JP2000149487A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JP2000149487A
JP2000149487A JP10320876A JP32087698A JP2000149487A JP 2000149487 A JP2000149487 A JP 2000149487A JP 10320876 A JP10320876 A JP 10320876A JP 32087698 A JP32087698 A JP 32087698A JP 2000149487 A JP2000149487 A JP 2000149487A
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JP
Japan
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disk
magnetic disk
cartridge
recording
lower half
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JP10320876A
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English (en)
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Kiyoyuki Miyata
清行 宮田
Shintaro Higuchi
新太郎 樋口
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク状記録媒体を安定した状態で回転す
ることができる。 【解決手段】 磁気ディスク5と、磁気ディスク5を回
転可能に収納する上下一対のハーフ2,3からなるカー
トリッジ本体4と、磁気ディスク5を挟むようにしてカ
ートリッジ本体4を構成する上下ハーフ2,3の相対向
する各内面に、磁気ディスク5の各主面にそれぞれ対向
して配設され、磁気ディスク5のクリーニングを行う一
対の保護シート49,52とを備え、下ハーフ3の内面
に配設される保護シート52は、非磁性の金属板からな
る平面安定板51に貼着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスクや光
ディスク等のディスク状記録媒体を回転可能に収納する
ディスクカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図14に示すように、カートリッ
ジ本体104に、可撓性を有するディスク基板に磁性層
を形成した磁気ディスク105を回転可能に収納したデ
ィスクカートリッジ101が用いられている。このカー
トリッジ本体104は、合成樹脂を射出成形して形成さ
れた上下一対のハーフ102,103を突き合わせ結合
してなり、内部に磁気ディスク105を回転可能に収納
するディスク収納部106が形成されてなる。このディ
スク収納部106は、上下ハーフ102,103の内面
側に上下ハーフ102,103の立上がり周壁107,
108に内接して設けられた略円弧状の仕切壁と、この
仕切壁に囲まれた上下ハーフ102,103の内面によ
り構成される。上下ハーフ102,103の内面は、磁
気ディスク105が回転された際、上下ハーフ102,
103の内面と磁気ディスク105との間に安定したエ
ア流が発生するように平坦な面に形成されている。
【0003】このようなディスクカートリッジ101
は、ディスク記録再生装置に装着されると、カートリッ
ジ本体104に収納された磁気ディスク105がディス
ク記録再生装置のディスク回転操作機構にクランプされ
て、回転駆動される。このとき、上下ハーフ102,1
03の内面と磁気ディスク105との間に、エア流が発
生し、磁気ディスク105は、安定した状態で回転す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上下ハ
ーフ102,103は、図14中点線で示すように、合
成樹脂を射出成型して形成される。このため、射出成形
された上下ハーフ102,103を冷却する際、上下ハ
ーフ102,103が収縮し、また、使用環境の温度変
化、経年変化等の要因により、上下ハーフ102,10
3には、反りが生じ、ディスク収納部106を構成する
上下ハーフ102,103の内面が反ってしまうことが
ある。上下ハーフ102,103に反りのあるカートリ
ッジ本体104に収納された磁気ディスク105がディ
スク記録再生装置のディスク回転操作機構に装着され回
転された場合、基準面Pが変化し、磁気ディスク5と下
ハーフ103との間隔Hが変化することにより、磁気デ
ィスク105には、磁気ディスク105と上下ハーフ1
02,103の内面との間に生じるエア流の流れが変化
し、また不規則な状態となり、面ぶれが生じ、確実に記
録再生を行うことができなくなる。また、上下ハーフ1
02,103が磁気ディスク105側に反った場合に
は、磁気ディスク105の外周端が上下ハーフ102,
103の内面外周側に接触してしまい、磁気ディスク1
05が損傷する場合が生じる。
