JP2010224855A - メモリ制御システム、メモリ制御方法、メモリ制御手段およびメモリ制御手段における制御方法 - Google Patents

メモリ制御システム、メモリ制御方法、メモリ制御手段およびメモリ制御手段における制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 データストローブ信号に異常が生じた場合であっても、データ要求元がメモリからデータを読み出すことが可能であり、かつ、データ要求元がデータ受取時にデータストローブ信号の異常を認識可能なメモリ制御システム、メモリ制御方法、メモリ制御手段およびメモリ制御手段における制御方法を提供する。
【解決手段】 本発明のメモリ制御システムは、記憶手段とデータ要求元とメモリ制御手段とを備える。データ要求元は、記憶手段に対して読み出し要求を行う。メモリ制御手段は、記憶手段からのデータの読み出し完了を示す通常データストローブ信号を記憶手段から所定時間内に受信しない場合に、擬似的なデータストローブ信号である擬似データストローブ信号を生成し、擬似データストローブ信号に基づき記憶手段からの読み出しデータをデータ要求元に送信するとともに、通常データストローブ信号に異常が生じた旨を示すエラー情報をデータ要求元に送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明はメモリ制御システム、メモリ制御方法、メモリ制御手段およびメモリ制御手段における制御方法に関し、特に、データストローブ信号に異常が生じた場合であっても、データ要求元がメモリからデータを読み出すことが可能であり、かつ、データ要求元がデータ受取時にデータストローブ信号の異常を認識可能なメモリ制御システム、メモリ制御方法、メモリ制御手段およびメモリ制御手段における制御方法に関する。
一般的に、半導体メモリ素子であるDRAM(Dynamic Random Access Memory)の一種として、動作速度向上のために外部のシステムクロックに同期して動作するシンクロナスDRAM(以下、SDRAM)が広く用いられている。特に、DDR(Double data rate)方式のSDRAMは、クロックの立ち上がりおよび立ち下がりエッジに同期して連続的に2つのデータを入出力可能な素子であり、多くのシステムで使用されている。
図6は、一般的なメモリ制御システム6の全体図である。
メモリ制御システム6は、データ要求手段61とメモリ制御手段62とDDR SDRAM63とから構成される。
図6に示すように、メモリ制御手段62は、アクセス要求として、メモリクロック信号11とコマンド信号12とデータストローブ信号13とデータ14とをDDR SDRAM63に送信する。
メモリ制御手段62は、データ要求手段61からアクセス要求を受けとると、DDR SDRAM63へのアクセスを開始する。
すなわち、データ要求手段61は、DDR SDRAM63へのデータ要求(リード、ライト)が発生した場合、その要求をアクセス要求21としてメモリ制御手段62に送信する。読み出し要求であれば、DDR SDRAM63の読み出しアドレスやデータ長がメモリ制御手段62に送られる。
メモリ制御手段62は、読み出しアドレス等を受けとり、それを基にDDR SDRAM63へのアクセスを行う。DDR SDRAM63は、メモリ制御手段62から読み出しコマンドおよび読み出しアドレスを受けとり、該当するデータをメモリ制御手段62に送信する。
このとき、読み出しデータは、CAS(Column Address Strobe)レイテンシを考慮したタイミングのデータストローブ信号13に同期して、DDR SDRAM63から送信される。メモリ制御手段62は、データストローブ信号13を基に作成されたデータ受け取りタイミングでデータ14を受けとり、データイネーブル信号23とともにそのデータ14を転送データ24としてデータ要求手段61に転送している。
図7に、メモリ制御手段62のブロック図を示す。
メモリ制御手段62は、DLL(Delay Locked Loop)40とデータ同期手段41とコマンド生成回路42とDDRクロック生成回路43とから構成される。
DLLは、外部クロック信号と内部クロック信号との間の時間差を制御・調整する回路である。DLLの働きにより、クロックに対するデータ入出力、データストローブ信号のスキューが最小となるように調整される。
データ同期手段41は、DDR DRAM4からデータ14を受け取ると、同期をとり、転送データ24およびデータイネーブル信号23をデータ要求手段61に出力する。
コマンド生成回路42は、データ要求手段61からのアクセス要求に基づいて、コマンド信号12を生成する。
