JPH11515157A - トランジスタ比率が制御されたcmos伝送線等化器 - Google Patents

トランジスタ比率が制御されたcmos伝送線等化器

Info

Publication number
JPH11515157A
JPH11515157A JP10512615A JP51261598A JPH11515157A JP H11515157 A JPH11515157 A JP H11515157A JP 10512615 A JP10512615 A JP 10512615A JP 51261598 A JP51261598 A JP 51261598A JP H11515157 A JPH11515157 A JP H11515157A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission line
signal
equalizer
transfer function
transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10512615A
Other languages
English (en)
Inventor
チェン,ユィー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advanced Micro Devices Inc
Original Assignee
Advanced Micro Devices Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advanced Micro Devices Inc filed Critical Advanced Micro Devices Inc
Publication of JPH11515157A publication Critical patent/JPH11515157A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/02Details
    • H04B3/04Control of transmission; Equalising
    • H04B3/14Control of transmission; Equalising characterised by the equalising network used
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H11/00Networks using active elements
    • H03H11/02Multiple-port networks
    • H03H11/04Frequency selective two-port networks
    • H03H11/0422Frequency selective two-port networks using transconductance amplifiers, e.g. gmC filters
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/02Details
    • H04B3/04Control of transmission; Equalising
    • H04B3/14Control of transmission; Equalising characterised by the equalising network used
    • H04B3/143Control of transmission; Equalising characterised by the equalising network used using amplitude-frequency equalisers
    • H04B3/144Control of transmission; Equalising characterised by the equalising network used using amplitude-frequency equalisers fixed equalizers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Networks Using Active Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 伝送線を通して送られた歪んだ信号を受取り、信号の歪みを補償するためのCMOS伝送線等化器が提供される。この等化器は、単一の極および単一の零点を備える伝達関数特性を有する。伝達関数は、単一の極と単一の零点との間の比率を制御するためのミラー比回路(CMR)を含む。ミラー比回路はトランジスタサイズの比率により制御される。単一の零点は、伝送線の伝達関数における優勢の極を相殺して、伝送線を原因とする信号の歪みを補償する働きをする。

Description

