JPH11510923A - オフライン遠隔宝くじシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 プレイヤーが、スピードくじ形式の宝くじゲームの当せん結果（３０）を、中央コンピュータ（１１）のランダム化された賞品データストリームから購入して、その当せん結果を遠隔地に配置されてプレイ中はオンライン接続を要しないゲームコンピュータ（２０）で見ることができるようにするオフライン遠隔宝くじシステム。

Description

【発明の詳細な説明】 オフライン遠隔宝くじシステム発明の背景 本発明は、一般に、遠隔ゲームシステムに関し、特に、宝くじ機関から提示さ れた単一の当せん結果を表す複数の当せん機会を有するチケット（くじ、くじ券 ）に典型的に具現化された宝くじゲームが、例えば、専用のハンドヘルド装置や プログラムされた汎用パーソナルコンピュータなどのゲームコンピュータ上で「 電子くじ」として行われる宝くじシステムであって、従来はプレイ中に宝くじシ ステムネットワークに物理的又は電子的に接続されなければならなかったゲーム コンピュータを用いずに、いかなる場所においても典型的な紙製のスクラッチオ フ形式のくじと同様の利便性をもってくじの当せん結果をプレイヤーに示すこと ができ、これによってプレイヤーに対してはより充実したプレイ価値をもたらし 、宝くじ機関に対しては増収入をもたらす宝くじシステムに関するものである。 ありふれた従来の紙製インスタントくじ（スピードくじ）システムの一例にお いては、コンピュータが有限に連続する当たり（勝ち）／はずれ（負け）の当せ ん結果からなるランダム化された賞品データストリームを生成する。各当せん結 果は宝くじ券に割り当てられ、各くじ券は割り当てられた当せん結果をもたらす 一又はそれ以上のゲームの機会を有している。プレイヤーはくじの当せん結果を 変更することはできず、当せん結果を見るために、ゲームのルールに従って、く じの所定の個所をこすってはがすだけである。くじは、当たり／はずれの結果や 賞の状態を決定する手段、及び、賞の種類（例えば、現金や無料のくじ）をプレ イヤーに与える表示を含んでいる。どのランダム化された賞品データストリーム においても当たりの当せん結果の総合計額は、その特定のランダム化された賞品 デ ータストリームを組み込んでいるくじの総売り上げによって形成されるであろう 全収益の所定の割合の支出金に相当する。 各くじには、特定の当せん結果を有するくじ券を識別する有効性判断用の独自 のくじ券通し番号と、マスターカートンにそのくじ券をリンクさせるバッチ番号 とが割り当てられており、そのマスターカートンにおいて、特定量のくじのグル ープが宝くじ販売店に出荷される。くじ券通し番号は、通常、そのくじ券の金属 箔の下に隠されている。バッチ番号は、一般に、そのくじの上にバーコード形式 で見ることができる。所与のマスターカートンの全てのくじは、同一のくじ券ロ ットの一部であり、同一の価格ポイントで販売される。各マスターカートンは、 宝くじ機関の中央コンピュータによって追跡される独自のマスターカートン通し 番号でラベルされている。また、中央コンピュータもあらゆるくじ券通し番号と そのくじに関連付けられた当せん結果を格納している。スピードくじが顧客に販 売されると、宝くじ販売店は、オンライン代理人端末を介して、マスターカート ン通し番号を宝くじ中央コンピュータに送信し、これによって各マスターカート ンの紙製スピードくじの全てをアクティベイト（使用可能な状態に）する。この 動作はそのマスターカートンにあるくじ通し番号の全てを使用可能な状態にし、 典型的に、宝くじ販売店の宝くじ銀行口座を特定の期間内にマスターカートンの 卸売り価格だけ自動的に借方に記入する。 当せんした紙製の宝くじ券を引換えるには、プレイヤーは、それを、宝くじ販 売店又は宝くじ事務所の引換え代理人に提示するか、そのくじ券を引換えのため に郵送する。引換えプロセスを実施するために、引換え代理人は、そのくじのバ ッチ通し番号を表すくじ上のバーコードを代理人端末のバーコードスキャナーに より走査する。また、くじ券の代理人はくじ通し番号も代理人端末に入力する。 これらのくじ通し番号は、有効性判断のために中央コンピュータに送信される。 中央コンピュータが有効性判断の要求を受け取ると、それは、そのくじが使用可 能な状態にされたマスターカートンに由来したものであることを確認するために 、特定のくじ及びバッチ通し番号を使用して、くじ券価値データベース を照会するオンライン有効性判断プログラムを起動する。もしくじ券価値データ ベースが支払いを確認すれば、有効性判断プログラムは宝くじ販売店にそのプレ イヤーに現金を支払うこと、または、別の賞品（例えば、無料のくじ）を与える ことを承認する。 他の紙製のスピードくじシステムにおいては、システムを管理する宝くじ中央 コンピュータは設けられていない。宝くじ販売店はくじをプリンターから購入し て、それをプレイヤーに販売し、有効性判断と当せん者への支払いの全状況を処 理するだけである。 紙製のスピードくじシステムは幾つかの欠点を有している。これらには、例え ば、くじ券印字費用、物理的な目録費用、宝くじ機関と販売店に対する売れ残り くじの費用、（２５セントや１０セントなど）低価格ゲームを効果的に提供でき ないこと、プレイヤーにとってゲームの選択が限定されていること、そして、低 所得者を魅惑するという紙製くじの欠点などが含まれている。 紙製のスピードくじの代替案として、コンピュータ端末やゲーム機上でスピー ドくじを複製するシステムが考案されている。一例は、米国特許第５，３２４， ０３５号に示されており、同公報は、複数のスレーブ端末と、複数のマスター演 算処理装置と、一の中央ゲーム処理装置とから構成されているオンラインビデオ ゲームシステムを開示している。複数のスレーブ端末は各マスター演算処理装置 にネットワーク接続され、マスター演算処理装置の全ては中央ゲーム処理装置に ネットワーク接続されている。中央ゲーム処理装置は、固定プールのゲームプレ イを各マスター演算処理装置にダウンロードする。スレーブ端末は、マスター演 算処理装置の固定プールからゲームプレイを要求する。特定のマスター演算処理 装置に接続された一群のスレーブ端末は、様々なスレーブ端末にいるプレイヤー 同士に競争的要素を与えるために、そのプールにおいて残りの当たりプレイの一 つを購入する可能性を表示する。従って、各スレーブ端末にいるプレイヤーは、 他の競争相手が残りのはずれプレイの幾つかを購入するようにして、当たりプレ イを購入する可能性が高くなるのを待つようにすることができる。このシステム は、ビデオ形式で紙製のスピードくじ を製造することができるが、主な欠点はそれがネットワーク接続されたオンライ ンシステムであるということである。スレーブ端末が要求したあらゆるプレイ（ 当せん結果）はマスター演算処理装置からオンラインでダウンロードされなけれ ばならない。このため、このシステムはプレイヤーが特定の場所においてのみ宝 くじプレイに参加することができるという点で制限されている。 別のオンラインビデオゲームシステムが米国特許第４，６５２，９９８に開示 されている。このシステムは、乱数発生器に送られるプールシードに基づいて賞 品プールを生成する中央制御装置にネットワーク接続された複数の遠隔端末から 構成されている。中央制御装置は、各々が既知額のローエンド賞品価値（例えば 、全商品が２５ドル以下）を有するミニプールに賞品プールを分割する。ミニプ ールには所定数の大当たりがあてがわれ、幾つかのミニプールは大当たりを有し 、他のミニプールは持たない。ミニプールは、必要があれば端末でなされる各ゲ ーム毎に、各端末に割り当てられる。遠隔端末は、その端末に割り当てられた各 ミニプールを、ランダムアルゴリズムを用いる乱数発生器に送る中央制御装置が 与えるミニプールシードを使用して、ランダム化する手段を有している。中央処 理装置はプール内に全てのミニプールを割り当てると、新しいプールを形成する 。プレイヤーが所与の遠隔端末でミニプール全体を消費するのに十分な数のゲー ムをプレイした後、それは中央制御装置に接続され、新しいミニプールを割り当 てられる。このシステムも大きな制限を有する。