JPS6174188A - デイスクカ−トリツジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば磁気ディスクカートリッジなどのディ
スクカートリッジに係り、特に、硬質のケース本体内に
情報ディスクを回転自在に収容したディスクカートリッ
ジに関する。

〔従来の技術〕

ポリ塩化ビニルシートなどで作られたケース内に磁気デ
ィスクを収容したフレキシブルなディスクカートリッジ
が従来より知られているが、このものは取り扱い中ある
いは保存中に折れ曲がったり反ったりすることがあり、
そのために磁気ディスクと磁気ヘッドとの接触状態が悪
くなり、記録再生特性などが劣化していた。そのため近
年１合成樹脂などで成形した箱形のケース本体内に磁気
ディスクを回転自在に収容したディスクカートリッジが
提案されている。

第７図は、この種の硬質ケース本体を用いた従来のディ
スクカートリッジの要部を示す断面図であつ・て、１は
ケース本体、２はハブ、３は基準板、４はストッパー、
５は磁気ディスクである。

ケース本体１は上ケースｌａと下ケース１ｂとから構成
され、これらは合成樹脂や金属などの硬質材料で成形さ
れており、また、上ケース１ａと下ケースｌｂのそれぞ
れの中心位置には円形の開口６と挿入ロアがあけられて
いる。

ハブ２は下ハブ半体２ａと上ハブ半体２ｂとによって構
成され、これらは超音波融着により接合されている。基
準板３は磁性材料からなり、下ハブ半体２ａに嵌合され
たのち接着固定されており、この基準板３と上ハブ半体
２ｂとの間に磁気ディスク５が挟持固定されている。

前記基準板３の下面には前記挿入ロアより幾分小径なリ
ング状のストッパー４が接着されており、磁気ディスク
５は、該ストッパー４が挿入ロアの内周壁に当接するこ
とにより常にケース本体１の中心位置に規制されている
。また、磁気ディスク５がケース本体１を自由に回転で
きるように、上ハブ半体２ｂおよび基準板３と両ケース
１ａ、１ｂとの間にはクリアランスが形成されている。

このように構成されたディスクカートリッジを記録再生
装置に装填すると、ディスクカートリッジは記録再生装
置内への所定位置に位置決めされ。

モータ（図示せず）に連結された駆動軸８が下ハブ半体
２ａの中心孔内に入り込み、磁気ディスク５はセンタリ
ングされる。また、駆動軸８に固着した受台９が基準＠
３の下面に当接するとともに。

受台９に固着したマグネット１０が基準板３を吸引する
ことにより、磁気ディスク５は上下方向に位置決めされ
る。

そして、かかる状態で駆動軸８が回転すると。

磁気ディスク５も駆動軸８に連動してケース本体１内で
回転し、ケース本体１に開設したヘッド挿入口（図示せ
ず）から磁気ヘッド（図示せず）が内部に挿入されると
、該磁気ヘッドが回転する磁気デスク５に接触し、これ
により、磁気ディスク５への記録または磁気ディスク５
からの再生が行われる。

しかし、上記従来のディスクカートリッジにおいては、
ハブ２がラジアル方向とスラスト方向に比較的自由に移
動できるよう、上ケースｌａの開口６とハブ２との間、
および下ケース１ｂの挿入ロアとストッパー４との間に
それぞれ間隙が形成されており、そのため、これら間隙
から塵埃や腐蝕性の雰囲気がケース本体ｌ内に侵入し易
く、ケース本体１内に収容された磁気ディスク５にドロ
ップアウト等の信頼性を低下させる問題が発生するとい
う欠点があった。

そこで、このような塵埃等の侵入を防止する方法として
、例えば特開昭５８−２０５９６７号公報に示されるよ
うに、上ケースの開口を閉塞して密封構造となし、この
閉塞した部分の上ケース内面とハブの上面との間に、ハ
ブを下ケースの挿入口方向に付勢する板バネを配設した
ものが知られている。

この先行技術によれば、仮バネによってハブを挿入口に
圧接することで、ケース本体内に塵埃等が侵入するのを
防止できるものの、問題がないわけではない、すなわち
、ディスクカートリッジを記録再生装置に装填した際に
、ハブが板バネの弾発力に抗して上昇した状態で回転す
るため、その回転を円滑にするためのベアリングをハブ
に設ける必要があり、加えて、板バネによってディスク
カートリッジの上下方向の寸法が厚くなってしまうとい
う問題があった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明の目的は、上記従来技術の欠点を除き。

塵埃や腐蝕性雰囲気がケース本体内に侵入するのを簡単
かつ確実に防止できるディスクカートリッジを提供する
にある。

〔問題を解決するための手段〕

この目的を達成するために１本発明は、駆動軸挿入用の
挿入口と対向する側のケースを閉塞して密封構造とする
とともに、挿入口を形成したケースの内面に可撓性を有
するシール部材を配設し、該シール部材によって挿入口
とハブとの間に形成される間隙を密閉するようにした点
に特徴がある。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面により説明する。

