JPH115473A - サイドシールドを備えたシート装置 - Google Patents
サイドシールドを備えたシート装置Info
- Publication number
- JPH115473A JPH115473A JP9160247A JP16024797A JPH115473A JP H115473 A JPH115473 A JP H115473A JP 9160247 A JP9160247 A JP 9160247A JP 16024797 A JP16024797 A JP 16024797A JP H115473 A JPH115473 A JP H115473A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shield
- seat cushion
- seat
- front portion
- front part
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- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 前部が上下動するシートクッションの前側及
び左右両側を覆うサイドシールドを備えたシート装置に
おいて、シートクッションの前側とサイドシールドの間
に隙間が生じて見苦しくならないようにする。 【解決手段】 サイドシールド３０を、シート支持部材
１１に固定されてその後部及びシートクッション１４の
後部の両側を覆う左右１対のシールド後部３１と、後部
がシートクッションを回動可能に支持する左右方向軸線
Ｏ回りに回動可能に支持され前部がシートクッションの
前部に固定されてシート支持部材及びシートクッション
の前側及び左右両側を覆い少なくとも上縁がシートクッ
ションの前側及び左右両側に密接されるシールド前部３
５とに分割する。シートクッションの前部を左右方向軸
線中心として上下動すれば、シールド前部はシートクッ
ションと一体的に動くので、両者の間に隙間が生じるこ
とはない。
び左右両側を覆うサイドシールドを備えたシート装置に
おいて、シートクッションの前側とサイドシールドの間
に隙間が生じて見苦しくならないようにする。 【解決手段】 サイドシールド３０を、シート支持部材
１１に固定されてその後部及びシートクッション１４の
後部の両側を覆う左右１対のシールド後部３１と、後部
がシートクッションを回動可能に支持する左右方向軸線
Ｏ回りに回動可能に支持され前部がシートクッションの
前部に固定されてシート支持部材及びシートクッション
の前側及び左右両側を覆い少なくとも上縁がシートクッ
ションの前側及び左右両側に密接されるシールド前部３
５とに分割する。シートクッションの前部を左右方向軸
線中心として上下動すれば、シールド前部はシートクッ
ションと一体的に動くので、両者の間に隙間が生じるこ
とはない。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のシート装
置、特に前部を上下動させるようにしたシートクッショ
ンの前側及び左右両側を覆うサイドシールドを備えたシ
ート装置に関する。
置、特に前部を上下動させるようにしたシートクッショ
ンの前側及び左右両側を覆うサイドシールドを備えたシ
ート装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】シートクッションの前部を上下動させる
ようにしたシート装置としては、例えば図４に示すよう
に、シートクッション２の後部を左右のロアアーム１に
左右方向軸線Ｏ回りに回動可能となるように支持軸３を
介して支持し、前部をバーチカルアジャスタ５により上
下動させるようにしたものがあり、サイドシールド４は
取付ねじ６ａ，６ｂによりロアアーム１の前後部に固定
するのが普通である。
ようにしたシート装置としては、例えば図４に示すよう
に、シートクッション２の後部を左右のロアアーム１に
左右方向軸線Ｏ回りに回動可能となるように支持軸３を
介して支持し、前部をバーチカルアジャスタ５により上
下動させるようにしたものがあり、サイドシールド４は
取付ねじ６ａ，６ｂによりロアアーム１の前後部に固定
