JPH1155933A - 永久磁石型発電機 - Google Patents
永久磁石型発電機Info
- Publication number
- JPH1155933A JPH1155933A JP9223022A JP22302297A JPH1155933A JP H1155933 A JPH1155933 A JP H1155933A JP 9223022 A JP9223022 A JP 9223022A JP 22302297 A JP22302297 A JP 22302297A JP H1155933 A JPH1155933 A JP H1155933A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- permanent magnet
- magnet rotor
- base
- drive motor
- stator
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K53/00—Alleged dynamo-electric perpetua mobilia
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コギングが非常に小さく、また構造上、全体
として発電機を軽くすることができること、さらに、発
電量の増加を図ることができること。 【解決手段】 基台1に支持部材4を介し固定的に支持
され、かつ、永久磁石回転子10の軸芯方向に対して中
心に位置する駆動モータ5と、この駆動モータ5の出力
軸5aに同軸上に固定され、かつ、一端部6bが前記基
台1に軸支された回転軸6と、この回転軸に環状に固定
され、かつ、複数個の永久磁石12a,12b…を有す
る前記永久磁石回転子10と、この永久磁石回転子10
に対して一定の間隙16を形成するように前記基台に環
状に配設され、かつ、導体取付り部18に固定子巻線1
9を有する非磁性体の固定子15とを備える永久磁石型
発電機。
として発電機を軽くすることができること、さらに、発
電量の増加を図ることができること。 【解決手段】 基台1に支持部材4を介し固定的に支持
され、かつ、永久磁石回転子10の軸芯方向に対して中
心に位置する駆動モータ5と、この駆動モータ5の出力
軸5aに同軸上に固定され、かつ、一端部6bが前記基
台1に軸支された回転軸6と、この回転軸に環状に固定
され、かつ、複数個の永久磁石12a,12b…を有す
る前記永久磁石回転子10と、この永久磁石回転子10
に対して一定の間隙16を形成するように前記基台に環
状に配設され、かつ、導体取付り部18に固定子巻線1
9を有する非磁性体の固定子15とを備える永久磁石型
発電機。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は駆動モータを利用し
て発電する永久磁石型発電機に関する。
て発電する永久磁石型発電機に関する。
【0002】
【従来の技術】発電機(例えば三相モータ)の構造は、
回転磁界をつくりだすための固定子と、回転子と、回転
子を固定子の中に一定の間隙を有するように保つ軸受と
から成る。例えば発電機は、中心軸を有しかつ玉軸で支
えられた回転子が、固定子巻線を有する筒状固定子の中
で回転すると、固定子巻線に電気を発生させる。そし
て、固定子巻線に発生した電気は、集電環やブラシを通
し、抵抗器、コンデンサー等に接続される。
回転磁界をつくりだすための固定子と、回転子と、回転
子を固定子の中に一定の間隙を有するように保つ軸受と
から成る。例えば発電機は、中心軸を有しかつ玉軸で支
えられた回転子が、固定子巻線を有する筒状固定子の中
で回転すると、固定子巻線に電気を発生させる。そし
て、固定子巻線に発生した電気は、集電環やブラシを通
し、抵抗器、コンデンサー等に接続される。
【0003】普通一般に、固定子は、磁石の役目である
から、磁束の通り易い鉄芯と、電磁石を作るための固定
子巻線とからできている。この場合固定子鉄芯はウズ電
流による損失を防ぐために、薄いケイ素鋼板を重ね合せ
ている。一方、回転子も固定と同様に薄いケイ素鋼板を
重ね合せた鉄芯と回転子導体とからできている。そし
て、前記回転子導体は、回転子鉄芯の周囲に形成された
複数の溝にそれぞれ銅棒を打ち込み、各銅棒の両端に短
絡環を溶接、ロウ付け等をすることにより構成されてい
る。
から、磁束の通り易い鉄芯と、電磁石を作るための固定
子巻線とからできている。この場合固定子鉄芯はウズ電
流による損失を防ぐために、薄いケイ素鋼板を重ね合せ
ている。一方、回転子も固定と同様に薄いケイ素鋼板を
重ね合せた鉄芯と回転子導体とからできている。そし
て、前記回転子導体は、回転子鉄芯の周囲に形成された
複数の溝にそれぞれ銅棒を打ち込み、各銅棒の両端に短
絡環を溶接、ロウ付け等をすることにより構成されてい
る。
【0004】ところで、上記のように鉄芯を用いた回転
子は、固定子鉄芯に対し、いわゆるコギング現象が生
じ、その結果、発電機或いはモータの一特性としての強
い起動トルク(起電力)が必要になる。
子は、固定子鉄芯に対し、いわゆるコギング現象が生
じ、その結果、発電機或いはモータの一特性としての強
い起動トルク(起電力)が必要になる。
【0005】そこで、従来、固定子や回転子に鉄芯(固
定子鉄芯、ロータコア)を用いたこの種の発電機に於い
て、起電力を減少或いは低減することを目的とする技術
が提案されている(特開平6−14509号公報、特開
平7−184360号公報等)。
定子鉄芯、ロータコア)を用いたこの種の発電機に於い
て、起電力を減少或いは低減することを目的とする技術
が提案されている(特開平6−14509号公報、特開
平7−184360号公報等)。
【0006】しかして、例えば特開平7−184360
号公報に開示された第1実施例には、「N極とS極とが
周方向に交互に配置された環状磁石(回転子)と、この
環状磁石内に同極数(例えば5個)のケイ素鋼板の突起
爪(ヨーク片)を有し、かつ、環状コイルを内装する固
定子(発電コイル体)とから成り、前記突起爪にはそれ
ぞれ起電力を減少するように突起方向にスリットを形成
した発電機」が示されている。
号公報に開示された第1実施例には、「N極とS極とが
周方向に交互に配置された環状磁石(回転子)と、この
環状磁石内に同極数(例えば5個)のケイ素鋼板の突起
爪(ヨーク片)を有し、かつ、環状コイルを内装する固
定子(発電コイル体)とから成り、前記突起爪にはそれ
ぞれ起電力を減少するように突起方向にスリットを形成
した発電機」が示されている。
【0007】しかしながら、上記構成の発電機に於いて
は、起電力を減少(コギング現象の抑制)させることが
できると言うものの、中心軸にベアリングを介してケイ
素鋼板で形成された固定子を保持しているため、その構
造上、全体として発電機が重いのみならず、環状磁石
(回転子)自体の磁束密度も超強力的なものではなかっ
たので、発生電力の増大化を図ることができなかった。
は、起電力を減少(コギング現象の抑制)させることが
できると言うものの、中心軸にベアリングを介してケイ
素鋼板で形成された固定子を保持しているため、その構
造上、全体として発電機が重いのみならず、環状磁石
(回転子)自体の磁束密度も超強力的なものではなかっ
たので、発生電力の増大化を図ることができなかった。
【0008】したがって、発電機の軽量化、発電量の増
大化、製作コストの低減化、装置の小型化などの点で解
決すべき問題点があった。
大化、製作コストの低減化、装置の小型化などの点で解
決すべき問題点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
従来の一般的な発電機の欠点に鑑み、コギング現象の
一層の防止、発電機の軽量化、発電量の効率化、望
ましくは駆動モータの消費電力よりも固定子巻線から取
出せる発生電力の増大化、製作コストの低減化、装
置の小型化、鉄材を使用しないことによる利点化(イ
ンダクタンスが小さい、鉄損がない、回転子に対して磁
気吸引力がない等)を図る永久磁石型発電機を得ること
である。
従来の一般的な発電機の欠点に鑑み、コギング現象の
一層の防止、発電機の軽量化、発電量の効率化、望
ましくは駆動モータの消費電力よりも固定子巻線から取
出せる発生電力の増大化、製作コストの低減化、装
置の小型化、鉄材を使用しないことによる利点化(イ
ンダクタンスが小さい、鉄損がない、回転子に対して磁
気吸引力がない等)を図る永久磁石型発電機を得ること
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の永久磁石型発電
機は、基台1に支持部材4を介し固定的に支持され、か
つ、永久磁石回転子10の軸芯方向に対して中心に位置
する駆動モータ5と、この駆動モータ5の出力軸5aに
同軸上に固定され、かつ、一端部6bが前記基台1に軸
支された回転軸6と、この回転軸に環状に固定され、か
つ、複数個の永久磁石12a,12b…を有する前記永
久磁石回転子10と、この永久磁石回転子10に対して
一定の間隙16を形成するように前記基台に環状に配設
され、かつ、導体取付り部18に固定子巻線19を有す
る非磁性体の固定子15とを備えることを特徴とす
る。。
機は、基台1に支持部材4を介し固定的に支持され、か
つ、永久磁石回転子10の軸芯方向に対して中心に位置
する駆動モータ5と、この駆動モータ5の出力軸5aに
同軸上に固定され、かつ、一端部6bが前記基台1に軸
支された回転軸6と、この回転軸に環状に固定され、か
つ、複数個の永久磁石12a,12b…を有する前記永
久磁石回転子10と、この永久磁石回転子10に対して
一定の間隙16を形成するように前記基台に環状に配設
され、かつ、導体取付り部18に固定子巻線19を有す
る非磁性体の固定子15とを備えることを特徴とす
る。。
【0011】上記構成に於いて、永久磁石回転子10
は、回転軸6に固定的に設けられた合成樹脂成形体11
と、この合成樹脂成形体11の外側筒状軸部11aに環
状に設けられた複数個の永久磁石12a…とで構成され
ていることを特徴とする。また、回転軸6の一端部6b
は尖端化されており、基台1に設けた逆円錐状凹所3を
有する軸受け2に支持されていることを特徴とする。
は、回転軸6に固定的に設けられた合成樹脂成形体11
と、この合成樹脂成形体11の外側筒状軸部11aに環
状に設けられた複数個の永久磁石12a…とで構成され
ていることを特徴とする。また、回転軸6の一端部6b
は尖端化されており、基台1に設けた逆円錐状凹所3を
有する軸受け2に支持されていることを特徴とする。
【0012】また本発明の永久磁石型発電機は、基台1
Aの上方に上蓋30を介し固定的に支持され、かつ、永
久磁石回転子10Aの軸芯方向に対して中心に位置する
駆動モータ5Aと、この駆動モータの下方に指向する出
力軸5に同軸上に固定され、かつ、下端部6bが前記基
台1Aに軸支された回転軸6Aと、この回転軸に環状に
固定され、かつ、複数個の永久磁石12a,12b…を
有する前記永久磁石回転子10Aと、この永久磁石回転
子に対して一定の間隙16を形成するように前記基台に
下端部が固定され、かつ、導体取付り部18に固定子巻
線19を有する非磁性体の固定子15Aとを備えること
を特徴とする。
Aの上方に上蓋30を介し固定的に支持され、かつ、永
久磁石回転子10Aの軸芯方向に対して中心に位置する
駆動モータ5Aと、この駆動モータの下方に指向する出
力軸5に同軸上に固定され、かつ、下端部6bが前記基
台1Aに軸支された回転軸6Aと、この回転軸に環状に
固定され、かつ、複数個の永久磁石12a,12b…を
有する前記永久磁石回転子10Aと、この永久磁石回転
子に対して一定の間隙16を形成するように前記基台に
下端部が固定され、かつ、導体取付り部18に固定子巻
線19を有する非磁性体の固定子15Aとを備えること
を特徴とする。
【0013】また本発明の永久磁石型発電機は、1つの
側壁板37に横状態に固定され、かつ、永久磁石回転子
10Bの軸芯方向に対して中心に位置する駆動モータ5
