JP2004141848A - イオン発生装置および空気調和機 - Google Patents

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Mikio Ito
伊東 幹夫
Kouji Kurisuya
栗須谷 広治
Sadami Masahara
正原 定巳
Kenji Koreeda
是枝 健治
Toshiaki Yamada
山田 俊明
Toshio Maruke
丸毛 登志雄
Toshio Yabuki
矢吹 俊生
Yasushi Yamashita
山下 泰
Hideaki Nakagawa
中川 英明
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Abstract

【課題】イオンの発生量の低下を抑制するためのイオン発生装置および空気調和機を提供する。
【解決手段】第1支持部153は、第1設置面S1に固定される第1固定部153cと、第1設置面S1から離間した位置に設けられる第1電極保持部153aとを有する。放電部は、第1電極保持部153aに保持される放電電極154を有する。第2支持部156は、第1設置面S1に固定される第2固定部156cと、第1設置面S1から離間した位置に設けられる第2電極保持部156aとを有する。対向部は、第2電極保持部156aに保持される対向電極157を有する。電圧供給部158は、放電電極154に所定の電圧を供給する。さらに、第1電極保持部153aと第2電極保持部156aとを結ぶ方向の対向電極157の長さが、第1電極保持部153aと第2電極保持部156aとを結ぶ最短距離の半分より短い。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、イオン発生装置および空気調和機、特に、放電により空気をイオン化させるためのイオン発生装置および空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ビルや住宅等の室内において、調和された空気を室内に送風することにより、室内の快適性を向上させる空気調和機が知られている。例えば、エアコンは、温風や冷風を室内に送風することにより、室内を快適な温度に保つことができる。
【0003】
このようなエアコンとしては、室内にマイナスイオンを供給するためのマイナスイオン発生装置を備えるものもある(例えば、特許文献1から4参照)。このマイナスイオン発生装置は、調和後の空気を室内に送風するための吹き出し口またはその近傍に設けられる。マイナスイオン発生装置は、放電により近傍の空気をイオン化する。そして、イオン化された空気と調和後の空気とが、混合されて室内に供給される。
【0004】
【特許文献1】
特開平09−245934号公報
【特許文献2】
特開2000−74263号公報
【特許文献3】
特開2000−74265号公報
【特許文献4】
特開2000−74266号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このようなマイナスイオン発生装置としては、図7に示されるように、放電により近傍の空気をイオン化するために、ベース部材252と、放電電極254と、対向電極257とを備えるシンプルな構造が考えられる。ベース部材252は、樹脂などの絶縁体であり、放電電極254と対向電極257との導通を防いでいる。放電電極254は、ベース部材252上に設けられ、対向電極257に向かって放電する。対向電極257は、ベース部材252上に設けられ、放電電極254からの放電を受ける。このようなマイナスイオン発生装置では、放電電極254からの放電により、両電極付近の空気がイオン化される。
【0006】
しかし、図7に示すようなマイナスイオン発生装置においては、空気中に含まれる塵、埃、たばこのヤニなどの電解質が放電電極254から対向電極257への放電により両電極間のベース部材252表面に付着することがある。冷房運転時には室内に送風される空気中に水分が含まれ、この水分が付着物に吸着されることがある。電解質に水分が吸着されることにより、ベース部材252の表面が導電路となる。このため、放電電極254と対向電極257との間において、通電することがある。その結果、放電電極254から対向電極257への放電量が低下し、マイナスイオンの発生量が低下するおそれがある。
【0007】
そこで、本発明では、イオンの発生量の低下を抑制するためのイオン発生装置および空気調和機を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1に記載のイオン発生装置は、放電によりイオンを発生させるイオン発生装置であって、ベース部と、第1支持部と、放電部と、第2支持部と、対向部と、電圧供給部とを備える。ベース部は、第1設置面を有する。第1支持部は、第1固定部と、第1電極保持部と、第1中間部とを有する。第1固定部は、第1設置面に固定される。第1電極保持部は、第1設置面から離間した位置に設けられる。第1中間部は、第1固定部と第1電極保持部との間に設けられる。放電部は、第1電極保持部に保持される放電電極を有する。第2支持部は、第2固定部と、第2電極保持部と、第2中間部とを有する。第2固定部は、第1設置面に固定される。第2電極保持部は、第1設置面から離間した位置に設けられる。第2中間部は、第2固定部と第2電極保持部との間に設けられる。対向部は、第2電極保持部に保持される対向電極を有する。電圧供給部は、放電電極に所定の電圧を供給する。さらに、第1電極保持部と第2電極保持部とを結ぶ方向の対向電極の長さが、第1電極保持部と第2電極保持部とを結ぶ最短距離の半分より短い。
【0009】
