JPH11221636A - トランスファフィーダの安全装置 - Google Patents

トランスファフィーダの安全装置

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JPH11221636A
JPH11221636A JP2305098A JP2305098A JPH11221636A JP H11221636 A JPH11221636 A JP H11221636A JP 2305098 A JP2305098 A JP 2305098A JP 2305098 A JP2305098 A JP 2305098A JP H11221636 A JPH11221636 A JP H11221636A
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Kazuhiko Shiroza
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/14Control arrangements for mechanically-driven presses
    • B30B15/146Control arrangements for mechanically-driven presses for synchronising a line of presses

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 サーボ駆動手段の制御系に異常が発生した場
合、トランスファフィーダの可動部などが干渉して両者
が破損されるのを防止する。 【解決手段】 トランスファフィーダのフィードキャリ
ア6をプレス本体1と機械的に同期させフィード方向へ
動作させるカム駆動手段12と、サーボモータよりなる
フィードモータ21でフィードキャリアをフィード方向
へ駆動するサーボ駆動手段13と、両駆動手段の間に設
けられた駆動力切換え手段18から構成され、平時はサ
ーボ駆動手段でフィードキャリアを駆動すると共に、異
常時にはサーボ駆動手段よりカム駆動手段に切換えてフ
ィードキャリアを駆動することにより、プレス本体とト
ランスファフィーダの間が機械的に同期され、プレス本
体の可動部などとトランスファフィーダの可動部などが
干渉するのを未然に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はトランスファプレ
スに装備されたトランスファフィーダの安全装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来プレス本体内に複数の加工ステーシ
ョンを有し、かつ各加工ステーションで順次ワークを加
工するトランスファプレスにおいては、各加工ステーシ
ョンへワークを搬送するトランスファフィーダが装備さ
れている。
【0003】上記トランスファフィーダは、ワーク搬送
方向に並設された一対のトランスファバーを有してい
て、これらトランスファバーを駆動手段により2次元ま
たは3次元方向へ駆動することにより、ワークを搬送す
るように構成されており、トランスファバーを駆動する
駆動方式としては、カム駆動方式と、サーボ駆動方式が
ある。
【0004】例えば特公昭62−26848号公報に記
載されたトランスファフィーダでは、プレス本体より取
出された動力により回転されるカムによりレバーを揺動
させ、レバーに連動されたトランスファバーをフィード
方向、リフト方向、クランプ方向の3次元方向へ駆動す
るカム駆動方式が採用されており、この方式はプレス本
体とトランスファフィーダが機械的に同期されているた
め、プレス本体が非常停止された場合でも、プレス本体
の可動部とトランスファフィーダの可動部が干渉する虞
がないなどの利点を有している。
【0005】一方特開平6−106271号公報や、特
開平7−47497号公報に記載のトランスファフィー
ダは、サーボモータを駆動源とした駆動手段によりトラ
ンスファバーを2次元または3次元方向へ駆動するサー
ボ駆動方式を採用しており、このサーボ駆動方式を採用
したトランスファフィーダでは、サーボモータを制御す
ることにより、フィードストロークやリフトストロー
