JP3625879B2 - メモリチェック機能をもった情報記録媒体 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、メモリチェック機能をもった情報記録媒体、特に、RAMなどの内蔵メモリに対するチェックを、内蔵CPUによって実行する機能をもったICカードなどの情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
ICカードに代表される携帯可能な情報記録媒体は、種々の分野に広く適用できる製品として注目を集めている。特に、CPUを内蔵したICカードは、高度なセキュリティを実現できるため、重要なデータを記録する分野における実用化が図られている。現在普及している一般的なCPU内蔵型のICカードは、ROM,RAM,EEPROMの3種類のメモリを内蔵している。ROMには、CPUが実行すべきプログラムが予め書き込まれ、RAMは、このプログラム実行のためのワークエリアとして利用される。また、EEPROMには、このICカードに記録すべきユーザデータが書き込まれることになる。各メモリに対するアクセスは、内蔵CPUによってのみ行われ、外部からの直接アクセスは禁止されている。したがって、ICカード内に記録されたデータに対しては、高度なセキュリティが確保されることになる。ICカード内のメモリに対するアクセスを含めて、内蔵CPUに何らかの作業を行わせる場合には、外部装置からCPUに対して所定のコマンドが与える必要がある。内蔵CPUは、このコマンドを受信して、所定のコマンド処理ルーチン(通常は、ROM内に格納されている)を実行し、実行結果をレスポンスとして外部装置へ送信する。
【0003】
ICカードをはじめとする携帯用の情報記録媒体は、財布やポケットなどに入れて携帯されるため、一般的な電子機器に比べて過酷な使用環境におかれることが多い。そのため、内蔵メモリに異常が生じる可能性も、一般的な電子機器に比べて高くなる。したがって、使用にあたっては定期的にメモリチェックを行うことが非常に重要である。
【0004】
従来の一般的なICカードでは、内蔵CPUのリセットルーチンにおいてメモリチェックを行っている。すなわち、ICカードを外部装置に接続すると、外部装置からICカードに対してリセット信号が与えられる。ICカード内のCPUは、このリセット信号にトリガーされて、所定のリセットルーチン(通常は、ROM内に格納されている)を実行した後、リセット応答信号を外部装置に対して送信する。外部装置は、このリセット応答信号を受けてから、所定のコマンドをICカードに送信することになる。以下、外部装置とICカードとの間で、コマンド/レスポンスがやりとりされることになる。そこで、従来は、リセットルーチンの中で内蔵RAMなどに対するメモリチェックを行い、正常な場合にのみ、外部装置に対してリセット応答信号を送信するようにしている。外部装置は、リセット信号を与えたのに、リセット応答信号が戻ってこない場合には、ICカード内部に何らかの異常が生じているものと認識することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の情報記録媒体におけるメモリチェック機能には、次のような問題がある。まず、第1の問題は、十分なメモリチェックを行うだけの時間的な余裕が確保できないという点である。ICカードなどは、種々の製品の互換性を確保するために規格化が図られており、リセット信号を与えてからリセット応答信号が戻ってくるまでの時間を無制限に確保することはできない。したがって、リセット信号を受信した後、リセット応答信号の送信を開始するまでのリセットルーチンの間に、必要なメモリチェックを行おうとしても、十分な時間が確保できないため、実際には、メモリの一部についての簡単なチェックしかできないのが現状である。
【0006】
また、第2の問題は、「リセット信号を与えたのに、リセット応答信号が戻ってこない」という事実により、外部装置としては、「ICカード内部に何らかの異常が生じている」ということは認識できても、「内蔵メモリのどの部分に、どのような異常が生じているか」といった詳しい情報を得ることはできない。したがって、リセット応答信号が戻ってこない場合は、そのICカードに対するアクセスを中断するしかなく、発生した異常の状態に応じた適切な対応策を採ることはできない。
【0007】
そこで、本発明の第1の目的は、十分な時間をかけて十分なチェックを行う機能をもった情報記録媒体を提供することにあり、本発明の第2の目的は、チェックの結果として異常が検出されたら、外部装置に対してこの異常内容を報知する機能をもった情報記録媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1) 本発明の第1の態様は、CPUとこのCPUによってアクセスされるRAMおよびEEPROMとを内蔵し、外部装置からリセット信号を与えると、CPUが所定のメモリチェックルーチンを実行した後に外部装置に対してリセット応答信号を送信し、外部装置から所定のコマンドを与えると、CPUがこのコマンド処理ルーチンを実行した後に外部装置に対して所定のレスポンスを送信する機能をもった情報記録媒体において、
