JPH1153860A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JPH1153860A
JPH1153860A JP10055609A JP5560998A JPH1153860A JP H1153860 A JPH1153860 A JP H1153860A JP 10055609 A JP10055609 A JP 10055609A JP 5560998 A JP5560998 A JP 5560998A JP H1153860 A JPH1153860 A JP H1153860A
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JP
Japan
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disk
cartridge
cartridge body
recording
disc
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Withdrawn
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JP10055609A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Meguro
浩 目黒
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートリッジ本体に収納されたディスクの保
護を図り、ディスクが面振れを発生させることなく安定
した状態で回転可能とする。 【解決手段】 中心部に回転駆動装置へのチャッキング
を行うためのセンターコア8が設けられるとともに、回
転駆動機構に装着され少なくとも3000rpm以上の
回転速度で回転されるディスク5と、このディスク5を
収納するカートリッジ本体4とを備える。カートリッジ
本体4の下面側の中央部にディスクのセンターコア8を
外方に臨ませる中央開口部25を設け、ディスク5が回
転するとき、中央開口部25からエアを流入させカート
リッジ本体4内の下面とディスク5との間にエア流を形
成し、このエア流とカートリッジ本体4内の上面とディ
スク5との間に発生する加圧されるエアとによって回転
するディスク5の面振れを規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報信号の記録媒
体として用いられるディスクを収納したディスクカート
リッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、可撓性を有するディスク基板に磁
性層を形成した磁気ディスクを、上下一対のハーフを突
き合わせ結合して構成したカートリッジ本体に回転可能
に収納したディスクカートリッジが用いられている。
【0003】このディスクカートリッジは、カートリッ
ジ本体を構成する上下ハーフの各内面に不織布等からな
る保護シートを配設している。上ハーフの内面側に配設
される保護シートは、上ハーフの内面に櫛歯状に形成さ
れた複数の突条部によってその一部が磁気ディスク側に
持ち上げられている。また、下ハーフの内面側に配設さ
れた保護シートは、上ハーフに設けた突条部と対向する
ように下ハーフの内面側に配設された薄い板バネにより
形成されたリフターによってその一部が磁気ディスク側
に持ち上げられている。すなわち、上下ハーフの内面に
それぞれ配設された保護シートは、その一部が突条部と
リフターとによって互いに近接する方向に膨出され、こ
の膨出された部分が磁気ディスクの信号記録面に接触す
るようになされている。
【0004】このように構成されたディスクカートリッ
ジは、ディスク駆動装置に装着されカートリッジ本体に
収納された磁気ディスクがディスク駆動装置に設けたデ
ィスク回転駆動機構にチャッキングされて回転駆動され
ると、保護シートの膨出された部分が回転する磁気ディ
スクに接触し、磁気ディスクに付着した塵埃の除去を行
う。
【0005】保護シートの膨出された以外の面積の広い
部分は、磁気ディスクの信号記録面が剛性の高いカート
リッジ本体の内面に直接接触し損傷を受けることを防止
するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに保護シートを磁気ディスクに積極的に接触させるこ
とにより、磁気ディスクに付着した塵埃の除去を行うよ
うにしたディスクカートリッジにあっては、磁気ディス
クから除去した塵埃が保護シートに絡め取られ、保護シ
ートに付着された状態となる。この状態で磁気ディスク
が回転すると、保護シートに付着された塵埃によって磁
気ディスクが損傷されてしまうおそれがある。
【0007】上述した従来のディスクカートリッジは、
突条部及びリフターによって保護シートの一部を膨出さ
せて常時磁気ディスクに接触させているので、磁気ディ
スクを回転駆動するときの負荷が大きくなる。このよう
なディスクカートリッジを用いるディスク駆動装置は、
磁気ディスクの安定した回転を保証するため、ディスク
回転駆動機構を構成する駆動モータは大きな駆動トルク
を発生し得る大型のものを用いる必要がある。
【0008】また、上述のディスクカートリッジは、カ
ートリッジ本体を構成する上下ハーフが反りなどの変形
を生じると、突条部及びリフターによって保護シートを
磁気ディスクに大きな力により接触させる状態が発生
し、磁気ディスクを回転駆動するときの負荷が一層大き
くなるおそれがある。磁気ディスクの負荷が大きくなる
と駆動トルクも大きくなり、ディスク回転駆動機構を構
