JPH1154859A - プリント配線板及びプリント配線板の製造方法 - Google Patents

プリント配線板及びプリント配線板の製造方法

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JPH1154859A
JPH1154859A JP22007397A JP22007397A JPH1154859A JP H1154859 A JPH1154859 A JP H1154859A JP 22007397 A JP22007397 A JP 22007397A JP 22007397 A JP22007397 A JP 22007397A JP H1154859 A JPH1154859 A JP H1154859A
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JP
Japan
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teardrop
land
line
teardrops
printed wiring
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Application number
JP22007397A
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English (en)
Inventor
Hidehiko Murakami
秀彦 村上
Toshiaki Takenaka
敏晃 竹中
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Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/11Printed elements for providing electric connections to or between printed circuits
    • H05K1/115Via connections; Lands around holes or via connections
    • H05K1/116Lands, clearance holes or other lay-out details concerning the surrounding of a via

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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ティアドロップ付きランド近傍にも高密度に
配線可能な高信頼性のプリント配線板及び該プリント配
線板の製造方法を提供する。 【解決手段】 ラインとの絶縁間隔が十分にとれるラン
ド32に対しては左右のティアドロップ40A、40B
が形成されている。他方、ライン24、26と近接して
いるランド30に対しては、図中左側に片角度30度の
ティアドロップ40Bが取り付けられ、右側に片角度5
0度のティアドロップ44Aが取り付けられている。こ
の様にランド30の右側へ片角度の大きな、即ち、小さ
な形状のティアドロップ44Aを取り付けることによ
り、該ランド30とランド32との間に、2本のライン
24、26を配設することを可能にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ライン及びラン
ドから構成された導体回路を有し、このラインとランド
の接続部分にティアドロップを形成したプリント配線板
及び該プリント配線板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ライン及びランドから構成された導体回
路を有するプリント配線板にあっては、図10(A)に
示すようにライン120とランド130との接続部分の
信頼性を高めるためティアドロップ140を設ける場合
がある。近年、プリント配線板は高密度実装に伴うファ
インパターン化が進んでおり、小径スルーホール等が多
用され、電気的導通の信頼性を上げるためにランド13
0へのティアドロップ140の付加は必須となってい
る。即ち、図10(A)に示すようにスルーホール15
4がランド130の中央部分に配設できる場合には、電
気的導通に問題は生じないが、図10(B)に示すよう
に、スルーホール154がライン120寄りに形成され
た場合には、該ランド130とライン120との導通の
信頼性に欠ける。このため、ティアドロップ140を配
設することが不可欠となる。
【0003】特に、フレキシブル基板にあっては、図1
0(C)に示すようにライン120がランド130に直
接接続されると、基板を折り曲げた際に、該ライン12
0とランド130との接続部分Cに応力が集中し、この
ライン120とランド130との接続部分Cにて断線す
ることがあり、これを回避して電気的導通の信頼性を向
上させるために図10(A)に示すようにティアドロッ
プ140が配設されている。