DDRクロック生成回路43は、システムクロック信号20からメモリクロック信号11を生成する。
このようなメモリ制御システムにおいて、ストローブ信号の異常の場合の対処の一例として、特許文献2(第2頁左下第20行目〜右下第9行目)には、メモリ保護回路6がストーブ信号DTSBと信号DTACKとを監視するタイマ機能を持っており、所定時間を超えてもなお上記ストーブ信号DTSBが落ち着かない場合には、模擬読み取り確認を起動すべく、模擬信号DTAK’を発し、次いで当該信号DTCAK’を落とすようにすることが開示されている。
また、関連技術として特許文献1には、メモリカードに、データを管理するための管理情報とデータを順次書き込む前に記録を開始したことを示す記録開始フラグとを先に書き込んでおき、この書き込み後に実質的な管理情報を書き込み、その途中に異常を検出するための異常検出フラグを書き込むことが開示されている。
特開昭62−44855号公報 特開平6−95979号公報
上述した特許文献2に記載の技術では、模擬信号DTAK’を発したことによりDTCAK’が落とされたことを処理装置側が認識することができないという問題がある。すなわち、処理装置は、模擬信号DTAK’によりメモリからの読み出しデータを受信したことを読み出しデータ受信時には認識することができない。特許文献1記載の技術を用いても係る問題を解決することはできない。
本発明の目的は、データストローブに異常が生じた場合であっても、データ要求元がメモリからデータ(読み出しデータ)を読み出すことが可能であり、かつ、データ要求元が読み出しデータ受取時にデータストローブの異常を認識可能なメモリ制御システム、メモリ制御方法、メモリ制御手段およびメモリ制御手段における制御方法を提供することにある。
本発明のメモリ制御システムは、記憶手段と、記憶手段に対して読み出し要求を行うデータ要求元と、記憶手段からのデータの読み出し完了を示す通常データストローブ信号を記憶手段から所定時間内に受信しない場合に、擬似的なデータストローブ信号である擬似データストローブ信号を生成し、擬似データストローブ信号に基づき記憶手段からの読み出しデータをデータ要求元に送信するとともに、通常データストローブ信号に異常が生じた旨を示すエラー情報をデータ要求元に送信するメモリ制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明のメモリ制御方法は、記憶手段に対し読み出し要求を行う要求ステップと、記憶手段からデータの読み出し完了を示すデータストローブ信号を所定時間内に記憶手段から受信したか否かを監視する監視ステップと、所定時間内にデータストローブ信号を受信しない場合に、擬似データストローブ信号を生成する生成ステップと、擬似データストローブ信号が生成された場合、記憶手段からの読み出しデータおよびデータストローブ信号に異常が生じた旨を示すエラー情報をデータ要求元に送信する第1の送信ステップと、を有することを特徴とする。
本発明のメモリ制御手段は、データ要求手段が記憶手段に対して読み出し要求を行うメモリ制御システムにおけるメモリ制御手段において、記憶手段からのデータの読み出し完了を示す通常データストローブ信号を記憶手段から所定時間内に受信したか否かを監視し、受信しない場合は擬似的なデータストローブ信号である疑似データストローブ信号と疑似データストローブ信号を選択する旨を示す選択情報とを出力する監視手段と、選択情報に基づいて、通常データストローブ信号あるいは擬似データストローブ信号のいずれかを選択する選択手段と、選択手段において擬似データストローブ信号が選択された場合には、記憶手段から読み出しデータとして送信されているデータとエラー情報とをデータ要求元に送信する同期手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明のメモリ制御手段における制御方法は、記憶手段とデータ要求元とに接続され、監視手段と選択手段と同期手段とから構成されたメモリ制御手段における制御方法において、監視手段が、記憶手段からのデータの読み出し完了を示す通常データストローブ信号を受信したか否かを監視する監視ステップと、通常データストローブ信号を受信しない場合は擬似的なデータストローブ信号である疑似データストローブ信号と疑似データストローブ信号を選択する旨を示す選択情報とを出力する第1出力ステップと、選択手段が、選択情報に基づいて、通常データストローブ信号あるいは擬似データストローブ信号のいずれかを選択する選択ステップと、選択ステップにおいて擬似データストローブ信号が選択された場合には、記憶手段から読み出しデータとして送信されているデータとエラー情報とをデータ要求元に送信する送信ステップと、を有することを特徴とする。