成する駆動モータに大きな負担がかかり、磁気ディスク
の安定した回転を行うことができなくなってしまう。
【0009】記録容量の高容量化が図られる磁気ディス
クは、回転速度が高められている。磁気ディスクの回転
速度が速くなると、磁気ディスクとこの磁気ディスクに
接触する保護シート間の摩擦力も大きくなり、この摩擦
力によって磁気ディスクの信号記録面を損傷させてしま
うおそれもある。また、磁気ディスクを高速で回転する
ためには、ディスク回転駆動機構の駆動モータの回転速
度を上げる必要がある。駆動モータは、回転速度が高く
なると駆動トルクが小さくなり、磁気ディスクに加わる
負荷が僅かでも大きくなると安定した回転駆動ができな
くなり、磁気ディスクを所定の回転速度で回転させるこ
とができなくなる。そして、磁気ディスクに対し、良好
な記録再生特性をもって情報信号の記録再生を行うこと
ができなるおそれがある。
【0010】本発明の目的は、カートリッジ本体に収納
されたディスクの保護を図り安定した状態で回転するこ
とができるディスクカートリッジを提供することにあ
る。
【0011】本発明の他の目的は、ディスク回転駆動機
構を構成する駆動モータに大きな負荷を与えることなく
ディスクの回転を行うことができるディスクカートリッ
ジを提供することにある。
【0012】本発明の更に他の目的は、ディスクに接触
する部材を用いることなくディスクに付着する塵埃をデ
ィスクの回転によって除去することができるディスクカ
ートリッジを提供することにある。
【0013】本発明の更に他の目的は、カートリッジ本
体の塵埃を外部に排出し、外部からの塵埃の侵入を防止
することができるディスクカートリッジを提供すること
にある。
【0014】本発明の更に他の目的は、ディスクがカー
トリッジ本体に直接接触することを防止し、ディスクの
確実な保護を図ることができるディスクカートリッジを
提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述のような目的を達成
するために提案される本発明に係るディスクカートリッ
ジは、中心部に回転駆動装置へのチャッキングを行うた
めのセンターコアが設けられるとともに、回転駆動機構
に装着され少なくとも3000rpm以上の回転速度で
回転されるディスクと、このディスクを回転可能に収納
するカートリッジ本体とを備え、カートリッジ本体の上
下面に相対向してディスクの信号記録領域の少なくとも
一部を径方向に亘って外方に臨ませる一対の記録再生用
の開口部を設けるとともにカートリッジ本体の下面側の
中央部にディスクのセンターコアを外方に臨ませる中央
開口部を設け、ディスクが回転するとき、中央開口部か
らエアを流入させカートリッジ本体内の下面とディスク
との間にエア流を形成し、このエア流とカートリッジ本
体内の上面とディスクとの間に発生する加圧されるエア
とによって回転するディスクの面振れを規制するように
したものである。
【0016】本発明に係るディスクカートリッジを構成
するカートリッジ本体に、このカートリッジ本体に収納
されたディスクの外周の略全周を囲む仕切壁を形成する
とともに、この仕切壁で囲まれた空間内のエアを排気す
る排気口を設け、ディスクの回転に伴ってカートリッジ
本体内に発生するエア流によりカートリッジ本体の塵埃
を外部に排出する。
【0017】カートリッジ本体に設けられる排気口は、
カートリッジ本体に移動可能に移動可能に取り付けられ
たシャッタ部材が記録再生用の開口部を閉塞位置にある
とき、このシャッタ部材によって覆われることにより、
ディスク記録及び/又は再生装置に装着されない保管時
等にカートリッジ本体内に塵埃が侵入することが防止さ
れる。
【0018】排気口は、カートリッジ本体に移動可能に
取り付けられるシャッタ部材を記録再生用の開口部を閉
塞する方向に付勢する付勢部材が配設され側とは反対側
の位置に設けられる。
【0019】また、カートリッジ本体の上下の内面には
保護シートが配設され、カートリッジ本体に収納される
ディスクの保護を図っている。保護シートは、カートリ
ッジ本体の内面を平坦な面となすようにしてカートリッ
ジ本体の内面に配設されることにより、カートリッジ本
体内で浮上して回転するディスクに接触することが防止
されている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るディスクカー
トリッジを図面を参照して説明する。
【0021】本発明に係るディスクカートリッジ1は、
図1、図2及び図3に示すように、合成樹脂を射出成形
するなどして略矩形状に形成された上下一対のハーフ
2,3を突き合わせ結合してカートリッジ本体4を備
え、このカートリッジ本体4内に情報信号の記録媒体と
なる磁気ディスク5を収納している。
【0022】磁気ディスク5は、図3に示すように、可
撓性を有する薄い合成樹脂製のフィルムの両面に磁性層
を被着した直径を略々3.5インチとなすディスク本体
6を備える。ディスク本体6の中心部には、図4に示す
ように、中心孔7が穿設され、この中心孔7に嵌合する
ようにしてセンターコア8が取り付けられている。セン
ターコア8は、金属等の磁性材料により形成され、磁気
ディスク5をディスク駆動装置側に配設されるディスク
回転駆動機構に装着されるとき、ディスク回転駆動機構
側に設けられるマグネットによって磁気吸引される。
【0023】センターコア8は、図4に示すように、中
心部に扁平な筒状をなす膨出部9が形成され、膨出部9
の上端側にディスク本体6への取付部となるフランジ部
10が一体に形成されている。膨出部9の底部9aに
は、ディスク回転駆動機構を構成するスピンドル軸が係
合するスピンドル軸係合孔11とディスク回転駆動機構