ク、クランプストロークなどが自由に変更できるため、
ワークの大きさや形状が変っても段取り替え作業を必要
とせずに対応することができる利点を有している。その
反面プレス本体とトランスファフィーダの同期を電気的
に行っているため、両者間の伝達経路に異常が発生した
場合、同期ずれが生じて両者の可動部が互いに干渉する
虞がある。
【0006】これを防止するため特開平6−10627
1号公報では、プレス本体が停電により停止した場合、
上型が下降する際の運動エネルギーを電気エネルギーに
変換して、この電気エネルギーによりトランスファフィ
ーダの可動部を安全な位置へ退避させることにより、両
者が干渉するのを防止している。
【0007】また特開平7−47497号公報では、プ
レス本体とトランスファ制御装置間の伝達経路に故障が
生じた場合、予め記憶装置に記憶させた、プレス本体が
停止してから実際に停止するまでに回転する回転角のデ
ータに基づいてトランスファフィーダを制御することに
より、プレス本体の可動部と、トランスファフィーダの
可動部が互いに干渉するのを防止している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしカム駆動方式を
採用したトランスファフィーダの場合、カムのプロフィ
ルによりフィードストロークやリフトストローク、クラ
ンプストロークなどが決定されるため、これらのストロ
ークを変更する場合、カムを交換するか、特公昭62−
26848号公報のように、予めフィードカムなどを複
数枚設けて、これらカムを切換える必要があり、カムを
交換する場合は、交換作業に多くの時間を要して生産性
が低下すると共に、予め複数枚のカムを設けるもので
は、駆動装置の構造が複雑かつ高価となる不具合があ
る。
【0009】一方サーボ駆動方式を採用した特開平6−
106271号公報や、特開平7−47497号公報記
載のもでは、プレス本体とトランスファフィーダの伝達
経路が故障した場合は効果があるが、トランスファフィ
ーダを制御する制御手段に異常が発生してトランスファ
フィーダが暴走した場合は、プレス本体とトランスファ
フィーダの干渉を未然に防止できない不具合がある。
【0010】この発明はかかる従来の不具合を改善する
ためになされたもので、トランスファフィーダの制御手
段に異常が発生した場合でも、プレス本体の可動部など
とトランスファフィーダの可動部などが干渉するのを未
然に防止することができるトランスファフィーダの安全
装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用効果】上記目的を
達成するため請求項1記載の発明は、リフト駆動手段及
びフィード駆動手段により複数のフィードキャリヤを2
次元方向へ動作させて、各フィードキャリヤ間に横架さ
れたクロスバーによりワークをプレス本体の各加工ステ
ーションへ搬送するトランスファフィーダにおいて、上
記フィードキャリヤをプレス本体と機械的に同期させて
フィード方向へ動作させるカム駆動手段と、サーボモー
タよりなるフィードモータにより上記フィードキャリヤ
を電気的にフィード方向へ駆動するサーボ駆動手段と、
上記カム駆動手段とサーボ駆動手段の間に設けられ、か
つ平時はサーボ駆動手段によりフィードキャリヤを駆動
すると共に、異常時にはサーボ駆動手段よりカム駆動手
段に切換えて、カム駆動手段によりフィードキャリヤを
駆動する駆動力切換え手段とより構成したものである。
【0012】上記構成により、サーボ駆動手段を制御す
る制御手段などの異常が発生して、プレス本体とトラン
スファフィーダの同期が不能になった場合、駆動力切換
え手段によりカム駆動手段に切換えて、カム駆動手段に
よりフィードキャリヤを駆動することにより、プレス本
体とフィードキャリヤを機械的に同期させるようにした
ことから、カム駆動手段によりトランスファフィーダの
可動部や、ワーク保持手段をプレス本体の可動部や金型
などと干渉させることなく、トランスファバーの可動部
やワークを安全な位置に退避させることができる。これ
によってプレス本体の可動部や金型、トランスファフィ
ーダの可動部やワークなどが互いに干渉して破損するな
どの不具合を解消することができる。
【0013】上記目的を達成するため請求項2記載の発