つまり、ミニプールの賞品構造 が「動的状態」で各遠隔端末に割り当てられているので、即ち、プレイヤーがプ レイに参加する前に遠隔端末が使用可能な当せん結果を割り当てられているので 、不徳なプレイヤーが、機械を「ハック」することによって「先取り」し、所与 のミニプールの当せん結果シーケンスを決定することを防止するために遠隔端末 で様々な機密対策を設ける必要がある。また、プレイヤーはミニプールのどの地 点でも大当たりがプレイ中のゲームで出ることを知ることができ、好ましい当せ ん結果が出る時までプレイを中断することができる。従って、この特徴のために 、かかるシ ステムは、プレイヤーがどの場所でも自由に「くじ」を購入して当せん結果を見 るというオフライン配列には適さない。 このため、プレイヤーが、宝くじ機関などが予め定義した当せん結果を有する ゲームを、プレイ中に宝くじ機関の中央コンピュータに物理的又は電子的にリン クする必要なしに、ゲーム装置で楽しむことができるオフラインシステムであっ て、「くじ」の購入と勝ち分の引換えが実質的にいかなる場所においても行うこ とができ、装置には秘密が格納されず宝くじ機関が詐欺に遭う危険がないオフラ インシステムを提供することが望ましい。発明の要約 従って、本発明の主な目的は、所定の当せん結果を有するスピード「くじ」又 は疑似選択枝ゲームをゲームコンピュータ（ここに、ゲームコンピュータはどの ようなパーソナルコンピュータやパーソナルデジタルアシスタント等であっても よいが、以下、ハンドヘルドくじ券ビューア（ＨＴＶ）という。）でなすことが でき、紙製のスピードくじ同様、プレイヤーにいかなる場所においても宝くじに 参加することを可能にし、終始充実したプレイ価値をＨＴＶのコンピュータシュ ミレーションゲームを通じて提供するような宝くじシステムを提供することであ る。 また、本発明の更なる目的は、ＨＴＶにおける当せん結果の複製に備える宝く じシステムであって、ＨＴＶの機密を不要にするために、当せん結果が当該ＨＴ ＶのＩＤデータと共に宝くじ中央コンピュータ（ＬＣＣ）の記録に格納されてい る宝くじシステムを提供することである。 また、本発明の更なる目的は、当せん結果がＨＴＶで複製でき、引換えが紙製 のスピードくじと同様の利便性で宝くじ販売店においてできる宝くじシステムを 提供することである。 また、本発明の更なる目的は、インターネットや単なる電話などいかなる対話 型交信ネットワークを通じても当せん結果の購入と引換えの可搬に供給する宝く じシステムを提供することである。 また、本発明の更なる目的は、宝くじ機関に、増加した売り上げと利潤、より 競争的かつ娯楽性のある代替物及びより高い顧客の満足を与える宝くじシステム を提供することである。 また、本発明の更なる目的は、紙製のスピードくじに付随する印字費用、目録 費用及び現金流通の遅延を取り除く宝くじシステムを提供することである。 また、本発明の更なる目的は、紙製のスピードくじに付随する廃棄費用を取り 除く宝くじシステムを提供することである。 また、本発明の更なる目的は、ＨＴＶが紙製のスピードくじよりも長いプレイ 時間を供給する宝くじシステムを提供することである。 また、本発明の更なる目的は、洞察力に乏しい人々がより簡単にゲームをプレ イすることができるように、ＨＴＶでなされるゲームが多数のゲーム形式を生成 する多枝形式で提供されることができる宝くじシステムを提供することである。 また、本発明の更なる目的は、例えば、レストラン等のように、紙製のくじの 販売が実用的ではない場所におけるスピードくじ形式のゲームの売り上げを通じ て遊戯地域の拡大を図る宝くじシステムを提供することである。 また、本発明の更なる目的は、ＨＴＶのゲーム学習指導及びヘルプ画面により プレイヤーが新しい宝くじゲームをおぼえることができる宝くじシステムを提供 することである。 また、本発明の更なる目的は、ゲームがＨＴＶでなされて機械がプレイヤーに 当せん報告をする宝くじシステムを提供することである。 また、本発明の更なる目的は、新しい宝くじゲームをプラグインモジュールに よりＨＴＶに転送することができる宝くじシステムを提供することである。 また、本発明の更なる目的は、宝くじ機関が安価に新しいゲームを試験し、ユ ーザー体験用の新ゲームをプラグインモジュールを介してＨＴＶに転送すること によってユーザーからのフィードバックを得ることができる宝くじシステムを提 供することである。 また、本発明の更なる目的は、宝くじゲームとも関連した宣伝をＨＴＶに転送 することができ、かつ、ＨＴＶで複製することができる宝くじシステムを提供す ることである。 また、本発明の更なる目的は、所定時間内に完了しなければならないが所定の 当せん結果を有するクロスワードパズルやワードディスクランブラーゲームなど の技能レースのゲームがＨＴＶでなされる宝くじシステムを提供することである 。 また、本発明の更なる目的は、ＨＴＶで勝ち分の再投資に対処することによっ て宝くじの売り上げとプレイヤーのゲーム価値を増加させる宝くじシステムを提 供することである。 また、本発明の更なる目的は、宝くじ機関がデータベースでプレイヤーとその プレイ頻度を追跡してボーナス賞と刺激を与えるようにさせる宝くじシステムを 提供することである。 また、本発明の更なる目的は、宝くじ機関から購入した所定の当せん結果に関 係なく、プレイヤーがＨＴＶ上で複数のゲームの中から選択することができるこ とによって、プレイヤーの疲労を軽減する宝くじシステムを提供することである 。 また、本発明の更なる目的は、電子バッチ処理と減少したクレームの「発生」 を通じて、宝くじ機関に対して、くじ券費用と有効性判断の費用を軽減する宝く じシステムを提供することである。 また、本発明の更なる目的は、機械やパーソナルコンピュータでゲームをプレ イすることを楽しむより広い層の参加者に魅力的なスピードくじ形式の宝くじゲ ームを作成する宝くじシステムを提供することである。 また、本発明の更なる目的は、機内ゲームを促進するために、ＨＴＶが、グロ ーバルポジショニングシステム（全地球測位システム：ＧＰＳ）受信器を使用し て、その場所に応 じてプレイ可能及び不能になり、ＨＴＶがゲームを許された場所になければその 操作ができなくなるようにすることができる宝くじシステムを提供することであ る。 上記の目的、及び、以下に明らかになる更なる目的に従って、本発明の第１実 施例は、一搬に、宝くじ又は賭博機関（「宝くじ機関」）から購入された「くじ券 」（当せん結果）を示すための少なくとも一のＨＴＶと、ＬＣＣと、プレイヤー が当せん結果を購入し、勝ち分を引換えに行く様々な宝くじ販売店に配置されて いる複数の代理人端末（ＡＴ）から前記ＬＣＣへの遠隔端末アクセスを与える通 信ネットワークとを有するオフライン遠隔宝くじシステムを提供する。 ＬＣＣは、有限に連続するの当たり／はずれの当せん結果からなるランダム化 された賞品データストリーム（ＲＰＤ）を生成するソフトウエア又はファームウ エアを含んでいる。どのＲＰＤにおいても、当たりの当せん結果の総合計が、Ｒ ＰＤの当せん結果の総売り上げによって形成される総収入の所定の割合の支払額 となる。ＬＣＣは、複数のＨＴＶを登録するメモリにＩＤデータの記録を宝くじ 機関と共に格納し、個々のプレイヤーに関する情報を格納してボーナス賞や刺激 的なプログラムを準備することができる。 第１実施例においては、プレイヤーは、ＡＴを有する宝くじ販売店に出向き、 ｍ個の「くじ」を購入するよう要求する。代理人はＨＴＶからＩＤ情報を当せん 結果購入要求メッセージＯＲＰＭの形式で取得し、それをこの情報をＬＣＣに送 信するＡＴに入力し、ＬＣＣにおいて当該ＨＴＶが適正に登録されたユニットで あるかが確認される。その後、代理人は要求された当せん結果の数ｍを与える。 ＬＣＣはランダムに次のｍ個の当せん結果をＰＲＤから割り当てて、購入された 当せん結果の記録を当該ＨＴＶのＩＤデータと共に格納する。従って、ＬＣＣは 、どのＨＴＶがどの当せん結果を与えられたかを将来の勝ち分の引換えに備えて 正確に認識している。その後、ＬＣＣは、当せん結果転送メッセージＯＴＭを形 成し、それをＡＴに送信する。当せん結果転送メッセージＯＴＭは、ＡＴでレシ ートに印字されてプレイヤーに渡されてＨＴＶへの手動入力に供される。当せん 結果転送メ ッセージＯＴＭは、レシートにバーコード形式で作成されてＨＴＶのバーコード スキャナーにより走査できるようにすることができる。