JPH1158015A - 下向き自動溶接機の走行装置 - Google Patents
下向き自動溶接機の走行装置Info
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- JPH1158015A JPH1158015A JP23784597A JP23784597A JPH1158015A JP H1158015 A JPH1158015 A JP H1158015A JP 23784597 A JP23784597 A JP 23784597A JP 23784597 A JP23784597 A JP 23784597A JP H1158015 A JPH1158015 A JP H1158015A
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Abstract
の狙い位置を容易に決めることができるようにする。 【解決手段】 自動溶接機Iを構成する走行台車4の前
側の左右いずれか一方寄りの位置に、支持プレート11
aを前方へ張り出すように取り付ける。走行台車4の後
側には、前側の支持プレート11aの取付位置とは反対
側寄りの位置に支持プレート11bを後方へ張り出して
取り付ける。上記支持プレート11aと11bには、開
先3の片側のエッジ3aに接するようにしたころ13a
と13bを斜めに支持させる。又、支持プレート11a
と11bには、板ばね14aと14bを取り付けて、開
先3を倣わすようにしたころ15aと15bを取り付け
る。走行台車4を走行させると、該走行台車4が斜め前
向きの姿勢で走行してころ13aと13bが開先3のエ
ッジ3aに常に接しているようになって、該エッジ3a
をレールとして使用できるようにした。
Description
の突き合わせ溶接に用いる下向き自動溶接機の走行装置
に関するものである。
る従来の下向き自動溶接機の走行装置としては、図4及
び図5に示す如く、ブロックを構成する板1と2の突き
合わせ溶接部の開先3を跨ぐようにして走行するよう前
後左右に走行用車輪5を有する走行台車4に溶接機6を
搭載して自走しながら溶接して行けるようにした自動溶
接機Iを構成し、該自動溶接機Iの溶接トーチ7を開先
3に対し直角方向より位置させるように固定して装備し
ており、且つ一方の板1上の開先3近傍位置に、該開先
3と平行にガイドレール8を設置して、該ガイドレール
8に沿い転動するころ9を走行台車4の前側と後側にブ
ラケット10を介してそれぞれ取り付け、走行台車4が
上記ころ9を介しガイドレール8に沿い自走しながら開
先3を下向き突き合わせ溶接するようにしてある。
下向き自動溶接機の走行装置の場合には、突き合わせ溶
接する2枚の板1,2のうち、一方の板1の上面に、自
動溶接機Iの走行のガイドとなるレール8を開先3に沿
って設置する構成上、ガイドレール8が不可欠であると
共に、溶接前のガイドレール8の設置という作業が必要
であり、又、板1と2の突き合わせ溶接線が長いとき
は、より多くのガイドレール8を予め用意しておくこと
が必要であり、ガイドレール8の移動も大変であった。
又、開先3に沿いガイドレール8が設置されているが、
開先3の精度が悪くて開先3の変化があるところでは、
溶接トーチ7の位置が変化する問題もある。
用のガイドレールの使用をなくして溶接の狙い位置を容
易に決めることができるようにする自動溶接機の走行装
置を提供しようとするものである。
決するために、走行台車上に溶接機を搭載して溶接線に
沿って自走しながら溶接できるようにしてある自動溶接
機を溶接線に沿いガイドさせて走行させるようにする走
行装置において、上記自動溶接機の走行台車の前側の左
右いずれか一方へ寄った位置に、前方へ張り出すように
支持プレートを取り付けて、該支持プレートに、開先の
いずれか一方のエッジに斜めの状態で接するようにころ
を取り付けると共に、上記走行台車の後側の上記前側支
持プレートの位置とは反対寄りの位置に、後方へ張り出
すように支持プレートを取り付けて、該支持プレート
に、上記前側のころが接する開先のエッジに斜めの状態
で接するようにころを取り付け、上記走行台車が斜め前
向き姿勢で開先に沿い走行するときに前後の各ころが開
先のエッジに接しているようにし、又、走行台車の前側
と後側の各支持プレートに、開先内を倣わすようにした
ころを、それぞれ板ばねを介して取り付け、該各ころが
上下に変位できるようにした構成とする。
斜めのころが開先の片方のエッジに接しており、又、各
垂直のころが開先に倣らされるようになっているので、
走行台車は斜め前向きの姿勢で開先の上を走行すること
になり、この走行台車の姿勢により斜めのころが開先の
エッジに常に接するようになる。したがって、該開先の
エッジがレールとして使用され、専用のガイドレールを
設置することなく溶接の狙い位置を決めることができる
ことになる。
を参照して説明する。
すもので、図4及び図5に示すように自動溶接機Iを構
成する走行台車4の前端面の右寄りの位置に、前方へ水