明は、フィード駆動手段とリフト駆動手段及びクランプ
駆動手段によりトランスファバーを3次元方向へ動作さ
せて、トランスファバーに設けたフィンガによりワーク
をプレス本体の各加工ステーションへ搬送するトランス
ファフィーダにおいて、上記トランスファバーをプレス
本体と機械的に同期させてフィード方向へ動作させるカ
ム駆動手段と、サーボモータよりなるフィードモータに
より上記トランスファバーを電気的にフィード方向へ駆
動するサーボ駆動手段と、上記カム駆動手段とサーボ駆
動手段の間に設けられ、かつ平時はサーボ駆動手段によ
りトランスファバーを駆動すると共に、異常時にはサー
ボ駆動手段よりカム駆動手段に切換えて、カム駆動手段
によりトランスファバーを駆動する駆動力切換え手段と
より構成したものである。
【0014】上記構成により、サーボ駆動手段を制御す
る制御手段などの異常が発生して、プレス本体とトラン
スファフィーダの同期が不能になった場合、駆動力切換
え手段によりカム駆動手段に切換えて、カム駆動手段に
よりフィードキャリヤを駆動することにより、プレス本
体とフィードキャリヤを機械的に同期させるようにした
ことから、カム駆動手段によりトランスファフィーダの
可動部や、ワーク保持手段をプレス本体の可動部や金型
などと干渉させることなく、トランスファバーの可動部
やワークを安全な位置に退避させることができる。これ
によってプレス本体の可動部や金型、トランスファフィ
ーダの可動部やワークなどが互いに干渉して破損するな
どの不具合を解消することができる。
【0015】上記目的を達成するため請求項3記載の発
明は、プレス本体より動力を取出す動力取出し手段とカ
ム駆動手段の間にクラッチ手段を設けたものである。
【0016】上記構成により、プレス本体のスライド駆
動手段とカム駆動手段の間をクラッチ手段により切離す
ことにより、プレス本体の単独運転が可能になる。
【0017】上記目的を達成するため請求項4記載の発
明は、フィードモータと、このフィードモータにより揺
動されるフィードレバーの間に、クラッチ手段を設けた
ものである。
【0018】上記構成により、クラッチ手段によりフィ
ードモータとフィードレバー間の動力の伝達を遮断する
ことにより、カム駆動手段によりトランスファフィーダ
を駆動する際、フィードモータ側が回転されることがな
い。
【0019】上記目的を達成するため請求項5記載の発
明は、駆動力切換え手段を、フィードカムに先端側がカ
ムフォロワを介して当接された切換えレバーと、これら
切換えレバーとフィードレバーの間に設けられ、かつ切
換えレバー回転させて、カムフォロワをフォードカムよ
り接離する切換え手段より構成したものである。
【0020】上記構成により、切換え手段によりフィー
ドカムよりカムフォロワを僅かに離間させるだけで、サ
ーボ駆動手段とカム駆動手段の間を切離すことができる
と共に、異常が発生した場合は、瞬時にカムフォロワを
フィードカムに当接させることができるため、タイムラ
グを生じることなくサーボ駆動からカム駆動へ切換える
ことができ、これによってプレス本体の可動部などにト
ランスファフィーダの可動部などが干渉するのを確実に
防止するなど、安全性が一段と向上する。
【0021】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態をモジュー
ルトランスファプレスに実施した例について、図面を参
照して詳述する。図1はモジュールトランスファプレス
内に装備されたトランスファフィーダの構成図、図2は
トランスファフィーダのフィード駆動手段付近の拡大斜
視図、図3は図2の矢印B方向からの矢視図、図4は図
3のC−C線に沿う断面図である。
【0022】これら図において1はプレス本体で、複数
の加工ステーション毎に分割されたプレスユニット1
〜1より構成されている。これらプレスユニット1
〜1は、各プレスユニット1〜1毎に分割され、
かつ図示しない固着手段によりワーク搬送方向Aに連結
一体化されたベッド1aと、これらベッド1a上に立設
された複数本のアプライト1bと、これらアプライト1
b上に横架されたクラウン1cよりなり、クラウン1c
も各プレスユニット1〜1毎に分割されていて、図
示しない固着手段によりワーク搬送方向Aへ連結一体化
されている。そして各プレスユニット1〜1のベッ