Bと、この駆動モータの出力軸5aに同軸上に固定さ
れ、かつ、他端部が他の側壁板37に設けられた軸受け
40に軸支された回転軸6Bと、この回転軸に環状に固
定され、かつ、複数個の永久磁石12a,12b…を有
する前記永久磁石回転子10Bと、この永久磁石回転子
に対して一定の間隙16を形成するように前記側壁板3
7に固定され、かつ、導体取付り部18に固定子巻線1
9を有する非磁性体の外筒状固定子15Bとを備えるこ
とを特徴とする。
側壁板37に横状態に固定され、かつ、永久磁石回転子
10Bの軸芯方向に対して中心に位置する駆動モータ5
Bと、この駆動モータの出力軸5aに同軸上に固定さ
れ、かつ、他端部が他の側壁板37に設けられた軸受け
40に軸支された回転軸6Bと、この回転軸に環状に固
定され、かつ、複数個の永久磁石12a,12b…を有
する前記永久磁石回転子10Bと、この永久磁石回転子
に対して一定の間隙16を形成するように前記側壁板3
7に固定され、かつ、導体取付り部18に固定子巻線1
9を有する非磁性体の外筒状固定子15Bとを備えるこ
とを特徴とする。
【0014】また本発明の永久磁石型発電機は、基台1
に支持部材4を介し固定的に支持され、かつ、永久磁石
回転子10Cの軸芯方向に対して中心に位置する駆動モ
ータ5と、この駆動モータ5の出力軸5aに同軸上に固
定され、かつ、一端部6bが前記基台1に軸支された回
転軸6Cと、この回転軸に環状に固定され、かつ、複数
個の永久磁石12a,12b…を有する前記永久磁石回
転子10Cと、この永久磁石回転子10に対して一定の
間隙16を形成するように前記基台に環状的に固定さ
れ、かつ、導体取付り部18に固定子巻線19Cを有す
る非磁性体の固定子15とを備えることを特徴とする。
に支持部材4を介し固定的に支持され、かつ、永久磁石
回転子10Cの軸芯方向に対して中心に位置する駆動モ
ータ5と、この駆動モータ5の出力軸5aに同軸上に固
定され、かつ、一端部6bが前記基台1に軸支された回
転軸6Cと、この回転軸に環状に固定され、かつ、複数
個の永久磁石12a,12b…を有する前記永久磁石回
転子10Cと、この永久磁石回転子10に対して一定の
間隙16を形成するように前記基台に環状的に固定さ
れ、かつ、導体取付り部18に固定子巻線19Cを有す
る非磁性体の固定子15とを備えることを特徴とする。
【0015】また本発明の永久磁石型発電機は、基台1
Dに支持部材4を介し固定的に支持され、かつ、永久磁
石回転子10Dの軸芯方向に対して中心に位置する駆動
モータ5Dと、この駆動モータ5Dの出力軸5aに同軸
上に固定され、かつ、一端部6bが前記基台1Dに軸支
された回転軸6Dと、この回転軸に環状に固定され、か
つ、複数個の永久磁石12a,12b…を有する前記永
久磁石回転子10Dと、この永久磁石回転子10Dの外
側筒状軸部11aの内側に位置するように一定の間隙1
6を有して前記基台に環状に配設され、かつ、導体取付
り部18に固定子巻線19Dを有する非磁性体の固定子
15Dとを備えることを特徴とする。
Dに支持部材4を介し固定的に支持され、かつ、永久磁
石回転子10Dの軸芯方向に対して中心に位置する駆動
モータ5Dと、この駆動モータ5Dの出力軸5aに同軸
上に固定され、かつ、一端部6bが前記基台1Dに軸支
された回転軸6Dと、この回転軸に環状に固定され、か
つ、複数個の永久磁石12a,12b…を有する前記永
久磁石回転子10Dと、この永久磁石回転子10Dの外
側筒状軸部11aの内側に位置するように一定の間隙1
6を有して前記基台に環状に配設され、かつ、導体取付
り部18に固定子巻線19Dを有する非磁性体の固定子
15Dとを備えることを特徴とする。
【0016】また本発明の永久磁石型発電機は、基台1
Eに支持部材4Eを介し固定的に支持され、かつ、円板
状永久磁石回転子10Eの軸芯方向に対して中心に位置
する駆動モータ5Eと、この駆動モータ5Eの出力軸5
aに同軸上に固定され、かつ、一端部6bが前記基台1
Eに軸支された回転軸6Eと、この回転軸に中心部が固
定され、かつ、周方向に複数個の永久磁石12a,12
b…を有する前記円板状永久磁石回転子10Eと、この
永久磁石回転子10Eの上方又は下方に位置するように
一定の間隙16Eを有して前記支持部材4Eに固定さ
れ、かつ、導体取付り部18Eに固定子巻線19Eを有
する非磁性体の固定子15Eとを備えることを特徴とす
る。
Eに支持部材4Eを介し固定的に支持され、かつ、円板
状永久磁石回転子10Eの軸芯方向に対して中心に位置
する駆動モータ5Eと、この駆動モータ5Eの出力軸5
aに同軸上に固定され、かつ、一端部6bが前記基台1
Eに軸支された回転軸6Eと、この回転軸に中心部が固
定され、かつ、周方向に複数個の永久磁石12a,12
b…を有する前記円板状永久磁石回転子10Eと、この
永久磁石回転子10Eの上方又は下方に位置するように
一定の間隙16Eを有して前記支持部材4Eに固定さ
れ、かつ、導体取付り部18Eに固定子巻線19Eを有
する非磁性体の固定子15Eとを備えることを特徴とす
る。
【0017】上記構成に於いて、支持部材4Eは外筒状
に形成され、この支持部材の内壁面に複数個のアーム状
コイル支持台51が環状に配設されていることを特徴と
する。
に形成され、この支持部材の内壁面に複数個のアーム状
コイル支持台51が環状に配設されていることを特徴と
する。
【0018】また本発明の永久磁石型発電機は、基台1
Fに支持部材4Fを介し固定的に支持され、かつ、筒状
永久磁石回転子10Fの軸芯方向に対して中心に位置す
る駆動モータ5Fと、この駆動モータ5Eの出力軸5a
に同軸上に固定され、かつ、一端部6bが前記基台1F
に軸支された回転軸6Fと、この回転軸に中心部が固定
され、かつ、外側筒状軸部11aに周方向に複数個の永
久磁石12a,12b…を有する前記永久磁石回転子1
0Fと、この永久磁石回転子10Fの外側筒状軸部11
aの内外に間隙16Fを有して配設され、かつ、導体取
付り部18Fに固定子巻線19Eを有する非磁性体の固
定子15Fとを備えることを特徴とする。
Fに支持部材4Fを介し固定的に支持され、かつ、筒状
永久磁石回転子10Fの軸芯方向に対して中心に位置す
る駆動モータ5Fと、この駆動モータ5Eの出力軸5a
に同軸上に固定され、かつ、一端部6bが前記基台1F
に軸支された回転軸6Fと、この回転軸に中心部が固定
され、かつ、外側筒状軸部11aに周方向に複数個の永
久磁石12a,12b…を有する前記永久磁石回転子1
0Fと、この永久磁石回転子10Fの外側筒状軸部11
aの内外に間隙16Fを有して配設され、かつ、導体取
付り部18Fに固定子巻線19Eを有する非磁性体の固
定子15Fとを備えることを特徴とする。
【0019】上記構成に於いて、永久磁石回転子10F
の外側筒状軸部11aに設けられた複数個の永久磁石1
2a,12b…12nは、上部側に環状に配設された永
久磁石と、下部側に環状に配設された永久磁石から成る
ことを特徴とする。また永久磁石回転子10Fの連結部
11b(11d)に該永久磁石回転子10Fと共に同方
向に共働回転し、かつ、外側筒状軸部11aと対向する
少くとも1枚以上の鉄製環状板61(62)を固定的に
設けたことを特徴とする。
の外側筒状軸部11aに設けられた複数個の永久磁石1
2a,12b…12nは、上部側に環状に配設された永
久磁石と、下部側に環状に配設された永久磁石から成る
ことを特徴とする。また永久磁石回転子10Fの連結部
11b(11d)に該永久磁石回転子10Fと共に同方
向に共働回転し、かつ、外側筒状軸部11aと対向する
少くとも1枚以上の鉄製環状板61(62)を固定的に
設けたことを特徴とする。
【0020】また本発明の永久磁石型発電機は、基台1
に支持部材4Hを介し固定的に支持され、かつ、突出す
る出力軸5aに駆動歯車71を有する駆動モータ5H
と、筒状永久磁石回転子10Hの軸芯方向に対して中心
に位置し、かつ、他端部6aに前記駆動歯車71と噛合
する従動歯車72を有すると共に、一端部6bが前記基
台1に軸支された回転軸6Hと、この回転軸に中心部が
固定され、かつ、外側筒状軸部11aに周方向に複数個
の永久磁石12a,12b…を有する前記永久磁石回転
子10Hと、この永久磁石回転子の外側筒状軸部11a
に間隙16を有して配設され、かつ、導体取付り部18
に固定子巻線19を有する非磁性体の固定子15Hとを
備えることを特徴とする。
に支持部材4Hを介し固定的に支持され、かつ、突出す
る出力軸5aに駆動歯車71を有する駆動モータ5H
と、筒状永久磁石回転子10Hの軸芯方向に対して中心
に位置し、かつ、他端部6aに前記駆動歯車71と噛合
する従動歯車72を有すると共に、一端部6bが前記基
台1に軸支された回転軸6Hと、この回転軸に中心部が
固定され、かつ、外側筒状軸部11aに周方向に複数個
の永久磁石12a,12b…を有する前記永久磁石回転
子10Hと、この永久磁石回転子の外側筒状軸部11a
に間隙16を有して配設され、かつ、導体取付り部18
に固定子巻線19を有する非磁性体の固定子15Hとを
備えることを特徴とする。
【0021】さらに、本発明の永久磁石型発電機は、基
台1Gに支持部材4Gを介し固定的に支持され、かつ、
永久磁石回転子10の軸芯方向に対してオフセットする
位置に配設された駆動モータ5Gと、この駆動モータ5
の出力軸5aと動力伝達手段81を介して連結され、か
つ、一端部6bが前記基台1Gに軸支された回転軸6G
と、この回転軸に環状に固定され、かつ、複数個の永久
磁石12a,12b…を有する前記永久磁石回転子10
と、この永久磁石回転子10に対して一定の間隙16を
形成するように前記基台に環状に配設され、かつ、導体
取付り部18に固定子巻線19Gを有する非磁性体の固
定子15Gとを備える。この場合支持部材4Gには、ベ
ルト押さえ手段82が設けられ、また永久磁石型発電機
は、支持部材4Gの水平板に設けられたベルト押さえ手
段82及び駆動モータ5Gを同期的に制御する制御装置
91を備えていることを特徴する。
台1Gに支持部材4Gを介し固定的に支持され、かつ、
永久磁石回転子10の軸芯方向に対してオフセットする
位置に配設された駆動モータ5Gと、この駆動モータ5
の出力軸5aと動力伝達手段81を介して連結され、か
つ、一端部6bが前記基台1Gに軸支された回転軸6G
と、この回転軸に環状に固定され、かつ、複数個の永久
磁石12a,12b…を有する前記永久磁石回転子10
と、この永久磁石回転子10に対して一定の間隙16を
形成するように前記基台に環状に配設され、かつ、導体
取付り部18に固定子巻線19Gを有する非磁性体の固
定子15Gとを備える。この場合支持部材4Gには、ベ
ルト押さえ手段82が設けられ、また永久磁石型発電機
は、支持部材4Gの水平板に設けられたベルト押さえ手
段82及び駆動モータ5Gを同期的に制御する制御装置
91を備えていることを特徴する。
【0022】ここで「非磁性体」とは、非鉄金属(例え
ばチタン、ステンレス等)及び非金属(合成樹脂、セラ
ミックス、布、紙等)を問わず、コギング現象を防ぐと
言う発明の目的との関係で、弱磁性体或いは磁性体が殆
ど存在しない物質を言う。
ばチタン、ステンレス等)及び非金属(合成樹脂、セラ
ミックス、布、紙等)を問わず、コギング現象を防ぐと
言う発明の目的との関係で、弱磁性体或いは磁性体が殆
ど存在しない物質を言う。
【0023】またここで回転子や固定子の「筒状」と
は、基台、側壁、上蓋に対する用語であり、回転子や固
定子の周胴部を意味する。
は、基台、側壁、上蓋に対する用語であり、回転子や固
定子の周胴部を意味する。
【0024】
【発明の実施の形態】図1及び図5は永久磁石型発電機
X1の第1実施例である。この第1実施例を用いて本発
明の実施の形態を説明する。図1は全体の外観を示す斜
視図、図2は図1の2−2線に基づく一部縦断面図、図
3は図1の2−2線に基づく拡大断面図、図4は主要部
の分解斜視図、図5は永久磁石の配設状態を示す説明図
である。
X1の第1実施例である。この第1実施例を用いて本発
明の実施の形態を説明する。図1は全体の外観を示す斜
視図、図2は図1の2−2線に基づく一部縦断面図、図
