JPH10291445A - 電話機ホルダー - Google Patents

電話機ホルダー

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JPH10291445A
JPH10291445A JP10311697A JP10311697A JPH10291445A JP H10291445 A JPH10291445 A JP H10291445A JP 10311697 A JP10311697 A JP 10311697A JP 10311697 A JP10311697 A JP 10311697A JP H10291445 A JPH10291445 A JP H10291445A
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JP
Japan
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mobile phone
holder
telephone
movable
pair
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10311697A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Hirai
宏樹 平井
Masashi Sugimoto
雅司 杉本
Shigeki Sakai
茂樹 境
Yoshito Sakai
義人 酒井
Tsukasa Inoue
典 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd, Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Priority to US09/044,024 priority patent/US6097810A/en
Priority to EP98105333A priority patent/EP0867341B1/en
Priority to DE69816161T priority patent/DE69816161T2/de
Priority to CN98105868A priority patent/CN1073029C/zh
Publication of JPH10291445A publication Critical patent/JPH10291445A/ja
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話機のサイズや外形にかかわらず、こ
れを着脱容易にかつ安定して保持する。 【解決手段】 アウターボックス10等からなるホルダ
ー本体に、携帯電話機Tの挿入方向に対して直交する方
向に移動可能な側板52A,52Bと62A,62B等
の可動部を設ける。これらの可動部は、外部からボルト
・ナット91を締め緩め操作して一対のリンク90のV
字状角度を調節することにより、可動部のテーパー面の
角度位置を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車内での携帯
電話機の使用および保管に供される電話機ホルダーに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近来、携帯電話機の普及に伴い、自動車
内での携帯電話機の使用および保管を行うための車載用
電話機ホルダーの開発が進められている。このような電
話機ホルダーとしては、携帯電話機を固定可能とする台
枠状等のホルダー本体と、カールコード等を介してホル
ダー本体もしくは車体に取り付けられたコネクタとを備
え、携帯電話機とコネクタとを接続するとともに、携帯
電話機をホルダー本体に位置合わせして載置し、この状
態で係止手段等により携帯電話機を保持するものが一般
に知られている。
【0003】上記のような従来の電話機ホルダーでは、
携帯電話機とコネクタとの接続作業や、ホルダー本体に
携帯電話機を位置合わせして固定する作業が容易でな
く、このような作業を自動車の運転者が運転中等に行う
ことは困難である。また、携帯電話機の保持状態が安定
しておらず、走行中の振動等によってホルダーから携帯
電話機が脱落してしまうおそれもある。
【0004】このような不都合を解消する手段として、
ホルダー本体の内面形状を携帯電話機の外面形状と略合
致させ、ホルダー本体内に携帯電話機がほぼ隙間なく嵌