側に設けられる駆動ピンが係合する駆動ピン係合孔12
が穿設されている。スピンドル軸係合孔11及び駆動ピ
ン係合孔12の周囲には、立ち上がり壁11a,12a
が形成されている。これら立ち上がり壁11a,12a
は、スピンドル軸及び駆動ピンの周面を広い面で支持
し、スピンドル軸係合孔11及び駆動ピン係合孔12と
スピンドル軸及び駆動ピンとを安定した状態で確実に係
合させる。
【0024】膨出部9の底部9aには、ディスク回転駆
動機構のディスクテーブルにディスク載置部13が形成
されている。ディスク載置部13は、膨出部9の底部9
aに窪みを設けることによって構成され、ディスクテー
ブルに嵌合するように載置され、磁気ディスク5のディ
スクテーブルに対する装着位置のずれを防止する。
【0025】上述のように構成されたセンターコア8
は、膨出部9をディスク本体6の中心孔7に嵌合し、フ
ランジ部10をディスク本体6の一方の面側に載置して
配設され、フランジ部10とディスク本体6間を接着剤
14により接合してディスク本体6に取り付けられる。
【0026】ここで用いられる磁気ディスク5は、10
0MB以上の記憶容量を有し、ディスク回転駆動機構に
装着され、3000rpm以上の回転速度で回転され
る。
【0027】上述のように構成された磁気ディスク5を
収納するカートリッジ本体4は、図1、図2及び図3に
示すように、合成樹脂を射出成形して略矩形状に形成さ
れた上下一対のハーフ2,3を突き合わせ結合して構成
されるものであって、カートリッジ本体4を構成する上
下ハーフ2,3の外周囲には、図5及び図6に示すよう
に、互いに突き合わせられてカートリッジ本体4の前面
壁15、背面壁16及び相対向する側面壁17,18を
構成する立ち上がり壁19,20が形成されている。
【0028】上ハーフ2及び下ハーフ3の相対向する内
面側には、図5及び図6に示すように、磁気ディスク5
を回転可能に収納するためのディスク収納部21を区画
する仕切壁22を構成する仕切壁形成壁23,24が立
ち上がり形成されている。これら仕切壁形成壁23,2
4は、図6及び図7に示すように、矩形状をなす上ハー
フ1及び下ハーフ2に内接するような円弧状に形成さ
れ、互いに突き合わせられることによって図7に示すよ
うに仕切壁22を構成し、この仕切壁22によって囲ま
れた領域をディスク収納部21とする。ディスク収納部
21を構成する仕切壁22は、矩形状をなす上ハーフ1
及び下ハーフ2に内接するような円弧状に形成された仕
切壁形成壁23,24が突き合わせられて形成されるの
で、ディスク収納部21に収納される磁気ディスク5の
外周囲の略々全周を囲む。
【0029】カートリッジ本体4の下面側を構成する下
ハーフ3の中央部には、図2及び図3に示すように、カ
ートリッジ本体4に収納された磁気ディスク5に取り付
けられたセンターコア8の膨出部9を外方に臨ませる円
形の中央開口部25が形成されている。中央開口部25
は、下ハーフ3側にのみ設けられ、上ハーフ2によって
構成されるカートリッジ本体2の上面側の中央部は、図
1及び3に示すように閉塞されている。
【0030】また、カートリッジ本体4の上面側を構成
する上ハーフ2及び下ハーフ3の相対向する位置には、
図1、図2及び図3に示すように、カートリッジ本体4
に収納した磁気ディスクの信号記録領域の少なくとも一
部を径方向に亘って外方に臨ませる第1及び第2の記録
再生用開口部26,27が形成されている。これら記録
再生用開口26,27は、カートリッジ本体4の左右方
向の中央部に位置して、中央開口部25の近傍位置から
カートリッジ本体4の前面壁15の近傍位置に亘って略
矩形状に形成されている。第1及び第2の記録再生用開
口部26,27は、図5及び図6に示すように、これら
開口部26,27を介してカートリッジ本体4内に進入
する情報信号の記録再生手段を構成する磁気ヘッドがカ
ートリッジ本体4に収納された磁気ディスク5の外周縁
側まで走査し得るように、ディスク収納部21から前面
壁15側に突出するように前面壁15に近接した位置ま
で形成されている。
【0031】カートリッジ本体4には、図1及び図2に
示すように、第1及び第2の記録再生用開口部26,2
7を開閉するシャッタ部材28が移動可能に取り付けら
れている。シャッタ部材28は、薄い金属板を打ち抜き
折り曲げて形成されてなるものであって、図3に示すよ
うに、カートリッジ本体4の上面側に形成した第1の記
録再生用開口部26を開閉する第1のシャッタ部29
と、カートリッジ本体4の下面側に形成した第2の記録
再生用開口部27を開閉する第2のシャッタ部30と、
第1及び第2のシャッタ部29,30の基端部側を第1
のシャッタ部29と第2のシャッタ部30が互いに略々
平行となるように連結する連結板31とを備える。連結
板31は、シャッタ部材28をカートリッジ本体4に取
り付けたとき、カートリッジ本体4の前面壁15方向に
延長するように第1及び第2のシャッタ部29,30の
両側に突出して形成され、この突出された部分に第1及
び第2のカートリッジ保持部32,33が設けられてい
る。これらカートリッジ保持部32,33は、図1及び
図2に示すように、連結板31の第1及び第2のシャッ
タ部29,30が連結される相対向する側縁側に第1及
び第2のシャッタ部29,30の延長方向に突出する突
片を形成することによって、カートリッジ本体4の前面
壁15側に嵌合するように断面コ字状をなすように形成
されている。第1及び第2のカートリッジ保持部32,
33を構成する第2のシャッタ部30側に突出した突片
部分には、カートリッジ本体4の下面側に前面壁15に
沿って第2の記録再生用開口部27の両側に形成された