【0004】ここで、ランド130にティアドロップ1
40を付加すると、ランド130の面積が大きくなり、
ティアドロップ140を付加しない場合と比較して高密
度化が図れないという課題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、本出願人は、
特許第2519068号にて、ランド130に対してテ
ィアドロップ140を付加する際に、図10(D)に示
すように右側のティアドロップ140Aが他の導体回路
122と所定の絶縁間隔dが取れないときに、図10
(E)に示すよう絶縁間隔に関して問題のない左側のテ
ィアドロップ140Bのみ、即ち、片側のみにティアド
ロップを配設する技術を開示した。しかしながら、該片
側のみに配設するための具体的な方法について何ら言及
していなかった。
【0006】また、上述した片側のみにティアドロップ
を配設した場合には、何らティアドロップを設けない場
合と比較して、上記電気的導通性及び断線の危険性を回
避できるものの、通常のティアドロップに対して、やは
り性能的に劣ることは否めなかった。
【0007】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、ティア
ドロップ付きランド近傍にも高密度に配線可能な高信頼
性のプリント配線板及び該プリント配線板の製造方法を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するため、ライン及びランドから構成された
導体回路を有し、このラインとランドの接続部分にティ
アドロップを形成したプリント配線板において、前記ラ
ンドに対してラインが入る部分に、左右非対称のティア
ドロップを設けたことを技術的特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、ライン及びランドから
構成された導体回路を有し、このラインとランドの接続
部分に左右のティアドロップを形成するプリント配線板
の製造方法において、前記ラインの左右に配設されるテ
ィアドロップが、それぞれ他の導体回路から所定の間隔
を有するかを判断するステップと、前記所定間隔を有す
る側にティアドロップを付加するステップとを有するこ
とを技術的特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、ライン及びランドから
構成された導体回路を有し、このラインとランドの接続
部分に左右の予め設定された形状内の1つのティアドロ
ップを形成するプリント配線板の製造方法において、前
記ラインの左又は右に配設される1の形状のティアドロ
ップが、それぞれ他の導体回路から所定の間隔を有する
かを判断するステップと、前記所定間隔を設け得る形状
のティアドロップを付加するステップとを有することを
技術的特徴とする。
【0011】請求項1のプリント配線板においては、ラ
ンド30に対してライン20が入る部分に、左右非対称
のティアドロップ40B、44Aを設けるため、右及び
左側のティアドロップ40B、44Aをそれぞれ導体回
路24から所定間隔を保ち得るように形成することがで
きる。
【0012】請求項2のプリント配線板の製造方法にお
いては、ラインの左右に配設されるティアドロップが、
それぞれ他の導体回路から所定の間隔を有するかを判断
し、、所定間隔を有する側にティアドロップを付加す
る。このため、ティアドロップを導体回路から所定間隔
を保ち得るように形成することができる。
【0013】請求項3のプリント配線板の製造方法にお
いては、ラインの左又は右に配設される1の形状のティ
アドロップが、それぞれ他の導体回路から所定の間隔を
有するかを判断し、所定間隔を設け得る形状のティアド
ロップを付加する。このため、右及び左側のティアドロ
ップをそれぞれ導体回路から所定間隔を保ち得るように
形成することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態に係
るプリント配線板について図を参照して説明する。図1
は第1実施態様に係るティアドロップ40を配したプリ
ント配線板10の部分拡大平面図である。図中でL1〜
L10、M1〜M11は、ラインを通し得るトラックを
示している。
【0015】この実施態様では、ラインとの絶縁間隔が
十分にとれるランド32に対しては左右のティアドロッ
プ40A、40Bが形成されている。他方、ライン2
4,26と近接しているランド30に対しては、図中左
側にのみティアドロップ40Bが取り付けられている。
この様に、ランド30へのティアドロップ40Bをラン
ド32との反対側にのみ取り付けることにより、該ラン
ド30とランド32との間に、2本のライン24,26
を配設することを可能にしている。なお、現実の処理で
は、ライン24、26を形成した後、ティアドロップを
付加することが好適である。
【0016】プリント配線板上に形成される第1実施態
様に係るティアドロップの種類について図2を参照して
説明する図2(A)は、ライン20の左右にティアドロ