代替的に、ＨＴＶがスマ ートカードから当せん結果転送メッセージＯＴＭを読むためのリード／ライトイ ンターフェースを備えていれば、当せん結果転送メッセージＯＴＭは、ＡＴのリ ード／ライトインターフェースによってスマートカードなどの情報記憶媒体に書 き込まれてもよい。また、更に別の実施例においては、ＨＴＶがＡＴから当せん 結果転送メッセージＯＴＭを直接読むことができるようにするために、ＡＴとＨ ＴＶの両方はＨＴＶをＡＴに物理的に結合させる手段を含んでいる。更に別の実 施例においては、ＨＴＶがメッセージを読み込むための音声駆動回路を備えてい れば、当せん結果転送メッセージＯＴＭはＨＴＶのマイクロフォンに音声入力さ れることができる。ＡＴを要しない後述する更に別の実施例には電話を使用した 実施例があり、この場合、プレイヤーは当せん結果転送メッセージＯＴＭを電話 より取得してそれを手動でＨＴＶに入力するか、ＨＴＶが電話回線上で当せん結 果転送メッセージＯＴＭを直接取得するためのモデムを有している。更に別の実 施例においては、ＨＴＶは、無線周波数（ＲＦ）通信によりＬＣＣの基地局とＨ ＴＶ間で送信される当せん結果転送メッセージを受け取るトランシーバーを有し ている。 ＨＴＶは、当せん結果転送メッセージＯＴＭに表現された購入された当せん結 果を示すゲームを生成することができるソフトウエア又はファームウエアを含ん でいる。ゲームは、スマートカードなどを介して新しいゲームプログラムをＨＴ Ｖに転送することによってＨＴＶ内で更新されることができる。また、ソフトウ エアは、プレイヤーにプレイ方法を教えるために、練習期間用ゲームやゲーム学 習指導の形成に備えている。ゲームは所定の当せん結果を示し、紙製のくじ、ビ ンゴゲーム又は勝者が全賞金を取得するくじ（スイープスティクス）などのよう に「選択肢を持たない」ものであってもよいし、（例えば、プレイヤーがあらゆ る手を正しくプレイすれば所定の当せん結果を有するビデオポーカーのように） 疑似選択肢を持っていてもよい。当せん結果転送メッセージＯＴＭは、圧縮され た シーケンスの形でＲＰＤから選択された当せん結果を表していてもよい。これに より、単なるコードがレシートに印字され、手動入力又はバーコード走査に供さ れることになる。また、別の実施例では、大変長く連続するランダムな当せん結 果を含む基準列ＨＴＶＲＳがＬＣＣとＨＴＶの両方に等しく格納されている。当 せん結果転送メッセージＯＴＭは、ＲＰＤから選択された当せん結果又は選択さ れた当せん結果の正味の支払額と完全に一致する当せん結果のシーケンスを含む アドレスをＨＴＶＲＳに表現している。また、他の実施例においては、ＬＣＣと ＨＴＶの両方がシード値に応答して当せん結果を生成する一方向アルゴリズムを 格納している。シード値は、ＲＰＤから当せん結果シーケンスを生成するために 、ＬＣＣが選択する。当せん結果転送メッセージＯＴＭはこのシード値を表して いる。上記の方法のいずれかによって一旦ＨＴＶが当せん結果転送メッセージＯ ＴＭを与えられると、それは当せん結果又は当せん結果の正味の支払額をもたら すゲームを生成する。 当せん結果転送メッセージＯＴＭが誤ったＨＴＶで使用されるのを防止するた めに、当せん結果転送メッセージＯＴＭは、ＬＣＣとそれを解読する特定のＨＴ Ｖのみに知られたキーを使用することによって、当該ＬＣＣによって暗号化され ることができる。同様に、当せん結果転送メッセージＯＴＭは、ＬＣＣとＨＴＶ のみに知られたキーを使用することによって当該ＨＴＶが認証するメッセージ認 証コードを有することができる。ＬＣＣとＨＴＶは、そのＨＴＶで既に購入され ているかプレイされている全当せん結果の一方向関数として更新されるその特定 のＨＴＶ用のチェーニング変数を格納することができる。チェーニング変数は、 当せん結果購入がなされる度にＬＣＣによって、及び、ＨＴＶが新しい当せん結 果転送メッセージを受け取る度にＨＴＶによって、更新される。その後、チェー ニング変数は、当せん結果購入要求がＬＣＣになされる度に、及び／又は、暗号 又はメッセージ認証キーとして、新しいＯＰＲＭを生成するのに使用されること ができる。 ある実施例では、付加的な当せん結果が与えられて、プレイヤーの再投資に備 える。こ れらの当せん結果は、以下、「待機当せん結果」と呼ばれる。従って、ｍ個の当 せん結果に対する所与の当せん結果購入は、プレイヤーにそのｍ個の購入された 当せん結果についての勝ち分を再投資することを可能にさせるｘ個の待機当せん 結果を有することができる。所与の購入に含まれている待機当せん結果の数は、 最終的に、勝ち分を全て消費するか、ある所定の閾値以上の大当たりを与えるた めに、宝くじ機関によって選択されることができる。このことについては、後で より詳しく説明する。 ＨＴＶが当せん結果を示すゲームを生成すると、ＨＴＶに格納されている口座 の現金残高が更新される。同様に、ＬＣＣは所与の購入に対する正味の支払額を 認識する。プレイヤーが引換えを望むと、彼又は彼女は、ＡＴの代理人に引換え 要求メッセージＲＲＭを与えるか、当せん結果転送メッセージＯＴＭに関して上 述した方法のいずれかを使用して引換え要求メッセージＲＲＭを直接ＡＴに送信 する。ＡＴは、ＨＴＶの身元とそのＨＴＶへの期待された支払いを確認する引換 え要求メッセージＲＲＭをＬＣＣに送信する。もし待機当せん結果が割り当てら れていたら、引換え要求メッセージＲＲＭは、どの待機当せん結果がＨＴＶに既 に示されているかの表示を含むことになる。まだ示されていない待機当せん結果 は引換えプロセス中に無効となる。その後、プレイヤーは、宝くじ販売店から支 払いを受けるか、もし賞品が多額の金銭的価値を有すれば、プレイヤーは宝くじ 機関からその後の支払いを受けるための書式で郵送することを要求されるかもし れない。 ある代替的な実施例においては、当せん結果の購入と引換えが電話で実施でき るように、ＬＣＣは対話型音声能力を有する通信ネットワークに結合されていて 、９００を含む有料電話番号などにダイアルすることによってアクセス可能であ る。プレイヤーは、システムからのプロンプト指示に応答して電話に情報をキー 入力するだけである。従って、プレイヤーは、まず、ＨＴＶのＩＤ情報をＬＣＣ に送信する。ＨＴＶのＩＤが確認されると、ＬＣＣは、「レディ」表示を、各価 格ポイントに対して購入される当せん結果の数を選択するための命令と共にプレ イヤーに与える。その後、ＬＣＣは、上述したように、プレイヤ ーが手動でＨＴＶにキー入力した当せん結果転送メッセージＯＴＭを生成する。 また、システムは勝ち分を引換えのために動作する。ＨＴＶは引換え要求メッセ ージＲＲＭを生成し、プレイヤーは引換え要求メッセージを電話にキー入力する 。引換え要求メッセージＲＲＭはＬＣＣに送信され、ＬＣＣはＨＴＶの身元と期 待された支払額を確認する。その後、ＬＣＣのＨＴＶ／プレイヤーの口座が貸方 に記入される。本実施例の変形においては、ＨＴＶは、当せん結果転送メッセー ジＯＴＭをＬＣＣからＨＴＶに送信するように、ＨＴＶが通信ネットワークに直 接通信することを可能にするモデムを含んでいる。これに関して、システムは、 インターネットなどのいかなる対話型通信ネットワーク上においても動作するこ とができるであろう。代替的に、ＨＴＶは、同様の目的のために携帯電話を組み 合わせることができる。この実施例は、プレイ中にＨＴＶとＬＣＣ間でオンライ ン接続をすることを要しないために依然としてオフライン配列として考えられて いる。 更なる実施例においては、ＬＣＣと各ＨＴＶは、各メッセージのＲＦ通信を送 受信するためのトランシーバーを含んでいる。従って、プレイヤーは、当せん結 果を購入し勝ち分を引換えるために宝くじ販売店まで出向く必要はない。 本発明のこれら及びその他の長所は、以下の詳細な説明と添付図面を特に参照 することによって、更に十分に理解できるであろう。図面の簡単な説明 図１は、ＬＣＣ、ＡＴ、及び、ＨＴＶを示す第１実施例の遠隔宝くじシステム の概略図である。 図２は、ＬＣＣのブロック図である。 図３は、ＬＣＣの例示的なメモリーの配列図である。 図４は、ＨＴＶの構成要素のブロック図である。 図５は、ＨＴＶ内の制御装置のブロック図である。 図６は、ＨＴＶ内の例示的なメモリーの配列図である。 図７Ａ及び図７Ｂは、例示的な当せん結果購入のフローチャートである。 図８は、例示的な引換えシーケンスのフローチャートである。 図９は、購入された当せん結果と待機当せん結果の一例を示すランダムな賞品 データストリームの概略図である。 