JPH1152101A - プラスチックレンズの製造方法 - Google Patents

プラスチックレンズの製造方法

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JPH1152101A
JPH1152101A JP9208015A JP20801597A JPH1152101A JP H1152101 A JPH1152101 A JP H1152101A JP 9208015 A JP9208015 A JP 9208015A JP 20801597 A JP20801597 A JP 20801597A JP H1152101 A JPH1152101 A JP H1152101A
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plastic lens
disperse dye
lens
dyeing
surfactant
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JP9208015A
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Takeshi Maruyama
剛 丸山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紫外線吸収剤を含浸させたプラスチックレン
ズに染色加工を行う場合、紫外線吸収効果が低下する、
ムラになる、あるいは凝集して作業性が低下するといっ
た課題がある。 【解決手段】 プラスチックレンズを紫外線吸収剤含浸
後キャリア、分散剤及び分散染料を含む液中に浸漬する
ことによって紫外線吸収効果を阻害することなく十分な
染色スピードを確保する。また、紫外線吸収剤、キャリ
ア、分散剤及び分散染料を含む液中に浸漬する事によっ
て紫外線吸収効果付加と染色を同時に制約無く行う。ま
た、これらに使用する分散染料を紫外線吸収剤の含浸に
よる着色を打ち消すような色調のものに設定すればレン
ズへの特定の着色を防止でき、外観品質の向上が図れ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外線吸収効果を
持つプラスチックレンズの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックレンズはガラスレンズに替
わって、急速に普及している。中でも染色による多彩な
カラー化が可能な点は、安全性等と共にプラスチックレ
ンズの大きな特徴として普及拡大に寄与している。近年
ではこの染色加工の一部として、紫外線吸収剤をレンズ
表面に含浸させることによって430nm程度以下の短
波長領域の透過率を減衰させ、眼球あるいは皮膚への紫
外線の影響を抑えることを謳ったいわゆるUVカット加
工が人気を高めている。しかしこの加工はレンズが黄色
化するという問題があった。この黄色を消す方法とし
て、紫外線吸収剤と黄色を打ち消す色調の分散染料とを
同時に添加した染色液で染色する方法と紫外線吸収剤を
含浸させた後に同じく黄色を打ち消す色調の染料で染色
を行なう方法が特開平1-230003号公報に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この特
開平1-230003号公報に示されている方法に従って紫外線
吸収剤含浸後に染色加工を行った場合、その染色性が悪
い為長時間の染色加工となり、これによって紫外線吸収
剤が離脱し、紫外線吸収性能が低下するといった問題点
を有していた。また、ただ単純に紫外線吸収剤と分散染
料とを同時に添加して染色した場合は分散性が悪く、ム
ラになる、あるいは凝集して作業性の悪化を招き、コス
ト増の原因になるという欠点を有していた。
【0004】本発明は以上の点に鑑み、プラスチックレ
ンズに紫外線吸収効果付加並びに染色を行う場合の効果
的な製造方法を定めることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】プラスチックレンズまた
は染色可能なシリコーン系ハードコートを被覆したプラ
スチックレンズに紫外線吸収効果を付加させた場合の染
色方法として、紫外線吸収剤含浸後、溶剤1リットルに
対しキャリア剤として芳香族誘導体を0.5〜50.0g、界面
活性剤を1.0〜30.0g、分散染料を0.001〜10.0g含む液中
に浸漬することによって紫外線吸収効果を阻害すること
無く、また十分な染色スピードでの染色を可能とするも
のである。本発明におけるシリコーン系ハードコートと
は、少なくとも−Si-O-Si−結合を有し、かつ3次元架
橋した化合物からなる、高硬度な被膜であり、本発明に
おける染色方法で十分に実用性あるレベルに染色可能な
物であれば特に限定されない。
【0006】また、溶剤1リットルに対し紫外線吸収剤
を2.0〜50.0g、キャリア剤として芳香族誘導体を0.5〜5
0.0g、界面活性剤を1.0〜30.0g、分散染料を0.001〜10.