第１図は本発明によるディスクカートリッジを記録再生
装置に装填した状態を示す要部の断面図。

第２図はディスクカートリッジの概略を示す底面図、第
３図はそれの平面図、第４図はハブと基準板との結合体
を示す底面図、第５図は第４図のＡ−Ａ線断面図、第６
図はハブの詳細を示す底面図であり、従来例として挙げ
た第７図、に対応する部分には同一符号を付けである。

これらの図において、上ケース１ａと下ケース１ｂとか
らなるケース本体１は、前述した従来例と同様に合成樹
脂や金属などの成形材料で成形されている。この下ケー
ス１ｂには、第２図に示すように前記挿入孔７と一対の
位置決め孔１１とが形成されており、これら位置決め孔
１１の周囲を含めた下ケース１ｂの四隅は、ディスクカ
ートリッジを記録再生装置に装填した際の基準面となっ
ている。また、第２図および第３図に示すように、上ケ
ース１ａと下ケース１ｂには長方形状のヘッド挿入口１
２が形成されており、非使用状態においてのみこのヘッ
ド挿入口１２を閉鎖するようにシャッタ１３が摺動自在
にばね付勢されている。

磁気ディスク５は、公知のようにベースフィルムの両面
に磁性層を塗布形成したものからなり。

前記ケース本体１内に回転自在に収容されている。

この磁気ディスク５の中心位置には、第２＠では図示省
略しであるが後述するハブ１４と基準板１５とが回着さ
れており、これらの一部は前記挿入ロア内に臨んでいる
。

前記基準板１５は磁性ステンレスなどの磁性材料からな
り、第４図に示すように、その中央部に比較的太き目な
透孔１５ａを有し、透孔１５ａの外方に複数の小径な貫
通孔Ｌ５ｂを有している。

そして、この基準板１５の中心位置には前記ハブ１４が
、該ハブ１４の外周にはストッパー壁１６がそれぞれ設
けられており、これらハブ１４とストッパー壁１Ｇは前
記透孔１５ａと貫通孔１５ｂを利用して基準板１４にア
ウトサート成形されている。

このストッパー壁１Ｇは従来例におけるストッパー４（
第７図参照）に相当するもので、下ケースｌｂに穿設し
た前記挿入ロアの周壁に当接して磁気ディスク５をラジ
アル方向に規制している。

一方、前記ハブ１４は、記録再生装置の駆動軸８の回転
力を磁気ディスク５に伝達するものであり、以下、かか
るハブ１４の詳細を第４図ないし第６図により説明する
。

すなわち、ハブ１４は内側に一部を開放した規制壁１４
ａを有しこの規制壁１４ａには駆動軸８を位置決めする
ための一対の平担面１’４ｂが所定角度を保って形成さ
れている。また、ハブ１４の外周壁の外方には、受台９
に設けられた駆動ピン（図示せず）と当接可能な突部 １４ｅが形成されており、該突部１４ｃは前記貫通孔１
５ｂを介して基準板１５の上方に位置する部分と連通さ
れ、これにより基準板１５と突部１４ｃとの固定が補強
されている６さらに、ハブ１４の外周壁と内周壁である
規制壁１４ａとの間には複数個（実施例では３個）の小
突起１４ｄが形成され、ハブ１４の上端中央位はには８
椀状の当接部１４ａが形成されている。

また、１７は前記ハブ１４を駆動軸８の中心位置にセン
タリングするための押圧ばねであり、該押圧ばね１７の
一端は前記各小突起１４ｄによって支持されており、押
圧ばね１７の他端の自由端部は規制壁１４ａの開放部分
に位置している。

そして、前記磁気ディスク５の内周部分はこのように構
成さ九た基準板１５の上面に接着固定され、第１図に示
すように、ケース本体１内に回転自在に収容されている
。

次に、第１ｒ１１に基づいてディスクカートリッジの内
部構造について詳細に説明する。すなわち、前述のよう
に下ケース１ｂの中心位置には挿入孔７が形成されてお
り、前記ストッパー壁１Ｇは慣かな間隙を保ってこの挿
入孔７内に突出している。

また、下ケース１ｂの内面には、前記挿入ロアを取り囲
むようにリング状のシール部材１８が接着あるいは融着
などの手段により固着さ九ている。

このシール部材１８は板ばねや合成樹脂などの可撓性を
有する材料で形成され、その自由端は前記基準板１５の
下面に軽い接触圧で弾性接触しており、これにより開口
部７から塵埃や腐食性雰囲気がケース本体１内に侵入す
るのを防止している。

一方、開口部７と対向する上ケース１ｐの中央部分は閉
塞されて密封構造となっており、この上ケースｌａ内面
の中心部分にはフッ素樹脂などの滑性に優れたシート１
９が貼付されている。この滑性シート１９はハブ１４上
端の当接部１４ｅと接触するようになっており、ハブ１
４の上方への移動は上ケース１ａによって規制されてい
る。