図１０Ａ及び図１０Ｂは、待機当せん結果を有する例示的な当せん結果購入シ ーケンスのフローチャートである。 図１１は、待機当せん結果を有する例示的な引換えシーケンスのフローチャー トである。 図１２は、本発明の代替的な実施例の概略図である。 図１３は、本発明の別の代替的な実施例の概略図である。好ましい実施例の詳細な説明 図面のいくつかの図には、第１実施例中、参照番号１０で総括的に特徴付けら れた宝くじシステムであって、主として、ＬＣＣ１２を有する宝くじ機関１１と 、ＬＣＣ１２に遠隔端末アクセスを与える通信ネットワーク１４と、様々な宝く じ販売店１８に結合した複数の代理人端末（ＡＴ）１６と、及び、購入された「 くじ」の当せん結果を示す複数のＨＴＶユニット２０とを有する宝くじシステム が図示されている。「宝くじ機関」という用語は、一般的な意味で使用され、（ スクラッチオフ形式の宝くじ、ビンゴあるいはスイープステイクスなどの）選択 肢のないゲーム又は（ビデオポーカーなどの）擬似選択肢を有するゲームあるい はプレイヤーが正しくプレイすれば所定の当せん結果を有する技能レースなどを 販売するいかなる賭博機関も含むよう意図されている。「宝くじ販売店」という 用語は、ＡＴ１６が配置されているいかなる小売店も含む。前述したように、こ こで使用される「くじ」という用語は単一の当せん結果を意味する。従って、Ｈ ＴＶ２０に転送され、ＨＴＶ２０で生成されたゲームを通じて示された当せん結 果を、プレイヤーはＬＣＣから実際に購入している。以下でより詳しく説明する ように、プレイヤーは当せん結果を購入するために与えられた宝くじ販売店に行 く必要はない。代替的な実施例では、ＬＣＣ１２とＡＴ１６は、単一のユニット 、あるいは、当せん結果を電話や対話型通信ネットワークにより購入することが できるシステムに結合されることができることがわかるであろう。また、代替的 に、ＬＣＣ１２のトランシーバーとＨＴＶ２０のトランシーバーとの間のＲＦ通 信を通じて、当せん結果を購入することも可能である。これらの実施例について は後述する。 図１は、第１実施例のシステム構成要素の概観を示すブロック図である。ＬＣ Ｃ１２と通信ネットワーク１４とＡＴ１６は、紙製のスピードくじを分配するの に使用されている従来技術の方法と同様の方法で接続されている。本発明では、 各ＡＴ１６は、プリンタ２２と、バーコードスキャナーその他の走査装置２４と 、ＨＴＶ２０をＡＴ１６に物理的に結合させてＨＴＶ２０のコンパチブル通信イ ンターフェース９２を通じてＨＴＶ２０に信号を電気的に交信するための通信イ ンターフェイス２６と、及び／又は、データをスマートカード２８などの情報記 憶媒体に読み書きするためのリード／ライトインターフェース２７を備えること ができる。これらは、当せん結果転送メッセージＯＴＭを通じて、ＨＴＶ２０に 当せん結果を転送するのに使用されるが、これらについては以下に詳しく説明す る。スマートカード２８は、ＨＴＶ２０のゲームプログラムを更新して新しいゲ ームを生成することにも使用することができる。この点、新しいゲームは、プレ イヤーの市場受容性を安価に判断するために、ＨＴＶ２０に転送することができ る。また、スマートカード２８は、一般に宝くじ関連の広告宣伝情報を転送する ことにも使用することができる。 図２は、ＬＣＣ１２の詳細を示すブロック図であり、一般に、ＣＰＵ３０と、 メモリ３ ２と、プログラムをメモリ３２にロードするＩ／Ｏインターフェース３４と、及 び、ネットワーク１４を通じてＡＴ１６と交信するための通信インタフェース３ ５とを有する。ＬＣＣ１２は、図１３に示す後述の代替的な実施例においては、 基地局ネットワーク１５を通じてＲＦ信号を送受信するトランシーバーを有する 複数の基地局と交信して、ＬＣＣ１２とＨＴＶ２０間で直接にメッセージを交信 することができる。ＬＣＣは、システム内で様々な機能を実施するのに使用され るソフトウエア又はファームウエア（以下、「プログラム」及び「データ」と呼 ぶ。）を有している。図３は、ＬＣＣ１２に格納されているプログラム及びデー タの例示的なメモリ配列を示している。メモリ３２は、ＬＣＣ１２を従来の方法 で制御するためにここでは詳述されないオペレーティングシステムプログラム３ ３を有する。ＬＣＣ１２は、メモリ３２内に各ＨＴＶ２０用のメモリエリア３６ を有する。ここには特定の情報が格納されるために、ＬＣＣ１２は当せん結果を そのＨＴＶ２０に割り当てることができると共に、勝ち分の引換えに準備し、Ｈ ＴＶ２０が所与の取引に関して確認されたユニットであることを確信するために 、ＬＣＣ１２がそのＨＴＶ２０に割り当てられたものを追跡することができる。 メモリ３６のデータは、必要に応じて、所期の機能を達成するために、検索・更 新ができる。便宜上、以下の説明では、一のプレイヤーに登録されているＨＴＶ について述べている。しかし、ＨＴＶ２０は、異なるプレイヤーに対して複数の 口座を備えることができ、その場合は、ＨＴＶ２０へのアクセスは異なる暗証を 経て可能となる。ＨＴＶ２０は、使用前に、まず、宝くじ機関１１に登録されな ければならない。これに関して、まず、ＩＤ情報がＬＣＣ１２のメモリ３２に格 納される。ＩＤ情報は、フィールド３７に格納されたユニット識別子又はＨＴＶ のＩＤ（Ｉ）と、フィールド３８に格納されたチェーニング変数（Ｃ）を含んで いる。Ｉは、各ＨＴＶ２０に独自の６４ビットの識別子を構成することができる 。同様に、Ｃは、特定のＨＴＶ２０に購入転送された当せん結果の履歴について ６４ビット表現を構成することができる。従って、Ｃは、購入された当せん結果 が特定のＨＴＶ２０に割り当てられる度に、購入された 当せん結果の一方向関数として更新される。このように、Ｃは、各ＨＴＶ２０に 関してなされた全取引の記録であるので当該ＨＴＶ２０に独自のものである。あ る例示的な実施例では、Ｃは、ＩとＣ両方の関数としての当せん結果購入要求メ ッセージＯＰＲＭをＨＴＶ２０に生成することによって、詐欺を防止する方法と して使用され、その場合、ＯＰＲＭは、購入及び／又は引換えの取引中に、特定 のＨＴＶ２０を識別するために使用される。この点、そのＨＴＶ２０に対する現 在のＯＰＲＭはＬＣＣメモリ３２のＨＴＶメモリエリア３６のフィールド４０に 格納され、ＬＣＣ１２は、ＨＴＶ２０の身元を確認するために、生成されたＯＰ ＲＭを、（当せん結果がＨＴＶ２０に販売される度に更新される）メモリ内に格 納された最後の取引のそれと比較することができる。ＣとＩは、後述するように 、暗号又は認証キーとしても使用することができる。 ＬＣＣは、有限に連続する当たり（勝ち）とはずれ（負け）の当せん結果Ｏ１ 乃至Ｏｎ（例えば、２ドル当たり、２ドル当たり、はずれ、はずれ、１０ドル当 たり、はずれ、はずれ、…等）を含むプールであるランダムな賞品データストリ ーム（ＲＰＤ）４４を生成するためのプログラム４２を含んでいる。どのＲＰＤ ４４においても当たりの当せん結果の総合計は、ＲＰＤ４４の当せん結果によっ て表現された「くじ」の総売り上げによって生成された全収入の所定割合の支払 額となる。購入がなされると、ＬＣＣ１２は、ＲＰＤ４４から次のｍ個の当せん 結果を（そして、後述するように、勝ち分の再投資に備えるために場合によって は「待機当せん結果」をｘ個だけ）ランダムに選択する「くじ券」（又は当せん 結果）購入プログラム４８を利用する。その後、当せん結果購入プログラム４８ は、ＨＴＶ２０に送信されて読み込まれ、ＨＴＶ２０が当せん結果を示すことが できるような当せん結果転送メッセージＯＴＭを生成するようにＬＣＣ１２に対 して指示する。これを実行することができる方法は幾つかある。また、当せん結 果購入プログラム４８は、当せん結果転送メッセージＯＴＭをフィールド５０に 、割り当てられたｍ個の当せん結果の記録をフィールド５２に、そして、割り当 てられたｘ個の待機当せん結果をフィールド ５４に格納するようにＬＣＣ１２に対して指示する。このデータは、フィールド ５６の２５セント、１ドル、２ドルなどの所与の「くじ券」（又は当せん結果） の価格ポイント、フィールド５８の正味の支払額、及びフィールド６０の日時が 伴う。従って、ＬＣＣ１２において所与のＨＴＶ２０との各取引毎に記録が生成 される。 ある実施例では、各ＨＴＶ２０に、フィールド４６に格納されている独自の基 準列（ＨＴＶＲＳ）を割り当てることができる。同一のＨＴＶＲＳは、後述する ように、特定のＨＴＶ２０にも格納されている。