するのが普通である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術に
おいては、サイドシールド４がシートクッション２の左
右両側を覆うだけであれば特に問題はない。しかし図４
に示すように、サイドシールド４によりシートクッショ
ン２の前側も覆うようにすると、シートクッション２の
前部を下げた状態（実線参照）ではサイドシールド４前
部の上縁４ａがシートクッション２の前側面に密接して
いるが、シートクッション２の前部をバーチカルアジャ
スタ５により上昇させると（二点鎖線２Ａ参照）、符号
Ｓで示すようにサイドシールド４前部の上縁４ａとシー
トクッション２の前側面の間に隙間があいて見苦しく、
またこの隙間に小物を落としたり異物を挟んだりするお
それがあるという問題がある。本発明はこのような問題
を解決することを目的とする。
おいては、サイドシールド４がシートクッション２の左
右両側を覆うだけであれば特に問題はない。しかし図４
に示すように、サイドシールド４によりシートクッショ
ン２の前側も覆うようにすると、シートクッション２の
前部を下げた状態（実線参照）ではサイドシールド４前
部の上縁４ａがシートクッション２の前側面に密接して
いるが、シートクッション２の前部をバーチカルアジャ
スタ５により上昇させると（二点鎖線２Ａ参照）、符号
Ｓで示すようにサイドシールド４前部の上縁４ａとシー
トクッション２の前側面の間に隙間があいて見苦しく、
またこの隙間に小物を落としたり異物を挟んだりするお
それがあるという問題がある。本発明はこのような問題
を解決することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明によるサイドシー
ルドを備えたシート装置は、後部が左右方向軸線回りに
回動可能にシート支持部材に支持され前部がバーチカル
アジャスタにより上下動されるようにしたシートクッシ
ョンと、このシート支持部材及びシートクッションの前
側及び左右両側を覆うサイドシールドよりなるサイドシ
ールドを備えたシート装置に関するものであり、サイド
シールドが、シート支持部材に固定されてその後部及び
シートクッションの後部の両側を覆う左右１対のシール
ド後部と、後部がシートクッションを支持する左右方向
軸線回りに回動可能に支持され前部がシートクッション
の前部に固定されてシート支持部材及びシートクッショ
ンの前側及び左右両側を覆い少なくとも上縁がシートク
ッションの前側及び左右両側に密接されるシールド前部
よりなることを特徴とするものである。バーチカルアジ
ャスタを作動させればシートクッションは後部の左右方
向軸線回りに回動されて前部が上下動され、シールド前
部はシートクッションと一体になって回動される。
ルドを備えたシート装置は、後部が左右方向軸線回りに
回動可能にシート支持部材に支持され前部がバーチカル
アジャスタにより上下動されるようにしたシートクッシ
ョンと、このシート支持部材及びシートクッションの前
側及び左右両側を覆うサイドシールドよりなるサイドシ
ールドを備えたシート装置に関するものであり、サイド
シールドが、シート支持部材に固定されてその後部及び
シートクッションの後部の両側を覆う左右１対のシール
ド後部と、後部がシートクッションを支持する左右方向
軸線回りに回動可能に支持され前部がシートクッション
の前部に固定されてシート支持部材及びシートクッショ
ンの前側及び左右両側を覆い少なくとも上縁がシートク
ッションの前側及び左右両側に密接されるシールド前部
よりなることを特徴とするものである。バーチカルアジ
ャスタを作動させればシートクッションは後部の左右方
向軸線回りに回動されて前部が上下動され、シールド前
部はシートクッションと一体になって回動される。
【０００５】シールド前部がシートクッションを支持す
る左右方向軸線回りに回動可能に各シールド後部に支持
され、シールド後部の前部とシールド前部の後部には左
右方向軸線を中心とする円弧面がそれぞれ形成され、こ
の両円弧面は何れか一方が凹円弧面で他方が凸円弧面で
狭い隙間をおいて互いに対向したものとすることが好ま
しい。このようにすれば、シールド後部とシールド前部
