JPH1156336A - 麦酒および麦芽使用発泡酒の醸造法 - Google Patents

麦酒および麦芽使用発泡酒の醸造法

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JPH1156336A
JPH1156336A JP24041197A JP24041197A JPH1156336A JP H1156336 A JPH1156336 A JP H1156336A JP 24041197 A JP24041197 A JP 24041197A JP 24041197 A JP24041197 A JP 24041197A JP H1156336 A JPH1156336 A JP H1156336A
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malt
yeast
beer
wort
brewing
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JP24041197A
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English (en)
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Tomoe Sugano
智栄 菅野
Hisao Kogo
久雄 向後
Toshio Ishibashi
利男 石橋
Tomoyuki Fujita
朋行 藤田
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KOUGO STARCH KK
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KOUGO STARCH KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 淡白で軽い香味、うま味およびこく味を有す
る麦酒および麦芽使用発泡酒を醸造する。 【構成】 本発明の麦酒および麦芽使用発泡酒の醸造法
は、麦芽、ホップ、水を主原料とし、でん粉を副原料と
して得た麦汁に、ぶどう糖を構成糖とする非発酵性オリ
ゴ糖2〜30重量%を含む糖類を加えて、麦酒酵母で主
発酵させた後、熟成させることを特徴とする。また、前
記麦酒酵母は、泥状酵母液中に、リン酸、乳酸、酢酸、
クエン酸のうち1種類以上を添加して、pH2.2〜
3.5に調整した再使用酵母を用いる。この醸造法によ
って得た麦酒および麦芽使用発泡酒は、非発酵性オリゴ
糖が含むので、淡白で軽い香味、うま味およびこく味を
有する。また、pH2.2〜3.5に調整した再使用酵
母は、雑菌が少なく、多数回の再使用が可能であって、
また、この再使用酵母を使用するので、安定かつ効率的
に発酵を進めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、口当たりが軽くさ
っぱりとした切れ味を有しながら、丸みをもったマイル
ドなうま味を有する麦酒および麦芽使用発泡酒の醸造法
に関する。
【0002】
【従来の技術】古くから行われてきた麦酒の醸造は、大
麦の麦芽とホップと水とを主原料とするものであった
が、びん詰保存状態において麦芽中のポリフェノールと
たん白質が結合して、混濁することがわかってきた。こ
の対策としてアメリカでは、副原料としてポリフェノー
ルの少ないコーングリッツやコーンスターチなどのでん
粉質原料を麦芽と併用する醸造法がはじめられた。また
英国では、1980年代に樽詰麦酒の2次発酵に少量の
砂糖を添加すると発酵がスピードアップされて、短期間
に商品化できることがわかり、副原料として糖類が使用
されるようになった。このような経緯から、最近の麦酒
醸造では主原料の麦芽とホップと水に加えて米、コーン
スターチなどのでん粉質原料と、砂糖、水飴、カラメル
などの糖類を副原料として使用することが一般的になっ