このイオン発生装置では、電圧供給部から放電電極に所定の電圧が供給される。そして、放電電極から対向電極に向かう放電が発生する。両電極間における空気がイオン化される。
【0010】
ここでは、放電電極と対向電極とがベース部から離間した位置に設けられている。このため、放電によって、ベース部に空気中の塵や埃などの電解質が付着されることが少なくなるので、イオンの発生量が低下することを抑制することができる。さらに、第1電極保持部と第2電極保持部とを結ぶ方向の対向電極の長さが、第1電極保持部と第2電極保持部とを結ぶ最短距離の半分より短い。このため、放電が放電電極の第2支持部側の部分から起こりやすいので、放電が第1支持部から遠ざかる方向に起こりやすくなる。つまり、放電電極から対向電極への放電経路が第1支持部から離間されることとなるので、放電時に空気中の塵や埃などの電解質が第1支持部の表面に付着される可能性が少なくなる。このため、第1支持部の表面を介して放電電極と対向電極との間に電流が流れにくくなるので、放電電極から対向電極に対する放電量の低下を抑えることができる。このため、このイオン発生装置では、イオンの発生量が低下することを抑制することができる。
【0011】
請求項2に記載のイオン発生装置は、請求項1に記載のイオン発生装置であって、第1電極保持部と第2電極保持部とを結ぶ方向の放電電極の長さが、第1電極保持部と第2電極保持部とを結ぶ最短距離の半分より短い。
【0012】
このため、対向電極は、放電を第1支持部側の部分において受けやすくなるので、放電電極から対向電極への放電経路は第2支持部から離間されることとなる。したがって、放電時に電解質が第2支持部の表面に付着される可能性が少なくなる。このため、第2支持部の表面を介して放電電極と対向電極との間に電流が流れにくくなる。その結果、このイオン発生装置では、放電電極から対向電極に対する放電量の低下をさらに抑え、イオンの発生量が低下することをさらに抑制することができる。
【0013】
請求項3に記載のイオン発生装置は、請求項1または2に記載のイオン発生装置であって、第1設置面と放電電極との間の距離が、第1電極保持部と第2電極保持部とを結ぶ方向の放電電極の長さより長い。
【0014】
このため、ここでは、放電電極から対向電極への放電は、第1設置面から離間された位置で行われることとなる。したがって、放電時に空気中の塵や埃などの電解質が第1設置面に付着される可能性が少なくなるので、第1設置面を介して放電電極と対向電極との間に電流が流れにくくなる。このため、放電電極から対向電極に対する放電量の低下をさらに抑えることができる。その結果、このイオン発生装置では、イオンの発生量が低下することをさらに抑制することができる。
【0015】
請求項4に記載のイオン発生装置は、請求項1から3のいずれかに記載のイオン発生装置であって、第1設置面と対向電極との間の距離が、第1電極保持部と第2電極保持部とを結ぶ方向の対向電極の長さより長い。
【0016】
このため、ここでは、放電電極から対向電極への放電経路が、第1設置面から離間されている。したがって、放電時に空気中の塵や埃などの電解質が第1設置面に付着される可能性が少なくなる。このため、第1設置面を介して放電電極と対向電極との間に電流が流れにくくなる。その結果、このイオン発生装置では、放電電極から対向電極に対する放電量の低下をさらに抑え、イオンの発生量が低下することをさらに抑制することができる。
【0017】
請求項5に記載のイオン発生装置は、請求項1から4のいずれかに記載のイオン発生装置であって、第1設置面と放電電極との間の距離が、第1設置面と対向電極との間の距離より長い。
【0018】
このため、ここでは、放電電極から対向電極への放電経路が、第1設置面から離間されている。したがって、放電時に空気中の塵や埃などの電解質が第1設置面に付着される可能性が少なくなる。このため、第1設置面を介して放電電極と対向電極との間に電流が流れにくくなる。その結果、このイオン発生装置では、放電電極から対向電極に対する放電量の低下をさらに抑え、イオンの発生量が低下することをさらに抑制することができる。
【0019】
請求項6に記載のイオン発生装置は、請求項1から5のいずれかに記載のイオン発生装置であって、放電電極は、対向電極に向かって延びる針状電極を有する。
【0020】
ここでは、放電電極の中でも針状電極の先端が対向電極に最も近接しているので、針状電極の先端から対向電極に向かって放電が起こる。したがって、放電電極から対向電極への放電の指向性が向上する。
【0021】
請求項7に記載のイオン発生装置は、放電によりイオンを発生させるイオン発生装置であって、所定の間隔をあけて立設された第1隔壁と第2隔壁とを有するベース部と、前記ベース部の第1隔壁に片持ち支持された放電電極と、前記ベース部の第2隔壁に片持ち支持された対向電極とを備える。
【0022】
このイオン発生装置によれば、前記ベース部の第1隔壁に片持ち支持された放電電極に所定の電圧が供給されると、放電電極から対向電極に向かって放電が発生し、両電極間の空気がイオン化される。上記放電電極と対向電極とがベース部に所定の間隔をあけて立設された第1隔壁と第2隔壁に夫々片持ち支持されており、両電極が第1隔壁側と第2隔壁側の離間した位置にあるため、沿面距離が十分に確保される。したがって、放電によって電極やベース部に空気中の塵や埃などの異物が付着しても、ベース部表面を介して放電電極と対向電極との間に電流が流れにくいからリークの発生を防止でき、イオンの発生量が低下することを抑制できる。
【0023】
請求項8に記載のイオン発生装置は、前記対向電極を覆うように設けられた絶縁性を有するカバーを備える。
【0024】