入されるように構成することにより、携帯電話機の保持
状態を安定させることが考えられる。しかし、このよう
な電話機ホルダーでは、そのホルダー本体の内面形状に
合った形状の携帯電話機しか保持することができず、サ
イズや外面形状が互いに異なる複数の携帯電話機につい
て共通使用することができないため、汎用性及び量産性
が著しく低下する不都合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このため、本出願人
は、特願平9−72112号において、互いにサイズや
外面形状が異なる複数種の携帯電話機に共通して使用で
き、しかも、携帯電話機を着脱容易にかつ安定して保持
することができる電話機ホルダーを既に提案した。
【0006】この電話機ホルダーは、基本的には、自動
車に設置され、携帯電話機を着脱可能に保持する電話機
ホルダーであって、携帯電話機の長手方向の一端側に開
口する中空状のホルダー本体に、上記開口からホルダー
本体内に挿入される携帯電話機に対して、その挿入方向
と直交する方向に接離可能な可動部を設けるとともに、
外部からの操作を受けて上記可動部の位置を変化させる
位置調節手段を備えたものである。
【0007】このホルダーによれば、携帯電話機のサイ
ズや外形に合せてこの携帯電話機の外面とほぼ接触する
ように可動部の位置を調節しておくことにより、上記サ
イズや外形にかかわらず、携帯電話機を着脱容易にかつ
安定して保持することができるという格別の作用・効果
を奏することができる。
【0008】本発明は、本出願人の提案にかかる電話機
ホルダーのさらなる改良に関するものであって、可動部
の位置調節の作業性をより向上させた電話機ホルダーを
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、自動車に設置され、携帯電話
機を着脱可能に保持する電話機ホルダーであって、携帯
電話機の長手方向の一端側に開口する中空状のホルダー
本体に、上記開口からホルダー本体内に挿入される携帯
電話機に対してその挿入方向と直交する方向に接離可能
な可動部を、ホルダー本体内に挿入される携帯電話機の
両外側に配置し、この両可動部の開口側の先端部をホル
ダー本体でそれぞれ回動可能に支持して、両可動部の内
側面が携帯電話機の挿入方向の手前側に向かうに従って
携帯電話機から離間する方向に傾斜するテーパー面とな
るよう接離回動させる一方、一端部同士をボルト・ナッ
トで締め緩め可能な一対のV字状リンクを設けて、この
各リンクの他端部を上記両可動部の後端部にそれぞれ回
動可能に連結し、外部からボルト・ナットを締め緩め操
作して各リンクのV字状角度を調節することにより、上
記両可動部のテーパー面の角度位置を同時に変化させる
ようにしたものである。
【0010】このホルダーによれば、本出願人が特願平
9−72112号において既に提案した電話機ホルダー
と同様に、携帯電話機のサイズや外形に合せてこの携帯
電話機の外面とほぼ接触するように、一対のV字状リン
クを用いて可動部の位置を調節しておくことにより、上
記サイズや外形にかかわらず、携帯電話機を着脱容易に
かつ安定して保持することができる。
【0011】上記両可動部の形状は、その内側面を上記
携帯電話機の挿入方向手前側に向かうに従って携帯電話
機から離間する方向に傾斜するテーパー面であるから、
携帯電話機の挿入がより円滑になる。また、両可動部
は、携帯電話機の両外側に配置しているから、携帯電話
機の挿入位置を自由に設定することが可能になる。
【0012】この場合、両可動部について外部からボル
ト・ナットを締め緩め操作して各リンクのV字状角度を
調節することにより、両可動部のテーパー面の角度位置
を同時に変化させるようにすれば、可動部の位置調節作
業がより簡略化できる。
【0013】請求項2のように、上記一対のV字状リン
クを、ホルダー本体の上側の開口内に配置して、上側の
開口からボルト・ナットを締め緩め操作できるようにす
れば、上側の開口からのみ可動部の位置調節作業ができ
る。
【0014】請求項3のように、上記両可動部の内側面
を弾性材料で構成すれば、携帯電話機の外面を傷つけず
に当該外面に確実に可動部の内側面を密着させることが
可能になる。
【0015】請求項4のように、上記ホルダー本体の携
帯電話機の挿入方向の奥部に、この携帯電話機と結合さ
れるコネクタを設けるとともに、このコネクタのすぐ手
前側の個所に上記両可動部及び一対のV字状リンクを配
置すれば、この両可動部によって携帯電話機をより確実