CPUが、リセット信号を受信した後、RAMに対するメモリチェックルーチンを実行した後にリセット応答信号の送信を開始する処理を行い、その後、EEPROMに対するメモリチェックルーチンを実行するように構成したものである。
【0009】
(2) 本発明の第2の態様は、上述の第1の態様に係る情報記録媒体において、
リセット応答信号を1バイト単位で送信するようにし、所定の1バイトの送信を行った後に、後続する次の1バイトの送信を行うまでの空き時間に、EEPROMに対するメモリチェックルーチンを実行するようにしたものである。
【0010】
(3) 本発明の第3の態様は、上述の第1または第2の態様に係る情報記録媒体において、
CPUが、メモリチェックルーチンによるチェック結果を内蔵メモリの所定領域に記録し、外部装置から最初のコマンドを受信したときには、チェック結果が正常を示すものか、あるいは異常を示すものかを判断し、正常を示すものである場合には最初のコマンドについてのコマンド処理ルーチンを実行して所定のレスポンスを送信し、異常を示すものである場合には異常を示すエラーレスポンスを最初のコマンドに対する所定のレスポンスの代わりに送信するようにしたものである。
【0011】
【作 用】
本発明に係る情報記録媒体では、内蔵CPUは、従来のメモリチェックルーチンにおいてメモリチェック作業を行うとともに、リセット応答信号の送信中にも所定のメモリに対するチェック作業を行う。通常、リセット応答信号は、数バイトの情報から構成されており、外部装置に対する1バイト分の情報転送速度は、CPUのマシンサイクルに比べてかなり長いものとなる。したがって、リセット応答信号の各バイトを送信する間の空き時間を利用して、メモリチェックを行えば、従来に比べてより長い時間をメモリチェックにあてることが可能になる。
【0012】
また、本発明に係る情報記録媒体では、メモリチェックの結果、何ら異常が検出されなかったときには、最初のコマンドに対して正規のレスポンスを送信するが、何らかの異常が検出されたときには、最初のコマンドに対して、正規のレスポンスの代わりに、検出された異常を示すエラーレスポンスが送信される。したがって、外部装置は、このエラーレスポンスによって、発生した異常内容を認識することができるようになる。
【0013】
【実施例】
以下、本発明を図示する実施例に基づいて説明する。図1は、CPU内蔵型の一般的なICカード10を、外部装置20(リーダライタ装置)に接続した状態を示すブロック図である。ICカード10には、CPU11の他に、ROM12,RAM13,EEPROM14なる3種類のメモリが内蔵されており、これらのメモリは、いずれもCPU11によってアクセスされる。ICカード10は、電源やクロック発生源を内蔵しておらず、外部装置20から供給される電源およびクロックを用いて動作する。すなわち、図示のように、ICカード10と外部装置20との間には、電源ラインVcc,クロックラインCLK,リセットラインRST,入出力ラインI/O,接地ラインGNDが接続されている。電源は電源ラインVccおよび接地ラインGNDによって、クロックはクロックラインCLKによって、それぞれ外部装置20からICカード10に供給される。また、リセットラインRSTによって、外部装置20からCPU11に対してリセット信号が与えられる。ICカード10および外部装置20相互間のコマンドやデータ伝送は、入出力ラインI/Oを介して行われる。
【0014】
ROM12内には、CPU11が実行すべきプログラムが格納されている。RAM13は、主として、このプログラムを実行する上でのワーク領域および外部装置20との間の送受信バッファ領域として利用される。EEPROM14は、情報記録媒体としての本来の機能を果たすメモリであり、ここには、用途に応じたユーザデータが記録される。これらの各メモリに対するアクセスは、すべてCPU11によって行われ、外部から直接アクセスすることはできない。CPU11に何らかの作業を行わせる場合には、外部装置20から入出力ラインI/Oを通じて、CPU11に所定のコマンドを与えればよい。CPU11は、与えられたコマンドに応じて、ROM12内に用意された所定ルーチンを実行し、実行後に何らかのレスポンスを、入出力ラインI/Oを通じて外部装置20に送信することになる。
【0015】
たとえば、EEPROM14内に所定のデータを書込む場合には、外部装置20からCPU11に対して、書込アドレスや書込対象データを含んだ書込コマンドを送信する。CPU11は、この書込コマンドに応じた書込処理を実行し、これを検証した後、正しく書込みが行われたか否かを示すレスポンスを外部装置20に対して送信することになる。