3は図1の2−2線に基づく拡大断面図、図4は主要部
の分解斜視図、図5は永久磁石の配設状態を示す説明図
である。
【0025】まず1は矩形状の基台である。この基台1
は後述する外筒状固定子の下蓋としての役割を果たす。
2は基台1の中央部に固定的に埋設された軸受けであ
る。この軸受け2は、上部側にすり鉢状或いは逆円錐状
の凹所3を有する。軸受け2は、基台1に適宜に設けた
球軸受けでも、また磁気浮上方式でも良いが、回転軸に
極力抵抗を与えないように工夫すべきである。また軸受
け2は、必ずしも基台1に埋設する必要はなく、例えば
基台1の中央部上面に突出状態に設けても良い。さら
に、軸受け2を省略し、基台1自体に軸受け機能を有す
る係合凹所(望ましくは逆円錐状の凹所)を形成しても
良い。
は後述する外筒状固定子の下蓋としての役割を果たす。
2は基台1の中央部に固定的に埋設された軸受けであ
る。この軸受け2は、上部側にすり鉢状或いは逆円錐状
の凹所3を有する。軸受け2は、基台1に適宜に設けた
球軸受けでも、また磁気浮上方式でも良いが、回転軸に
極力抵抗を与えないように工夫すべきである。また軸受
け2は、必ずしも基台1に埋設する必要はなく、例えば
基台1の中央部上面に突出状態に設けても良い。さら
に、軸受け2を省略し、基台1自体に軸受け機能を有す
る係合凹所(望ましくは逆円錐状の凹所)を形成しても
良い。
【0026】次に4は基台1に固定的に設けられた駆動
モータ用支持部材である。この支持部材4は、基台1の
左右両端部の中央部にそれぞれ固定的に立設された一対
の固定柱4a、4aと、これらの固定柱4a、4aの上
端部に固定的に横架された支持アーム4bとから成り、
前記の支持アーム4bの中央部には、突出する出力軸5
aが下方に指向する駆動モータ5が固定的に垂設されて
いる。駆動モータ用支持部材4の形態は、全体として門
型形状をしているが、特にその形態を問わない。例えば
門型形状以外に片手で駆動モータ5を垂直状態に支持す
る片持式の支持アームであっても良い。但し、支持部材
4は後述する内筒状永久磁石回転子及び外筒状固定子の
軸芯方向に対し、駆動モータ5がその中心位置に来るよ
うに支持しなければ成らない。
モータ用支持部材である。この支持部材4は、基台1の
左右両端部の中央部にそれぞれ固定的に立設された一対
の固定柱4a、4aと、これらの固定柱4a、4aの上
端部に固定的に横架された支持アーム4bとから成り、
前記の支持アーム4bの中央部には、突出する出力軸5
aが下方に指向する駆動モータ5が固定的に垂設されて
いる。駆動モータ用支持部材4の形態は、全体として門
型形状をしているが、特にその形態を問わない。例えば
門型形状以外に片手で駆動モータ5を垂直状態に支持す
る片持式の支持アームであっても良い。但し、支持部材
4は後述する内筒状永久磁石回転子及び外筒状固定子の
軸芯方向に対し、駆動モータ5がその中心位置に来るよ
うに支持しなければ成らない。
【0027】6は上端部6aが駆動モータ5の出力軸5
aに継手7を介して連結され、一方、下端部6bが前記
逆円錐状凹所3に入り込んだ状態で軸受け2に軸支され
た細長棒状の回転軸である。回転軸6は駆動モータ5の
出力軸5aに継手7を介して同軸上に連結されている。
この回転軸6の前記下端部6bは、釘のように尖端化さ
れており、逆円錐状凹所3内に於いて、いわゆる点接触
状態、例えば駒のように回転する。なお、駆動モータ5
の出力軸5a=回転軸6の場合(出力軸5aが長い場
合)には、当然継手7は不要である。
aに継手7を介して連結され、一方、下端部6bが前記
逆円錐状凹所3に入り込んだ状態で軸受け2に軸支され
た細長棒状の回転軸である。回転軸6は駆動モータ5の
出力軸5aに継手7を介して同軸上に連結されている。
この回転軸6の前記下端部6bは、釘のように尖端化さ
れており、逆円錐状凹所3内に於いて、いわゆる点接触
状態、例えば駒のように回転する。なお、駆動モータ5
の出力軸5a=回転軸6の場合(出力軸5aが長い場
合)には、当然継手7は不要である。
【0028】10は細長棒体としての回転軸6に固定的
に設けられた内筒状の永久磁石回転子である。この永久
磁石回転子10は、回転軸6の中央部に固定的に設けら
れた両端面車輪状の合成樹脂成形体11と、この合成樹
脂成形体11の外側筒状軸部11aに環状に内装された
複数個の永久磁石12a,12b,12c,12dとで
構成されている。これらの永久磁石12aの厚さは各々
2mm程度である。
に設けられた内筒状の永久磁石回転子である。この永久
磁石回転子10は、回転軸6の中央部に固定的に設けら
れた両端面車輪状の合成樹脂成形体11と、この合成樹
脂成形体11の外側筒状軸部11aに環状に内装された
複数個の永久磁石12a,12b,12c,12dとで
構成されている。これらの永久磁石12aの厚さは各々
2mm程度である。
【0029】前記合成樹脂成形体11は、図4で示すよ
うに厚さ3mm程度の外側筒状軸部11aと、回転軸6
が貫通する内側筒状固定軸部11bと、この内側筒状固
定軸部11bと前記外側筒状軸部11aを放射状に連結
する連結部11cとから成り、これらの部分11a、1
1b、11cは、酸化防止のために合成樹脂材で一体に
モールド成形されている。
うに厚さ3mm程度の外側筒状軸部11aと、回転軸6
が貫通する内側筒状固定軸部11bと、この内側筒状固
定軸部11bと前記外側筒状軸部11aを放射状に連結
する連結部11cとから成り、これらの部分11a、1
1b、11cは、酸化防止のために合成樹脂材で一体に
モールド成形されている。
【0030】また前記複数個の永久磁石12a,12
b,12c,12dは、図5で示すようにN極とS極と
が周方向に交互に環状配置された筒状の磁気結合体であ
る。したがって、複数個の永久磁石は、同一曲率で湾曲
形成されている限り、2個、3個、5個等任意の数で環
状に結合しても良い。
b,12c,12dは、図5で示すようにN極とS極と
が周方向に交互に環状配置された筒状の磁気結合体であ
る。したがって、複数個の永久磁石は、同一曲率で湾曲
形成されている限り、2個、3個、5個等任意の数で環
状に結合しても良い。
【0031】なお、合成樹脂成形体11は、セラミック
ス等非磁性体あるいは弱磁性体の材質で形成されていて
も良い。また永久磁石回転子10は、外観上短筒状に形
成されているが、固定子と同様に長筒状であっても良
い。さらに、複数個の永久磁石12a,12b,12
c,12dを、外側筒状軸部11aの外周壁面又は内周
壁面に環状に配設しても良い。
ス等非磁性体あるいは弱磁性体の材質で形成されていて
も良い。また永久磁石回転子10は、外観上短筒状に形
成されているが、固定子と同様に長筒状であっても良
い。さらに、複数個の永久磁石12a,12b,12
c,12dを、外側筒状軸部11aの外周壁面又は内周
壁面に環状に配設しても良い。
【0032】次に15は永久磁石回転子10の外側筒状
軸部11aの外周壁に対して間隙16を形成するように
前記基台1の上面に固定的に立設された外筒状(周胴部
を有するの意味)の合成樹脂製固定子である。したがっ
て、この実施例の固定子15の底蓋を設けても良い下方
開口は、基台1の上面で閉鎖され、一方、上蓋を設けて
も良い上方開口17は、基台1に対してそれぞれ交差方
向にある。前記上方開口17に図示しない上蓋を取付け
る場合には、望ましくは空気が流通する貫通孔を形成す
べきである。固定子15はチタン、ステンレス、セラミ
ックス、硬質の紙、布等の材質で長筒状に形成され、外
周壁には軸芯方向或いは長手方向に向かって、かつ、周
方向に所定間隔を有して複数個の突起状導体取付り部1
8が設けられ、これらの導体取付り部18には、固定子
巻線(発電コイル)19が巻装されている。固定子巻線
19は、本実施例では、図3で示すように6箇所あり、
対向する固定子巻線19は互いに適宜結線されている。
軸部11aの外周壁に対して間隙16を形成するように
前記基台1の上面に固定的に立設された外筒状(周胴部
を有するの意味)の合成樹脂製固定子である。したがっ
て、この実施例の固定子15の底蓋を設けても良い下方
開口は、基台1の上面で閉鎖され、一方、上蓋を設けて
も良い上方開口17は、基台1に対してそれぞれ交差方
向にある。前記上方開口17に図示しない上蓋を取付け
る場合には、望ましくは空気が流通する貫通孔を形成す
べきである。固定子15はチタン、ステンレス、セラミ
ックス、硬質の紙、布等の材質で長筒状に形成され、外
周壁には軸芯方向或いは長手方向に向かって、かつ、周
方向に所定間隔を有して複数個の突起状導体取付り部1
8が設けられ、これらの導体取付り部18には、固定子
巻線(発電コイル)19が巻装されている。固定子巻線
19は、本実施例では、図3で示すように6箇所あり、
対向する固定子巻線19は互いに適宜結線されている。
【0033】ところで、この固定子10は、本実施例で
は永久磁石型発電機X1のコギング現象を極力防ぐため
に、また発電機の軽量化を図るために非磁性体の一例で
ある合成樹脂材で形成されている。
は永久磁石型発電機X1のコギング現象を極力防ぐため
に、また発電機の軽量化を図るために非磁性体の一例で
ある合成樹脂材で形成されている。
【0034】なお前記導体取付り部18は、固定子15
の外周壁に形成した凹所の内壁底面に設けても良いし、
又は固定子10の内周壁に適宜に設けていも良い。
の外周壁に形成した凹所の内壁底面に設けても良いし、
又は固定子10の内周壁に適宜に設けていも良い。
【0035】次に20は筒状のシールドカバーで、この
シールドカバー20は、固定子15の全体をカバーす
る。このシールドカバー20には端子出口が設けられ、
前記固定子巻線19に接続された電気コード22を外に
案内する。
シールドカバー20は、固定子15の全体をカバーす
る。このシールドカバー20には端子出口が設けられ、
前記固定子巻線19に接続された電気コード22を外に
案内する。
【0036】上記構成に於いては、まず家庭用電源又は
図示しない電池を利用して駆動モータ5を起動させる。
駆動モータ5が起動すると、出力軸5aと共に回転軸6
が回転する。回転軸6は軸受け2の凹所3に点接触状態
で案内されながらスムースに回転する。永久磁石回転子
10の合成樹脂成形体11は、いわば回転軸6の一部を
構成するから、永久磁石回転子10は回転軸と共に回転
する。そうすると、永久磁石回転子10の磁界が固定子
15の固定子巻線19に対して交差方向に横切ることに
なるから、誘起電圧が発生し、前記固定子巻線19から
電気を取出すことができる。
図示しない電池を利用して駆動モータ5を起動させる。
駆動モータ5が起動すると、出力軸5aと共に回転軸6
が回転する。回転軸6は軸受け2の凹所3に点接触状態
で案内されながらスムースに回転する。永久磁石回転子
10の合成樹脂成形体11は、いわば回転軸6の一部を
構成するから、永久磁石回転子10は回転軸と共に回転
する。そうすると、永久磁石回転子10の磁界が固定子
15の固定子巻線19に対して交差方向に横切ることに
なるから、誘起電圧が発生し、前記固定子巻線19から
電気を取出すことができる。
【0037】しかして、永久磁石型発電機X1は、次の
実験例で示すように、駆動モータ5で消費する電気量に
対して高効率の電気量を取り出すことができる。
実験例で示すように、駆動モータ5で消費する電気量に
対して高効率の電気量を取り出すことができる。
【0038】
【実験例】この欄では、本発明の実験例について説明す
る。実験は永久磁石型発電機X1の構成(第1実施例)
に則して行った。また実験に使用した器具の仕様は、以
下の通りである(図31参照)。
る。実験は永久磁石型発電機X1の構成(第1実施例)
に則して行った。また実験に使用した器具の仕様は、以
下の通りである(図31参照)。
【0039】まず駆動モータ5の限界電圧(Volta
ge−Range)は12V、適正電圧(Nomal−
Voltage)は7.2V、適正負荷(Nomal−
Load)は100g・cm、無負荷回転数(Spea
d−at−no−load)は16、400r.p.