【0005】特に、記録容量の高容量化が図られる磁気
ディスクは、回転速度が高められており、例えば、直径
を3.5インチとなし、記録容量を200MB以上とし
た磁気ディスクは、3000rpm以上の回転速度ディ
スク回転される。この種の磁気ディスクでは、回転時に
面ぶれが生じると、磁気ディスクに対して、良好な記録
再生特性をもって情報信号の記録再生を行うことができ
なくなるおそれがある。
【0006】そこで、本発明は、ディスク状記録媒体を
安定した状態で回転することができるディスクカートリ
ッジを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディスクカ
ートリッジは、上述のような課題を解決すべく、ディス
ク状記録媒体と、ディスク状記録媒体を回転可能に収納
する上下一対のハーフからなるカートリッジ本体と、デ
ィスク状記録媒体を挟むようにしてカートリッジ本体を
構成する上下ハーフの相対向する各内面に、ディスク状
記録媒体の各主面にそれぞれ対向して配設され、ディス
ク状記録媒体のクリーニングを行う一対のライナとを備
える。そして、少なくとも下ハーフの内面に配設される
ライナは、非磁性の金属板若しくは高分子フィルムから
なる平面安定部材に貼着される。これにより、下ハーフ
が反った場合にも、平面安定部材が下ハーフに配設され
ていることから、下ハーフの反りに影響されることな
く、ディスク状記録媒体とライナとの間隔を一定に保つ
ことができる。このような平面安定部材は、ディスク状
記録媒体の記録領域を損傷しないように、ディスク状記
録媒体の記録領域外において、下ハーフに固着される。
なお、平面安定部材は、下ハーフに配設するとともに、
上ハーフの内面にも配設するようにし、この平面安定部
材に上ハーフ側のライナを貼着するようにしても良い。
【0008】ここで、非磁性の金属板は、ステンレス合
金若しくはアルミニウム材により形成されてなり、高分
子フィルムは、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチ
レン、ポリプロピレンのいずれか1により形成されてな
る。また、平面安定部材は、その厚さが0.03mm〜
0.35mmの範囲にある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用されたディス
クカートリッジについて、図面を参照して説明する。
【0010】このディスクカートリッジ1は、図1乃至
図3に示すように、合成樹脂を射出成形して略矩形状に
形成された上下一対のハーフ2,3を突き合わせ結合し
たカートリッジ本体4を備え、カートリッジ本体4内に
情報信号が記録される磁気ディスク5を収納してなる。
【0011】この磁気ディスク5は、図3に示すよう
に、可撓性を有する薄いフィルムの両面に磁性層を被着
した直径を3.5インチとなすディスク本体6を備え
る。ディスク本体6の中心部には、図4に示すように、
中心孔7が穿設され、この中心孔7に嵌合するようにセ
ンタコア8が取り付けられる。センタコア8は、金属等
の磁性材料により形成され、磁気ディスク5をディスク
記録再生装置側に配設されるディスク回転操作機構に装
着するとき、ディスク回転操作機構に配設されるマグネ
ットにより磁気吸引される。
【0012】センタコア8は、図4に示すように、中心
部に扁平な筒状をなす膨出部9が形成され、膨出部9の
上端側にディスク本体6への取付け部となるフランジ部
10が一体に形成される。膨出部9の底部9aには、デ
ィスク回転操作機構のスピンドル軸が係合するスピンド
ル軸係合孔11と、ディスク回転操作機構の駆動ピンが
係合する駆動ピン係合孔12が穿設される。スピンドル
軸係合孔11及び駆動ピン係合孔12の周囲には、立上
がり壁11a,12aが形成される。これら立上がり壁
11a,12aは、スピンドル軸及び駆動ピンの周面を
広い面で支持し、スピンドル軸係合孔11及び駆動ピン
係合孔12とスピンドル軸及び駆動ピンとを安定した状
態で確実に係合させる。
【0013】膨出部9の底部9aには、ディスク回転操
作機構のディスクテーブルに載置される載置部13が形
成される。載置部13は、膨出部9の底部9aに窪みを
設けることにより構成され、ディスク回転操作機構のデ
ィスクテーブルが嵌合するように載置され、磁気ディス
ク5のディスクテーブルに対する載置位置のずれを防止
している。
【0014】このように構成されたセンタコア8は、膨
出部9をディスク本体6の中心孔に嵌合され、フランジ
部10をディスク本体6の一方の面側に載置して配設さ
れ、フランジ部10とディスク本体6間を接着剤14に
より接合してディスク本体6に取り付けられる。ここで
用いられる磁気ディスク5は、100M以上の記憶容量
を有し、ディスク回転操作機構に装着され、3000r
pm以上の回転速度で回転される。
【0015】以上のように構成された磁気ディスク5を
収納するカートリッジ本体4は、図1乃至図3に示すよ
うに、合成樹脂を射出成形して略矩形状に形成された上
下一対のハーフ2,3を突き合わせ結合してなる。これ
ら上下ハーフ2,3の外周には、図5及び図6に示すよ
うに、前面壁15、背面壁16、及び相対向する側面壁
17,18を構成する立上がり周壁19,20が形成さ