ップ角度が80度に形成されたティアドロップ40A、
40Bを示している。この図2(A)に示すティアドロ
ップ40A、40Bは、図1に示すランド32の如く周
囲の導体回路から所定絶縁間隔(例えば100μ)を保
ち得る場合に形成される。
【0017】図2(B)は、ライン20の左右にティア
ドロップ角度が90度に形成されたティアドロップ42
A、42Bを示している。この図2(B)に示すティア
ドロップ42A、42Bは、図2(A)を参照して上述
した80度のティアドロップ40A、40Bを形成する
と、いずれか一方が周囲の導体回路から所定の絶縁間隔
が取れなくなるが、ティアドロップ角度が90度に形成
することで、所定の絶縁間隔が取れる場合に用いられ
る。
【0018】図2(C)は、図1を参照して上述したよ
うに、図2(B)に示す90度の右側のティアドロップ
40Aを形成した際に、図示しない右側の導体回路との
間に所定の絶縁間隔が取れなくなるが、左側に80度の
ティアドロップ40Bを形成しても、該ティアドロップ
40Bは絶縁間隔が取れる場合に用いられる。
【0019】図2(D)は、図2(C)と同様に、左側
にティアドロップを形成した際に絶縁間隔が取れなくな
るが、右側に80度のティアドロップ40Aを形成して
も絶縁間隔が取れる場合に用いられる。
【0020】図2(E)は、右側ティアドロップからも
絶縁間隔が取れず、また、左側ティアドロップからも絶
縁間隔が取れず、ティアドロップを付加しない場合を示
している。
【0021】本実施態様では、上述したランド・ティア
ドロップ・ライン等の導体回路をフォトエッチングによ
り形成する。係るフォトエッチング用のマスクフィルム
上のパターン形成のための処理について図3のフローチ
ャート参照して説明する。ここでは、ランド、ライン等
の導体回路を形成するパターン作成処理が既に完了し、
形成したランドにティアドロップを付加する処理から説
明を開始する。
【0022】先ず、全てのラインが入っているランドに
ついて、ティアドロップ角度が図2(A)を参照して上
述した80度になるようにティアドロップ40A、40
Bを付加する(S12)。その後、付加した各ランドの
ティアドロップ40A、40Bについて、周囲の導体回
路から所定の絶縁間隔(例えば100μ)を保てるかを
調べる(S14)。ここで、全てのティアドロップにつ
いて、所定の絶縁間隔を保ち得る場合には(S18がY
es)、処理を終了する。
【0023】他方、一部のランドのティアドロップにつ
いて、該絶縁間隔を保てない場合には(S18がN
o)、ステップ20へ移行し、該絶縁間隔を保てないラ
ンドについて、図2(B)を参照して上述した90度の
ティアドロップ42A、42Bを付加する。その後、付
加した各ランドのティアドロップ42A、42Bについ
て、周囲の導体回路から所定の絶縁間隔を保てるかを調
べる(S22)。ここで、全てのティアドロップについ
て、所定の絶縁間隔を保ち得る場合には(S24がYe
s)、処理を終了する。
【0024】一方、一部のランドのティアドロップにつ
いて、該絶縁間隔を保てない場合には(S24がN
o)、ステップ26へ移行し、該絶縁間隔を保てないラ
ンドについて、図2(C)を参照して上述した左側ティ
アドロップ40Bから絶縁間隔が保てるか、及び、図2
(D)を参照して上述した右側ティアドロップ40Aか
ら絶縁間隔が保てるかを調べる。ここで、左側ティアド
ロップ40Bから絶縁間隔が保てる際には、図2(C)
に示すように左側ティアドロップ40Bを付加し、ま
た、右側ティアドロップ40Aから絶縁間隔が保てる際
には、図2(D)に示した右側ティアドロップ40Aを
付加する(S28)。その後、左右いずれにも絶縁間隔
を保つようにティアドロップを付加できないランドに対
して、図2(E)に示すようにティアドロップを付加し
ないことを決定し(S30)、処理を終了する。
【0025】上述した処理によりパターン形成用データ
が完成し、該データを用いて樹脂製のフィルム上に導電
回路に対応するパターンを形成することで、マスクフィ
ルムを完成する。ここで、該マスクフィルムを用いたプ
リント配線板の導電回路形成について図4を参照して説
明する。
【0026】図4(A)に示すように厚さ1mmのガラス
エポキシ又はBT(ビスマレイミドトリアジン)から成
る基板60の両面に18μmの銅箔62がラミネートさ
れて成る銅張積層板60aを出発材料とする。そして、
感光性樹脂64を均一に塗布し(図4(B))、上述し
た導体回路パターン66aの形成されたマスクフィルム
66を載置し(図4(C))、露光、現像処理して、該
感光性樹脂64の非露光部分を除去してレジスト68を
形成する。その後、電解めっきを行いめっき層70を形
成し(図4(E))、レジスト68及び該レジスト下部
の銅箔62を除去することで導体回路(ランド30及び
ライン20)を完成する(図4(F))。その後、スル
ーホール用貫通孔76を穿設し、銅めっき78を施すこ
とによりスルーホール154を形成し、表面と裏面の配
線層を電気的に接続する(図4(G))。このようにし
て形成したプリント配線板を数枚張り合わせることで、
