JPH11576A - 自動車用空気清浄装置 - Google Patents

自動車用空気清浄装置

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JPH11576A
JPH11576A JP15400697A JP15400697A JPH11576A JP H11576 A JPH11576 A JP H11576A JP 15400697 A JP15400697 A JP 15400697A JP 15400697 A JP15400697 A JP 15400697A JP H11576 A JPH11576 A JP H11576A
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JP
Japan
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collector
electrode
dust collection
air
dust collecting
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Application number
JP15400697A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Nakatani
多津男 中谷
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コロナ放電電流のリークを抑えることができ
る薄型でかつ集塵効率の高い自動車用空気清浄装置を提
供することを目的とする。 【解決手段】 荷電部10と集塵部11の間でかつ上記
荷電部10の放電電極10aに対向した位置に樹脂製の
絶縁プレート14を設け、荷電部10の放電電極10a
と集塵部11のコレクタ集塵極11bとの沿面距離を大
きくして上記放電電極10aと上記コレクタ集塵極11
bとの間の絶縁性を高めるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用空気調和
装置の空調ダクト内に組み込まれる自動車用空気清浄装
置に関するもので、特に自動車用空気清浄装置の電極構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、特開平6−143998号公報
に開示された従来の自動車用空気調和装置の構成を示す
図で、空気取り入れ口1から取込まれた空気は送風機2
により空調ダクト3内に導入され、予めプレフィルタ4
により空気中に混入している比較的大きな塵埃が除去さ
れて空気清浄装置5に送られ、そこで更に細かい塵埃が
取り除かれる。空気清浄装置5で清浄化された空気は、
夏季であれば、冷房用熱交換器6で冷却され送風口7か
ら車室内に送られる。また、冬季であれば、冷房用熱交
換器6で除湿された後、暖房用熱交換器8で暖めれ送風
口7から車室内に送られる。なお、同図において、符号
9は、空調空気の温度調整を行うミックスドアである。
空気清浄装置5は、空気中の粉塵粒子を帯電させる荷電
部(アイオナイザ部)10と、上記荷電部の下流側に配
置され上記帯電した粉塵粒子を補集する集塵部(コレク
タ部)11と、上記荷電部10及び集塵部11に高電圧
を供給する直流電源12とを備えている。
【0003】図4及び図5に示すように、荷電部10
は、放電電極10aと対向電極10bとを交互に配列
し、上記放電電極10aに高電圧を印加してコロナ放電
を発生させ、両極間を通過する空気に含まれる粉塵粒子
を帯電させるものである。また、集塵部11は、コレク
タ陽極11aとコレクタ集塵極(陰極)11bとを交互
に配列し、上記コレクタ陽極11aに高電圧を印加し両
極間の空間に高電界を発生させ、上記帯電された粉塵粒
子をコレクタ集塵極11bに補集するものである。ま
た、図6は、上記集塵部11の一例(正面図)を示すも
ので、コレクタ陽極11aは集塵部11のコレクタフレ
ーム13に螺旋状に配置され、上記コレクタ陽極11a
の間にコレクタ集塵極11bが螺旋状に配置されてい
る。したがって、図5に示すように、集塵部11のコレ
クタ集塵極11bと荷電部10の放電電極10aとの位
置関係は必ずしも一定ではなく、コレクタ集塵極11b
が放電電極10aの真下(空気流から見るとすぐ下流
