JPH1157900A - トランスファプレスのワーク搬送装置 - Google Patents

トランスファプレスのワーク搬送装置

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JPH1157900A
JPH1157900A JP24021297A JP24021297A JPH1157900A JP H1157900 A JPH1157900 A JP H1157900A JP 24021297 A JP24021297 A JP 24021297A JP 24021297 A JP24021297 A JP 24021297A JP H1157900 A JPH1157900 A JP H1157900A
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JP
Japan
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feed
lift
press
guide
work
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Application number
JP24021297A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Iura
孝男 井浦
Shoji Okubo
尚司 大久保
Hiroshi Haga
博志 芳賀
Yoshio Takahashi
善生 高橋
Eiichi Yoshii
栄一 吉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工ステーションの増、減設を容易に可能と
する。 【解決手段】 プレスハウジング4内のプレスラインL
を挟んで対向する左右両側位置に、リフトビーム20を
平行に配置し、リフトビーム20の下面部に、フィード
ビーム27を移動自在に吊り下げ支持させる。リフトビ
ーム20及びフィードビーム27は、ワーク送りピッチ
単位でモジュール化したリフトビーム体19及びフィー
ドビーム体26を長手方向に着脱自在に連結してなる構
造とする。各リフトビーム体19毎にリフト用サーボモ
ータ21を装備させ、各フィードビーム体26毎にフィ
ード用サーボモータ36を装備させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプレス成形されるワ
ークを把持して次の加工ステーションに順次搬送するた
めに用いるトランスファプレスのワーク搬送装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】トランスファプレスでは、金型の昇降動
作とワークの搬送動作とを同期させて行うカム機構方式
が採用されていたが、近年の高速化要請により上記搬送
動作をカム機構方式に代えてサーボモータとピニオン・
ラック等の組み合わせにより行わせるようにした方式が
提案されている。
【0003】図5はその一例の概要を示すもので、プレ
スラインLに沿うよう敷設したベッド1上に、該プレス
ラインLを挟んで左右方向から対向するようにコラム2
をそれぞれプレスラインL方向の所要間隔位置に立設す
ると共に、これら左右両側のコラム2の上端間に、ウエ
ブ構造としたクラウン3を掛け渡してプレスハウジング
4を構成し、該プレスハウジング4内のプレスラインL
方向に沿うコラム2間の位置に、それぞれスライド5を
上下動可能に配置し、該各スライド5の下面に上金型を
セットすると共に、上記ベッド1の上面の各コラム間位
置に設けたボルスタ6上に、上金型と対応させて下金型
をセットして、プレスラインL方向に沿い複数の加工ス
テーションを形成し、上記クラウン3内に組み込んだス
ライド駆動装置7により各加工ステーションのスライド
5を上下動させて、上下の金型間でパネル等のワークを
プレス成形できるようにしてある。
【0004】又、上記のプレス成形動作とタイミングを
合わせて、ワークを次の加工ステーションへ順次搬送さ
せるようにするために、プレスラインLを挟んで対向す
る各コラム2の内側面に、プレスラインL方向に延びる
一対のガイドビーム8を固定し、該ガイドビーム8に、
金型の配列間隔に合わせて配置したキャリッジ9を移動
自在に係合支持させると共に、該各キャリッジ9をプレ
スラインL方向に沿うフィードバー(連結軸)10にて
互いに連結し、且つ上記各キャリッジ9に、リフト用ロ
ッド11を、リフト用サーボモータ(ACサーボモー
タ)18によるリフト機構により昇降可能に組み付け、