ている。
【0003】ところで、現在わが国において、政令で定
められた麦酒とは、麦芽、ホップ、水を主原料として発
酵させた酒類をいい、副原料として、米、コーンスター
チなどのでん粉質原料と、砂糖、水飴、カラメルなどの
精製された糖類とを、総合計重量が前記麦芽重量の10
分の5を越えなければ使用することができることになっ
ている。そして、この政令で定められた原料以外のも
の、例えば果実、果汁などを使用したり、前記でん粉質
原料と糖類の総合計重量が麦芽重量の10分の5を越え
た場合には、麦酒と称するこはできず、発泡酒と称する
ことが政令で定められている。
【0004】上記副原料を使用する従来の麦酒の醸造法
は、概略、次のように行われている。まず大麦から作っ
た主原料である麦芽を粉砕したものと、副原料であるで
ん粉質原料とを、前記麦芽のもっている酵素類で分解し
糖化する。この糖化工程で、麦芽(殻皮などを除いたも
の)およびでん粉質原料の約80重量%が可溶化され
る。この可溶化されたものを、濾過槽または濾過機によ
り粕を除きエキス分を取り出して得た一番麦汁と、該粕
中に残っているエキス分を温水で洗い出して得た二番麦
汁とを合わせ煮沸釜に入れ、ホップを加えて所定の濃度
(例えばエキス分10〜12重量%)まで煮詰める。ま
た、副原料である糖類を使用する場合には、煮沸前の前
記麦汁に加えるが、該糖類は一般的に、砂糖のほか表1
に示す4種類のシラップが用いられる。なお、糖成分の
分析は、澱粉糖技術部会編の澱粉糖関連工業分析法P1
31〜137記載の高速液体クロマトグラフィー法を用
いる。
【表1】 この煮詰めた麦汁を、ホップ粕分離機にかけて、ホップ
粕を分離し、冷却機で約5度Cに冷却する。この冷却し
た麦汁に含まれる、煮沸により生じた熱凝固物と冷却に
より生じた冷却凝固物とを、麦酒の熟成を速めて味をよ
くするために、遠心分離機や珪藻土濾過機を用いて完全
に除去する。前記各凝固物は主としてたん白質で、その
他にタンニン、ホップ樹脂などが含まれる。
【0005】次に、この冷麦汁に麦酒酵母を添加して主
発酵を行う。この主発酵では、麦汁中のぶどう糖、麦芽
糖、マルトトリオースなどの発酵性糖類の大部分がアル
コールと炭酸ガスになるが、各種高級アルコール、各種
有機酸、各種エステル類、各種臭味成分も副生し、未熟
な香味を有することからそう呼ばれる若麦酒が生成され
る。
【0006】続いて、前記若麦酒を、その中の麦酒酵母
を後発酵に必要な量を残して分離した後、貯蔵タンクに
移して−1〜3度Cに冷却し、0.3〜0.5kg/cm2
程度に加圧しながら約1〜2ヵ月間熟成させると、若麦
酒中に残存していた発酵性糖類が発酵して炭酸ガスにな
り、未熟な香味がなくなって、生麦酒を得ることができ
る。
【0007】また、麦芽使用発泡酒の醸造は、副原料の
米、コーンスターチなどのでん粉質原料と、砂糖、水
飴、カラメルなどの糖類との総合計重量が、主原料の麦
芽重量の10分の5を越えるほかは、前記麦酒の醸造と
ほぼ同様の工程を経てなされるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記副原料を使用した
麦酒の醸造法は、麦芽、ポップ、水だけの醸造法に比べ
て発酵度が高く、淡白で軽い香味を有する麦酒を得るこ
とができるが、副原料として発酵性糖類の含有量の多い
糖類を使用するとさらに味が淡白となって、麦酒本来の
うま味、こく味に乏しいものになるという問題があっ
た。また、いわゆるライト麦酒は、カロリー値を約30
%低くしたものであり、発酵性糖類の割合を約80%以
上に高め、麦汁濃度を約30%うすくして発酵させて醸
造するので、香味成分の低減に伴って、前記問題がより
顕著に現れる。なお、この問題解決することは、ライト
麦酒だけでなく、副原料を使用するすべての麦酒および
麦芽使用発泡酒についての共通した大きな課題となって
いる。
【0009】加えて、麦酒の香味は、発酵工程で使用さ
れる酵母の特性によるところが大きく、安定かつ効率的