前記イオン発生装置によれば、前記対向電極を絶縁性を有するカバーで覆うことにより、対向電極が放電電極が露出する空間と隔てられ、放電電極と対向電極との間を絶縁物により絶縁するので、例え放電によって放電電極やベース部に空気中の塵や埃などの異物が付着しても、絶縁物によってベース部表面を介して放電電極と対向電極との間にリーク電流が流れるのを防止できる。
【0025】
請求項9に記載のイオン発生装置は、前記絶縁性を有するカバーを前記ベース部の第1,第2隔壁と一体に形成する。
【0026】
前記イオン発生装置によれば、前記絶縁性を有するカバーを前記ベース部の第1,第2隔壁と一体に形成することによって、放電電極と対向電極との間を確実に絶縁することができる。
【0027】
請求項10に記載の空気調和機は、調和された空気を室内に供給するための空気調和機であって、空気調和部と、送風部と、イオン発生装置とを備える、空気調和部は、空気を調和する。送風部は、空気調和部により調和された空気を室内に送風する。イオン発生装置は、送風部により発生される空気流れの中に設けられる。また、イオン発生装置は、請求項1から9のいずれかに記載のイオン発生装置である。
【0028】
ここでは、空気調和部により空気が調和される。調和された空気は、送風部により室内へ送風される。イオン発生装置が、送風部により発生される空気流れの中に設けられ、空気の一部をイオン化させる。このため、室内にイオン化された調和空気が供給される。
【0029】
この空気調和機では、放電電極から対向電極に対する放電量の低下を抑えることができるため、イオン発生装置のイオンの発生量が低下することを抑制することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のイオン発生装置および空気調和機を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0031】
[第1実施形態]
<空気調和機の構成>
図1に本発明の第1実施形態が採用される空気調和機1の外観図を示す。
【0032】
空気調和機1は、冷暖房や除湿などが行われた調和空気を室内に送風し、室内の空気の調和を行う装置である。この空気調和機1は、室内の壁面上部に取り付けられる室内機2と、室外に設置される室外機3と備えている。室外機3は、室外熱交換器や室外ファンなどを収納する室外空調ユニット5を備えている。
【0033】
室内機2内には室内熱交換器が収納され、室外空調ユニット5内には室外熱交換器が収納されており、各熱交換器およびこれらの熱交換器を接続する冷媒配管6が、冷媒回路を構成している。
【0034】
空気調和機1で用いられる冷媒回路の系統図を図2に示す。
【0035】
室内機2内には、室内熱交換器11が設けられている。この室内熱交換器11は、長さ方向両端で複数回折り返されている伝熱管と、伝熱管が挿し通される複数のフィンとから構成される。この室内熱交換器11は、接触する空気との間で熱交換を行う。
【0036】
また、室内機2内には、室内空気を吸い込んで室内熱交換器11との間で熱交換を行った後の空気を室内に吹き出すためのクロスフローファン12が設けられている。クロスフローファン12は、円筒形状に構成され、周面には回転軸方向に羽根が設けられている。そして、クロスフローファン12は、回転軸と交わる方向に空気流を生成する。このクロスフローファン12は、室内機2内に設けられるファンモータ13によって回転駆動される。
【0037】
室内機2には、さらに、熱交換を行った後の空気を室内に吹き出すための吹き出し口14が設けられている(図1参照)。熱交換を行った後の空気は、クロスフローファン12により吹き出し口14を介して室内に送風される。また、クロスフローファン12から吹き出し口14に向けての送風流れ中にイオン発生装置15が設けられる(図1参照)。
【0038】
室外空調ユニット5には、圧縮機21と、四路切換弁22と、アキュムレータ23と、室外熱交換器24と、減圧器25とが設けられている(図2参照)。四路切替弁22は、圧縮機21の吐出側に接続される。アキュムレータ23は、圧縮機21の吸入側に接続される。室外熱交換器24は、四路切換弁22に接続される。減圧器25は、室外熱交換器24に接続された電動膨張弁である。また、減圧器25は、フィルタ26および液閉鎖弁27を介して配管31に接続されており、配管31を介して室内熱交換器11の一端と接続される。さらに、四路切換弁22は、ガス閉鎖弁28を介して配管32に接続されており、この配管32を介して室内熱交換器11の他端と接続されている。この配管31,32は図1の冷媒配管6に相当する。
【0039】
<イオン発生装置>
図3から図5に、本発明の一実施形態が採用されたイオン発生装置15を示す。図3はイオン発生装置を示す正面図であり、図4は放電板カバーをはずした状態のイオン発生装置を示す正面図であり、図5は図3のV−V線から見た断面図である。
【0040】
イオン発生装置15は、吹き出し口14(図1に示す)を通る空気の一部を放電によりイオン化し、室内にマイナスイオンを供給するための装置であり、空気調和機1の運転中に作動するよう構成されている。イオン発生装置15は、本体部150と、本体部150に着脱自在に装着される放電板カバー151とを備えている。
【0041】
本体部150は、ベース部材152と、第1支持部材153と、放電電極プレート154と、第2支持部材156と、対向電極プレート157と、電圧供給部158とを備えている。
【0042】
ベース部材152は、絶縁材料により形成される板状部材である。ベース部材152の上面S1には、第1支持部材153および第2支持部材156が取り付けられる。ベース部材152の下面には、一対の取り付け脚152aが形成されている。取り付け脚152aは、室内機2の吹き出し口14に設けられた取り付け穴(図示せず)に装着される。
