JP7469838B1 - モーター - Google Patents

モーター Download PDF

Info

Publication number
JP7469838B1
JP7469838B1 JP2023186858A JP2023186858A JP7469838B1 JP 7469838 B1 JP7469838 B1 JP 7469838B1 JP 2023186858 A JP2023186858 A JP 2023186858A JP 2023186858 A JP2023186858 A JP 2023186858A JP 7469838 B1 JP7469838 B1 JP 7469838B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
container
rotating shaft
disk
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2023186858A
Other languages
English (en)
Inventor
豊道 遠藤
Original Assignee
株式会社ゲットクリーンエナジー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ゲットクリーンエナジー filed Critical 株式会社ゲットクリーンエナジー
Priority to JP2023186858A priority Critical patent/JP7469838B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7469838B1 publication Critical patent/JP7469838B1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

【課題】 損失を少なくしたモーターを提供する。【解決手段】 モーターの回転軸12の側に、断面が三角形の環状体を周面に一体的に取付けた円盤20を配置し、コイル50を内面に配置した容器30の側に、円盤20の周面から突出する三角形の頂点を受け入れる係合部40を設置する。回転軸12に固定した円盤20と、容器30側に配した係合部40とを係合させて回転軸12を容器30内で回転させるとき、円盤20と係合部40との接触抵抗が少ないため、モーターの損失が減少する。【選択図】図1