本発明には、データストローブ信号に異常が生じた場合であっても、データ要求元がメモリからデータを読み出すことが可能であり、かつ、読み出されたデータの受取時にデータ要求元がデータストローブ信号の異常を認識することができるという効果がある。
本発明の第1の実施形態におけるメモリ制御システムの全体図である。 メモリ制御手段の詳細を示すブロック図である。 正常時のメモリ制御システムの動作を示すフローチャートである。 データストローブ信号の異常時におけるメモリ制御システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態におけるメモリ制御システムのブロック図である。 関連技術におけるメモリ制御システムの全体図である。 関連技術におけるメモリ制御手段を示すブロック図である。
まず、本発明の第1の実施形態に係るメモリ制御システムについて説明する。
図1に、本実施形態に係るメモリ制御システムの全体図を示す。
メモリ制御システム1は、データ要求手段2とメモリ制御手段3とメモリ4とから構成される。本実施形態では、メモリ4としてDDR SDRAMを例に説明する。
本実施形態の概要について説明する。
データ要求手段2がDDR SDRAM4に対してアクセス要求21(データ読み出し要求)を発行した際には、メモリ制御手段3は、DDR SDRAM4からメモリ制御手段3へ読み出しデータが返却されるまでの期間をタイマー監視する。そして、規定時間内に読み出しデータが返却されない場合(すなわち、データストローブ信号13を受け取らない場合)、メモリ制御手段3は異常が発生したと認識し、擬似データストローブ信号を生成する。
なお、以下の説明において、ストローブ信号を「生成する」、「出力する」、「受信する」等の表現は、有効な(すなわち、アサート状態の)ストローブ信号を「生成する」、「出力する」、「受信する」等を意味する。
メモリ制御手段3は、擬似データストローブ信号により、通常のデータストローブ信号で読み出しデータを受け取る動作時と同様のシーケンス動作で、データ要求手段2への読み出しデータ(転送データ24)の返却が可能である。
また、データ要求手段2へ転送データ24を送信する際、その転送データ24とともに、エラー発生を示すフラグ信号30を出力することで、データ要求手段2は、送られてきた転送データ24が「正しいデータではない」と判断することができると同時に、DDR SDRAM4およびメモリ制御手段3の間のデータストローブ信号に異常が発生したことを認識できる。
次に、本実施形態の詳細について説明する。
データ要求手段2は、DDR SDRAM4に対してのデータの読み出し/書き込み要求元であり、データ読み出しの場合、アクセス要求21としての読み出し要求をメモリ制御手段3に送信し、最終的にメモリ制御手段3からデータイネーブル信号23、転送データ(読み出しデータ)24、およびフラグ信号30を受け取ることで、要求したデータを受信する。一方、メモリ書き込みの場合には、データ要求手段2は、アクセス要求21としての書き込み要求、データイネーブル信号23および転送データ24をメモリ制御手段3に送信する。
メモリ制御手段3およびデータ要求手段2は、システムクロック信号20で同期をとる。メモリ制御手段3は、アクセス要求21の種別(読み出し/書き込み)に応じて、DDR SDRAM4に対し、所定のメモリクロック信号11、コマンド信号12、データストローブ信号13およびデータ14の送受信を行う。
データ要求手段2からのアクセス要求21が読み出し要求の場合、メモリ制御手段3は、メモリクロック信号11およびデータ読み出しを指示するコマンド信号12をDDR SDRAM4に送信し、その結果、DDR SDRAM4から読み出されたデータ13をデータストローブ13とともに受け取る。
データ要求手段2からのアクセス要求21が書き込み要求の場合には、メモリ制御手段3は、DDR SDRAM4に対し、メモリクロック信号11、データ書き込みを指示するコマンド信号12、データストローブ信号13および書き込まれるべきデータ14を送信する。
図2は本実施形態におけるメモリ制御手段3の詳細を示すブロック図である。
図2を参照すると、メモリ制御手段3は、DLL40とデータ同期手段41とリードデータストローブ監視手段50とコマンド生成手段42とDDRクロック生成手段43とストローブ選択手段52とを備える。本メモリ制御手段3は、リードデータストローブ監視手段50およびストローブ選択手段52を備える点が図7のメモリ制御手段62とは異なる。