ド1aと各クラウン1cの間は、アプライト1b内の挿
通された図示しないタイボルトにより強固に連結されて
いる。
【0023】また上記各プレスユニット1〜1のク
ラウン1c内には、スライド駆動手段(図示せず)がそ
れぞれ収容されていて、これらスライド駆動手段によ
り、各クラウン1cの下方に上下動自在に支承された図
示しないスライドが上下駆動されるようになっている。
上記スライドも各プレスユニット1〜1毎に分割さ
れていて、下面にそれぞれ上型が取付けられており、こ
れら上型と各ベッド1a上にボルスタを介して固定され
た下型(何れも図示せず)との間でワークの加工を行う
ようになっている。
【0024】一方上記プレス本体1内には、各プレスユ
ニット1〜1に亘ってトランスファフィーダ2が設
置されている。上記トランスファフィーダ2は、ワーク
搬送方向Aに沿って並設された一対のリフトビーム2a
を有しており、これらリフトビーム2aは、最上流のア
プライト1bを除く各アプライト1bに装着されたリフ
ト駆動手段3により水平状態を維持したまま昇降自在と
なっている。
【0025】上記リフト駆動手段3は、図2に示すよう
にアプライト1bに固定された支持部材3aを有してい
て、これら支持部材3aにリフト杆3bの上端側が上下
摺動自在に支承されている。上記リフト杆3bは各リフ
ト駆動手段3毎に設けられていて、下端が上記リフトビ
ーム2aの上面に固着されていると共に、各リフト杆3
bの上端側にはラック3cが形成されていて、これらラ
ック3cにピニオン3dが噛合されている。
【0026】そしてこれらピニオン3dにサーボモータ
よりなるリフトモータ4がウォーム減速機などの動力伝
達手段5を介して接続されている。上記リフトモータ4
は、回転軸4aを下向きにして支持部材3aに取付けら
れていて、動力伝達手段5を介してピニオン3dを正逆
回転させることにより、リフト杆3bを介してリフトビ
ーム2aを昇降動できるようになっている。
【0027】なお図1及び図2中3eはリフトビーム2
aを上方へ付勢するエアシリンダよりなるバランスシリ
ンダで、このバランスシリンダ3eによりリフトビーム
2aなどの荷重を支持することにより、より小型のリフ
トモータ4でリフトビーム2aのリフト動作を可能にし
ている。
【0028】一方上記各リフトビーム2aの下部両側に
は、下面に沿ってガイドレール2bが突設されていて、
これらガイドレール2bにローラ6aを介して複数基の
フィードキャリヤ6が、リフトビーム2aの長手方向
(ワーク搬送方向A)へ移動自在に支承されている。上
記フィードキャリヤ6は、各加工ステーション毎に2基
ずつ設けられていて、互いに対向するフィードキャリヤ
6間には、ワーク搬送方向Aと直交するようクロスバー
7が着脱自在に横架されており、これらクロスバー7に
は、ワークを保持するバキュームカップのような複数の
ワーク保持手段8が着脱自在に取付けられている。
【0029】またワーク搬送方向Aに離間する各フィー
ドキャリヤ6の間は、各加工ステーションのピッチと同
じ間隔となるよう連結杆6bにより互いに連結されてい
て、各フィードキャリヤ6が一体となってワーク搬送方
向Aへ移動自在となっていると共に、最上流側に位置す
るフィードキャリヤ6には、フィード駆動手段10のフ
ィードレバー10a先端がリンク9を介して連結されて
いる。
【0030】上記フィード駆動手段10は、プレス本体
1の上流側(下流側でもよい)に設置されていて、プレ
スユニット1のクラウン1c側面に固着されたフィー
ドボックス10bを有している。上記フィードボックス
10bは、各リフトビーム2a毎に設けられていて、そ
れぞれ内部にカム駆動手段12とサーボ駆動手段13が
収容されている。
【0031】上記カム駆動手段12は、カムにより各リ
フトビーム2aを機械的に駆動するもので、プレスユニ
ット1のクラウン1c側面に設置された動力取出し手
段14を介してクラウン1c内のスライド駆動手段に接
続されている。上記動力取出し手段14は、スライド駆
動手段より動力を取出す動力取出し軸14aと、この動
力取出し軸14aにベベルギヤ列14bを介して接続さ
れたクラッチ軸14cと、クラッチ軸14cにベベルギ
ヤ14dを介して接続された出力軸14eよりなり、ク