平方向に張り出すように支持プレート11aを設置する
と共に、該走行台車4の後端面の左寄りの位置に、支持
プレート11bを後方へ張り出して設置し、前側の支持
プレート11aと後側の支持プレート11bが走行台車
4の対角位置となるようにする。
ラケット12aを設けて、水平状態の板1と2の突き合
わせ溶接部の開先3の片側エッジ3aに沿い転動するよ
うに外周面をV溝状にしたころ13aをブラケット12
aに斜め(開先3に対して約30度の角度)の姿勢で回
転自在に取付ける。又、上記支持プレート11aには、
板ばね14aを開先3と平行に取り付けて、該板ばね1
4aの先端部分の下面に、開先3内を倣わすようにする
ころ15aをブラケット16aを介して垂直に取り付け
る。
様に開先3のエッジ3aに沿い転動するように外周面を
V溝状にしたころ13bをブラケット12bを介して取
り付け、又、支持プレート11bに板ばね14bを取り
付けて、該板ばね14bに別のころ15aをブラケット
16bを介して垂直に取り付け、走行台車4を開先3に
対して平面的に見て斜め前向きの姿勢で走行するように
する。
てあり、該溶接機6の溶接トーチ7を、後方に張り出し
たアーム17に傾動可能に支持させ、溶接トーチ7を開
先3上方に位置させるようにする。
してある。
せ溶接を行う場合には、開先3を跨ぐように走行台車4
をセットした後、前側と後側の各ころ13a,13bを
開先3の片側のエッジ3a上に載せて、該開先3のエッ
ジ3aをレール代りとして使用するようにし、別のころ
15aと15bは各々開先3の内側に位置させるように
する。
溶接トーチ7により開先3を溶接しながら走行台車4を
走行させて、開先3を全長にわたって溶接するようにす
る。
4は、直前方へ移動しようとするが、該走行台車4の前
後両側部に互いに位置を左右へずらして2つずつのころ
13a,15aと13b,15bが取り付けてあって、
開先3に倣わすようにしてあり、且つそのうち、ころ1
3aと13bが開先3のエッジ3aに約30度の角度で
斜めから接触させてあるので、走行台車4は斜め前向き
姿勢で開先3に沿い走行することになり、この走行台車
4が斜め前向き姿勢で開先3上を走行することに伴いこ
ろ13a,13bは常に開先3のエッジ3aに押し付け
られて接するようになり、該エッジ3aがガイドレール
として機能させられることになる。これにより従来方式
の如き専用のガイドレールを設置してガイドさせること
なく、溶接の狙い位置を決めることができる。又、同時
に別のころ15a,15bは、板ばね14a,14bを
介して取り付けてあって、開先3内を転動するようにし
てあるため、該ころ15a,15bの転動面に段差があ
っても板ばね14a,14bで吸収できて上記ころ13
aと13bが開先3のエッジ3aから外れるようなこと
はない。
込んで設置することができる。このようにすれば、板
1,2への吸着力が走行中にも生じて自動溶接機の走行
を安定させることができる。
面右寄りの位置に支持プレート11aを取り付けて、開
先3の左側のエッジ3aにころ13aが斜めから接する
ようにし、又、走行台車4の後面左寄りの位置に支持プ
レート11bを取り付けて、開先3の左側のエッジ3a
にころ13bが斜めから接するようにして、走行台車4
が左斜め前向きの姿勢で開先3に沿い走行できるように
した場合を示したが、走行台車4の前面左寄りの位置に
支持プレート11aを取り付けて、ころ13aを開先3
の右側のエッジ3bに斜めから接するようにし、又、走
行台車4の後面右寄りの位置に支持プレート11bを取
り付けて、ころ13bを開先3の右側のエッジ3bに斜
めから接するようにして、走行台車4が右斜め前向きの
姿勢で開先3に沿い走行できるようにしてもよく、又、
支持プレート11a,11bに板ばね14a,14bを
介してころ15a,15bを取り付けて開先3に倣わす
ようにした場合を示しているが、前記ころ13a,13
bが開先3のエッジ3aに接して溶接の狙い位置を決め
るようにしてあることから、上記ころ15a,15bは
省略することもできること、その他本発明の要旨を逸脱
しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
接機の走行装置によれば、走行台車上に溶接機を搭載し
てなる自動溶接機の前側の左右いずれか一方へ寄った位
置に、前方へ張り出す支持プレートを取り付けて、該支
持プレートに、開先の片側のエッジに沿い転動できるよ
うにしたころを斜めの状態に支持させ、又、上記支持プ
レートに板ばねを取り付けて、開先内を転動するように
したころを板ばねに垂直状態に支持させて開先を倣わす
ようにし、一方、自動溶接機の後側にも前側とは逆の方
向に寄った位置に、後方へ張り出す支持プレートを取り
付けて、該支持プレートに、上記ころが接する開先のエ
ッジと同じ側のエッジに接して転動するころと、開先内
を転動するころとを前側と同様に支持させ、開先のエッ
ジをレールとして自動溶接機が溶接線に対して斜めの姿
勢で走行するようにした構成としてあるので、自動溶接