れる。
【0016】上下ハーフ2,3の内面には、図5及び図
6に示すように、磁気ディスク5を回転可能に収納する
ためのディスク収納部21を区画するための仕切壁22
を構成する仕切壁形成壁23,24が立ち上がり形成さ
れている。上ハーフ2の仕切壁形成壁23は、上ハーフ
2の立上がり周壁19に内接するように円弧状に形成さ
れる。また、下ハーフ3の仕切壁形成壁24も同様に、
下ハーフ3の立上がり周壁20に内接するように略円形
に形成される。下ハーフ3の仕切壁形成壁24は、対向
するコーナ部を結ぶ対角線上に切欠部25a,25b,
25c,25dが形成されている。
【0017】カートリッジ本体4の下面側を構成する下
ハーフ3の中央部には、図3及び図7に示すように、カ
ートリッジ本体4に収納された磁気ディスク5に取り付
けられたセンタコア8の膨出部9を外方に臨ませる円形
の中央開口部26が形成されている。中央開口部26
は、下ハーフ3のみに設けられ、図1及び図3に示すよ
うに、上ハーフにより構成されるカートリッジ本体4の
上面側を構成する上ハーフ2の中央部により閉塞されて
いる。
【0018】また、カートリッジ本体4の上面側を構成
する上ハーフ2及び下ハーフ3の相対向する位置には、
図1乃至図3に示すように、カートリッジ本体4に収納
された磁気ディスク5の信号記録領域の少なくとも一部
を径方向に亘って外方に臨ませる第1及び第2の記録再
生用開口部27,28が形成されている。これら第1及
び第2の記録再生用開口部27,28は、カートリッジ
本体4の左右方向の中央部に位置して、中央開口部26
の近傍位置からカートリッジ本体4の前面壁15の近傍
位置に亘って略矩形状に形成されている。すなわち、第
1及び第2の記録再生用開口部27,28は、図5及び
図6に示すように、これら第1及び第2の記録再生用開
口部27,28を介してカートリッジ本体4内に進入す
る情報信号の記録再生機構を構成する磁気ヘッドがカー
トリッジ本体4に収納された磁気ディスク5の内外周に
亘って走査できるように形成されている。
【0019】カートリッジ本体4には、図1及び図2に
示すように、第1及び第2の記録再生用開口部27,2
8を開閉するシャッタ部材29が移動可能に取り付けら
れている。シャッタ部材29は、薄い金属板を打ち抜き
折り曲げて形成されてなるものであって、図3に示すよ
うに、略コ字状に形成される。シャッタ部材29は、カ
ートリッジ本体4の上ハーフ2に設けられた第1の記録
再生用開口部27を開閉する第1のシャッタ部30と、
カートリッジ本体4の下面側に形成した第2の記録再生
用開口部28を開閉する第2のシャッタ部31と、第1
及び第2のシャッタ部30,31の基端部側を略平行と
なるように連結する連結板32とを備える。
【0020】連結板32は、シャッタ部材29をカート
リッジ本体4に取り付けたとき、カートリッジ本体4の
前面壁15の方向に延長するように第1及び第2のシャ
ッタ部30,31の両側に突出して形成され、この突出
された部分にシャッタ部材29の移動をガイドする第1
及び第2のシャッタガイド部33,34が設けられる。
シャッタガイド部33,34は、図1及び図2に示すよ
うに、連結板32の第1及び第2のシャッタ部30,3
1が連結される相対向する側縁側に第1及び第2のシャ
ッタ部30,31の延長方向に突出する突片を形成する
ことにより、カートリッジ本体4の前面壁15側に嵌合
される。第1及び第2のシャッタガイド部33,34を
構成する第2のシャッタ部31側の突出した突片部分に
は、カートリッジ本体4の下面側に前面壁15に沿って
第2の記録再生用開口部28の両側に形成されたガイド
溝35,36に係合する一対の係合片37,38が折り
返し形成されている。
【0021】上述のように形成されたシャッタ部材29
は、図1及び図2に示すように、第1及び第2のシャッ
タ部30,31をそれぞれ第1及び第2の記録再生用開
口部27,28に延在するように前面壁15側からカー
トリッジ本体4に挿入するとともに、第1及び第2のシ
ャッタガイド部33,34をカートリッジ本体4の前面
壁15側に嵌合させ、一対の係合片37,38をガイド
溝35,36に係合させて取り付けられる。このように
カートリッジ本体4の前面壁15側に取り付けられたシ
ャッタ部材29は、係合片37,38がガイド溝35,
36にガイドされ、第1及び第2のシャッタ部30,3
1が第1及び第2の記録再生用開口部27,28をそれ
ぞれ閉塞した位置と第1及び第2の記録再生用開口部2
7,28を開放した位置との間に亘って図1及び図2中
矢印A方向及びB方向に移動操作される。
【0022】カートリッジ本体4の上下面には、図1及
び図2に示すように、第1及び第2の記録再生用開口部
27,28の周縁からカートリッジ本体4の一方の側面
壁18側に亘って凹状のシャッタ移動凹部39,40が
形成されている。また、カートリッジ本体4の前面壁1
5側にも、シャッタ部材29の移動範囲に亘ってシャッ
タ移動凹部41が形成されている。シャッタ部材29
は、第1のシャッタ部30をシャッタ移動凹部39内に
延在させ、第2のシャッタ部31をシャッタ移動凹部4
0内に延在させ、連結板32をシャッタ移動凹部41内
に延在させることにより、カートリッジ本体4の周面よ