更に、プレスラインLを挟んで対向するリフト用ロッド
11の下端部間に、バキュームカップの如きワーク把持
具12を備えたクロスバー13を掛け渡し、各リフト用
サーボモータ18を同期させて駆動することにより、リ
フト用ロッド11を介してクロスバー13が昇降させら
れるようにしてある。
【0005】更に、上記プレスハウジング4のプレスラ
インL方向の上流側位置に、フィード用サーボモータ
(ACサーボモータ)14を設置し、該フィード用サー
ボモータ14の出力軸15に取り付けたフィード用ピニ
オン16を、フィードバー10の上流側端部に刻設した
ラック17に噛合させ、フィード用サーボモータ14の
駆動力を、ピニオン16を介してラック17に伝えるこ
とによりフィードバー10をプレスラインL方向へ移動
させて、クロスバー13に送り動作が与えられるように
してある。
【0006】一方、別の型式としては、コラムの内側面
に支持ビームを介して各リフト機構を固定し、該各リフ
ト機構にプレスライン方向へ延びるリフトビームを吊り
下げ支持させ、該リフトビームに、加工ステーション毎
にクロスバーキャリアを取り付け、フィード用サーボモ
ータの駆動で上記クロスバーキャリアを介してクロスバ
ーにフィード方向への送り動作を与えるようにしたもの
もある(特開平6−312233号公報)。
【0007】上記の如きトランスファプレスでは、通
常、上流側より順に、絞り成形、トリミング、孔あけ
(ピアス)、リストライクの各工程を行う4つ加工ステ
ーションが形成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
トランスファプレスでは、いずれも、ワークに送り動作
を与えるために、プレスラインの一端部でフィード用サ
ーボモータを駆動する方式を採用しているが、この方式
の場合、全加工ステーションのマスを1台のサーボモー
タで動かすことになるので、大容量のサーボモータとそ
の制御が必要となり、万一、フィード用サーボモータに
故障が発生すると、直ちにプレス作業は全停止となる。
又、将来、加工ステーションを増、減設する必要が生じ
たとしても、設備構造やモータ容量等に大改造が必要と
なることから、増、減設は極めて困難である。更に、上
記従来のトランスファプレスでは、前者の場合、クロス
バー13にかかる荷重がキャリッジ9を介してガイドビ
ーム8に部分的に作用する構成上、ガイドビーム8の部
分的な撓みをなくすためにガイドビーム8が大型構造と
ならざるを得ないという問題があり、一方、後者の場
合、加工ステーション毎にクロスバーキャリアが必要と
なると共に該クロスバーキャリアを介してリフトビーム
に部分的に荷重が作用することから、全体重量が重くな
り、又、振動し易くなり、したがって、剛性の大きなリ
フトビームが必要となって重量が大となる等の問題があ
る。
【0009】そこで、本発明は、フィード用サーボモー
タの故障を原因とするプレス作業の全停止をなくすこと
ができるようにすると共に、加工ステーションの増、減
設要求に容易に対処することができ、しかも、大幅な軽
量化を図ることができるようなトランスファプレスのワ
ーク搬送装置を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、プレスハウジング内のプレスラインを挟
んで対向する左右両側位置に、ワーク送りピッチ単位で
モジュール化したリフトビーム体を長手方向に着脱可能
に一体連結してなるリフトビームを、プレスライン方向
に平行に配置して、該左右のリフトビームを、リフトビ
ーム体毎に上方に設置したリフト用サーボモータに昇降
可能に支持させ、又、該左右のリフトビームの下面部
に、ワーク送りピッチ単位でモジュール化して左右両側
面に長手方向に沿うようガイドレールを設けたフィード
ビーム体を長手方向に着脱可能に一体連結してなるフィ
ードビームを、各フィードビーム体毎のガイドレールに
係合するガイド機構を介してそれぞれプレスライン方向
へ移動自在に吊り下げ支持させ、且つ上記各フィードビ
ーム体の左右いずれか一方のガイドレールの外側面にそ
れぞれラックを設け、該各フィードビーム体毎のラック
に、上方に設置したフィード用サーボモータに駆動され
て昇降自在に支持されるピニオンをそれぞれ噛合させ、
更に、上記左右のフィードビームの対向するフィードビ
ーム体間に、ワーク把持具を備えたクロスバーを横架し
た構成とする。
【0011】各フィード用サーボモータを同期させて駆
動すると、ピニオン回転がラックを介して各フィードビ
ーム体に伝えられてフィードビームにプレスライン方向
の移動変位が与えられるため、各クロスバーに送り動作
が与えられ、各リフト用サーボモータを同期させて駆動