の連結の精度が向上し、またバーチカルアジャスタによ
りシートクッションの前部が上下動してシールド後部に
対しシールド前部が回動してもそれらの間の隙間が変動
することはない。
る左右方向軸線回りに回動可能に各シールド後部に支持
され、シールド後部の前部とシールド前部の後部には左
右方向軸線を中心とする円弧面がそれぞれ形成され、こ
の両円弧面は何れか一方が凹円弧面で他方が凸円弧面で
狭い隙間をおいて互いに対向したものとすることが好ま
しい。このようにすれば、シールド後部とシールド前部
の連結の精度が向上し、またバーチカルアジャスタによ
りシートクッションの前部が上下動してシールド後部に
対しシールド前部が回動してもそれらの間の隙間が変動
することはない。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１〜図３は、本発明を自動車の
フロントシートに適用した場合の実施の形態を示す。以
下に、この実施の形態により、本発明の説明をする。図
１〜図３に示すように、前後のブラケット１３ａ，１３
ｂを介して自動車の車体に固定される左右１対の支持レ
ール１０には、それぞれロアアーム（シート支持部材）
１１がボール及びローラを介して前後方向摺動可能に案
内支持され、シートスライド機構（図示省略）により前
後方向位置が調整されるようになっている。左右のロア
アーム１１には、やや後部に位置する左右方向軸線Ｏ回
りに回動自在にシートクッション１４の後部が支持され
てその前部はバーチカルアジャスタ２０により上下動さ
れ、またロアアーム１１の後部にはシートバック１８を
支持するアッパアーム１２が支持軸１２ａを介して前後
方向起伏自在に取り付けられている。シートバック１８
の角度はリクライニング機構（図示省略）により調整さ
れる。
フロントシートに適用した場合の実施の形態を示す。以
下に、この実施の形態により、本発明の説明をする。図
１〜図３に示すように、前後のブラケット１３ａ，１３
ｂを介して自動車の車体に固定される左右１対の支持レ
ール１０には、それぞれロアアーム（シート支持部材）
１１がボール及びローラを介して前後方向摺動可能に案
内支持され、シートスライド機構（図示省略）により前
後方向位置が調整されるようになっている。左右のロア
アーム１１には、やや後部に位置する左右方向軸線Ｏ回
りに回動自在にシートクッション１４の後部が支持され
てその前部はバーチカルアジャスタ２０により上下動さ
れ、またロアアーム１１の後部にはシートバック１８を
支持するアッパアーム１２が支持軸１２ａを介して前後
方向起伏自在に取り付けられている。シートバック１８
の角度はリクライニング機構（図示省略）により調整さ
れる。
【０００７】図２及び図３に示すように、シートクッシ
ョン１４は板金製のフレーム１５の上に設けたクッショ
ンパッド１６を柔軟なカバー１７により覆ったものであ
る。フレーム１５の両側の下向きフランジの中央よりも
やや後部に溶接固着されてカバー１７から多少突出する
左右１対の台形金具１５ｂ（図３参照）には、左右方向
軸線Ｏと中心線が一致して各ロアアーム１１を通る左右
の支持軸１９がねじ込み固定され、これによりシートク
ッション１４は回動可能にロアアーム１１に支持され
る。フレーム１５前部下面の左右には、後述するシール
ド前部３５を取り付けるための１対の支持ブラケット１
５ａが溶接などにより固定されている。
ョン１４は板金製のフレーム１５の上に設けたクッショ
ンパッド１６を柔軟なカバー１７により覆ったものであ
る。フレーム１５の両側の下向きフランジの中央よりも
やや後部に溶接固着されてカバー１７から多少突出する
左右１対の台形金具１５ｂ（図３参照）には、左右方向
軸線Ｏと中心線が一致して各ロアアーム１１を通る左右
の支持軸１９がねじ込み固定され、これによりシートク
ッション１４は回動可能にロアアーム１１に支持され
る。フレーム１５前部下面の左右には、後述するシール
ド前部３５を取り付けるための１対の支持ブラケット１
５ａが溶接などにより固定されている。
【０００８】次にシートクッション１４の前部を上下動
させるバーチカルアジャスタ２０を、図１及び図２によ
