、そ の長手方向と交叉する方向に、回転カツター刃21の刃先211によって、引き 千切られるように切断されて、段ボールシート40は、ライナー紙41とこれら に接着する中芯紙42とが残存するほぼ同形状の細片400になって多数個が集 積されることになる。
【0010】
【考案の効果】
以上のように、本考案の段ボール細片の製造装置は、新しい段ボールシートは 勿論、不良段ボールシート又は故紙段ボールシートから、短時間に、多数の段ボ ール細片であって、ライナー紙の一部とこれに接着する中芯紙の一部とが残存す るものを連続的に量産することができる。 すなわち、本考案によれば、回転スリツター刃によって連続して細巾に切断さ れている、撓み易い、また、巻きつき易い、柔軟な、細巾の段ボールシートを、 回転カツター刃により容易に所定長さに切断でき、段ボールシートを回転スリツ ター刃装置に差し込めば、あとは自動的に段ボール細片を短時間で得ることがで きるようになった。 また、本考案の製造装置は、構造簡単で、安価に製作できる利点がある。 なお、段ボール細片は、そのまま又は袋詰により、発泡ポリスレチレン等に代 って、箱詰されるあらゆる商品の形状に即応した緩衝材として繰り返し使用でき るほか、実用新案登録第3026184号公報に示すような農業資材、保管や移 送に便利な製紙原料等としても有効利用できるので、廃段ボールシート処理に与 える社会的影響は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の実施の形態の説明図である。
【図2】図1を平面的に示した説明図である。
【図3】図1に使用した回転カッター刃の斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 回転スリツター刃装置 11 スリツター刃 13 回転軸 20 回転カツター刃装置 21 カツター刃 23 回転軸 30 テーブル 40 段ボールシート 400 段ボール細片 41 ライナー紙 42 中芯紙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の同径の回転スリツター刃を定間
    隔毎に回転軸に固定して送り出し方向に回転できるよう
    にした回転スリッター刃装置と、複数個の同径の回転カ
    ッター刃を、それぞれ、前記回転スリツター装置の対向
    する前記回転スリツター刃の間に嵌入できるように、別
    個の回転軸に固定して、前記回転スリッター刃の回転方
    向と同じ方向に回転できるようにした回転カッター刃装
    置と、前記回転スリッター刃装置と前記回転カッター刃
    装置とを設置すると共に、前記回転スリッター刃装置の
    回転スリッター刃の下部を嵌入した溝を設けたテーブル
    とを備えて、段ボールシートを、前記回転スリッター刃
    装置で、段目方向とほぼ直交する方向に細巾に切断し、
    前記回転カッター刃装置で、細巾に切断されつつある段
    ボールシートを、その長手方向と交叉する方向に引き干
    切るように切断して、ライナー紙の一部とこれに接着す
    る中芯紙の一部とが残存する細片多数個が得られるよう
    にしたことを特徴とした段ボール細片の製造装置。
JP1996012768U 1996-11-29 1996-11-29 段ボール細片の製造装置 Expired - Lifetime JP3038258U (ja)

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JP1996012768U JP3038258U (ja) 1996-11-29 1996-11-29 段ボール細片の製造装置

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