に発酵を進めるためには使用した麦酒酵母を回収して複
数回使用することが必要となる。ところが、近年わが国
で増加している地ビールと称されている小規模麦酒醸造
メーカーなどでは、麦酒酵母の雑菌汚染を防ぐことに手
間がかかるため、1回使用しただけで廃棄しているのが
現状である。麦酒酵母の再使用の回数は多いほど好まし
いが、前述のように雑菌汚染を防ぐことに手間がかかる
ため、大手メーカーでも現状では3〜4回が一般的であ
り、多くとも6〜8回までに止まっている。
【0010】本発明は、前記の課題を解決した醸造法を
提供することを目的とするほか、使用した酵母を回収し
て複数回使用する際に、雑菌汚染の防止を容易にするこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題等
を解決するために多年にわたる研究を行い、イソマルト
ース、ニゲロース、コージビオース、ゲンチオビオー
ス、イソマルトトリオース、パノース、イソマルトテト
ラオース、イソマルトシルマルトース、イソマルトペン
タオース、イソマルトヘキサオースなどのぶどう糖を構
成糖とした、ぶどう糖の重合度6以下の非発酵性オリゴ
糖の1種以上の合計が、麦汁の全糖類を固形分換算した
重量比で2〜30%に相当する糖類副原料を使用する麦
酒および麦芽使用発泡酒の醸造法を見出した。すなわ
ち、本発明は、前記目的を達成するために、主原料であ
る麦芽、ホップ、水と、副原料のぶどう糖を構成糖とす
る非発酵性オリゴ糖を含む糖類を使用し、麦酒酵母で主
発酵させた後、熟成させるものである。
【0012】また本発明は、麦芽、ホップ、水を主原料
とし、でん粉質原料を副原料として得た麦汁に、ぶどう
糖を構成糖とする非発酵性オリゴ糖を含む糖類を加え
て、麦酒酵母で主発酵させた後、熟成させるものであ
る。
【0013】さらに本発明は、前記各構成における非発
酵性オリゴ糖を、ぶどう糖の重合度2〜6の、イソマル
トース、ニゲロース、コージビオース、ゲンチオビオー
ス、イソマルトトリオース、パノース、イソマルトテト
ラオース、イソマルトシルマルトース、イソマルトペン
タオース、イソマルトヘキサオースのうち1種類以上で
構成したものである。
【0014】さらにまた本発明は、前記各構成における
非発酵性オリゴ糖の含有量を、固形分換算で、麦汁の全
糖類中に2〜30重量%としたものである。
【0015】またさらに本発明は、前記各構成に加え
て、麦酒酵母として、回収した泥状酵母液中に、リン
酸、乳酸、酢酸、クエン酸のうち1種類以上を添加し
て、泥状酵母液をpH2.2〜3.5に調整した再使用
酵母を使用するものである。また、前記酸類は、麦酒酵
母に資化されて、香味のすぐれた麦酒および麦芽使用発
泡酒となる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明を麦酒に適用した好
適な第1実施形態を詳細に説明する。本実施形態におけ
る麦酒の醸造法は、まず、水1キロリッターをを糖化槽
に入れ50度Cに加温後、大麦から製麦した主原料であ
る粉砕麦芽250キログラムを前記糖化槽に投入し、ゆ
っくり攪拌しながら前記50度Cで1時間保持した後、
温度65〜70度Cに昇温しさらに5時間糖化してもろ
みを得る。このもろみのうち約半分を取り出し煮沸して
から糖化槽に戻し、攪拌する。品温が上昇して75〜8
0度Cになった糖化槽内のもろみを、この温度を維持し
ながらさらに3時間糖化し、常法により濾過した後、8
0度Cの温水で糖化残渣をブリックス1%以下の濃度ま
で洗浄したものと合わせて麦汁(試料A)を得る。この
麦汁(試料A)は、表2に示す糖組成(固形分換算)を
有する。
【表2】
【0017】続いて、前記麦汁(試料A)に、非発酵性
オリゴ糖を含む糖類である転移糖シラップ(試料B)を
混合した混合麦汁(試料A+B)に麦酒酵母を添加して
主発酵を行うのであるが、その前に、前記転移糖シラッ
プ(試料B)の製造方法を説明する。