m、適正負荷時回転数(At−normal−load
−Spead)は14、200r.p.m、消費電流
(Current)は2.90Aであり、型式としては
日本サーボ製のDME44SAを使用した。
ge−Range)は12V、適正電圧(Nomal−
Voltage)は7.2V、適正負荷(Nomal−
Load)は100g・cm、無負荷回転数(Spea
d−at−no−load)は16、400r.p.
m、適正負荷時回転数(At−normal−load
−Spead)は14、200r.p.m、消費電流
(Current)は2.90Aであり、型式としては
日本サーボ製のDME44SAを使用した。
【0040】次に永久磁石回転子10の合成樹脂成形体
11の材質はポリカーボネート、その寸法は34φ×2
6×59、永久磁石回転子10の全体の重量は110g
である。そして、永久磁石回転子10の複数個の永久磁
石12a〜12dとしては、信越化学工業株式会社が製
造・販売する信越レアアースマグネット(品名:SER
EMのN42、磁気特性の最大エネルギー積[BH]m
ax[MGOe]:41.1、残留磁束密度Br
[G]:12,970、保磁力iHc[Oe]:15,
720、保磁力bHc[Oe]:12,540、表面磁
束密度[G]:2,400)を使用した。
11の材質はポリカーボネート、その寸法は34φ×2
6×59、永久磁石回転子10の全体の重量は110g
である。そして、永久磁石回転子10の複数個の永久磁
石12a〜12dとしては、信越化学工業株式会社が製
造・販売する信越レアアースマグネット(品名:SER
EMのN42、磁気特性の最大エネルギー積[BH]m
ax[MGOe]:41.1、残留磁束密度Br
[G]:12,970、保磁力iHc[Oe]:15,
720、保磁力bHc[Oe]:12,540、表面磁
束密度[G]:2,400)を使用した。
【0041】次に外筒状固定子15の材質は永久磁石回
転子10の合成樹脂成形体11と同様にポリカーボネー
トを使用した。その寸法は42φ×38φ×150であ
る。
転子10の合成樹脂成形体11と同様にポリカーボネー
トを使用した。その寸法は42φ×38φ×150であ
る。
【0042】次に外筒状固定子15の導体取付け部18
に巻装した固定子巻線の線径は0.5φ、巻数は1,1
00巻、巻箇所は6ケ所でかつ対向する固定子巻線19
は互いに結線状態である。
に巻装した固定子巻線の線径は0.5φ、巻数は1,1
00巻、巻箇所は6ケ所でかつ対向する固定子巻線19
は互いに結線状態である。
【0043】上記仕様の実験に於いては、例えば駆動モ
ータ5の回転数r.p.mと入力電圧V並びに入力電流
A(入力側の消費電力Wh)と、固定子15側の固定子
巻線19から出力される推定実行電圧V(出力側の発生
電力Wh)とを比較した。
ータ5の回転数r.p.mと入力電圧V並びに入力電流
A(入力側の消費電力Wh)と、固定子15側の固定子
巻線19から出力される推定実行電圧V(出力側の発生
電力Wh)とを比較した。
【0044】その結果、永久磁石型発電機X1は、駆動
モータ5で消費する電気量に対して高効率の電気量を取
り出すことができた。
モータ5で消費する電気量に対して高効率の電気量を取
り出すことができた。
【0045】ここで、高効率の電気量を取り出すことが
できる技術的な原理について説明する。
できる技術的な原理について説明する。
【0046】まず周知のようにフレミングの右手の法則
(1)式とフレミングの左手の法則(2)式とがある。
前記(1)式はいわば発電量の式であり、電圧e(発電
量)=磁束密度B×有効電線長L×電線の移動速度Vで
ある。また前記(2)式はいわば回転エネルギーの式で
あり、回転力(駆動モータの回転力)F=磁束密度B×
電流I×有効電線長Lである。
(1)式とフレミングの左手の法則(2)式とがある。
前記(1)式はいわば発電量の式であり、電圧e(発電
量)=磁束密度B×有効電線長L×電線の移動速度Vで
ある。また前記(2)式はいわば回転エネルギーの式で
あり、回転力(駆動モータの回転力)F=磁束密度B×
電流I×有効電線長Lである。
【0047】本発明は、これらの式に着目し、永久磁石
型発電機X1の発電に最大の効果を上げるように構成し
ている。簡単に言えば、前記(1)式に於ける電線の移
動速度Vに関し、内筒状永久磁石回転子10を外筒状固
定子15の中で回転させることで同様の効果を出させて
いる。
型発電機X1の発電に最大の効果を上げるように構成し
ている。簡単に言えば、前記(1)式に於ける電線の移
動速度Vに関し、内筒状永久磁石回転子10を外筒状固
定子15の中で回転させることで同様の効果を出させて
いる。
【0048】すなわち、従来の普通一般の発電機は、磁
石の磁束密度Bが小さい為、鉄芯を使用することにより
磁束密度を強め、所望の回転力を作っていた。ところ
で、近年、技術革新の目覚ましい進歩により、株式会社
住友特殊金属、信越化学工業株式会社等国内の磁石製造
メーカーにより、磁気特性の最大エネルギー積[BH]
max[MGOe]が「48」までと言う超強力な永久
磁石が作り出されている。そこで、本発明者はこの超強
力な永久磁石を永久磁石型発電機X1の回転子に採用し
た。
石の磁束密度Bが小さい為、鉄芯を使用することにより
磁束密度を強め、所望の回転力を作っていた。ところ
で、近年、技術革新の目覚ましい進歩により、株式会社
住友特殊金属、信越化学工業株式会社等国内の磁石製造
メーカーにより、磁気特性の最大エネルギー積[BH]
max[MGOe]が「48」までと言う超強力な永久
磁石が作り出されている。そこで、本発明者はこの超強
力な永久磁石を永久磁石型発電機X1の回転子に採用し
た。
【0049】しかして、鉄芯に代えて内筒状永久磁石回
転子10と周胴部を有する固定子15とを組合わて永久
磁石型発電機X1を構成すると、前記(1)式の磁束密
度(41,1〜48)が前記(2)式の磁束密度(8〜
10)を上回ることになり、その結果、有効電線長Lも
前記(2)式のそれよりも長く取ることができた。
転子10と周胴部を有する固定子15とを組合わて永久
磁石型発電機X1を構成すると、前記(1)式の磁束密
度(41,1〜48)が前記(2)式の磁束密度(8〜
10)を上回ることになり、その結果、有効電線長Lも
前記(2)式のそれよりも長く取ることができた。
【0050】であるから、結局、磁束密度Bと有効電線
長(コイル)Lの積が前記(2)式よりもはるかに大き
くなった。例えば前記(2)式で磁束密度B(普通一般
の5000〜3500r・p・mのモータ)は、8〜1
0MGOeであるが、前記(1)式では41,1〜48
MGOeと言う超強力な永久磁石を使用するので、それ
に伴い有効電線長Lもはるかに長くできる。
長(コイル)Lの積が前記(2)式よりもはるかに大き
くなった。例えば前記(2)式で磁束密度B(普通一般
の5000〜3500r・p・mのモータ)は、8〜1
0MGOeであるが、前記(1)式では41,1〜48
MGOeと言う超強力な永久磁石を使用するので、それ
に伴い有効電線長Lもはるかに長くできる。
【0051】しかも、本発明の永久磁石型発電機X1の
構成上に於いて、この有効電線長(固定子巻線19)L
を基台1側の周胴部を有する非磁性体の固定子15の導
体取付け部18に設け、かつ、環状永久磁石回転子10
の周囲に間隙16を有して配設しているので、有効電線
長L自体の重さは永久磁石回転子10に全く加算されて
おらず、したがって、駆動モータ5の出力軸5aに直結
する回転軸6に掛かる永久磁石回転子10の重さは、駆
動モータ5が支持部材4に支持されていることも相俟っ
て、従来のモータと比較し、非常に軽くなっている。
構成上に於いて、この有効電線長(固定子巻線19)L
を基台1側の周胴部を有する非磁性体の固定子15の導
体取付け部18に設け、かつ、環状永久磁石回転子10
の周囲に間隙16を有して配設しているので、有効電線
長L自体の重さは永久磁石回転子10に全く加算されて
おらず、したがって、駆動モータ5の出力軸5aに直結
する回転軸6に掛かる永久磁石回転子10の重さは、駆
動モータ5が支持部材4に支持されていることも相俟っ
て、従来のモータと比較し、非常に軽くなっている。
【0052】さらに、内筒状永久磁石回転子10の周囲
に長筒の外筒状固定子15を介して固定された有効電線
長Lは、磁束密度Bの届く範囲に何巻でも巻くことがで
き、したがって、有効電線長Lは、従来のモータと比較
してはるかに長くすることができる。
に長筒の外筒状固定子15を介して固定された有効電線
長Lは、磁束密度Bの届く範囲に何巻でも巻くことがで
き、したがって、有効電線長Lは、従来のモータと比較
してはるかに長くすることができる。
【0053】その結果、駆動モータ5の回転数が一定の
数値に達すると、永久磁石型発電機X1の駆動モータ5
に対する消費電力(入力)に対し、固定子15の固定子
巻線19から出力される発生電力(出力)の方が高効率
になることに成功した。
数値に達すると、永久磁石型発電機X1の駆動モータ5
に対する消費電力(入力)に対し、固定子15の固定子
巻線19から出力される発生電力(出力)の方が高効率
になることに成功した。
【0054】なお、本発明の第1実施例は、駆動モータ
の出力軸5aと回転軸6とが直結しているので、環状永
久磁石回転子10側のフライホイール効果は駆動モータ
の負荷トルクにより減退するものの、駆動モータの負荷
トルクが小さくなる程前記フライホイール効果を期待す
ることができるので、望ましくは環状永久磁石回転子1
0の直径を大きくし、かつ、重量を適当な重さにすべき
である。
の出力軸5aと回転軸6とが直結しているので、環状永
久磁石回転子10側のフライホイール効果は駆動モータ
の負荷トルクにより減退するものの、駆動モータの負荷
トルクが小さくなる程前記フライホイール効果を期待す
ることができるので、望ましくは環状永久磁石回転子1
0の直径を大きくし、かつ、重量を適当な重さにすべき
である。
【0055】
【実施例】第1実施例及び以下の各実施例に於いて、外
筒状の各固定子15は非磁性体である。「非磁性体」と
は、非鉄金属(例えばチタン、ステンレス等)及び非金
属(合成樹脂、セラミックス、布、紙等)を問わず、コ
ギング現象を防ぐと言う発明の目的との関係で、弱磁性
体或いは磁性体が殆ど存在しない物質を意味する。そし
て、「非磁性体」は、望ましくは鉄よりも比重の軽い物
質を採用すべきである。
筒状の各固定子15は非磁性体である。「非磁性体」と
は、非鉄金属(例えばチタン、ステンレス等)及び非金
属(合成樹脂、セラミックス、布、紙等)を問わず、コ
ギング現象を防ぐと言う発明の目的との関係で、弱磁性
体或いは磁性体が殆ど存在しない物質を意味する。そし
て、「非磁性体」は、望ましくは鉄よりも比重の軽い物
質を採用すべきである。
【0056】この欄では、特定発明(第1実施例)と目
的が同一である他の実施例について説明する。なお、他
の実施例を説明するに当たって、第1実施例と同一の構
成部分には、同一又は同様の符号を付し、重複する説明
を省略する。
的が同一である他の実施例について説明する。なお、他
の実施例を説明するに当たって、第1実施例と同一の構
成部分には、同一又は同様の符号を付し、重複する説明
を省略する。
【0057】まず図6及び図8に示す第2実施例の永久
磁石型発電機X2に於いて、第1実施例のそれと主に異
なる点は、外筒状固定子15Aに中心孔31を有する上
蓋30を固定的に取付け、この上蓋30の上面に直接駆
動モータ5Aを固定したことである。この駆動モータ5
Aも第1実施例と同様に、内筒状永久磁石回転子10A
及び外筒状或いは周胴部を有する固定子15Aの軸芯方
向に対し、前記中心孔31を介して駆動モータ5Aがそ