【発明の詳細な説明】 トランジスタ比率が制御されたCMOS伝送線等化器 発明の背景 1.発明の分野 本発明は包括的に、データ通信システムにおいて用いられる集積回路技術に関 する。具体的には、本発明は伝送線を原因とする信号の歪みを補償するためのC MOS伝送線等化器に関する。 2.先行技術の説明 データ通信システムの技術では一般に知られているように、送信機がアナログ /デジタル信号を伝送線などの伝送媒体で受信機に送るとき、受信されたアナロ グ/デジタル信号は、一定の長さの伝送線で送信されているために歪む可能性が ある。たとえば、100BaseTイーサネット(Ethernet)受信機は(イーサ ネット標準ANSI/IEEE標準802.3μに従う)、100mまでの長さ の伝送線を通して送られた秒速125メガビットの速度の3レベルのアナログ信 号を受信可能でなければならない。信号が伝送線を通して送信されたために生じ る信号の歪みを補償するためには、何らかのタイプの「等化器回路」が典型的に 必要とされ、信号は受信機に送り込まれる前に等化器回路に与えられる。 あるタイプの等化器回路は、集積回路として実現される第1世代フィルタであ るアクティブRCフィルタである。この設計では、アクティブフィルタは主とし て、非常に高い利得−帯域幅を有する演算増幅器、抵抗器およびキャパシタとい う3つの基本的な構成要素からなる。原則的には異なるRCフィルタをかなり容 易に設計することができるが、実際にはCMOS技術において広範囲の周波数に わたって十分に高い利得を有する演算増幅器を得ることは困難なことが多いとい う欠点がある。したがって、不十分な利得−帯域幅を有する演算増幅器を用いる と、フィルタの出力で信号の歪みが生じ得る。さらに、トリミングプロセスにか かるさらなる費用なくして、必要な正確な値を有する抵抗器およびキャパシタを 提供することはCMOS技術では必ずしも可能ではない。 CMOS技術では、絶対値を有する抵抗器およびキャパシタを製造することは 非常に困難であることもまた知られていた。しかしながら、異なるデバイスの幾 何学的サイズを極めて正確に整合させることができる。こうした実現化例に基づ いて、交換キャパシタフィルタと呼ばれる第2のタイプのフィルタを開発してこ のフィルタをシリコンに集積化することが行なわれている。この方法の実施はキ ャパシタの正確な値に依存するものではなく、キャパシタンスの値の比率に依存 するものであるが、それでもなお演算増幅器の使用が必要であり、そのためにR Cフィルタと同じ問題がある。 トランスコンダクタンス−Cフィルタと呼ばれる第3のタイプのフィルタにお いては、この技術は、本質的に電圧が制御される電流源でありトランスコンダク タンスはMOSプロセスから得られるというMOSトランジスタの特徴を利用す る。この設計は演算増幅器を使用せずむしろトランジスタのトランスコンダクタ ンスおよびキャパシタンスに基づくものであるため、利得−帯域幅が高いフィル タを提供することができるという利点がある。それにもかかわらず、この技術に も問題がないわけではない。トランジスタデバイスのトランスコンダクタンスは シリコンウエハプロセスコーナーについては安定でなく温度に依存するため、何 らかの変化に対し修正を行なうためにさらなる回路が一般には必要であり、フィ ルタ設計のコストが増大する。 したがって、性能が向上し先行技術の欠点を克服した、信号歪みを補償するた めの改良されたCMOS伝送線等化器を提供することが望ましい。シリコンウエ ハプロセスコーナーに対しかつ温度変化に対し安定した動作をもたらすために、 特性がトランジスタのサイズの比率により制御される等化器を提供することもま た好都合である。発明の概要 したがって、本発明の包括的な目的は、伝送線により生じる信号歪みを補償す るための、先行技術の欠点を克服したCMOS伝送線等化器を提供することであ る。 本発明の目的は、CMOS技術に適した高速動作を行なうCMOS伝送線等化 器を提供することである。 本発明の他の目的は、シリコン上に比較的小さな回路サイズで形成されたCM OS伝送線等化器を提供することである。 本発明のさらに他の目的は、プロセスコーナーおよび温度変化に対し安定した 動作をもたらすために、特性がトランジスタサイズ比率により制御されるCMO S伝送線等化器を提供することである。 本発明の好ましい実施例に従い、伝送線を通して送信される歪んだ信号を受信 し、かつ信号歪みを補償するためのCMOS伝送線等化器が提供される。この等 化器は、伝送線を通して送信される歪んだ信号を受取るための入力端子を含む。 伝送線は伝達関数における優勢の零点を有する。伝達関数回路は、単一の極およ び単一の零点を発生させるために与えられる。伝達関数回路は、単一の極と単一 の零点との間の比率を制御するためのミラー比回路を含む。ミラー比回路はトラ ンジスタサイズ比率により制御される。単一の零点は、伝送線により生じる信号 歪みを補償するために、伝送線の伝達関数における優勢の極を相殺する役割を果 たす。等化器により復元された復元信号を発生するための出力端子が与えられる 。図面の簡単な説明 本発明の他の目的および利点は、添付の図面と関連づけて以下の詳細な説明を 読むことによりさらに十分に明らかになるであろう。図面において同じ参照番号 は対応する部分を示すものとする。 図1は、本発明の原理に従い構成された、CMOS伝送線等化器12を用いる データ通信システムの簡単なブロック図である。 図2(a)から図2(f)は、本発明の動作を説明するのに役立つ、図1にお ける種々のポイントでの波形を示す。 図3は、図1の等化器のブロック図である。 