JPH1153487A - Icカードにおける書き込みデータの有効性判定方法 - Google Patents

Icカードにおける書き込みデータの有効性判定方法

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JPH1153487A
JPH1153487A JP9205684A JP20568497A JPH1153487A JP H1153487 A JPH1153487 A JP H1153487A JP 9205684 A JP9205684 A JP 9205684A JP 20568497 A JP20568497 A JP 20568497A JP H1153487 A JPH1153487 A JP H1153487A
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JP
Japan
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data
write data
card
write
writing
Prior art date
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Application number
JP9205684A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Suzuki
哲夫 鈴木
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主にICカードの利用者の操作に起因した書
き込みデータの異常に対する判定に適した書き込みデー
タの有効性判定方法を提供すること。 【解決手段】 リーダ/ライタから送られた一つの項目
のデータを、ICカードの内蔵メモリの第1、第2、第
3の書き込み領域1、2、3に個別に、かつ連続的に書
き込む。前記ICカードの次回の利用時に、リーダ/ラ
イタは、前記第1〜前記第3の書き込み領域に書き込ま
れている第1、第2、第3の書き込みデータを読み出し
てこれら第1〜第3の書き込みデータの間の一致の有無
を判別することで書き込みデータの有効性を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IDカード、定期
券、プリペイドカード等に使用されるICカードにおけ
る書き込みデータの有効性判定方法に関し、特に非接触
で外部とのデータ授受が出来、内蔵メモリに対して繰り
返してデータの読み出し及び書き込みが可能な非接触型
ICカードに適した書き込みデータの有効性判定方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】最近、非接触型のICカードは、様々な
タイプのものが提供されている。中でも、バッテリを内
蔵せずに、いわゆる電磁誘導方式により誘起される微弱
電気によりICカード内の内蔵メモリに対してアクセス
を行うタイプがある。このタイプのものでは、リーダ/
ライタに対してICカードを十分に接近させると共に、
この接近状態をある時間維持しないと書き込みあるいは
読み出しが異常になる場合がある。例えば書き込みにつ
いて言えば、リーダ/ライタから送られたデータを受信
し、内蔵メモリにデータを書き込んでいる途中でリーダ
/ライタからICカードが離されてしまうと、内蔵メモ
リをアクセスするのに十分な電源が得られず、データ書
き込み処理が失敗しデータが壊れてしまうことがある。
この場合、ICカード自体が使用不能になったり、IC
カードを使用したシステムの誤動作の原因になる可能性
がある。
【0003】また、データの書き込みは終了したが、正
常に終了したというレスポンスをリーダ/ライタに送信
する前、又は送信中にICカードがリーダ/ライタから
離されてしまう場合もある。この場合、次にICカード
を利用する時、リーダ/ライタあるいはシステムを管理
しているホストコンピュータは、正常なデータが書き込
まれているICカードかどうかが判断出来ない場合があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような問題点
は、ICカードの使用者の操作に起因するものであり、
非接触式であるという性質上、上記のような書き込みあ
るいは読み出し異常を完全に無くすことは実質上不可能
である。
【0005】そこで、本発明の課題は、主にICカード
の利用者の操作に起因した書き込みデータの異常に対す
る判定に適した書き込みデータの有効性判定方法を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、内蔵メ
モリに対して繰り返してデータの読み出し及び書き込み
が可能なICカードにおいて、リーダ/ライタから送ら
れた一つの項目のデータを、前記内蔵メモリの第1、第
2、第3の書き込み領域に個別に、かつ連続的に書き込
むようにし、前記ICカードの次回の利用時に、リーダ
/ライタは、前記第1〜第3の書き込み領域に書き込ま
れている第1、第2、第3の書き込みデータを読み出し
てこれら第1〜第3の書き込みデータの間の一致の有無
を判別することで書き込みデータの有効性を判定するこ
とを特徴とするICカードにおける書き込みデータの有
効性判定方法が提供される。
【0007】具体的には、本発明による書き込みデータ
の有効性判定方法においては、前記第1〜前記第3の書
き込み領域に対して少なくとも2回の書き込みが行われ
ている場合であって、前記第1〜前記第3の書き込みデ
ータがすべて同じである時、これら第1〜第3の書き込
みデータが有効であると判定し、前記第2の書き込みデ
ータと前記第3の書き込みデータだけが同じである時、
前記第1の書き込みデータは異常であると判定し、前記