の中心位置に来るように縦方向に設けられている。そし
て、上蓋30の内面から突出する駆動モータ5Aの出力
軸5aは、継手7Aを介して細長棒状の回転軸6Aに連
結されている。
磁石型発電機X2に於いて、第1実施例のそれと主に異
なる点は、外筒状固定子15Aに中心孔31を有する上
蓋30を固定的に取付け、この上蓋30の上面に直接駆
動モータ5Aを固定したことである。この駆動モータ5
Aも第1実施例と同様に、内筒状永久磁石回転子10A
及び外筒状或いは周胴部を有する固定子15Aの軸芯方
向に対し、前記中心孔31を介して駆動モータ5Aがそ
の中心位置に来るように縦方向に設けられている。そし
て、上蓋30の内面から突出する駆動モータ5Aの出力
軸5aは、継手7Aを介して細長棒状の回転軸6Aに連
結されている。
【0058】なお、基台1Aは、図8で示すようにその
上面に位置決め用の環状突起嵌合部32を有する。また
前記上蓋30に空気流通孔を形成しても良いし、或いは
上蓋30に代えて駆動モータ5A用支持アームにしても
良い。さらに、駆動モータ5Aは上蓋30や駆動モータ
5A用支持アームに対し、例えば上蓋30の中心孔に嵌
合するように取付けても良いし、或いは上蓋30の内壁
面に固定しても良い。要は駆動モータ5Aが永久磁石回
転子10Aの軸芯方向に対して中心に位置するように上
蓋30に固定すれば良い。
上面に位置決め用の環状突起嵌合部32を有する。また
前記上蓋30に空気流通孔を形成しても良いし、或いは
上蓋30に代えて駆動モータ5A用支持アームにしても
良い。さらに、駆動モータ5Aは上蓋30や駆動モータ
5A用支持アームに対し、例えば上蓋30の中心孔に嵌
合するように取付けても良いし、或いは上蓋30の内壁
面に固定しても良い。要は駆動モータ5Aが永久磁石回
転子10Aの軸芯方向に対して中心に位置するように上
蓋30に固定すれば良い。
【0059】このように構成すると、永久磁石型発電機
X2のコンパクト化を図ることができると共に、第1実
施例と同一の作用、効果を得ることができる。
X2のコンパクト化を図ることができると共に、第1実
施例と同一の作用、効果を得ることができる。
【0060】次に図9乃至図11に示す第3実施例の永
久磁石型発電機X3に於いて、第1実施例のそれと主に
異なる点は、永久磁石型発電機X2を床面Fに横設でき
るようにしたことである。
久磁石型発電機X3に於いて、第1実施例のそれと主に
異なる点は、永久磁石型発電機X2を床面Fに横設でき
るようにしたことである。
【0061】そこで、図10を基準に説明すると、筒状
のカバー20Bの左右には一対の支持脚35、35が設
けられ、また外筒状固定子15Bの左右両端部にはフラ
ンジ部36、36がそれぞれ形成され、これらのフラン
ジ部36、36に左右の側壁板37、37が固着具38
を介してそれぞれ取付けられている。駆動モータ5Bは
左側壁板37の外壁面に横状態に固定され、その出力軸
5aは左側壁板37の中心孔39から外筒状固定子15
B内に入込んでいる。そして、出力軸5aは内筒状永久
磁石回転子10Bの回転軸6Bと継手7Bを介して連結
され、出力軸5aおよび回転軸6Bは、左右の側壁板3
7、37の中央部に対設された玉軸受け40、40に支
承されている。このように構成しても、第1実施例と同
様の作用、効果を得ることができる。
のカバー20Bの左右には一対の支持脚35、35が設
けられ、また外筒状固定子15Bの左右両端部にはフラ
ンジ部36、36がそれぞれ形成され、これらのフラン
ジ部36、36に左右の側壁板37、37が固着具38
を介してそれぞれ取付けられている。駆動モータ5Bは
左側壁板37の外壁面に横状態に固定され、その出力軸
5aは左側壁板37の中心孔39から外筒状固定子15
B内に入込んでいる。そして、出力軸5aは内筒状永久
磁石回転子10Bの回転軸6Bと継手7Bを介して連結
され、出力軸5aおよび回転軸6Bは、左右の側壁板3
7、37の中央部に対設された玉軸受け40、40に支
承されている。このように構成しても、第1実施例と同
様の作用、効果を得ることができる。
【0062】次に図12及び図13に示す第4実施例の
永久磁石型発電機X4に於いて、第1実施例のそれと主
に異なる点は、永久磁石型発電機X4の固定子15Cを
必ずしも外筒状に形成していないことである。すなわ
ち、前記固定子15Cは、それぞれ固定子巻線19Cを
有する複数個のコイル支持板45であり、これらのコイ
ル支持板45は、縦方向の所定間隙46を有して回転軸
6C或いは筒状永久磁石回転子10Cの外側筒状軸部1
1aの周方向に環状的に配設されている。
永久磁石型発電機X4に於いて、第1実施例のそれと主
に異なる点は、永久磁石型発電機X4の固定子15Cを
必ずしも外筒状に形成していないことである。すなわ
ち、前記固定子15Cは、それぞれ固定子巻線19Cを
有する複数個のコイル支持板45であり、これらのコイ
ル支持板45は、縦方向の所定間隙46を有して回転軸
6C或いは筒状永久磁石回転子10Cの外側筒状軸部1
1aの周方向に環状的に配設されている。
【0063】このように構成しても、第1実施例と同様
の作用、効果を得ることができる。なお、この第4実施
例の永久磁石型発電機X4に於いても、前記第2実施例
のように複数個のコイル支持板45の上端部に上蓋や支
持アームを適宜に設け、該上蓋に駆動モータを取付けて
も良い。また第3実施例のように永久磁石型発電機X4
を横に載置することができるようにしても良い。
の作用、効果を得ることができる。なお、この第4実施
例の永久磁石型発電機X4に於いても、前記第2実施例
のように複数個のコイル支持板45の上端部に上蓋や支
持アームを適宜に設け、該上蓋に駆動モータを取付けて
も良い。また第3実施例のように永久磁石型発電機X4
を横に載置することができるようにしても良い。
【0064】次に図14及び図15に示す第5実施例の
永久磁石型発電機X5に於いて、第1実施例のそれと主
に異なる点は、永久磁石型発電機X5の固定子15Dを
筒状永久磁石回転子10Dの外側筒状軸部11aの内側
に位置するように基台1Dに固定したことである。した
がって、永久磁石回転子10Dの複数個の永久磁石12
a……は、筒状固定子15Dの固定子巻線19Dに対し
て外側に環状あるいは環状的に配設されていれる。また
永久磁石回転子10Dの内側筒状固定軸部11bと前記
外側筒状軸部11aを放射状に連結する連結部11c
は、上方のみに設けられている。したがって、合成樹脂
成形体11Dの下方は完全に開口している。
永久磁石型発電機X5に於いて、第1実施例のそれと主
に異なる点は、永久磁石型発電機X5の固定子15Dを
筒状永久磁石回転子10Dの外側筒状軸部11aの内側
に位置するように基台1Dに固定したことである。した
がって、永久磁石回転子10Dの複数個の永久磁石12
a……は、筒状固定子15Dの固定子巻線19Dに対し
て外側に環状あるいは環状的に配設されていれる。また
永久磁石回転子10Dの内側筒状固定軸部11bと前記
外側筒状軸部11aを放射状に連結する連結部11c
は、上方のみに設けられている。したがって、合成樹脂
成形体11Dの下方は完全に開口している。
【0065】このように構成しても、第1実施例と同様
の作用、効果を得ることができる。なお、この第5実施
例の永久磁石型発電機X5に於いても、前記第2実施例
のように永久磁石型発電機X5を横に載置することがで
きるようにしても良い。この場合駆動モータ5Dの出力
軸5aは水平状態になるが、駆動モータ5Dが縦方向又
は横方向であれ、要は前記出力軸5aが永久磁石回転子
10Dの軸芯方向の中心に位置させる必要がある。また
筒状固定子15Dを第4実施例のように複数個にコイル
支持板或いはコイル支持台に形成し、これら複数個のコ
イル支持板を複数個の永久磁石12a……に対して環状
的に配設しても良い。
の作用、効果を得ることができる。なお、この第5実施
例の永久磁石型発電機X5に於いても、前記第2実施例
のように永久磁石型発電機X5を横に載置することがで
きるようにしても良い。この場合駆動モータ5Dの出力
軸5aは水平状態になるが、駆動モータ5Dが縦方向又
は横方向であれ、要は前記出力軸5aが永久磁石回転子
10Dの軸芯方向の中心に位置させる必要がある。また
筒状固定子15Dを第4実施例のように複数個にコイル
支持板或いはコイル支持台に形成し、これら複数個のコ
イル支持板を複数個の永久磁石12a……に対して環状
的に配設しても良い。
【0066】次に図16乃至図19に示す第6実施例の
永久磁石型発電機X6に於いて、第1実施例のそれと主
に異なる点は、まず永久磁石型発電機X6の永久磁石回
転子10Eを中心孔50を有する円板状に形成したこと
である。次に合成樹脂材でモールド成形された複数個の
永久磁石12aが前記中心孔50の同心円上に環状に配
設されていることである。この場合複数個の永久磁石1
2a…は、例えば図19で示すようにS極とN極とが交
互に連なるように周方向に組合わせられており、その厚
さは3mm程度である。次に固定子15Eは固定子巻線
19Eを有する複数個のアーム状コイル支持台51であ
り、この実施例では円板状永久磁石回転子10Eの上方
及び下方の左右にそれぞれ所要の間隙16Eを有して配
設されている。この場合各アーム状コイル支持台51
は、基台1Eに下端部が固定された外筒状の支持部材4
Eに固定的に支持されており、また駆動モータ5Eも支
持部材4Eの上端部に設けた上蓋52の中央部に取付け
られ、その出力軸5aは同軸上の回転軸6Eと共に、永
久磁石回転子10Eの軸芯方向に対して中心に位置して
いる。
永久磁石型発電機X6に於いて、第1実施例のそれと主
に異なる点は、まず永久磁石型発電機X6の永久磁石回
転子10Eを中心孔50を有する円板状に形成したこと
である。次に合成樹脂材でモールド成形された複数個の
永久磁石12aが前記中心孔50の同心円上に環状に配
設されていることである。この場合複数個の永久磁石1
2a…は、例えば図19で示すようにS極とN極とが交
互に連なるように周方向に組合わせられており、その厚
さは3mm程度である。次に固定子15Eは固定子巻線
19Eを有する複数個のアーム状コイル支持台51であ
り、この実施例では円板状永久磁石回転子10Eの上方
及び下方の左右にそれぞれ所要の間隙16Eを有して配
設されている。この場合各アーム状コイル支持台51
は、基台1Eに下端部が固定された外筒状の支持部材4
Eに固定的に支持されており、また駆動モータ5Eも支
持部材4Eの上端部に設けた上蓋52の中央部に取付け
られ、その出力軸5aは同軸上の回転軸6Eと共に、永
久磁石回転子10Eの軸芯方向に対して中心に位置して
いる。
【0067】このように構成すると、永久磁石回転子1
0Eを軽くすることができると共に、永久磁石型発電機
X6のコンパクト化を図ることができる。なお、この第
6実施例の永久磁石型発電機X6に於いても、前記第2
実施例のように永久磁石型発電機X5を横に載置するこ
とができるようにしても良い。また前記支持部材4E
は、必ずしも筒状に形成する必要がなく、例えば複数個
の固定柱にし、これらの固定柱を基台1Eの上面に環状
的に配設してもよい。さらに、前記上蓋52に複数個の
空気流通孔を形成しても良いし、或いは上蓋52に代え
て支持アームにしても良い。これらの構成は任意に設計
変更することができる。加えて、永久磁石回転子10E
の複数個の永久磁石12a…を、中心孔50の同心円上
に複数個の環状輪(例えば2個の環状輪)ができるよう
に配設し、これらの永久磁石環状輪に対応して固定子1
5E側の固定子巻線19Eの数を任意に増やすこともで
きる。
0Eを軽くすることができると共に、永久磁石型発電機
X6のコンパクト化を図ることができる。なお、この第
