JPH1155377A - 電話機ホルダー - Google Patents
電話機ホルダーInfo
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- JPH1155377A JPH1155377A JP9206110A JP20611097A JPH1155377A JP H1155377 A JPH1155377 A JP H1155377A JP 9206110 A JP9206110 A JP 9206110A JP 20611097 A JP20611097 A JP 20611097A JP H1155377 A JPH1155377 A JP H1155377A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holder
- telephone
- mobile phone
- main body
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- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Telephone Set Structure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 互いにサイズや外面形状が異なる複数種の携
帯電話機に共通して使用でき、しかも、携帯電話機を着
脱容易にかつ安定して保持できるようにする。 【解決手段】 開口部である貫通穴18から携帯電話機
Tが長手方向に挿入可能なホルダー本体10にホルダー
コネクタ20を取付けた電話機ホルダー。ホルダー本体
10内に、携帯電話機Tを囲んでこれをホルダーコネク
タ20と接続可能な位置に案内する電話機案内部材30
を携帯電話機挿入方向と直交する方向に移動可能に設け
る。これら電話機案内部材30を操作するためのキャッ
プ36等の操作部を、ホルダー本体10の長手方向両端
面のうちのいずれかの面に配する。
帯電話機に共通して使用でき、しかも、携帯電話機を着
脱容易にかつ安定して保持できるようにする。 【解決手段】 開口部である貫通穴18から携帯電話機
Tが長手方向に挿入可能なホルダー本体10にホルダー
コネクタ20を取付けた電話機ホルダー。ホルダー本体
10内に、携帯電話機Tを囲んでこれをホルダーコネク
タ20と接続可能な位置に案内する電話機案内部材30
を携帯電話機挿入方向と直交する方向に移動可能に設け
る。これら電話機案内部材30を操作するためのキャッ
プ36等の操作部を、ホルダー本体10の長手方向両端
面のうちのいずれかの面に配する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車内での携帯
電話機の使用および保管に供される電話機ホルダーに関
するものである。
電話機の使用および保管に供される電話機ホルダーに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近来、携帯電話機の普及に伴い、自動車
内での携帯電話機の使用および保管を行うための車載用
電話機ホルダーの開発が進められている。このような電
話機ホルダーとしては、携帯電話機を固定可能とする台
枠状等のホルダー本体と、カールコード等を介してホル
ダー本体もしくは車体に取り付けられたコネクタとを備
え、携帯電話機とコネクタとを接続するとともに、携帯
電話機をホルダー本体に位置合わせして載置し、この状
態で係止手段等により携帯電話機を保持するものが一般
に知られている。
内での携帯電話機の使用および保管を行うための車載用
電話機ホルダーの開発が進められている。このような電
話機ホルダーとしては、携帯電話機を固定可能とする台
枠状等のホルダー本体と、カールコード等を介してホル
ダー本体もしくは車体に取り付けられたコネクタとを備
え、携帯電話機とコネクタとを接続するとともに、携帯
電話機をホルダー本体に位置合わせして載置し、この状
態で係止手段等により携帯電話機を保持するものが一般
に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の電
話機ホルダーでは、携帯電話機とコネクタとの接続作業
や、ホルダー本体に携帯電話機を位置合わせして固定す
る作業が容易でなく、このような作業を自動車の運転者
が運転中等に行うことは困難である。また、携帯電話機
の保持状態が安定しておらず、走行中の振動等によって
ホルダーから携帯電話機が脱落してしまうおそれもあ
る。
話機ホルダーでは、携帯電話機とコネクタとの接続作業
や、ホルダー本体に携帯電話機を位置合わせして固定す
る作業が容易でなく、このような作業を自動車の運転者
が運転中等に行うことは困難である。また、携帯電話機
の保持状態が安定しておらず、走行中の振動等によって
ホルダーから携帯電話機が脱落してしまうおそれもあ
る。
【0004】このような不都合を解消する手段として、
ホルダー本体の内面形状を携帯電話機の外面形状と略合
致させ、ホルダー本体内に携帯電話機がほぼ隙間なく嵌
入されるように構成することにより、携帯電話機の保持
状態を安定させることが考えられる。しかし、このよう
な電話機ホルダーでは、そのホルダー本体の内面形状に
合った形状の携帯電話機しか保持することができず、サ
イズや外面形状が互いに異なる複数の携帯電話機につい
て共通使用することができないため、汎用性及び量産性
が著しく低下する不都合がある。
ホルダー本体の内面形状を携帯電話機の外面形状と略合
致させ、ホルダー本体内に携帯電話機がほぼ隙間なく嵌
入されるように構成することにより、携帯電話機の保持
状態を安定させることが考えられる。しかし、このよう
な電話機ホルダーでは、そのホルダー本体の内面形状に
合った形状の携帯電話機しか保持することができず、サ
イズや外面形状が互いに異なる複数の携帯電話機につい
て共通使用することができないため、汎用性及び量産性
が著しく低下する不都合がある。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑み、互いにサイ
ズや外面形状が異なる複数種の携帯電話機に共通して使
用でき、しかも、携帯電話機を着脱容易にかつ安定して
保持することができる電話機ホルダーを提供することを
目的とする。
ズや外面形状が異なる複数種の携帯電話機に共通して使
用でき、しかも、携帯電話機を着脱容易にかつ安定して
保持することができる電話機ホルダーを提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、自動車に設置され、携帯電話
機を着脱可能に保持する電話機ホルダーであって、携帯
電話機長手方向の一端側に開口する開口部をもつ中空状
のホルダー本体と、このホルダー本体の携帯電話機挿入
方向奥部に取付けられ、当該ホルダー本体内に挿入され
る携帯電話機と接続可能に構成されたホルダーコネクタ
とを備えるとともに、上記ホルダー本体内に、挿入され
る携帯電話機を上記ホルダーコネクタと接続可能な位置
に案内する複数の電話機案内部材を当該携帯電話機の挿
入方向と直交する方向に移動可能に設けるとともに、各
電話機案内部材を上記方向に移動させてその位置を調節
するための操作部を上記ホルダー本体の長手方向両端面
のうちのいずれかの面に設けたものである。
の手段として、本発明は、自動車に設置され、携帯電話
機を着脱可能に保持する電話機ホルダーであって、携帯
電話機長手方向の一端側に開口する開口部をもつ中空状
のホルダー本体と、このホルダー本体の携帯電話機挿入
方向奥部に取付けられ、当該ホルダー本体内に挿入され
る携帯電話機と接続可能に構成されたホルダーコネクタ
とを備えるとともに、上記ホルダー本体内に、挿入され
る携帯電話機を上記ホルダーコネクタと接続可能な位置
に案内する複数の電話機案内部材を当該携帯電話機の挿
入方向と直交する方向に移動可能に設けるとともに、各
電話機案内部材を上記方向に移動させてその位置を調節
するための操作部を上記ホルダー本体の長手方向両端面
のうちのいずれかの面に設けたものである。
【0007】このホルダーによれば、ホルダー本体の外
面上にある操作部を操作して、携帯電話機のサイズや外
形に合せてこの携帯電話機の外面とほぼ接触するように
電話機案内部材の位置を調節しておくことにより、その
後は、この電話機案内部材の内側に携帯電話機を挿入す
るだけの簡単な作業で、この携帯電話機とホルダーコネ
クタとの結合ができる。すなわち、携帯電話機のサイズ
や外形にかかわらず、携帯電話機を着脱容易にかつ安定
して保持することができる。また、上記操作部が配設さ
れている面は、上記ホルダー本体の長手方向両端面のう
ちのいずれかの面、すなわち、上記開口部が設けられて