にコネクタ結合可能位置へ案内できる。
【0016】請求項5のように、上記コネクタのすぐ手
前側の個所と、当該個所よりも携帯電話機の挿入方向の
手前側の個所とにそれぞれ上記両可動部及び一対のV字
状リンクを設ければ、より安定した状態で携帯電話機を
保持することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態の一
例を図面に基づいて説明する。
【0018】この実施の形態にかかる電話機ホルダー
は、図1及び図2に示すように、アウターボックス10
と、コネクタモジュール20と、内部底枠40と、内側
壁対(可動部)50,60からなるアジャストモジュー
ル70と、天壁80とで構成されている。
【0019】アウターボックス10は、長手方向の一端
側(図1及び図2では右側;以下、「電話機入口側」と
称する。)及び上側に開口する中空状をなしている。そ
して、このアウターボックス10の上側開口を塞ぐよう
に当該ボックス10に天壁80が装着されることによ
り、本発明にいうホルダー本体が形成され、このホルダ
ー本体全体が自動車運転室内の適所に固定されるように
なっている。
【0020】アウターボックス10の左右両側壁には、
上記電話機入口側から順に、切欠11,12が設けら
れ、各切欠11,12は、矩形状で上方にのみ開放され
る形状をなしている。
【0021】アウターボックス10の片側側壁の後部に
は、図6に詳細に示すように、上下方向の貫通長孔10
aが設けられている。この貫通長孔10aは、コネクタ
モジュール20の配設個所の側方位置に設けられてい
る。この貫通長孔10aが形成されているボックス側壁
の外側面には、当該長孔10aを四方から囲む形状の枠
14が突設されている。この枠14には、当該枠14を
塞ぐようにカバー15が装着されており、このカバー1
5にもこれを貫通する上下方向の貫通長孔15aが形成
されている。そして、上記14及びカバー15で囲まれ
た空間16内にナット17が収納されている。
【0022】このナット17は、枠14によってホルダ
ー長手方向(図6では奥行き方向)両側から挟まれ、か
つ、ボックス側壁の外側面とカバー15の内側面とによ
って枠14の高さ方向(図6では左右方向)両側から挟
まれた状態となっており、このナット17のねじ孔と上
記貫通長孔10a,15aとが合致する位置でナット1
7が上記空間16内を上下方向にのみ移動できるように
なっている。
【0023】同様に、天壁80において上記コネクタモ
ジュール20の配設位置の上方位置には、左右方向の貫
通長孔80aが設けられている。天壁80の上面には、
上記貫通長孔80aを四方から囲む形状の枠84が突設
され、この枠84に当該枠84を塞ぐようにカバー85
が装着されており、このカバー85にもこれを貫通する
左右方向の貫通長孔85aが形成されている。そして、
上記枠84及びカバー85で囲まれた空間86内にナッ
ト87が収納されている。
【0024】このナット87は、枠84によってホルダ
ー長手方向両側から挟まれ、かつ、ボックス側壁の外側
面とカバー85の内側面とによって上下から挟まれた状
態となっており、このナット87のねじ孔と上記貫通長
孔80a,85aとが合致する位置でナット87が上記
空間86内を図6の左右方向にのみ移動できるようにな
っている。
【0025】コネクタモジュール20は、携帯電話機T
に接続されるコネクタCを保持するためのハウジングを
有している。このハウジングは、外側ハウジング21と
内側ハウジング22とからなる二重構造とされている。
【0026】上記外側ハウジング21の片側側面(詳し
くは上記貫通長孔10aと対応する側の側面)には、左
右方向に延びる円筒状のナット21aが形成され、この
ナット21aが上記貫通長孔10aに向かって開口して
いる。そして、ホルダー外側から貫通長孔15aを通じ
てナット17に螺合挿通されたボルト18がさらに上記
ナット21a内に螺合挿入できるようになっている。す
なわち、この外側ハウジング21は、左右方向のボルト
18を介してアウターボックス10の側壁に連結され、
かつ、このボルト18の回転操作により左右方向の位置
が調節できるようになっている。
【0027】同様に、上記外側ハウジング21の上面に
は、上下方向に延びる円筒状のナット21bが形成さ
れ、このナット21bが上記天壁80の貫通長孔80a
に向かって開口している。そして、ホルダー外側から貫
通長孔85aを通じてナット87に螺合挿通されたボル