り突出することなく略面一となるように取り付けられ
る。
【0023】カートリッジ本体4に取り付けられたシャ
ッタ部材29は、カートリッジ本体4内に配設された付
勢部材である捻りコイルバネ43により、第1及び第2
の記録再生用開口部27,28を閉塞する図1及び図2
中矢印B方向に付勢されている。捻りコイルバネ43
は、図3に示すように、シャッタ部材29が第1及び第
2の記録再生用開口部27,28を開放したときに位置
するカートリッジ本体4の一方のコーナ部に配設され
る。捻りコイルバネ43は、一端をカートリッジ本体4
に係止させ、他端を第1のシャッタガイド部33に設け
たバネ係止部に係止させてカートリッジ本体4内に配設
されることにより、シャッタ部材29を第1及び第2の
記録再生用開口部27,28を閉塞する図1及び図2中
矢印B方向に付勢している。
【0024】カートリッジ本体4を構成する上ハーフ2
の内面側の中央部には、図7に示すように、磁気ディス
ク5の移動を規制する規制リブ45が突設されている。
規制リブ45は、磁気ディスク5に取り付けられたセン
タコア8の膨出部9に進入することにより、磁気ディス
ク5の平面方向の移動を規制し、磁気ディスク5の外周
側が仕切壁22に当接することにより変形することを防
止し、可撓性を有する磁気ディスク5の保護を図ってい
る。また、規制リブ45は、磁気ディスク5が上ハーフ
2側に移動されたとき、センタコア8の膨出部9の底部
9aに当接し、ディスク本体5の上面側に位置するセン
タコア8のフランジ部10が上ハーフ2の内面に接触す
ることを防止し、金属製のセンタコア8により合成樹脂
製の上ハーフ2が切削され削り粉が発生することを防止
している。
【0025】なお、規制リブ45の外周囲には、規制リ
ブ45により磁気ディスク5が支持されたとき、センタ
コア8のフランジ部10が入り込む環状凹部46が形成
されている。上ハーフ2は、環状凹部46を形成するこ
とにより、カートリッジ本体4の厚さを薄くしながらフ
ランジ部10の上ハーフ2の内面への接触を防止するこ
とができる。
【0026】さらに、上ハーフ2の内面側には、図5に
示すように、環状凹部46を囲むように、仕切壁形成壁
23とともに保護シート取付け部47を構成するリング
状のリブ48が突設されている。仕切壁形成壁23とリ
ブ48とによって囲まれた保護シート取付け部47は、
平坦な面とされ、磁気ディスク5の保護用の保護シート
49が配設される。保護シート49は、磁気ディスク5
に付着した塵埃を払拭するとともに、磁気ディスク5が
停止しているとき、直接上ハーフ2に接触することを防
止することにより磁気ディスク5を保護する。この保護
シート49は、フェルト等の不織布若しくは活性シート
により形成される。保護シート49には、リブ48に対
応して略円形の開口部49aが設けられるとともに、開
口部49aと連続して第1の記録再生用開口部27を開
放するように切欠部49bが形成されている。保護シー
ト49は、図8に示すように、熱熔着、超音波熔着、又
は接着剤を用いて全面を保護シート取付け部47に接合
させて取り付けられる。このような平坦な面になされた
保護シート取付け部47に接合して保護シート49を配
設してなるので、上ハーフ2の磁気ディスク5と対向す
る面は、平坦な面とされる。
【0027】また、下ハーフ3の仕切壁形成壁23によ
り囲まれた領域には、図3、図6、及び図7に示すよう
に、保護シート取付け部50が形成され、保護シート取
付け部50は、平坦な面とされ、平面安定板51を介し
て保護シート52が配設される。平面安定板51は、薄
板状の非磁性の金属板、例えばステンレス合金若しくは
アルミニウム材よりなり、保護シート取付け部50に貼
着できるように、非磁性の金属板を保護シート52とほ
ぼ同じ大きさの略円形に打ち抜いて形成される。なお、
アルミニウム材としては、アルミニウムの他、必要に応
じて添加剤を加えたアルミニウム合金がある。平面安定
板51は、中央部に、中央開口部26に対応して、中央
開口部26を開放する開口部51aが円形に打ち抜いて
形成されるとともに、開口部51aと連続して、第2の
記録再生用開口部28を開放する切欠部51bが形成さ
れている。平面安定板51の厚さは、0.03mm〜
0.035mmの範囲とされる。0.03mm未満とし
た場合には、平面安定板51としての強度が保てなくな
り、また、0.035mmより厚くした場合には、平面
安定板51に貼着される下ハーフ3側の保護シート52
と磁気ディスク5との隙間を確保できなくなるためであ
る。なお、平面安定板51は、円形に限定されるもので
はなく、磁気ディスク5の記録領域より大きければ、い
かなる形状であっても良い。
【0028】また、平面安定板51には、図3、図9、
及び図10に示すように、平面安定板51の外周囲より
突出して、平面安定板51を下ハーフ3の保護シート取
付け部50に取り付けるための取付け片53a,53
b,53c,53dが設けられている。これら取付け片
53a,53b,53c,53dは、仕切壁形成壁23
に形成された切欠部25a,25b,25c,25dに
対応して設けられる。取付け片53a,53b,53
c,53dには、平面安定板51を下ハーフ3の内面に