0g含む液中にプラスチックレンズまたは染色可能なシリ
コーン系ハードコートを被覆したプラスチックレンズを
浸漬することによって紫外線吸収効果と染色を同時に、
制約無く行なうことが可能となる。
【0007】これらに使用する分散染料を、紫外線吸収
剤の含浸による着色を打ち消すような関係にある色調を
持つものに設定すればレンズに特定の着色がなされるこ
とを防止し、外観品質の向上が図れる。
【0008】なお、以上の加工において紫外線吸収剤が
溶剤1リットルに対し3.0g以下では充分な含浸スピード
が得られず、50.0g以上では分散されないため均一に染
色させることが出来ない。また、キャリアが溶剤1リッ
トルに対し0.5g以下では充分な染色性が得られず、50.0
g以上では分散染料と凝集しまだらに染色される。界面
活性剤が溶剤1リットルに対し1.0g以下では分散染料が
分散されずまだらに染色され、30.0g以上では染色性が
低下する。分散染料が溶剤1リットルに対し0.001g以下
では充分な染色性が得られず、10.0g以上では分散され
ずまだらに染色される。
【0009】この発明においては、キャリアは分散染料
用のキャリアであれば特に限定されないが、好ましいの
はフェニルフェノール系化合物、ベンジルアルコール、
フェネチルアルコール、フェニルセロソルブ、エチレン
グリコールモノベンジルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノベンジルエーテル、フェニルグリコールあるいは
ダイキャリアーTN−55(大和化学工業株式会社)が
挙げられる。
【0010】好ましい紫外線吸収剤は2,2',4,4'-テトラ
ヒドロキシベンゾフェノン、2,2'-シ゛ヒト゛ロキシ-4-メトキシベ
ンゾフェノンが挙げられる。使用する染料は繊維用分散
染料が好ましく、所望の色種に応じた染料を用いればよ
い。特に黄色度の軽減を目的とする場合には青・赤・バ
イオレット系の染料の中から選択すればよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施例−1 紫外線吸収剤2,2',4,4'-テトラヒドロキシベンゾフェノ
ン(商品名UVINUL D−50:五協産業)20g/lを分散さ
せた温水(90℃)中に商品名セイコースーパーソブリ
ンの生地レンズ(セイコーエプソン(株)製、以下ソブ
リン生地という)を15分間浸漬し、レンズ表面に含浸
させた。この後、界面活性剤NIKKOLNES−203(日
光ケミカルズ株式会社)3g/l、キャリアDKC−N
(大和化学工業株式会社)3g/l、分散染料テラシルブ
ルーE−GLF(チバガイギー)1.0g/lを分散させた
温水(90℃)中に3分間浸漬し、染色レンズを得た。
評価は高速積分球式分光透過率測定器DOT−3(村上
色彩技術研究所)を使用し、染色性は測定値のL*で比較
し、紫外線吸収効果は400nm時の分光透過率で比較し
た。この結果、キャリアを使用しない場合のL*が80
に対してキャリア使用の場合は50に達し、明らかに染
色性が向上している。また、紫外線吸収効果の低下も見
られず、製品として使用できる物であった。
【0012】実施例−2 紫外線吸収剤2,2',4,4'-テトラヒドロキシベンゾフェノ
ン(商品名UVINUL D−50:五協産業)20g/lを分散さ
せた温水(90℃)中にソブリン生地を15分間浸漬
し、レンズ表面に含浸させた。この後、界面活性剤NIKK
OL NES−203(日光ケミカルズ株式会社)3g/l、
キャリアDKC−N(大和化学工業株式会社)3g/l、
分散染料テラシルブルーE−GLF(チバガイギー)0.