り説明する。左右のロアアーム１１の前部に両端部が回
転自在に支持された連結シャフト２１の両端部近くには
左右１対のトラベルアーム２３が互いに平行に溶接固定
され、中間部には駆動アーム２２が溶接固定されてい
る。各トラベルアーム２３の先端部に連結ピン２７を介
して一端部が連結された各リンク２４の他端部は、フレ
ーム１５の両側の下向きフランジの前部に連結軸２８を
介して連結されている。また、左右のロアアーム１１に
取り付けられた駆動モータ２５（取付部材は図示省略）
は軸方向に往復動する出力ロッド２５ａを有しており、
この出力ロッド２５ａの先端部は連結ピン２６を介して
駆動アーム２２の先端部に回動自在に連結されている。
させるバーチカルアジャスタ２０を、図１及び図２によ
り説明する。左右のロアアーム１１の前部に両端部が回
転自在に支持された連結シャフト２１の両端部近くには
左右１対のトラベルアーム２３が互いに平行に溶接固定
され、中間部には駆動アーム２２が溶接固定されてい
る。各トラベルアーム２３の先端部に連結ピン２７を介
して一端部が連結された各リンク２４の他端部は、フレ
ーム１５の両側の下向きフランジの前部に連結軸２８を
介して連結されている。また、左右のロアアーム１１に
取り付けられた駆動モータ２５（取付部材は図示省略）
は軸方向に往復動する出力ロッド２５ａを有しており、
この出力ロッド２５ａの先端部は連結ピン２６を介して
駆動アーム２２の先端部に回動自在に連結されている。
【０００９】図１及び図３に示すように、左右のロアア
ーム１１及びシートクッション１４の前側及び左右両側
を覆う合成樹脂製のサイドシールド３０は、左右のシー
ルド後部３１とシールド前部３５とに分割されている。
左右のシールド後部３１は各２本の取付ねじ３２ａ，３
２ｂにより各ロアアーム１１に固定され、アッパアーム
１２を含むロアアーム１１の後部外側を覆っている。シ
ールド後部３１の前部から段状に内側に入り込んで前方
に延びる左右１対の突出部３１ａの前部にはシールド前
部３５の支持孔３１ｃが形成され、支持孔３１ｃの中心
は左右方向軸線Ｏと一致している。突出部３１ａとの境
となるシールド後部３１前部の段部は支持孔３１ｃの中
心線を中心とする凹円弧面３１ｂに形成されている。
ーム１１及びシートクッション１４の前側及び左右両側
を覆う合成樹脂製のサイドシールド３０は、左右のシー
ルド後部３１とシールド前部３５とに分割されている。
左右のシールド後部３１は各２本の取付ねじ３２ａ，３
２ｂにより各ロアアーム１１に固定され、アッパアーム
１２を含むロアアーム１１の後部外側を覆っている。シ
ールド後部３１の前部から段状に内側に入り込んで前方
に延びる左右１対の突出部３１ａの前部にはシールド前
部３５の支持孔３１ｃが形成され、支持孔３１ｃの中心
は左右方向軸線Ｏと一致している。突出部３１ａとの境
となるシールド後部３１前部の段部は支持孔３１ｃの中
心線を中心とする凹円弧面３１ｂに形成されている。
【００１０】シールド前部３５には、後部両側の内面か
ら内向きに突出し先端に軸部３５ｂを有する左右１対の
ボス部３５ａと、前側の内面から後向きに突出する左右
１対の板状突起３５ｄが一体的に形成されている。シー
ルド前部３５は、この各軸部３５ｂを各シールド後部３
１の前方突出部３１ａの支持孔３１ｃに回動可能に嵌合
支持して取付ねじ３６及びワッシャ３６ａにより抜け止
めし、板状突起３５ｄを取付ねじ３７によりシートクッ
ション１４の支持ブラケット１５ａに固定することによ
り、ロアアーム１１及びシートクッション１４の前側及
び左右両側を覆い、内向きに屈曲された上縁３５ｅの先
端がシートクッション１４の前側及び左右両側に密接す
るように取り付けられる。シールド前部３５の左右後縁
は、シールド後部３１の支持孔３１ｃに支持される軸部
３５ｂの中心線を中心とする凸円弧面３５ｃに形成され
ている。
ら内向きに突出し先端に軸部３５ｂを有する左右１対の
ボス部３５ａと、前側の内面から後向きに突出する左右
１対の板状突起３５ｄが一体的に形成されている。シー
ルド前部３５は、この各軸部３５ｂを各シールド後部３
１の前方突出部３１ａの支持孔３１ｃに回動可能に嵌合
支持して取付ねじ３６及びワッシャ３６ａにより抜け止