【0016】
前述したように、ICカード10は、外部装置20から供給される電源およびクロックを用いて動作する。ICカード10を外部装置20に接続すると、電源ラインVccおよび接地ラインGNDを通じて電源が供給され、クロックラインCLKを通じてクロックが供給される。また、リセットラインRSTを通じてリセット信号が供給される。CPU11は、このリセット信号を受信すると、ROM12内に格納されている所定のメモリチェックルーチンに従ってメモリチェックを行い、異常がなければ、リセット応答信号(Answer To Reset )を入出力ラインI/Oを通じて外部装置20に送信する。
【0017】
図2は、従来の一般的なメモリチェック機能をもったICカードにおけるリセット後の処理動作を示す流れ図である。この処理動作を行うためのプログラムは、ROM12内に格納されている。この処理動作は、外部装置20からリセットラインRSTを通じて与えられたリセット信号を受信することによりスタートする。まず、ステップS1においてメモリチェックが行われ、このメモリチェックにより異常が発見されないと、ステップS2からステップS3へ進み、入出力ラインI/Oを通じて外部装置20に対してリセット応答信号を送信する。外部装置20側では、このリセット応答信号を受けることにより、ICカード10側の準備が整ったものと判断し、入出力ラインI/Oを通じて所定のコマンドをCPU11に与える。CPU11は、ステップS4において、このコマンドを受信し、以下、受信したコマンドに応じた処理を行うことになる。なお、メモリチェックにより異常が発見されると、ステップS2からステップS5へと進み、無応答の状態で処理が中断される。外部装置20は、リセット信号に対する応答が得られないので、ICカード10内において何らかの異常が発生したものと認識し、アクセスを中断することになる。
【0018】
しかしながら、既に述べたように、このような従来のICカードには、次のような問題がある。第1の問題は、十分なメモリチェックを行うだけの時間的な余裕が確保できないという点である。図2の処理動作において、ステップS1のメモリチェックは、リセット信号を受信した後、ステップS3においてリセット応答信号を送信するまでの所定時間内に行う必要があるが、ICカードの規格上、この所定時間には制限がある。このため、メモリチェックのために十分な時間を確保することができず、たとえば、RAM13についてのチェックのみしか行えない、というような制約が課されることになる。また、第2の問題は、メモリチェックの結果、異常が発見された場合には、ステップS5において無応答の状態になってしまうため、「リセット信号を与えたのに、リセット応答信号が戻ってこない」という事実により、外部装置20としては、「ICカード10内部に何らかの異常が生じている」という情報しか得ることができない点である。
【0019】
本発明は、このような従来の問題を解決するためのものである。本発明に係るICカードでは、リセット信号を受信したときに、CPU11は図3に示すような処理動作を実行することになる。別言すれば、ROM12内には、図3に示す処理動作を行うためのプログラムが格納されていることになる。
【0020】
外部装置20からリセットラインRSTを通じてリセット信号が与えられると、まず、ステップS11においてメモリチェックが行われる。この実施例では、この段階でRAM13の全領域に対するメモリチェックを行っている。RAMに対するメモリチェックの方法としては、種々の方法が知られているが、この実施例では、電荷保持特性を確認できるように、16進データ「00」と「FF」、あるいは「AA」と「55」、のように、ビットの組み合わせが対称的なテストデータパターンを各アドレスに書込み、これを読出すテストを行っている。
【0021】
続くステップS12において、RAM13に対するメモリチェックの結果を判断し、もし何らかの異常が生じていた場合には、ステップS13において、RAM13内の所定領域に、メモリ異常フラグをセットする。このとき、RAM13のどのアドレスに異常が生じているかを示すエラー情報もRAM13内に書込むようにする。もちろん、メモリ異常フラグやエラー情報の書込みは、チェックにより正常と判断された領域に行うようにする。RAM13に何ら異常が生じていない場合には、ステップS13の処理は行われない。
【0022】
こうして、RAM13についてのメモリチェックが完了したら、ステップS14においてカード初期化が行われる。これは、たとえばRAM13内に所定の初期値をもったパラメータを設定したり、所定のアドレス値を設定したりして、ICカード10を外部装置20によってアクセスするための環境を整える処理である。
【0023】