【0043】
第1支持部材153は、ベース部材152の上面S1に垂直に設けられた絶縁体の樹脂製板状部材であり、第1保持部153aと、第1中間部153bと、第1固定部153cとから構成される。第1保持部153aは、ベース部材152の上面S1から離間した位置に設けられ、放電電極プレート154を保持している。第1中間部153bは、第1保持部153aと第1固定部153cとの間に設けられる。第1固定部153cは、ベース部材152の上面S1に固定されている。
【0044】
放電電極プレート154は、放電を行うために設けられる電極であり、電圧供給部158と接続されている。この放電電極プレート154は、上面視矩形の金属製板状部材であり、先端部154aを含む。この先端部154aには、針状電極155が対向電極プレート157に向かって突出して設けられている。
【0045】
第2支持部材156は、ベース部材152の上面S1に垂直に設けられた絶縁体の樹脂製板状部材であり、第2保持部156aと、第2中間部156bと、第2固定部156cとから構成される。第2保持部156aは、ベース部材152の上面S1から離間した位置に設けられ、対向電極プレート157を保持している。第2中間部156bは、第2保持部156aと第2固定部156cとの間に設けられる。第1固定部156cは、ベース部材152の上面S1に固定されている。
【0046】
対向電極プレート157は、針状電極155からの放電を受けるために設けられる電極であり、電圧供給部158と接続されている。この対向電極プレート157は、放電電極プレート154と同様に、上面視矩形の金属製板状部材であり、先端部157aを含む。
【0047】
電圧供給部158は、放電電極プレート154に負電圧を供給するための装置であり、リード線158aとアース線158bと制御回路(図示せず)とを有している。リード線158aは、放電電極プレート154に接続されている。アース線158bは、接地されている。制御回路は、室内機2内の吹き出し口14の近傍に配置され、電圧供給部158の稼働を制御する。本実施形態では、電圧供給部158によって、放電電極プレート154には、−5kVの電圧が印加されるよう設定されている。
【0048】
放電板カバー151は、本体部150の上方を覆うための保護部材であり、ベース部材152に対し着脱自在に装着されている。放電板カバー151は、帯電防止処理がなされている。
【0049】
さらに、第1保持部153aと第2保持部156aとを結ぶ方向(以下、「横方向」という)の放電電極プレート154の長さL1は、第1保持部153aと第2保持部156aとの距離Lの半分より短くなるように構成されている。横方向の対向電極プレート157の長さL2は、第1保持部153aと第2保持部156aとの距離Lの半分より短くなるように構成されている。また、ベース部材152の上面S1と放電電極プレート154との距離D1は、横方向の放電電極プレート154の長さL1より長い。ベース部材152の上面S1と対向電極プレート157との距離D2は、横方向の対向電極プレート157の長さL2より長い。加えて、ベース部材152の上面S1と放電電極プレート154との距離D1は、ベース部材152の上面S1と対向電極プレート157との距離D2より長い。このように、放電電極プレート154と対向電極プレート157との絶縁距離が長くなっているため、両電極間でのトラッキングが起こりにくくなっている。
【0050】
このように構成された空気調和機1では、運転開始が指示されると、室内及び室外ファン、冷媒回路が作動することにより、室内の空気は、室内機2内に吸い込まれて浄化され、室内熱交換器により熱交換され、吹き出し口14から室内に吹き出される。
【0051】
このとき、イオン発生装置15では、電圧供給部158から放電電極プレート154に負電圧が印加されて針状電極155から対向電極プレート157への放電が起こる。すると、両電極154、157間を通る空気がイオン化され、マイナスイオンが生成される。この生成されたマイナスイオンが、吹き出し口14から吹き出される送風と共に室内に供給される。
【0052】
<本空気調和機の特徴>
(1)
この空気調和機1では、放電電極プレート154と対向電極プレート157とがベース部材152から離間された位置に設けられている。このため、放電によって、ベース部材152に空気中の塵や埃などの電解質が付着されることが少なくなるので、イオンの発生量が低下することを抑制することができる。また、この空気調和機1では、横方向の対向電極プレート157の長さL2が、第1保持部と第2保持部とを結ぶ距離Lの半分より短い。このため、放電が放電電極プレート154の針状電極155から起こりやすくなるので、放電電極プレート154から対向電極プレート157への放電が第1支持部材153から遠ざかる方向に起こりやすくなる。つまり、放電電極プレート154から対向電極プレート157への放電が第1中間部153bから離間された位置で行われるので、放電時に空気中の塵や埃などの電解質が第1中間部153bの表面に付着される可能性が少なくなる。その結果、第1中間部153bの表面を介して放電電極プレート154と対向電極プレート157との間に電流が流れにくくなるので、放電電極プレート154から対向電極プレート157に対する放電量の低下を抑えることができる。このため、このイオン発生装置15では、マイナスイオンの発生量が低下することを抑制することができる。
【0053】
(2)