取り付けるための取付け孔54a,54b,54c,5
4dが穿設される。取付け孔54a,54b,54c,
54dには、図10に示すように、下ハーフ3の内面側
の切欠部25a,25b,25c,25dの仕切壁形成
壁23より外周側に突設された係合突起55a,55
b,55c,55dが係合される。
【0029】平面安定板51は、保護シート取付け部5
0の外周側、すなわち磁気ディスク5の外側で下ハーフ
3に取り付けられることにより、磁気ディスク5が下ハ
ーフ3に植立された係合突起55a,55b,55c,
55dに接触し、損傷することがないように取り付けら
れている。また、平面安定板51は、下ハーフ3の反り
に追従して反らないように、平面安定板51の外周側の
みで係止され、磁気ディスク5との間隔を常に一定に保
つことができるように取り付けられている。
【0030】なお、この平面安定板51は、薄板状の高
分子フィルム、例えばポリエチレンテレフタレート、ポ
リスチレン、ポリプロピレンで形成するようにしても良
い。また、平面安定板51は、薄く形成されて剛性を有
していない場合には、図11に示すように、取付け孔5
4a,54b,54c,54dに係合突起55a,55
b,55c,55dを係合させた後、超音波熔着により
下ハーフ3に取り付けるようにしてもよい。
【0031】また、平面安定板51の下ハーフ3への取
付け箇所の数は、4カ所に限定されるものではない。ま
た、平面安定板51は、上述したように外周側を下ハー
フ3に固着してもよく、また、内周側を下ハーフ3に固
着するようにしても良い。
【0032】このような平面安定板51には、磁気ディ
スク5と対向する面側に、磁気ディスク5の保護用の保
護シート52が貼着される。保護シート52は、磁気デ
ィスク5に付着した塵埃を払拭するとともに、磁気ディ
スク5が停止しているとき、磁気ディスク5が直接下ハ
ーフ3に接触することを防止することにより磁気ディス
ク5を保護する。保護シート52は、フェルト等の不織
布若しくは活性シートにより形成される。保護シート5
2には、下ハーフ3の中央開口部26に対応して略円形
の開口部52aが設けられるとともに、開口部52aと
連続して第2の記録再生用開口部28を開放するように
切欠部52bが形成されている。また、保護シート52
は、平面安定板51よりやや小さく形成される。これに
より、磁気ディスク5が回転されたとき、保護シート5
2と磁気ディスク5との間にエア流が発生することにな
るが、保護シート52は、平面安定板51よりはみ出し
ていないことから、エア流に巻き込まれることを防止
し、エア流を乱すことを防止している。保護シート52
は、図9に示すように、熱熔着、超音波熔着、又は接着
剤を用いて全面を保護シート取付け部50に接合させて
取り付けられる。このような平坦な面になされた保護シ
ート取付け部50に、平面安定板51を介して接合して
保護シート52を配設してなるので、上ハーフ2の磁気
ディスク5と対向する面は、平坦な面とされる。
【0033】このように保護シート49,52が配設さ
れ、磁気ディスク5と対向する面が平坦とされた上下一
対のハーフ2,3を突き合わせて形成されたカートリッ
ジ本体4の内部には、図7に示すように、磁気ディスク
5がカートリッジ本体4の内面に接触することなく回転
可能となす空間を有するディスク収納部21が形成され
る。
【0034】ところで、ディスクカートリッジ1は、図
1及び図2に示すように、仕切壁22によって囲まれて
構成されるディスク収納部21内のエアをカートリッジ
本体4の外方に排出するための排気口56及び排気口5
6に連通する排気通路57が形成されている。排気口5
6は、カートリッジ本体4の前面壁15の一部を切り欠
いて形成され、シャッタ部材29が第1及び第2の記録
再生用開口部27,28を閉塞する位置にあるとき、シ
ャッタ部材29の一部に覆われ、シャッタ部材29が第
1及び第2の記録再生用開口部27,28を開放する位
置に移動されたとき、開放される位置に設けられる。す
なわち、排気口55は、シャッタ部材29が第1及び第
2の記録再生用開口部27,28を閉塞する位置にある
とき、第1及び第2のシャッタ部30,31の側方に突
出されたシャッタガイド部33より覆われる位置であっ
て、シャッタ部材29を第1及び第2の記録再生用開口
部27,28を閉塞する捻りコイルバネ43が配設され
る側とシャッタ部材29とを挟んで対向する側に設けら
れる。
【0035】排気口56は、シャッタ部材29が第1及
び第2の記録再生用開口部27,28を閉塞する位置に
あるとき、シャッタ部材29の一部に覆われる位置に設
けられているので、ディスクカートリッジ1の保管時等
のディスク記録再生装置に装着されない状態にあると
き、排気口56を介してカートリッジ本体4内に塵埃等
が浸入することが防止される。
【0036】また、ディスク収納部21と排気口55と
の間を連通させ、ディスク収納部21内のエアを排気口
56に導く排気通路57は、図5及び図6に示すよう
に、ディスク収納部21を区画する仕切壁22の仕切壁
形成壁23,24の一部に切欠部23a,24aを設け
ることにより形成される。これら切欠部23a,24a
は、仕切壁22の排気口56に対向する位置に設けられ