ＨＴＶＲＳは、ランダムに連続 する当たり（勝ち）とはずれ（負け）の当せん結果である。購入がなされると、 当せん結果購入プログラム４８は、ＬＣＣ１２に対して、同一の当せん結果又は 同一の正味の支払額を有する一連の当せん結果をＨＴＶＲＳ内で発見するように 指示する。これらの当せん結果又は正味の支払額は、ＨＴＶＲＳ内の一以上のメ モリアドレスによって表現されてもよい。また、当せん結果購入プログラムは、 ＬＣＣ１２に対して、ＨＴＶＲＳ内でそのアドレスを表す当せん結果転送メッセ ージＯＴＭを生成するように指示する。ＨＴＶ２０は、同一の当せん結果又は同 一の正味の支払額を有する一連の当せん結果をまさにその所有しているＨＴＶＲ Ｓ内で発見するものとＯＴＭを解釈することができる。このことは、後で更に詳 しく説明する。 ＬＣＣ１２が当せん結果を割り当てることができる別の方法は、ＲＰＤ４４か ら選択された当せん結果のシーケンスを生成するのにシード値を利用する一方向 関数を使用することによるものである。ＬＣＣメモリ３２のＨＴＶメモリエリア ３６は、フィールド６２にかかる一方向関数を有している。同一の一方向関数は 、後述するように、ＨＴＶ２０にも格納されている。この一方向関数のシード値 は当せん結果転送メッセージＯＴＭの一部となる。 ＬＣＣがＨＴＶ２０に当せん結果を割り当てることができる更に別の方法は、 単に当せん結果シーケンスをより小さいコードに圧縮して、その後ＨＴＶ２０で 解凍するというものである。特に、ＬＣＣ１２は、当せん結果購入プログラム４ ８が選択した一連のｍ個の 当せん結果Ｏｊ乃至Ｏｊ＋ｍを取り出し、そのシーケンスを当せん結果転送メッ セージＯＴＭの一部であるより小さな変数に圧縮する圧縮／解凍プログラム６４ を備えている。圧縮中に、必要があれば、当せん結果Ｏｊ乃至Ｏｊ＋ｍを、階層 的な順番（即ち、はずれた人の人数、１ドル当てた人の人数、２ドル当てた人の 人数など）に再配列することが可能である。後述するように、当せん結果転送メ ッセージＯＴＭをＨＴＶに手動入力したり、ＯＴＭを走査するを準備するために 、当せん結果転送メッセージＯＴＭがレシートに印字されるかバーコード形式で 作成される実施例においては、圧縮は有効である。適切なプロンプト指示に応答 してプレイヤーが電話でメッセージを送信することができる、後述の図１２に示 される電話を利用した実施例においても圧縮は有効である。この点、圧縮と解凍 は、当せん結果を転送する他の方法、例えば、ＨＴＶＲＳアドレスが転送される 場合など、のいずれとも結合して使用されることができる。 更に別の実施例においては、当せん結果購入プログラム４８は、ｍ個の当せん 結果Ｏｊ乃至Ｏｊ＋ｍの期待された正味の支払額を計算して、その正味の支払額 を表す当せん結果転送メッセージＯＴＭを生成する。この場合、ＨＴＶは、その 正味の支払額を有する当せん結果をもたらすゲームをランダムに生成する。但し 、この方法は、待機当せん結果には不適当である。 本システムにおいて追加された機密に備えるために、当せん結果転送メッセー ジＯＴＭは、フィールド６６に格納され、ＬＣＣ１２と特定のＨＴＶ２０にのみ 知られたキーを使用して暗号化することができる。認証／暗号キープログラム６ ８は、ＬＣＣ１２に送受信されたメッセージの暗号化と解読に役立つ。また、Ｌ ＣＣ１２が生成したメッセージは、特定のＨＴＶ２０のみが、ＬＣＣ１２とその ＨＴＶ２０のみに知られたキーを使用することによって、そのメッセージを使用 することができるように、フィールド７０に格納されているメッセージ認証コー ドを添付することによって認証が可能にすることができる。上述したように、チ ェーニング変数Ｃとユニット識別子Ｉは、暗号化／解読及び認証を実行 するためのキーとして使用することができる。 ＬＣＣメモリ３２のその他の常駐プログラムには、各ＨＴＶ２０の現在の現金 残高を計算してそれをフィールド７４の口座７３に格納する経理プログラム７２ がある。経理プログラム７２は、プレイヤーが現金化をした後に、プレイヤーの 勝ち分と負け分の蓄積値を追跡するのに使用される。経理プログラム７２により 、当せん結果シーケンスのいかなる点においてもＬＣＣ１２はプレイヤーの預金 残高を複製することができる。 また、ＬＣＣメモリ３２は、特定のＨＴＶ２０との全取引の記録をフィールド ７６に格納している監査プログラム７８を更に有している。 また、ＬＣＣメモリ３２は、勝ち分を確認してプレイヤーに現金化することを 可能にする引換えプログラム７９を含んでいる。引換えプログラム７８は、プレ イヤーの現在の預金残高のうちのいかなる勝ち分をも現金化するのに使用される 。引換えプログラム７９は、ＬＣＣ１２に対して、ＨＴＶ２０から与えられた引 換え要求メッセージＲＰＭを読み込むように指示する。また、引換えプログラム は、プレイヤーが現実に使用した待機当せん結果の数を決定する。これらの全て は、後でより詳細に説明する。 プレイヤーの履歴を追跡するために、特定のプレイヤーに関するデータをフィ ールド８１に格納することができ、ボーナス賞データをフィールド８０に格納す ることができる。このようにして、宝くじ機関１１は、プレイヤーに対して、購 入された「くじ券」全体に対して無料の当せん結果を提供するなど愛顧の報奨を 付与することができる。 さて、図４及び図５を参照するに、好ましい実施例におけるＨＴＶ２０は、制 御装置８２、ディスプレイ８４、及び、プレイヤー制御部８６を有するハンドヘ ルドユニットである。好ましくは、ＨＴＶ２０は以下のもののうち一又はそれ以 上を含んでいる。即ち、ＨＴＶ２０を外部プリンターに接続するためのプリンタ ーインターフェース８８ａ、内部プリンター８８ｂ、バーコードスキャナー９０ 、ＨＴＶ２０がＡＴ１６と電気的かつ直接に交信できるようにするためのＨＴＶ ２０をＡＴ１６の通信インターフェース２６に接続す ることに互換住がある通信インターフェース９２、スマートカード２８にデータ を読み書きするリード／ライトインターフェース９４、後述の図１２に示す代替 的な実施例においてＬＣＣ１２に結合された通信ネットワーク１４にＨＴＶ２０ を直接接続するためのモデム９６、そして、後述の図１３に示す別の代替的な実 施例においてＬＣＣ１２と結合された基地局６００にメッセージを送受信するト ランシーバー１１３に結合されたアンテナ１１５である。 プレイヤー制御部８６は、当業界で知られている形式のタッチスクリーン配列 でディスプレイ８４と一体化されてもよい。また、ディスプレイ８４は、ＡＴ１ ６に結合されたバーコードスキャナー２４により走査可能なように、メッセージ をバーコード可読形式で作成する能力を有していてもよい。プレイヤー制御部８ ６を通じて、プレイヤーは、様々なゲームや当せん結果転送及び引換え機能を選 択することができる。制御装置８２は、ＣＰＵ９８と、クロック１０１と、そし て、従来配列のＲＯＭとＲＡＭからなるメモリ１００を有している。選択的に、 制御装置８２は、宝くじ機関１１に対して、いかなる装置の不正操作疑惑をも示 すように、不正操作防止筐体に収納されてもよい。ＣＰＵ９８は、制御インター フェース１０３を介してのプレイヤー制御部８６、ディスプレイ８４を運転する ためのビデオ形成ハードウエア１０４、及び、ゲーム音を通信するためのスピー カー１０８に結合された音響生成ハードウエア１０６と交信する。当業界で知ら れている形式の音声駆動回路１１０は、音声命令によりメッセージをＣＰＵ９８ に送信できるようにするために、マイクロフォン１１２と結合されていてもよい 。ＣＰＵ９８は、ブロック図には総括的に１１４として示めされている従来のＩ ／Ｏインターフェースを通じて、プリンターインターフェース８８ａ又は内部プ リンター８８ｂ、バーコードスキャナー９０、インターフェース９２、リード／ ライトインターフェース９４、及び、モデム９６と交信することができる。ＣＰ Ｕ９８は、図１３に示す代替的な実施例に示めされているように基地局を介して ＬＣＣ１２にメッセージを直接に交信するためのアンテナ１１５に結合されたＲ Ｆ回路１１３と交信することができる。別の応用例では、ＨＴＶ２０は、位置情 報をＣＰＵ９８に送信するアンテナ１１５に結合されたＧＰＳ受信器１１１を有 していてもよい。このようにして、ＨＴＶ２０は、メモリ内の動作可能／不能位 置プログラムによってゲームが許可されている所定の場所にそれがなければ、そ の操作を妨げることができる。 