【0018】転移糖シラップ(試料B)の製造方法は、
まず、濃度30%のでん粉乳をpH6.3に調整し、市
販の耐熱性液化酵素(例えば、ノボノルデスク社製、商
品名、ターマミル)を0.1重量%(固形分換算)添加
し、ジェットクッカーにより105〜107度Cで5分
間クッキングした後、95度Cで1時間かけて液化して
DE6〜8の液化液を得る。この液化液を125度Cで
10分間加熱処理して酵素を失活させた後、60度Cに
冷却するとともに、pH5.0に調整し、市販のβアミ
ラーゼ(例えば、長瀬産業製、商品名、βアミラーゼ1
500)0.2%と枝切酵素(例えば、天野制約製、商
品名、プロモザイム)0.3%を添加して糖化し、麦芽
糖含有量65%前後になったところで、市販のαグルコ
シダーゼ(例えば、天野制約社製、商品名、転移酵素)
0.1%と液化酵素0.05%を添加して約30時間転
移反応を行わせる。このようにして得た糖化液を、常法
により脱色、精製して水分25%まで濃縮すると、液状
の転移糖シラップ(試料B)ができあがる。
【0019】この転移糖シラップ(試料B)の標準糖組
成(固形分換算)は、発酵性糖類である、ぶどう糖4
4.8重量%、麦芽糖6.3重量%、マルトトリオース
0.8重量%と、非発酵性オリゴ糖である、イソマルト
ース17.1重量%、ニゲロースおよびコージビオース
が合計で4.7重量%、パノース11.3重量%、イソ
マルトトリオース5.7重量%、イソマルトシルマルト
ースおよびイソマルトテトラオースなどの4糖類転移糖
が合計で5.1重量%、5糖類の転移糖以上が合計で
2.7重量%とからなる。これら非発酵性オリゴ糖は重
合度2〜6のものであって、好ましくは重合度2〜4の
ものとする。なお、重合度2よりも低い糖類はぶどう糖
であって非発酵性オリゴ糖ではない。また、重合度6よ
り高い非発酵性オリゴ糖は、製造しうる量がきわめて少
なく、使用しても実効性がない。
【0020】なお、前記転移糖シラップ(試料B)は、
同濃度の砂糖対比で約50%の甘味度があり、味質はま
ろやかで上品な幅のあるうま味をもっている。また、こ
の転移糖シラップ(試料B)は液状であるので、取り扱
いが便利である。
【0021】続いて、主発酵にあたっては、まず、前記
麦汁(試料A)70重量%に、非発酵性オリゴ糖と発酵
性糖類からなる糖濃度12%の転移糖シラップ(試料
B)30重量%を合わせて混合麦汁(試料A+B)を作
成する。
【0022】前記混合麦汁(試料A+B)を加熱し、煮
立ってきたら市販のホップペレット(例えば、エヌビー
ジャパン社製、商品名、ホットプレット)を、混合麦汁
(試料A+B)18リッターに対して14グラム加え、
さらに加熱して40分後に再度前記ホップペレットを同
量追加して計1時間煮沸した後、18度Cに急冷する。
急冷したものを無菌的に濾過して凝固物を除くととも
に、無菌水を加えて蒸発水分を補い、加熱前の容量にす
る。このように処理した混合麦汁(試料A+B)に市販
の麦酒用乾燥酵母(例えば、エヌビージャパン社製、商
品名、活性乾燥イースト)11.5グラムを添加し、蓋
付の発酵容器に入れ2日間に1回左右に回転して攪拌
し、液温を18〜26度Cに保って7日間発酵させた
後、5〜7度Cの冷蔵庫に入れて保管し発酵液を得る。
この発酵液は、発酵性糖類の大部分がアルコールと炭酸
ガスになるが、各種高級アルコール、各種有機酸、各種
エステル類、各種臭味成分も副生し、未熟成な香味を有
することから、若麦酒と呼ばれる。
【0023】前記混合麦汁(試料A+B)に含まれる非
発酵性オリゴ糖は、完成後の麦酒を、淡白で軽い香味、
うま味およびこく味を有するものにするために、全糖類
中に占める割合を2〜30重量%とすることが好適であ
り、好ましくは3〜15重量%とする。非発酵性オリゴ
糖含有量が2重量%より少ないと、うま味およびこく味
についての改良効果が少なくなり、30重量%より多い
と、麦汁の発酵度が低下し、若麦酒の後発酵(残存して
いた発酵性糖類の発酵)と熟成に時間がかかるようにに