めし、板状突起３５ｄを取付ねじ３７によりシートクッ
ション１４の支持ブラケット１５ａに固定することによ
り、ロアアーム１１及びシートクッション１４の前側及
び左右両側を覆い、内向きに屈曲された上縁３５ｅの先
端がシートクッション１４の前側及び左右両側に密接す
るように取り付けられる。シールド前部３５の左右後縁
は、シールド後部３１の支持孔３１ｃに支持される軸部
３５ｂの中心線を中心とする凸円弧面３５ｃに形成され
ている。
【００１１】シールド前部３５後縁の円弧面３５ｃの半
径はシールド後部３１前部の円弧面３１ｂの半径より僅
かに小さく、従ってこの両円弧面３１ｂ，３５ｃは半径
方向に狭い隙間をおいて互いに対向している。シールド
前部３５の後部の上下方向断面の曲率半径はかなり大き
く（図２参照）、またシールド前部３５の後部とシール
ド後部３１の表面はほゞなめらかに連続するように形成
されている。
径はシールド後部３１前部の円弧面３１ｂの半径より僅
かに小さく、従ってこの両円弧面３１ｂ，３５ｃは半径
方向に狭い隙間をおいて互いに対向している。シールド
前部３５の後部の上下方向断面の曲率半径はかなり大き
く（図２参照）、またシールド前部３５の後部とシール
ド後部３１の表面はほゞなめらかに連続するように形成
されている。
【００１２】駆動モータ２５の出力ロッド２５ａが後退
された状態ではトラベルアーム２３及びリンク２４は図
１の実線及び破線で示す状態にありシートクッション１
４の前部は実線で示すように下がっているが、駆動モー
タ２５の作動により出力ロッド２５ａが前進すればトラ
ベルアーム２３及びリンク２４は二点鎖線で示す状態と
なりシートクッション１４は二点鎖線１４Ａで示すよう
に左右方向軸線Ｏを中心として回動して前部が持ち上げ
られる。シールド前部３５の前部は内方突出部３５ｄ、
取付ねじ３７及び支持ブラケット１５ａを介してシート
クッション１４の前部に固定されているので、シールド
前部３５も左右方向軸線Ｏを中心としてシートクッショ
ン１４と一体的に回動する。従ってシールド前部３５は
シートクッション１４に対して相対移動しないので、シ
ールド前部３５の上縁３５ｅの先端はシートクッション
１４の前側面及び左右側面に常に密接したままで離れる
ことはなく、サイドシールド３０前部の上縁３５ｅとシ
ートクッション１４の前側面の間に隙間が生じて見苦し
くなったり、そのような隙間に小物を落としたり異物を
挟んだりするというトラブルを生じることもない。
された状態ではトラベルアーム２３及びリンク２４は図
１の実線及び破線で示す状態にありシートクッション１
４の前部は実線で示すように下がっているが、駆動モー
タ２５の作動により出力ロッド２５ａが前進すればトラ
ベルアーム２３及びリンク２４は二点鎖線で示す状態と
なりシートクッション１４は二点鎖線１４Ａで示すよう
に左右方向軸線Ｏを中心として回動して前部が持ち上げ
られる。シールド前部３５の前部は内方突出部３５ｄ、
取付ねじ３７及び支持ブラケット１５ａを介してシート
クッション１４の前部に固定されているので、シールド
前部３５も左右方向軸線Ｏを中心としてシートクッショ
ン１４と一体的に回動する。従ってシールド前部３５は
シートクッション１４に対して相対移動しないので、シ
ールド前部３５の上縁３５ｅの先端はシートクッション
１４の前側面及び左右側面に常に密接したままで離れる
ことはなく、サイドシールド３０前部の上縁３５ｅとシ
ートクッション１４の前側面の間に隙間が生じて見苦し
くなったり、そのような隙間に小物を落としたり異物を
挟んだりするというトラブルを生じることもない。
【００１３】上述した実施の形態では、各シールド後部
３１とシールド前部３５を軸部３５ｂにより互いに回動
可能に連結したので連結の精度が向上し、両円弧面３１
ｂ，３５ｃの間の隙間は均一となる。またバーチカルア
ジャスタ２０によるシートクッション１４の前部の上下
動によりシールド前部３５がシールド後部３１に対して
回動しても凹円弧面３１ｂと凸円弧面３５ｃの間の隙間
の変動はきわめて僅かとなる。従って、シールド後部３
１とシールド前部３５の表面の接合部分の外観が向上す
る。
３１とシールド前部３５を軸部３５ｂにより互いに回動