ラッチ軸14cの中間部には、動力の伝達を断続するク
ラッチ15が介在されている。
【0032】そして上記動力取出し手段14の出力軸1
4eに、ギヤ列16を介して上記カム駆動手段12のカ
ム軸12aが接続されていて、プレス本体1のスライド
駆動手段より取出された動力により、カム軸12aがプ
レス本体1の動作に同期して回転されるようになってい
る。上記カム軸12aは、上記フィードレバー10aの
基端側を支承する支持軸11と平行するよう支承されて
いて、このカム軸12aに、2枚の確動カムよりなるフ
ィードカム12bが固着されており、これらフィードカ
ム12bに、駆動力切換え手段18を構成する一対の切
換えレバー18a,18bの先端がカムフォロア18c
を介して接離自在に当接されている。上記フィードレバ
ー10aの基端部側面には、軸胴10cが突設されてい
て、この軸胴10cの外周面には2本の環状溝10dが
形成されており、これら環状溝10dに、上記切換えレ
バー18a,18bの基端側が溝ブッシュ10eを介し
て回動自在に支承されている。
【0033】また上記各切換えレバー18a,18bの
基端部間には、流体圧シリンダよりなる切換え手段19
が介在されている。上記切換え手段19は、図3に示す
ようにフィードレバー10aの基端部側面に固着されて
いて、上下方向へ突設されたピストン杆19aの先端
が、切換えレバー18a,18bの基端部に接続されて
おり、これらピストン杆19aを伸縮して、各切換えレ
バー18a,18bの先端を開閉することにより、フィ
ードカム12bの外周面よりカムフォロワ18cを接離
できるようになっている。
【0034】一方上記フィードレバー10aの基端側
は、セグメントギヤ20を介して上記サーボ駆動手段1
3に接続されている。上記サーボ駆動手段13は、カム
ボックス10b上に設置されたサーボモータよりなるフ
ィードモータ21を有していて、このフィードモータ2
1の回転軸21aの途中にはクラッチ手段24が設けら
れていると共に、回転軸21aの先端に取付けられたピ
ニオン22は、上記セグメントギヤ20に噛合されてい
る。
【0035】上記セグメントギヤ20はフィードレバー
10aの回転中心に中心を有するほぼ半円形に形成され
ていて、フィードレバー10aの基端側に設けられた分
岐部10f間に位置するようフィードレバー10aの基
端部に固着されている。
【0036】次に上記構成されたトランスファフィーダ
の作用を説明すると、平時は各リフトビーム2aをサー
ボ駆動方式により駆動するため、駆動力切換え手段18
の各切換えレバー18a,18bの先端は、切換え手段
19により開放されており、これによって各切換えレバ
ー18a,18bの先端に設けられたカムフォロワ18
cは、フォードカム12bの外周面より僅かに離間して
いる。
【0037】次にこの状態でプレス本体1の上流側より
ワークがプレス本体1内へ搬入されると、最上流側に設
けられたクロスバー7のワーク保持手段8がこのワーク
を保持する。その後リフト駆動手段3がリフトビーム2
aを上昇させてワークをワーク搬送高さ(パスライン)
まで上昇させると、サーボ駆動手段13のフィードモー
タ21が、プレス本体1の動作に同期されて回転され、
ピニオン22及びセグメントギヤ20を介してフィード
レバー10aの先端側を下流側へと揺動させる。
【0038】これによって各リフトビーム2aに支承さ
れたフィードキャリヤ6がリンク9を介して下流側へと
移動(アドバンス)され、これに伴い各フィードキャリ
ヤ6間に横架されたクロスバー7も下流側へと移動され
て、最上流側のクロスバー7に設けられたワーク保持手
段8に保持されたワークは、第1加工ステーションの上
方へ、そして第1加工ステーション以下の加工ステーシ
ョンでワーク保持手段8に保持されたワークは、次の加
工ステーションの上方へと搬送された後、リフト駆動手
段3がリフトビーム2aを下降させるため、ワーク保持
手段8により保持されたワークは、各加工ステーション
へ搬入される。
【0039】その後ワーク保持手段8がワークを解放す
ると、リフト駆動手段3によりリフトビーム2aが上昇
された後、フィードモータ21によりフィードレバー1
0aを介して各フィードキャリヤ6が上流側へと移動
(リターン)され、待機位置に停止される。この状態で
