JP2004330296A - S字曲線溶接移動台車 - Google Patents
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Abstract
【課題】自動溶接機によりS字曲線形状角部を溶接することは、S字曲線の形状を詳細に検知し、それに合わせて舵取りを行う特殊な装置を必要とし、費用がかさみ現実的でないという問題点を有しているが、特殊なセンサーや舵取り装置を取付けず、簡便にS字曲線の自動溶接を可能にして、コスト削減を図る。
【解決手段】自動溶接機の台車に、引掛けガイドローラーを取付け、上面が水平で側面がS字曲線となるよう被溶接物を設置し、引掛け形ガイドローラーにより台車を側面吸着走行の姿勢に保ち、自動溶接機の台車を吸着用永久磁石により凹凸曲面に吸着して移動するようにした。
凹曲面と凸曲面により、台車の前輪と後輪間の湾曲寸法分トーチの位置がずれ、正しい溶接点を溶接することが不能になるが、トーチフレームに加圧装置とローラーを取付けることにより、トーチの位置を湾曲にあわせて移動させるとうにして、正しい溶接点で溶接することを可能にした。
また、引掛けガイドローラーの角度を変更し、舵を取れるようにしている。
【選択図】 図1
【解決手段】自動溶接機の台車に、引掛けガイドローラーを取付け、上面が水平で側面がS字曲線となるよう被溶接物を設置し、引掛け形ガイドローラーにより台車を側面吸着走行の姿勢に保ち、自動溶接機の台車を吸着用永久磁石により凹凸曲面に吸着して移動するようにした。
凹曲面と凸曲面により、台車の前輪と後輪間の湾曲寸法分トーチの位置がずれ、正しい溶接点を溶接することが不能になるが、トーチフレームに加圧装置とローラーを取付けることにより、トーチの位置を湾曲にあわせて移動させるとうにして、正しい溶接点で溶接することを可能にした。
また、引掛けガイドローラーの角度を変更し、舵を取れるようにしている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、自動溶接機など電磁石により設置面にはりつき走行車輪などにより移動させる小型の台車を、容易にS字状の曲線溶接を可能にしたものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
自動溶接機など電磁石により設置面にはりつき、走行車輪などによって平面状を一定方向に移動する小型台車は、様々に変化するS字曲線角部の溶接を自動的に行わせるためには、S字曲線の詳細を検知し、それにしたがって舵取りを行う特殊な装置を必要とするなど、費用がかさみ現実的でないという問題点があった。
【0003】
【発明の目的】
本発明は、上記の課題を解決するために、被溶接物をS字曲面が垂直方向になるよう溶接角部を配置し、自動溶接用の小型台車を吸着用永久磁石によりS字曲面にそって移動可能とし、トーチを曲面の凹凸に応じて自動的にスライドさせることにより、S字曲線角部の溶接を可能とすることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明に係わるS字曲線溶接移動台車は、溶接用のトーチを支持するトーチフレームが凹凸曲面の形状に合わせて移動し、トーチが正確に溶接部を狙えるよう、加圧装置とローラーを設けることにより、従来実現できなかった課題を解決するための手段としている。
【0005】
【発明の作用】
本発明に係わるS字曲線溶接移動台車は、被溶接物をその上面が水平になり側面がS字状に凹凸した曲線面となるよう設置し、引掛け形ガイドローラーにより台車を側面吸着走行の姿勢に保ち、吸着用永久磁石により凹凸曲面に吸着して移動することを可能とした。
【0006】
また、凹曲面と凸曲面により、台車の前輪と後輪間の湾曲寸法分トーチの位置がずれ、正しい溶接点を溶接することが不能になるが、トーチフレームに加圧装置とローラーを取付けることにより、トーチの位置を湾曲にあわせて移動させるようにして、正しい溶接点で溶接することを可能にした。
【0007】
さらに、S字曲線面は台車に対して上り坂になる場合と下り坂になる場合があるが、引掛けガイドローラーに5°から10°の舵が取れるようにして、下り坂の場合の台車の吸着力を保持させることを可能にした。
【0008】
【実施例】
以下、本発明に係わるS字曲線溶接移動台車を図面に基づいて説明する。
【0009】
図1は、本発明係にわるS字曲線溶接移動台車の一実施例を示している。
【0010】