る。また、仕切壁22から排気口56に至る排気通路5
7に至る排気通路57の一側には、図7及び図8に示す
ように、ディスク収納部21から排気口56に流通する
エアをガイドするエア流ガイド壁58が設けられる。
【0037】カートリッジ本体4に収納された磁気ディ
スク5は、ディスク記録再生装置のディスク回転操作機
構に装着され回転されるとき、図6中矢印X方向に回転
される。磁気ディスク5が図6中矢印X方向に回転され
ると、磁気ディスク5の回転に伴ってディスク収納部2
1内に中央開口部26側から外周側に向かって磁気ディ
スク5の回転方向と同方向に向かうスパイラル状のエア
流Rが発生する。そこで、エア流ガイド壁57は、ディ
スク収納部21内のエアを確実に排気口56に導くよう
に、エア流Rと対向する排気通路57の一側に設けられ
る。エア流ガイド壁58は、エア流Rと対向する位置に
設けられることにより、ディスク収納部21の中央部か
ら外周側に向かって流れるエア流Rは、図6に示すよう
に、エア流ガイド壁58に衝突し、このエア流ガイド壁
58にガイドされて排気口56に向かい、この排気口5
6を介してカートリッジ本体4の外部に排気される。エ
ア流Rは、磁気ディスク5の回転に伴ってカートリッジ
本体4から排気されるので、ディスク収納部21内に進
入した塵埃もカートリッジ本体4から排気されるエアと
ともにカートリッジ本体4内から排出される。
【0038】また、カートリッジ本体4の下面側には、
図2に示すように、ディスク記録再生装置側のディスク
カートリッジ1の装着する位置を位置決めする位置決め
ピンが係合する第1及び第2の位置決め基準穴59,6
0が設けられている。これら第1及び第2の位置決め基
準穴59,60は、前面壁15側であって、シャッタ部
材29が移動する方向の両側に位置して設けられる。第
1の位置決め基準穴59は、断面形状が円形の位置決め
ピンに対応する円形に形成され、第2の位置決め基準穴
60は、位置決めピンに対する係合位置を補正できるよ
うにシャッタ部材29の移動方向を長径とした長穴とし
て形成される。
【0039】また、カートリッジ本体4の下面側であっ
て、背面壁16側の一方のコーナ部には、図2に示すよ
うに、誤記録防止部材61が移動可能に配設されてい
る。誤記録防止部材61は、カートリッジ本体4に穿設
された誤記録防止穴62を開閉することにより、磁気デ
ィスク5への情報信号の記録を可能とする状態と、情報
信号の記録を阻止する状態とを選択する。
【0040】さらに、カートリッジ本体4の下面側であ
って、背面壁16側の他方のコーナ部及び第1の位置決
め基準穴69の近傍には、図2に示すように、カートリ
ッジ本体4に収納された磁気ディスク5の記憶容量を示
す第1及び第2の記憶容量識別穴63,64が設けられ
ている。さらにまた、カートリッジ本体4の前面壁15
側の他方のコーナ部には、ディスクカートリッジ1の磁
気ディスク5とは記憶容量を異にする磁気ディスクを収
納したディスクカートリッジを用いるディスク記録再生
装置に装着を禁止する装着規制部65が設けられる。装
着規制部65は、カートリッジ本体4の前面壁15側を
開放した凹状部として形成されている。
【0041】なお、カートリッジ本体4を構成する上下
ハーフ2,3の内面側コーナ部には、図5及び図6に示
すように、互いに突き合わせて係合される熔着用突起6
6,67が設けられ、これら上下ハーフ2,3は、熔着
用突起66,67を突き合わせるとともに立上がり周壁
19,20を突き合わせ、これら突き合わされた熔着用
突起66,67間及び立上がり周壁19,20間を超音
波等を用いて熔着することによりカートリッジ本体4を
形成する。
【0042】このようなディスクカートリッジ1は、デ
ィスク記録再生装置に装着されると、図12に示すよう
に、第1及び第2の位置決め基準穴59,60をディス
ク記録再生装置の位置決めピン71,72に係合させて
水平方向の位置決めが図られ、図示しない高さ位置決め
ピンによりカートリッジ本体4の背面壁16側のコーナ
部を支持することにより装着高さの位置決めが図られ
る。
【0043】ディスクカートリッジ1は、ディスク記録
再生装置に装着されると、図12に示すように、カート
リッジ本体4の下面側に設けた中央開口部26より臨ま
されたセンタコア8がディスク記録再生装置のディスク
回転操作機構73を構成するディスクテーブル74上に
載置されるとともに、スピンドル軸係合孔11にディス
ク回転操作機構73のスピンドル軸75が係合する。こ
のとき、センタコア8は、膨出部9の底面9aに設けら
れた載置部13をディスクテーブル74に嵌合させるよ
うにディスクテーブル74上に載置されるとともにディ
スクテーブル74側のマグネット76により吸引され、
磁気ディスク5がディスクテーブル74と一体的に回転
可能な状態となる。
【0044】磁気ディスク5がディスクテーブル74と
一体的に回転可能となされた状態でディスク回転操作機
構73を構成する図示しないスピンドルモータを駆動
し、ディスクテーブル74を回転駆動すると、スピンド
ル軸75に対し偏心してディスクテーブル74に設けら
れた駆動ピン76は、駆動ピン係合孔12に係合し、磁
気ディスク5は、スピンドル軸75に対する位置出しが