移動ガイド溝34,35に係合する一対の係合片36,
37が折り返し形成されている。
【0032】上述のように形成されたシャッタ部材28
は、図1及び図2に示すように、第1及び第2のシャッ
タ部29,30をそれぞれ第1及び第2の記録再生用開
口部26,27上に延在するように前面壁15側からカ
ートリッジ本体4に挿入すると共に第1及び第2のカー
トリッジ保持部32,33をカートリッジ本体4の前面
壁15側に嵌合させ、一対の係合片36,37を移動ガ
イド溝34,35の係合させてカートリッジ本体4に取
り付けられる。このようにカートリッジ本体4に取り付
けられたシャッタ部材28は、係合片36,37が移動
ガイド溝34,35にガイドされ、第1及び第2のシャ
ッタ部29,30が第1及び第2の記録再生用開口部2
6,27をそれぞれ閉塞した位置と第1及び第2の記録
再生用開口部26,27を開放した位置との間に亘って
図1及び図2中矢印A方向及び矢印B方向に移動操作さ
れる。
【0033】カートリッジ本体4の上下面には、図1及
び図2に示すように、第1及び第2の記録再生用開口部
26,27の周縁からカートリッジ本体4の一方の側面
壁16側に亘って凹状をなすシャッタ移動用凹部38,
39が形成されている。また、カートリッジ本体4の前
面壁15側にも、シャッタ部材28の移動範囲に亘っ
て、連結板31の厚さ分に相当する移動凹部40が形成
されている。シャッタ部材28は、第1及び第2のシャ
ッタ部29,30をシャッタ移動用凹部38,39内に
延在させ、連結板31を移動凹部40内に位置させるこ
とにより、カートリッジ本体4の周面から突出すること
なく略面一となされて取り付けられる。
【0034】カートリッジ本体4に取り付けられたシャ
ッタ部材28は、カートリッジ本体4内に配設された付
勢部材であるねじりコイルバネ43によって、第1及び
第2の記録再生用開口部26,27を閉塞する図1及び
図2中矢印B方向に付勢されている。ねじりコイルバネ
43は、図3に示すように、シャッタ部材28が第1及
び第2の記録再生用開口部26,27を開放したときに
位置するカートリッジ本体4の一方のコーナ部に配設さ
れている。このねじりコイルバネ43は、一端が側をカ
ートリッジ本体に係止させ、他端側を第1のカートリッ
ジ保持部32に設けたバネ係止部に係止させてカートリ
ッジ本体4内に配設されることにより、シャッタ部材2
8を第1及び第2の記録再生用開口部26,27を閉塞
する図1及び図2中矢印B方向に付勢されている。
【0035】カートリッジ本体4を構成する上ハーフ2
の内面側の中央部には、図7に示すように、磁気ディス
ク5の移動を規制するディスク移動規制リブ45が突設
されている。このディスク移動規制リブ45は、磁気デ
ィスク5に設けたセンターコア8の膨出部9に進入し得
る外径を有する円形に形成され、図7に示すように、膨
出部9に進入することによって磁気ディスク5の平面方
向の移動を規制し、磁気ディスク5の外周側が仕切壁2
1に当接することによって変形されることを防止し、可
撓性を有する磁気ディスク5の保護を図る。
【0036】また、ディスク規制リブ45は、磁気ディ
スク5が上ハーフ2側に移動されたとき、センターコア
8の膨出部9の底部9aに当接し、ディスク本体5の上
面側に位置するセンターコア8のフランジ部10が上ハ
ーフ2の内面に接触することを防止し、金属製のセンタ
ーコア8によって合成樹脂製の上ハーフ2が切削され削
り粉が発生することを防止している。
【0037】なお、ディスク規制リブ45の外周囲に
は、ディスク規制リブ45により磁気ディスク5が支持
されたとき、センターコア8のフランジ部10が入り込
む環状凹部46が形成されている。このように環状凹部
46を形成することにより、カートリッジ本体4の厚さ
を薄くしながらフランジ部10の上ハーフ2の内面への
接触を防止することができる。
【0038】さらに、上ハーフ2の内面側には、環状凹
部46を囲むように収納部形成壁22とともに保護シー
ト取付部47を構成するリング状のリブ48が突設され
ている。収納部形成壁22とリブ48とによって囲まれ
た保護シート取付部47は、平坦な面となされ、磁気デ
ィスク5の保護用のフェルト等の不織布若しくは滑性シ
ートからなる保護シート49が配設される。保護シート
49は、図9に示すように、熱溶着、超音波溶着又は接
着剤を用いて略々全面を保護シート取付部47に接合さ
せて取り付けられる。このように平坦な面となされた保
護シート取付部47に略々全面を接合して保護シート4
9を配設してなるので、上ハーフ2のディスク本体6と
対向する面は平坦な面となされる。
【0039】なお、保護シート49は、第1の記録再生
用開口部26に対応する部分に、図3及び図8に示すよ
うに、開口部26を開放するように切り欠き部49aが
設けられている。
【0040】また、下ハーフ3の収納部形成壁23によ
り囲まれた領域である保護シート取付部50の内面も平
坦な面となされ、上ハーフ2側に配設される保護シート
49と同様に、第2の記録再生用開口部27に対応する
部分に切り欠き部51aを設けた磁気ディスク5の保護
用のフェルト等の不織布若しくは滑性シートからなる保
護シート51が配設される。この保護シート51も、図
9に示すように、熱溶着、超音波溶着又は接着剤を用い
て略々全面を下ハーフ3の保護シート取付部50に接合
させて取り付けられる。このように平坦な面となされた
保護シート取付部50に略々全面を接合して保護シート
51を配設してなるので、下ハーフ3のディスク本体6
と対向する面は平坦な面となされる。
【0041】なお、保護シート51も、第2の記録再生
用開口部27に対応する部分に、図3及び図9に示すよ