こうして、ICカード10側のアクセス環境が整ったら、ステップS15において、リセット応答信号の第1バイトの送信を行う。通常、リセット応答信号は、数バイトのデータから構成されているが、そのうちの第1バイトの送信だけを行うことになる。図1には示されていないが、入出力ラインI/OのICカード10側および外部装置20側には、それぞれインターフェイス回路が設けられており、入出力ラインI/Oを通じてのデータ転送は、このインターフェイス回路の動作によって行われる。ところが、入出力ラインI/Oを介してのデータ転送速度は、CPU11のマシンサイクルに比べてかなり遅いため、ステップS15においてCPU11がインターフェイス回路に対して1バイトのデータ送信を指示した後、実際に、この1バイトのデータ転送が完了するまでの間に、CPU11は別な処理を行う時間的余裕がある。以下のステップS16〜S18の処理は、この余裕時間を利用して行う処理である。
【0024】
まず、ステップS16において、EEPROM14の全領域に対するメモリチェックを行う。EEPROM14に対するメモリチェックの方法としては、上述したRAM13に対するメモリチェックと同様に、電荷保持特性の確認のための書込み/読出しを行う方法を行ってもよいが、一般に、EEPROMに対する書込み処理は比較的時間を要する処理であるので、この実施例では、所定領域からのデータ読出しを行うことにより、EEPROM14に対するメモリチェックを行っている。たとえば、EEPROM14内の所定領域に、何らかのシステムデータが格納されているのであれば、このシステムデータを読出して、整合性のチェックを行えばよい。続くステップS17では、このEEPROM14に対するメモリチェックの結果を判断し、もし何らかの異常が生じていた場合には、ステップS18において、RAM13内の所定領域に、メモリ異常フラグをセットする。このメモリ異常フラグは、ステップS13においてセットしたフラグと同一のものであっても、別のものであってもかまわない。また、EEPROM14にどのような異常が生じているかを示すエラー情報もRAM13内に書込むようにするとよい。EEPROM14に何ら異常が生じていない場合には、ステップS18の処理は行われない。
【0025】
こうして、EEPROM14についてのメモリチェックが完了したら、ステップS19において、リセット応答信号の残りバイトの送信を行う。たとえば、リセット応答信号が8バイトから構成される場合には、このステップS19において、2バイト目〜8バイト目までの送信が行われる。なお、この実施例では、この2バイト目〜8バイト目の送信処理中には、メモリチェック処理を行っていないが、前述したように、入出力ラインI/Oを介してのデータ転送速度は、CPU11のマシンサイクルに比べてかなり遅いため、2バイト目〜8バイト目の送信処理中の余裕時間を用いて、メモリチェック処理を行うことも可能である。要するに、本発明の特徴は、リセット応答信号の送信中の余裕時間を用いてメモリチェックを行うようにした点にあり、リセット応答信号の送信中であれば、どのタイミングを用いてメモリチェックを行ってもかまわない。
【0026】
こうして、リセット応答信号の送信が完了すると、外部装置20は、ICカード10の準備が整ったことを認識する。そして、入出力ラインI/Oを通じて所定のコマンドが送られてくる。CPU11は、ステップS20において、第1コマンドを受信すると、ステップS21において、RAM13内のメモリ異常フラグがセットされているか否かを判断する。メモリ異常フラグがセットされていなければ、ステップS11,S16のメモリチェックで異常は発見されなかったことを示しているので、ステップS22において、通常どおり、与えられた第1コマンドに対する処理を行い、その処理結果を第1レスポンスとして、入出力ラインI/Oを通じて外部装置20へ送信する。
【0027】
一方、メモリ異常フラグがセットされていた場合には、ステップS23において、メモリチェック異常を示すエラーレスポンスを、第1レスポンスの代わりに、入出力ラインI/Oを通じて外部装置20へ送信する。このエラーレスポンスは、何らかのメモリ異常があったことだけを示すものであってもよいが、どのメモリ領域にどのような異常があったかを示す情報をもたせるのが好ましい。上述のように、ステップS11,S16のメモリチェックで異常が発見された場合に、どのメモリ領域にどのような異常が生じているかを示すエラー情報をRAM13内に書込んでおくようにすれば、このエラー情報に基づいて、種々のエラーレスポンスを送信することが可能である。エラーレスポンスのフォーマットを、コマンドに対する通常のレスポンスとは識別し得るように定義しておけば、外部装置20は、第1コマンドに対して、通常のレスポンスの代わりにエラーレスポンスが得られたことを認識できる。
【0028】
こうして、第1コマンドに対して、第1レスポンスもしくはエラーレスポンスを送信したら、ステップS24において、外部装置20側から与えられる第2コマンドを受信する。以下、この第2コマンドの内容に応じた処理が実行され、必要に応じて、更に第3コマンド、第4コマンド、…に対する処理が続行される。