多層プリント配線板を完成する。
【0027】引き続き、本発明の第2実施態様につい
て、図5〜図9を参照して説明する。図5は第2実施態
様に係るティアドロップを配したプリント配線板10の
部分拡大平面図である。図中でL1〜L10、M1〜M
11は、ラインを通し得るトラックを示している。
【0028】この実施態様では、ラインとの絶縁間隔が
十分にとれるランド32に対しては左右のティアドロッ
プ40A、40Bが形成されている。他方、ライン24
と近接しているランド30に対しては、図中左側に片角
度30度のティアドロップ40Bが取り付けられ、右側
に片角度50度のティアドロップ44Aが取り付けられ
ている。この様に、ランド30の右側に片角度の大き
な、即ち、小さな形状のティアドロップ44Aを取り付
けることにより、該ランド30とランド32との間に、
2本のライン24,26を配設することを可能にしてい
る。なお、現実の処理では、ライン24、26を形成し
た後、ティアドロップを付加することが好適である。
【0029】プリント配線板上に形成される第2実施態
様に係るティアドロップの種類について図6を参照して
説明する図6(A)は、ライン20の左右に形成された
片角度30度のティアドロップ40A、40Bを示して
いる。この図6(A)に示すティアドロップ40A、4
0Bは、図5に示すランド32の如く周囲の導体回路か
ら距離が離れている場合に形成される。
【0030】図6(B)は、ライン20の左側に片角度
30度のティアドロップ40Bが、右側に片角度40度
のティアドロップ42Aが形成された状態を示してい
る。このティアドロップ40B、42Aは、左側は周囲
の導体回路から距離があり、右側は、片角度40度のテ
ィアドロップ42Aとすることで図示しない右側にある
導体回路から所定の絶縁間隔(例えば100μ)を保て
る場合に形成される。
【0031】図6(C)は、ライン20の左側に片角度
30度のティアドロップ40Bが、右側に片角度50度
のティアドロップ44Aが形成された状態を示してい
る。このティアドロップ40B、44Aは、左側は周囲
の導体回路から距離があり、右側は、片角度50度のテ
ィアドロップ44Aとすることで所定の絶縁間隔を保て
る場合に形成される。
【0032】図6(D)は、ライン20の左右に片角度
40度のティアドロップ42A、42Bを形成した状態
を示している。このティアドロップ42A、42Bは、
それぞれ右側及び左側の導体回路から、片角度40度の
ティアドロップ42A、42Bとすることで所定の絶縁
間隔を保てる場合に形成される。
【0033】図6(E)は、ライン20の左側に片角度
40度のティアドロップ42Bが、右側に片角度50度
のティアドロップ44Aが形成された状態を示してい
る。右側を片角度50度のティアドロップ44Aとする
ことで所定の絶縁間隔を保てる場合に形成される。
【0034】ライン20の左右に片角度が50度に形成
されたティアドロップ44A、44Bを示している。こ
のティアドロップ44A、44Bは、それぞれ右側及び
左側の導体回路から、片角度50度のティアドロップ4
4A、44Bとすることで所定の絶縁間隔を保てる場合
に形成される。
【0035】係る配線をプリント配線板上に形成するた
めのマスクフィルム上のパターン形成用データ作成のた
めの処理について図8のフローチャート参照して説明す
る。ここでは、ランド、ライン等の導体回路用パターン
を形成する処理が既に完了し、形成したランドにティア
ドロップを付加する処理について説明する。
【0036】先ず、図7(A)に示すティアドロップ角
の付加条件を読み込む(S112)。次に、ティアドロ
ップ付加条件を示す変数Jを1に初期化する(S11
4)。そして、各ランド・バイヤに対して、ラインが入
っているかを調べる(S116)。即ち、図5に示すラ
ンド30の様にライン20が入っているものに対して
は、ティアドロップを付加する必要があるが、図示しな
いがラインの入っていないランド・バイヤに対しては、
ティアドロップを付加する必要がないからである。そし
て、ラインの入っているランド・バイヤに対してティア
ドロップを付加する(S118)。ここでは、ステップ
112にて読み込んだ図7(A)に示す付加条件中の回
数1(変数Jが1)の条件に従い、各ランド・バイヤに
対して、片角度30度の左右のティアドロップ40A、
40B(図6(A)参照)を付加する。
【0037】引き続き、付加した各ランドのティアドロ
ップ40A、40Bについて、周囲の導体回路から所定
の絶縁間隔(例えば100μ)を保てるかを調べる(S
120)。ここで、全てのティアドロップについて、所
定の絶縁間隔を保ち得る場合には(S122がYe
s)、処理を終了する。
【0038】他方、一部のティアドロップについて絶縁
間隔が保ち得ない場合には(S122がNo)、回数
(変数J)が上限回数N(6回)に達しているかを判断
する(S124)。ここでは、回数(変数J)が第1回
目であるため(S124がNo)、ステップ126へ進
み、回数(変数J)に1を加え、図7(A)に示す付加