1g/l、FSPレッドBL(双葉産業)0.04g/lを分散
させた温水(90℃)中に10秒間浸漬後水洗し、補色
したレンズを得た。このレンズは紫外線吸収剤のみを含
浸させたレンズに対して黄色味が明らかに少なく、外観
品質が向上している。しかも紫外線吸収剤のみを含浸し
た場合とほぼ等しい紫外線吸収効果が得られている。
【0013】実施例−3 紫外線吸収剤2,2',4,4'-テトラヒドロキシベンゾフェノ
ン(商品名SEESORB 106:シプロ化成)10g/l、界面
活性剤NIKKOL NES−203(日光ケミカルズ株式会
社)5g/l、キャリア ダイキャリアーTN−55(大和
化学工業株式会社)3g/l、分散染料テラシルブルーE
−GLF(チバガイギー)0.01g/l、FSPレッドBL
(双葉産業)0.005g/lを分散させた温水(90℃)中
にソブリン生地を15分間浸漬後水洗し、補色したレン
ズを得た。これを紫外線吸収剤のみを含浸させたレンズ
と比較すると明らかに黄色味が少なく、外観品質が向上
している。しかも紫外線吸収剤のみを含浸した場合とほ
ぼ等しい紫外線吸収効果が得られている。
【0014】実施例−4 紫外線吸収剤2,2'-ジヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェ
ノン(商品名CYASORBUV−24:白石カルシウム)5g
/lを分散させた温水(90℃)中に商品名セイコース
ーパールーシャスの生地レンズ(セイコーエプソン
(株)製、以下ルーシャス生地という)を15分間浸漬
し、レンズ表面に含浸させた。この後、界面活性剤ネオ
ノール20(山川薬品工業株式会社)8g/l、キャリア
DKC−N(大和化学工業株式会社)3g/lと分散染料
FSPブルーAUL−S(双葉産業)1.0g/lを分散さ
せた温水(90℃)中に5分間浸漬し、レンズ表面を染
色させた。評価は実施例−1と同様の方法で行った。こ
の結果、キャリアを使用しない場合のL*が93に対し
てキャリア使用の場合は75に達し、明らかに染色性が
向上している。また、紫外線吸収効果の低下は約5%で
あり、製品として使用できる範囲であった。
【0015】実施例−5 紫外線吸収剤2,2'-ジヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェ
ノン(商品名CYASORBUV−24:白石カルシウ
ム)5g/lを分散させた温水(90℃)中にルーシャ
ス生地(セイコーエプソン(株)製)を15分間浸漬
し、レンズ表面に含浸させた。この後、界面活性剤ネオ
ノール20(山川薬品工業株式会社)8g/l、キャリア
DKC−N(大和化学工業株式会社)3g/lと分散染料
FSPブルーAUL−S(双葉産業)0.1g/l、FSP
レッドE−A(双葉産業)0.05g/lを分散させた温水
(90℃)中にルーシャス生地を20秒間浸漬し、レン
ズ表面に含浸させた。このレンズは実施例−3と同じく
黄色味が明らかに少なく、外観品質が向上している。し
かも紫外線吸収剤のみを含浸した場合とほぼ等しい紫外
線吸収効果が得られている。
【0016】実施例−6 紫外線吸収剤2,2'-ジヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェ
ノン(商品名CYASORBUV−24:白石カルシウム)5g
/l、界面活性剤エマール40ペースト(花王)16g/
l、キャリアDKC−N(大和化学工業株式会社)3g/
l、分散染料FSPブルーAUL−S(双葉産業)0.015
g/l、FSPレッドE−A(双葉産業)0.0075g/lを分
散させた温水(90℃)中にルーシャス生地を15分間
浸漬し、レンズ表面に含浸させた。このレンズは実施例
−4と同じく黄色味が明らかに少なく、外観品質が向上
している。しかも紫外線吸収剤のみを含浸した場合とほ
ぼ等しい紫外線吸収効果が得られている。
【0017】実施例−7 上記実施例−5におけるルーシャス生地を商品名セイコ
ースーパーフロンティアの生地レンズ(セイコーエプソ
ン(株)製、以下フロンティア生地という)に置き換え