6実施例の永久磁石型発電機X6に於いても、前記第2
実施例のように永久磁石型発電機X5を横に載置するこ
とができるようにしても良い。また前記支持部材4E
は、必ずしも筒状に形成する必要がなく、例えば複数個
の固定柱にし、これらの固定柱を基台1Eの上面に環状
的に配設してもよい。さらに、前記上蓋52に複数個の
空気流通孔を形成しても良いし、或いは上蓋52に代え
て支持アームにしても良い。これらの構成は任意に設計
変更することができる。加えて、永久磁石回転子10E
の複数個の永久磁石12a…を、中心孔50の同心円上
に複数個の環状輪(例えば2個の環状輪)ができるよう
に配設し、これらの永久磁石環状輪に対応して固定子1
5E側の固定子巻線19Eの数を任意に増やすこともで
きる。
【0068】次に図20乃至図22に示す第7実施例の
永久磁石型発電機X7に於いて、第1実施例のそれと主
に異なる点は、固定子15Fの固定子巻線19Fが永久
磁石回転子10Fの外側筒状軸部11aの内外に間隙1
6Fを有して配設されていることである。しかして、固
定子15Fは、第6実施例と同様に、基台1Fに下端部
が固定された外筒状の支持部材4Fに固定的に支持され
ており、図21を基準にすると、水平アーム部55と、
この水平アーム部55から垂直方向に延びる複数個の導
体取付け部18Fと、これらの導体取付け部18Fにそ
れぞれ巻装された前記固定子巻線19Fとから成る。
永久磁石型発電機X7に於いて、第1実施例のそれと主
に異なる点は、固定子15Fの固定子巻線19Fが永久
磁石回転子10Fの外側筒状軸部11aの内外に間隙1
6Fを有して配設されていることである。しかして、固
定子15Fは、第6実施例と同様に、基台1Fに下端部
が固定された外筒状の支持部材4Fに固定的に支持され
ており、図21を基準にすると、水平アーム部55と、
この水平アーム部55から垂直方向に延びる複数個の導
体取付け部18Fと、これらの導体取付け部18Fにそ
れぞれ巻装された前記固定子巻線19Fとから成る。
【0069】また永久磁石回転子10Fは、上部側と下
部側にそれぞれ周方向に配設された複数個の永久磁石1
2a、12b…12nを有する外側筒状軸部11aと、
回転軸6Fが貫通する内側筒状固定軸部11bと、この
内側筒状固定軸部11bと前記外側筒状軸部11aを放
射状に連結する連結部11cとから成り、前記連結部1
1cは外側筒状軸部11a及び内側筒状固定軸部11b
の中央部をそれぞれ連結している。
部側にそれぞれ周方向に配設された複数個の永久磁石1
2a、12b…12nを有する外側筒状軸部11aと、
回転軸6Fが貫通する内側筒状固定軸部11bと、この
内側筒状固定軸部11bと前記外側筒状軸部11aを放
射状に連結する連結部11cとから成り、前記連結部1
1cは外側筒状軸部11a及び内側筒状固定軸部11b
の中央部をそれぞれ連結している。
【0070】さらに、駆動モータ5Fは、第6実施例と
同様に、支持部材4Eの上端部に設けた上蓋56の中央
部に取付けられ、その出力軸5aは永久磁石回転子10
Fの軸芯方向に対して中心に位置している。
同様に、支持部材4Eの上端部に設けた上蓋56の中央
部に取付けられ、その出力軸5aは永久磁石回転子10
Fの軸芯方向に対して中心に位置している。
【0071】このように構成すると、永久磁石型発電機
X7の発電量の増加を図ることができる。なお、この実
施例に於いても前記第2実施例のように永久磁石型発電
機X7を横に載置することができるようにしても良い。
また前記支持部材4Fは、必ずしも筒状に形成する必要
がなく、例えば複数個の固定柱にし、これらの固定柱を
基台1Fの上面に環状的に配設してもよい。さらに、前
記上蓋56に複数個の空気流通孔を形成しても良いし、
或いは上蓋56に代えて支持アームにしても良い。これ
らの構成は任意に設計変更することができる。加えて、
より一層の発電量の増加を図るために、第2連結部を介
して外側筒状軸部11aの数を増やし(例えば外側筒状
軸部11aを2以上の筒状体にする。)、これら外側筒
状軸部11aの数に対応して固定子巻線19Fの導体取
付け部18Fの数を増やしても良い。
X7の発電量の増加を図ることができる。なお、この実
施例に於いても前記第2実施例のように永久磁石型発電
機X7を横に載置することができるようにしても良い。
また前記支持部材4Fは、必ずしも筒状に形成する必要
がなく、例えば複数個の固定柱にし、これらの固定柱を
基台1Fの上面に環状的に配設してもよい。さらに、前
記上蓋56に複数個の空気流通孔を形成しても良いし、
或いは上蓋56に代えて支持アームにしても良い。これ
らの構成は任意に設計変更することができる。加えて、
より一層の発電量の増加を図るために、第2連結部を介
して外側筒状軸部11aの数を増やし(例えば外側筒状
軸部11aを2以上の筒状体にする。)、これら外側筒
状軸部11aの数に対応して固定子巻線19Fの導体取
付け部18Fの数を増やしても良い。
【0072】次に図23乃至図25に示す第8実施例の
永久磁石型発電機X8に於いて、第1実施例のそれと主
に異なる点は、前記第7実施例の永久磁石型発電機X7
の構成をそっくりそのまま含み、さらに、永久磁石回転
子10Gの連結部に該永久磁石回転子10Gと共に同方
向に共働回転し、かつ、外側筒状軸部11aと対向する
少くとも1枚以上の鉄製環状板を固定的に設けたことで
ある。したがって、第7実施例と構成上同一の部分には
便宜上同一又は同様の符号を付し、重複する説明を省略
する。
永久磁石型発電機X8に於いて、第1実施例のそれと主
に異なる点は、前記第7実施例の永久磁石型発電機X7
の構成をそっくりそのまま含み、さらに、永久磁石回転
子10Gの連結部に該永久磁石回転子10Gと共に同方
向に共働回転し、かつ、外側筒状軸部11aと対向する
少くとも1枚以上の鉄製環状板を固定的に設けたことで
ある。したがって、第7実施例と構成上同一の部分には
便宜上同一又は同様の符号を付し、重複する説明を省略
する。
【0073】しかして、61は外側筒状軸部11aと内
側筒状固定軸部11bとを連結する放射状第1連結部1
1cに固定的に設けられ、かつ、内側(内側筒状固定軸
部11b寄り)の固定子巻線19Fに対向する内側鉄製
環状板である。一方、62は外側筒状軸部11aの外周
壁中央部から外方向に水平状態に延びる放射状第2連結
部11dの外端部に固定的に設けられ、かつ、外側(支
持部材4F寄り)の固定子巻線19Fに対向する外側鉄
製環状板である。
側筒状固定軸部11bとを連結する放射状第1連結部1
1cに固定的に設けられ、かつ、内側(内側筒状固定軸
部11b寄り)の固定子巻線19Fに対向する内側鉄製
環状板である。一方、62は外側筒状軸部11aの外周
壁中央部から外方向に水平状態に延びる放射状第2連結
部11dの外端部に固定的に設けられ、かつ、外側(支
持部材4F寄り)の固定子巻線19Fに対向する外側鉄
製環状板である。
【0074】このように構成すると、鉄製環状板61、
62と外側筒状軸部11aとの間に発生する磁界が強く
なり、永久磁石型発電機X7の発電量の増加を図ること
ができる。
62と外側筒状軸部11aとの間に発生する磁界が強く
なり、永久磁石型発電機X7の発電量の増加を図ること
ができる。
【0075】次に図26及び図27に示す第9実施例の
永久磁石型発電機X9に於いて、第1実施例のそれと主
に異なる点は、駆動モータ5Hの突出する出力軸5aに
駆動歯車71を設け、一方、駆動モータ5Hの駆動力に
より回転する回転軸6Hの上端部に前記駆動歯車71に
噛合する従動歯車72を取付け、いわゆるギヤ方式によ
り永久磁石回転子10Hの回転数を上げることができる
ようにしたことである。 しかして、回転軸6Hは、固
定子15Hに固定され、かつ、中心部に玉軸受け73を
有するアーム状の軸支持部材74に支持されている。な
お、この場合回転軸6Hの上端部を駆動モータ用支持部
材4Hの支持アーム4bに軸支しても良い。また駆動歯
車71を従動歯車72よりも小さくしても良い。
永久磁石型発電機X9に於いて、第1実施例のそれと主
に異なる点は、駆動モータ5Hの突出する出力軸5aに
駆動歯車71を設け、一方、駆動モータ5Hの駆動力に
より回転する回転軸6Hの上端部に前記駆動歯車71に
噛合する従動歯車72を取付け、いわゆるギヤ方式によ
り永久磁石回転子10Hの回転数を上げることができる
ようにしたことである。 しかして、回転軸6Hは、固
定子15Hに固定され、かつ、中心部に玉軸受け73を
有するアーム状の軸支持部材74に支持されている。な
お、この場合回転軸6Hの上端部を駆動モータ用支持部
材4Hの支持アーム4bに軸支しても良い。また駆動歯
車71を従動歯車72よりも小さくしても良い。
【0076】この実施例に於いては、駆動モータ5Hの
出力軸5aと複数個の歯車を介して連結された回転軸6
Hとは同軸上ではないが、常時駆動用大歯車71と従動
用小歯車72とを噛合させ、両歯車比に対応して回転軸
をより高速回転させ、これにより永久磁石回転子10H
の回転数を上げ、永久磁石型発電機X9の発電量を多く
することができる。
出力軸5aと複数個の歯車を介して連結された回転軸6
Hとは同軸上ではないが、常時駆動用大歯車71と従動
用小歯車72とを噛合させ、両歯車比に対応して回転軸
をより高速回転させ、これにより永久磁石回転子10H
の回転数を上げ、永久磁石型発電機X9の発電量を多く
することができる。
【0077】最後に図28乃至図30に示す第10実施
例の永久磁石型発電機X10に於いて、第1実施例のそ
れと主に異なる点は、次にに列挙する通りである。 駆動モータ5Gが回転軸6Gに対してオフセットした
位置に支持部材4Gの水平板4b1(=支持アーム4
b)を介して配設されていることである。前記支持部材
4Gは、第1実施例のように門型支柱ではなく、基台1
Gの上面に固定的に設けられた下端開口の筒状体であ
る。
例の永久磁石型発電機X10に於いて、第1実施例のそ
れと主に異なる点は、次にに列挙する通りである。 駆動モータ5Gが回転軸6Gに対してオフセットした
位置に支持部材4Gの水平板4b1(=支持アーム4
b)を介して配設されていることである。前記支持部材
4Gは、第1実施例のように門型支柱ではなく、基台1
Gの上面に固定的に設けられた下端開口の筒状体であ
る。
【0078】なお、支持部材4Gは、基台1Gの上面に
固定された筒状部4a1(=固定柱4b)と、この筒状
部4a1を閉鎖する水平板4b1とから成るが、前記筒
状部4a1は、第1実施例と同様に複数本の固定柱であ
っても良い。 基台1Gの軸受け2G及び支持部材4Gの水平板4b
1の中央部に設けた球軸受け80を介して軸支された回
転軸6Gが、動力伝達手段81を介し、前記駆動モータ
5Gの駆動力により回転することである。
固定された筒状部4a1(=固定柱4b)と、この筒状
部4a1を閉鎖する水平板4b1とから成るが、前記筒
状部4a1は、第1実施例と同様に複数本の固定柱であ
っても良い。 基台1Gの軸受け2G及び支持部材4Gの水平板4b
1の中央部に設けた球軸受け80を介して軸支された回
転軸6Gが、動力伝達手段81を介し、前記駆動モータ
5Gの駆動力により回転することである。
【0079】この動力伝達手段81は、本実施例では駆
動モータ5Gの出力軸5aに取付けられた小径の駆動プ
ーリ81aと、回転軸6Gの突出上端部6aに取付けら
れた大径の従動プーリ81bと、この従動プーリ81b
と駆動プーリ81aにそれぞれ巻装されたベルト81c
とから成り、前記駆動プーリ81a並びに従動プーリ8
1bには周溝がそれぞれ形成されている。 動力伝達手段81のベルト81cにテンションを付与
するベルト押さえ手段82が支持部材4Gの水平板4b
1に設けられていることである。
動モータ5Gの出力軸5aに取付けられた小径の駆動プ