リードデータストローブ監視手段50は、アクセス要求21が読み出し要求であることをコマンド生成手段42から通知されたとき、それに応答して、DDR SDRAM4からのデータストローブ信号13を監視する。リードデータストローブ監視手段50は、データストローブ信号13を規定時間内に受信しないと、異常が発生したと判断して擬似データストローブ信号51を出力し、一方、データストローブ信号13を規定時間内に受信した場合には、異常は発生しなかったと判断して擬似データストローブ信号51を出力しない。
メモリ制御手段3は、異常発生の場合には、疑似データストローブ信号51に基づき、SDRAM4からのデータ14を取り込み、そのデータを同期手段41を介して転送データ24としてデータイネーブル信号23とともにデータ要求手段2に送信する。また、同時に、メモリ制御手段3は、異常発生を示すフラグ信号30も送信する。 ストローブ選択手段52は、監視手段50からのストローブ選択信号53に基づき、DDR SDRAM4から送られてくるデータストローブ信号13と監視手段50から送られてくる擬似データストローブ信号51とのいずれかを選択出力する。
具体的には、ストローブ選択手段52は、通常はDDR SDRAM4からのデータストローブ信号13を選択し、異常検出時は、擬似データストローブ信号51を選択する。
次に、図1および図2を参照して、本実施形態における、DDR SDRAM4への読み出し動作についてさらに詳細に説明する。
まず、データ要求手段2がメモリ制御手段3にアクセス要求21(以下、説明の便宜上、読み出し要求21と言う。)を行う。この読み出し要求21には、読み出すべきデータのメモリアドレス情報が含まれている。
読み出し要求の場合には、データイネーブル信号23および転送データ24はメモリ制御手段3に転送されないことは言うまでもない。
メモリ制御手段3内のコマンド生成手段42は、データ要求手段2からの読み出し要求21を受け、この要求の解析を行い、DDR SDRAM4にアクセスするためのリード命令や読み出しアドレスなどを含むコマンド信号12を生成し、SDRAM4に出力する。
さらに、このとき、コマンド生成手段42は、リードデータストローブ監視手段50に、DDR SDRAM4に対して読み出し動作を実行することを通知する。
リードデータストローブ監視手段50は、コマンド生成手段42からのこの通知をトリガにデータストローブ信号13の監視を開始する。すなわち、DDR SDRAM4へのコマンド信号発行後の一定期間内にデータストローブ信号13がSDRAM4から送信されてくるか否かの監視が行われる。なお、この監視動作においては、データストローブ信号の有無を直接監視するのではなく、以下のようにデータイネーブル信号が一定期間内に出力されるか否かが監視される。
すなわち、通常、データストローブ信号13は、DDR SDRAM4から、読み出しデータと同期してメモリ制御手段3に送信される。このデータストローブ信号13に同期して、SDRAM4からの読み出しデータ14が同期手段41に取り込まれる。さらに、データストローブ信号13に応答して、データイネーブル信号23が同期手段41で作成され、このデータイネーブル信号23は読み出しデータ14とともにシステムクロック20に同期して要求手段2に出力される。このような動作を考慮して、リードデータストローブ監視手段50による上述の監視動作においては、データストローブ信号に基づいて作成されるデータイネーブル信号23がコマンド信号発行後の一定期間内に出力されるか否かが監視される。
データストローブ信号13を伝送する信号線に断線等の異常が発生した場合、メモリ制御手段3にはデータストローブ信号13が入力されず、その結果として、データ同期化手段41からデータイネーブル信号23も出力されないため、リードデータストローブ監視手段50の監視でデータストローブ信号の異常が検出されることとなる。
このとき、リードデータストローブ監視手段50は、擬似データストローブ信号51およびストローブ選択信号53を出力する。
擬似データストローブ信号51は、データストローブ信号13と同様の働きをする擬似信号である。
ストローブ選択信号53は、データストローブ信号13と擬似データストローブ信号51とのいずれかを選択するよう選択手段52に指示する信号であり、通常は、データストローブ信号13の選択を指示しているが、リードデータストローブ監視手段50が異常を検出したときは、擬似データストローブ信号51の選択を指示する。