て同様の加工を行ったところ、同様の効果が得られた。
【0018】実施例−8 上記実施例−6におけるルーシャス生地をフロンティア
生地に置き換えて同様の加工を行ったところ、同様の効
果が得られた。
【0019】実施例−9 紫外線吸収剤2,2'-ジヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェ
ノン(商品名CYASORBUV−24:白石カルシウム)5g
/lを分散させた液中にシリコーン系ハードコートを被
覆した商品名セイコースーパークレアの生地レンズ(セ
イコーエプソン(株)製、以下クレア生地という)を1
5分間浸漬し、表面に含浸させた。この後、界面活性剤
NES−203(日光ケミカルズ株式会社)3g/l、キ
ャリアとしてベンジルアルコール10g/l、分散染料テラ
シルブルーE−GLF(チバガイギー)0.5g/l、FS
PレッドBL(双葉産業)0.3g/lを分散させた温水
(90℃)中に10秒間浸漬し、レンズ表面に含浸させ
た。このレンズは実施例−2と同じく黄色味が明らかに
少なく、外観品質が向上している。
【0020】実施例−10 紫外線吸収剤2,2'-ジヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェ
ノン(商品名CYASORBUV−24:白石カルシウム)5g
/l、界面活性剤ネオノール20(大和化学工業株式会
社)10g/l、キャリアとしてベンジルアルコール5g/
l、分散染料テラシルブルーE−GLF(チバガイギ
ー)0.02g/l、FSPレッドBL(双葉産業)0.01g/l
を分散させた温水(90℃)中にシリコーン系ハードコ
ートを被覆したクレア生地を15分間浸漬し、レンズ表
面に含浸させた。このレンズは実施例−3と同じく黄色
味が明らかに少なく、外観品質が向上している。しかも
紫外線吸収剤のみを浸漬した場合とほぼ等しい紫外線吸
収効果が得られている。
【0021】実施例−11 攪拌子を備えたガラス容器に、下記構造式で表されるテ
トラチオール化合物(A成分、B成分、C成分の混合比
はモル比で、A/B/C=80/10/10)100重
量部、
【0022】
【化1】
【0023】m−キシリレンジイソシアネート103重
量部、ジブチルスズジラウレート0.02重量部、内部
離型剤0.15重量部、2−(5−メチル−2−ヒドロ
キシフェニル)ベンゾトリアゾール0.09重量部を混
合し、充分に撹拌した後、5mmHgの真空下で充分に
脱泡した。
【0024】得られた混合液を、二枚のガラス型を封止
用テープで保持したレンズモールドに注入し、温風加熱
炉により35℃から120℃まで9時間で昇温し、最高
温度120℃で0.5時間保持した後、4時間で40℃
まで放冷した後、レンズモールドから離型し、反応生成
物を得た。
【0025】これによって得られたレンズ生地を、紫外
線吸収剤2,2',4,4'-テトラヒドロキシベンゾフェノン
(商品名SEESORB 106:シプロ化成)10g/lを分散さ
せた液中に15分間浸漬し、表面に含浸させた。この
後、界面活性剤NES−203(日光ケミカルズ株式会
社)3g/l、キャリアとしてベンジルアルコール10g/
l、分散染料テラシルブルーE−GLF(チバガイギ
ー)0.5g/l、FSPレッドBL(双葉産業)0.3g/lを
分散させた温水(90℃)中に10秒間浸漬し、レンズ
表面に含浸させた。このレンズは実施例−2と同じく黄
色味が明らかに少なく、外観品質が向上している。
【0026】実施例−12 実施例−11と同様のレンズ生地を、紫外線吸収剤2,
2',4,4'-テトラヒドロキシベンゾフェノン(商品名SEES
ORB 106:シプロ化成)10g/l、界面活性剤NES−
203(日光ケミカルズ株式会社)3g/l、キャリアと
してベンジルアルコール10g/l、分散染料テラシルブル
ーE−GLF(チバガイギー)0.01g/l、FSPレッド
BL(双葉産業)0.005g/lを分散させた温水(90
℃)中に15分間浸漬し、レンズ表面に含浸させた。こ
のレンズは実施例−3と同じく黄色味が明らかに少な