この空気調和機1では、横方向の放電電極プレート154の長さL1が、第1保持部と第2保持部とを結ぶ距離Lの半分より短い。このため、対向電極プレート157は、放電を先端部157aにおいて受けやすくなるので、放電電極プレート154から対向電極プレート157への放電経路が第2支持部材156から離間されることとなる。したがって、放電時に空気中の塵や埃などの電解質が第2支持部材156の表面に付着される可能性が少なくなる。このため、第2支持部材156の表面を介して放電電極プレート154と対向電極プレート157との間に電流が流れにくくなる。その結果、このイオン発生装置15では、放電電極プレート154から対向電極プレート157に対する放電量の低下を抑え、マイナスイオンの発生量が低下することを抑制することができる。
【0054】
(3)
この空気調和機1では、ベース部材152の上面S1と放電電極プレート154との距離D1が、横方向の放電電極プレート154の長さL1より長い。このため、放電電極プレート154から対向電極プレート157への放電が、ベース部材152の上面S1から離間された位置で行われる。したがって、放電時に空気中の塵や埃などの電解質がベース部材152の上面S1に付着される可能性が少なくなる。その結果、ベース部材152の上面S1を介して放電電極プレート154と対向電極プレート157との間に電流が流れにくくなるので、放電電極プレート154から対向電極プレート157への放電量の低下を抑えることができる。このため、この空気調和機1では、マイナスイオンの発生量が低下することを抑制することができる。
【0055】
(4)
この空気調和機1では、ベース部材152の上面S1と放電電極プレート154との距離D1は、横方向の放電電極プレート154の長さL1より長い。このため、放電電極プレート154から対向電極プレート157への放電経路が、ベース部材152の上面S1から離間される。したがって、放電時に空気中の塵や埃などの電解質が、ベース部材152の上面S1に付着される可能性が低くなる。このため、ベース部材152の上面S1を介して放電電極プレート154と対向電極プレート157との間に電流が流れにくくなる。その結果、この空気調和機1では、放電電極プレート154から対向電極プレート157に対する放電量の低下を抑え、マイナスイオンの発生量が低下することを抑制することができる。
【0056】
(5)
この空気調和機1では、ベース部材152の上面S1と対向電極プレート157との距離D2は、横方向の対向電極プレート157の長さL2より長い。このため、このため、放電電極プレート154から対向電極プレート157への放電経路が、ベース部材152の上面S1から離間される。したがって、放電時に空気中の塵や埃などの電解質が、ベース部材152の上面S1に付着される可能性が低くなる。このため、ベース部材152の上面S1を介して放電電極プレート154と対向電極プレート157との間に電流が流れにくくなる。その結果、この空気調和機1では、放電電極プレート154から対向電極プレート157に対する放電量の低下を抑え、マイナスイオンの発生量が低下することを抑制することができる。
【0057】
(6)
この空気調和機1では、放電電極プレート154に針状電極155が対向電極プレート157に向かって突出して設けられている。つまり、放電電極プレート154の中でも針状電極155の先端が対向電極プレート157に最も近接しているので、針状電極155の先端から対向電極プレート157に向かって放電が起こる。したがって、放電電極プレート154から対向電極プレート157への放電の指向性が向上する。
【0058】
[第2実施形態]
上記第1実施形態では、針状電極155が対向電極プレート157に向かって突出している。これに代えて、図6に示すように、針状電極155がベース部材152に向かって突出していても良い。
【0059】
[第3実施形態]
図8は本発明の第3実施形態のイオン発生装置の斜視図を示している。この第3実施形態のイオン発生装置は、図8に示すように、略長方形状の傾斜面301aを有する取付部材301と、上記取付部材301の傾斜面301aに設けられた矩形穴311に嵌合して固定されたイオン発生部302とを備えている。
【0060】
上記イオン発生部302は、設置面321およびその設置面321の両側に所定の間隔をあけて略平行に立設された第1隔壁323,第2隔壁324を有するベース部320と、上記ベース部320の第1隔壁323に片持ち支持された放電電極325と、上記ベース部320の第2隔壁324に片持ち支持された対向電極326とを備えている。上記ベース部320の設置面321,第1隔壁323および第2隔壁324は、絶縁性の樹脂により一体成形されている。
【0061】
ここで、取付部材301の傾斜面301aの高い方(図8の上側)を風上側として、その風上側に放電電極325を配置する一方、取付部材301の傾斜面301aの低い方(図8の下側)を風下側として、その風下側対向電極326を配置している。
【0062】
上記放電電極325は、第1隔壁323の外側壁面にネジ327により固定された基部325aと、その基部325aの一端(風上側)が略直角に折曲して第2隔壁324側に延びる屈曲部325bと、その屈曲部325bの先端近傍に設けられ、対向電極325側に向かって突出する針状放電部325cとを有している。上記基部325aにリード線(図示せず)が接続され、そのリード線を介して電圧供給部(図示せず)から放電電極325にマイナスの高電圧が供給される。
【0063】
一方、上記対向電極325は、第2隔壁324の風下側から第1隔壁323側に向かって第2隔壁324と第1隔壁323との間の略中間の位置まで延びている。上記対向電極325は、第2隔壁324を貫通しており、図示しないが、第2隔壁324の外側の壁面にネジを用いて固定されると共にアース線(図示せず)が接続されている。