条件の第2回目の条件で、上記絶縁間隔の保ち得なかっ
たランド・バイヤに付いてティアドロップを付加する
(S128)。即ち、図6(B)に示すようにライン2
0の片側に片角度30度のティアドロップを、反対側に
片角度40度のティアドロップを付加する。
【0039】そして、付加した各ランドのティアドロッ
プについて、周囲の導体回路から所定の絶縁間隔を保て
るかを調べる(S120)。ここで、全てのティアドロ
ップについて所定の絶縁間隔を保ち得る場合には(S1
22がYes)、処理を終了する。
【0040】一方、一部のティアドロップについて絶縁
間隔が保ち得ない場合には(S122がNo)、ステッ
プ124の判断を経て、ステップ126へ進み、回数
(変数J)に1を加え、図7(A)に示す付加条件の第
3回目の条件で、ランド・バイヤに対してティアドロッ
プを付加する(S128)。即ち、図6(C)に示すよ
うにライン20の片側に片角度30度のティアドロップ
を、反対側に片角度50度のティアドロップを付加す
る。
【0041】更に、間隔が一定以上かを調べた結果(S
120)、一部のティアドロップについて絶縁間隔が保
ち得ない場合には(S122がNo)、図7(A)に示
す付加条件の第4回目の条件で、上記絶縁間隔の保ち得
なかったランド・バイヤに付いて、図6(D)に示すよ
うにライン20の両側に片角度40度のティアドロップ
42A、42Bを付加する(S128)。
【0042】一部のティアドロップについて絶縁間隔が
保ち得ない場合には(S122がNo)、付加条件の第
5回目の条件で、図6(E)に示すようにライン20の
片側に片角度40度のティアドロップを、反対側に片角
度50度のティアドロップを付加する(S128)。
【0043】また、一部のティアドロップについて絶縁
間隔が保ち得ない場合には(S122がNo)、付加条
件の第6回目(最終)の条件で、図6(F)に示すよう
にライン20の両側に片角度50度のティアドロップ4
4A、44Bを付加する(S128)。
【0044】ここで、一部のティアドロップについて絶
縁間隔が保ち得ない場合には(S122がNo)、回数
(変数J)が上限回数N(6回)に達しているかを判断
する(S124)。ここでは、回数(変数J)が第6回
目(最終)であるため(S124がYes)、ステップ
130へ進み、絶縁間隔の保てないティアドロップ44
A、44Bを削除し、処理を終了する。
【0045】ここで、上記処理により作成したデータに
基づくマスクフィルムの作成及び該マスクフィルムによ
るプリント配線板の導電回路形成については図4を参照
して上述した第1実施態様と同様であるため説明を省略
する。
【0046】引き続き、第2実施態様の改変例につい
て、図7(B)の付加条件及び図9の説明図を参照して
説明する。図7を参照して上述した例では、角度により
規定されるティアドロップを付加したが、この改変例で
は、ランド・バイヤの中心部からの長さにより規定され
るティアドロップを付加する。
【0047】ここで、該改変例のティアドロップを付加
処理は、図8のフローチャートを参照して上述した例と
同様であるため、付加条件についてのみ説明を行う。第
1回目の付加条件としては、図9(A)に示すようにラ
イン20の左右にランド・バイヤ中心から長さ2.0mm
に形成されたティアドロップ47A、47Bを形成す
る。この図9(A)に示すティアドロップ47A、47
Bは、図5に示すランド32の如く周囲の導体回路から
距離が離れている場合に形成される。
【0048】第2回目の付加条件としては、図9(B)
に示すようにライン20の片側、例えば、左側に長さ
2.0mmのティアドロップ47Bを、右側に長さ1.8
mmのティアドロップ48Aを形成する。このティアドロ
ップ47B、48Aは、左側は周囲の導体回路から距離
があり、右側は、長さ1.8mmのティアドロップ48A
とすることで図示しない右側にある導体回路から所定の
絶縁間隔(例えば100μ)を保てる場合に形成され
る。
【0049】第3回目の付加条件としては、図9(C)
に示すようにライン20の片側、例えば、左側に長さ
2.0mmのティアドロップ47Bを、右側に長さ1.6
mmのティアドロップ49Aを形成する。このティアドロ
ップ47B、49Aは、左側は周囲の導体回路から距離
があり、右側は、長さ1.6mmのティアドロップ49A
とすることで所定の絶縁間隔を保てる場合に形成され
る。
【0050】第4回目の付加条件としては、図9(D)
に示すようにライン20の左右に長さ1.8mmティアド
ロップ48A、48Bを形成する。このティアドロップ
48A、48Bは、それぞれ右側及び左側の導体回路か
ら、長さ1.8mmのティアドロップ42A、42Bとす
ることで所定の絶縁間隔を保てる場合に形成される。
【0051】第5回目の付加条件としては、図9(E)
に示すようにライン20の左側に長さ1.8mmのティア
ドロップ42Bを、右側に長さ1.6mmのティアドロッ
プ44Aを形成する。これは、右側を長さ1.6mmのテ
ィアドロップ44Aとすることで所定の絶縁間隔を保て
る場合に形成される。
