JPH1154169A - 防水接続部の形成方法 - Google Patents

防水接続部の形成方法

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JPH1154169A
JPH1154169A JP20606897A JP20606897A JPH1154169A JP H1154169 A JPH1154169 A JP H1154169A JP 20606897 A JP20606897 A JP 20606897A JP 20606897 A JP20606897 A JP 20606897A JP H1154169 A JPH1154169 A JP H1154169A
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JP
Japan
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waterproof sheet
waterproof
press machine
electric wires
gap
Prior art date
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Pending
Application number
JP20606897A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Fukushima
康弘 福島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Ohmi Electric Wire Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Ohmi Electric Wire Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】従来の防水接続部は、電線の接続部を防水シー
トで覆い、該防水シートをプレスの型で加圧することに
よって形成していたが、電線間の隙間から浸水し易く、
このために接続部の防水特性が損なわれるという問題が
あった。 【解決手段】電線の中間部に他の電線を接続して接続部
を形成し、次に接続部および接続部近傍の電線を覆って
防水シート30を被せ、その後防水シート30をプレス
機50の下型51と上型52で加圧してなる防水接続部
の形成方法において、防水シート30をプレス機50の
下型51と上型52で加圧するに先立って、先ず電線1
0、11間に隙間を付与し、しかる後に防水シート30
をプレス機50の下型51と上型52で加圧することを
特徴とする防水接続部の形成方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防水接続部の形成
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の防水接続部の形成方法を図4を参
照して説明する。まず図4(イ)に示すように、電線1
0の中間部に他の電線11を接続して接続部20を形成
する。すなわち電線10の中間部の被覆を剥いで導体を
露出させ、一方他の電線11の端部の被覆を剥いで導体
を露出させる。しかる後に電線10の導体と他の電線1
1の導体を重ね合わせて両者を接続スリーブで接続する
ことにより、接続部20を形成するものである。
【0003】次に図4(ロ)に示すように、接続部20
とその近傍の電線10、11を覆って防水シート30を
被せる。防水シート30は図4(ハ)に示すように内面
に防水コンパウンド31が塗布されると共に一側面側に
粘着部32が形成されたもので、接続部20とその近傍
の電線10、11を覆ってすし巻き状に巻き付けるもの
である。
【0004】最後に図示してないが、すし巻き状に巻き
付けた防水シート30をプレス機の下型および上型で加
圧して、防水シート30を接続部20とその近傍の電線
10、11に密着させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
防水接続部の形成方法においては、防水特性が劣るとい
う問題があった。すなわち防水シート30をプレス機の
下型および上型で加圧しても電線10、11間に隙間が
生じ易く、このために電線10、11間から浸水してし
まい、防水特性が劣るものである。このような問題は、
電線10、11の径が太い場合に特に発生し易いことが
種々の実験から明らかになっている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであって、防水特性に優れた防水接続部
の形成方法を提供するものであり、その方法は、電線の
中間部に他の電線を接続して接続部を形成し、次に接続
部および接続部近傍の電線を覆って防水シートを被せ、
その後防水シートをプレス機の下型および上型で加圧し
てなる防水接続部の形成方法において、防水シートをプ
レス機の下型および上型で加圧するに先立って、先ず電
線間に隙間を付与し、しかる後に防水シートをプレス機
の下型および上型で加圧することを特徴とする防水接続
部の形成方法である(請求項1)。
【0007】また、プレス機の下型または上型には、防
水シートを電線間の隙間に加圧することができる隙間加
圧部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の
防水接続部の形成方法である(請求項2)。
【0008】さらに、プレス機の下型および上型と防水
シートとの間にフィルムを介在させた状態で防水シート
を加圧することを特徴とする請求項1または請求項2記
載の防水接続部の形成方法である(請求項3)。
【0009】請求項1記載の発明の如く、防水シートを
プレス機の下型および上型で加圧するに先立って、先ず
電線間に隙間を付与し、しかる後に防水シートをプレス
機の下型および上型で加圧すると、電線間に容易に防水
シートを入り込ませることができる。したがって電線間
からの浸水を防止できる。
【0010】また請求項2記載の発明のように、プレス
機の下型または上型に、防水シートを電線間の隙間に加
圧することができる隙間加圧部を設けておくと、電線間
に入り込んだ防水シートを隙間加圧部で加圧することが
できるので、より確実に電線間からの浸水を防止するこ
とができる。
【0011】更に請求項3記載の発明のように、プレス
機の下型および上型と防水シートとの間にフィルムを介
在させた状態で防水シートを加圧すると、プレス後、プ
レス機の下型および上型に防水シートが貼り付いてしま
うことが無いので、作業効率を向上させることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図を参照して詳細
に説明する。本発明の防水接続部の形成方法は、まず図
1(イ)に示すように、電線10の中間部に他の電線1
1を接続して接続部20を形成する。この接続部を形成
するには、電線10の中間部の被覆を剥いで導体を露出
させ、一方他の電線11の端部の被覆を剥いで導体を露
