JPH1153969A - 樹脂絶縁ケーブルの製造方法 - Google Patents

樹脂絶縁ケーブルの製造方法

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JPH1153969A
JPH1153969A JP9213609A JP21360997A JPH1153969A JP H1153969 A JPH1153969 A JP H1153969A JP 9213609 A JP9213609 A JP 9213609A JP 21360997 A JP21360997 A JP 21360997A JP H1153969 A JPH1153969 A JP H1153969A
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JP
Japan
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gear pump
gear
teeth
standing wave
resin
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Withdrawn
Application number
JP9213609A
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English (en)
Inventor
Akira Uejima
彰 上島
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/36Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
    • B29C48/365Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die using pumps, e.g. piston pumps
    • B29C48/37Gear pumps

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ギアポンプによる溶融樹脂の定量供給性を生
かすとともに、溶融樹脂の供給時の脈動を低減して良質
の絶縁ケーブルを製造可能にし、反射定在波比の悪化が
懸念される使用周波数帯域にあっても、絶縁ケーブルの
反射定在波比を使用周波数帯域以上に容易に移行させ
る。 【解決手段】 溶融樹脂をギアポンプ(5)によりクロ
スヘッド(6)に定量供給して、中心導体(7)上に押
出し被覆して絶縁ケーブルを製造する場合に、ギアポン
プ(5)におけるギアの歯数と回転数とに基づくギアポ
ンプ(5)の脈動周波数を、反射定在波比が悪化する周
波数よりも大きく設定するとともに、ギアポンプ(5)
におけるギアの歯の高さを小さくかつ歯数を多くする技
術を採用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂絶縁ケーブル
の製造方法に係り、特に、絶縁層の均質化及び高周波電
気特性の改良に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】樹脂絶縁ケーブルの製造に関連して、技
術例1:特開平07−249326号「高発泡同軸ケー
ブル製造装置」及び技術例2:特開平07−24932
7号「高発泡ポリエチレン同軸ケーブル製造方法」が提
案されている。
【0003】上記技術例1及び技術例2では、図1に示
すように、ホッパ1から無機系の発泡剤を含むポリエチ
レン樹脂を第1押出機2に供給するとともに、ガス注入
系3から不活性ガス等を供給して、第1押出機2で溶融
状態のポリエチレン材に不活性ガス等を混合し、発泡ポ
リエチレン材を第2押出機4に送ってさらに混練した
後、ギアポンプ5によりクロスヘッド6に供給して、中
心導体7の上に押出し被覆して発泡絶縁コア8(高発泡
ポリエチレン同軸ケーブル)を製造するものである。な
お、押出されたポリエチレンは、最大限まで発泡させた
後、温水槽や水槽で冷却される。
【0004】これらの技術例1及び技術例2では、ギア
ポンプ5を押出し流路の途中に介在させることにより、
発泡ポリエチレンの定量供給を行なうようにしている。
【0005】そして、図2は、発泡絶縁コア8が、2層
絶縁コア構造である場合を示し、中心導体7が内部スキ
ン層7aで覆われ、その回りに絶縁層9aに多数の気泡
9bが介在した状態の発泡絶縁層9が形成されており、
図3は、発泡絶縁コア8が、3層絶縁コア構造である場
合を示し、図2例の発泡絶縁層9に加えて、外部スキン
層10が形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ギアポンプを
使用する場合には、ギアが回転する際に谷(溝)の部分
で発泡ポリエチレンの供給が行なわれ、山(歯)の部分
で供給が一時的に停止するために、短期的に見ると、ギ
アの歯数と回転数との積の周期で、ギアポンプの吐出量
が例えば図4に示すように変動するために、クロスヘッ
ド内における押出量と圧力とが周期的に変化し、その結
果、ケーブル絶縁物の外径,絶縁物付着量等が周期的に
変動して、絶縁層の均質化を損なうとともに、周期的な
変動に対応した周波数で反射定在波比(VSWR)が悪
化する問題が考えられる。特に、同軸ケーブルの使用帯
域の高域化にともなって、高周波電気特性のむらを考慮
する必要がある。
【0007】本発明は、上述の事情に鑑みてなされたも
ので、以下の目的を達成するものである。 ギアポンプによる溶融樹脂の定量供給性を生かすとと
もに、溶融樹脂の供給時の脈動を低減し、良質の絶縁ケ
ーブルを製造すること。 反射定在波比の悪化が懸念される使用周波数帯域にあ
っても、絶縁ケーブルの反射定在波比を使用周波数帯域
以上に容易に移行すること。
【0008】
【課題を解決するための手段】溶融状態のポリエチレン
材等の樹脂に不活性ガス等を混合及び混練して発泡溶融
樹脂を形成し、該発泡溶融樹脂をギアポンプによりクロ
スヘッドに定量供給して、中心導体上に押出し被覆して