いる面もしくはホルダーコネクタに近い面であり、ホル
ダー本体の据付けの際、携帯電話機の挿脱作業やホルダ
ーコネクタの配線を可能にするために外部に開放される
面(すなわちブラケット等で覆われない面)であるの
で、当該据付け状態のまま各操作部を操作することが可
能である。
面上にある操作部を操作して、携帯電話機のサイズや外
形に合せてこの携帯電話機の外面とほぼ接触するように
電話機案内部材の位置を調節しておくことにより、その
後は、この電話機案内部材の内側に携帯電話機を挿入す
るだけの簡単な作業で、この携帯電話機とホルダーコネ
クタとの結合ができる。すなわち、携帯電話機のサイズ
や外形にかかわらず、携帯電話機を着脱容易にかつ安定
して保持することができる。また、上記操作部が配設さ
れている面は、上記ホルダー本体の長手方向両端面のう
ちのいずれかの面、すなわち、上記開口部が設けられて
いる面もしくはホルダーコネクタに近い面であり、ホル
ダー本体の据付けの際、携帯電話機の挿脱作業やホルダ
ーコネクタの配線を可能にするために外部に開放される
面(すなわちブラケット等で覆われない面)であるの
で、当該据付け状態のまま各操作部を操作することが可
能である。
【0008】ここで、上記操作部は、長手方向両端面に
分散配置しても良いが、全ての操作部を上記ホルダー本
体の長手方向両端面のうちの一方の面に集中配置すれ
ば、全ての電話機案内部材の位置調節作業を一個所で集
中して行うことが可能になる。
分散配置しても良いが、全ての操作部を上記ホルダー本
体の長手方向両端面のうちの一方の面に集中配置すれ
ば、全ての電話機案内部材の位置調節作業を一個所で集
中して行うことが可能になる。
【0009】この場合、全ての操作部を上記ホルダー本
体の開口部の周縁に配すれば、この開口部と反対側の面
が車室内に臨まない状態でホルダー本体が据え付けられ
る場合、例えば、インストゥルメントパネルの裏側に上
記開口部と反対側の面が向けられた状態で据え付けられ
る場合にも、車室内から良好に各操作部の操作を行うこ
とができる。
体の開口部の周縁に配すれば、この開口部と反対側の面
が車室内に臨まない状態でホルダー本体が据え付けられ
る場合、例えば、インストゥルメントパネルの裏側に上
記開口部と反対側の面が向けられた状態で据え付けられ
る場合にも、車室内から良好に各操作部の操作を行うこ
とができる。
【0010】しかも、このような配置であっても、上記
開口部と略合致する形状の貫通穴を有し、全操作部を覆
うように開口部周縁に着脱可能に装着されるカバーを備
えるようにすれば、位置調節作業後にカバーを装着して
全操作部を覆うことによって、良好な外観を維持するこ
とができる。また、カバーの貫通穴に携帯電話機の挿入
の際の案内面としての役割を担わせることもできる。
開口部と略合致する形状の貫通穴を有し、全操作部を覆
うように開口部周縁に着脱可能に装着されるカバーを備
えるようにすれば、位置調節作業後にカバーを装着して
全操作部を覆うことによって、良好な外観を維持するこ
とができる。また、カバーの貫通穴に携帯電話機の挿入
の際の案内面としての役割を担わせることもできる。
【0011】上記電話機案内部材の具体的な構成として
は、上記ホルダー本体の長手方向両端壁のうちのいずれ
かの壁に各電話機案内部材の移動方向と同方向に延びる
貫通長孔を設け、この貫通長孔に電話機案内部材を通し
てその端部をホルダー本体の外部に突出させ、この端部
に上記操作部を設けてこの操作部と上記電話機案内部材
の本体とが一体に同方向に移動するようにしたものが、
好適である。この構成によれば、操作部の操作方向と、
実際の電話機案内部材の移動方向とが合致しているた
め、操作が分かりやすい。
は、上記ホルダー本体の長手方向両端壁のうちのいずれ
かの壁に各電話機案内部材の移動方向と同方向に延びる
貫通長孔を設け、この貫通長孔に電話機案内部材を通し
てその端部をホルダー本体の外部に突出させ、この端部
に上記操作部を設けてこの操作部と上記電話機案内部材
の本体とが一体に同方向に移動するようにしたものが、
好適である。この構成によれば、操作部の操作方向と、
実際の電話機案内部材の移動方向とが合致しているた
め、操作が分かりやすい。
【0012】そして、上記携帯電話機を四方から囲むよ
うに電話機案内部材を配するとともに、各電話機案内部
材に対応する貫通長孔を全て上記開口部の周縁に沿って
設けるようにすれば、電話機案内部材の個数を多くしな
がらも、その操作のために必要な貫通長孔を開口部周縁
の狭い領域内に効率良く配することができる。
うに電話機案内部材を配するとともに、各電話機案内部
材に対応する貫通長孔を全て上記開口部の周縁に沿って
設けるようにすれば、電話機案内部材の個数を多くしな
がらも、その操作のために必要な貫通長孔を開口部周縁
の狭い領域内に効率良く配することができる。
【0013】また、上記ホルダー本体外部に突出する電
話機案内部材の端部を雄ねじ部とし、この雄ねじ部と螺
合可能なねじ孔を上記操作部に設け、この操作部を締め
付けることにより当該操作部と上記電話機案内部材の本
体とが上記貫通長孔が形成されたホルダー本体の壁を表
裏両側から挟むようにすれば、その挟み付けによって電
話機案内部材を所望の位置に簡単に固定することができ
る。
話機案内部材の端部を雄ねじ部とし、この雄ねじ部と螺
合可能なねじ孔を上記操作部に設け、この操作部を締め
付けることにより当該操作部と上記電話機案内部材の本
体とが上記貫通長孔が形成されたホルダー本体の壁を表
裏両側から挟むようにすれば、その挟み付けによって電
話機案内部材を所望の位置に簡単に固定することができ
る。
【0014】上記電話機案内部材として、携帯電話機長
手方向に向かう面の少なくとも一方の面が当該方向に対
して傾斜するテーパー部とされ、上記携帯電話機の挿入
方向と直交する方向に移動可能にホルダー本体内に設け
られた案内用移動部材と、上記テーパー部と接触するテ
ーパー部を有し、上記携帯電話機の挿入方向と平行な方
向に移動可能にホルダー本体内に設けられ、上記テーパ
ー部と反対側にねじ孔が設けられた操作用移動部材と、
上記ねじ孔に螺合される雄ねじ部を有し、携帯電話機長
手方向と平行な方向に延びる状態でホルダー本体に回転
可能に支持された雄ねじ部とを備え、この雄ねじ部の端
部をホルダー本体の外部に突出させて上記操作部とし、
この操作部の回転操作によって上記案内用移動部材が上
記携帯電話機の挿入方向と直交する方向に移動するよう
に上記両テーパー部の形状を設定したものでは、操作部
をその配設位置からいずれの方向にも移動させる必要が
なく、その設置のために必要なスペースはより小さくな
る。
手方向に向かう面の少なくとも一方の面が当該方向に対
して傾斜するテーパー部とされ、上記携帯電話機の挿入
方向と直交する方向に移動可能にホルダー本体内に設け
られた案内用移動部材と、上記テーパー部と接触するテ
ーパー部を有し、上記携帯電話機の挿入方向と平行な方
向に移動可能にホルダー本体内に設けられ、上記テーパ
ー部と反対側にねじ孔が設けられた操作用移動部材と、
上記ねじ孔に螺合される雄ねじ部を有し、携帯電話機長
手方向と平行な方向に延びる状態でホルダー本体に回転
可能に支持された雄ねじ部とを備え、この雄ねじ部の端
部をホルダー本体の外部に突出させて上記操作部とし、
この操作部の回転操作によって上記案内用移動部材が上
記携帯電話機の挿入方向と直交する方向に移動するよう
に上記両テーパー部の形状を設定したものでは、操作部
をその配設位置からいずれの方向にも移動させる必要が
なく、その設置のために必要なスペースはより小さくな
る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
〜図12に基づいて説明する。
〜図12に基づいて説明する。
【0016】図12において、IPは車室前部に配置さ
れるインストゥルメントパネルであり、このインストゥ
ルメントパネルIPの前面適所にブラケットBRを介し
て本発明にかかる電話機ホルダーのホルダー本体10が
取付けられている。
れるインストゥルメントパネルであり、このインストゥ
ルメントパネルIPの前面適所にブラケットBRを介し
て本発明にかかる電話機ホルダーのホルダー本体10が
取付けられている。
【0017】図1に示すように、ホルダー本体10は、
側壁12と、底部ブロック14と、天板16とからな
り、図2に示すように、側壁12のうちの3面が上記ブ
ラケットBRに覆われた状態でインストゥルメントパネ
ルIPに取付けられている。ここで、ホルダー本体10
の側面のみをブラケットBRで覆い、その上下面(長手
方向両端面)を開放しているのは、後述のように、上方
からは携帯電話機Tが挿脱され、下方にはホルダーコネ
クタの配線を導出しなければならないからである。
側壁12と、底部ブロック14と、天板16とからな