このように構成されたディスクカートリッジを記録再生
装置に装填すると、かかるディスクカートリッジは記録
再生装置内に設けられたばね２０によって下方へ付勢さ
れ、下ケース１ｂ表面の基準面により所定位置に位置決
めされる。そして。

これに連動して記録再生装置内の駆動軸８と該駆動軸８
に固着された受台９とが挿入ロアよりケース本体１内に
入り込む、すると、駆動軸８は押圧ばね１７によってハ
ブ１４の両手坦面１４ｂ方向へ付勢されるため、ハブ１
４は駆動軸８にセンタリングされ、また、基準板１５は
受台９の上端に当接して受台９上に保持される。この時
、ハブ１４の上方への移動は、密封構造の上ケース１ａ
がハブ１４の当接部１４ｅを受けることによって所定位
置に規制される。

この状態で駆動軸８が回転すると、受台９に設けた駆動
ビン（図示せず）がハブ１４の突部１４Ｃに当接するこ
とによりハブ１４も回転し、該ハブ１４と一体の基準板
１５および磁気ディスク５も回転する。そして、上下両
ケース１ａ、１ｂに開設したヘッド挿入口１２から一対
の磁気ヘッドあるいは磁気ヘッドとバット（いずれも図
示せず）とがそれぞれケース本体１内部に挿入されると
、その磁気ヘッドが回転する磁気ディスク５に接触して
、磁気ディスク５への記録または磁気ディスク５からの
再生が行われる。

このように構成された一実施例にあっては、上ケース１
ａを密封構造とするとともに、下ケース１ｂの挿入ロア
の周囲にシール部材１８を配設したため、ディスクカー
トリッジの内部に塵埃や腐食性雰囲気が侵入するのを確
実に防止でき、それ故、磁気ディスク５の信頼性を向上
させることが可能となる。また、ハブ１４上端の当接部
１４ｅを受ける上ケース１ａの内面に滑性シート１９を
配設したため、磁気ディスク５の回転は滑らかになり、
回転ムラに伴う不具合を解消できる。

なお、上記実施例においては、シール部材１８の内周部
分の自由端部が基準板１５の下面に接触する構造につい
て説明したが、これとは逆に、シール部材１８の内周部
分を基準板１５に固着し。

シール部材１８の外周部分の自由端部を下ケース１ｂの
内面に接触するようにしても良い、さらに。

シール部材１８の自由端部が接触する部材も上記基準板
１５に限定されず、要はハブ１４と挿入ロアとの間に形
成される間隙を密閉できるように。

磁気ディスク５と固定関係にある部材に接触していれば
良い。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、ケース本体の一
方のケースを密閉構造とするとともに。

他方のケースに形成された挿入口とハブとの間に形成さ
れる間隙をシール部材によって密閉したため、ケース本
体内に塵埃や腐蝕性雰囲気が侵入するのを簡単かつ確実
に防止することができ、それ故、情報ディスクのイｎ頼
性を向上させることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第６図は本発明の一実施例を示し、第１図
はディスクカートリッジを記録再生装置に装填した状態
の要部断面図、第２図はディスクカートリッジの底面図
、第３図はディスクカートリッジの平面図、第４図はハ
ブと基準板との結合体を示す底面図、第５図は第４図の
Ａ−Ａ線断面図。 第６図はハブ底面図、第７図は従来のディスクカートリ
ッジを記録再生装置に装填した状態を示す要部の断面図
である。 １・・・・・・ケース本体、１ａ・・・・・・上ケース
、ｌｂ・・・・・・下ケース、５・・・・・・磁気ディ
スク（情報ディスク）、７・・・・・・挿入口、８・・
・・・・駆動軸、９・・・・・・受台。 １２・・・・・・ヘッド挿入口、１４・・・・・・ハブ
、１４ａ・・・・・・規制壁、１４ｈ・・・・・・平坦
面、１４ｃ・・・・・突部。 １４ｄ・・・・・・小突起、１４ｅ・・・・・・当接部
、１５・・・・・・基準体、１６・・・・・・ストッパ
ー壁、１７・・・・・・押圧ばね、１８・・・・・・シ
ール部材、１９・・・・・・滑性シート、牙２図 牙３図 ／２　　１ｊ 牙４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 中心位置に駆動軸挿入用の挿入口を有するケース本体と
   、該ケース本体内に回転自在に収容された情報ディスク
   と、該情報ディスクの中心位置に固着されたハブとを備
   えたディスクカートリッジにおいて、前記ケース本体を
   構成する上ケースと下ケースとのいずれか一方のケース
   に前記挿入口を形成し、該ケースの内面に前記挿入口と
   前記ハブとの間に形成される間隙を密閉するための可撓
   性を有するシール部材を配設し、前記挿入口と対向する
   部分のいずれか他方のケースを閉塞して密封構造とした
   ことを特徴とするディスクカートリッジ。