Description

本発明は、電気エネルギーで駆動するモーターに関し、効率の向上を可能にしたものである。
本発明者は、先に、容器内で回転体が回転する発電機の回転効率を高めるため、発電機の回転軸の先端を円錐形又は角錐形に成形し、回転軸の下端を支える容器の底部と回転軸との接触抵抗を小さくすることを提案している(下記特許文献1)。
発電機は、導線を巻いて形成したコイルと磁石とを近接配置し、コイルに対して磁石を回転し、又は、磁石に対してコイルを回転することで、コイルに誘導電流を生じさせ、発電を行っている。
電気エネルギーで駆動するモーターは、発電機とは逆の原理で回転する。即ち、回転子のコイルに電流を供給して、固定された磁石に対してコイルを回転させ、或いは、固定したコイルに電流を供給して、回転子の磁石を回転させている。そして、回転子と一体に回転する回転軸に、扇風機のファアンや電動工具等、種々のものを結合し、それらの駆動を実現している。
モーターには、直流で作動するDCモーター、交流で作動するACモーター、鉄心を持たないコアレスモーター、間欠的に回転するステッピングモーター等、各種のものが開発されている。
DCモーターでは、回転子がコイルの場合、整流子及びブラシを通じてコイルへの電流供給が行われる。
ACモーターでは、固定子のコイルに供給する電流を制御して回転磁界を形成し、それにより回転子の磁石を回転する。
コアレスモーターは、回転子が、鉄心を持たず、樹脂で固めたコイルのみで構成されている。そのため、回転子の磁力は弱くなるが、慣性モーメントが小さく、即応性に優れ、鉄損によるエネルギー損失も無い。
ステッピングモーターは、駆動回路から入力されるパルス信号に応じて、一定角度ずつ断続的に回転する。
特許第7345746号公報
モーターの効率は、モーターに与えられた電気エネルギーに対する、モーターから出力された機械ネルルギーの割合によって表される。この電気エネルギーと機械エネルギーとの差分が損失である。
モーターの損失には、(1)コイル内の電気抵抗による発熱、(2)整流子とブラシとの接触抵抗による発熱、(2)回転子の鉄心内の損失、(4)回転軸とその支持体との機械的摩擦、等が含まれる。
本発明は、“回転軸とその支持体との機械的摩擦”の低減を図り、モーターの効率を高めることを目的としている。
本発明は、電気エネルギーから機械的エネルギーを生成するモーターであって、回転軸を中心に回転する回転子と、前記回転子を回転可能に収容する容器と、を備える。前記回転軸には、前記回転子を間にして、二つの円盤を固定し、前記容器の内壁には、前記円盤の周縁部と係合する係合部を配置している。
そして、前記円盤の周縁部には、三角形の断面を有し、一つの頂点が突出し、他の二つの頂点が前記周縁部に接続している環状体を一体的に設けており、前記容器に配置した前記係合部には前記環状体の突出した前記頂点を受け入れる凹部を設けている。
或いは、前記容器の前記係合部の内周部に、三角形の断面を有し、一つの頂点が突出し、他の二つの頂点が前記内周部に接続している環状体を一体的に設けており、前記回転軸に固定した前記円盤の周縁部には前記環状体の突出した前記頂点を受け入れる凹部を設けている。
そして、前記回転軸は、前記環状体の前記頂点のみが前記凹部に接触する状態で回転する。
このモーターでは、回転軸に固定した円盤と、容器側に配した係合部とを係合させて回転子を容器内で支持しているが、その係合箇所に三角形の断面を持つ環状体を介在させて、円盤と係合部との接触抵抗を小さくしているため、モーターの損失の低減を図ることができる。
本発明のモーターでは、回転軸を鉛直方向、又は、水平方向のいずれの方向に配置しても良い。
本発明のモーターは、回転時の接触抵抗が小さく、効率的な回転が可能である。
(a)本発明の実施例である回転軸が鉛直方向を向くモーターの全体形状を示す図、(b)その容器側の構成を示す図、(c)その回転子側の構成を示す図。 図1の場合の回転軸に装着した円盤と、容器側の係合部との接続関係を示す拡大図。 図1の場合の回転軸に装着した円盤と、容器側の係合部との他の接続関係を示す拡大図。 (a)本発明の実施例である回転軸が水平方向を向くモーターの全体形状を示す図、(b)その容器側の構成を示す図、(c)その回転子側の構成を示す図。 (a)図4の場合の回転軸に装着した円盤と、容器側の係合部との接続関係を示す拡大図、(b)図4の場合の回転軸に装着した円盤と、容器側の係合部との他の接続関係を示す拡大図。
以下、実施例に基づいて本発明の実施の形態について説明する。
図1(a)は、実施例におけるモーターの全体構造を示している。また、図1(b)は、その容器側の構造、図1(c)は、その回転子側の構造を示している。
このモーターの回転子11は、上側がS極、下側がN極の半円筒形状の永久磁石11(a)と、上側がN極、下側がS極の半円筒形状の永久磁石11(b)とを組み合わせて円筒形状に成形されている。
この回転子11の中心には回転軸12が固着され、回転軸12の回転子11より上側、及び、回転子11より下側には、円盤状の部品(以下、円盤と言う)20が装着されている。
なお、この回転軸12は、鉛直方向に沿って配置されるため、その下端には円錐形状部分12(1)が設けられ、円錐形状部分12(1)の先端が容器30の底面に接触して支持されている。
一方、容器30には、その内部に、各円盤20と係合する二つの係合部40が配置され、また、回転子11と対向する容器30の内面位置に複数のコイル50が配置されている。
なお、このモーターは、コイル50への供給電流を制御して回転子11を回転させる形態を想定しているため、ブラシ及び整流子を持たない(ブラシレスモーター)。
図2は、回転軸12に装着された円盤20と、容器30に配置された係合部40との接続状態を示している。
中心に回転軸12が固定されている円盤20は、その周縁が、三角形の断面を持つ環状体21に取り囲まれている。この環状体21は、三角形状を成す断面の一つの頂点が突出し、他の二つの頂点が円盤20の周縁部に接続するように円盤20と一体化されている。
一方、容器30に配置された係合部40には、環状体21の突出した頂点を受け入れる凹部41が形成されている。
そのため、回転軸12は、環状体21の頂点が係合部40の凹部41に接触した状態で回転する。
図1では、回転軸12を鉛直方向に配置する場合に、回転軸12の下端に設けた円錐形状部分12(1)を容器30の底面で支えている(図1a)が、これは必須の構成では無い。
なお、円盤20の環状体21と容器30側の係合部40とを図2の状態に組合せるには、例えば、円環状の係合部40を半円環状の二つの部品に分割し、分割した二つの部品で図2の状態を形成し、その後、分割した部品を再結合すれば図2の状態が得られる。
図3は、図2の変形例を示している。この場合は、係合部40側に三角形の断面を持つ環状体42を配置し、環状体42の頂点の先端を、回転軸12に装着された円盤20の凹部22に当接させている。その他の構成は、図2と同様である。
この変形例の場合、回転軸12は、環状体42の頂点が円盤20の凹部22に接触した状態で回転する。
このように、本発明のモーターでは、回転軸12に固定された円盤20と、容器30側に配置された係合部40との間で、三角形の断面を持つ環状体21、42の頂点が接触した状態で回転軸12の回転が行われるため、回転軸12の回転時における接触抵抗が小さい。
そのため、モーターの損失が低減できる。
図4及び図5は、回転軸12が水平方向に維持されて回転するモーターについて示している。この場合は、図1-図3のモーターを、そのまま横にして使用することができる。
なお、横向きの場合は、回転軸12の端部に円錐形状部分12(1)(図1c)を設ける必要はない。
本発明のモーターは、各種産業分野で利用することができ、EVやドローン等にも使用することができる。特に、パソコンやプリンター、携帯電話機等の小型機器に組み込むには適している。また、学習用教材等としても利用することもできる。
11 回転子
11(a) 永久磁石
11(b) 永久磁石
12 回転軸
12(1) 円錐形状部分
20 円盤
21 環状体
22 凹部
30 容器
40 係合部
41 凹部
42 環状体
50 コイル