図4は、図3の実現化例を示す、CMOS伝送線等化器の詳細な概略回路図で ある。 図5は、Qの種々の値について図3の伝達関数を示すスパイスシミュレーショ ンである。好ましい実施例の説明 詳細には図面を参照して、図1には、本発明の原理に従い構成されるCMOS 伝送線等化器12を利用するデータ通信システム10の簡単なブロック図が示さ れる。データ通信システム10は、MLT−3送信機14と、結合変圧器16と 伝送媒体18と、反結合変圧器20と、本発明の等化器12と、イーサネット受 信機22とを含む。好ましくは、伝送媒体18は100メートルまでの長さの伝 送線またはケーブルである。伝送線の帯域幅は限定されているため、この伝送線 を通して送信される信号には、振幅損および位相シフトが生じ、その量は信号周 波数に依存する。信号の周波数が高いほど、振幅損および位相シフトはより大き くなり、信号歪みが生じるであろう。 伝送線等化器12は、伝送線の歪みを補償する(等化する)ために、信号が伝 送線を通して送信された後に信号の高周波成分を高めるように設計される。した がって、等化器は入力24で伝送線18から歪んだ信号を受信し、出力26で送 信機14から送信された元の信号に限りなく近いものとされた復元された信号を 与える。その後復元された信号は受信機22に送られる。 伝送線の長さの周波数応答(伝達関数)は測定可能であり、単一の優勢な極を 有するローパスフィルタに近似することがわかっている。これに鑑みると、伝送 線歪みを補償するためには、伝送線の伝達関数における優勢の極を相殺するため に伝達関数において優勢の零点を有する周波数応答の等化器を設計することが必 要である。その結果、伝送線の限られた帯域幅により生じる信号歪みを排除する ことができる。 図3には、本発明に従う図1のCMOS伝送線等化器12のブロック図(信号 フローグラフとも呼ばれる)が示される。等化器12は上記のように伝送線16 の信号歪みを補償するように設計されている。等化器12は、第1のトランスコ ンダクタンスブロックG1、第1の加算器ブロックS1、トランスインピーダン スブロックZ、第2のトランスコンダクタンスブロックG2、電流ミラー比ブロ ックCMR、第2の加算器ブロックS2、第3のトランスコンダクタンスブロッ クG3、および単位利得電流増幅器ブロックG4からなる。 図からわかるように、G1はGmdの値を有し、完全に差動の入力信号Vinを 受取り、電流信号Iinを発生させる。第1の加算器S1は、プラス(+)入 力端子で電流信号Iinを受取り、マイナス(−)端子で、Gmという値を有する 第3のトランスコンダクタンスブロックG3からフィードバック電流信号IBを 受取る。こうして、第1の加算器S1の出力は、トランスインピーダンスブロッ クZに与えられる信号Iin−IBを発生する。トランスインピーダンスブロック は1/SCの値を有し、出力電圧信号VSを発生させる。 電圧信号VSは第3のトランスコンダクタンスブロックG3の入力に戻される 。第2のトランスコンダクタンスブロックG2もまたGmの値を有し、入力で電 圧信号VSを受取り電流信号I1を発生させる。電流ミラー比ブロックCMRはI1 /I2=Qの値を有し、入力で電流信号I1を受取り、出力で電流信号I2を発生 させる。第2の加算器S2は第1のプラス入力端子で直接電流信号I2を受取り 、第2のプラス入力端子で、利得1の増幅器ブロックG4を通して送られてきた 信号Iin−IBを第1の加算器S1から受取る。第2の加算器ブロックS2の出 力は、等化器12の出力としても規定される電流信号IOUTを発生する。 図3の等化器12の全体的な伝達関数はH(S)として規定され、実際に1つ の真の極(Gm/Cの値に等しい)および1つの真の零点(Gm/C(1/Q) の値に等しい)を有することを示すことがわかる。Qは、電流信号I1とI2との 電流ミラー比により規定され、極と零点との比率を決定する。 はじめに、電圧信号VSは数学的に以下のように表現できることに注意する。 等式(1)の電流IinおよびIBを置換すると以下のとおりになる。 電圧信号VSについて等式(2)を解くと以下のとおりとなる。 等式(3)を整理すると以下のとおりになる。 Gm/Cが極ωPに等しいとすると以下のとおりになる。 第2の加算器S2の出力を参照すると、出力電流IOUTは以下のように示すこ とができる。 式中IFはブロックG4の出力電流である。 等式(6)において電流I2およびIFを置換すると以下が得られる。 さらに、等式(7)で電流I1、IinおよびIBを置換すると以下のとおりにな る。 整理およびVS・Gmの因数分解により以下が得られる。 電圧信号VSについて上記等式(5)を等式(9)に代入すると以下が得られ る。 等式(10)を簡約しIOUT/Iinについて解くと以下のとおりになる。 Gm/CをωPで再び置換し簡約すると、図2の全体の伝達関数H(S)は以 下のとおりになる。 上記等式(12)からわかるように、等化器12の伝達関数はGm/Cの値で 1つの真の極を有し、(Gm/C)/Qの値で1つの真の零点を有する。このよ うに、等化器12は、伝達関数の極および零点を実現するためにCMOSトラン ジスタのトランスコンダクタンス特性およびゲートキャパシタンスを利用するこ とにより実現できる。さらに、伝達関数における零点と極との関係は、Qにより 制御されることが注目されるだろう。