機が斜め前向きの姿勢で開先に沿い走行することから前
後両側の斜めのころが常に開先のエッジに押し付けられ
て接しているような力を受けることができて、該開先の
エッジをレールとして溶接の狙い位置を決めることがで
き、これにより自動溶接機の走行をガイドさせるための
専用のガイドレールを開先に沿って設置する必要をなく
すことができて、専用のガイドレールの設置等の段取に
要する時間の節約と労力の削減を図ることができ、又、
開先内を転動するようにしてあるころは、板ばねを介し
て上下方向へ変位できるようにしてあることから、開先
内に段差があっても板ばねで動きを吸収できて、開先の
エッジに接しているころが該エッジから外れることを防
止できる、等の効果を奏し得られる。
略斜視図である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 走行台車上に溶接機を搭載して溶接線に
沿って自走しながら溶接できるようにしてある自動溶接
機を溶接線に沿いガイドさせて走行させるようにする走
行装置において、上記自動溶接機の走行台車の前側の左
右いずれか一方へ寄った位置に、前方へ張り出すように
支持プレートを取り付けて、該支持プレートに、開先の
いずれか一方のエッジに斜めの状態で接するようにころ
を取り付けると共に、上記走行台車の後側の上記前側支
持プレートの位置とは反対寄りの位置に、後方へ張り出
すように支持プレートを取り付けて、該支持プレート
に、上記前側のころが接する開先のエッジに斜めの状態
で接するようにころを取り付け、上記走行台車が斜め前
向き姿勢で開先に沿い走行するときに前後の各ころが開
先のエッジに接しているようにしたことを特徴とする下
向き自動溶接機の走行装置。 - 【請求項2】 走行台車の前側と後側の各支持プレート
に、開先内を倣わすようにしたころを、それぞれ板ばね
を介して取り付け、該各ころが上下に変位できるように
した請求項1記載の下向き自動溶接機の走行装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23784597A JP3951377B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 下向き自動溶接機の走行装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23784597A JP3951377B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 下向き自動溶接機の走行装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1158015A true JPH1158015A (ja) | 1999-03-02 |
JP3951377B2 JP3951377B2 (ja) | 2007-08-01 |
Family
ID=17021268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23784597A Expired - Fee Related JP3951377B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 下向き自動溶接機の走行装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3951377B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103317269A (zh) * | 2013-05-27 | 2013-09-25 | 陈景华 | 一种挖掘机焊接装置 |
CN105364377A (zh) * | 2015-12-07 | 2016-03-02 | 山东经典重工集团股份有限公司 | 多节点异形支撑焊接工装胎具 |
-
1997
- 1997-08-20 JP JP23784597A patent/JP3951377B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103317269A (zh) * | 2013-05-27 | 2013-09-25 | 陈景华 | 一种挖掘机焊接装置 |
CN105364377A (zh) * | 2015-12-07 | 2016-03-02 | 山东经典重工集团股份有限公司 | 多节点异形支撑焊接工装胎具 |
CN105364377B (zh) * | 2015-12-07 | 2017-02-01 | 山东经典重工集团股份有限公司 | 多节点异形支撑焊接工装胎具 |
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JP3951377B2 (ja) | 2007-08-01 |
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