うに、開口部26を開放するように切り欠き部51aが
設けられている。
【0042】ここで、保護シート49,51に滑性シー
トを用いることにより、ディスク収納部21内の塵埃を
一層円滑に排出させることができる。
【0043】なお、下ハーフ3に形成された中央開口部
25の内面側の周縁には、図7に示すように、傾斜面5
2が形成されている。この傾斜面52は、肉厚となるセ
ンターコア8のフランジ部10を逃がすためのものであ
る。
【0044】上述のように、保護シート49,51が配
設され、ディスク本体6と対向する面が平坦な面となさ
れた上下一対のハーフ2,3を突き合わせて形成された
カートリッジ本体4の内部には、図7に示すように、磁
気ディスク5が、カートリッジ本体4の内面に接触する
ことなく回転可能となす空間を有するディスク収納部2
1が形成される。
【0045】ところで、本発明に係るディスクカートリ
ッジ1は、仕切壁22によって囲まれた空間であるディ
スク収納部21内のエアをカートリッジ本体4の外方に
排気するための排気口55及びこの排気口55に連通す
る排気通路56が形成されている。排気口55は、図1
0に示すように、カートリッジ本体7の前面壁15の一
部を切り欠いて形成され、シャッタ部材28が図1及び
図2に示すように第1及び第2の記録再生用開口部2
6,27を閉塞する位置にあるときシャッタ部材28の
一部で覆われ、シャッタ部材28が図10に示すように
第1及び第2の記録再生用開口部26,27を開放する
位置に移動されたとき開放される位置に設けられる。
【0046】すなわち、排気口55は、シャッタ部材2
8が図1及び図2に示すように第1及び第2の記録再生
用開口部26,27を閉塞する位置にあるとき、第1及
び第2のシャッタ部26,27の側方に突出された第2
のカートリッジ保持部33によって覆われる位置であっ
て、シャッタ部材28を第1及び第2の記録再生用開口
部26,27を閉塞する方向に付勢するねじりコイルバ
ネ43が配設される側とシャッタ部材28を挟んで対向
する側に設けられる。
【0047】排気口55は、図5及び図6に示すよう
に、カートリッジ本体4の前面壁15を構成する上下ハ
ーフ2,3の立ち上がり壁19,20の一部に相対向し
て切り欠き凹部55a,55bを形成し、立ち上がり壁
19,20が突き合わせられることによって形成され
る。
【0048】排気口55は、シャッタ部材28が図1及
び図2に示すように第1及び第2の記録再生用開口部2
6,27を閉塞する位置にあるときシャッタ部材28の
一部で覆われる位置に設けられているので、ディスクカ
ートリッジ1の保管時等のディスク記録及び/又は再生
装置に装着されない状態にあるとき、排気口55を介し
てカートリッジ本体4内に塵埃等が侵入することが防止
される。
【0049】また、ディスク収納部21と排気口55間
を連通させ、ディスク収納部21内のエアを排気口55
に導く排気通路56は、図5及び図6に示すように、デ
ィスク収納部21を区画する仕切壁22を構成する仕切
壁形成壁23,24の一部に切り欠き部23a,24a
を設けることによって形成される。これら切り欠き部2
3a,24aは、仕切壁22の排気口55に対向する部
分に形成される。
【0050】仕切壁22から排気口55に至る排気通路
56の一側には、図7及び図8に示すように、ディスク
収納部21から排気口55に流通するエアをガイドする
エア流ガイド部57が設けられている。
【0051】ところで、カートリッジ本体4に収納され
た磁気ディスク5は、回転駆動装置に装着され回転駆動
するとき、図6中矢印X方向に回転される。磁気ディス
ク5が図6中矢印X方向に回転されると、磁気ディスク
5の回転に伴ってディスク収納部21内に中央開口部2
5側から外周側に向かって磁気ディスク5の回転方向と
同方向に向かうスパイラル状のエア流Rが発生する。
【0052】そこで、エア流ガイド壁57は、ディスク
収納部21内のエアを確実に排気口55に導くように、
エア流Rと対向する排気通路56の一側に設けられる。
このようにエア流Rと対向する位置にエア流ガイド壁5
7を設けることにより、ディスク収納部21の中央部か
ら外周側に向かってスパイラル状に流れるエア流Rは、
図8に示すように、エア流ガイド壁57に衝突し、この
エア流ガイド壁57にガイドされて排気口55に向かい
この排気口55を介してカートリッジ本体4の外部に排
気される。
【0053】ディスク収納部21内のエアが磁気ディス
ク5の回転に伴ってカートリッジ本体4から排気される
ので、ディスク収納部21内に侵入した塵埃もカートリ
ッジ本体4から排気されるエアと共もにカートリッジ本
体4から排出させることができる。
【0054】エア流ガイド壁57は、図11に示すよう
に、カートリッジ本体4の前面壁15に形成される排気
口55に垂直に形成するようにしてもよい。エア流ガイ
ド壁57を排気口55に垂直に設けると、ディスク収納
部21内をスパイラル状に流れるエア流Rは、図11に
示すように、ディスク収納部21側に略垂直にエア流ガ
イド壁57に衝突するようになり、エア流ガイド壁57
に衝突したエア流の一部Qがディスク収納部21内に向
かい、確実にエア流Rを排気口55に導くことができな
いばかりか、エア流Rに含まれる塵埃がディスク収納部
21内に流れ込むおそれがある。
【0055】そこで、ディスク収納部21内のエアを確
実に排気口55に導くため、エア流ガイド壁57の仕切
壁22への連接部側に、図12に示すように、前面壁1
5に設けた排気口55に対し一定の角度αだけ傾斜させ
た傾斜ガイド面57aを設ける。この傾斜ガイド面57
aは、円弧状に形成される仕切壁22の接線方向に略垂
直になるようにして排気口55に対し傾斜することが望