Qの値は回路の構成要素の正確な値に依存 するのではなく、電流I1とI2との電流ミラー比の関数である。上記で指摘した ように、CMOS技術では、回路素子の絶対値を制御することは不可能であるが 、デバイスの幾何学的サイズを整合させることは容易である。したがって、本発 明の等化器12を、プロセスコーナーおよび温度の変動に対して非常に安定した ものとすることができる。なぜなら、電流の値の比率(Q)を正確に制御できる からである。この結果、電流が安定した比率でミラー可能であれば、極と零点と の比率もまた安定するであろう。 図4は、図3の実際の実現化例であるCMOS伝送線等化器12の詳細な概略 回路図を示す。等化器12の伝達関数特性は、異なるデバイスのトランジスタサ イズの比率により制御される。PチャネルMOSトランジスタMG1およびMG 2は電流ミラー配置で接続され、第1のトランスコンダクタンスブロックG1に 対応する。図3のブロック図はシングルエンドの動作について示されているが、 図4の回路は雑音を減少させる完全な差動動作について示されている。したがっ て、対応する他方の半分のためにPチャネルMOSトランジスタMG1Xおよび MG2Xも与えられる。トランジスタMG1およびMG2のゲートは端子24a で入力電圧信号VPを受取り、トランジスタMG1XおよびMG2Xのゲートは 端子24bで入力電圧信号VNを受取る。トランジスタMG1のドレインにおけ る電流は図3における電流Iinを表わす。トランジスタMG1のソースおよび基 板は、典型的には+5.0ボルト以下である正の電源電圧VDDに接続される。 NチャネルMOSトランジスタMW2およびMW2XはMOSキャパシタとし て機能するように接続され、トランスインピーダンスブロックZに対応する。ト ランジスタMW2およびMW2Xのゲートはキャパシタの一方のプレートの機能 を果たし、そのドレインおよびソースは接続されてキャパシタの他方のプレート として機能する。NチャネルMOSトランジスタMGM1およびMGM2はそれ ぞれトランスコンダクタンスブロックG3およびG2の値Gmに対応する。同様 に、対応する他方の半分に対しNチャネルMOSトランジスタMGM1Xおよび MGM2Xもまた与えられる。トランジスタMGM1のゲートは電圧信号VSを 受取る。トランジスタMGM1のドレインにおける電流は図3におけるISを表 わす。トランジスタMGM1のソースは典型的に接地電位VSSである端子30 に接続される。 NチャネルMOSトランジスタMQ0およびMQ0Xは図3の電流ミラー比ブ ロックCMRとして機能する。トランジスタMQ0およびMQ0Xのサイズを制 御することにより、電流I1およびI2間のミラー比Qを選択して極と零点との比 率を決定することができる。トランジスタMQ0のゲートは電圧信号VSに接続 される。そのソースは接地電位に接続され、そのドレインはトランジスタMGM 2Xのドレインに結びつけられる。同様に、トランジスタMQ0Xのドレインは トランジスタMGM2のドレインに結びつけられる。トランジスタMR0および MRXは抵抗器として働き出力電流IOUTを電圧VOUTに変換する。 以下に示した表には、図4の回路におけるトランジスタについての、典型的な 幅対長さ(W/L)の比率が示される。加えて、数字Mは並列接続された特定的 なW/L比率を有するトランジスタの数である。 上記からわかるように、電流I1およびI2間のミラー比QはトランジスタMG M1からMQ0のトランジスタサイズの比率または32/2×3を4.8/2× M1で除算したものに等しい。したがって、Qは96/4.8×M1または20 /M1に等しい。このように、トランジスタMQ0の数である数M1を選択する ことにより、Qの値を制御できる。 図5は、Qの異なる値についての、図4の回路のスパイスシミュレーションを 示す。下側の曲線AのQは低い。曲線BのQの値は高い。これらの曲線は、図4 の等化器を通して伝送される信号における高周波成分が高められていることを示 す。 再び図1を参照して、等化器12の動作を図2(a)から2(f)の波形から 観察することができる。図2(a)は、伝送線18の入力に与えられるシングル エンドの入力電流電圧信号VIN1およびVIN0それぞれを示す。図2(b)は、伝 送線18の入力を通して与えられる差動入力電圧信号VIN1−VIN0を示す。図2 (c)は、(100メートルの伝送線18を通して伝送された後の)シングルエ ンドの歪んだ信号VPおよびVNそれぞれを示す。等化器12の入力端子24aお よび24bを通して与えられる完全に差動の電圧信号Vin(VP−VN)は図2( d)に示される。(等化器を通過した後の)シングルエンドの復元された信号VEOP およびVEONは図2(e)に示される。最後に、等化器の出力からの復元され た差動出力電圧VOUT(VEOP−VEON)は図2(f)に示される。上記のように 、図2(f)の復元された信号VOUTは、図2(b)の差動入力信 号VIN1−VIN0に非常に似ている。 本発明のCMOS伝送線等化器は従来技術による等化器に比較して以下の利点 を有する。 (a) プロセスコーナーおよび温度変化に対し変動しない電流ミラー比(ト ランジスタサイズ比)によりQが制御されるためより安定した動作を行なう。 (b) シリコン集積回路上に比較的小さな回路として実現可能である。 (c) 動作の電流モードのため高速性能を有する。 (d) トランジスタのトランスコンダクタンスおよびゲートキャパシタンス を用いて伝達関数の極/零点を実現して設計上さらなる同調回路を不要にする。 上記詳細な説明より、本発明は、伝送線を通して送信された歪んだ信号を受取 り、信号の歪みを補償するための改良されたCMOS伝送線等化器を提供するこ とが理解できる。本発明の等化器は、プロセスコーナーおよび温度の変化に対し 安定した動作をもたらすためにトランジスタサイズの比率により制御される特性 を有する。この等化器は、伝送線を原因とする信号の歪みを補償するために、伝 送線の伝達関数における優勢の極を相殺するための単一の零点を伴う伝達関数を 有する。 本発明の好ましい実施例であると現在考えられるものについて図示し述べてい るが、当業者には、本発明の真の範囲から逸脱することなく種々の変更および修 正を加えることが可能であり、本発明の要素を等価物で代替することが可能であ ることが理解されるであろう。さらに、本発明の主要な範囲から逸脱することな く、本発明の教示に多くの修正を施して特定的な状況または材料に合わせること ができるであろう。したがって、本発明が本発明の実施を意図するベストモード として開示された具体的な実施例に限定されることではなく、本発明が以下の請 求範囲内のすべての実施例を含むことが意図されている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.伝送線を通して伝送される歪んだ信号を受取り、信号歪みを補償するための CMOS伝送線等化器であって、前記等化器は、 伝送線を通して伝送される歪んだ信号を受取るための入力手段(24)を含み 、前記伝送線は優勢の極を有する伝達関数を有し、前記等化器はさらに、 単一の極および単一の零点を発生するための伝達関数手段(H(S))を含み、 前記伝達関数手段は前記単一の極および前記単一の零点間の比率を制御するた めのミラー比手段(CMR)を含み、前記ミラー比手段はトランジスタサイズの 比率により制御され、 前記単一の零点は前記伝送線の伝達関数における優勢の極を相殺して前記伝送 線を原因とする信号歪みを補償し、前記等化器はさらに、 前記等化器により復元された復元信号を発生するための出力手段(26)を含 む、CMOS伝送線等化器。 2.前記伝達関数手段は、 に等しい伝達関数からなり、前記単一の極はGm/Cにより規定され、前記単一 の零点はGm/C Qにより規定され、前記ミラー比はQにより規定される、請 求項1に記載のCMOS伝送線等化器。 3.第1のトランジスタ(MG1)を用いて第1のトランスコンダクタンス(G md)を形成する、請求項1に記載のCMOS伝送線等化器。 4.第2のトランジスタ(MW2)を用いてキャパシタンス(C)を形成する、 請求項1に記載のCMOS伝送線等化器。 5.第3および第4のトランジスタ(MGM1、MGM2)を用いてトランスコ ンダクタンス(Gm)を形成する、請求項1に記載のCMOS伝送線等化器。 6.第5のトランジスタ(MQ0)を用いてミラー比(Q)を形成する、請求項 1に記載のCMOS伝送線等化器。 7.通信システムであって、オリジナルの信号を発生するための送信機手段(1 4)と、 オリジナルの信号が自身を通して伝送される際にその信号に歪みを生じさせる 伝送媒体手段(18)と、 前記伝送媒体手段を通して伝送される歪んだ信号を受取り、信号歪みを補償す るための等化器手段(12)と、 前記等化器手段から復元された信号を受取るための受信機手段(22)とを組 み合わせて含み、 前記等化器手段は伝送線を通して伝送される歪んだ信号を受取るための入力手 段(24)を含み、前記伝送線は優勢の極を有する伝達関数を有し、前記等化器 手段はさらに、単一の極および単一の零点を発生するための伝達関数手段(H( S))を含み、前記伝達関数手段は前記単一の極および前記単一の零点間の比率 を制御するためのミラー比手段(CMR)を備え、前記ミラー比手段はトランジ スタサイズの比率により制御され、前記単一の零点は前記伝送線の伝達関数にお ける優勢の極を相殺して前記伝送線を原因とする信号歪みを補償し、前記等化器 手段はさらに前記等化器により復元された復元信号を発生するための出力手段( 26)を含む、通信システム。 8.前記伝達関数は、 に等しい伝達関数からなり、前記単一の極はGm/Cにより規定され、前記単一 の零点はGm/C Qにより規定され、前記ミラー比はQにより規定される、請 求項7に記載の通信システム。 9.第1のトランジスタ(MG1)を用いて第1のトランスコンダクタンス(G md)を形成する、請求項7に記載の通信システム。 10.第2のトランジスタ(MW2)を用いてキャパシタンス(C)を形成する 、請求項7に記載の通信システム。 11.第3および第4のトランジスタ(MGM1、MGM2)を用いてトランス コンダクタンス(Gm)を形成する、請求項7に記載の通信システム。 12.第5のトランジスタ(MQ0)を用いてミラー比(Q)を形成する、請求 項7に記載の通信システム。 13.