【0064】
また、上記取付部材301の一端(図8の右側端)に固定部312を設け、その固定部312にボス313を立設している。このボス313に設けられたネジ穴313aを利用して、このイオン発生装置を空気調和機本体にネジ止め固定する。
【0065】
上記構成のイオン発生装置は、図示しない電圧供給部から放電電極325に負電圧が印加されて針状放電部325cから対向電極326に対して放電が起こる。それによって、放電電極325と対向電極326との間の空気がイオン化されて、マイナスイオンが生成される。
【0066】
図9は図8に示すイオン発生部302を保護カバー303で覆った状態のイオン発生装置を示す斜視図である。図9に示すように、複数の穴331が設けられた保護カバー303を取付部材301に嵌合して固定している。
【0067】
このイオン発生装置は、第1実施形態の図1に示す空気調和機1と同様に、室内機2の吹き出し口14における送風流れ中に設けられる。すなわち、この第3実施形態のイオン発生装置は、吹き出し口14に通じる吹き出し通路の面に取付部材301の傾斜面301aが沿うように取り付けられる。そうして、吹き出し通路を流れる空気は、風上側から矢印R1の方向に保護カバー303の風上側の穴331に流入し、マイナスイオンが付与された空気が風下側の穴331から矢印R2の方向に流れ出て、室内機2の吹き出し口14から吹き出す。
【0068】
上記第3実施形態のイオン発生装置によれば、放電電極325と対向電極326が、ベース部320の所定の間隔をあけて立設された第1隔壁323と第2隔壁326に夫々片持ち支持されており、放電電極325と対向電極326が第1隔壁323側と第2隔壁324側の離間した位置にあるため、沿面距離が十分に確保される。したがって、放電によって放電電極325と対向電極326やベース部320表面に空気中の塵や埃などの異物が付着しても、放電電極325と対向電極326との間にベース部320表面を介して電流が流れにくくリークの発生を防止でき、イオンの発生量が低下することを抑制することができる。
【0069】
[第4実施形態]
図10は本発明の第4実施形態のイオン発生装置の斜視図を示している。この第4実施形態のイオン発生装置は、ベース部を除いて第3実施形態のイオン発生装置と同一の構成をしており、同一構成部は同一参照番号を付している。
【0070】
この第4実施形態のイオン発生装置は、図10に示すように、略長方形状の傾斜面301aを有する取付部材301と、上記取付部材301の傾斜面301aに設けられた矩形穴311に嵌合して固定されたイオン発生部402とを備えている。
【0071】
上記イオン発生部402は、設置面421およびその設置面421の両側に所定の間隔をあけて略平行に立設された第1隔壁423,第2隔壁424を有するベース部420と、上記ベース部420の第1隔壁423に片持ち支持された放電電極325と、上記ベース部420の第2隔壁424に片持ち支持された対向電極326とを備えている。そして、上記ベース部420の設置面421側に対向電極326を覆う絶縁性を有するカバーの一例としての第1絶縁カバー422を設けている。この第1絶縁カバー422は、ベース部420の下側から見ると、対向電極326を収納可能な溝状の凹部(図示せず)である。
【0072】
また、第2隔壁424の外側を覆う絶縁性を有するカバーの一例としての第2絶縁カバー423aを設けている。上記第1絶縁カバー422および第2絶縁カバー423aにより対向電極326は、放電電極325側の空間と完全に隔離される。
【0073】
上記ベース部420の設置面421,第1隔壁423,第2隔壁424,第1絶縁カバー422および第2絶縁カバー423aは、絶縁性樹脂により一体成形されている。
【0074】
上記第4実施形態のイオン発生装置は、上記第3実施形態のイオン発生装置と同様の効果を有すると共に、対向電極326を絶縁性を有する第1絶縁カバー422,第2絶縁カバー423aで覆うことにより、対向電極326を放電電極325が露出する空間から隔てて、,第放電電極325と対向電極326との間を絶縁物(第1絶縁カバー4222,第2絶縁カバー423a)により絶縁するので、例え放電によって放電電極325やベース部420に空気中の塵や埃などの異物が付着しても、放電電極325と対向電極326との間が絶縁物により隔てられるので、その間にリーク電流が流れるのを防止することができる。
【0075】
また、上記絶縁性を有する第1絶縁カバー422,第2絶縁カバー424aをベース部420の第1,第2隔壁423,424と一体成形することによって、放電電極325と対向電極326との間を確実に絶縁することができる。なお、対向電極326を第1絶縁カバー422で覆い、第2絶縁カバー424aがない場合であって、放電電極325と対向電極326との最短距離の間が絶縁物により隔てられるので、リーク電流が流れるのを防止することはできる。
【0076】
なお、上記第4実施形態のイオン発生装置では、対向電極326を覆う第1絶縁カバー422,第2絶縁カバー423aは、ベース部420の第1隔壁423,第2隔壁424と一体に成形されているが、対向電極を覆うカバーは、ベース部の第1,第2隔壁と別体であってもよい。
【0077】
上記第1〜第4実施形態では、イオン発生装置を空気調和機に用いたが、イオン発生装置はこれに限らず、空気清浄機などの他の装置に用いてもよい。
【0078】
また、第1〜第4実施形態では、マイナスイオンを発生するイオン発生装置について説明したが、プラスイオンを発生するイオン発生装置にこの発明を適用してもよい。
【0079】