ストローブ選択手段52で擬似データストローブ信号51が選択されると、データ同期手段41に入力される。データ同期手段41は、入力された擬似データストローブ信号51に同期したデータイネーブル信号23を生成し、その信号23をシステムクロック20に同期させて要求手段2に出力する。このとき、リードデータストローブ監視手段50は、異常発生を示すフラグ信号30を出力する。
これらのデータイネーブル信号23およびフラグ信号30を受け取ったデータ要求手段2は、データイネーブル信号23に基づき転送データ24を受け取るが、フラグ信号30が異常発生を示していることで、転送データ24は正当なデータではない可能性があることを認識する。それと同時に、データ要求手段2は、DDR SDRAM4とメモリ制御手段3との間のデータストローブ信号13に何か異常が発生したことを認識できる。
図3および図4は、正常時および異常発生時におけるメモリ制御手段3からDDR SDRAM4への読み出し要求時の各信号の状態を示すタイミングチャートである。
まず、図3を参照して、データストローブ信号13に異常がなかった場合について説明する。
まず、DDR SDRAM4が、メモリ制御手段3からコマンド信号12を受けとると、データ読み出しを実行後、データストローブ信号13および読み出したデータ14を出力する。一方、リードデータストローブ監視手段50は、コマンド信号12が送信されると、データイネーブル信号13の監視を開始する。
データ同期手段41は、DDR SDRAM4からデータストローブ信号13およびデータ14を受けとると、システムクロック20に同期して、データイネーブル信号23および受けとった読み出しデータ14を転送データ24としてをデータ要求手段2に出力する。
リードデータストローブ監視手段50は、データイネーブル信号23の出力を検出するため、読み出し要求が正常に完了していると判断して監視動作を中止する(異常発生を示すフラグ信号30は出力しない)。
次に、図4を参照して、データストローブ信号13に異常があった場合について説明する。
DDR SDRAM4へのコマンド信号12の送出からリードデータストローブ監視手段50が監視開始するまでは、正常動作時(図3)と同様である。
DDR SDRAM4からのデータストローブ信号13がメモリ制御手段2に入力されない場合、データ同期手段41からデータイネーブル信号23が出力されない。そのため、リードデータストローブ監視手段50の監視で異常が検出され、擬似データストローブ信号51およびこの擬似データストローブ信号の選択を指示するストローブ選択信号53が出力される。
その結果、ストローブ選択手段52はデータ同期手段41に擬似データストローブ信号51を出力することとなる。
データ同期手段41は、擬似データストローブ信号51に同期したデータイネーブル信号23を生成し、要求手段2に出力する。このとき、リードデータストローブ監視手段50は、異常検出後にデータイネーブル信号23が出力されたということに基づいて、異常発生を示すフラグ信号30を要求手段2に出力する。
データ要求手段2は、データイネーブル信号23に加えて異常発生を示すフラグ信号30を受信したことで、受け取った転送データ24が正当ではない可能性があると判断できるともに、DDR SDRAM4の読み出し要求でデータイネーブル信号に異常が発生したと認識する。
なお、本実施形態では、メモリ制御手段3がデータイネーブル信号23と転送データ24とフラグ信号30とを同時にデータ要求手段2に送信する構成にしたが、データイネーブル信号23とフラグ信号30とを転送データ24よりも前に送信する構成にしても良い。
このように、本発明の本実施形態には、データストローブ信号に異常が生じた場合であっても、データ要求元がメモリ(DDR SDRAM)からデータを読み出すことが可能であり、かつ、データ要求元が読み出しデータ受取時にデータストローブ信号の異常発生を認識することができるという効果がある。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
本実施形態では、リードデータストローブ監視手段50のみが第1の実施形態と異なる。
図5に本実施形態のメモリ制御手段3のブロック図を示す。
本実施形態では、リードデータストローブ監視手段50に監視設定値60が入力される。監視設定値60とは、データストローブ信号の監視時間(監視時間の要素としては、データストローブ信号のサイクル数や、送信されてくるまでの時間がある)であり、ソフトウェア等で任意に設定可能である。
本発明の本実施形態では、使用するメモリに応じた監視時間を任意設定できるようにすることにより、システムで利用可能な様々なメモリに対応が可能となる。
1 DDR SDRAM
2 メモリ制御手段
3 データ要求手段
11 メモリクロック信号