図1に示すように、S字曲線溶接移動台車は、台車(ハ)、2個の引掛けガイドローラー(ロ)、及び台車(ハ)に取付けられた4個の走行車輪(ヘ)、吸着用永久磁石(イ)、加圧装置(ト)、トーチフレーム(ニ)、トーチフレームと一体化したガイドローラー(チ)、並びにトーチ(ホ)によって構成されている。
【0011】
図面1に示すように、S字曲線溶接移動台車は、台車(ハ)に取付けられている引掛けガイドローラー(ロ)により、A曲面を走行可能なように吊り下げられ、吸着用永久磁石(イ)によりA曲面にはりつき、走行車輪(ヘ)によりA曲面上を走行する。
【0012】
図面1に示すように、トーチフレーム(ニ)は加圧装置(ト)を介して台車(ハ)に取付けられているが、加圧装置は常にトーチフレーム(ニ)と一体化されたガイドローラー(チ)を、A曲面に押し付け、トーチフレーム(ニ)に支持されたトーチ(ホ)を、B溶接点に正確に溶接できる位置に保持している。
【0013】
引掛けガイドローラー(ロ)に取付けられているチョウナット(リ)を緩めることにより、引掛けガイドローラー(ロ)の角度を変更し、舵を取れるようにしている。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係わるS字曲線溶接移動台車は、自動溶接機台車により、簡便な方法で自動的なS字曲線溶接を可能にし、コスト削減に優れた効果がもたらされる。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるS字曲線溶接移動台車の一実施例を示す、平面図、側面図及び正面図である。
【符号の説明】
A 被溶接物の曲面
B 被溶接物の溶接点
イ 吸着用永久磁石
ロ 引掛け形ガイドローラー
ハ 自動溶接台車
ニ トーチフレーム
ホ トーチ
ヘ 走行車輪
ト 加圧装置
チ ガイドローラー
リ チョウナット
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、自動溶接機など電磁石により設置面にはりつき走行車輪などにより移動させる小型の台車を、容易にS字状の曲線溶接を可能にしたものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
自動溶接機など電磁石により設置面にはりつき、走行車輪などによって平面状を一定方向に移動する小型台車は、様々に変化するS字曲線角部の溶接を自動的に行わせるためには、S字曲線の詳細を検知し、それにしたがって舵取りを行う特殊な装置を必要とするなど、費用がかさみ現実的でないという問題点があった。
【0003】
【発明の目的】
本発明は、上記の課題を解決するために、被溶接物をS字曲面が垂直方向になるよう溶接角部を配置し、自動溶接用の小型台車を吸着用永久磁石によりS字曲面にそって移動可能とし、トーチを曲面の凹凸に応じて自動的にスライドさせることにより、S字曲線角部の溶接を可能とすることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明に係わるS字曲線溶接移動台車は、溶接用のトーチを支持するトーチフレームが凹凸曲面の形状に合わせて移動し、トーチが正確に溶接部を狙えるよう、加圧装置とローラーを設けることにより、従来実現できなかった課題を解決するための手段としている。
【0005】
【発明の作用】
本発明に係わるS字曲線溶接移動台車は、被溶接物をその上面が水平になり側面がS字状に凹凸した曲線面となるよう設置し、引掛け形ガイドローラーにより台車を側面吸着走行の姿勢に保ち、吸着用永久磁石により凹凸曲面に吸着して移動することを可能とした。
【0006】
また、凹曲面と凸曲面により、台車の前輪と後輪間の湾曲寸法分トーチの位置がずれ、正しい溶接点を溶接することが不能になるが、トーチフレームに加圧装置とローラーを取付けることにより、トーチの位置を湾曲にあわせて移動させるようにして、正しい溶接点で溶接することを可能にした。
【0007】
さらに、S字曲線面は台車に対して上り坂になる場合と下り坂になる場合があるが、引掛けガイドローラーに5°から10°の舵が取れるようにして、下り坂の場合の台車の吸着力を保持させることを可能にした。
【0008】
【実施例】
以下、本発明に係わるS字曲線溶接移動台車を図面に基づいて説明する。
【0009】
図1は、本発明係にわるS字曲線溶接移動台車の一実施例を示している。
【0010】