側)に位置する場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
空気清浄装置は、荷電部10と集塵部11との距離が2
〜3mmと短いため、コレクタ集塵極11bが放電電極
10aの真下付近に位置する場合には、図5に示すよう
に、荷電部10のコロナ放電電流の一部がコレクタ集塵
極11bへリークし、荷電部10のコロナ放電電流の電
流密度が減少してしまい、荷電部10での粉塵粒子の荷
電性能が低下してしまうという問題点があった。また、
上記コロナ放電電流密度の減少により、荷電部10のア
イオナイザ電圧及び集塵部11のコレクタ電圧が低下
し、集塵部11における集塵能力も同時に低下するとい
う問題点があった。なお、荷電部10と集塵部11との
距離を広げれば、上記コロナ放電電流密度の減少はある
程度抑制できるが、空気清浄装置の厚みが増加してしま
い自動車用空気調和装置への取付けが困難になるという
欠点があった。
【0005】本発明は、従来の問題点に鑑みてなされた
もので、コロナ放電電流のリークを抑えることができる
薄型でかつ集塵効率の高い自動車用空気清浄装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の自動車用空気清浄装置は、荷電部と上記集塵部の間で
かつ荷電部の放電電極に対向した位置に樹脂製の絶縁プ
レートを設け、荷電部の放電電極と集塵部のコレクタ集
塵極との沿面距離を大きく、上記放電電極と上記コレク
タ集塵極との間の絶縁性を高めるようにした。
【0007】また、請求項2に記載の自動車用空気清浄
装置は、絶縁プレートを、送風空気に対する空気抵抗を
少なくするように、放電電極側の先端が尖った薄板とし
た。
【0008】また、本発明の請求項3に記載の自動車用
空気清浄装置は、樹脂状の絶縁プレートを集塵部のコレ
クタフレームと一体成形して形成することで、上記絶縁
プレートを設けた集塵部を有する自動車用空気清浄装置
の作製を容易にした。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づき説明する。図1は、本発明の実施の形
態に係わる自動車用空気清浄装置の荷電部10及び集塵
部11の構成を示す部分斜視図で、10aは断面が円形
のタングステン線から成るイオン化線(放電電極)、1
0bはSUS等の金属薄板から成るアイオナイザ対向極
(陰極)、11aはアルミ箔テープと樹脂の積層構造を
有するコレクタ陽極、11bはアルミテープから成るコ
レクタ集塵極(陰極)11b、14は樹脂製の絶縁プレ
ートである。この絶縁プレート14は、図2に示すよう
に、集塵部11のコレクタフレーム13と一体成形され
集塵部11の直上でイオン化線10aの真下(空気流か
ら見るとすぐ下流側)に上記イオン化線10aの延長方
向と平行な方向に延長するように配設されている。ま
た、上記絶縁プレート14の断面形状は、上記イオン化
線10a側の先端がほぼ半円状となっている。
【0010】次に、上記構成の自動車用空気清浄装置の
動作について説明する。図3に示すように、荷電部10
においては、上記イオン化線10aに高電圧を印加して
コロナ放電を発生させ、両極間を通過する送風空気に含
まれる粉塵粒子を帯電させる。集塵部11においては、
コレクタ陽極11aに高電圧を印加し両極間の空間に高
電界を発生させ、上記帯電された粉塵粒子をコレクタ集
塵極11bに補集させる。また、ここで、絶縁プレート
14は電気抵抗が高い樹脂で作製され、上記イオン化線
10aのすぐ下流側に配置されているので、イオン化線
10aの近傍に位置するコレクタ集塵極11bとの沿面
距離が大きくなり、上記イオン化線10aと上記コレク
タ集塵極11b間の絶縁性が高くなっている。したがっ
て、コロナ放電は、図3に示すように、イオン化線10
aとアイオナイザ対向極10b間に限定され、コレクタ
集塵極11bへのコロナ放電電流のリークが著しく減少
する。
【0011】このように、本実施の形態によれば、イオ
ン化線10aの真下(空気流から見るとすぐ下流側)に
樹脂状の絶縁プレート14を配設したので、コレクタ集
塵極11bへのコロナ放電電流のリークが著しく減少し
た。したがって、荷電部10における粉塵粒子の荷電性
能が向上するとともに、集塵部11における集塵効率も
向上した。また、絶縁プレート14の空気流上流側(イ