ましい。このように傾斜ガイド面57aを設けることに
より、ディスク収納部21内をスパイラル状に流れるエ
ア流Rは、図12に示すように、排気口55側に向かう
ように反射され、確実に排気口55に導かれ、エア流R
に含まれる塵埃を排気口55から排出することができ
る。
【0056】傾斜ガイド面57aは、図13に示すよう
に、エア流ガイド壁57の全長に亘って前面壁15に設
けた排気口55に対し一定の角度βだけ傾斜させて形成
するようにしてもよい。このようにエア流ガイド壁57
の全長に亘って傾斜面57aを設けた場合にも、ディス
ク収納部21内をスパイラル状に流れるエア流Rを、図
13に示すように、排気口55側に向かうように反射さ
せ、確実にエア流Rを排気口55に導き、エア流Rに含
まれる塵埃を排気口55から排出することができる。
【0057】本発明に係るディスクカートリッジ1を構
成するカートリッジ本体4の下面側には、図2に示すよ
うに、ディスク記録再生装置側に設けられるディスクカ
ートリッジ1の装着位置を位置決めする位置決めピンが
係合する第1及び第2の位置決め基準穴59,60が設
けられている。これら位置決め基準穴59,60は、前
面壁15側であって、シャッタ部材28が移動する方向
の両側に位置して設けられ、第1の位置決め基準穴59
は断面形状を円形となす位置決めピンに対応する円形に
形成され、第2の位置決め基準穴60は位置決めピンに
対する係合位置を補正し得るようにシャッタ部材28の
移動方向を長径とした長穴として形成されている。
【0058】また、カートリッジ本体4の下面側であっ
て、背面壁16側の一方のコーナ部には、図2に示すよ
うに、誤記録防止部材61が移動可能に設けられてい
る。誤記録防止部材61は、カートリッジ本体4に穿設
した誤記録防止穴62を開閉することによって、磁気デ
ィスク5への情報信号の記録を可能とする状態と、情報
信号の記録を阻止する状態とを選択する。
【0059】さらに、カートリッジ本体4の下面側であ
って、背面壁16側の他方のコーナ部及び第1の位置決
め基準穴59の近傍には、図2に示すように、このディ
スクカートリッジ1に収納した磁気ディスク5の記録容
量を示す第1及び第2の記録容量識別穴63,64が設
けられている。
【0060】更にまた、カートリッジ本体4の前面壁1
5側の上面側の他方のコーナ部には、本発明に係るディ
スクカートリッジ1の磁気ディスク5とは記録容量を異
にする磁気ディスクを収納したディスクカートリッジを
用いるディスク記録再生装置にへの装着を禁止する装着
規制部65が設けられている。装着規制部65は、カー
トリッジ本体4の前面壁15側を開放した凹状部として
形成されている。
【0061】なお、カートリッジ本体4を構成する上下
ハーフ2,3の内面側の各コーナ部には、図5及び図6
に示すように、互いに突き合わせられて係合される溶着
用突起66,67が設けられ、これら上下ハーフ2,3
は、溶着用突起66,67を突き合わせると共に立ち上
がり壁19,20を突き合わせ、これら突き合わせられ
た溶着用突起66,67間及び立ち上がり壁19,20
間を超音波等を用いて溶着することによってカートリッ
ジ本体4を構成する。
【0062】上述のように構成されたディスクカートリ
ッジ1は、このディスクカートリッジ1を記録媒体に用
いるディスク記録再生装置に装着されると、図14に示
すように、第1及び第2の位置決め基準穴69,60を
ディスク記録再生装置側に設けられた位置決めピン7
1,72に係合させて水平方向の位置決めが図られ、図
示しない高さ位置決め及びピンによってカートリッジ本
体4の背面壁16側のコーナ部を支持されることによっ
て装着高さ位置が位置決めが図られる。
【0063】ディスクカートリッジ1は、ディスク記録
再生装置に装着されると、図14に示すように、カート
リッジ本体4の下面側に設けた中央開口部25に臨まさ
れたセンターコア8がディスク記録再生装置側に設けら
れたディスク回転駆動機構73を構成するディスクテー
ブル74上に載置されると共に、スピンドル軸係合孔1
1にディスク回転駆動機構73側のスピンドル軸75が
係合する。このとき、センターコア8は、膨出部9の底
部9aに設けたディスク載置部13をディスクテーブル
74に嵌合させるようにディスクテーブル74上に載置
されると共にディスクテーブル74側に設けたマグネッ
ト76により吸引され、磁気ディスク5がディスクテー
ブル74と一体的に回転可能な状態となる。
【0064】磁気ディスク5がディスクテーブル74と
一体的に回転可能となされた状態でディスク回転駆動機
構73を構成する図示しないスピンドルモータを駆動
し、ディスクテーブル74を回転駆動すると、回転初期
状態の磁気ディスク5とディスクテーブル74との回転
速度の差によりスピンドル軸75に対し偏心してディス
クテーブル74に設けられた駆動ピン76が駆動ピン係
合孔12に係合する。駆動ピン76が駆動ピン係合孔1
2に係合して回転駆動さすることにより、磁気ディスク
5は、スピンドル軸75に対する位置出しが図られ、ス
ピンドル軸75を中心としてディスクテーブル74の回
転に同期して回転駆動される。
【0065】磁気ディスク5は、センターコア8に設け
た凹状をなすディスク載置部13を介してディスクテー
ブル74に載置されるので、ディスクテーブル74に対
する装着位置のずれを防止して容易にスピンドル軸係合
孔11をスピンドル軸75に係合させることができ、さ
らに、駆動ピン76が駆動ピン係合孔12に係合するよ
うに回転する間のディスクテーブル74に対する装着位
置のずれを規制することもできる。
【0066】ところで、ディスクカートリッジ1がディ