第1の書き込みデータと前記第3の書き込みデータだけ
が同じである時、前記第1の書き込みデータが有効であ
ると判定し、前記第1の書き込みデータと前記第2の書
き込みデータだけが同じである時、前記第3の書き込み
データが異常であると判定することを特徴とする。
【0008】また、前記第2の書き込みデータと前記第
3の書き込みデータだけが同じである時は、これら第2
の書き込みデータと第3の書き込みデータは前々回のア
クセスにおいて書き込まれたデータであると判定し、前
記第1の書き込みデータと前記第3の書き込みデータだ
けが同じである時には、前記第1の書き込みデータが前
回のアクセスにおいて書き込まれたデータであると判定
して該第1の書き込みデータの再生を行い、前記第1の
書き込みデータと前記第2の書き込みデータだけが同じ
である時には、少なくとも前記第1の書き込みデータが
前回のアクセスにおいて書き込まれたデータであると判
定して該第1の書き込みデータの再生を行うことを特徴
とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を、
図面を参照して説明する。図1は、ICカードに内蔵さ
れている不揮発性メモリ(以下、内蔵メモリと呼ぶ)の
メモリマップで、図2は、ICカードの内蔵メモリへの
データ書き込み手順を示し、図3は、ICカードの内蔵
メモリへのデータ書き込みが有効に行われたかどうかを
判断するフローチャートである。
【0010】図1において、リーダ/ライタから送信さ
れるライトコマンドと内蔵メモリに書き込むデータを受
信したICカードは、内蔵メモリの指定された領域1と
それに続く二つの領域2、3の合計三つの領域に連続し
て同じデータを書き込む。なお、このような記憶領域
は、書き込みあるいは読み出しがICカードの利用毎に
繰り返して行われることを考慮して、書き込みデータが
書き替え、すなわち更新される領域である。そして、書
き替えは、バイト単位、又は数バイトから成るレコード
単位のどちらで行ってもよい。
【0011】図2において、ICカードをリーダ/ライ
タに接近させると、リーダ/ライタからデータ”A”と
これを書き込むことを指示するライトコマンドが送信さ
れる(ステップS1)ものとする。この状態に至るまで
のICカードとリーダ/ライタとの間のデータ授受の過
程は周知であるので説明は省略する。
【0012】ライトコマンド及びデータ”A”を受信
(ステップS2)したICカードは、図1で説明した領
域1にデータ”A”の書き込みとベリファイを行い(ス
テップS3)、終了するとリーダ/ライタにこれを示す
レスポンス信号を送信(ステップS4)する。以下、ス
テップS5〜ステップS8の間に2回、合計3回繰り返
して領域1〜3に同じデータ”A”を書き込む。
【0013】なお、図2では、一つ目の領域1と二つ目
の領域2の書き込みとべリフファイが終わるたびにリー
ダ/ライタにレスポンス信号を送信しているが、ステッ
プS4、S6でのレスポンス信号の送信は省略してもよ
い。
【0014】次に、図3を参照して、書き込みデータの
有効性判定方法について説明する。本発明による書き込
みデータの有効性判定は、次回のICカードの利用時
に、リーダ/ライタにおいて行われる。次回のICカー
ドの利用時には、領域1〜3に書き込まれているすべて
のデータが読み出されてリーダ/ライタに送信される。
この状態に至るまでのICカードとリーダ/ライタとの
間のデータ授受の過程も周知であるので説明は省略す
る。
【0015】ステップS11では、リーダ/ライタによ
り、初期化、すなわちICカード内にあるCPUのリセ
ット、内蔵メモリのチェック、I/Dのチェック等が行
われる。リーダ/ライタは、受信した三つの領域1〜3
のデータを比較し(ステップS12)、すべて同じ内容
であれば、前回の書き込みは正常に行われたものと判断
する。
【0016】次に、内蔵メモリにデータを書き込んでい
る途中にICカードがリーダ/ライタから離されてしま
い、書き込みが正しく行われなかったICカードに対す
るデータの有効性判定動作について説明する。次回のI
Cカード利用時に三つの領域1〜3のデータを比較し、
最初の領域1のデータ内容が他の領域2あるいは3のデ
ータ内容と違っていた場合、又はデータが壊れていた場
合(ステップS13)、内蔵メモリの最初の領域1への
書き込み途中で異常処理(ICカードがリーダ/ライタ
から離されてしまった場合)があったと判断し、データ
の書き替えは行われなかったものと判定する。なお、二
つ目と三つ目の領域2、3は、前回の書き込み動作時に
おいては書き替えられていないので、データを再生する
には、二つ目と三つ目の領域のデータを参照することに
より書き替え前のデータ、すなわち前々回の書き込みデ
ータを再生することが出来る(ステップS14)。
【0017】次に、二つ目の領域2のデータ内容が他の
領域1、3のデータ内容と違っていた場合、又はデータ
が壊れていた場合(ステップS15)、領域2への書き
込み途中で異常処理があったと判断する。ここで分かる
ことは、一つ目の領域1のデータは前回の書き込み動作
によって書き替えられた後のデータであり、三つ目の領
域3のデータは前回の書き込み動作では書き替えられな
かったデータ、すなわち前々回の書き込みデータという
ことである。従って、データを再生するには、書き替え
が無事終了している一つ目の領域1のデータを参照する
ことにより書き替え後のデータを再生出来る(ステップ
S16)。
【0018】次に、三つ目の領域3のデータ内容が他の
領域1、2のデータ内容と違っていた場合、又はデータ
が壊れていた場合、領域3への書き込み途中で異常処理
があったと判断する。ここで分かることは、一つ目と二
つ目のデータは前回の書き込み動作によって書き替えら