なってしまう。
【0024】次に、熱湯で十分に洗浄して殺菌し、70
%のアルコールで消毒した麦酒ビンに、同じく殺菌、消
毒済みのサイフォンチューブを使用して、底部のオリを
吸い込まないように注意しながら発酵液(若麦酒)を分
注し、ただちに殺菌した王冠を打栓する。打栓後は、約
20度Cの室温に3日間放置して、後発酵させた後、5
〜7度Cの冷蔵庫で1ヵ月熟成させ、生麦酒を得る。
【0025】以上のように、上記第1実施形態により醸
造した麦酒は、淡白で軽い香味、うま味およびこく味を
有するものであった。
【0026】次に、本発明を麦酒に適用した第2実施形
態の醸造法を説明する。この醸造法は、前述の第1実施
形態における転移糖シラップ(試料B)をイソマルトー
ス(試料C)に変え、かつ、第1実施形態で製造したも
のと同じ麦汁(試料A)91重量%に対して前記転移糖
シラップ(試料C)9重量%をとした混合麦汁(試料A
+C)を、第1実施形態の主発酵法で同様に行うもので
ある。したがって、麦汁(試料A)を得る工程と、主発
酵以降の工程の詳細な説明は省略し、前記イソマルトー
ス(試料C)についてのみ詳細に説明する。
【0027】前記イソマルトース(試料C)は、まず、
前記第1実施形態で製造したものと同じ転移糖シラップ
(試料B)をナトリウム型強酸性イオン交換樹脂(例え
ば、オルガノ社製、商品名、XT1007)で分画し、
発酵性糖類であるところの、ぶどう糖1.8重量%、麦
芽糖5.1重量%と、非発酵性オリゴ糖であるところ
の、イソマルトース、ニゲロースおよびコージビオース
の合計48.8重量%、パノースおよびイソマルトトリ
オースの合計19.1重量%、イソマルトシルマルトー
スおよびイソマルトテトラオースなどの4糖類および5
糖類以上の転移糖の合計15.2重量%の中間転移糖シ
ラップを作成し、この中間転移糖シラップを、活性炭
(例えば、武田薬品製、商品名、白サギ印精製品)とセ
ライト(例えば、ジョンス・マンベル社製、商品名、セ
ライトNo.545)を780グラムずつ混合した活性
炭カラムによって、分別して得たものであり、得られた
イソマルトースの純度は98%である。
【0028】以上のように、第2実施形態により醸造し
た麦酒は、前記第1実施形態により醸造した麦酒と同様
に、淡白で軽い香味、うま味およびこく味を有するもの
であった。
【0029】続いて、本発明を麦酒に適用した第3実施
形態の醸造法を説明する。この醸造法は、前述の第2実
施形態において、麦汁(試料A)とイソマルトース(試
料C)との混合比が91:9であったものを、97:3
に変更した点のみが、第2実施形態の場合と相違し、他
の工程などは第2実施形態と同一である。したがって、
麦汁(試料A)を得る工程と、イソマルトース(試料
C)を得る方法と、主発酵以降の工程の詳細な説明は省
略する。
【0030】以上のように、上記第3実施形態により醸
造した麦酒は、前記第1実施形態あるいは前記第2実施
形態により醸造した麦酒と同様に、淡白で軽い香味、う
ま味およびこく味を有するものであった。
【0031】以下に、前述の各実施形態の醸造法に用い
た各種原料(麦汁および該麦汁に糖類を混合したもの)
の分析と、これら原料から得た麦酒の分析および評価を
表3によって示す。
【表3】 この表3について簡単に説明すると、「麦汁の内容」欄
における、「対照区」は麦汁(試料A)100重量%に
よる分析評価、「試験区(3)」は前記第1実施形態で
使用した混合麦汁(試料A+B)による分析評価、「試
験区(2)」と「試験区(1)」は、第2、第3実施形
態でそれぞれ使用した混合麦汁(試料A+C)による各
分析評価、「対照区(2)」は麦汁(試料A)70重量
%に糖濃度12%のマルトースシラップ(例えば、向後
スターチ製、商品名、ヤマコーソシラップ、試料D)を
30%混合したものによる分析評価をそれぞれ示す。な
お、前記マルトースシラップの無水物組成(%)は。ぶ
どう糖2.0、麦芽糖54.4、マルトリオース16.