すると、リフトビームの昇降変位がガイド機構を介して
フィードバーに伝えられるため、クロスバーに昇降動作
が与えられる。上記フィード用サーボモータはフィード
ビーム体毎に設置してあることから、1台のフィード用
サーボモータが故障したとしても、電気的に切り離すこ
とによりプレス作業は続行可能となる。又、フィードビ
ーム及びリフトビームはワーク送りピッチ単位でモジュ
ール化されたフィードビーム体及びリフトビーム体の連
結構造としてあるので、増設又は減設を容易に行うこと
ができる。更に、リフトビームとフィードビームは二重
ビーム構造としてあることから、強度が大となり、軽量
化を図ることができる。
【0012】又、プレスハウジング内のプレスラインを
挟んで対向する左右両側位置に、ワーク送りピッチより
も長い長さ単位でモジュール化したリフトビーム体を、
順次左右交互に位置がずれるようにプレスライン方向に
沿い配列して分割構造のリフトビームとし、該各リフト
ビーム体を、上方に設置したリフト用サーボモータにそ
れぞれ昇降可能に支持させ、又、該各リフトビーム体の
下面部に、ワーク送りピッチ単位でモジュール化して左
右両側面に長手方向に沿いガイドレールを設けたフィー
ドビーム体を、上記ガイドレールに係合するガイド機構
を介しそれぞれプレスライン方向へ移動自在に吊り下げ
支持させて分割構造のフィードビームとし、且つ上記各
フィードビーム体の左右いずれか一方のガイドレールの
外側面にそれぞれラックを設け、該各ラックに、上方に
設置したフィード用サーボモータにより駆動されて昇降
自在に支持されるピニオンをそれぞれ噛合させ、更に、
プレスラインを挟んで対向する左右のフィードビーム体
間に、ワーク把持具を備えたクロスバーを横架した構成
とすることにより、各加工ステーション毎に昇降動作と
送り動作を独立して与えることができるようになる。
【0013】更に、ガイド機構を、ガイドレールの上下
面を挾持するようにしたガイドローラと、該各ガイドロ
ーラを回転自在に支持してリフトビーム体に固定するよ
うにした支持フレームとからなる構成とすることによ
り、各フィードビーム体の移動が円滑に且つ安定して行
われることになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0015】図1乃至図3は本発明の実施の一形態を示
すもので、図5に示したと同様に、プレスハウジング4
内のプレスラインL方向に沿う位置に、それぞれスライ
ド5を上下動可能に配置し、該各スライド5の下面に上
金型をセットすると共に、ベッド1上のボルスタ6上に
下金型をセットして、プレスライン方向に沿い複数の加
工ステーションを形成し、各加工ステーションのスライ
ド5を上下動させて、上下の金型でワークをプレス成形
できるようにしてあるトランスファプレスにおいて、プ
レスハウジング4内のプレスラインLを挟んで対向する
左右の位置に、ワーク送りピッチ(加工ステーションピ
ッチ)単位でモジュール化したリフトビーム体19を長
手方向に着脱可能に一体連結してなるリフトビーム20
を、プレスラインL方向に平行に配置して、該左右のリ
フトビーム20の上方に、各リフトビーム体19毎のリ
フト用サーボモータ21を下向きに固定設置し、該各リ
フト用サーボモータ21の出力軸に連設したスクリュー
22を、各リフトビーム体19上のスクリュー受23に
螺合させ、各リフト用サーボモータ21を同期駆動して
スクリュー22を回転させることにより、リフトビーム
20が昇降させられるようにする。
【0016】又、上記左右のリフトビーム20の下面部
に、ワーク送りピッチ単位でモジュール化して左右両側
面に長手方向に沿うようガイドレール24,25を設け
たフィードビーム体26を長手方向に着脱可能に一体連
結してなるフィードビーム27を、各フィードビーム体
26毎のガイドレール24,25に係合するガイド機構
28を介しそれぞれプレスラインL方向へ移動自在に吊
り下げ支持させて、二重ビーム構造とし、且つ上記左右
のフィードビーム27の対向するフィードビーム体26
間に、ワーク把持具12を備えたクロスバー13を横架
し、上記リフトビーム20の昇降によりガイド機構28
及びフィードビーム27を介してクロスバー13が昇降
させられるようにする。
【0017】上記ガイド機構28は、各フィードビーム
体26の左右のガイドレール24,25を上下から挾持
するようにしたガイドローラ29,30を、長手方向に
所要間隔を隔てて複数個所に配置し、且つ該各ガイドロ
ーラ29,30を回転自在に支持する支持フレーム31
を、各リフトビーム体19の左右側面に固定した構成と
してある。