当せん結果転送メッセージＯＴＭは、以下のプロトコルを使用して、ＨＴＶ２ ０に送信することができる。第１実施例においては、ＡＴ１６は、当せん結果転 送メッセージＯＴＭをレシート３０に印字し、代理人がそのＯＴＭをプレイヤー に与える。プレイヤーは、プレイヤー制御部８６を使用して、当せん結果転送メ ッセージＯＴＭをＨＴＶ２０に入力するだけである。これとは別に、ＡＴ１６は 、バーコードスキャナー２４がそれを単に走査できるように、当せん結果転送メ ッセージＯＴＭをバーコード可読形式で印字してもよい。いずれの場合にしろ、 他の誰かがその当せん結果転送メッセージＯＴＭを見て、その後、それを別のＨ ＴＶ２０に入力しようとすることを防止するために、レシートは、プレイヤーが 破り捨てるカーボン不要の２部形式で、インクを使わずに印字することができる 。代替的な実施例においては、ＨＴＶ２０は、インターフェース９２でＡＴ１６ に接続することができ、当せん結果転送メッセージＯＴＭをＨＴＶ２０に直接に 送信することができる。別の実施例では、ＡＴ１６に接続されたリード／ライト インターフェース２７を通じて、ＯＴＭをスマートカード２８のメモリに書き込 むことができる。その後、プレイヤーは、スマートカード２８をＨＴＶ２０にプ ラグインし、ＯＴＭはスマートカード２８からＨＴＶ２０によって読み込まれる 。更に別の実施例では、当せん結果転送メッセージＯＴＭを、プレイヤー又は代 理人、若しくは、図１２に示す電話を使用した実施例における電話を通じての自 動音声によって、マイクロフォン１１２に音声入力し、音声駆動回路１１０によ り処理することができる。別の電話を使用した実施例においては、ＨＴＶ２０を 電話ネットワーク５１４に直接接続することができ、当せん結果転送メッセージ ＯＴＭをＨＴＶ２０にモデム９６を介して送信することができる。図１３に示す 実施例においては、 当せん結果転送メッセージＯＴＭを、ＡＴ１６又はＬＣＣ１２のＲＦ送信を通じ て、ＬＣＣ１２から送信することができる。プレイヤーに勝ち分を現金化するこ とを可能にするＨＴＶ２０からの引換え要求メッセージＲＲＭも同様にして送信 することができる。 さて、図６を参照するに、ＨＴＶ２０のプログラムとデータの例示的なメモリ 配列１００が示されている。メモリ１００は、総括的に参照番号１１７を付され てＨＴＶ２０を従来方式で制御するオペレーティングシステムを含んでいる。本 発明では、当せん結果をもたらすゲームを生成するために、メモリ１００内の他 のプログラムとデータは、ＨＴＶ２０が当せん結果転送メッセージＯＴＭをＬＣ Ｃ１２から読み込んで、これらのメッセージを処理することを可能にしている。 また、ＨＴＶメモリ１００は、ＧＰＳ受信器１１１からの位置情報がＨＴＶ２０ がゲームを許可されていない場所にあるということを示している場合にＨＴＶ２ ０を動作不能にする動作可能／不能位置プログラム１０１を含んでいてもよい。 動作可能／不能位置プログラム１０１が使用する賭博地の情報は、フィールド１ ０５に格納される。ＬＣＣメモリ３２について上述したように、各ＨＴＶは、フ ィールド１１６にユニット識別子Ｉと、選択的にフィールド１１８にチェーニン グ変数Ｃを格納する。また、ＨＴＶ２０はフィールド１２０に通し番号Ｓを格納 していてもよい。暗証（又は一のＨＴＶ２０を複数のプレイヤーが使用する場合 の複数の暗証）はフィールド１２２に格納される。プレイヤーはＨＴＶ２０を起 動する時に、暗証機密プログラム１２４は、プレイヤーに継続使用を許可する前 に、プレイヤーの暗証を従来の方式でチェックする。ＨＴＶメモリ１００は、Ｈ ＴＶ２０に対して、ＬＣＣ１２に転送されるべきＩＤ情報、例えば、当せん結果 購入要求メッセージＯＰＲＭを生成し、当せん結果転送メッセージＯＴＭに表現 されている当せん結果を読み込むように指示する当せん結果購入プログラム１２ ６を更に有している。ＨＴＶ２０が読み込むと、当せん結果転送メッセージＯＴ Ｍはメモリ１００のフィールド１２８に格納される。当せん結果転送メッセージ ＯＴＭがＬＣＣにより圧縮されていると、当せん結果転送メッセージを当せん結 果シーケンスに解凍するた めに、圧縮／解凍プログラム１３０は、当せん結果購入プログラム１２６によっ て呼び出される。ｍ個の当せん結果Ｏｊ乃至Ｏｊ＋ｍはフィールド１３２に格納 される。もし、割り当てられたｘ個の待機当せん結果Ｏｓ乃至Ｏｓ＋ｘが存在す れば、これらはフィールド１３４に格納される。このデータは、フィールド１３ ６への各当せん結果毎の価格ポイントと、フィールド１３８への正味の支払額と 、フィールド１４０への日時の入力を伴ってもよい。 ＬＣＣ１２について上述したように、当せん結果転送メッセージＯＴＭは、基 準列ＨＴＶＲＳの一又はそれ以上のメモリアドレスを表すものであってもよい。 従って、各ＨＴＶ２０はＨＴＶＲＳをフィールド１４２に格納することができる 。かかる実施例においては、当せん結果購入プログラム１２６は、ＨＴＶ２０に 対して、当せん結果Ｏｊ乃至Ｏｊ＋ｍのシーケンス又はＨＴＶＲＳ内の当該シー ケンスについての正味の支払額を発見するように指示する。 代替的に、当せん結果転送メッセージＯＴＭは、フィールド１４４の一方向関 数のシード値を表すものであってもよい。従って、当せん結果購入プログラム１ ２６は、ＨＴＶ２０に対して、その一方向関数を使用して所望の当せん結果Ｏｊ 乃至Ｏｊ＋ｍを生成するように指示する。同一の一方向関数はＬＣＣメモリ３２ にも格納されている。 上述したように、当せん結果転送メッセージは、別のＨＴＶ２０で使用される ことを防ぐために、ＬＣＣ１２によって暗号化されていてもよい。認証／暗号化 プログラム１４６は、当業界で既知の種類アルゴリズムを使用することによって 、ＨＴＶ２０に送受信されるかかるメッセージの暗号化と解読に備えるものであ る。これに関して、ＨＴＶ２０は、かかるメッセージを暗号化及び解読するため の特殊キーをフィールド１４８に格納することができる。同様に、メッセージ認 証コードを有するＬＣＣ１２からのメッセージは、フィールド１５０に格納され たＬＣＣ１２と特定のＨＴＶ２０にのみ知られたキーを使用して、認証／暗号化 プログラム１４６によって認証されてもよい。ＬＣＣメモリ３２につい て上述したように、各ＨＴＶ２０に独自なチェーニング変数Ｃを、暗号化と解読 及び認証を行うキーとして使用してもよい。 ＨＴＶ２０は、様々なゲームの生成し、勝ち負けをディスプレイ８４にスコア 表示するゲーム生成プログラム（ゲームプログラム）１５２を有している。ゲー ム生成プログラムは、各ゲーム毎にゲームのプレイ方法をプレイヤーに教えるた めの学習指導とヘルプ機能を含んでいてもよい。これらのゲームは、当せん結果 転送メッセージＯＴＭによって表現された各当せん結果Ｏｊ乃至Ｏｊ＋ｍに正確 に対応する勝ち負けの当せん結果と共に生成されることができる。従って、ゲー ムは当せん結果を解釈又は表示するだけである。代替的に、ｍ個のゲームが連続 するＯｊ乃至Ｏｊ＋ｍの正味の支払額と等しい正味の支払額を有するように、ゲ ームは生成されることができる。但し、後者は、後述するように待機当せん結果 が割り当てられた実施例には不向きである。一のゲームは、複数の当せん機会を 有することができるが、当せん結果は一つだけである。ゲームプログラム１５２ は、例えば、タブを引く形式のスピードくじ、スイープステイクス、又は、ビン ゴに共通の形式のものなど「選択肢がない」ゲームや所定の当せん結果を有する 技能不要のゲーム、若しくは、ビデオポーカーなど所定の当せん結果を有する疑 似選択肢のあるゲームを生成する。後者の場合、特定のポーカーゲームに対する 当せん結果は、プレイヤーがあらゆる手を正しくプレイすれば取り戻せる最大限 の支払額を有するように予め決定されている。もしプレイヤーが誤ってプレイす れば、支払額は、特定のゲームに対する当せん結果によって表された最大限より も少なくなる。加えて、ゲームプログラム１５２は、技能レース、例えば、所定 期間内に完成しなければいけないクロスワードパズルやワードディスクランブラ ーゲームなどのゲームを生成することができる。もしプレイヤーが指定期間内に ゲームを完了すれば、プレイヤーは、そのゲームに対して選択された当せん結果 について、所定の支払額の支払いを受ける。そうでなければ、勝ち分は、後述の ＨＴＶ口座１５５に貸方記入されない。かかるゲームを生成するプログラムは当 業界で既知である。