ト88がさらに上記ナット21b内に螺合挿入できるよ
うになっている。すなわち、この外側ハウジング21
は、上下方向のボルト88を介して天壁80に連結さ
れ、このボルト88の回転操作により上下方向の位置も
調節できるようになっている。
【0028】図1に戻り、前記内側底枠40は、アウタ
ーボックス10の底壁上に敷設されて、携帯電話Tの下
面をガイド支持するものである。
【0029】このアウターボックス10の電話機入口側
に配置する内側壁対50は、立直状態で配される左右一
対の側板52A,52Bからなり、各側板52A,52
Bの下面先端部にはヒンジ突起52a,52aがそれぞ
れ形成され、この各ヒンジ突起52a,52aを前記内
側底枠40の上面先端部にあけたヒンジ孔40a,40
aに上方からそれぞれ嵌入することにより、各側板52
A,52Bがアウターボックス10で携帯電話Tの幅方
向へ回動可能に支持されるようになる。
【0030】この内側壁対50と同様に、アウターボッ
クス10のコネクタC側に配置する内側壁対60も、立
直状態で配される左右一対の側板62A,62Bからな
り、図8(A)に詳細に示すように、各側板62A,6
2Bの先端縁部の上下位置には下向きにヒンジ軸62
a,62bがそれぞれ形成され、この各ヒンジ軸62
a,62bを上記アウターボックス10の内面に形成し
た上下位置のヒンジ穴10b,10cに上方からそれぞ
れ嵌入することにより、各側板62A,62Bがアウタ
ーボックス10で携帯電話機Tの幅方向へ回動可能に支
持されるようになる。
【0031】この電話機ホルダーでは、両側板52A,
52Bと62A,62Bの角度位置をそれぞれ調節する
手段として、図4に示すように、一端部90a,90a
同士をボルト・ナット91で締め緩め可能な一対のV字
状リンク90,90をそれぞれ設けて、図8(B)に詳
細に示すように、この各リンク90の他端部90bに下
方へ伸長する軸部90cをそれぞれ形成する。また、両
側板52A,52Bと62A,62Bの後部側の外面
に、この各軸部90cを上方から嵌入する孔部52c,
62cを有する膨出部52d,62dをそれぞれ形成し
て、この各孔部52c,62cに上記軸部90cを嵌入
することにより、両側板52A,52Bと62A,62
Bに各リンク90の後端部をそれぞれ回動可能に連結す
る。
【0032】そして、上外部からボルト・ナット91を
締め緩め操作して各リンク90のV字状角度を調節する
ことにより、前記両側板52A,52Bと62A,62
Bが互いに接離する方向に同時移動して、テーパー面の
角度位置を同時に変化させることができる。なお、上記
アウターボックス10の切欠11,12は、両側板52
A,52Bと62A,62Bの各孔部52c,62cの
膨出部52d,62dの外壁部分がアウターボックス1
0の内面に当接しないようにするためのものである。
【0033】前記ボルト・ナット91のボルト部分は、
前記天壁80の長孔80b,80bをそれぞれ貫通させ
て、天壁80の外面側からナット部分を締め緩め操作し
て、各リンク90のV字状角度を調節できるようにして
いる。
【0034】前記天壁80には、携帯電話Tを上から押
え込むための内側天板68が連結されるようになってい
る。この内側天板68は、図7にも示すように、天壁8
0と略平行な状態で電話機挿入方向に延び、その上面に
は上向きに開口する円筒状のナット68aが形成されて
いる。
【0035】一方、天壁80には、円形状の貫通孔80
bが形成されるとともに、この貫通孔80bを囲む形状
の枠81が上面に形成され、この枠81内に回転不能に
ナット82が収容されており、このナット82のねじ孔
は上記貫通孔80bと合致し、かつ、上方に露出した状
態となっている。そして、このナット82に対して上か
らボルト83が螺合挿通され、かつ、このボルト83の
下端部が上記ナット68a内に螺合挿入されることによ
り、このボルト83を介して天壁80と内側天板68と
が上下方向に連結されるとともに、ボルト83の回転操
作によって内側天板68の高さ位置を調節できるように
なっている。
【0036】次に、この電話機ホルダーの組立要領及び
各部調節要領、並びに調節後の使用時の作用を説明す
る。
【0037】まず、内側底枠40をアウターボックス1
0の底壁上に固定して、両側板52A,52Bの各ヒン
ジ突起52aを内側底枠40の各ヒンジ孔40aに嵌入
すると共に、両側板62A,62Bの各ヒンジ孔62a
をアウターボックス10の各ヒンジ軸10bに嵌入す
る。