れた後のデータということである。従って、データの再
生は、書き替えが無事終了している一つ目又は二つ目の
領域1、2のデータのどちらかを参照することにより可
能となる(ステップS17)。
【0019】以上の説明で明らかなように、本発明の要
旨は、ICカードの内蔵メモリに書き込まれたデータの
有効性を判定する方法にあり、判定結果をどのように利
用するかについては本発明の範囲外である。
【0020】なお、上記の説明は非接触式のICカード
の場合であるが、本発明は接触式のICカードにも適用
可能である。これは、接触式のICカードにおいても、
リーダ/ライタ側から電源供給を受けるタイプのもので
は、接触時間が短すぎて、言い換えればICカードの利
用者により十分な接触を維持しない状態でICカードが
取り外されてしまう可能性があるからである。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
内蔵メモリにデータを書き込んでいる途中に、リーダ/
ライタからICカードが離されてしまっても書き込みデ
ータの有効性確認及び、書き込みデータの再生が可能な
有効性判定方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるICカードの好ましい実施の形態
における内蔵メモリのメモリマップを示した図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるデータ書き込み手
順を説明するためのフローチャート図である。
【図3】本発明の実施の形態における書き込みデータの
有効性判定方法を説明するための手順を示したフローチ
ャート図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内蔵メモリに対して繰り返してデータの
    読み出し及び書き込みが可能なICカードにおいて、 リーダ/ライタから送られた一つの項目のデータを、前
    記内蔵メモリの第1、第2、第3の書き込み領域に個別
    に、かつ連続的に書き込むようにし、 前記ICカードの次回の利用時に、リーダ/ライタは、
    前記第1〜前記第3の書き込み領域に書き込まれている
    第1、第2、第3の書き込みデータを読み出してこれら
    第1〜第3の書き込みデータの間の一致の有無を判別す
    ることで書き込みデータの有効性を判定することを特徴
    とするICカードにおける書き込みデータの有効性判定
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の書き込みデータの有効性
    判定方法において、前記第1〜前記第3の書き込み領域
    に対して少なくとも2回の書き込みが行われている場合
    であって、前記第1〜前記第3の書き込みデータがすべ
    て同じである時、これら第1〜第3の書き込みデータが
    有効であると判定し、前記第2の書き込みデータと前記
    第3の書き込みデータだけが同じである時、前記第1の
    書き込みデータは異常であると判定し、前記第1の書き
    込みデータと前記第3の書き込みデータだけが同じであ
    る時、前記第1の書き込みデータが有効であると判定
    し、前記第1の書き込みデータと前記第2の書き込みデ
    ータだけが同じである時、前記第3の書き込みデータが
    異常であると判定することを特徴とするICカードにお
    ける書き込みデータの有効性判定方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の書き込みデータの有効性
    判定方法において、前記第2の書き込みデータと前記第
    3の書き込みデータだけが同じである時は、これら第2
    の書き込みデータと第3の書き込みデータは前々回のア
    クセスにおいて書き込まれたデータであると判定し、前
    記第1の書き込みデータと前記第3の書き込みデータだ
    けが同じである時には、前記第1の書き込みデータが前
    回のアクセスにおいて書き込まれたデータであると判定
    して該第1の書き込みデータの再生を行い、前記第1の
    書き込みデータと前記第2の書き込みデータだけが同じ
    である時には、少なくとも前記第1の書き込みデータが
    前回のアクセスにおいて書き込まれたデータであると判
    定して該第1の書き込みデータの再生を行うことを特徴
    とするICカードにおける書き込みデータの有効性判定
    方法。
JP9205684A 1997-07-31 1997-07-31 Icカードにおける書き込みデータの有効性判定方法 Pending JPH1153487A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005149416A (ja) * 2003-11-19 2005-06-09 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及びその交換部品
JP2006163811A (ja) * 2004-12-07 2006-06-22 Denso Corp 不揮発性メモリのデータ制御方法
JP2009288963A (ja) * 2008-05-28 2009-12-10 Sanyo Electric Co Ltd データ書き込み装置及びプログラム
JP2011013831A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Toshiba Corp 携帯可能電子装置、および、携帯可能電子装置におけるデータ処理方法

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030205