【0018】更に、上記フィードビーム27の各フィー
ドビーム体26に有する左右のガイドレール24,25
のうち、一方のガイドレール25の外側面にラック32
を刻設し、該各フィードビーム体26毎のラック32
に、ガイド機構28の支持フレーム31の途中に開口さ
せた窓33を通してピニオン34を噛合させ、且つ該ピ
ニオン34の軸をスプライン軸35として上方へ延長
し、フィード用サーボモータ36に接続したギヤボック
ス37内の出力ギヤ38に、上記スプライン軸35を上
下方向へ摺動自在に貫通連結し、フィード用サーボモー
タ36の駆動力をピニオン34とラック33との噛合を
介しフィードビーム27に伝えることによりクロスバー
13にプレスラインL方向の送り動作が与えられるよう
にすると共に、フィードビーム27の昇降動作とフィー
ド用サーボモータ36との上下方向の相対変位を、上記
スプライン軸35とギヤボックス37内の出力ギヤ38
との摺動によって吸収させられるようにする。
【0019】なお、リフトビーム20は、リフトビーム
体19の端面に、側面を凹ますことによりフランジ39
を形成して、突き合わせたフランジ39同士をボルト・
ナット40で連結することにより一体化して、フランジ
39がリフトビーム体19の輪郭面から張り出さないよ
うにしてある。フィードビーム27についても同様な構
成としてある。
【0020】フィード用サーボモータ36を駆動する
と、ギヤボックス37内の出力ギヤ38の回転がスプラ
イン軸35を介してピニオン34に伝えられるため、該
ピニオン34と噛合しているラック32と共にフィード
ビーム27がプレスラインL方向に移動させられること
により、クロスバー13に送り動作が与えられる。この
際、フィードビーム27は、各フィードビーム体26の
左右側面に設けてあるガイドレール24,25がリフト
ビーム20の各リフトビーム体19に設けてあるガイド
機構28のガイドローラ29,30に挾持されるようガ
イドされているため、プレスラインL方向に円滑に且つ
安定して移動させられる。
【0021】一方、リフト用サーボモータ21を駆動す
ると、スクリュー22の回転がスクリュー受23で上下
方向の変位に変換されるため、該スクリュー受23を介
してリフトビーム20が昇降させられ、このリフトビー
ム20の昇降変位がガイド機構28を介してフィードビ
ーム27に伝えられることにより、クロスバー13に昇
降動作が与えられる。
【0022】上記において、フィード用サーボモータ3
6は、フィードビーム27の各フィードビーム体26毎
に設置してあるため、万一、いずれかのフィード用サー
ボモータ36に故障が発生したとしても、故障したフィ
ード用サーボモータ36のみを電気的に切り離すことに
より、プレス作業を低速で続行することができる。した
がって、この場合、最後のワークがライン外へ出るまで
待ってメンテナンスを行うようにすることができる。
【0023】又、リフトビーム20及びフィードビーム
27は、それぞれ送りピッチ単位でモジュール化したビ
ーム体19及び26の連結構造としてあるため、小型、
軽量なユニットとして取り扱うことができ、したがっ
て、加工ステーションを増設する必要が生じた場合に
は、ビーム体19及び26を継ぎ足すことにより、又、
加工ステーションを削減するような場合には、ビーム体
19及び26を取り除くことにより、容易に対処するこ
とができ、設備構造やモータ容量等を大改造する必要が
なくなる。
【0024】又、上記において、クロスバー13はフィ
ードビーム27に直接取り付けてあり、しかもフィード
ビーム27はガイド機構28を介してリフトビーム20
に支持させてあるため、従来の如き固定のガイドビーム
8や、加工ステーション毎のキャリッジ9、あるいはク
ロスバーキャリア等を不要とすることができ、又、上記
フィードビーム27とリフトビーム20はガイド機構2
8を介して二重ビーム構造としてあるので、高い剛性が
得られて部分的な撓みを起すようなこともない。したが
って、従来に比して構造の簡略化を図ることができて、
リフトビーム20、フィードビーム27は大幅に軽量化
を図ることができ、これに伴いフィード用サーボモータ
36を小容量化することができる。
【0025】次に、図4は本発明の他の実施の形態を示
すもので、図1乃至図3に示したものと同様な構成にお
いて、リフトビーム体19を、ワーク送りピッチよりも
長い長さ単位でモジュール化して順次左右交互に位置が
ずれるようにプレスラインL方向に沿い配列し、且つ上
記各リフトビーム体19に、ワーク送りピッチ単位とし
たフィードビーム体26を組み合わせて、リフトビーム
20及びフィードビーム27を分割構造としたものであ