【0038】また、一対のリンク90の他端部90bの
軸部90cを、両側板52A,52Bと62A,62B
の各孔部52c,62cに嵌入すると共に、一対のリン
ク90の一端部90aに下方からボルト・ナット91の
ボルト部分を嵌入させる。
【0039】一方、天壁80のナット82にボルト83
を螺合挿通し、かつ、このボルト83の下端部を内側天
板68のナット68aに螺合挿入する。
【0040】また、枠14及びカバー15内のナット1
7に貫通長孔15a側から(すなわち外側から)ボルト
18を螺合挿通し、さらに、このボルト18の先端部を
コネクタモジュール20側のナット21a内に螺合挿入
する。そして、このボルト18の頭部がカバー15の外
面に当たる位置(図6の位置)までボルト18をねじ込
む。これにより、コネクタモジュール20の左右方向の
位置が固定されたことになる。
【0041】同様に、枠84及びカバー85内のナット
87に貫通長孔85a側から(すなわち上側から)ボル
ト88を螺合挿通し、さらに、このボルト88の先端部
をコネクコネクタモジュール20側のナット21b内に
螺合挿入する。そして、このボルト88の頭部がカバー
85の上面に当たる位置(図6の位置)までボルト88
をねじ込む。これにより、コネクタモジュール20の上
下方向の位置が固定されたことになる。
【0042】この状態で、アウターボックス10の上側
開口を塞ぐように天壁80を装着して、一対のリンク9
0のボルト・ナット91のボルト部分を天壁80の長孔
80b,80bをそれぞれ貫通させて、天壁80の外面
側からボルト・ナット91のナット部分を軽く締め付け
る。
【0043】そして、アウターボックス10に携帯電話
Tを仮に差し込んだ後、両側板52A,52B側の一対
のリンク90のボルト・ナット91を天壁80の長孔8
0bに沿って移動させると、一対のリンク90のV字状
角度が調節され、これに伴って両側板52A,52Bが
回動されるようになる。前記両側板52A,52Bの内
側面が携帯電話機Tの両側面に軽く当接した段階(すな
わち両側板52A,52Bが携帯電話機Tを挟んだ段
階)でボルト・ナット91の移動をやめて、ボルト・ナ
ット91がこれ以上に移動しないようにナット部分を締
め付ける。
【0044】同様に、両側板62A,62B側の一対の
リンク90のボルト・ナット91を天壁80の長孔80
bに沿って移動させると、一対のリンク90のV字状角
度が調節され、これに伴って両側板62A,62Bが回
動されるようになる。前記両側板62A,62Bの内側
面が携帯電話機Tの両側面に軽く当接した段階(すなわ
ち両側板62A,62Bが携帯電話機Tを挟んだ段階)
でボルト・ナット91の移動をやめて、ボルト・ナット
91がこれ以上に移動しないようにナット部分を締め付
ける。
【0045】また、ボルト83を締め緩めして、上記内
側天板68の下面が携帯電話機Tの外面に軽く当接した
状態(図3の状態)までボルト83をねじ込む。
【0046】その後、携帯電話Tをさらに奥へ差し込む
と、携帯電話TのコネクタTCがアウターボックス10
のコネクタCに嵌合されるようになる。このとき、アウ
ターボックス10のコネクタCの位置がずれて携帯電話
TのコネクタTCに嵌合できないときは、アウターボッ
クス10の外方からボルト18を回転操作すると、コネ
クタCの外側ハウジング21の左右方向の位置が調節さ
れると共に、ボルト88を回転操作すると、コネクタC
の外側ハウジング21の上下方向の位置が調節されて、
コネクタCの位置ずれが矯正されて携帯電話Tのコネク
タTCに嵌合できるようになる。
【0047】以上のように、この電話機ホルダーでは、
携帯電話機Tのサイズや外形に合せて側板52A,52
Bや62A,62B、内側天板68、コネクタC等の位
置を予め調節しておくことにより、そのサイズや外形に
関わらず携帯電話機Tを着脱容易にかつ安定して保持す
ることができる。
【0048】また、この実施の形態では、側板52A,
52Bと62A,62Bの内側面を入口側に向かうに従
って広がるテーパー面としているため、携帯電話機Tを
より円滑に側板52A,52Bと62A,62B間に誘
い込むことが可能となっている。
【0049】また、上記一対のV字状リンク90を、ア
ウターボックス10の上側の開口内に配置して、上壁8
0の上外方からボルト・ナット91を締め緩め操作でき
るから、上方からのみ両側板52A,52Bと62A,
62Bの位置調節作業ができるので作業性がより向上す
る。