2、その他27.4で、非発酵性オリゴ糖は含まれてい
ない。また、「麦酒の官能検査順位」は、3人のパネラ
が、各2試料ずつ、順位を変えた組み合わせによって行
い、合計20回の比較試験によるものである。そして、
軽くさっぱりとしたうま味、まる味があれば+1点、味
が重ければ−1点、これらいずれでもなければ0点の評
価点を与えて採点した。なお、全糖の分析は、2.27
重量%の塩酸を加え、2.5時間水浴上で加熱分解後、
中和してレインエイノン法で還元糖の測定を行い、ぶど
う糖として表示した。
【0032】この表3で明らかなように、官能試験の結
果、本発明の前記第1、第2、第3実施形態による麦酒
(試験区1,2,3)が、糖類を使用しなかった麦酒
(対照区1あるいは従来例による麦酒(対照区2)より
評価が高いものであった。特に、試験区3の麦酒は、軽
くさっぱりとした飲み味をもちながら、丸みをもった切
れのよいうま味があり、ホップのアロマがよく引き出さ
れていることが認められた。
【0033】また、前記第1、第2、第3実施形態の醸
造方法において使用する麦酒酵母は再使用酵母を用い
た。この再使用酵母は、まず、市販の麦酒用乾燥酵母
(例えば、、エヌビージャパン社製、商品名、活性乾燥
イースト)を、前記処理した混合麦汁18リッターに対
して11.5グラムを添加し、前記各実施形態における
各工程を経て得た発酵液(若麦酒)を、5〜7度Cの冷
蔵庫で保管中に、その麦酒酵母を後発酵に必要な量を残
して分離し、無菌的に吸引濾過して、水分約60%の生
酵母を回収し、この生酵母30部に前述の麦汁(試料
A)をブリックス濃度12%に調整し、1Kg/cm2 で2
0分間殺菌して15度Cに冷却したもの70部を加えて
泥状酵母液に、乳酸を添加し、pH2.5に調整して第
1回再使用酵母(乳酸−1)を得る。続いて、この第1
回再使用酵母(乳酸−1)を用い作成した発酵液(若麦
酒)中の酵母を、5〜7度Cの冷蔵庫で無菌的に吸引濾
過して得た酵母液を、前述と同様に分離回収し、この酵
母液に前述と同様に麦汁(試料A)を加えて泥状酵母液
とし、乳酸を添加し、pH2.5に調整して第2回再使
用酵母(乳酸−2)を得る。そして、前記各実施形態の
麦酒醸造では、麦酒の醸造過程で発酵液(若麦酒)から
麦酒酵母の一部を分離して前記操作で得た再使用酵母を
用いている。このように、再使用酵母のpH値を乳酸に
よって調整するのは、麦酒酵母の増殖に悪影響を与える
ことなく雑菌の繁殖を抑えるためである。
【0034】前記再使用酵母は、乳酸によりpH2.2
〜3.5に調整すると好適であり、好ましくはpH2.