図られる。そして、磁気ディスク5は、スピンドル軸7
5を中心としてディスクテーブル74の回転に同期して
回転駆動される。
【0045】磁気ディスク5は、センタコア8に設けら
れた載置部13を介してディスクテーブル74に載置さ
れるので、ディスクテーブル74に対する装着位置のず
れを防止して容易にスピンドル軸係合孔11をスピンド
ル軸75に係合させることができ、さらに、駆動ピン7
6が駆動ピン係合孔12に係合するように回転する間の
ディスクテーブル74に対する装着位置のずれを規制す
ることができる。
【0046】ところで、ディスクカートリッジ1がディ
スク記録再生装置に水平方向及び高さ方向に位置決めが
図られて装着され、スピンドル軸係合孔11にスピンド
ル軸75が係合するとともに、駆動ピン係合孔12に駆
動ピン76が係合し、磁気ディスク5がディスクテーブ
ル74に載置されると、磁気ディスク5は、図12に示
すように、カートリッジ本体4を構成する下ハーフ3か
ら浮上され、カートリッジ本体4の厚さ方向の略中間位
置に位置される。
【0047】なお、ディスクカートリッジ1は、ディス
ク記録再生装置に装着されるとき、ディスク記録再生装
置側のシャッタ開放機構によりシャッタ部材29が捻り
コイルバネ43の付勢力に抗して図1及び図2中矢印A
方向に移動され、第1及び第2の記録再生用開口部2
7,28を開放する。このとき、カートリッジ本体4の
前面壁15に設けられた排気口56も開放される。
【0048】ところで、ディスクカートリッジ1は、磁
気ディスク5を回転可能に収納するカートリッジ本体4
を構成する上下ハーフ2,3が合成樹脂を射出成形して
なる。したがって、上下ハーフ2,3は、使用環境の温
度変化、経年変化等の要因により、反りが生じる。例え
ば図13に示すように、上下ハーフ2,3が内方又は外
方に反りが生じる。このディスクカートリッジ1では、
下ハーフ3の内面に、非磁性の金属板よりなる平面安定
板51が配設されてなる。したがって、磁気ディスク5
が対向する下ハーフ2側の面は、下ハーフ3の反りに影
響されることなく常に平坦で、下ハーフ2側の基準面P
は、常に一定であり、磁気ディスク5と保護シート52
との間隔Hを常に一定に保つことができる。したがっ
て、磁気ディスク5は、保護シート49,52やカート
リッジ本体4の一部に接触することなく回転駆動され
る。
【0049】すなわち、ディスク回転操作機構73に位
置決めされて装着された磁気ディスク5は、少なくとも
3000rpm以上の回転速度で回転される。この磁気
ディスク5は、3000rpmから3600rpmの範
囲で回転される。磁気ディスク5が3000rpmから
3600rpmの範囲で高速に回転されると、磁気ディ
スク収納部21内に磁気ディスク5の回転方向に向かっ
てスパイラル情に流れるエア流が発生する。このエア流
は、カートリッジ本体4の中央部から外周側に向かうス
パイラル状の流れとなり、図6及び図12に示すよう
に、カートリッジ本体4の下面側に設けられた中央開口
部26からエアを吸引するように作用し、カートリッジ
本体4の下面を構成する下ハーフ3の内面と磁気ディス
ク5との間に、磁気ディスク5を上ハーフ2側に浮上さ
せるような力を有する加圧されたスパイラル状のエア流
Rが発生する。
【0050】磁気ディスク5が上ハーフ2側に浮上され
ると、カートリッジ本体4の上面側は、第1の記録再生
用開口部27が設けられるのみで上ハーフ2により覆わ
れた状態にあるので、磁気ディスク5と上ハーフ2との
間のエアが加圧された状態となり、この加圧されたエア
により磁気ディスク5は、図12中矢印Y方向の下ハー
フ3側に押圧される。
【0051】このように、磁気ディスク5が高速で回転
されて発生する下ハーフ3と磁気ディスク5との間に発
生する磁気ディスク5を浮上させるような力を有するエ
ア流Rと、磁気ディスク5が浮上される力を受けること
により加圧される磁気ディスク5と上ハーフ2との間の
エアにより、磁気ディスク5は、面ぶれが規制され、カ
ートリッジ本体4内に接触することなく回転される。特
に、ディスクカートリッジ1では、下ハーフ3に平面安
定板51が配設されていることから、エア流Rを安定し
た状態で発生させることができ、磁気ディスク5を水平
な状態で浮上させ、回転させることができる。したがっ
て、ディスクカートリッジ1では、磁気ディスク5の面
ぶれを抑えることができるとともに、磁気ディスク5が
カートリッジ本体4の一部に接触することが防止でき
る。
【0052】また、磁気ディスク5は、面ぶれが規制さ
れ、カートリッジ本体4内に接触することなく回転され
るので、情報信号の記録再生を行う磁気ヘッドと磁気デ
ィスク5との接触状態を一定の状態に保持することがで
き、良好な記録再生特性をもって情報信号の記録再生を
行うことができる。
【0053】さらに、ディスクカートリッジ1では、平
面安定板51により下ハーフ3側の基準面Pを設定する
ことができるため、下ハーフ3の製造を容易に行うこと
ができるとともに、下ハーフ3の経年変化による反り無
視することができる。
【0054】また、磁気ディスク5が回転することによ
り磁気ディスク収納部21内に発生するスパイラル状の
流れとなるエア流Rは、シャッタ部材29が第1及び第