る。
【0026】図4に示すように構成すると、各加工ステ
ーションで、クロスバー13に昇降動作と送り動作を独
立して与えることができるので、ワークに応じた搬送モ
ーションを選定することができ、又、振動対策上も有利
となる。
【0027】なお、上記実施の形態では、リフト用サー
ボモータ21とリフトビーム体19とをスクリュー22
及びスクリュー受23を介して連結した場合を示した
が、ピニオン・ラック機構を介して連結するようにして
もよく、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内におい
て種々変更を加え得ることは勿論である。
【0028】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明のトランスファ
プレスのワーク搬送装置によれば、次の如き優れた効果
を発揮する。 (1) プレスハウジング内のプレスラインを挟んで対向す
る左右両側位置に、ワーク送りピッチ単位でモジュール
化したリフトビーム体を長手方向に着脱可能に一体連結
してなるリフトビームを、プレスライン方向に平行に配
置して、該左右のリフトビームを、リフトビーム体毎に
上方に設置したリフト用サーボモータに昇降可能に支持
させ、又、該左右のリフトビームの下面部に、ワーク送
りピッチ単位でモジュール化して左右両側面に長手方向
に沿うようガイドレールを設けたフィードビーム体を長
手方向に着脱可能に一体連結してなるフィードビーム
を、各フィードビーム体毎のガイドレールに係合するガ
イド機構を介してそれぞれプレスライン方向へ移動自在
に吊り下げ支持させ、且つ上記各フィードビーム体の左
右いずれか一方のガイドレールの外側面にそれぞれラッ
クを設け、該各フィードビーム体毎のラックに、上方に
設置したフィード用サーボモータに駆動されて昇降自在
に支持されるピニオンをそれぞれ噛合させ、更に、上記
左右のフィードビームの対向するフィードビーム体間
に、ワーク把持具を備えたクロスバーを横架した構成と
してあるので、いずれかのフィード用サーボモータに故
障が発生したとしても、故障したフィード用サーボモー
タを電気的に切り離すことでプレス作業を全停止するこ
となく続行することができ、又、送りピッチ単位でモジ
ュール化した小型、軽量なユニットとしてあることか
ら、小型のサーボモータ駆動によるリフト、フィード動
作が可能となり、これにより加工ステーションの増、減
設の要求に容易に対処することができる。更に、リフト
ビームとフィードビームをガイド機構を介して二重ビー
ム構造としたことから、高剛性化、構造の簡略化、リフ
トビーム、フィードビームの大幅な軽量化を図ることが
できて、大型の固定ガイドビームやキャリッジ、キャリ
ア等を不要とすることができ、軽量化を図ることができ
る。 (2) プレスハウジング内のプレスラインを挟んで対向す
る左右両側位置に、ワーク送りピッチよりも長い長さ単
位でモジュール化したリフトビーム体を、順次左右交互
に位置がずれるようにプレスライン方向に沿い配列して
分割構造のリフトビームとし、該各リフトビーム体を、
上方に設置したリフト用サーボモータにそれぞれ昇降可
能に支持させ、又、該各リフトビーム体の下面部に、ワ
ーク送りピッチ単位でモジュール化して左右両側面に長
手方向に沿いガイドレールを設けたフィードビーム体
を、上記ガイドレールに係合するガイド機構を介しそれ
ぞれプレスライン方向へ移動自在に吊り下げ支持させて
分割構造のフィードビームとし、且つ上記各フィードビ
ーム体の左右いずれか一方のガイドレールの外側面にそ
れぞれラックを設け、該各ラックに、上方に設置したフ
ィード用サーボモータにより駆動されて昇降自在に支持
されるピニオンをそれぞれ噛合させ、更に、プレスライ
ンを挟んで対向する左右のフィードビーム体間に、ワー
ク把持具を備えたクロスバーを横架した構成としてある
ので、各加工ステーション毎に昇降動作と送り動作を与
えることができ、ワークに応じた搬送モーションを選定
することができる。 (3) ガイド機構を、ガイドレールの上下面を挾持するよ
うにしたガイドローラと、該各ガイドローラを回転自在
に支持してリフトビーム体に固定するようにした支持フ
レームとからなる構成とすることにより、各フィードビ
ーム体の移動を円滑に且つ安定して行わせることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す全体概要図であ
る。
【図2】図1のA部拡大図である。
【図3】図2のB−B方向拡大矢視図である。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す概略平面図であ