通信システムのためのCMOS伝送線等化器であって、 伝送線を通して伝送される歪んだ信号に応答して第1の信号を発生するための 第1のトランスコンダクタンス手段(G1)と、 前記第1の信号および第2の信号に応答して第3の信号を発生するための第1 の加算器手段(S1)と、 前記第3の信号に応答して第4の信号を発生するためのキャパシタンス手段( Z)と、 前記第4の信号に応答して第5の信号を発生するための第2のトランスコンダ クタンス手段(G2)と、 前記第4の信号に応答して前記第2の信号を発生するための第3のトランスコ ンダクタンス手段(G3)と、 前記第5の信号に応答して第6の信号を発生するための電流ミラー比手段(C MR)と、 前記第2の信号に応答して第7の信号を発生するための単位利得増幅器手段( G4)と、 前記第6および第7の信号に応答して復元された信号を発生するための第2の 加算手段(S2)とを含む、CMOS伝送線等化器。 14.前記第1のトランスコンダクタンス手段(G1)は、電流ミラー構成で配 置された1対のPチャネルMOSトランジスタ(MG1、MG2)からなる、請 求項13に記載のCMOS伝送線等化器。 15.前記キャパシタンス手段(Z)はNチャネルトランジスタ(MW2)によ り形成される、請求項14に記載のCMOS伝送線等化器。 16.前記第2のトランスコンダクタンス手段(G2)はNチャネルトランジス タ(MGM1)により形成される、請求項15に記載のCMOS伝送線等化器。 17.前記第3のトランスコンダクタンス手段(G3)はNチャネルトランジス タ(MGM2)により形成される、請求項16に記載のCMOS伝送線等化器。 18.前記電流ミラー比手段(CMR)はNチャネルトランジスタ(MQ0)に より形成される、請求項17に記載のCMOS伝送線等化器。 19.前記等化器はトランジスタサイズ比率により制御される伝達関数特性を有 する、請求項13に記載のCMOS伝送線等化器。 20.前記伝達関数特性は単一の零点および単一の極を有し、前記単一の零点は 前記伝送線の伝達関数における優勢の極を相殺して前記伝送線を原因とする信号 の歪みを補償する、請求項19に記載のCMOS伝送線等化器。
JP10512615A 1996-09-03 1997-04-11 トランジスタ比率が制御されたcmos伝送線等化器 Pending JPH11515157A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/706,885 1996-09-03
US08/706,885 US5805031A (en) 1996-09-03 1996-09-03 Transistor ratio controlled CMOS transmission line equalizer
PCT/US1997/006092 WO1998010527A1 (en) 1996-09-03 1997-04-11 Transistor ratio controlled cmos transmission line equalizer

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11515157A true JPH11515157A (ja) 1999-12-21

Family

ID=24839481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10512615A Pending JPH11515157A (ja) 1996-09-03 1997-04-11 トランジスタ比率が制御されたcmos伝送線等化器

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5805031A (ja)
EP (1) EP0864208B1 (ja)
JP (1) JPH11515157A (ja)
KR (1) KR20000064307A (ja)
DE (1) DE69704073T2 (ja)
TW (2) TW405306B (ja)
WO (1) WO1998010527A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004084407A1 (ja) * 2003-03-17 2004-09-30 Fujitsu Limited 利得等化装置

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6002717A (en) * 1997-03-06 1999-12-14 National Semiconductor Corporation Method and apparatus for adaptive equalization using feedback indicative of undercompensation
US6114922A (en) * 1998-04-17 2000-09-05 Advanced Micro Devices, Inc. Transconductance compensation for process variation in equalizers
GB2357646B (en) * 1999-12-23 2004-04-21 Ericsson Telefon Ab L M Equaliser circuits
DE60025584D1 (de) * 2000-05-12 2006-04-06 St Microelectronics Srl Entzerrer