り、図2に示すように、側壁12のうちの3面が上記ブ
ラケットBRに覆われた状態でインストゥルメントパネ
ルIPに取付けられている。ここで、ホルダー本体10
の側面のみをブラケットBRで覆い、その上下面(長手
方向両端面)を開放しているのは、後述のように、上方
からは携帯電話機Tが挿脱され、下方にはホルダーコネ
クタの配線を導出しなければならないからである。
【0018】側壁12は、長手方向(図例では上下方
向)両端に開口する略四角筒状をなし、その下端部開口
にこれを塞ぐようにして底部ブロック14が嵌め込ま
れ、固定されている。側壁12の上端部開口には天板1
6が固定され、この天板16には、携帯電話機Tが長手
方向に通過可能な形状の貫通穴18が設けられている。
従って、このホルダー本体10は、上方に開口する中空
状をなし、その開口部である貫通穴18から内部へ携帯
電話機Tが長手方向に挿入可能な形状とされている。
向)両端に開口する略四角筒状をなし、その下端部開口
にこれを塞ぐようにして底部ブロック14が嵌め込ま
れ、固定されている。側壁12の上端部開口には天板1
6が固定され、この天板16には、携帯電話機Tが長手
方向に通過可能な形状の貫通穴18が設けられている。
従って、このホルダー本体10は、上方に開口する中空
状をなし、その開口部である貫通穴18から内部へ携帯
電話機Tが長手方向に挿入可能な形状とされている。
【0019】上記底部ブロック14には凹部が形成さ
れ、これにホルダーコネクタ20が嵌め込まれている。
ホルダーコネクタ20は、嵌合部22を有し、この嵌合
部22が上を向く状態で上記底部ブロック14に固定さ
れている。このホルダーコネクタ20からは底部ブロッ
ク14の貫通孔14bを通じて配線Wが下方に導出され
ている。そして、上記嵌合部22と、携帯電話機Tの尾
端部(図例では下端部)に設けられた図略の電話機側コ
ネクタとが嵌合された状態で、これらのコネクタ及び上
記配線Wを介して携帯電話機Tが車両側回路に接続され
るようになっている。すなわち、ホルダーコネクタ20
は、ホルダー本体10内で携帯電話機Tの挿入方向奥部
の位置に固定され、携帯電話機Tの挿入に伴ってそのま
ま当該携帯電話機Tと接続可能な状態となっている。
れ、これにホルダーコネクタ20が嵌め込まれている。
ホルダーコネクタ20は、嵌合部22を有し、この嵌合
部22が上を向く状態で上記底部ブロック14に固定さ
れている。このホルダーコネクタ20からは底部ブロッ
ク14の貫通孔14bを通じて配線Wが下方に導出され
ている。そして、上記嵌合部22と、携帯電話機Tの尾
端部(図例では下端部)に設けられた図略の電話機側コ
ネクタとが嵌合された状態で、これらのコネクタ及び上
記配線Wを介して携帯電話機Tが車両側回路に接続され
るようになっている。すなわち、ホルダーコネクタ20
は、ホルダー本体10内で携帯電話機Tの挿入方向奥部
の位置に固定され、携帯電話機Tの挿入に伴ってそのま
ま当該携帯電話機Tと接続可能な状態となっている。
【0020】ホルダー本体10内には、複数(図例では
4つ)の電話機案内部材30が設けられている。これら
の電話機案内部材30は、ホルダー本体10内に挿入さ
れる携帯電話機Tを上記ホルダーコネクタ20と接続可
能な位置へ案内するためのものであり、携帯電話機Tを
前後左右の四方から囲む位置に配されている。
4つ)の電話機案内部材30が設けられている。これら
の電話機案内部材30は、ホルダー本体10内に挿入さ
れる携帯電話機Tを上記ホルダーコネクタ20と接続可
能な位置へ案内するためのものであり、携帯電話機Tを
前後左右の四方から囲む位置に配されている。
【0021】各電話機案内部材30は、上下方向の本体
軸32を有している。各本体軸32の下半部からは一方
向に案内壁33が延び、その反対方向に被案内突起34
が突出している。各案内壁33は、図4及び図5に示す
ように携帯電話機Tを四方から囲む形状に配され、その
内側面には、実際の携帯電話機Tの外面と接触可能な比
較的大面積の段部33aが形成されている。
軸32を有している。各本体軸32の下半部からは一方
向に案内壁33が延び、その反対方向に被案内突起34
が突出している。各案内壁33は、図4及び図5に示す
ように携帯電話機Tを四方から囲む形状に配され、その
内側面には、実際の携帯電話機Tの外面と接触可能な比
較的大面積の段部33aが形成されている。
【0022】図3に示すように、本体軸32の下端部に
は、さらに下方に突出する被案内突起32aが形成さ
れ、上端部32bからは上方に突出する雄ねじ部32c
が形成されている。これに対し、底部ブロック14の上
面の4か所には、携帯電話機Tに対して各電話機案内部
材30が接離する方向(案内壁33と直交する水平方
向;前後方向もしくは左右方向)に延びる4本の案内溝
14aが形成されるとともに、天板16において各案内
溝14aの上方の位置に、これら案内溝14aとほぼ同
形状の4つの貫通長孔16aが貫通穴(開口部)18の
周縁に沿って形成され、さらに、側壁12には各案内溝
14aと同方向に延びる貫通長孔12aが形成されてい
る。そして、上記本体軸32の被案内突起32aが各案
内溝14aに嵌め込まれ、雄ねじ部32cが各貫通長孔
16aに対して下から通され、かつ、被案内突起34が
貫通長孔12aに内側から挿入されることにより、各電
話機案内部材30が各案内溝14a及び貫通長孔12
a,16aの長手方向にスライド可能にホルダー本体1
0に取付けられている。
は、さらに下方に突出する被案内突起32aが形成さ
れ、上端部32bからは上方に突出する雄ねじ部32c
が形成されている。これに対し、底部ブロック14の上
面の4か所には、携帯電話機Tに対して各電話機案内部
材30が接離する方向(案内壁33と直交する水平方
向;前後方向もしくは左右方向)に延びる4本の案内溝
14aが形成されるとともに、天板16において各案内
溝14aの上方の位置に、これら案内溝14aとほぼ同
形状の4つの貫通長孔16aが貫通穴(開口部)18の
周縁に沿って形成され、さらに、側壁12には各案内溝
14aと同方向に延びる貫通長孔12aが形成されてい
る。そして、上記本体軸32の被案内突起32aが各案
内溝14aに嵌め込まれ、雄ねじ部32cが各貫通長孔
16aに対して下から通され、かつ、被案内突起34が
貫通長孔12aに内側から挿入されることにより、各電
話機案内部材30が各案内溝14a及び貫通長孔12
a,16aの長手方向にスライド可能にホルダー本体1
0に取付けられている。
【0023】各電話機案内部材30は、各雄ねじ部32
cの先端側部分(天板16から上方に突出する部分)に
装着されるキャップ(操作部)36を備えている。各キ
ャップ36では、各雄ねじ部32cが螺合可能なねじ孔
36aが下向きに開口しており、このキャップ36の下
端面が天板16の上面と圧接する位置まで上記螺合を進
めることにより、このキャップ36の下端面と本体軸3
2の上端部32bの上端面とで天板16が挟まれた状態
(図3の状態)となり、これにより電話機案内部材30
が任意の位置でホルダー本体10に固定されるようにな
っている。
cの先端側部分(天板16から上方に突出する部分)に
装着されるキャップ(操作部)36を備えている。各キ
ャップ36では、各雄ねじ部32cが螺合可能なねじ孔
36aが下向きに開口しており、このキャップ36の下
端面が天板16の上面と圧接する位置まで上記螺合を進
めることにより、このキャップ36の下端面と本体軸3
2の上端部32bの上端面とで天板16が挟まれた状態
(図3の状態)となり、これにより電話機案内部材30
が任意の位置でホルダー本体10に固定されるようにな
っている。
【0024】上記天板16には、その貫通穴18を開閉
するための左右一対の扉40が取付けられている。図6
〜図8に示すように、天板16の裏面(図6では手前側
面)の左右両側部からは、リング状の軸支部17が突出
し、各軸支部17に回動軸42が挿通されることによ
り、各回動軸42が天板16側に回転可能に支持されて
いる。各回動軸42の一端部には、軸支部17の内径よ
りも大きい外径をもつ大径部44が形成され、他端部に
は抜け止めリング46が固定されている。大径部44の
外周面には、その半径方向外側に突出する突出部44a
が形成され、この突出部44aに各扉40の左右両外側
部が固定されている。従って、各扉40は、上記回動軸
42を中心として回動可能とされ、図6及び図7に示す
ような閉位置(扉40の周縁部が貫通穴18の周縁部に
当たってこの貫通穴18を塞ぐ位置)と、この閉位置か
らホルダー本体10の内方(下方)に開く開位置とに切
換可能となっている。
するための左右一対の扉40が取付けられている。図6
〜図8に示すように、天板16の裏面(図6では手前側
面)の左右両側部からは、リング状の軸支部17が突出