オン化線10a方向)の先端を半円状としたので、空気
抵抗の増加を少なくでき、上記絶縁プレート14の設置
に伴う送風量の減少を極めて小さくすることができる。
更に、絶縁プレート14はコレクタフレームと一体成形
することにより、集塵部11に絶縁プレート14を設け
た自動車用空気清浄装置の作製を容易にすることができ
る。
【0012】なお、本実施の形態においては、上記絶縁
プレート14として、断面形状がイオン化線10a方向
の先端が半円状であるとなっている樹脂製の薄板を用い
たが、これに限るものではない。断面形状としては、イ
オン化線10a方向に頂点をもつ三角形等、コロナ放電
電流のリークを防ぐとともに通気抵抗増加が少ない形状
であれば良い。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
自動車用空気清浄装置は、荷電部と上記集塵部の間でか
つ荷電部の放電電極に対向した位置に樹脂製の絶縁プレ
ートを設けることにより、荷電部と集塵部との間隔を広
げることなく、荷電部の放電電極と集塵部のコレクタ集
塵極との沿面距離を大きくして上記放電電極と上記コレ
クタ集塵極との間の絶縁性を高めることができるので、
放電電極からのコレクタ集塵極へのコロナ放電リーク電
流が著しく減少させることができ、したがって、集塵効
率を向上させることができるとともに自動車用空気清浄
装置を薄型化することができる。
【0014】また、請求項2に記載の自動車用空気清浄
装置は、絶縁プレートを、送風空気に対する空気抵抗を
少なくするように、放電電極側の先端が尖った薄板とし
たので、空気抵抗の増加を少なくでき、絶縁プレートの
設置に伴う送風量の減少を極めて小さくすることができ
る。
【0015】更に、請求項3に記載の自動車用空気清浄
装置は、樹脂状の絶縁プレートを集塵部のコレクタフレ
ームと一体成形して形成することで、上記絶縁プレート
を設けた集塵部を有する自動車用空気清浄装置の作製を
容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わる自動車用空気清浄装
置の部分斜視図である。
【図2】本発明の実施形態に係わる自動車用空気清浄装
置の集塵部を示す図である。
【図3】本発明の実施形態に係わる自動車用空気清浄装
置の電極構成を示す図である。
【図4】従来の自動車用空気調和装置の構成を示す図で
ある。
【図5】従来の自動車用空気清浄装置の電極構成を示す
図である。
【図6】従来の自動車用空気清浄装置の集塵部を示す図
である。
【符号の説明】
10 荷電部(アイオナイザ部) 10a イオン化線(放電電極) 10b アイオナイザ対向極(対向電極) 11 集塵部(コレクタ部) 11a コレクタ陽極 11b コレクタ集塵極(陰極) 13 (集塵部の)コレクタフレーム 14 絶縁プレート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車用空気調和装置の空調ダクト内の
    エバポレータ上流側に組み込まれ、放電電極と対向電極
    とを有して送風される空気流中に含まれる粉塵粒子を帯
    電させる荷電部と,上記荷電部の後方流路に配設されコ
    レクタフレームに設置されたコレクタ陽極とコレクタ集
    塵極とを有して上記帯電した粉塵粒子を補集する集塵部
    とを備えた自動車用空気清浄装置において、上記荷電部
    と上記集塵部の間でかつ上記放電電極に対向した位置に
    上記放電電極と上記コレクタ集塵極間の絶縁性を高める
    樹脂製の絶縁プレートを設けたことを特徴とする自動車
    用空気清浄装置。
  2. 【請求項2】 上記絶縁プレートは、放電電極側の先端
    が尖った薄板であることを特徴とする請求項1記載の自
    動車用空気清浄装置。
  3. 【請求項3】 上記絶縁プレートを集塵部の上記コレク
    タフレームと一体成形して形成したことを特徴とする請
    求項1記載の自動車用空気清浄装置。
JP15400697A 1997-06-11 1997-06-11 自動車用空気清浄装置 Pending JPH11576A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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