【0029】
エラーレスポンスとして、どのメモリのどの領域にどのような異常が生じているかを示す情報を付与しておけば、外部装置20側では、異常の状態に応じた処置を講じることができる。たとえば、以後のアクセスが困難なような重大なメモリ異常が発生している場合には、第2コマンドとして、アクセスを終了する旨のコマンドをCPU11に与えることにより、アクセスを中断することができるであろうし、EEPROM14の特定の領域にのみ異常が生じているのであれば、この異常領域に対しての書込み/読出しを行わないような態様で、第2コマンド以下のアクセスを行うこともできる。あるいは、異常箇所を更に特定するためのテストを行うコマンドを与えることもできる。
【0030】
このように、本発明に係るICカードによれば、従来のICカードに比べてメモリチェックのための時間を十分に確保することができ、しかも、異常が生じていた場合には、その異常の内容を、第1コマンドに対するレスポンスの代わりに得ることができる。
【0031】
以上、本発明を図示する実施例に基づいて説明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、この他にも種々の態様で実施可能である。特に、図3に示した流れ図は、本発明の一態様を示すものであり、必ずしもこのような順番による処理を必要とするものではない。また、上述の実施例では、ICカードを例にとって説明したが、本発明はICカード以外の情報記録媒体にも広く適用しうるものである。
【0032】
【発明の効果】
以上のとおり本発明に係る情報記録媒体によれば、リセット応答信号の送信中にもメモリチェックを行うようにしたため、十分な時間をかけて十分なチェックを行うことが可能になる。また、チェックにより検出された異常の内容を、第1コマンドに対するレスポンスの代わりにエラーレスポンスとして送信するようにしたため、外部装置に対してこの異常内容を報知することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】CPU内蔵型の一般的なICカード10を、外部装置20(リーダライタ装置)に接続した状態を示すブロック図である。
【図2】従来の一般的なICカードにおいて実行されているメモリチェックの手順を示す流れ図である。
【図3】本発明の一実施例に係るICカードにおいて実行されるメモリチェックの手順を示す流れ図である。
【符号の説明】
10…ICカード
11…CPU
12…ROM
13…RAM
14…EEPROM
20…外部装置
Claims (3)
- CPUとこのCPUによってアクセスされるRAMおよびEEPROMとを内蔵し、外部装置からリセット信号を与えると、CPUが所定のメモリチェックルーチンを実行した後に外部装置に対してリセット応答信号を送信し、外部装置から所定のコマンドを与えると、CPUがこのコマンド処理ルーチンを実行した後に外部装置に対して所定のレスポンスを送信する機能をもった情報記録媒体において、
前記CPUが、前記リセット信号を受信した後、前記RAMに対するメモリチェックルーチンを実行した後に前記リセット応答信号の送信を開始する処理を行い、その後、前記EEPROMに対するメモリチェックルーチンを実行するように構成したことを特徴とするメモリチェック機能をもった情報記録媒体。 - 請求項1に記載の情報記録媒体において、
リセット応答信号を1バイト単位で送信するようにし、所定の1バイトの送信を行った後に、後続する次の1バイトの送信を行うまでの空き時間に、EEPROMに対するメモリチェックルーチンを実行するようにしたことを特徴とするメモリチェック機能をもった情報記録媒体。 - 請求項1または2に記載の情報記録媒体において、
CPUが、メモリチェックルーチンによるチェック結果を内蔵メモリの所定領域に記録し、外部装置から最初のコマンドを受信したときには、前記チェック結果が正常を示すものか、あるいは異常を示すものかを判断し、正常を示すものである場合には前記最初のコマンドについてのコマンド処理ルーチンを実行して所定のレスポンスを送信し、異常を示すものである場合には異常を示すエラーレスポンスを前記最初のコマンドに対する所定のレスポンスの代わりに送信することを特徴とするメモリチェック機能をもった情報記録媒体。
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|---|---|---|---|
| JP29373194A JP3625879B2 (ja) | 1994-11-02 | 1994-11-02 | メモリチェック機能をもった情報記録媒体 |
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