各クラウン1c内に設けられたスライド駆動機構により
各プレスユニット1〜1のスライドが下降されて、
各加工ステーションに搬入されたワークの加工が行われ
るもので、ワークの成形が完了してスライドの上昇が開
始されると、再びフィードモータ21により各フィード
キャリヤ6が上流側へリターンされて、はじめの位置に
達し、次に加工するワークと、各加工ステーションで成
形の完了したワークをワーク保持手段8が保持する。
【0040】以下上記動作を繰返して、ワークの搬送を
行うもので、動作中はカム駆動手段12に設けられたフ
ィードカム12bも、プレス本体1の動作に同期して回
転されるが、切換え手段19によりカムフォロワ18c
がフィードカム12bの外周面より僅かに離間するよう
切換えレバー18a,18bの先端が開放されているた
め、フィードカム12bが回転しても、フィードカム1
2bによりフィードレバー10aが機械的に駆動される
ことはない。
【0041】一方トランスファフィーダの動作中に、サ
ーボ駆動手段13をプレス本体1の動作に同期させて制
御する制御手段に異常が発生し、これを異常検出手段
(ともに図示せず)が検出すると、瞬時に切換え手段1
9が各切換えレバー18a,18bの先端を閉合してカ
ムフォロワ18cをフィードカム12bの外周面に当接
すると同時にクラッチ手段24を開放して、フィードモ
ータ21とフィードレバー10aの間を切離す。これに
よっていままでフィードモータ21により電気的に駆動
されていたフィードキャリヤ6は、フィードカム12b
によりフィードレバー10aを介して機械的に駆動され
るようになると共に、プレス本体1の動作と、トランス
ファフィーダの動作が機械的に同期されるため、各フィ
ードキャリヤ6の移動中に異常が発生して、サーボ駆動
手段13の制御が不能になっても、プレス本体1の可動
部とトランスファフィーダの可動部及びワークなどを干
渉させることなく、安全な位置でトランスファフィーダ
を停止させることができるようになる。
【0042】以上のように、平時はサーボ駆動手段13
によりフィードキャリヤ6を駆動しているため、フィー
ドストロークなどが変更になっても、フィードカムなど
を交換せず、プログラムの変更のみで対応することがで
きるようになると共に、制御手段に異常が発生した場合
は、カム駆動手段12によりプレス本体1と機械的にフ
ィードキャリヤ6の動作を同期させるため、プレス本体
1の可動部と、トランスファフィーダの可動部が干渉す
るのを確実に防止することができる。
【0043】なお上記実施の形態では、リフトバー2a
を上下方向に、そしてフィードキャリヤ6をフィード方
向へ駆動させてワークを搬送する2次元トランスファフ
ィーダについて説明したが、ワーク搬送方向Aに並設さ
れた一対のトランスファバー(図示せず)をフィード方
向とリフト方向及びクランプ方向へ3次元動作させてワ
ークの搬送を行うトランスファフィーダにも適用するこ
とができる。この場合、トランスファバーの対向位置に
フィンガのようなワーク保持手段が設けられていて、こ
のワーク保持手段によりワークをクランプして各加工ス
テーションへ搬送するようになっている。
【0044】また上記実施の形態では、カム駆動手段1
2のフィードカム12bに確動カムを使用したが、普通
のカムでも勿論よい。この場合、フィードカム12bに
よりフィードキャリヤ6を動作させる場合、カムフォロ
ワ12cがカム面より離間しないように、リアクション
シリンダにより常にカム面にカムフォロワ12cが当接
するよう切換えレバー18a,18bを付勢するように
すればよい。
【0045】さらに上記実施の形態では、プレス本体1
が各加工ステーション毎に分割されたモジュールトラン
スファプレスに装備されたトランスファフィーダについ
て説明したが、プレス本体1が一体となった一般のトラ
ンスファプレスに装備されたトランスファフィーダにも
勿論実施することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態になるトランスファフィ
ーダの安全装置を示す全体的な構成図である。
【図2】この発明の実施の形態になるトランスファフィ
ーダの安全装置の要部を拡大した構成図である。
【図3】図2のB方向からの矢視図である。