図1に示すように、S字曲線溶接移動台車は、台車(ハ)、2個の引掛けガイドローラー(ロ)、及び台車(ハ)に取付けられた4個の走行車輪(ヘ)、吸着用永久磁石(イ)、加圧装置(ト)、トーチフレーム(ニ)、トーチフレームと一体化したガイドローラー(チ)、並びにトーチ(ホ)によって構成されている。
【0011】
図面1に示すように、S字曲線溶接移動台車は、台車(ハ)に取付けられている引掛けガイドローラー(ロ)により、A曲面を走行可能なように吊り下げられ、吸着用永久磁石(イ)によりA曲面にはりつき、走行車輪(ヘ)によりA曲面上を走行する。
【0012】
図面1に示すように、トーチフレーム(ニ)は加圧装置(ト)を介して台車(ハ)に取付けられているが、加圧装置は常にトーチフレーム(ニ)と一体化されたガイドローラー(チ)を、A曲面に押し付け、トーチフレーム(ニ)に支持されたトーチ(ホ)を、B溶接点に正確に溶接できる位置に保持している。
【0013】
引掛けガイドローラー(ロ)に取付けられているチョウナット(リ)を緩めることにより、引掛けガイドローラー(ロ)の角度を変更し、舵を取れるようにしている。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係わるS字曲線溶接移動台車は、自動溶接機台車により、簡便な方法で自動的なS字曲線溶接を可能にし、コスト削減に優れた効果がもたらされる。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるS字曲線溶接移動台車の一実施例を示す、平面図、側面図及び正面図である。
【符号の説明】
A 被溶接物の曲面
B 被溶接物の溶接点
イ 吸着用永久磁石
ロ 引掛け形ガイドローラー
ハ 自動溶接台車
ニ トーチフレーム
ホ トーチ
ヘ 走行車輪
ト 加圧装置
チ ガイドローラー
リ チョウナット
Claims (1)
- 半径600mm以上の曲線形状角部の溶接を可能にした自動溶接機台車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003167144A JP2004330296A (ja) | 2003-05-09 | 2003-05-09 | S字曲線溶接移動台車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003167144A JP2004330296A (ja) | 2003-05-09 | 2003-05-09 | S字曲線溶接移動台車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004330296A true JP2004330296A (ja) | 2004-11-25 |
Family
ID=33508941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003167144A Pending JP2004330296A (ja) | 2003-05-09 | 2003-05-09 | S字曲線溶接移動台車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004330296A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100924721B1 (ko) | 2009-02-18 | 2009-11-04 | (주)청송산업기계 | 자동 용접 캐리지 |
CN102554412A (zh) * | 2010-12-28 | 2012-07-11 | Ihi海洋联合株式会社 | 角焊缝自动焊接装置以及角焊缝自动焊接方法 |
-
2003
- 2003-05-09 JP JP2003167144A patent/JP2004330296A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100924721B1 (ko) | 2009-02-18 | 2009-11-04 | (주)청송산업기계 | 자동 용접 캐리지 |
CN102554412A (zh) * | 2010-12-28 | 2012-07-11 | Ihi海洋联合株式会社 | 角焊缝自动焊接装置以及角焊缝自动焊接方法 |
CN102554412B (zh) * | 2010-12-28 | 2015-07-29 | 日本日联海洋株式会社 | 角焊缝自动焊接装置以及角焊缝自动焊接方法 |
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