スク記録再生装置に水平方向及び高さ方向の位置決めが
図られて装着され、スピンドル軸係合孔11にスピンド
ル軸75が係合すると共に駆動ピン係合孔12に駆動ピ
ン76が係合し、磁気ディスク5がディスクテーブル5
と一体に同期して回転可能な状態となされてディスクテ
ーブル74に載置されると、磁気ディスク5は、図14
に示すように、カートリッジ本体4を構成する下ハーフ
3側から浮上され、カートリッジ本体4の厚さ方向の略
中間位置に位置される。
【0067】なお、ディスクカートリッジ1は、ディス
ク記録再生装置に装着されるとき、ディスク記録再生装
置側に設けたシャッタ開放操作機構によってシャッタ部
材28がねじりコイルバネ43の付勢力に抗して図1及
び図2中矢印A方向に移動され、第1及び第2の記録再
生用開口部26,27を開放する。このとき、カートリ
ッジ本体4の前面壁15に設けた排気口55も、図10
に示すように、開放される。
【0068】本発明に係るディスクカートリッジ1は、
従来のディスクカートリッジの如き、保護シートを磁気
ディスクに接触させる板バネ等からなるリフター等を一
切設けることなく、カートリッジ本体4内に構成される
ディスク収納部21のディスク本体6に対向する面を平
坦な面としているので、磁気ディスク5は保護シート4
9,50やカートリッジ本体4の一部等に一切接触する
ことなく回転駆動される。
【0069】ディスク回転駆動機構73に位置決めされ
て装着された磁気ディスク5は、少なくとも3000r
pm以上の回転速度で回転される。本例の磁気ディスク
5は、3000rpmから3600rpmの範囲で回転
される。
【0070】磁気ディスク5が3000rpmから36
00rpmの範囲の高速で速度で回転されると、ディス
ク収納部21内に磁気ディスク5の回転方向に向かって
スパイラル状に流れるエア流が発生する。このエア流
は、カートリッジ本体4の中央部から外周側に向かうよ
うなスパイラル状の流れとなり、図14に示すように、
カートリッジ本体4の下面側に設けた中央開口部25か
らエアを吸引するように作用し、カートリッジ本体4の
下面を構成する下ハーフ3の内面と磁気ディスク5との
間に、磁気ディスク5を上ハーフ2側に浮上させるよう
な力を有する加圧されたスパイラル状のエア流Rが発生
する。磁気ディスク5が上ハーフ2側に浮上されると、
カートリッジ本体4の上面側は第1の記録再生用開口部
26が設けられるのみで上ハーフ2によって覆われた状
態にあるので、磁気ディスク5と上ハーフ2間のエアが
加圧された状態となり、この加圧されたエアにより磁気
ディスク5は図14中矢印Y方向の下ハーフ3側に押圧
される。
【0071】このように、磁気ディスク5が高速で回転
されて発生する下ハーフ3と磁気ディスク5との間に発
生する磁気ディスク5を浮上させるような力を有するエ
ア流Rと、磁気ディスク5が浮上される力を受けること
により加圧される磁気ディスク5と上ハーフ2間のエア
とにより、磁気ディスク5は面振れが規制され、カート
リッジ本体4の内面に接触することなく回転される。
【0072】磁気ディスク5は、面振れが規制され、カ
ートリッジ本体4の内面に接触することなく回転される
ので、情報信号の記録再生を行う磁気ヘッドと磁気ディ
スク5との接触状態を一定の状態に保持できる、良好な
記録再生特性をもって情報信号の記録再生を図ることが
できる。更に磁気ヘッド及び磁気ディスク5の摩耗等を
抑え、これら磁気ヘッド及び磁気ディスクの保護を図る
ことができる。
【0073】また、磁気ディスク5が回転することによ
りディスク収納部21内に発生するスパイラル状の流れ
となるエア流Rは、シャッタ部材28が第1及び第2の
記録再生用開口部26,27を開放する位置に移動され
て開放された排気口55から排気され、このエア流R中
に含まれる塵埃等もディスク収納部21から排出され
る。ディスク収納部21に発生する塵埃等が排出される
ので、磁気ディスク5及び磁気ヘッドの損傷を確実に防
止することができる。
【0074】更に、排気口55は、下ハーフ3と磁気デ
ィスク5との間に発生する磁気ディスク5を浮上させる
ように作用するエア流Rと、磁気ディスク5が浮上され
る力を受けることにより加圧される磁気ディスク5と上
ハーフ2間のエアの圧力を適宜調整するようにその大き
さは適宜可変される。
【0075】上述したディスクカートリッジ1は、磁気
ディスク5を収納した例を挙げて説明したが、本発明
は、回転により容易に面振れを発生するような可撓性を
有するディスクを用いるディスクカートリッジに広く適
用でき、上述したディスクカートリッジと同様の作用効
果を得ることができる。
【0076】
【発明の効果】上述したように、本発明に係るディスク
カートリッジは、3000rpm以上の高速でディスク
を回転することにより、カートリッジ本体内に発生する
エア流と加圧されるエアとの作用によってディスクの面
振れを抑えるようにしているので、及び朝得ることがで
きるので、情報信号の記録再生を行う記録再生手段とデ
ィスクとの接触状態を一定の状態に保持でき、良好な記
録再生特性をもって情報信号の記録再生を行うことがで
きる。
【0077】本発明に係るディスクカートリッジは、カ
ートリッジ本体のエアを排気する排気口を設けているの
で、ディスクの回転に伴って発生するエア流と共にカー
トリッジ本体内の塵埃を排出することができ、塵埃によ
ってディスクが損傷を受けることを確実に防止できる。
【0078】また、カートリッジ本体に収納されたディ
スクの略全周が仕切壁によって覆われているので、エア
流を排気口から集中して排気することができ、カートリ
ッジ本体内の塵埃を確実に排出することができる。