し、各軸支部17に回動軸42が挿通されることによ
り、各回動軸42が天板16側に回転可能に支持されて
いる。各回動軸42の一端部には、軸支部17の内径よ
りも大きい外径をもつ大径部44が形成され、他端部に
は抜け止めリング46が固定されている。大径部44の
外周面には、その半径方向外側に突出する突出部44a
が形成され、この突出部44aに各扉40の左右両外側
部が固定されている。従って、各扉40は、上記回動軸
42を中心として回動可能とされ、図6及び図7に示す
ような閉位置(扉40の周縁部が貫通穴18の周縁部に
当たってこの貫通穴18を塞ぐ位置)と、この閉位置か
らホルダー本体10の内方(下方)に開く開位置とに切
換可能となっている。
【0025】軸支部17と抜け止めリング46との間で
は、回動軸42の周囲にねじりコイルばね48が取付け
られている。このねじりコイルばね48は、軸支部17
と抜け止めリング46とに挟まれて軸方向に圧縮された
状態となっており、この軸方向の弾発力によって上記大
径部44をその側面が軸支部17の側面と当接する位置
に保持している。このねじりコイルばね48の一端部4
8aは、ホルダー本体10の内方に延びて側壁12の内
側面に接触し、他端部48bはホルダー本体10の左右
方向中央側に延びて扉40の裏面と接触しており、この
ねじりコイルばね48のねじり方向の弾発力によって、
両扉40が閉位置に向かう方向に付勢されている。
は、回動軸42の周囲にねじりコイルばね48が取付け
られている。このねじりコイルばね48は、軸支部17
と抜け止めリング46とに挟まれて軸方向に圧縮された
状態となっており、この軸方向の弾発力によって上記大
径部44をその側面が軸支部17の側面と当接する位置
に保持している。このねじりコイルばね48の一端部4
8aは、ホルダー本体10の内方に延びて側壁12の内
側面に接触し、他端部48bはホルダー本体10の左右
方向中央側に延びて扉40の裏面と接触しており、この
ねじりコイルばね48のねじり方向の弾発力によって、
両扉40が閉位置に向かう方向に付勢されている。
【0026】両扉40の中央側端部すなわち自由端部に
は、回転体であるローラ49が取付けられている。詳し
くは、両扉40の中央側端部に略コ字状の切欠40aが
形成され、この切欠40aを両側から挟む位置に厚肉の
軸支部40bが形成されるのに対し、ローラ49の軸方
向両端面には軸部49aが突設され、この軸部49aが
上記軸支部40b側に設けられた図略の凹部に嵌め込ま
れることにより、両軸部49aを結ぶ直線軸を中心とし
て回転可能にローラ49が取付けられている。これらロ
ーラ49の外周面は、両扉40の中央側端面よりも僅か
に突出しており、携帯電話機Tに対してローラ49の外
周面が接触するようになっている。
は、回転体であるローラ49が取付けられている。詳し
くは、両扉40の中央側端部に略コ字状の切欠40aが
形成され、この切欠40aを両側から挟む位置に厚肉の
軸支部40bが形成されるのに対し、ローラ49の軸方
向両端面には軸部49aが突設され、この軸部49aが
上記軸支部40b側に設けられた図略の凹部に嵌め込ま
れることにより、両軸部49aを結ぶ直線軸を中心とし
て回転可能にローラ49が取付けられている。これらロ
ーラ49の外周面は、両扉40の中央側端面よりも僅か
に突出しており、携帯電話機Tに対してローラ49の外
周面が接触するようになっている。
【0027】なお、以上説明した両扉40は、携帯電話
機非挿入時に開口部である貫通穴18を塞ぎ、この貫通
穴18からホルダー本体10内への異物の侵入を防ぐた
めのものであり、本発明では省略が可能である。
機非挿入時に開口部である貫通穴18を塞ぎ、この貫通
穴18からホルダー本体10内への異物の侵入を防ぐた
めのものであり、本発明では省略が可能である。
【0028】天板16の表側(上側)には、上記各キャ
ップ36を覆うカバー50が着脱可能に装着されるよう
になっている。このカバー50は、天板10の貫通穴1
8と略合致する形状の貫通穴52を有し、貫通穴18の
周縁部に装着されるようになっている。カバー50の左
右両側面からはホルダー本体10側に向けて撓み片54
が延び、この撓み片54の端部に内側に突出するロック
爪54aが形成されている。これに対し、側壁12には
上記ロック爪54aが嵌入可能な貫通孔12bが形成さ
れており、この嵌入によってカバー50の装着状態がロ
ックされるようになっている。
ップ36を覆うカバー50が着脱可能に装着されるよう
になっている。このカバー50は、天板10の貫通穴1
8と略合致する形状の貫通穴52を有し、貫通穴18の
周縁部に装着されるようになっている。カバー50の左
右両側面からはホルダー本体10側に向けて撓み片54
が延び、この撓み片54の端部に内側に突出するロック
爪54aが形成されている。これに対し、側壁12には
上記ロック爪54aが嵌入可能な貫通孔12bが形成さ
れており、この嵌入によってカバー50の装着状態がロ
ックされるようになっている。
【0029】次に、この電話機ホルダーの使用要領の一
例を説明する。
例を説明する。
【0030】 電話機ホルダーを使用する前の段階で
は、各電話機案内部材30の案内壁33を最も外側の位
置、すなわち、挿入される携帯電話機Tから最も離れた
位置にセットしておく。また、カバー50はホルダー本
体10から外しておく。
は、各電話機案内部材30の案内壁33を最も外側の位
置、すなわち、挿入される携帯電話機Tから最も離れた
位置にセットしておく。また、カバー50はホルダー本
体10から外しておく。
【0031】 閉位置にある両扉40の上に携帯電話
機Tの尾端を押付け、その押付け力によって両扉40を
ねじりコイルばね48の弾発力に抗して開きながら、貫
通穴18を通じてホルダー本体10内に携帯電話機Tを
挿入し、その幅方向及び厚み方向の位置(すなわち挿入
方向と直交する方向の位置)を調節しながら、その尾端
の電話機側コネクタをホルダーコネクタ20に接続す
る。
機Tの尾端を押付け、その押付け力によって両扉40を
ねじりコイルばね48の弾発力に抗して開きながら、貫
通穴18を通じてホルダー本体10内に携帯電話機Tを
挿入し、その幅方向及び厚み方向の位置(すなわち挿入
方向と直交する方向の位置)を調節しながら、その尾端
の電話機側コネクタをホルダーコネクタ20に接続す
る。
【0032】 キャップ36をつまんで各電話機案内
部材30を内側へ移動させ、その案内壁33の段部33
aが携帯電話機Tの外面に接触もしくは近接する位置に
セットする。この位置でキャップ36を締付け方向に回
して天板16の上面に圧接させ、このキャップ36と本
体軸32の上端部32bとで天板16を挟み付ける。こ
れにより、電話機案内部材30は、携帯電話機Tの形状
に適応した案内位置に固定されることになる。
部材30を内側へ移動させ、その案内壁33の段部33
aが携帯電話機Tの外面に接触もしくは近接する位置に
セットする。この位置でキャップ36を締付け方向に回
して天板16の上面に圧接させ、このキャップ36と本
体軸32の上端部32bとで天板16を挟み付ける。こ
れにより、電話機案内部材30は、携帯電話機Tの形状
に適応した案内位置に固定されることになる。
【0033】 上記のように各電話機案内部材30の
位置を調節した後、携帯電話機Tを再装着する際には、
この携帯電話機Tを案内壁33に案内されるままその内
側にまっすぐ挿入するだけでよく、その挿入作業だけで
自動的に電話機尾端の電話機側コネクタとホルダーコネ
クタ20とを結合することができる。しかも、その装着
後は、携帯電話機Tが各案内壁33に密接に囲まれた状
態となるので、携帯電話機Tを安定して保持することが
できる。
位置を調節した後、携帯電話機Tを再装着する際には、
この携帯電話機Tを案内壁33に案内されるままその内
側にまっすぐ挿入するだけでよく、その挿入作業だけで
自動的に電話機尾端の電話機側コネクタとホルダーコネ
クタ20とを結合することができる。しかも、その装着
後は、携帯電話機Tが各案内壁33に密接に囲まれた状
態となるので、携帯電話機Tを安定して保持することが
できる。
【0034】さらに、操作部であるキャップ36は全
て、携帯電話機Tの挿入入口である貫通穴18の周縁部
に配されており、車室内に開放された状態にあるので、
ホルダー本体10を据付けたままの状態でキャップ36
の操作ができ、作業効率が良い。しかも、操作完了後は
これを覆うようにカバー50を装着することにより、良
好な外観を保つことができ、かつ、カバー50の貫通穴
52に携帯電話機Tの案内の役目も担わせることができ
る。
て、携帯電話機Tの挿入入口である貫通穴18の周縁部
に配されており、車室内に開放された状態にあるので、
ホルダー本体10を据付けたままの状態でキャップ36