く、外観品質が向上している。しかも紫外線吸収剤のみ
を浸漬した場合とほぼ等しい紫外線吸収効果が得られて
いる。
【0027】比較例−1 実施例−4において界面活性剤のネオノール20とキャ
リアのDKC−Nを用いずに同様の加工を行なったとこ
ろ、分散染料の分散が十分でなく、まだらに染色され、
かつ染色濃度が得られず、長時間の染色において紫外線
吸収効果が透過率で20%程度低下し、仕様を満足でき
ない。
【0028】比較例−2 実施例−6においてキャリアのDKC−Nをニコチン酸
1g/lに置き換えてルーシャス素材を同様に加工したと
ころ、全く染色されなかった。
【0029】比較例−3 実施例−10においてキャリアのベンジルアルコールと
界面活性剤のネオノール20を用いずに同様の加工を行
ったところ、分散染料・紫外線吸収剤の分散が十分でな
く、レンズに分散染料と紫外線吸収剤の凝集物が付着
し、レンズ外観を悪化させ、また紫外線吸収効果が得ら
れなかった。
【0030】第1表に実施例・比較例の性能を示す。
【0031】
【表1】
【0032】
【発明の効果】以上述べたように紫外線吸収効果を持た
せたプラスチックレンズを作成する場合、染色加工にお
いてキャリア・界面活性剤を含む液に浸漬することによ
って紫外線吸収効果の維持と染色性の確保が実現でき
る。
【0033】または、紫外線吸収剤・キャリア・界面活
性剤・分散染料を含む液に浸漬することによって紫外線
吸収効果と染色が同時に得られる。
【0034】これらの分散染料を、紫外線吸収剤含浸に
よってレンズが帯びる色の補色となる色に設定しておく
ことによって、低波長可視光線が減衰する為に起こるレ
ンズの着色を軽減し、外観品質の向上が可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G02B 3/00 G02C 7/10 // G02C 7/10 G02B 1/10 Z B29K 33:04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紫外線吸収剤が含浸されたプラスチック
    レンズ又は該プラスチックレンズに染色可能なハードコ
    ートを被覆したプラスチックレンズを、溶剤1リットル
    に対して分散染料0.001〜10.0g,界面活性剤1.0〜30.0g
    及びキャリア剤0.5〜50.0gを含有させた染色液に浸漬
    し、染色することを特徴とするプラスチックレンズの製
    造方法。
  2. 【請求項2】 プラスチックレンズ又は染色可能なハー
    ドコートを被覆したプラスチックレンズを、溶剤1リッ
    トルに対して分散染料0.001〜10.0g,界面活性剤1.0〜3
    0.0g,キャリア剤0.5〜50.0g及び紫外線吸収剤2.0〜50.
    0gを含有させた染色液に浸漬し、染色することを特徴と
    するプラスチックレンズの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2においてキャリア剤と
    して芳香族誘導体を使用することを特徴とするプラスチ
    ックレンズの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2においてレンズがチオ
    ウレタン系またはメタクリレート系またはアリル系樹脂
    であることを特徴とするプラスチックレンズの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1または2においてハードコート
    がシリコーン系ハードコートであることを特徴とするプ
    ラスチックレンズの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1または2において分散染料が紫
    外線吸収剤による着色を打ち消すような補色関係にある
    色調であることを特徴とするプラスチックレンズの製造
    方法。
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