る。
【図5】トランスファプレスの一例を示す概要図であ
る。
【符号の説明】
4 プレスハウジング 12 ワーク把持具 13 クロスバー 19 リフトビーム体 20 リフトビーム 21 リフト用サーボモータ 24,25 ガイドレール 26 フィードビーム体 27 フィードビーム 28 ガイド機構 29,30 ガイドローラ 31 支持フレーム 32 ラック 34 ピニオン 36 フィード用サーボモータ L プレスライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芳賀 博志 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜エンジニアリ ングセンター内 (72)発明者 高橋 善生 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜エンジニアリ ングセンター内 (72)発明者 吉井 栄一 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜エンジニアリ ングセンター内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレスハウジング内のプレスラインを挟
    んで対向する左右両側位置に、ワーク送りピッチ単位で
    モジュール化したリフトビーム体を長手方向に着脱可能
    に一体連結してなるリフトビームを、プレスライン方向
    に平行に配置して、該左右のリフトビームを、リフトビ
    ーム体毎に上方に設置したリフト用サーボモータに昇降
    可能に支持させ、又、該左右のリフトビームの下面部
    に、ワーク送りピッチ単位でモジュール化して左右両側
    面に長手方向に沿うようガイドレールを設けたフィード
    ビーム体を長手方向に着脱可能に一体連結してなるフィ
    ードビームを、各フィードビーム体毎のガイドレールに
    係合するガイド機構を介してそれぞれプレスライン方向
    へ移動自在に吊り下げ支持させ、且つ上記各フィードビ
    ーム体の左右いずれか一方のガイドレールの外側面にそ
    れぞれラックを設け、該各フィードビーム体毎のラック
    に、上方に設置したフィード用サーボモータに駆動され
    て昇降自在に支持されるピニオンをそれぞれ噛合させ、
    更に、上記左右のフィードビームの対向するフィードビ
    ーム体間に、ワーク把持具を備えたクロスバーを横架し
    た構成を有することを特徴とするトランスファプレスの
    ワーク搬送装置。
  2. 【請求項2】 プレスハウジング内のプレスラインを挟
    んで対向する左右両側位置に、ワーク送りピッチよりも
    長い長さ単位でモジュール化したリフトビーム体を、順
    次左右交互に位置がずれるようにプレスライン方向に沿
    い配列して分割構造のリフトビームとし、該各リフトビ
    ーム体を、上方に設置したリフト用サーボモータにそれ
    ぞれ昇降可能に支持させ、又、該各リフトビーム体の下
    面部に、ワーク送りピッチ単位でモジュール化して左右
    両側面に長手方向に沿いガイドレールを設けたフィード
    ビーム体を、上記ガイドレールに係合するガイド機構を
    介しそれぞれプレスライン方向へ移動自在に吊り下げ支
    持させて分割構造のフィードビームとし、且つ上記各フ
    ィードビーム体の左右いずれか一方のガイドレールの外
    側面にそれぞれラックを設け、該各ラックに、上方に設
    置したフィード用サーボモータにより駆動されて昇降自
    在に支持されるピニオンをそれぞれ噛合させ、更に、プ
    レスラインを挟んで対向する左右のフィードビーム体間
    に、ワーク把持具を備えたクロスバーを横架した構成を
    有することを特徴とするトランスファプレスのワーク搬
    送装置。
  3. 【請求項3】 ガイド機構を、ガイドレールの上下面を
    挾持するようにしたガイドローラと、該各ガイドローラ
    を回転自在に支持してリフトビーム体に固定するように
    した支持フレームとからなる構成とした請求項1又は2
    記載のトランスファプレスのワーク搬送装置。
JP24021297A 1997-08-22 1997-08-22 トランスファプレスのワーク搬送装置 Pending JPH1157900A (ja)

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