【発明の効果】
以上より明らかなように、請求項1に記載のイオン発生装置では、放電電極と対向電極とがベース部から離間した位置に設けられている。このため、放電によって、ベース部に空気中の塵や埃などの電解質が付着されることが少なくなるので、イオンの発生量が低下することを抑制することができる。さらに、第1電極保持部と第2電極保持部とを結ぶ方向の対向電極の長さが、第1電極保持部と第2電極保持部とを結ぶ最短距離の半分より短い。このため、放電が放電電極の第2支持部側の部分から起こりやすいので、放電が第1支持部から遠ざかる方向に起こりやすくなる。つまり、放電電極から対向電極への放電経路が第1支持部から離間されることとなるので、放電時に空気中の塵や埃などの電解質が第1支持部の表面に付着される可能性が少なくなる。このため、第1支持部の表面を介して放電電極と対向電極との間に電流が流れにくくなるので、放電電極から対向電極に対する放電量の低下を抑えることができる。このため、このイオン発生装置では、イオンの発生量が低下することを抑制することができる。
【0080】
請求項2に記載のイオン発生装置では、対向電極は、放電を第1支持部側の部分において受けやすくなるので、放電電極から対向電極への放電経路は第2支持部から離間されることとなる。したがって、放電時に電解質が第2支持部の表面に付着される可能性が少なくなる。このため、第2支持部の表面を介して放電電極と対向電極との間に電流が流れにくくなる。その結果、このイオン発生装置では、放電電極から対向電極に対する放電量の低下をさらに抑え、イオンの発生量が低下することをさらに抑制することができる。
【0081】
請求項3に記載のイオン発生装置では、放電電極から対向電極への放電は、第1設置面から離間された位置で行われることとなる。したがって、放電時に空気中の塵や埃などの電解質が第1設置面に付着される可能性が少なくなるので、第1設置面を介して放電電極と対向電極との間に電流が流れにくくなる。このため、放電電極から対向電極に対する放電量の低下をさらに抑えることができる。その結果、このイオン発生装置では、イオンの発生量が低下することをさらに抑制することができる。
【0082】
請求項4に記載のイオン発生装置では、放電電極から対向電極への放電経路が、第1設置面から離間されている。したがって、放電時に空気中の塵や埃などの電解質が第1設置面に付着される可能性が少なくなる。このため、第1設置面を介して放電電極と対向電極との間に電流が流れにくくなる。その結果、このイオン発生装置では、放電電極から対向電極に対する放電量の低下をさらに抑え、イオンの発生量が低下することをさらに抑制することができる。
【0083】
請求項5に記載のイオン発生装置では、放電電極から対向電極への放電経路が、第1設置面から離間されている。したがって、放電時に空気中の塵や埃などの電解質が第1設置面に付着される可能性が少なくなる。このため、第1設置面を介して放電電極と対向電極との間に電流が流れにくくなる。その結果、このイオン発生装置では、放電電極から対向電極に対する放電量の低下をさらに抑え、イオンの発生量が低下することをさらに抑制することができる。
【0084】
請求項6に記載のイオン発生装置では、放電電極の中でも針状電極の先端が対向電極に最も近接しているので、針状電極の先端から対向電極に向かって放電が起こる。したがって、放電電極から対向電極への放電の指向性が向上する。
【0085】
請求項7に記載のイオン発生装置では、放電によりイオンを発生させるイオン発生装置であって、所定の間隔をあけて立設された第1隔壁と第2隔壁とを有するベース部を備え、そのベース部の第1隔壁に放電電極が片持ち支持する一方、ベース部の第2隔壁に対向電極を片持ち支持するので、放電電極と対向電極とが第1隔壁側と第2隔壁側の離間した位置にあるため、沿面距離を十分に確保することができる。したがって、放電によって電極やベース部に導電性の異物が付着しても、ベース部表面を介して放電電極と対向電極との間にリーク電流が流れるのを防止でき、イオンの発生量が低下することを抑制することができる。
【0086】
請求項8に記載のイオン発生装置では、前記対向電極を絶縁性を有するカバーで覆うことにより、対向電極が放電電極が露出する空間と隔てられ、放電電極と対向電極との間を絶縁物により絶縁することができるので、例え放電によって放電電極やベース部に導電性の異物が付着しても、放電電極と対向電極との間にベース部表面を介してリーク電流が流れるのを防止することができる。
【0087】
請求項9に記載のイオン発生装置では、前記絶縁性を有するカバーをベース部の第1,第2隔壁と一体に形成することによって、放電電極と対向電極との間を確実に絶縁することができると共に、製造コストを低減することができる。
【0088】
請求項10に記載の空気調和機では、空気調和部により空気が調和される。調和された空気は、送風部により室内へ送風される。上記イオン発生装置が、送風部により発生される空気流れの中に設けられ、空気の一部をイオン化させる。このため、室内にイオン化された調和空気が供給される。この空気調和機では、放電電極から対向電極に対する放電量の低下を抑えることができるため、イオン発生装置のイオンの発生量が低下することを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施の形態が採用される空気調和機の外観図である。
【図2】図2は冷媒系統図である。
【図3】図3はイオン発生装置を示す正面図である。
【図4】図4は放電板カバーをはずした状態のイオン発生装置を示す正面図である。
【図5】図5は図3に示すV−V線から見た断面図である。
【図6】図6は他の実施の形態のイオン発生装置を示す正面図である。