可能に連結したので連結の精度が向上し、両円弧面３１
ｂ，３５ｃの間の隙間は均一となる。またバーチカルア
ジャスタ２０によるシートクッション１４の前部の上下
動によりシールド前部３５がシールド後部３１に対して
回動しても凹円弧面３１ｂと凸円弧面３５ｃの間の隙間
の変動はきわめて僅かとなる。従って、シールド後部３
１とシールド前部３５の表面の接合部分の外観が向上す
る。
【００１４】なお上述した実施の形態では、シールド後
部３１とシールド前部３５の表面の接合部分はシールド
後部３１側を凹円弧面としシールド前部３５側を凸円弧
面としたが、これと逆にシールド後部３１側を凸円弧面
としシールド前部３５側を凹円弧面としてもよい。この
場合には、シールド後部３１とシールド前部３５の接合
部分は左右方向軸線Ｏの前側に形成される。
部３１とシールド前部３５の表面の接合部分はシールド
後部３１側を凹円弧面としシールド前部３５側を凸円弧
面としたが、これと逆にシールド後部３１側を凸円弧面
としシールド前部３５側を凹円弧面としてもよい。この
場合には、シールド後部３１とシールド前部３５の接合
部分は左右方向軸線Ｏの前側に形成される。
【００１５】
【発明の効果】本発明によれば、後部の左右方向軸線回
りに回動されてシートクッションの前部が上下動されれ
ば、シールド前部はシートクッションと一体になって回
動され相対移動しないので、シールド前部の上縁がシー
トクッションの前側面に密接したままで離れることはな
い。従ってサイドシールド前部の上縁とシートクッショ
ンの前側面の間に隙間が生じて見苦しくなったり、その
ような隙間に小物を落としたり異物を挟んだりするとい
うトラブルが生じることもない。
りに回動されてシートクッションの前部が上下動されれ
ば、シールド前部はシートクッションと一体になって回
動され相対移動しないので、シールド前部の上縁がシー
トクッションの前側面に密接したままで離れることはな
い。従ってサイドシールド前部の上縁とシートクッショ
ンの前側面の間に隙間が生じて見苦しくなったり、その
ような隙間に小物を落としたり異物を挟んだりするとい
うトラブルが生じることもない。
【００１６】また各シールド後部とシールド前部とを互
いに回動可能に連結し、シールド後部の前部とシールド
前部の後部にそれぞれ形成した両円弧面を狭い隙間をお
いて互いに対向したものとすれば、シールド後部とシー
ルド前部の連結の精度が向上するのでそれらの間の隙間
は均一となり、またシートクッションの前部が上下動し
てシールド後部に対しシールド前部が回動してもそれら
の間の隙間が変動することはないので、シールド後部と
シールド前部の間の接合部付近の外観が向上する。
いに回動可能に連結し、シールド後部の前部とシールド
前部の後部にそれぞれ形成した両円弧面を狭い隙間をお
いて互いに対向したものとすれば、シールド後部とシー
ルド前部の連結の精度が向上するのでそれらの間の隙間
は均一となり、またシートクッションの前部が上下動し
てシールド後部に対しシールド前部が回動してもそれら
の間の隙間が変動することはないので、シールド後部と
シールド前部の間の接合部付近の外観が向上する。
【図１】 本発明によるサイドシールドを備えたシート
装置の一実施形態の一部破断した側面図である。
装置の一実施形態の一部破断した側面図である。
【図２】 図１の２−２線に沿った拡大断面図である。
【図３】 図１の３−３線に沿った拡大断面図である。
【図４】 従来技術によるサイドシールドを備えたシー
ト装置の一部破断した側面図である。
ト装置の一部破断した側面図である。
１１…シート支持部材（ロアアーム）、１４…シートク
ッション、２０…バーチカルアジャスタ、３０…サイド
シールド、３１…シールド後部、３１ｂ…円弧面（凹円
弧面）、３５…シールド前部、３５ｃ…円弧面（凸円弧
面）、Ｏ…左右方向軸線。
ッション、２０…バーチカルアジャスタ、３０…サイド
シールド、３１…シールド後部、３１ｂ…円弧面（凹円
弧面）、３５…シールド前部、３５ｃ…円弧面（凸円弧
面）、Ｏ…左右方向軸線。
Claims (2)
- 【請求項１】 後部が左右方向軸線回りに回動可能にシ
ート支持部材に支持され前部がバーチカルアジャスタに