【0052】第6回目(最終)の付加条件としては、図
9(F)に示すようにライン20の左右に長さ1.6mm
で50度にティアドロップ49A、49Bを形成する。
このティアドロップ49A、49Bは、それぞれ右側及
び左側の導体回路から、長さ1.6mmのティアドロップ
49A、49Bとすることで所定の絶縁間隔を保てる場
合に形成される。
【0053】
【発明の効果】以上のように、請求項1のプリント配線
板においては、ランドに対してラインが入る部分に、左
右非対称のティアドロップを設けるため、右及び左側の
ティアドロップをそれぞれ導体回路から所定間隔を保ち
得るように形成でき、ティアドロップ付きランド近傍に
も高密度に配線することが可能となる。
【0054】請求項2のプリント配線板の製造方法にお
いては、ラインの左右に配設されるティアドロップが、
それぞれ他の導体回路から所定の間隔を有するかを判断
し、、所定間隔を有する側にティアドロップを付加す
る。このため、ティアドロップを導体回路から所定間隔
を保ち得るように形成でき、ティアドロップ付きランド
近傍にも高密度に配線することが可能となる。
【0055】請求項3のプリント配線板の製造方法にお
いては、ラインの左又は右に配設される1の形状のティ
アドロップが、それぞれ他の導体回路から所定の間隔を
有するかを判断し、所定間隔を有する形状のティアドロ
ップを付加する。このため、右及び左側のティアドロッ
プをそれぞれ導体回路から所定間隔を保ち得るように形
成でき、ティアドロップ付きランド近傍にも高密度に配
線することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るプリント配線板の
部分拡大平面図である。
【図2】図2(A)〜図2(E)は、第1実施態様に係
るティアドロップの形状を示す説明図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るティアドロップ付
加処理のフローチャートである。
【図4】図4(A)〜図4(G)は、第1実施態様に係
るプリント配線板の導体回路を形成する際の行程図であ
る。
【図5】本発明の第2実施形態に係るプリント配線板の
部分拡大平面図である。
【図6】図6(A)〜図6(F)は、第2実施態様に係
るティアドロップの形状を示す説明図である。
【図7】図7(A)、図7(B)は、第2実施態様に係
るティアドロップの付加条件を示す図表である。
【図8】本発明の第2実施形態に係るティアドロップ付
加処理のフローチャートである。
【図9】図9(A)〜図9(F)は、第2実施態様の改
変例に係るティアドロップの形状を示す説明図である。
【図10】図10(A)〜図10(E)は、従来技術に
係るティアドロップの説明図である。
【符号の説明】
10 プリント配線板 20、22、24、26 ライン 30、32 ランド 40、40A、40B、42A、42B ティアドロッ
プ 54 スルーホール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ライン及びランドから構成された導体回
    路を有し、このラインとランドの接続部分にティアドロ
    ップを形成したプリント配線板において、 前記ランドに対してラインが入る部分に、左右非対称の
    ティアドロップを設けたことを特徴とするプリント配線
    板。
  2. 【請求項2】 ライン及びランドから構成された導体回
    路を有し、このラインとランドの接続部分に左右のティ
    アドロップを形成するプリント配線板の製造方法におい
    て、 前記ラインの左右に配設されるティアドロップが、それ
    ぞれ他の導体回路から所定の間隔を有するかを判断する
    ステップと、 前記所定間隔を有する側にティアドロップを付加するス
    テップとを有することを特徴とするプリント配線板の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 ライン及びランドから構成された導体回
    路を有し、このラインとランドの接続部分に左右の予め
    設定された形状内の1つのティアドロップを形成するプ
    リント配線板の製造方法において、 前記ラインの左又は右に配設される1の形状のティアド
    ロップが、それぞれ他の導体回路から所定の間隔を有す
    るかを判断するステップと、 前記所定間隔を設け得る形状のティアドロップを付加す
    るステップとを有することを特徴とするプリント配線板
    の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003078249A (ja) * 2001-09-06 2003-03-14 Fujitsu Ten Ltd 多層基板構造
JP2010010375A (ja) * 2008-06-26 2010-01-14 Sumitomo Metal Mining Co Ltd Cof基板

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