ゲームプログラ ム１５２は、販売された当せん結果に関連して宝くじ機関１１がプレイされるゲ ームを選択するように、ゲーム識別子を要求するように予定されていてもよい。 この点に関し、当せん結果転送メッセージＯＴＭは、それらの当せん結果に対す る特定のゲームを生成するために、ゲームプログラム１５２に対して、インスト ラクション（命令）を含むことができる。ＨＴＶ２０でゲームの更新に備えるた めに、上述したように、スマートカード２８を通じて、あるいは、ＨＴＶ２０を ＡＴ１６にプラグインして、適切なソフトウエア命令をアップロードすることに よる従来の方法で、新しいゲームプログラムがメモリ１００にロードされること ができるであろう。 また、ＨＴＶメモリ１００は、ＨＴＶ２０に対して、フィールド１５６の口座 １５５に格納されている現在の現金残高を計算するように指示する経理プログラ ム１５４を含んでいる。もし、何人かのプレイヤーが所与のＨＴＶ２０に割り当 てられていれば、各プレイヤー毎に個々の口座が設けられていてもよい。 また、ＨＴＶメモリは、プレイヤーの口座１５５にある当該プレイヤーの現在 の預金残高を現金化するのに使用される引換えプログラム１５８を更に有してい る。引換えプログラム１５８は、プレイヤーがＨＴＶ２０で現金化機能を選択す ることを可能にさせている。その後、引換えプログラム１５８は、ＨＴＶ２０に 対して、当せん結果転送メッセージＯＴＭがＨＴＶ２０に送信されるのと同様の 方法であるが方向は逆にＬＣＣ１２に送信される引換え要求メッセージＲＲＭを 生成するように指示する。引換え要求メッセージＲＲＭは、所与のＨＴＶ２０の ＨＴＶＩＤデータと（正味の勝ち分、プレイされたゲームの数などの）当せん結 果データを比較することによって現金化要求を確認するために、ＬＣＣ１２の引 換えプログラム７９により使用される。引換え要求メッセージＲＲＭは、ＨＴＶ ２０のディスプレイ８４上で生成されて、口頭で宝くじ販売店１８の代理人に与 えられてＡＴ１６への手動入力に供されることもできる。また、引換え要求メッ セージＲＲＭは、ＨＴＶ２０の内部又は外部プリンタ８８ｂあるいはプリンタイ ンターフェース８８ａを介し て宝くじ販売店のプリンタ２２により、レシート３０に印字されることもでき、 そのレシート３０は、その後、代理人に与えられる。これに関して、引換え要求 メッセージＲＲＭはディスプレイ８４上に作成されるか、又は、ＡＴ１６のバー コードスキャナー２４により走査可能なようにレシート３０上にバーコード可読 形式で作成されることもできる。また、別の実施例においては、引換え要求メッ セージＲＲＭはスマートカード２８に書き込まれ、そこからＡＴ１６により読み 込まれることができる。また、更に別の実施例においては、引換え要求メッセー ジＲＲＭは、モデム９６を介しの電話ネットワーク１４を通じてＬＣＣ１２に送 信されることができる。また、更に別の実施例においては、引換え要求メッセー ジＲＲＭは、ＡＴ１６かＬＣＣ１２へのＲＦ送信により、ＨＴＶ２０からＬＣＣ １２へ送信されることができる。引換え要求メッセージＲＲＭは、メモリ３２の 認証／暗号化プログラム６８を使用したＬＣＣ１２による解読のために、メモリ １００の暗証／暗号化プログラム１４６を使用して、ＨＴＶ２０により暗号化さ れることができる。引換え要求メッセージＲＲＭは、ＬＣＣ１２及び特定のＨＴ Ｖ２０にのみ知られた暗号化キーを使用して、暗号化されることができる。これ らは、ユニット識別子Ｉとチェーニング変数Ｃを含んでいてもよい。 また、ＨＴＶメモリ１００は、データの安全性の保護を援助してメモリ１００ 内の様々なプログラムが不正に操作されていないことを確認するために、フィー ルド１６１にそのＨＴＶ２０で行われた全活動の記録を格納する監査プログラム １６０を含んでいる。また、監査プログラム１６０は、問題が生じた場合に、プ レイヤーの活動の記録を当該プレイヤーと宝くじ機関１１に与える。 さて、図７Ａ及び図７Ｂを参照するに、宝くじ販売店１１のＡＴ１６を通じて ＬＣＣ１２からのｍ個の「くじ券」（又は当せん結果）の例示的な当せん結果購 入のフローチャートが示されている。便宜上、以下では、全ての当せん結果が単 一の価格ポイントで購入されていることを仮定している。しかし、ＲＰＤ４４か ら購入された当せん結果は、異なる 価格ポイントを表すことができ、各価格ポイント毎に当せん結果転送メッセージ を取得することによって別個に、あるいは、異なる価格ポイントを有する当せん 結果を表す当せん結果転送メッセージＯＴＭを生成することによって一緒に、購 入されることができる。購入シーケンスを開始するために、プレイヤーは、まず 、ＨＴＶ２０を起動し、暗証機密プログラム１２４によってチェックされる暗証 を入力する。その後、プレイヤーは、ステップ３００において、「くじ券」購入 機能を選択する。ステップ３０２において、当せん結果購入プログラム１２６は 、ＨＴＶ２０に対して、Ｉ及びＣの一方向関数として当せん結果購入要求メッセ ージＯＰＲＭを生成するように指示する。プレイヤーは、ステップ３０４におい て、ＯＰＲＭを宝くじ販売店の代理人に与える。その後、ステップ３０６におい て、代理人は、ＯＰＲＭをＬＣＣに送信するＡＴ１６にＯＰＲＭを入力する。ま た、通し番号ＯＰＲＭは、上述の当せん結果転送メッセージＯＴＭ又は引換え要 求メッセージＲＰＭを通信する上述した方法のいずれかによって、代理人に与え られることができたであろう。ＬＣＣ１２は、ステップ３０８において、そのＨ ＴＶ２０のためにＩとＣをＳから抽出する当せん結果購入プログラム４８を実行 する。ステップ３１０において、ＬＣＣは、ＩとＣを、当該ＨＴＶ２０用ＨＴＶ メモリエリア３６内のフィールド３７及び３８にそれぞれ格納されたＩとＣの値 と比較する。上述したように、ＩとＣは、特定のＨＴＶが宝くじ機関１１に登録 された時に、ＬＣＣ１２に最初に格納される。所与のＨＴＶ２０に対するＣは、 当せん結果が当該ＨＴＶ２０に転送される度に、一方向関数により更新される。 もしＩとＣが一致すれば、ＬＣＣ１２は、ステップ３１２において、レディコー ドをＡＴ１６に送信する。不一致の場合には、ＬＣＣ１２は、ステップ３１４に おいて、ＨＴＶ２０が登録されていないか何らかの方法で変更されていたために 、当せん結果購入要求を拒否する。ＨＴＶのＩＤが有効であれば、プレイヤーは 、ステップ３１６において、所与の価格ポイントで購入されるべき当せん結果の 数ｍを代理人に与える。代理人は、ステップ３１８において、ｍと価格ポイント をＡＴ１６に入力する。ＡＴ１６は、ステップ３２０ において、ｍと価格ポイントをＬＣＣに送信する。その後、ステップ３２２にお いて、ＬＣＣメモリ３２の当せん結果購入プログラム４８は、その価格ポイント に対する次のｍ個の未販売の当せん結果Ｏｊ乃至Ｏｊ＋ｍを、ＲＰＤ４４からラ ンダムに選択する。また、それは、ＬＣＣ１２に対して、当せん結果Ｏｊ乃至Ｏ ｊ＋ｍをフィールド５２に、価格ポイントをフィールド５６に、正味の支払額を フィールド５８に、そして、日時をフィールド６２に、それぞれ格納するように 指示する。その後、ステップ３２４において、ＬＣＣ１２は上述した方法のいず れかを使用して当せん結果転送メッセージＯＴＭを生成する。また、ＬＣＣ１２ は、所与の購入に対する当せん結果転送メッセージＯＴＭを、メモリのフィール ド５０に格納することができる。上述したように、ＬＣＣ１２は当せん結果転送 メッセージＯＴＭを暗号化するために認証／暗号化プログラム６８を使用するこ とができ、この例では、ステップ３２６において、まず、Ｉを暗号化キーとして 用い、次いで、Ｃを暗号化キーとして用いている。（なお、ＯＴＭは暗号化され る必要はなく、ＬＣＣ１２とＨＴＶ２０にのみ知られたキーによってＨＴＶ２０ において認証されるメッセージ認証コードを添付することによって認証にされる ことができる）。その後、ステップ３２８において、それは、当せん結果転送メ ッセージの一方向関数としてのＣ（Ｃ＝ｆ(ＯＴＭ)）を更新し、Ｃの新しい値を フィールド３８に格納する。その後、ＬＣＣ１２は、ステップ３３０において、 当せん結果転送メッセージＯＴＭをＡＴ１６に送信する。ＡＴは、ステップ３３ ２において、ＯＴＭ、日時、価格ポイント、及び、ｍを含んだレシート３０を印 字する。その後、ステップ３３４において、代理人は当せん結果転送メッセージ ＯＴＭを含んだレシート３０をプレイヤーに与え、プレイヤーは代理人にお金を 払う。