ーリ81aと、回転軸6Gの突出上端部6aに取付けら
れた大径の従動プーリ81bと、この従動プーリ81b
と駆動プーリ81aにそれぞれ巻装されたベルト81c
とから成り、前記駆動プーリ81a並びに従動プーリ8
1bには周溝がそれぞれ形成されている。 動力伝達手段81のベルト81cにテンションを付与
するベルト押さえ手段82が支持部材4Gの水平板4b
1に設けられていることである。
【0080】しかして、ベルト押さえ手段82は、本実
施例ではソレノイド83と、このソレノイドの作動杆8
4の先端部に固定され、かつ、水平板4b1の上面をベ
ルト81cに向かって進退動するスライド板85と、こ
のスライド板に垂直軸86を介して設けられたベルト用
押さえローラ87とから成り、前記スライド板85は水
平板4b1に設けられた一対のガイド片88に案内され
る。 支持部材4Gの水平板4b1に電源(電池)90を設
けると共に、該電源90に基づいてベルト押さえ手段8
2及び駆動モータ5Gをそれぞれ制御する制御装置91
を支持部材4Gに設けたことである。この電源(電池)
90や制御装置91は基台1Gに設けても良い。
施例ではソレノイド83と、このソレノイドの作動杆8
4の先端部に固定され、かつ、水平板4b1の上面をベ
ルト81cに向かって進退動するスライド板85と、こ
のスライド板に垂直軸86を介して設けられたベルト用
押さえローラ87とから成り、前記スライド板85は水
平板4b1に設けられた一対のガイド片88に案内され
る。 支持部材4Gの水平板4b1に電源(電池)90を設
けると共に、該電源90に基づいてベルト押さえ手段8
2及び駆動モータ5Gをそれぞれ制御する制御装置91
を支持部材4Gに設けたことである。この電源(電池)
90や制御装置91は基台1Gに設けても良い。
【0081】この制御装置91は電源90を「ON」、
「OFF」する手動式スイッチ92を有している。しか
して、制御装置91は手動式スイッチ92を「ON」に
るすと、内蔵するCPUにより、駆動モータ5G及びベ
ルト押さえ手段82にそれぞれ信号を送くる。駆動モー
タ5Gは電源90により起動し、一方、押さえ手段82
の作動杆84は伸長する。ソレノイド83の作動杆84
が伸びると、押さえローラ87が動力伝達手段81のベ
ルト81cを押し付け、これによりベルト81cにテン
ションが掛かる。そこで、駆動モータ5Gの駆動力がベ
ルト81cを介して回転軸6Gに伝わる。.一方、制御
装置91は手動式スイッチ92を「OFF」にるすと、
駆動モータ5Gへの電源90供給は停止し、駆動モータ
5Gは停止する。それと同時に押さえ手段82の作動杆
84は収縮し、押さえローラ87が動力伝達手段81の
ベルト81cから離れる。これによりベルト81cにテ
ンションが掛からなくなり、回転軸6Gのみが慣性力に
より回転する。本実施例では永久磁石回転子10Gの直
径を大きくし、かつ、永久磁石回転子10Gの質量(重
量)により、大きな慣性モーメントが得られるので、駆
動モータ5Gが停止しても永久磁石回転子10Gの慣性
モーメントといわゆるフライホイール効果により、発電
時の逆起電力による抵抗を押さえることができる。
「OFF」する手動式スイッチ92を有している。しか
して、制御装置91は手動式スイッチ92を「ON」に
るすと、内蔵するCPUにより、駆動モータ5G及びベ
ルト押さえ手段82にそれぞれ信号を送くる。駆動モー
タ5Gは電源90により起動し、一方、押さえ手段82
の作動杆84は伸長する。ソレノイド83の作動杆84
が伸びると、押さえローラ87が動力伝達手段81のベ
ルト81cを押し付け、これによりベルト81cにテン
ションが掛かる。そこで、駆動モータ5Gの駆動力がベ
ルト81cを介して回転軸6Gに伝わる。.一方、制御
装置91は手動式スイッチ92を「OFF」にるすと、
駆動モータ5Gへの電源90供給は停止し、駆動モータ
5Gは停止する。それと同時に押さえ手段82の作動杆
84は収縮し、押さえローラ87が動力伝達手段81の
ベルト81cから離れる。これによりベルト81cにテ
ンションが掛からなくなり、回転軸6Gのみが慣性力に
より回転する。本実施例では永久磁石回転子10Gの直
径を大きくし、かつ、永久磁石回転子10Gの質量(重
量)により、大きな慣性モーメントが得られるので、駆
動モータ5Gが停止しても永久磁石回転子10Gの慣性
モーメントといわゆるフライホイール効果により、発電
時の逆起電力による抵抗を押さえることができる。
【0082】そこで、この実施例に基づく実験では、駆
動モータ5の回転数が600回転(r.p.m)の時、
かつ、永久磁石回転子10Gの直径が34φの場合に、
永久磁石回転子10Gは固定子15Gの固定子巻線19
Gに対して毎分636mのスピードで横切ったので、望
ましくは前記制御装置91に自動のスイッチイング回路
を設け、所要の時間毎にベルト押さえ手段82及び駆動
モータ5Gをそれぞれ「OFF」に制御すべきである。
動モータ5の回転数が600回転(r.p.m)の時、
かつ、永久磁石回転子10Gの直径が34φの場合に、
永久磁石回転子10Gは固定子15Gの固定子巻線19
Gに対して毎分636mのスピードで横切ったので、望
ましくは前記制御装置91に自動のスイッチイング回路
を設け、所要の時間毎にベルト押さえ手段82及び駆動
モータ5Gをそれぞれ「OFF」に制御すべきである。
【0083】なお、実施例に基づく実験結果では、無負
荷状態に於いて、永久磁石回転子10Gの総重量が3K
g、永久磁石回転子10Gの直径が40cm等の条件下
に於いて、ベルト押さえ手段82及び駆動モータ5Gを
それぞれ「OFF」にした時、永久磁石回転子10Gは
約13分後に停止した。 永久磁石回転子10Gの直径を第1実施例のそれより
も大きくしたことである。すなわち、永久磁石回転子1
0Gは、永久磁石型発電機X7(図21)と同様に、固
定子15Gの固定子巻線19Gが永久磁石回転子10G
の第1外側筒状軸部11a及び第2外側筒状軸部11a
の内外にそれぞれ間隙16Gを有して配設されているこ
とである。
荷状態に於いて、永久磁石回転子10Gの総重量が3K
g、永久磁石回転子10Gの直径が40cm等の条件下
に於いて、ベルト押さえ手段82及び駆動モータ5Gを
それぞれ「OFF」にした時、永久磁石回転子10Gは
約13分後に停止した。 永久磁石回転子10Gの直径を第1実施例のそれより
も大きくしたことである。すなわち、永久磁石回転子1
0Gは、永久磁石型発電機X7(図21)と同様に、固
定子15Gの固定子巻線19Gが永久磁石回転子10G
の第1外側筒状軸部11a及び第2外側筒状軸部11a
の内外にそれぞれ間隙16Gを有して配設されているこ
とである。
【0084】したがって、永久磁石回転子10Gは、上
部側と下部側にそれぞれ周方向に配設された複数個の永
久磁石12a、12b…12nを有する第1及び第2外
側筒状軸部11a,11aと、回転軸6Gが貫通する内
側筒状固定軸部11bと、この内側筒状固定軸部11b
と前記第1及び第2外側筒状軸部11a、11aを放射
状に連結する連結部11c、11cとから成り、前記連
結部11cは外側筒状軸部11a及び内側筒状固定軸部
11bの中央部をそれぞれ連結している。
部側と下部側にそれぞれ周方向に配設された複数個の永
久磁石12a、12b…12nを有する第1及び第2外
側筒状軸部11a,11aと、回転軸6Gが貫通する内
側筒状固定軸部11bと、この内側筒状固定軸部11b
と前記第1及び第2外側筒状軸部11a、11aを放射
状に連結する連結部11c、11cとから成り、前記連
結部11cは外側筒状軸部11a及び内側筒状固定軸部
11bの中央部をそれぞれ連結している。
【0085】以上のように本発明の永久磁石型発電機
は、駆動モータの回転数が一定の数値に達すると、永久
磁石型発電機の駆動モータの消費電力に対し、固定子の
固定子巻線から出力される発生電力の方が高効率になる
ので、永久磁石型発電機に図示しない制御装置、蓄電装
置、抵抗等を電気的に接続し、色々な利用発明が生まれ
ることが期待される。
は、駆動モータの回転数が一定の数値に達すると、永久
磁石型発電機の駆動モータの消費電力に対し、固定子の
固定子巻線から出力される発生電力の方が高効率になる
ので、永久磁石型発電機に図示しない制御装置、蓄電装
置、抵抗等を電気的に接続し、色々な利用発明が生まれ
ることが期待される。
【0086】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙するような効果がある。 (1)固定子が非磁性体の素材で形成されているので、
いわゆるコギングが非常に小さい。 (2)回転子が内筒状に形成され、かつ、従来のように
巻線を有しないので、構造上、全体として発電機を軽く
することができる。 (3)内筒状永久磁石回転子等を用いた実験結果から明
らかなように、特に駆動モータの消費電力よりも固定子
巻線から取出せる発生電力が多い。したがって、発電量
の増加を図ることができると共に、永久磁石型発電機か
ら余剰電気を取出すこともできる。 (4)例えば第10実施例では、永久磁石回転子の直径
を大きくし、かつ、永久磁石回転子の質量(重量)によ
り、大きな慣性モーメントが得られるので、駆動モータ
が停止しても永久磁石回転子の慣性モーメントといわゆ
るフライホイール効果により、発電時の逆起電力による
抵抗を押さえ、一定時間駆動電源が無しの状態でも、永
久磁石回転子は回転することになり、発電し続けること
ができる。 (5)安価に製作することができると共に、ランニング
コストがかからない。 (6)小型化を図ることができる。 (7)例えば第1実施例では、駆動モータを縦方向に支
持し、かつ、回転軸を基台の逆円錐状凹所内に於いて、
いわゆる点接触状態で回転させている場合には、駆動モ
ータの回転力に対する負荷が少ない。 (8)永久磁石型発電機の固定子の固定子巻線から出力
される発生電力の一部を駆動モータの電源とし、一方、
発生電力の余剰電力を蓄電装置に蓄電、送電、制御装置
の電源等に活用することが期待される。
にあっては次に列挙するような効果がある。 (1)固定子が非磁性体の素材で形成されているので、
いわゆるコギングが非常に小さい。 (2)回転子が内筒状に形成され、かつ、従来のように
巻線を有しないので、構造上、全体として発電機を軽く
することができる。 (3)内筒状永久磁石回転子等を用いた実験結果から明
らかなように、特に駆動モータの消費電力よりも固定子
巻線から取出せる発生電力が多い。したがって、発電量
の増加を図ることができると共に、永久磁石型発電機か
ら余剰電気を取出すこともできる。 (4)例えば第10実施例では、永久磁石回転子の直径
を大きくし、かつ、永久磁石回転子の質量(重量)によ
り、大きな慣性モーメントが得られるので、駆動モータ
が停止しても永久磁石回転子の慣性モーメントといわゆ
るフライホイール効果により、発電時の逆起電力による
抵抗を押さえ、一定時間駆動電源が無しの状態でも、永
久磁石回転子は回転することになり、発電し続けること
ができる。 (5)安価に製作することができると共に、ランニング
コストがかからない。 (6)小型化を図ることができる。 (7)例えば第1実施例では、駆動モータを縦方向に支
持し、かつ、回転軸を基台の逆円錐状凹所内に於いて、
いわゆる点接触状態で回転させている場合には、駆動モ
ータの回転力に対する負荷が少ない。 (8)永久磁石型発電機の固定子の固定子巻線から出力
される発生電力の一部を駆動モータの電源とし、一方、
発生電力の余剰電力を蓄電装置に蓄電、送電、制御装置
の電源等に活用することが期待される。
図1乃至図5は、発明の実施の形態で説明した第1実施
例を示す各説明図である。その他の図は第2実施例乃至
第10実施例の各説明図等である。