の操作ができ、作業効率が良い。しかも、操作完了後は
これを覆うようにカバー50を装着することにより、良
好な外観を保つことができ、かつ、カバー50の貫通穴
52に携帯電話機Tの案内の役目も担わせることができ
る。
【0035】また、全貫通長孔14aを開口部(貫通穴
18)の周縁に沿って形成しているので、これら貫通長
孔14aの個数が多いにもかかわらず、天板16の小さ
な領域に効率良く配設することが可能となっている。
18)の周縁に沿って形成しているので、これら貫通長
孔14aの個数が多いにもかかわらず、天板16の小さ
な領域に効率良く配設することが可能となっている。
【0036】また、この実施の形態において、上記段部
33aをゴム等の弾性材料で形成すれば、この段部33
aの弾性変形を伴う程度まで当該段部33aを携帯電話
機Tに押し付けることにより、その保持力をアップする
ことが可能である。さらに、この段部33aの表面をフ
ッ素樹脂等でコーティングし、携帯電話機Tの外面との
摩擦力を削減するようにすれば、携帯電話機Tの挿脱の
際の抵抗を削減してより円滑な着脱作業を実現できる。
33aをゴム等の弾性材料で形成すれば、この段部33
aの弾性変形を伴う程度まで当該段部33aを携帯電話
機Tに押し付けることにより、その保持力をアップする
ことが可能である。さらに、この段部33aの表面をフ
ッ素樹脂等でコーティングし、携帯電話機Tの外面との
摩擦力を削減するようにすれば、携帯電話機Tの挿脱の
際の抵抗を削減してより円滑な着脱作業を実現できる。
【0037】なお、本発明においてホルダー本体10の
具体的な据付け状態は問わず、例えば、第2の実施の形
態として図13に示すように、車室内のシートバックS
Bの側面に据付けてもよいし、第3の実施の形態として
図14に示すように、インストゥルメントパネルIPに
横向きに据え付けて、手前側に開口するようにしてもよ
い。いずれの場合も、上記のようにキャップ36等の操
作部が開口部周縁に配されていれば、その据付け状態の
まま簡単に電話機案内部材の位置調節をすることができ
る。また、ホルダー本体10を横向きに据え付ける場
合、第4の実施の形態として図15に示すように、カバ
ー50の貫通穴52の周縁部分のうち、貫通穴52の下
方の部分を削除して切断部56とすれば、この部分にホ
コリ等が溜るのを事前に防止することが可能になる。
具体的な据付け状態は問わず、例えば、第2の実施の形
態として図13に示すように、車室内のシートバックS
Bの側面に据付けてもよいし、第3の実施の形態として
図14に示すように、インストゥルメントパネルIPに
横向きに据え付けて、手前側に開口するようにしてもよ
い。いずれの場合も、上記のようにキャップ36等の操
作部が開口部周縁に配されていれば、その据付け状態の
まま簡単に電話機案内部材の位置調節をすることができ
る。また、ホルダー本体10を横向きに据え付ける場
合、第4の実施の形態として図15に示すように、カバ
ー50の貫通穴52の周縁部分のうち、貫通穴52の下
方の部分を削除して切断部56とすれば、この部分にホ
コリ等が溜るのを事前に防止することが可能になる。
【0038】次に、第5の実施の形態を図16〜図19
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0039】この実施の形態では、電話機厚み方向(図
16では前後方向)の電話機案内部材が省略され、電話
機幅方向(図16では左右方向)の一対の電話機案内部
材のみがホルダー本体10内に設けられている。そし
て、各電話機案内部材は、ねじ軸60と、操作用移動部
材62と、案内用移動部材64とで構成されている。
16では前後方向)の電話機案内部材が省略され、電話
機幅方向(図16では左右方向)の一対の電話機案内部
材のみがホルダー本体10内に設けられている。そし
て、各電話機案内部材は、ねじ軸60と、操作用移動部
材62と、案内用移動部材64とで構成されている。
【0040】ねじ軸60は、底部ブロック14(この実
施の形態では側壁12と一体化されている。)を上下に
貫くようにして、この底部ブロック14に回転可能に保
持されている。詳しくは、底部ブロック14の底部に凹
部15が形成され、この凹部15から底部ブロック14
の上面に至るまで上下方向に延びる挿通孔14dが左右
位置に形成されており、各挿通孔14dにねじ軸60が
挿通されている。このねじ軸60の下端部は、上記挿通
孔14dよりも大径の操作部60aとされ、凹部15内
に収められている。これに対し、ねじ軸60の上部はね
じ軸60cとされ、底部ブロック14の上面よりも上方
に突出している。
施の形態では側壁12と一体化されている。)を上下に
貫くようにして、この底部ブロック14に回転可能に保
持されている。詳しくは、底部ブロック14の底部に凹
部15が形成され、この凹部15から底部ブロック14
の上面に至るまで上下方向に延びる挿通孔14dが左右
位置に形成されており、各挿通孔14dにねじ軸60が
挿通されている。このねじ軸60の下端部は、上記挿通
孔14dよりも大径の操作部60aとされ、凹部15内
に収められている。これに対し、ねじ軸60の上部はね
じ軸60cとされ、底部ブロック14の上面よりも上方
に突出している。
【0041】ねじ軸60の下部には、他の部分よりも直
径の小さい小径部60bが形成されている。これに対
し、底部ブロック14には、上記小径部60bを前後両
側から挟み、かつ、ホルダー本体10の左右両側面でつ
ながるU字状の凹部14cが形成され、この凹部14c
内にこれと同形状(U字状)のピン66が挿入され、固
定されている。そして、このピン66の両端部が上記小
径部60bの周囲に嵌まり込むことにより、各ねじ軸6
0が軸方向(上下方向)に移動不能でかつ自軸回りに回
転可能にホルダー本体10に保持された状態となってい
る。
径の小さい小径部60bが形成されている。これに対
し、底部ブロック14には、上記小径部60bを前後両
側から挟み、かつ、ホルダー本体10の左右両側面でつ
ながるU字状の凹部14cが形成され、この凹部14c
内にこれと同形状(U字状)のピン66が挿入され、固
定されている。そして、このピン66の両端部が上記小
径部60bの周囲に嵌まり込むことにより、各ねじ軸6
0が軸方向(上下方向)に移動不能でかつ自軸回りに回
転可能にホルダー本体10に保持された状態となってい
る。
【0042】操作用移動部材62は、側壁12の内側面
に密着する位置に昇降可能に配されている。この操作用
移動部材62の上面は、ホルダー中央に向かうに従って
低くなる方向のテーパー面とされ、このテーパー面の中
央部に他の部分よりも上方に突出する突出部63が形成
されている。この突出部63の上面(テーパー面)上に
は、これに沿って前後一対(図18では左右一対)の突
条62aが形成され、突出部63の左右両側面の根元部
分には、上記テーパー面と同方向に傾斜した凹溝62b
が形成されている。また、この操作用移動部材62に
は、下方に開口するねじ孔62cが設けられ、このねじ
孔62c内に上記ねじ軸60のねじ軸60cが螺合しな
がら挿入されている。
に密着する位置に昇降可能に配されている。この操作用
移動部材62の上面は、ホルダー中央に向かうに従って
低くなる方向のテーパー面とされ、このテーパー面の中
央部に他の部分よりも上方に突出する突出部63が形成
されている。この突出部63の上面(テーパー面)上に
は、これに沿って前後一対(図18では左右一対)の突
条62aが形成され、突出部63の左右両側面の根元部
分には、上記テーパー面と同方向に傾斜した凹溝62b
が形成されている。また、この操作用移動部材62に
は、下方に開口するねじ孔62cが設けられ、このねじ
孔62c内に上記ねじ軸60のねじ軸60cが螺合しな
がら挿入されている。
【0043】案内用移動部材64は、上記操作用移動部
材62と天板16とに挟まれた状態で、左右方向に移動
可能にホルダー本体10内に配されている。この案内用
移動部材64の下部中央には、上記操作用移動部材62
の突出部63が嵌まり込む凹部65が形成され、この凹
部65の底面は、上記突条62aと同方向に傾斜するテ
ーパー面64aとされている。また、凹部65を挟む両
側面の下端部には、内側に突出する突条64bが形成さ
れ、この突条64bが上記操作用移動部材62の凹溝6
2b内に嵌まり込むことにより、上記テーパー面64a
が突条62bの頂部と接触する状態が保持されている
(すなわち両移動部材62,64が上下に相対移動する
ことが阻止されている。)。
材62と天板16とに挟まれた状態で、左右方向に移動
可能にホルダー本体10内に配されている。この案内用
移動部材64の下部中央には、上記操作用移動部材62
の突出部63が嵌まり込む凹部65が形成され、この凹