Claims (3)

  1. 電気エネルギーから機械的エネルギーを生成するモーターであって、
    回転軸を中心に回転する回転子と、
    前記回転子を回転可能に収容する容器と、
    を備え、
    前記回転軸には、前記回転子を間にして、二つの円盤が固定され、
    前記容器の内壁には、前記円盤の周縁部と係合する係合部が配置され、
    前記円盤の周縁部、又は、前記容器の前記係合部の内周部、には、三角形の断面を有し、一つの頂点は突出し、他の二つの頂点は前記周縁部、又は、前記内周部、に接続している環状体が一体化されており、
    前記容器に配置された前記係合部、又は、前記回転軸に固定された前記円盤の周縁部、は前記環状体の突出した前記頂点を受け入れる凹部を有し
    前記回転軸は、前記環状体の前記頂点のみが前記凹部に接触する状態で回転する、モーター。
  2. 請求項1に記載のモーターであって、
    前記回転軸が鉛直方向に配置されている、モーター。
  3. 請求項1に記載のモーターであって、
    前記回転軸が水平方向に配置されている、モーター。
JP2023186858A 2023-10-31 2023-10-31 モーター Active JP7469838B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023186858A JP7469838B1 (ja) 2023-10-31 2023-10-31 モーター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023186858A JP7469838B1 (ja) 2023-10-31 2023-10-31 モーター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP7469838B1 true JP7469838B1 (ja) 2024-04-17

Family

ID=90667784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023186858A Active JP7469838B1 (ja) 2023-10-31 2023-10-31 モーター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7469838B1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012119719A1 (de) 2011-03-07 2012-09-13 Createc Fischer & Co. Gmbh Vorrichtung für ein vakuum und zum übertragen oder ermöglichen einer bewegung
JP2016152702A (ja) 2015-02-18 2016-08-22 セイコーエプソン株式会社 モーター及びロボット
JP2021532321A (ja) 2018-07-30 2021-11-25 エックスアール ダウンホール リミテッド ライアビリティ カンパニー 多結晶ダイヤモンドラジアル軸受
JP7345746B1 (ja) 2022-09-08 2023-09-19 豊道 遠藤 コマ式発電機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012119719A1 (de) 2011-03-07 2012-09-13 Createc Fischer & Co. Gmbh Vorrichtung für ein vakuum und zum übertragen oder ermöglichen einer bewegung
JP2016152702A (ja) 2015-02-18 2016-08-22 セイコーエプソン株式会社 モーター及びロボット
JP2021532321A (ja) 2018-07-30 2021-11-25 エックスアール ダウンホール リミテッド ライアビリティ カンパニー 多結晶ダイヤモンドラジアル軸受
JP7345746B1 (ja) 2022-09-08 2023-09-19 豊道 遠藤 コマ式発電機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001224154A (ja) マルチポール磁気浮上回転方法およびその装置
US9000647B2 (en) High efficiency high output density electric motor
EP3726711A1 (en) Brushless motor-generator
US9184647B2 (en) High efficiency high output density electrical power generator
JP6860892B2 (ja) ブラシレスモータ
JP7469838B1 (ja) モーター
TW202228366A (zh) 利於使用於海洋能發電之永磁發電機
JP2014204644A (ja) モノポール構成の発電機
US8866358B2 (en) Efficient and powerful electric motor integrated with a generator
RU98104114A (ru) Магнитные цепи во вращающейся системе для генерирования как механической энергии, так и электрической энергии
CN208656618U (zh) 一种新型永磁电机
JP6580182B2 (ja) 回転電機
JP2006006032A (ja) 電動機及びファンモータ
JP2019216530A (ja) 永久磁石発電機
CN217642942U (zh) 一种直流电机
TWI814240B (zh) 節能無刷微動能發電機
JP2008118839A (ja) モータ
CN221103180U (zh) 一种有限转角振动力矩电机结构
JP6543426B1 (ja) 交流発電機
JP5313627B2 (ja) ブラシ給電式ハイブリッド励磁モータ及びブラシ給電式ハイブリッド励磁モータの駆動方法
JP3123492U (ja) 磁石を用いた推進力発生装置
KR102012552B1 (ko) 직류공급용 다중회로 브러시의 회전을 이용하는 직류발전장치
TWM528033U (zh) 電能轉換裝置
JP3436573B2 (ja) マイクロモータ
CN205304453U (zh) 一种单相永磁交流发电机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20231102

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20231102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7469838

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150