4〜2.6に調整するもので、pH2.2より低いと、
酵母の増殖に悪影響がある一方、pH3.5より高いと
殺菌作用が不十分である。また、pH値の調整には、乳
酸に代えてリン酸、酢酸あるいはクエン酸を用いるほ
か、これらの酸を組み合わせて用いることが可能であ
る。
【0035】ここで、麦酒酵母は、麦酒の種類に適した
特性をもつものを、安定かつ効率的に発酵を進めるため
に、回収して複数回使用することが好ましい。しかし、
麦酒酵母は再使用を繰り返すうちに雑菌汚染を受やすい
ものである。表4は、従来式の再使用酵母(対照−
1)、(対照−2)、(対照−3)と、本発明の前記第
3回、第7回、第11回再使用酵母(乳酸−3)、(乳
酸−7)、(乳酸−11)の比較検査結果を示す。
【表4】 ここにおいて、第1回再使用酵母(対照−1)は、市販
の麦酒用乾燥酵母を用いた麦酒醸造の各工程を経て得た
発酵液(若麦酒)中の麦酒酵母の一部を分離して、5〜
7度Cの冷蔵庫で無菌的に吸引濾過して得られた水分約
60%の生酵母で、pH値の調整を行っていないもので
ある。また、第2回再使用酵母(対照−2)は、第1回
再使用酵母(対照−1)を用いて前記と同様にして得た
もの、第3回再使用酵母(対照−3)は、第2回再使用
酵母(対照−2)を用いて前記と同様にして得たもので
あり、これらもpH値の調整を行っていないものであ
る。
【0036】上記検査によって、従来式の第1回再使用
酵母(対照−1)、第2回再使用酵母(対照−2)、第
3回再使用酵母(対照−3)は、回を追う毎に雑菌数が
急増し、3回目の再使用時には既に使用不能になってい
るのに対し、本発明の前記第3回、第7回、第11回再
使用酵母(乳酸−3)、(乳酸−7)、(乳酸−11)
は雑菌数が低く抑えられて、さらに再使用可能であるこ
とが確認できる。
【0037】なお、本発明は前記各実施形態に限定され
るものではなく、例えば、麦酒だけでなく麦芽使用発泡
酒に適用してもよいほか、非発酵性オリゴ糖を含む糖類
は、転移糖シラップのような液状ではなく、粉状などで
あってもよい。
【0038】また、非発酵性オリゴ糖を含む糖類は、上
記各実施形態で使用したものでなくともよく、例えば、
濃度60%のぶどう糖液(糖組成:ぶどう糖96.0重
量%、麦芽糖2.0重量%、イソマルトース0.5重量
%、マルトトリオースおよびその他の合計1.5重量
%)に、市販の糖化酵素(例えば、、ノボノルデイスク
社製、商品名、AMG)2重量%を加えて60度Cで反
応させて得られたぶどう糖約60重量%、残りは主とし
てイソマルトースを含んだ糖組成の転移糖シラップであ
ってもよい。
【0039】また、非発酵性オリゴ糖を含む糖類は、濃
度60%のぶどう糖液(糖組成:ぶどう糖96.0重量
%、麦芽糖2.0重量%、イソマルトース0.5重量
%、マルトトリオースその他の合計1,5重量%)に、
微生物起源のβグルコシダーゼを作用させた転移糖シラ
ップ(糖組成:ぶどう糖51.4重量%、ゲンチオビオ
ースおよびその他2糖類の合計32.3重量%、ゲンチ
オトリオースおよびその他3糖類の合計11.5重量
%、ゲンチオテトラオースおよびその他4糖類の合計
4.8重量%)であってもよい。このゲンチオビオース
は、ぶどう糖がβ結合した非発酵性のグルコ2糖類で、
上品なコク味と切れのよい苦みがあり、麦酒や麦芽使用
発泡酒にコク味と苦みを加える作用を有する。
【0040】さらに、非発酵性オリゴ糖を含む糖類の製
造法例を挙げれば、濃度60%のぶどう糖液(糖組成:
ぶどう糖96.0重量%、麦芽糖2.0重量%、イソマ
ルトース0.5重量%、マルトトリオースおよびその他
1,5重量%)に、酸濃度0.5Nのシュウ酸または硫
酸を加え、98度Cで約10時間反応させて得た、シュ
ウ酸の場合は約30重量%、硫酸の場合は約40重量%
のゲンチオビオースおよびイソマルトースを主体とした
生成物を、常法により精製(中和、脱色、脱塩)後、濃
縮し、転移糖シラップとすることができる。