【0050】なお、前記実施形態において、側板62
A,62Bの内側面や側板52A,52Bの内側面を弾
性材料で構成する(例えば側板本体の内側面にゴムやス
ポンジ等からなる層を貼付ける)ようにしてもよい。こ
のようにすれば、携帯電話機Tを傷つけることなく、し
かも確実に上記各内側面と携帯電話機Tとを密着させる
ことができ、携帯電話機Tをより安定して保持できる。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明は、ホルダー本体に
挿入される携帯電話機の両外側に接離回動可能な可動部
を配置して、外部からボルト・ナットを締め緩め操作し
て一対のリンクのV字状角度を調節することにより、可
動部のテーパー面の角度位置を同時に変化させるように
したものであるから、携帯電話機のサイズや外形にかか
わらず、携帯電話機を着脱容易にかつ安定して保持する
ことができる。
【0052】また、可動部は、携帯電話機の挿入方向の
手前側に向かうに従って携帯電話機から離間する方向に
傾斜するテーパー面であるから、携帯電話機の挿入がよ
り円滑になると共に、両可動部は、携帯電話機の両外側
に配置しているから、携帯電話機の挿入位置を自由に設
定することが可能になる。
【0053】この場合、可動部について外部からボルト
・ナットを締め緩め操作して各リンクのV字状角度を調
節できるから、可動部の位置調節作業をより簡略化でき
る。
【0054】請求項2のように、一対のV字状リンク
を、ホルダー本体の上側の開口内に配置して、上側の開
口からボルト・ナットを締め緩め操作できるようにすれ
ば、上側の開口からのみ可動部の位置調節作業ができる
から、作業性がより向上する。
【0055】また、請求項3のように、可動部の内側面
を弾性材料で構成すれば、携帯電話機の外面を傷つけず
に当該外面に確実に可動部内側面を密着させることが可
能になる。
【0056】請求項4のように、ホルダー本体の携帯電
話機の挿入方向の奥部にコネクタを設けて、このコネク
タのすぐ手前に可動部及び一対のV字状リンクを配置す
れば、この可動部によって携帯電話機をより確実にコネ
クタ結合可能位置へ案内できる一方、請求項5のよう
に、コネクタのすぐ手前と、携帯電話機の挿入方向の手
前とにそれぞれ可動部及び一対のV字状リンクを設けれ
ば、より安定した状態で携帯電話機を保持することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電話機ホルダーの分解斜視図で
ある。
【図2】電話機ホルダーを後方から見た組立斜視図であ
る。
【図3】電話機ホルダーを前方から見た組立斜視図であ
る。
【図4】電話機ホルダーの平面図である。
【図5】天壁を装着した電話機ホルダーを後方から見た
組立斜視図である。
【図6】電話機ホルダーの一部断面側面図である。
【図7】電話機ホルダーの側面断面図である。
【図8】(A)は側板のヒンジ部の断面図、(B)はリ
ンクのヒンジ部の断面図である。
【符号の説明】
T 携帯電話 C コネクタ 10 アウターボックス(ホルダー本体) 20 コネクタモジュール 50,60 内側壁対(可動部) 52A,52B,62A,62B 側板 68 内側天板 80 天壁 90 リンク 90a 一端部 90b 他端部 91 ボルト・ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉本 雅司 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 境 茂樹 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 酒井 義人 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 井上 典 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車に設置され、携帯電話機を着脱可
    能に保持する電話機ホルダーであって、 携帯電話機の長手方向の一端側に開口する中空状のホル
    ダー本体に、上記開口からホルダー本体内に挿入される
    携帯電話機に対してその挿入方向と直交する方向に接離
    可能な可動部を、ホルダー本体内に挿入される携帯電話
    機の両外側に配置し、この両可動部の開口側の先端部を
    ホルダー本体でそれぞれ回動可能に支持して、両可動部
    の内側面が携帯電話機の挿入方向の手前側に向かうに従