部65の底面は、上記突条62aと同方向に傾斜するテ
ーパー面64aとされている。また、凹部65を挟む両
側面の下端部には、内側に突出する突条64bが形成さ
れ、この突条64bが上記操作用移動部材62の凹溝6
2b内に嵌まり込むことにより、上記テーパー面64a
が突条62bの頂部と接触する状態が保持されている
(すなわち両移動部材62,64が上下に相対移動する
ことが阻止されている。)。
【0044】両操作用移動部材62の内側面(携帯電話
機Tに対向する面)の下部は、携帯電話機Tを上下方向
に案内する鉛直面64cとされ、上部は、携帯電話機T
をホルダー本体10内に円滑に誘い込むためのテーパー
面64dとされている。
機Tに対向する面)の下部は、携帯電話機Tを上下方向
に案内する鉛直面64cとされ、上部は、携帯電話機T
をホルダー本体10内に円滑に誘い込むためのテーパー
面64dとされている。
【0045】このような構成において、ホルダー底部の
操作部60aをつまみ、ねじ軸60を回転操作すると、
このねじ軸60と螺合されている操作用移動部材62が
昇降し、この操作用移動部材62のテーパー状突条62
aにテーパー面64aが接触している案内用移動部材6
4は左右方向に移動する。すなわち、操作部60aの回
転操作に連動して操作用移動部材62が左右方向にスラ
イドする。従って、これら案内用移動部材64の位置を
鉛直面(案内面)64が携帯電話機Tの両側面と接触も
しくは近接する位置に調節しておくことにより(図1
9)、前記第1の実施の形態と同様、携帯電話機Tの着
脱作業を容易にし、かつ、その装着状態で携帯電話機T
を安定して保持することができる。
操作部60aをつまみ、ねじ軸60を回転操作すると、
このねじ軸60と螺合されている操作用移動部材62が
昇降し、この操作用移動部材62のテーパー状突条62
aにテーパー面64aが接触している案内用移動部材6
4は左右方向に移動する。すなわち、操作部60aの回
転操作に連動して操作用移動部材62が左右方向にスラ
イドする。従って、これら案内用移動部材64の位置を
鉛直面(案内面)64が携帯電話機Tの両側面と接触も
しくは近接する位置に調節しておくことにより(図1
9)、前記第1の実施の形態と同様、携帯電話機Tの着
脱作業を容易にし、かつ、その装着状態で携帯電話機T
を安定して保持することができる。
【0046】この実施の形態で示したように、携帯電話
機Tの厚み寸法にほとんどバラツキがない場合には、幅
方向の位置調節のみを可能としてもよい。また、操作部
60aを開口部である貫通穴18と反対側の端面、すな
わちホルダーコネクタ20に近い側の端面(図19では
下端面)に突出させても、その操作が可能である。この
端面も、上記ホルダーコネクタ20の配線等の関係で一
般には開放された状態にあるので、当該端面に配されて
いる操作部60aをホルダーが据え付けられた状態のま
ま操作することができる。
機Tの厚み寸法にほとんどバラツキがない場合には、幅
方向の位置調節のみを可能としてもよい。また、操作部
60aを開口部である貫通穴18と反対側の端面、すな
わちホルダーコネクタ20に近い側の端面(図19では
下端面)に突出させても、その操作が可能である。この
端面も、上記ホルダーコネクタ20の配線等の関係で一
般には開放された状態にあるので、当該端面に配されて
いる操作部60aをホルダーが据え付けられた状態のま
ま操作することができる。
【0047】ただし、前記第1の実施の形態のように、
携帯電話機Tの入口である貫通穴18の周縁に全ての操
作部を集中配置すれば、前記図14に示したようにホル
ダー本体10が手前側に開口する状態で据え付けられる
もの、すなわち、ホルダーコネクタ20が設けられてい
る奥部がインストゥルメントパネルIPの裏側に位置し
て車室内に露出しないものにも適用が可能になり、据付
け状態の自由度が高まる。また、上記貫通穴18は、一
般に、携帯電話機Tの挿脱を容易にするために最も都合
の良い方向(上方向や手前方向)に向けられるため、こ
の貫通穴18の周縁に操作部を集中させることは、その
操作を容易にするという観点から最も望ましいといえ
る。
携帯電話機Tの入口である貫通穴18の周縁に全ての操
作部を集中配置すれば、前記図14に示したようにホル
ダー本体10が手前側に開口する状態で据え付けられる
もの、すなわち、ホルダーコネクタ20が設けられてい
る奥部がインストゥルメントパネルIPの裏側に位置し
て車室内に露出しないものにも適用が可能になり、据付
け状態の自由度が高まる。また、上記貫通穴18は、一
般に、携帯電話機Tの挿脱を容易にするために最も都合
の良い方向(上方向や手前方向)に向けられるため、こ
の貫通穴18の周縁に操作部を集中させることは、その
操作を容易にするという観点から最も望ましいといえ
る。
【0048】なお、第1の実施の形態では、全ての電話
機案内部材30がその移動方向と同方向に直線操作され
るものを示し、第2の実施の形態では、全ての電話機案
内部材が回転操作されるものを示したが、第1の実施の
形態で示した直線操作タイプの電話機案内部材と、第2
の実施の形態で示した回転操作タイプの電話機案内部材
とを組み合わせて使用してもよい。
機案内部材30がその移動方向と同方向に直線操作され
るものを示し、第2の実施の形態では、全ての電話機案
内部材が回転操作されるものを示したが、第1の実施の
形態で示した直線操作タイプの電話機案内部材と、第2
の実施の形態で示した回転操作タイプの電話機案内部材
とを組み合わせて使用してもよい。
【0049】また、本発明では、一部の操作部を開口部
周縁側に、残りの操作部を開口部と反対の側に分けて配
するようにしてもよい。ただし、いずれかの側に全操作
部を集中配置すれば、全ての電話機案内部材の位置調節
作業を一個所で集中して行うことができ、位置調節作業
の効率がより高まる利点がある。
周縁側に、残りの操作部を開口部と反対の側に分けて配
するようにしてもよい。ただし、いずれかの側に全操作
部を集中配置すれば、全ての電話機案内部材の位置調節
作業を一個所で集中して行うことができ、位置調節作業
の効率がより高まる利点がある。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明は、携帯電話機長手
方向の一端側に開口する開口部をもつ中空状のホルダー
本体の携帯電話機挿入方向奥部にホルダーコネクタを取
付けるとともに、上記ホルダー本体内に、挿入される携
帯電話機を上記ホルダーコネクタと接続可能な位置に案
内する複数の電話機案内部材を当該携帯電話機の挿入方
向と直交する方向に移動可能に設けたものであるので、
携帯電話機のサイズや外形にかかわらず、携帯電話機を
着脱容易にかつ安定して保持することができる。しか
も、各電話機案内部材を上記方向に移動させてその位置
を調節するための操作部を上記ホルダー本体の長手方向
両端面のうちのいずれかの面に設けているので、ホルダ
ー本体を据付けた状態のまま各操作部を操作することが
でき、作業効率を善くすることができる。
方向の一端側に開口する開口部をもつ中空状のホルダー
本体の携帯電話機挿入方向奥部にホルダーコネクタを取
付けるとともに、上記ホルダー本体内に、挿入される携
帯電話機を上記ホルダーコネクタと接続可能な位置に案
内する複数の電話機案内部材を当該携帯電話機の挿入方
向と直交する方向に移動可能に設けたものであるので、
携帯電話機のサイズや外形にかかわらず、携帯電話機を
着脱容易にかつ安定して保持することができる。しか
も、各電話機案内部材を上記方向に移動させてその位置
を調節するための操作部を上記ホルダー本体の長手方向
両端面のうちのいずれかの面に設けているので、ホルダ
ー本体を据付けた状態のまま各操作部を操作することが
でき、作業効率を善くすることができる。
【0051】特に、全ての操作部を上記ホルダー本体の
長手方向両端面のうちの一方の面に集中配置したものに
よれば、全ての電話機案内部材の位置調節作業を一個所
で集中して行うことができ、作業効率はさらに高まる。
長手方向両端面のうちの一方の面に集中配置したものに
よれば、全ての電話機案内部材の位置調節作業を一個所
で集中して行うことができ、作業効率はさらに高まる。
【0052】さらに、全ての操作部を上記ホルダー本体
の開口部の周縁に配すれば、この開口部と反対側の面が
車室内に臨まない状態でホルダー本体が据え付けられる
場合、例えば、インストゥルメントパネルの裏側に上記
開口部と反対側の面が向けられた状態で据え付けられる
場合にも、車室内から良好に各操作部の操作を行うこと
ができ、ホルダーの据付け状態の自由度を高めることが
できるとともに、操作部の操作をより容易にすることが
できる効果が得られる。
の開口部の周縁に配すれば、この開口部と反対側の面が
車室内に臨まない状態でホルダー本体が据え付けられる