12 コマンド
13 データストローブ信号
14 データ
20 システムクロック信号
21 アクセス要求
23 データイネーブル信号
24 転送データ
30 フラグ信号
40 DLL
41 データ同期手段
42 コマンド生成手段
43 DDRクロック生成手段
50 リードデータストローブ監視手段
51 擬似データストローブ信号
52 ストローブ選択手段
53 ストローブ選択

Claims (18)

  1. 記憶手段と、
    前記記憶手段に対して読み出し要求を行うデータ要求元と、
    前記記憶手段からのデータの読み出し完了を示す通常データストローブ信号を前記記憶手段から所定時間内に受信しない場合に、擬似的なデータストローブ信号である擬似データストローブ信号を生成し、前記擬似データストローブ信号に基づき前記記憶手段からの読み出しデータをデータ要求元に送信するとともに、前記通常データストローブ信号に異常が生じた旨を示すエラー情報を前記データ要求元に送信するメモリ制御手段と、
    を備えたことを特徴とするメモリ制御システム。
  2. 前記メモリ制御手段は、前記読み出しデータおよび前記通常データストローブ信号を前記記憶手段から受信すると、前記読み出しデータを前記記憶手段に送信することを特徴とする請求項1記載のメモリ制御システム。
  3. 前記メモリ制御手段は、前記読み出しデータと同じタイミングあるいは前記読み出しデータよりも早いタイミングで前記エラー情報を前記データ要求元に送信することを特徴とする請求項1または2記載のメモリ制御システム。
  4. 前記メモリ制御手段は、前記記憶手段に対して読み出し要求を行ってから所定時間内に前記通常データストローブ信号を受信しない場合に、前記疑似データストローブ信号を発行することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のメモリ制御システム。
  5. 前記メモリ制御手段は、
    前記通常データストローブ信号を受信したか否かを所定時間監視し、受信しない場合は前記疑似データストローブ信号と前記疑似データストローブ信号の選択を指示する選択情報とを出力する監視手段と、
    前記選択情報に基づいて、前記通常データストローブ信号および前記擬似データストローブ信号のいずれかを選択する選択手段と、
    前記選択手段において前記擬似データストローブ信号が選択された場合には、前記記憶手段から読み出しデータとして送信されているデータと前記エラー情報とを前記データ要求元に送信する同期手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のメモリ制御システム。
  6. 前記同期手段は、前記擬似データストローブ信号および前記通常データストローブ信号のいずれかを受信すると、データイネーブル信号を前記データ要求元に出力し、
    前記監視手段は、前記データイネーブル信号が出力された場合に、前記データイネーブル信号が前記疑似データストローブ信号に基づくものか否かを判断し、前記疑似データストローブ信号に基づくものである場合には前記エラー情報を前記データ要求元に送信することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のメモリ制御システム。
  7. 前記監視手段には、前記通常データストローブ信号の監視時間に関する監視情報が設定され、
    前記監視手段は、前記監視情報に基づいて前記通常データストローブ信号を監視することを特徴とする請求項5または6記載のメモリ制御システム。
  8. 記憶手段に対し読み出し要求を行う要求ステップと、
    前記記憶手段からデータの読み出し完了を示すデータストローブ信号を所定時間内に前記記憶手段から受信したか否かを監視する監視ステップと、
    前記所定時間内に前記データストローブ信号を受信しない場合に、擬似データストローブ信号を生成する生成ステップと、
    前記擬似データストローブ信号が生成された場合、前記記憶手段からの読み出しデータおよび前記データストローブ信号に異常が生じた旨を示すエラー情報をデータ要求元に送信する第1の送信ステップと、
    を有することを特徴とするメモリ制御方法。
  9. 前記メモリ制御手段が、前記読み出しデータおよび前記通常データストローブ信号を前記記憶手段から受信すると、前記読み出しデータを前記記憶手段に送信する第2の送信ステップを有することを特徴とする請求項8記載のメモリ制御方法。
  10. 前記第1送信ステップにおいて、前記メモリ制御手段は、前記読み出しデータと同じタイミングあるいは前記読み出しデータよりも早いタイミングで前記エラー情報を前記データ要求元に送信することを特徴とする請求項8または9記載のメモリ制御方法。