出させ、しかる後に電線10の導体と他の電線11の導
体を重ね合わせて両者を接続スリーブで接続することに
より行うものである。
【0013】次に図1(ロ)に示すように、接続部20
とその近傍の電線10、11を覆って防水シート30を
被せる。防水シート30は図1(ハ)に示すように、内
面に防水コンパウンド31が塗布されると共に一側面側
に粘着部32が形成されたもので、接続部20とその近
傍の電線10、11を覆ってすし巻き状に巻き付けるも
のである。
【0014】次に図1(ニ)に示すように、防水シート
30の部分をプレス機50の下型51にセットする。プ
レス機50の下型51には、3個のU字型の電線受け治
具60が間隔を開けて突設されている。この電線受け治
具60は、プレス機50の上型52が下降すると該上型
52に押されて下型51内に収容されるように形成され
ている。複数の電線10、11は線間が広げられて、そ
れぞれ電線受け治具60に係合されている。複数の電線
10、11の線間を広げることにより、防水シート30
もスカート状に広げられた状態となっている。
【0015】次に、図1(ニ)に示したプレス機50の
上型52を下降させて下型51に係合させる。これによ
って防水シート30は加圧される。複数の電線10、1
1は線間が広げられた状態で下型51にセットされてい
るので、防水シート30が電線10、11間に容易に入
り込むことができる。
【0016】最後に図1(ホ)に示すように、防水シー
ト外周および防水シート近傍の電線外周に保護テープ7
0を巻きつける。
【0017】図2は本発明で使用するプレス機50の上
型52を下方から見た斜視図であり、この上型52には
間隔を開けて2個の半円柱状の隙間加圧部55が設けて
ある。この隙間加圧部55は、線間が広げられた電線の
線間を加圧できる位置に形成されている。このように、
隙間加圧部55を設けておくと、電線間に入り込んだ防
水シートを隙間加圧部55で加圧することができるの
で、より確実に電線間からの浸水を防止することができ
るという利点がある。なお隙間加圧部55はプレス機5
0の下型51側に設けてもよく、またその形状や数は特
に限定するものではない。
【0018】また本発明においては、プレス機50の下
型51および上型52で防水シート30を加圧する際、
プレス機50の下型51と防水シート30との間および
上型52と防水シート30との間にそれぞれ例えば油性
のフィルムを介在させた状態で行う。このように、プレ
ス機50の下型51、上型52と防水シート30との間
にフィルムを介在させるとプレス後において、プレス機
50の下型51および上型52に防水シート30が貼り
付いてしまうことが無いので、作業効率を向上させるこ
とができるという利点がある。
【0019】なお、上記実施の形態においては、プレス
機50の下型51に上下動自在にU字型の電線受け治具
60を設けたが、電線受け治具60の形状や位置は特に
限定するものではなく、例えば図3に示すように、プレ
ス機50の下型51の一端部に櫛歯状に設けてもよい。
この位置であると電線受け治具60に上型が干渉しない
ので、櫛歯状の電線受け治具60を上下動自在に形成す
る必要がない。
【0020】また接続部に接続する電線の数は特に限定
するものではなく任意に選定することができるものであ
る。なお、電線の数に応じてプレス機の下型または上型
に設けた隙間加圧部の数も変化させることは当然であ
る。更に防水シートは接続部に巻き付けずに、接続部を
挟んで貼り合わせるようにしてもよい。更にプレス機の
形状や下型と上型の形状も特に限定するものではない。
【0021】
【発明の効果】上記のように本発明に係る防水接続部の
形成方法は、電線の中間部に他の電線を接続して接続部
を形成し、次に接続部および接続部近傍の電線を覆って
防水シートを被せ、その後防水シートをプレス機の下型
および上型で加圧してなる防水接続部の形成方法におい
て、防水シートをプレス機の下型および上型で加圧する
に先立って、先ず電線間に隙間を付与し、しかる後に防
水シートをプレス機の下型および上型で加圧することを
特徴とする防水接続部の形成方法であるので(請求項
1)、電線間に容易に防水シートを入り込ませることが
できる。したがって電線間からの浸水を防止でき、防水
特性に優れた接続部を得ることができる。
【0022】また本発明は、防水シートを電線間の隙間
に加圧することができる隙間加圧部が設けられたプレス
機の下型または上型を使用するので(請求項2)、より
確実に電線間からの浸水を防止することができる。
【0023】更に本発明は、プレス機の下型および上型
と防水シートとの間にフィルムを介在させた状態で防水
シートを加圧するので(請求項3)、プレス後、プレス
機の下型および上型に防水シートが貼り付いてしまうこ
とが無く、作業効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防水接続部の形成方法の順番を示
すもので、(イ)は電線を接続した状態の説明図、
(ロ)は防水シートを巻き付けた状態の説明図、(ハ)
は防水シートの説明図、(ニ)は防水シートの加圧前の
説明図、(ホ)は保護テープを巻き付けた状態の説明
図。
【図2】本発明で使用する上型の一実施の形態を示す斜
視図。
【図3】本発明で使用する下型の他の実施の形態を示す
斜視図。
【図4】従来の防水接続部の形成方法の順番を示すもの
で、(イ)は電線を接続した状態の説明図、(ロ)は防
水シートを巻き付けた状態の説明図、(ハ)は防水シー
トの説明図。
【符号の説明】
10、11 電線 20 接続部 30 防水シール 50 プレス機 51 下型 52 上型 55 隙間加圧部 60 電線受け治具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線の中間部に他の電線を接続して接続
    部を形成し、次に接続部および接続部近傍の電線を覆っ
    て防水シートを被せ、その後防水シートをプレス機の下
    型および上型で加圧してなる防水接続部の形成方法にお
    いて、防水シートをプレス機の下型および上型で加圧す
    るに先立って、先ず電線間に隙間を付与し、しかる後に
    防水シートをプレス機の下型および上型で加圧すること
    を特徴とする防水接続部の形成方法。
  2. 【請求項2】 プレス機の下型または上型には、防水シ
    ートを電線間の隙間に加圧することができる隙間加圧部
    が設けられていることを特徴とする請求項1記載の防水
    接続部の形成方法。
  3. 【請求項3】 プレス機の下型および上型と防水シート
    との間にフィルムを介在させた状態で防水シートを加圧
    することを特徴とする請求項1または請求項2記載の防
    水接続部の形成方法。
JP20606897A 1997-07-31 1997-07-31 防水接続部の形成方法 Pending JPH1154169A (ja)

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