    って携帯電話機から離間する方向に傾斜するテーパー面
    となるよう接離回動させる一方、一端部同士をボルト・
    ナットで締め緩め可能な一対のV字状リンクを設けて、
    この各リンクの他端部を上記両可動部の後端部にそれぞ
    れ回動可能に連結し、外部からボルト・ナットを締め緩
    め操作して各リンクのV字状角度を調節することによ
    り、上記両可動部のテーパー面の角度位置を同時に変化
    させるようにしたことを特徴とする電話機ホルダー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電話機ホルダーにおい
    て、上記一対のV字状リンクを、ホルダー本体の上側の
    開口内に配置して、上側の開口からボルト・ナットを締
    め緩め操作できるようにしたことを特徴とする電話機ホ
    ルダー。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の電話機ホルダー
    において、上記両可動部の内側面を弾性材料で構成した
    ことを特徴とする電話機ホルダー。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の電話機
    ホルダーにおいて、上記ホルダー本体の携帯電話機の挿
    入方向の奥部に、この携帯電話機と結合されるコネクタ
    を設けるとともに、このコネクタのすぐ手前側の個所に
    上記両可動部及び一対のV字状リンクを配置したことを
    特徴とする電話機ホルダー。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の電話機ホルダーにおい
    て、上記コネクタのすぐ手前側の個所と、当該個所より
    も携帯電話機の挿入方向の手前側の個所とにそれぞれ上
    記両可動部及び一対のV字状リンクを設けたことを特徴
    とする電話機ホルダー。
JP10311697A 1997-03-25 1997-04-21 電話機ホルダー Withdrawn JPH10291445A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10311697A JPH10291445A (ja) 1997-04-21 1997-04-21 電話機ホルダー
US09/044,024 US6097810A (en) 1997-03-25 1998-03-19 Phone holder
EP98105333A EP0867341B1 (en) 1997-03-25 1998-03-24 Phone holder
DE69816161T DE69816161T2 (de) 1997-03-25 1998-03-24 Telefonhalterung
CN98105868A CN1073029C (zh) 1997-03-25 1998-03-25 电话机保持器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10311697A JPH10291445A (ja) 1997-04-21 1997-04-21 電話機ホルダー

Publications (1)

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JPH10291445A true JPH10291445A (ja) 1998-11-04

Family

ID=14345631

Family Applications (1)

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JP10311697A Withdrawn JPH10291445A (ja) 1997-03-25 1997-04-21 電話機ホルダー

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JP (1) JPH10291445A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100443998B1 (ko) * 2002-07-02 2004-08-12 기아자동차주식회사 차량용 핸드폰 수납 케이스

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Effective date: 20040706