  11. 前記生成ステップにおいて、前記メモリ制御手段は、前記記憶手段に対して前記読み出し要求を行ってから所定時間内に前記通常データストローブ信号を受信しない場合に、前記疑似データストローブ信号を生成することを特徴とする請求項8ないし10のいずれかに記載のメモリ制御方法。
  12. 前記通常データストローブ信号の監視時間に関する監視情報を前記監視手段に設定するステップを有し、
    前記監視ステップにおいて、前記監視手段は前記監視情報に基づいて、前記データストローブ信号の監視を行うことを特徴とする請求項8ないし11のいずれかに記載のメモリ制御方法。
  13. データ要求手段が記憶手段に対して読み出し要求を行うメモリ制御システムにおけるメモリ制御手段において、
    前記記憶手段からのデータの読み出し完了を示す通常データストローブ信号を前記記憶手段から所定時間内に受信したか否かを監視し、受信しない場合は擬似的なデータストローブ信号である疑似データストローブ信号と前記疑似データストローブ信号を選択する旨を示す選択情報とを出力する監視手段と、
    前記選択情報に基づいて、前記通常データストローブ信号あるいは前記擬似データストローブ信号のいずれかを選択する選択手段と、
    前記選択手段において前記擬似データストローブ信号が選択された場合には、前記記憶手段から読み出しデータとして送信されているデータと前記エラー情報とを前記データ要求元に送信する同期手段と、
    を備えたことを特徴とするメモリ制御手段。
  14. 前記同期手段は、前記擬似データストローブ信号および前記通常データストローブ信号のいずれかと前記読み出しデータとを受信すると、データイネーブル信号を前記データ要求元に出力し、
    前記監視手段は、前記データイネーブル信号が出力された場合に、前記データイネーブル信号が前記疑似データストローブ信号に基づくものか否かを判断し、前記疑似データストローブ信号に基づくものである場合に前記エラー情報を前記データ要求元に送信することを特徴とする請求項13記載のメモリ制御手段。
  15. 前記監視手段には、前記通常データストローブ信号の監視時間に関する監視情報が設定され、
    前記監視手段は、前記監視情報に基づいて、前記通常データストローブ信号の監視を行うことを特徴とする請求項13または14記載のメモリ制御手段。
  16. 記憶手段とデータ要求元とに接続され、監視手段と選択手段と同期手段とから構成されたメモリ制御手段における制御方法において、
    前記監視手段が、前記記憶手段からのデータの読み出し完了を示す通常データストローブ信号を受信したか否かを監視する監視ステップと、
    前記通常データストローブ信号を受信しない場合は擬似的なデータストローブ信号である疑似データストローブ信号と前記疑似データストローブ信号を選択する旨を示す選択情報とを出力する第1出力ステップと、
    前記選択手段が、前記選択情報に基づいて、前記通常データストローブ信号あるいは前記擬似データストローブ信号のいずれかを選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにおいて前記擬似データストローブ信号が選択された場合には、前記記憶手段から読み出しデータとして送信されているデータと前記エラー情報とを前記データ要求元に送信する送信ステップと、
    を有することを特徴とするメモリ制御手段における制御方法。
  17. 前記同期手段が、前記擬似データストローブ信号および前記通常データストローブ信号のいずれかを受信すると、データイネーブル信号を前記データ要求元に出力する第2出力ステップと、
    を有し、
    前記送信ステップにおいて、前記監視手段が、前記データイネーブル信号が出力された場合に、前記データイネーブル信号が前記疑似データストローブ信号に基づくものか否かを判断し、前記疑似データストローブ信号に基づくものである場合に前記エラー情報を前記データ要求元に送信することを特徴とする請求項16記載のメモリ制御手段における制御方法。
  18. 前記データストローブ信号の監視時間に関する監視情報を前記監視手段に設定するステップを有し、
    前記監視ステップにおいて、前記監視手段は、前記監視情報に基づいて前記通常データストローブの監視を行うことを特徴とする請求項16または17記載のメモリ制御手段における制御方法。
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