より上下動されるようにしたシートクッションと、この
シート支持部材及びシートクッションの前側及び左右両
側を覆うサイドシールドよりなるサイドシールドを備え
たシート装置において、前記サイドシールドが、前記シ
ート支持部材に固定されてその後部及び前記シートクッ
ションの後部の両側を覆う左右１対のシールド後部と、
後部が前記左右方向軸線回りに回動可能に支持され前部
が前記シートクッションの前部に固定されて前記シート
支持部材及びシートクッションの前側及び左右両側を覆
い少なくとも上縁が前記シートクッションの前側及び左
右両側に密接されるシールド前部よりなることを特徴と
するサイドシールドを備えたシート装置。 - 【請求項２】 前記シールド前部が前記左右方向軸線回
りに回動可能に前記各シールド後部に支持され、前記シ
ールド後部の前部と前記シールド前部の後部には前記左
右方向軸線を中心とする円弧面がそれぞれ形成され、こ
の両円弧面は何れか一方が凹円弧面で他方が凸円弧面で
狭い隙間をおいて互いに対向していることを特徴とする
請求項１に記載のサイドシールドを備えたシート装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16024797A JP3965724B2 (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | サイドシールドを備えたシート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16024797A JP3965724B2 (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | サイドシールドを備えたシート装置 |
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|---|---|---|---|---|
| WO2005056331A1 (de) * | 2003-12-15 | 2005-06-23 | Johnson Controls Gmbh | Verkleidungsvorrichtung, geeignet zur anbringung an einen verstellbaren sitz, und sitz |
| KR100902319B1 (ko) | 2007-11-08 | 2009-06-12 | 기아자동차주식회사 | 차량용 시트의 커버 결합구조 |
| KR20120050716A (ko) * | 2010-11-11 | 2012-05-21 | 현대자동차주식회사 | 차량용 시트의 쉴드 커버 |
| GB2503517A (en) * | 2012-06-25 | 2014-01-01 | Daimler Ag | Coverage for a foldable car seat and a foldable car seat |
| KR101526979B1 (ko) * | 2013-12-13 | 2015-06-09 | 현대자동차주식회사 | 차량용 시트의 쉴드커버 |
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-
1997
- 1997-06-17 JP JP16024797A patent/JP3965724B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005056331A1 (de) * | 2003-12-15 | 2005-06-23 | Johnson Controls Gmbh | Verkleidungsvorrichtung, geeignet zur anbringung an einen verstellbaren sitz, und sitz |
| KR100902319B1 (ko) | 2007-11-08 | 2009-06-12 | 기아자동차주식회사 | 차량용 시트의 커버 결합구조 |
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