【図7】図7は従来のイオン発生装置の構成図である。
【図8】図8は本発明の第3実施形態のイオン発生装置の斜視図である。
【図9】図9は図8に示すイオン発生部を保護カバーで覆った状態のイオン発生装置を示す斜視図である。
【図10】図10は本発明の第4実施形態のイオン発生装置の斜視図である。
【符号の説明】
1     空気調和機
11    室内熱交換器(空気調和部)
12    クロスフローファン(送風部)
13    ファンモータ(送風部)
15    イオン発生装置
152   ベース部材(ベース部)
153   第1支持部材(第1支持部)
153a  第1保持部
153b  第1中間部
153c  第1固定部
154   放電電極プレート(放電電極)
155   針状電極
156   第2支持部材(第2支持部)
156a  第2保持部
156b  第2中間部
156c  第2固定部
157   対向電極プレート(対向電極)
158   電圧供給部
S1    上面(第1設置面)
301   取付部材
302   イオン発生部
303   保護カバー
311   矩形穴
312   固定部
313   ボス
320   ベース部
321   設置面
323   第1隔壁
324   第2隔壁
325   放電電極
326   対向電極
327   ネジ
402   イオン発生部
421   設置面
422   第1絶縁カバー
423   第1隔壁
424   第2隔壁
424a   第2絶縁カバー

Claims (10)

  1. 放電によりイオンを発生させるイオン発生装置であって、
    第1設置面(S1)を有するベース部(152)と、
    前記第1設置面(S1)に固定される第1固定部(153c)と、前記第1設置面(S1)から離間した位置に設けられる第1電極保持部(153a)と、前記第1固定部(153c)と前記第1電極保持部(153a)との間に設けられる第1中間部(153b)とを有する第1支持部(153)と、
    前記第1電極保持部(153a)に保持される放電電極(154)を有する放電部と、
    前記第1設置面(S1)に固定される第2固定部(156c)と、前記第1設置面(S1)から離間した位置に設けられる第2電極保持部(156a)と、前記第2固定部(156c)と前記第2電極保持部(156a)との間に設けられる第2中間部(156b)とを有する第2支持部(156)と、
    前記第2電極保持部(156a)に保持される対向電極(157)を有する対向部と、
    前記放電電極(154)に所定の電圧を供給する電圧供給部(158)と、
    を備え、
    前記第1電極保持部(153a)と前記第2電極保持部(156a)とを結ぶ方向の前記対向電極(157)の長さが、前記第1電極保持部(153a)と前記第2電極保持部(156a)とを結ぶ最短距離の半分より短い、イオン発生装置(15)。
  2. 前記第1電極保持部(153a)と前記第2電極保持部(156b)とを結ぶ方向の前記放電電極(154)の長さが、前記第1電極保持部(153a)と前記第2電極保持部(156a)とを結ぶ最短距離の半分より短い、請求項1に記載のイオン発生装置(15)。
  3. 前記第1設置面(S1)と前記放電電極(154)との間の距離が、前記第1電極保持部(153a)と前記第2電極保持部(156a)とを結ぶ方向の前記放電電極(154)の長さより長い、請求項1または2に記載のイオン発生装置(15)。
  4. 前記第1設置面(S1)と前記対向電極(157)との間の距離が、前記第1電極保持部(153a)と前記第2電極保持部(156a)とを結ぶ方向の前記対向電極(157)の長さより長い、請求項1から3のいずれかに記載のイオン発生装置(15)。
  5. 前記第1設置面(S1)と前記放電電極(154)との間の距離が、前記第1設置面(S1)と前記対向電極(157)との間の距離より長い、請求項1から4のいずれかに記載のイオン発生装置(15)。
  6. 前記放電電極(154)は、前記対向電極(157)に向かって延びる針状電極(155)を有する、請求項1から5のいずれかに記載のイオン発生装置(15)。
  7. 放電によりイオンを発生させるイオン発生装置であって、
    所定の間隔をあけて立設された第1隔壁(323,423)と第2隔壁(324,424)とを有するベース部(320,420)と、
    前記ベース部(320,420)の前記第1隔壁(323,423)に片持ち支持された放電電極(325)と、
    前記ベース部(320,420)の前記第2隔壁(324,424)に片持ち支持された対向電極(326)とを備えたことを特徴とするイオン発生装置。
  8. 請求項7に記載のイオン発生装置において、
    前記対向電極(326)を覆うように設けられた絶縁性を有するカバー(422)を備えたことを特徴とするイオン発生装置。
  9. 請求項8に記載のイオン発生装置において、
    前記絶縁性を有するカバー(422)は、前記ベース部(420)の第1,第2隔壁(423,424)と一体に形成されていることを特徴とするイオン発生装置。
  10. 調和された空気を室内に供給するための空気調和機であって、
    空気を調和する空気調和部(11)と、
    前記空気調和部(11)により調和された空気を室内に送風する送風部(12,13)と、
    前記送風部(12,13)により発生される空気流れの中に設けられる請求項1から9のいずれかに記載のイオン発生装置と、を備える空気調和機(1)。
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