樹脂絶縁ケーブルを製造する技術において、クロスヘッ
ドから押し出された絶縁被覆の外径を計測して、その外
径に合せてケーブルの引取速度を調整して外径を均一化
させる方法に加えて、ギアポンプにおけるギアの歯数と
回転数とに基づくギアポンプの脈動周波数を、反射定在
波比が悪化する周波数よりも大きく設定する技術が採用
される。ギアポンプにおけるギアの歯の高さを小さくか
つ歯数を多くする技術や、ギアポンプの回転数を上げる
技術も付加される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る樹脂絶縁ケー
ブルの製造方法の一実施形態について説明する。該一実
施形態にあっては、図1ないし図3に示した技術例に準
じて、ホッパ1から無機系の発泡剤を含む例えばポリエ
チレン樹脂を第1押出機2に供給するとともに、ガス注
入系3から不活性ガス等を供給して、第1押出機2で溶
融状態のポリエチレン材に不活性ガス等を混合し、発泡
ポリエチレン材を第2押出機4に送ってさらに混練した
後、ギアポンプ5によりクロスヘッド6に供給して、中
心導体7の上に押出し被覆して発泡絶縁コア8(高発泡
ポリエチレン同軸ケーブル)を製造するが、これらに以
下の技術が付加される。
【0010】クロスヘッド6から押し出されて製造され
る発泡絶縁コア(高発泡ポリエチレン同軸ケーブル)8
における絶縁被覆の部分の外径を逐次計測するようにし
て、この計測値に基づいて外径を均一化させる方法を併
用する。これら技術の併用により、ギアポンプ5を使用
することに基づく発泡溶融樹脂の定量供給が行なわれる
とともに、上記絶縁被覆の部分の外径の均一化が行なわ
れる。
【0011】前述したように、ギアポンプ5を使用した
場合には、ギアの歯数と回転数との積に相当する樹脂供
給の脈動が発生し、その脈動により樹脂付着量の微少な
変動が現れて、発泡絶縁コア8における絶縁被覆の外径
や形状が、長さ方向に周期的に変化するものとなる。絶
縁被覆の形状変化や品質の変動の長さ方向のピッチが、
伝送信号の波長よりも大きい場合には、反射定在波比が
悪化する傾向がある。例えば、絶縁被覆の外径が、5m
m〜15mm程度のケーブルでは、変動ピッチが数cm
〜数10cmになり、ギアポンプ5の脈動が原因と思わ
れる反射定在波比の悪化が500MHz〜3000MH
zの範囲で見られる。
【0012】そこで、ギアポンプ5におけるギアの歯数
を多くしたり、溝の深さを浅くする(歯の高さを小さく
する)等により、溝1つ当たりの吐出量を少なくすると
ともに、ギアポンプの回転数を上げることにより、所定
の吐出量を確保するように設定する。ギアの歯数を多く
し、かつ回転数を上げると、絶縁被覆の変動ピッチが小
さくなり、伝送信号の波長の数分の1以下とする等の設
定が可能になる。言い換えると、ギアポンプ5における
ギアの歯数と回転数とに基づくギアポンプ5の脈動周波
数を、反射定在波比が悪化する周波数よりも大きく設定
することが有効である。これらの設定により、溶融樹脂
の供給時の脈動を低減し、良質の絶縁ケーブルを製造す
ることができる。
【0013】〔他の実施の形態〕なお、本発明は、一実
施形態における高発泡ポリエチレン樹脂に代えて、発泡
フッ素樹脂等の他の発泡樹脂に適用することや、発泡を
伴わない樹脂に適用することを包含するものである。
【0014】
【発明の効果】本発明に係る樹脂絶縁ケーブルの製造方
法によれば、以下のような効果を奏する。 (1) ギアポンプを使用することにより溶融樹脂の定
量供給性を生かすとともに、ギアポンプにおけるギアの
歯数と回転数とに基づくギアポンプの脈動周波数を、反
射定在波比が悪化する周波数よりも大きく設定する技術
の採用により、溶融樹脂の供給時の脈動を低減して、良
質の絶縁ケーブルを製造にすることができる。 (2) ギアポンプにおけるギアの歯の高さを小さくか
つ歯数を多くする技術や、ギアポンプの回転数を上げる
技術を採用することにより、反射定在波比の悪化が懸念
される使用周波数帯域にあっても、絶縁ケーブルの反射
定在波比を使用周波数帯域以上に容易に移行させて、信
号の伝送性の良好な絶縁ケーブルを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の高発泡同軸ケーブル製造技術例を示す
正面図である。
【図2】 2層絶縁コア構造の発泡絶縁コアを示す横断
面図である。
【図3】 3層絶縁コア構造の発泡絶縁コアを示す横断
面図である。
【図4】 図1のギアポンプの吐出量の変動を示す時間
−吐出量曲線である。
【符号の説明】
5 ギアポンプ 6 クロスヘッド 7 中心導体 8 発泡絶縁コア(高発泡ポリエチレン同軸ケーブル)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融樹脂をギアポンプ(5)によりクロ
    スヘッド(6)に供給して、中心導体(7)上に押出し
    被覆することにより樹脂絶縁ケーブルを製造する方法で
    あって、ギアポンプにおけるギアの歯数と回転数とに基
    づくギアポンプの脈動周波数を、反射定在波比が悪化す
    る周波数よりも大きく設定することを特徴とする樹脂絶
    縁ケーブルの製造方法。
  2. 【請求項2】 ギアポンプ(5)におけるギアの歯の高
    さを小さくかつ歯数を多くすることを特徴とする請求項
    1記載の樹脂絶縁ケーブルの製造方法。
JP9213609A 1997-08-07 1997-08-07 樹脂絶縁ケーブルの製造方法 Withdrawn JPH1153969A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11708649B2 (en) 2020-05-21 2023-07-25 University Of Central Florida Research Foundation, Inc. Color-changing fabric having printed pattern

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