2の記録再生用開口部27,28を開放する位置移動さ
れて開放された排気口56から排気され、このエア流R
中に含まれる塵埃等も排出されるので、磁気ディスク5
及び磁気ヘッドの汚損を確実に防止することができる。
【0055】以上、本発明が適用されたディスクカート
リッジ1について説明したが、本発明は、これらのもの
に限定されるものではなく、回転により容易に面ぶれが
発生するような可撓性を有するディスクを用いるディス
クカートリッジに広く適用することができ、上述したデ
ィスクカートリッジ1と同様の作用効果を得ることがで
きる。また、以上、下ハーフ3側に平面安定板51を取
り付けた場合について説明したが、平面安定板は、上ハ
ーフ2側にも配設するようにしても良い。
【0056】
【発明の効果】本発明に係るディスクカートリッジによ
れば、平面安定部材が下ハーフに配設され、この平面安
定部材にライナが貼着されていることから、下ハーフが
反った場合にも、下ハーフの反りの影響を受けることな
く、ディスク状記録媒体と下ハーフ側のライナとの間隔
を一定に保つことができる。したがって、ディスク状記
録媒体は、回転時の面ぶれがなくなり、安定した状態で
回転することができる。また、本ディスクカートリッジ
では、平面安定部材により下ハーフ側の基準面を設定す
ることができるため、下ハーフの製造を容易に行うこと
ができるとともに、下ハーフの経年変化による反り無視
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたディスクカートリッジを上
面側から見た斜視図である。
【図2】上記ディスクカートリッジを下面側から見た斜
視図である。
【図3】上記ディスクカートリッジの分解斜視図であ
る。
【図4】上記ディスクカートリッジに収納された磁気デ
ィスクを示す断面図である。
【図5】上記ディスクカートリッジを構成する上ハーフ
の内面側を示す平面図である。
【図6】上記ディスクカートリッジを構成する下ハーフ
の内面側を示す平面図である。
【図7】上記ディスクカートリッジの断面図である。
【図8】上ハーフに保護シートを配設した状態を示す平
面図である。
【図9】下ハーフに平面安定板及び保護シートを配設し
た状態を示す平面図である。
【図10】平面安定板の取付け状態を示す要部断面図で
ある。
【図11】平面安定板の他の取付け状態を示す要部断面
図である。
【図12】上記ディスクカートリッジをディスク回転操
作機構に装着し、磁気ディスクを回転駆動する状態を示
す断面図である。
【図13】下ハーフが反った場合の平面安定板と磁気デ
ィスクとの関係を示す要部断面図である。
【図14】従来のディスクカートリッジにおける上下ハ
ーフが反った状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ディスクカートリッジ、2 上ハーフ、3 下ハー
フ、4 カートリッジ本体、5 磁気ディスク、6 デ
ィスク本体、8 センタコア、26 中央開口部、27
第1の記録再生用開口部、28 第2の記録再生用開
口部、29 シャッタ部材、47 保護シート取付け
部、49 保護シート、50 保護シート取付け部、5
1 平面安定部材、52 保護シート、53 取付け
片、54 取付け孔、55 係合突起、56 排気口、
73 ディスク回転操作機構、74 ディスクテーブル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状記録媒体と、 上記ディスク状記録媒体を回転可能に収納する上下一対
    のハーフからなるカートリッジ本体と、 上記ディスク状記録媒体を挟むようにして上記カートリ
    ッジ本体を構成する上下ハーフの相対向する各内面に、
    上記ディスク状記録媒体の各主面にそれぞれ対向して配
    設され、上記ディスク状記録媒体のクリーニングを行う
    一対のライナとを備え、 少なくとも上記下ハーフの内面に配設されるライナは、
    非磁性の金属板若しくは高分子フィルムからなる平面安
    定部材に貼着されることを特徴とするディスクカートリ
    ッジ。
  2. 【請求項2】 上記非磁性の金属板は、ステンレス合金
    若しくはアルミニウム材により形成されることを特徴と
    する請求項1記載のディスクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 上記高分子フィルムは、ポリエチレンテ
    レフタレート、ポリスチレン、ポリプロピレンのいずれ
    か1により形成されることを特徴とする請求項1記載の
    ディスクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 上記平面安定部材は、その厚さが0.0
    3mm〜0.35mmの範囲にあることを特徴とする請
    求項1記載のディスクカートリッジ。
  5. 【請求項5】 上記平面安定部材は、上記ディスク状記
    録媒体の記録領域外において、上記ハーフに固着されて
    いることを特徴とする請求項1記載のディスクカートリ
    ッジ。
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