【0041】また、非発酵性オリゴ糖を含む糖類は、高
濃度のでん粉溶液を、転移酵素(αグルコシダーゼ)を
含む多量の糖化酵素を用い、長時間糖化反応させて精製
したイソマルトースを含む糖液を、その中のぶどう糖や
麦芽糖を結晶させて分離したり、分画して、濃縮したも
のであってもよい。ちなみに、でん粉溶液を通常の方法
で糖化しても生成されるイソマルトースの含有量は2重
量%以下であるが、前記方法で濃縮すると含有量が10
重量%以上になる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、請求項1あるいは請求項
3あるいは請求項4に記載の本発明は、麦酒および麦芽
使用発泡酒中に非発酵性オリゴ糖が含まれているので、
淡白で軽い香味、うま味およびこく味を有する麦酒およ
び麦芽使用発泡酒を得ることができるという効果を奏す
る。
【0043】また、請求項2あるいは請求項3あるいは
請求項4に記載の本発明は、麦酒および麦芽使用発泡酒
中に非発酵性オリゴ糖が含まれているので、淡白で軽い
香味、うま味およびこく味を有する、でん粉を副原料と
して用いた麦酒および麦芽使用発泡酒を得ることができ
るという効果を奏する。
【0044】また、請求項5に記載の本発明は、請求項
1あるいは請求項2あるいは請求項3あるいは請求項4
に記載の発明の効果に加えて、pH2.2〜3.5に調
整した泥状酵母を用いた再使用酵母は、雑菌が少なく、
多数回の再使用が可能であって、また、再使用酵母を使
用するので、安定かつ効率的に発酵を進めることができ
るという効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 朋行 千葉県海上郡飯岡町三川4838−6

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 麦芽、ホップ、水を主原料として得た麦
    汁に、ぶどう糖を構成糖とする非発酵性オリゴ糖を含む
    糖類を加えて、麦酒酵母で主発酵させた後、熟成させる
    ことを特徴とする麦酒および麦芽使用発泡酒の醸造法。
  2. 【請求項2】 麦芽、ホップ、水を主原料とし、でん粉
    質原料を副原料として得た麦汁に、ぶどう糖を構成糖と
    する非発酵性オリゴ糖を含む糖類を加えて、麦酒酵母で
    主発酵させた後、熟成させることを特徴とする麦酒およ
    び麦芽使用発泡酒の醸造法。
  3. 【請求項3】 麦汁に含まれる非発酵性オリゴ糖は、ぶ
    どう糖の重合度2〜6の、イソマルトース、ニゲロー
    ス、コージビオース、ゲンチオビオース、イソマルトト
    リオース、パノース、イソマルトテトラオース、イソマ
    ルトシルマルトース、イソマルトペンタオース、イソマ
    ルトヘキサオースのうち1種類以上で構成したことを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載の麦酒および麦芽
    使用発泡酒の醸造法。
  4. 【請求項4】 非発酵性オリゴ糖の含有量を、固形分換
    算で、麦汁の全糖類中に2〜30重量%としたことを特
    徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3に記載した
    麦酒および麦芽使用発泡酒の醸造法。
  5. 【請求項5】 麦酒酵母は、泥状酵母液中に、リン酸、
    乳酸、酢酸、クエン酸のうち1種類以上を添加して、泥
    状酵母液をpH2.2〜3.5に調整した再使用酵母で
    あることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項
    3又は請求項4に記載した麦酒および麦芽使用発泡酒の
    醸造法。
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