場合、例えば、インストゥルメントパネルの裏側に上記
開口部と反対側の面が向けられた状態で据え付けられる
場合にも、車室内から良好に各操作部の操作を行うこと
ができ、ホルダーの据付け状態の自由度を高めることが
できるとともに、操作部の操作をより容易にすることが
できる効果が得られる。
【0053】しかも、このような配置であっても、上記
開口部と略合致する形状の貫通穴を有し、全操作部を覆
うように開口部周縁に着脱可能に装着されるカバーを備
えたものによれば、位置調節作業後にカバーを装着して
全操作部を覆うことによって、良好な外観を維持するこ
とができる。また、カバーの貫通穴に携帯電話機の挿入
の際の案内面としての役割を担わせることもできる。
開口部と略合致する形状の貫通穴を有し、全操作部を覆
うように開口部周縁に着脱可能に装着されるカバーを備
えたものによれば、位置調節作業後にカバーを装着して
全操作部を覆うことによって、良好な外観を維持するこ
とができる。また、カバーの貫通穴に携帯電話機の挿入
の際の案内面としての役割を担わせることもできる。
【0054】上記ホルダー本体の長手方向両端壁のうち
のいずれかの壁に各電話機案内部材の移動方向と同方向
に延びる貫通長孔を設け、この貫通長孔に電話機案内部
材を通してその端部をホルダー本体の外部に突出させ、
この端部に上記操作部を設けてこの操作部と上記電話機
案内部材の本体とが一体に同方向に移動するようにした
ものによれば、操作部の操作方向と、実際の電話機案内
部材の移動方向とを合致させることにより、操作を分か
りやすくできる効果が得られる。
のいずれかの壁に各電話機案内部材の移動方向と同方向
に延びる貫通長孔を設け、この貫通長孔に電話機案内部
材を通してその端部をホルダー本体の外部に突出させ、
この端部に上記操作部を設けてこの操作部と上記電話機
案内部材の本体とが一体に同方向に移動するようにした
ものによれば、操作部の操作方向と、実際の電話機案内
部材の移動方向とを合致させることにより、操作を分か
りやすくできる効果が得られる。
【0055】そして、上記携帯電話機を四方から囲むよ
うに電話機案内部材を配するとともに、各電話機案内部
材に対応する貫通長孔を全て上記開口部の周縁に沿って
設けたものによれば、携帯電話機の案内を確実にするた
めに電話機案内部材の個数を多くしながらも、その操作
のために必要な貫通長孔を開口部周縁の狭い領域内に効
率良く配することができる効果が得られる。
うに電話機案内部材を配するとともに、各電話機案内部
材に対応する貫通長孔を全て上記開口部の周縁に沿って
設けたものによれば、携帯電話機の案内を確実にするた
めに電話機案内部材の個数を多くしながらも、その操作
のために必要な貫通長孔を開口部周縁の狭い領域内に効
率良く配することができる効果が得られる。
【0056】また、上記ホルダー本体外部に突出する電
話機案内部材の端部を雄ねじ部とし、この雄ねじ部と螺
合可能なねじ孔を上記操作部に設け、この操作部を締め
付けることにより当該操作部と上記電話機案内部材の本
体とが上記貫通長孔が形成されたホルダー本体の壁を表
裏両側から挟むようにすれば、その挟み付けによって電
話機案内部材を所望の位置に簡単に固定できる効果が得
られる。
話機案内部材の端部を雄ねじ部とし、この雄ねじ部と螺
合可能なねじ孔を上記操作部に設け、この操作部を締め
付けることにより当該操作部と上記電話機案内部材の本
体とが上記貫通長孔が形成されたホルダー本体の壁を表
裏両側から挟むようにすれば、その挟み付けによって電
話機案内部材を所望の位置に簡単に固定できる効果が得
られる。
【0057】上記電話機案内部材として、携帯電話機長
手方向に向かう面の少なくとも一方の面が当該方向に対
して傾斜するテーパー部とされ、上記携帯電話機の挿入
方向と直交する方向に移動可能にホルダー本体内に設け
られた案内用移動部材と、上記テーパー部と接触するテ
ーパー部を有し、上記携帯電話機の挿入方向と平行な方
向に移動可能にホルダー本体内に設けられ、上記テーパ
ー部と反対側にねじ孔が設けられた操作用移動部材と、
上記ねじ孔に螺合される雄ねじ部を有し、携帯電話機長
手方向と平行な方向に延びる状態でホルダー本体に回転
可能に支持された雄ねじ部とを備え、この雄ねじ部の端
部をホルダー本体の外部に突出させて上記操作部とし、
この操作部の回転操作によって上記案内用移動部材が上
記携帯電話機の挿入方向と直交する方向に移動するよう
に上記両テーパー部の形状を設定したものでは、操作部
の移動操作を不要にしてその設置のために必要なスペー
スをさらに削減できる効果が得られる。
手方向に向かう面の少なくとも一方の面が当該方向に対
して傾斜するテーパー部とされ、上記携帯電話機の挿入
方向と直交する方向に移動可能にホルダー本体内に設け
られた案内用移動部材と、上記テーパー部と接触するテ
ーパー部を有し、上記携帯電話機の挿入方向と平行な方
向に移動可能にホルダー本体内に設けられ、上記テーパ
ー部と反対側にねじ孔が設けられた操作用移動部材と、
上記ねじ孔に螺合される雄ねじ部を有し、携帯電話機長
手方向と平行な方向に延びる状態でホルダー本体に回転
可能に支持された雄ねじ部とを備え、この雄ねじ部の端
部をホルダー本体の外部に突出させて上記操作部とし、
この操作部の回転操作によって上記案内用移動部材が上
記携帯電話機の挿入方向と直交する方向に移動するよう
に上記両テーパー部の形状を設定したものでは、操作部
の移動操作を不要にしてその設置のために必要なスペー
スをさらに削減できる効果が得られる。
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる電話機ホル
ダーの断面正面図である。
ダーの断面正面図である。
【図2】上記電話機ホルダーのホルダー本体からカバー
を外した状態を示す斜視図である。
を外した状態を示す斜視図である。
【図3】上記電話機ホルダーにおける電話機案内部材の
取付構造を示す断面正面図である。
取付構造を示す断面正面図である。
【図4】上記電話機ホルダーの内部構造を示す斜視図で
ある。
ある。
【図5】図1のA−A線断面図である。
【図6】上記電話機ホルダーにおける両扉の取付構造を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図7】上記電話機ホルダーにおける両扉の取付構造を
示す断面正面図である。
示す断面正面図である。
【図8】上記電話機ホルダーにおける両扉の取付構造の
要部を示す断面底面図である。
要部を示す断面底面図である。
【図9】上記電話機ホルダーのホルダー本体にカバーを
装着した状態を示す斜視図である。
装着した状態を示す斜視図である。
【図10】上記電話機ホルダーに携帯電話機を挿入した
状態を示す断面正面図である。
状態を示す断面正面図である。
【図11】上記電話機ホルダーに携帯電話機を挿入した
状態を示す斜視図である。
状態を示す斜視図である。
【図12】上記電話機ホルダーの据付け状態を示す斜視
図である。
図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態における電話機ホ
ルダーの据付け状態を示す斜視図である。
ルダーの据付け状態を示す斜視図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態における電話機ホ
ルダーの据付け状態を示す斜視図である。
ルダーの据付け状態を示す斜視図である。
【図15】本発明の第4の実施の形態にかかる電話機ホ
ルダーの全体斜視図である。
ルダーの全体斜視図である。
【図16】本発明の第5の実施の形態にかかる電話機ホ
ルダーの断面正面図である。
ルダーの断面正面図である。
【図17】(a)は図16に示す電話機ホルダーの一部
断面平面図、(b)は図16のB−B線断面図である。
断面平面図、(b)は図16のB−B線断面図である。
【図18】図16のC−C線断面図である。
【図19】図16に示す電話機ホルダーに携帯電話機を
挿入した状態を示す斜視図である。
挿入した状態を示す斜視図である。
10 ホルダー本体 16 天板 16a 貫通長孔 18 貫通穴(開口部) 20 ホルダーコネクタ 30 電話機案内部材 32 本体軸 32c 雄ねじ部 33 案内壁 36 キャップ(操作部) 36a ねじ孔 50 カバー 52 貫通穴 60 ねじ軸 62 操作用移動部材 62a 突条(テーパー部) 64 案内用移動部材 64a テーパー面