US6927645B2 (en) * 2000-08-11 2005-08-09 Broadband International, Inc. Electronic component structured to compensate for cable losses and method of production

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6058604B2 (ja) * 1977-04-18 1985-12-20 株式会社日立製作所 傾斜形可変等化器
US4219788A (en) * 1978-10-24 1980-08-26 Bell Telephone Laboratories, Incorporated Active variable equalizer
US4459554A (en) * 1981-12-18 1984-07-10 Inventab Audio Kb Equalization amplifier

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004084407A1 (ja) * 2003-03-17 2004-09-30 Fujitsu Limited 利得等化装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR20000064307A (ko) 2000-11-06
US5805031A (en) 1998-09-08
EP0864208A1 (en) 1998-09-16
DE69704073D1 (de) 2001-03-22
TW351875B (en) 1999-02-01
DE69704073T2 (de) 2002-02-21
TW405306B (en) 2000-09-11
EP0864208B1 (en) 2001-02-14
WO1998010527A1 (en) 1998-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6169764B1 (en) Analog adaptive line equalizer
US5166635A (en) Digital data line driver
Laber et al. A 20-MHz sixth-order BiCMOS parasitic-insensitive continuous-time filter and second-order equalizer optimized for disk-drive read channels
US6621346B1 (en) Impedance matching for programmable gain amplifiers
Alzaher et al. A CMOS fully balanced second-generation current conveyor
KR100323656B1 (ko) 가변등화증폭기
GB2415339A (en) A negative impedance receiver equaliser
JP2002280877A (ja) トランスコンダクタ及びそれを用いたフィルタ回路
TWI713334B (zh) 高速低電壓串行鏈路接收器及其方法
TWI739249B (zh) 高速全雙工收發器
JPH08501674A (ja) 適応出力インピーダンスを備えたラインドライバ
US5708391A (en) High frequency differential filter with CMOS control
KR100372123B1 (ko) 액티브 필터 회로
US6150875A (en) Apparatus and method for equalizing received network signals using a transconductance controlled single zero single pole filter
US4686487A (en) Current mirror amplifier
JP2830087B2 (ja) 周波数特性補正回路
US5805031A (en) Transistor ratio controlled CMOS transmission line equalizer
US6538513B2 (en) Common mode output current control circuit and method
US7450649B2 (en) Current mode digital data transmitter
US5703534A (en) Operational transconductance amplifier with good linearity
KR100298090B1 (ko) 주파수의존저항기
JPH06232655A (ja) シングルエンド−差動変換器
US6937104B1 (en) High speed high current gain operational amplifier
US20210208620A1 (en) Bias circuit and bias system using such circuit
JPS6345125B2 (ja)