例を示す各説明図である。その他の図は第2実施例乃至
第10実施例の各説明図等である。
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視からの説明図。
【図2】図1の2−2線縦断面図。
【図3】図1の3−3線拡大断面図。
【図4】要部の分解斜視図。
【図5】永久磁石の配設状態を示す説明図。
【図6】本発明の第2実施例を示す斜視からの説明図。
【図7】図6の図1の7−7線縦断面図。
【図8】要部の分解斜視図。
【図9】本発明の第3実施例を示す斜視からの説明図。
【図10】図9の10−10線断面図。
【図11】要部の分解斜視図。
【図12】本発明の第4実施例を示す斜視からの説明
図。
図。
【図13】図12の13−13線縦断面図。
【図14】本発明の第5実施例を示す斜視からの説明
図。
図。
【図15】図14の15−15線縦断面図。
【図16】本発明の第6実施例を示す斜視からの説明
図。
図。
【図17】概略断面説明図。
【図18】図17の18−18線縦断面図。
【図19】永久磁石の配設状態を示す説明図。
【図20】本発明の第7実施例を示す斜視からの説明
図。
図。
【図21】概略断面説明図。
【図22】図21の22−22線縦断面図。
【図23】本発明の第8実施例を示す斜視からの説明
図。
図。
【図24】概略断面説明図。
【図25】図24の25−25線縦断面図。
【図26】本発明の第9実施例を示す斜視からの説明
図。
図。
【図27】図26の27−27線縦断面図。
【図28】本発明の第10実施例を示す斜視からの説明
図。
図。
【図29】概略断面説明図。
【図30】要部の斜視図。
【図31】本発明の実験結果の一例を示す説明図。
X1乃至X10…永久磁石型発電機、1、1A、1D、
1E、1F、1G…基台、2、2G…軸受け、3…凹
所、4、4E、4F、4H、4G…支持部材、5、5
A、5B、5D、5E、5F、5H、5G…駆動モー
タ、5a…出力軸、6、6A、6B、6C、6D、6
E、6F、6H、6G…回転軸、7、7A、7B…継
手、10、10A、10B、10C、10D、10E、
10F、10G、10H…永久磁石回転子、11、11
D…合成樹脂成形体、12a〜12d…永久磁石、1
5、15A、15B、15D、15E、15F、15
H、15G…固定子、16、16E、16F、16G…
間隙、17…上方開口、18、18E、18F…導体取
付け部、19、19C、19D、19E、19F…固定
子巻線、20、20B…カバー、30…上蓋、35…支
持脚、36…フランジ部、37…左右の側壁板、38…
固着具、39…中心孔、40…玉軸受け、81…動力伝
達手段、82…ベルト押さえ手段、90…電源、91…
制御装置。
1E、1F、1G…基台、2、2G…軸受け、3…凹
所、4、4E、4F、4H、4G…支持部材、5、5
A、5B、5D、5E、5F、5H、5G…駆動モー
タ、5a…出力軸、6、6A、6B、6C、6D、6
E、6F、6H、6G…回転軸、7、7A、7B…継
手、10、10A、10B、10C、10D、10E、
10F、10G、10H…永久磁石回転子、11、11
D…合成樹脂成形体、12a〜12d…永久磁石、1
5、15A、15B、15D、15E、15F、15
H、15G…固定子、16、16E、16F、16G…
間隙、17…上方開口、18、18E、18F…導体取
付け部、19、19C、19D、19E、19F…固定
子巻線、20、20B…カバー、30…上蓋、35…支
持脚、36…フランジ部、37…左右の側壁板、38…
固着具、39…中心孔、40…玉軸受け、81…動力伝
達手段、82…ベルト押さえ手段、90…電源、91…
制御装置。
Claims (16)
- 【請求項1】 基台1に支持部材4を介し固定的に支持
され、かつ、永久磁石回転子10の軸芯方向に対して中
心に位置する駆動モータ5と、この駆動モータ5の出力
軸5aに同軸上に固定され、かつ、一端部6bが前記基
台1に軸支された回転軸6と、この回転軸に環状に固定
され、かつ、複数個の永久磁石12a,12b…を有す
る前記永久磁石回転子10と、この永久磁石回転子10
に対して一定の間隙16を形成するように前記基台に環
状に配設され、かつ、導体取付り部18に固定子巻線1
9を有する非磁性体の固定子15とを備える永久磁石型
発電機。 - 【請求項2】 請求項1に於いて、永久磁石回転子10
は、回転軸6に固定的に設けられた合成樹脂成形体11
と、この合成樹脂成形体11の外側筒状軸部11aに環
状に設けられた複数個の永久磁石12a…とで構成され
ていることを特徴とする永久磁石型発電機。 - 【請求項3】 請求項1に於いて、回転軸6の一端部6
bは尖端化されており、基台1に設けた逆円錐状凹所3
を有する軸受け2に支持されていることを特徴とする永
久磁石型発電機。 - 【請求項4】 基台1Aの上方に上蓋30を介し固定的
に支持され、かつ、永久磁石回転子10Aの軸芯方向に
対して中心に位置する駆動モータ5Aと、この駆動モー
タの下方に指向する出力軸5aに同軸上に固定され、か
つ、下端部6bが前記基台1Aに軸支された回転軸6A
と、この回転軸に環状に固定され、かつ、複数個の永久
磁石12a,12b…を有する前記永久磁石回転子10
Aと、この永久磁石回転子に対して一定の間隙16を形
成するように前記基台に下端部が固定され、かつ、導体
取付り部18に固定子巻線19を有する非磁性体の固定
子15Aとを備える永久磁石型発電機。 - 【請求項5】 1つの側壁板37に横状態に固定され、
かつ、永久磁石回転子10Bの軸芯方向に対して中心に
位置する駆動モータ5Bと、この駆動モータの出力軸5
aに同軸上に固定され、かつ、他端部が他の側壁板37
に設けられた軸受け40に軸支された回転軸6Bと、こ
の回転軸に環状に固定され、かつ、複数個の永久磁石1
2a,12b…を有する前記永久磁石回転子10Bと、
この永久磁石回転子に対して一定の間隙16を形成する
ように前記側壁板37に固定され、かつ、導体取付り部
18に固定子巻線19を有する非磁性体の外筒状固定子
15Bとを備える永久磁石型発電機。 - 【請求項6】 基台1に支持部材4を介し固定的に支持
され、かつ、永久磁石回転子10Cの軸芯方向に対して
中心に位置する駆動モータ5と、この駆動モータ5の出
力軸5aに同軸上に固定され、かつ、一端部6bが前記
基台1に軸支された回転軸6Cと、この回転軸に環状に
固定され、かつ、複数個の永久磁石12a,12b…を
有する前記永久磁石回転子10Cと、この永久磁石回転
子10に対して一定の間隙16を形成するように前記基
台に環状的に固定され、かつ、導体取付り部18に固定
子巻線19Cを有する非磁性体の固定子15とを備える
永久磁石型発電機。 - 【請求項7】 基台1Dに支持部材4を介し固定的に支
持され、かつ、永久磁石回転子10Dの軸芯方向に対し
て中心に位置する駆動モータ5Dと、この駆動モータ5
Dの出力軸5aに同軸上に固定され、かつ、一端部6b
が前記基台1Dに軸支された回転軸6Dと、この回転軸
に環状に固定され、かつ、複数個の永久磁石12a,1
2b…を有する前記永久磁石回転子10Dと、この永久
磁石回転子10Dの外側筒状軸部11aの内側に位置す
るように一定の間隙16を有して前記基台に環状に配設
され、かつ、導体取付り部18に固定子巻線19Dを有
する非磁性体の固定子15Dとを備える永久磁石型発電
機。 - 【請求項8】 基台1Eに支持部材4Eを介し固定的に
支持され、かつ、円板状永久磁石回転子10Eの軸芯方
向に対して中心に位置する駆動モータ5Eと、この駆動
モータ5Eの出力軸5aに同軸上に固定され、かつ、一
端部6bが前記基台1Eに軸支された回転軸6Eと、こ
の回転軸に中心部が固定され、かつ、周方向に複数個の
永久磁石12a,12b…を有する前記円板状永久磁石
回転子10Eと、この永久磁石回転子10Eの上方又は
下方に位置するように一定の間隙16Eを有して前記支
持部材4Eに固定され、かつ、導体取付り部18Eに固
定子巻線19Eを有する非磁性体の固定子15Eとを備
える永久磁石型発電機。 - 【請求項9】 請求項8に於いて、支持部材4Eは外筒
状に形成され、この支持部材の内壁面に複数個のアーム
状コイル支持台51が環状に配設されていることを特徴
とする永久磁石型発電機。 - 【請求項10】 基台1Fに支持部材4Fを介し固定的
に支持され、かつ、筒状永久磁石回転子10Fの軸芯方
向に対して中心に位置する駆動モータ5Fと、この駆動
モータ5Fの出力軸5aに同軸上に固定され、かつ、一
端部6bが前記基台1Fに軸支された回転軸6Fと、こ
の回転軸に中心部が固定され、かつ、外側筒状軸部11
aに周方向に複数個の永久磁石12a,12b…を有す
る前記永久磁石回転子10Fと、この永久磁石回転子1
0Fの外側筒状軸部11aの内外に間隙16Fを有して
配設され、かつ、導体取付り部18Fに固定子巻線19
Eを有する非磁性体の固定子15Fとを備える永久磁石
型発電機。 - 【請求項11】 請求項10に於いて、永久磁石回転子
10Fの外側筒状軸部11aに設けられた複数個の永久
磁石12a,12b…12nは、上部側に環状に配設さ
れた永久磁石と、下部側に環状に配設された永久磁石か
ら成ることを特徴とする永久磁石型発電機。 - 【請求項12】 請求項10に於いて、永久磁石回転子
10Fの連結部11b(11d)に該永久磁石回転子1
0Fと共に同方向に共働回転し、かつ、外側筒状軸部1
1aと対向する少くとも1枚以上の鉄製環状板61(6
2)を固定的に設けたことを特徴とする永久磁石型発電
機。 - 【請求項13】 基台1に支持部材4Hを介し固定的に
支持され、かつ、突出する出力軸5aに駆動歯車71を
有する駆動モータ5Hと、筒状永久磁石回転子10Hの
軸芯方向に対して中心に位置し、かつ、他端部6aに前
記駆動歯車71と噛合する従動歯車72を有すると共
に、一端部6bが前記基台1に軸支された回転軸6H
と、この回転軸に中心部が固定され、かつ、外側筒状軸
部11aに周方向に複数個の永久磁石12a,12b…
を有する前記永久磁石回転子10Hと、この永久磁石回
転子の外側筒状軸部11aに間隙16を有して配設さ
れ、かつ、導体取付り部18に固定子巻線19を有する
非磁性体の固定子15Hとを備える永久磁石型発電機。 - 【請求項14】 基台1Gに支持部材4Gを介し固定的
に支持され、かつ、永久磁石回転子10の軸芯方向に対
してオフセットする位置に配設された駆動モータ5G
と、この駆動モータ5の出力軸5aと動力伝達手段81
を介して連結され、かつ、一端部6bが前記基台1Gに
軸支された回転軸6Gと、この回転軸に環状に固定さ
れ、かつ、複数個の永久磁石12a,12b…を有する
前記永久磁石回転子10と、この永久磁石回転子10に
対して一定の間隙16を形成するように前記基台に環状
に配設され、かつ、導体取付り部18に固定子巻線19
Gを有する非磁性体の固定子15Gとを備える永久磁石
型発電機。 - 【請求項15】 請求項14に於いて、支持部材4Gに
は、ベルト押さえ手段82が設けられていることを特徴
する永久磁石型発電機。 - 【請求項16】 請求項14に於いて、永久磁石型発電
機は支持部材4Gの水平板に設けられたベルト押さえ手
段82及び駆動モータ5Gを同期的に制御する制御装置
91を備えていることを特徴する永久磁石型発電機。
Priority Applications (4)
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- 1998-08-05 ZA ZA987014A patent/ZA987014B/xx unknown
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