フロントページの続き (72)発明者 杉本 雅司 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 田中 徹児 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 境 茂樹 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 酒井 義人 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 堤 祐一郎 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内
Claims (8)
- 【請求項1】 自動車に設置され、携帯電話機を着脱可
能に保持する電話機ホルダーであって、携帯電話機長手
方向の一端側に開口する開口部をもつ中空状のホルダー
本体と、このホルダー本体の携帯電話機挿入方向奥部に
取付けられ、当該ホルダー本体内に挿入される携帯電話
機と接続可能に構成されたホルダーコネクタとを備える
とともに、上記ホルダー本体内に、挿入される携帯電話
機を上記ホルダーコネクタと接続可能な位置に案内する
複数の電話機案内部材を当該携帯電話機の挿入方向と直
交する方向に移動可能に設けるとともに、各電話機案内
部材を上記方向に移動させてその位置を調節するための
操作部を上記ホルダー本体の長手方向両端面のうちのい
ずれかの面に設けたことを特徴とする電話機ホルダー。 - 【請求項2】 請求項1記載の電話機ホルダーにおい
て、全ての操作部を上記ホルダー本体の長手方向両端面
のうちの一方の面に集中配置したことを特徴とする電話
機ホルダー。 - 【請求項3】 請求項2記載の電話機ホルダーにおい
て、全ての操作部を上記ホルダー本体の開口部の周縁に
配したことを特徴とする電話機ホルダー。 - 【請求項4】 請求項3記載の電話機ホルダーにおい
て、上記開口部と略合致する形状の貫通穴を有し、全操
作部を覆うように開口部周縁に着脱可能に装着されるカ
バーを備えたことを特徴とする電話機ホルダー。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の電話機
ホルダーにおいて、上記ホルダー本体の長手方向両端壁
のうちのいずれかの壁に各電話機案内部材の移動方向と
同方向に延びる貫通長孔を設け、この貫通長孔に電話機
案内部材を通してその端部をホルダー本体の外部に突出
させ、この端部に上記操作部を設けてこの操作部と上記
電話機案内部材の本体とが一体に同方向に移動するよう
に構成したことを特徴とする電話機ホルダー。 - 【請求項6】 請求項5記載の電話機ホルダーにおい
て、上記携帯電話機を四方から囲むように電話機案内部
材を配するとともに、各電話機案内部材に対応する貫通
長孔を全て上記開口部の周縁に沿って設けたことを特徴
とする電話機ホルダー。 - 【請求項7】 請求項5または6記載の電話機ホルダー
において、上記ホルダー本体外部に突出する電話機案内
部材の端部を雄ねじ部とし、この雄ねじ部と螺合可能な
ねじ孔を上記操作部に設け、この操作部を締め付けるこ
とにより当該操作部と上記電話機案内部材の本体とが上
記貫通長孔が形成されたホルダー本体の壁を表裏両側か
ら挟むようにしたことを特徴とする電話機ホルダー。 - 【請求項8】 請求項1〜5のいずれかに記載の電話機
ホルダーにおいて、上記電話機案内部材として、携帯電
話機長手方向に向かう面の少なくとも一方の面が当該方
向に対して傾斜するテーパー部とされ、上記携帯電話機
の挿入方向と直交する方向に移動可能にホルダー本体内
に設けられた案内用移動部材と、上記テーパー部と接触
するテーパー部を有し、上記携帯電話機の挿入方向と平
行な方向に移動可能にホルダー本体内に設けられ、上記
テーパー部と反対側にねじ孔が設けられた操作用移動部
材と、上記ねじ孔に螺合される雄ねじ部を有し、携帯電
話機長手方向と平行な方向に延びる状態でホルダー本体
に回転可能に支持された雄ねじ部とを備え、この雄ねじ
部の端部をホルダー本体の外部に突出させて上記操作部
とし、この操作部の回転操作によって上記案内用移動部
材が上記携帯電話機の挿入方向と直交する方向に移動す
るように上記両テーパー部の形状を設定したことを特徴
とする電話機ホルダー。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9206110A JPH1155377A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 電話機ホルダー |
US09/044,024 US6097810A (en) | 1997-03-25 | 1998-03-19 | Phone holder |
EP98105333A EP0867341B1 (en) | 1997-03-25 | 1998-03-24 | Phone holder |
DE69816161T DE69816161T2 (de) | 1997-03-25 | 1998-03-24 | Telefonhalterung |
CN98105868A CN1073029C (zh) | 1997-03-25 | 1998-03-25 | 电话机保持器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9206110A JPH1155377A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 電話機ホルダー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1155377A true JPH1155377A (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=16517976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9206110A Withdrawn JPH1155377A (ja) | 1997-03-25 | 1997-07-31 | 電話機ホルダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1155377A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100406704B1 (ko) * | 2001-04-24 | 2003-11-20 | 현대자동차주식회사 | 차량용 핸드폰 수납장치 |
JP2007014550A (ja) * | 2005-07-07 | 2007-01-25 | Nagase Kogyosho:Kk | シリコーンゴム成形体からなるカバー |
JP2011129853A (ja) * | 2009-12-17 | 2011-06-30 | Askey Computer Corp | 電子装置搭載ベース |
US8897476B2 (en) | 2012-01-06 | 2014-11-25 | Sony Corporation | Speaker apparatus |
JP2015100010A (ja) * | 2013-11-19 | 2015-05-28 | 株式会社カーメイト | 車両用の携帯端末ホルダ装置及びこの装置による携帯端末の保持方法 |
JP2019071741A (ja) * | 2017-10-11 | 2019-05-09 | 株式会社オーディオテクニカ | マイクロホン用充電器 |
-
1997
- 1997-07-31 JP JP9206110A patent/JPH1155377A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100406704B1 (ko) * | 2001-04-24 | 2003-11-20 | 현대자동차주식회사 | 차량용 핸드폰 수납장치 |
JP2007014550A (ja) * | 2005-07-07 | 2007-01-25 | Nagase Kogyosho:Kk | シリコーンゴム成形体からなるカバー |
JP2011129853A (ja) * | 2009-12-17 | 2011-06-30 | Askey Computer Corp | 電子装置搭載ベース |
US8897476B2 (en) | 2012-01-06 | 2014-11-25 | Sony Corporation | Speaker apparatus |
JP2015100010A (ja) * | 2013-11-19 | 2015-05-28 | 株式会社カーメイト | 車両用の携帯端末ホルダ装置及びこの装置による携帯端末の保持方法 |
JP2019071741A (ja) * | 2017-10-11 | 2019-05-09 | 株式会社オーディオテクニカ | マイクロホン用充電器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041005 |