【0079】更に、カートリッジ本体の内面には、保護
シートが配設されているので、保管時等にディスクが直
接カートリッジ本体に接触することが防止され、ディス
クの保護を図ることができる。
【0080】更にまた、排気口は、記録再生用の開口部
が閉塞されるとき、シャッタ部材によって覆われるの
で、保管時等の不使用時に排気口を介して塵埃がカート
リッジ本体に侵入することを防止できる。
【0081】更にまた、保護シートは、カートリッジ本
体の内面を平坦とするように配設されるので、カートリ
ッジ本体に構成されるディスクの収納空間を大きくし、
ディスクを保護シートに接触させることなく回転するこ
とができ、保護シートとの摺接によって生ずる摩耗を確
実に防止できる。
【0082】更にまた、保護シートをカートリッジ本体
の内面に平坦状となすように配設し、ディスクの収納空
間を大きくしているので、カートリッジ本体に撓みや変
形を発生させたとしても、回転時にディスクと保護シー
トの接触を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクカートリッジを上面側か
ら見た斜視図である。
【図2】上記ディスクカートリッジを下面側から見た斜
視図である。
【図3】上述ディスクカートリッジの分解斜視図であ
る。
【図4】本発明に係るディスクカートリッジに収納され
る磁気ディスクを示す断面図である。
【図5】本発明に係るディスクカートリッジを構成する
上ハーフの内面側を示す平面図である。
【図6】本発明に係るディスクカートリッジを構成する
下ハーフの内面側を示す平面図である。
【図7】本発明に係るディスクカートリッジの断面図で
ある。
【図8】上ハーフに保護シートを配設した状態を示す平
面図である。
【図9】下ハーフに保護シートを配設した状態を示す平
面図である。
【図10】排気口を開放した状態を示す本発明に係るデ
ィスクカートリッジの斜視図である。
【図11】カートリッジ本体に設けられる排気口及び排
気通路部分を示す平面図である。
【図12】カートリッジ本体に設けられる排気口及び排
気通路部分の他の例を示す平面図である。
【図13】カートリッジ本体に設けられる排気口及び排
気通路部分の更に他の例を示す平面図である。
【図14】本発明に係るディスクカートリッジをディス
ク駆動装置に装着し、磁気ディスクを回転駆動する状態
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ディスクカートリッジ、 4 カートリッジ本体、
5 磁気ディスク、8 センターコア、 21 ディ
スク収納部、 22 仕切壁、 25 中央開口部、
26 第1の記録再生用開口部、 27 第2の記録再
生用開口部、28 シャッタ部材、 55 排気口、
56 排気通路、 57 エア流ガイド壁。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心部に回転駆動装置へのチャッキング
    を行うためのセンターコアが設けられるとともに、上記
    回転駆動機構に装着され少なくとも3000rpm以上
    の回転速度で回転されるディスクと、 上記ディスクを回転可能に収納するカートリッジ本体と
    を備え、 上記カートリッジ本体の上下面に相対向して上記ディス
    クの信号記録領域の少なくとも一部を径方向に亘って外
    方に臨ませる一対の記録再生用の開口部を設けるととも
    に上記カートリッジ本体の下面側の中央部に上記ディス
    クのセンターコアを外方に臨ませる中央開口部を設け、
    上記ディスクが回転するとき、上記中央開口部からエア
    を流入させ上記カートリッジ本体内の下面と上記ディス
    クとの間にエア流を形成し、上記エア流と上記カートリ
    ッジ本体内の上面と上記ディスクとの間に発生する加圧
    されるエアとによって上記カートリッジ本体で回転する
    上記ディスクの面振れを規制するようにしたディスクカ
    ートリッジ。
  2. 【請求項2】 上記カートリッジ本体には、上記カート
    リッジ本体に収納された上記ディスクの外周の略全周を
    囲む仕切壁が形成されるとともに、上記仕切壁で囲まれ
    た空間内のエアを排気する排気口が形成されていること
    を特徴とする請求の範囲1記載のディスクカートリッ
    ジ。
  3. 【請求項3】 上記カートリッジ本体には上記記録再生
    用の開口部を開閉するシャッタ部材が取り付けられ、上
    記排気口の開口端は上記開口部を閉塞位置にある上記シ
    ャッタ部材によって覆われる位置に設けられていること
    を特徴とする請求項2記載のディスクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 上記カートリッジ本体内には上記シャッ
    タ部材を上記記録再生用の開口部を閉塞する方向に付勢
    する付勢部材が配設され、上記シャッタ部材を挟んで上
    記付勢部材が配設される側と対向する側に上記排気口が
    設けられていることを特徴とする請求項3記載のディス
    クカートリッジ。
  5. 【請求項5】 上記カートリッジ本体の上下の内面に、
    保護シートが配設されていることを特徴とする請求項1
    記載のディスクカートリッジ。
  6. 【請求項6】 上記保護シートは、上記カートリッジ本
    体の内面を平坦な面となすようにして上記カートリッジ
    本体の内面に配設されていることを特徴とする請求項1
    記載のディスクカートリッジ。
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