【図4】図3のC−C線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1…プレス本体 2…トランスファフィーダ 3…リフト駆動手段 6…フィードキャリヤ 7…クロスバー 10…フィード駆動手段 10a…フィードレバー 12…カム駆動手段 12b…フィードカム 13…サーボ駆動手段 14…動力取出し手段 18…駆動力切換え手段 18a,18b…切換えレバー 18c…カムフォロワ 19…切換え手段 24…クラッチ手段 A…ワーク搬送方向

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフト駆動手段(3)及びフィード駆動
    手段(10)により複数のフィードキャリヤ(6)を2
    次元方向へ動作させて、各フィードキャリヤ(6)間に
    横架されたクロスバー(7)によりワークをプレス本体
    (1)の各加工ステーションへ搬送するトランスファフ
    ィーダにおいて、上記フィードキャリヤ(6)をプレス
    本体(1)と機械的に同期させてフィード方向へ動作さ
    せるカム駆動手段(12)と、サーボモータよりなるフ
    ィードモータ(21)により上記フィードキャリヤ
    (6)を電気的にフィード方向へ駆動するサーボ駆動手
    段(13)と、上記カム駆動手段(12)とサーボ駆動
    手段(13)の間に設けられ、かつ平時はサーボ駆動手
    段(13)によりフィードキャリヤ(6)を駆動すると
    共に、異常時にはサーボ駆動手段(13)よりカム駆動
    手段(12)に切換えて、カム駆動手段(12)により
    フィードキャリヤ(6)を駆動する駆動力切換え手段
    (18)とを具備したことを特徴とするトランスファフ
    ィーダの安全装置。
  2. 【請求項2】 フィード駆動手段(10)とリフト駆動
    手段(3)及びクランプ駆動手段によりトランスファバ
    ーを3次元方向へ動作させて、トランスファバーに設け
    たフィンガによりワークをプレス本体(1)の各加工ス
    テーションへ搬送するトランスファフィーダにおいて、
    上記トランスファバーをプレス本体(1)と機械的に同
    期させてフィード方向へ動作させるカム駆動手段(1
    2)と、サーボモータよりなるフィードモータ(21)
    により上記トランスファバーを電気的にフィード方向へ
    駆動するサーボ駆動手段(13)と、上記カム駆動手段
    (12)とサーボ駆動手段(13)の間に設けられ、か
    つ平時はサーボ駆動手段(13)によりトランスファバ
    ーを駆動すると共に、異常時にはサーボ駆動手段(1
    3)よりカム駆動手段(12)に切換えて、カム駆動手
    段(12)によりトランスファバーを駆動する駆動力切
    換え手段(18)とを具備したことを特徴とするトラン
    スファフィーダの安全装置。
  3. 【請求項3】 プレス本体(1)より動力を取出す動力
    取出し手段(14)とカム駆動手段(12)の間にクラ
    ッチ手段(15)を設けてなる請求項1または2記載の
    トランスファフィーダの安全装置。
  4. 【請求項4】 フィードモータ(21)と、このフィー
    ドモータ(21)により揺動されるフィードレバー(1
    0a)の間に、クラッチ手段(24)を設けてなる請求
    項1ないし3のうちの1項に記載のトランスファフィー
    ダの安全装置。
  5. 【請求項5】 駆動力切換え手段(18)を、フィード
    カム(12b)に先端側がカムフォロワ(18c)を介
    して当接された切換えレバー(18a,18b)と、こ
    れら切換えレバー(18a,18b)とフィードレバー
    (10a)の間に設けられ、かつ切換えレバー(18
    a,18b)回転させて、カムフォロワ(18c)をフ
    ィードカム(12b)より接離する切換え手段(19)
    より構成してなる請求項1ないし4のうちの1項に記載
    のトランスファフィーダの安全装置。
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