この時、ステップ３３６において、プレイヤーが当せん結果転送メッセー ジＯＴＭに表現された当せん結果を「変更不可能に」購入したことを示す当せん 結果購入確認メッセージがＡＴ１６からＬＣＣ１２へ送信される。その後、ステ ップ３３８において、プレイヤーは当せん結果転送メッセージＯＴＭをＨＴＶ２ ０に入力する。ＨＴＶ２０は、ステップ３４０におい て、まずＣをキーとして用い、そして更にＩをキーとして用いて、当せん結果転 送メッセージＯＴＭを解読するために、認証／暗号化プログラム１４６を実行す る。その後、ステップ３４２において、当せん結果転送メッセージＯＴＭはＨＴ Ｖメモリ１００のフィールド１２８に格納される。もし当せん結果が単にシーケ ンスＯｊ乃至Ｏｊ＋ｍ（図９）に圧縮されていれば、解凍／圧縮プログラム１３ ０がそのシーケンスを解凍してフィールド１３２に格納する。また、当せん結果 購入プログラム１３０は、価格ポイントをフィールド１３６に、正味の支払額を フィールド１３８に格納する。もし、当せん結果転送メッセージＯＴＭがＨＴＶ ＲＳのアドレスを表していれば、当せん結果購入プログラム１３０は、そのアド レス又は一連の当せん結果がＯｊ乃至Ｏｊ＋ｍと同一の正味の支払額を有して存 在するアドレスに対して、フィールド１４２に格納されたＨＴＶＲＳを検索する 。もし、当せん結果転送メッセージＯＴＭが、フィールド１４４に格納された一 方向関数のシード値を表していれば、当せん結果購入プログラム１３０は、その シード値を使用して同一の一連の当せん結果Ｏｊ乃至Ｏｊ＋ｍを生成する。代替 的に、当せん結果転送メッセージＯＴＭは、ｍ個の当せん結果Ｏｊ乃至Ｏｊ＋ｍ の数の正味の支払額を単に表すことができ、その場合には、ゲームプログラム１ ５２は、同一の正味の支払額を有する幾つかのゲームを生成する。ステップ３４ ２において、当せん結果メッセージＯＴＭが一旦格納されれば、当せん結果購入 プログラム１２６は、ステップ３４４において、ＯＴＭの一方向関数としてＣを 更新して、新しいＣの値をフィールド１１８に格納する。このようにして、ＨＴ Ｖ２０とＬＣＣ１２は、新しいＣの値をメモリに格納させる。その後、ステップ ３４６において、プレイヤーは、ゲームプログラム１５２が生成した当せん結果 Ｏｊ乃至Ｏｊ＋ｍ又はそれらの当せん結果の正味の支払額をもたらすゲームをＨ ＴＶ２０でプレイする。ステップ３４８において、プレイヤーの口座残高は、各 当せん結果が示される度に、経理プログラム１５４によって更新されてフィール ド１５６の口座１５５に格納される。 図８は、上述の実施例における例示的な現金化シーケンスである。本来的に、 ＨＴＶ２ ０はＬＣＣ１２に対して自身の身元照会を行い、ＬＣＣ１２はそのＨＴＶ２０に 販売された当せん結果シーケンスＯｊ乃至Ｏｊ＋ｍの支払いを承認する。引換え シーケンスを開始するために、プレイヤーは、まず、ＨＴＶ２０を起動し、暗証 機密プログラム１２４によって上述したようにチェックされる暗証を入力する。 その後、プレイヤーは、ステップ３５０において、現金化機能を選択する。ＨＴ Ｖメモリ１００の引換えプログラム１５８は、ステップ３５２において、この例 では、ＩとＣの関数としての引換え要求メッセージＲＲＭを生成する。従って、 引換え要求メッセージＲＲＭは、図７Ａ及び図７Ｂの当せん結果購入シーケンス で述べた当せん結果購入要求メッセージＯＰＲＭに類似している。また、ＲＲＭ は、示された当せん結果の支払額を表す更新された口座１５５の現金残高を含む ことができる。Ｃの値は、上記のステップ３４４において、当せん結果転送メッ セージＯＴＭの一方向関数として既に更新されている。また、Ｃの値は、上記の ステップ３２８において、ＬＣＣメモリ３２２で既に更新されている。プレイヤ ーは、ステップ３５４において、引換え要求メッセージＲＲＭを代理人に与える 。その後、代理人は、ステップ３５６において、ＡＴ１６の引換え機能を起動す る。代理人は、ステップ３５８において、引換え要求メッセージＲＲＭを、その ＲＲＭをＬＣＣ１２に送信するＡＴ１６に入力する。その後、ＬＣＣ１２は、ス テップ３６０において、ＩとＣを抽出してＩとＣの値をメモリ３２のフィールド ３７及び３８にそれぞれ格納された値と比較することによって引換え要求メッセ ージＲＲＭを確認する引換えプログラム７９を実行する。もし、ステップ３６２ において、ＩとＣが期待された値に一致しなければ、ＬＣＣ１２は、ステップ３ ６４において、現金化要求を拒否する。もし、ステップ３６２において、ＩとＣ が期待された値に一致すれば、ＬＣＣ１２は、ステップ３６４において、引換え 要求メッセージＲＲＭに具体化された現金残高を、そのＨＴＶ２０への当せん結 果の販売からそれが計算してフィールド７４のＨＴＶ口座７３に既に格納した金 額（フィールド５８に格納されたその当せん結果シーケンスに対する支払額）に 対して、チェックする。その後、ＬＣＣ１２は、ステッ プ３６８において、有効性判断メッセージをＡＴ１６に送信して、その金額が口 座７３で借方記入される。プレイヤーは、ステップ３７０において、口座７３の 現在の現金残高でもっと当せん結果を購入することを選択することができ、その 場合は、図７に示された当せん結果購入シーケンスが繰り返される。代替的に、 プレイヤーは、ステップ３７２において、代理人から支払いを受けてもよい。 簡単に上述したように、ｍ個の当せん結果Ｏｊ乃至Ｏｊ＋ｍに対する当せん結 果購入要求はｘ個の待機当せん結果Ｏｓ乃至Ｏｓ＋ｘを伴うことができる。待機 当せん結果は、勝ち分を全てなくすのに十分な数だけ与えられるか、シーケンス のある個所で所定額以上の大当たりを生成するために与えられているもので、後 者の場合には、ＨＴＶ２０の当せん結果購入プログラム１２６は、ＨＴＶ２０に 対して、ゲームの生成を中止して現金化命令をディスプレイ８４に与えるように 指示する。さて、図９を参照するに、正味の支払額１６ドルを有する５個の購入 された当せん結果Ｏｊ乃至Ｏｊ＋ｍを有するＲＰＤ４４の一部が示されている。 この例では、ＬＣＣ１２の当せん結果購入プログラム４８は、図示されるように 、２つのグループにおいて、２４個の待機当せん結果Ｏｓ乃至Ｏｓ＋ｘを選択し ている。待機当せん結果は、ＲＰＤ４４のどこからも選択することができるが、 グループは順番にプレイされる。購入された当せん結果ｍとＲＰＤ４４に示され ている待機当せん結果ｘとの間の相対位置は例示にすぎない。この例の便宜上、 全ての当せん結果は１ドルで購入される。プレイヤーは、購入された当せん結果 Ｏｊ乃至Ｏｊ＋ｍについて１６ドルもうける。プレイヤーが、第１グループの１ ６個の待機当せん結果で１６ドル費やしてその当せん結果が正味の支払額の８ド ルをもたらした場合、次のグループは、（勝ち分の帳消しするよう）第１の例で は正味の支払額が０である８個の当せん結果を構成するか、第２の例では第２の グループの４番目の当せん結果によって表されている何らかの大当たり（例えば 、５００ドル）をもたらす８個の当せん結果を構成することができる。第２の例 を参照するに、もし、第２グループの当せん結果シーケンスが順番にプレイされ て、当せ ん結果シーケンスが、はずれ、２ドル当たり、１ドル当たり、５００ドル当たり であれば、プレイヤーは、第１の待機グループがプレイされた後に勝ち分４ドル だけ、第２グループでは２ドル＋１ドル＋５００ドルだけ格納しており、正味の 勝ち分は５０７ドルとなる。ＨＴＶ２０のゲームプログラム１５２は、かかる大 あたり当せん結果が示されると、現金化メッセージを生成するようにＨＴＶ２０ に対して指示する。もし、いくつかの待機当せん結果が残っていれば、この例で は４個のはずれであるが、これらはそのＨＴＶ２０において引換えプログラム１ ５８により無効になる。同様に、それらの４個の待機当せん結果は、ｍ個の購入 された当せん結果とｘ個の待機当せん結果を含む当該ＨＴＶ２０に転送されてい る全ての当せん結果を表す引換え要求メッセージＲＲＭがＬＣＣ１２に与えられ ると、ＬＣＣ１２において無効にされる。そのプレイヤーは全ての待機当せん結 果が示される前にシーケンスのある時点で現金化を選択することができるために 、ＨＴＶ２０が生成した引換え要求メッセージＲＲＭは、どの待機当せん結果が ＨＴＶ２０に既に示されているかを表すと共に、当該ＬＣＣ１２に対して、適正 な支払いを計算することを可能にさせると共に、ＬＣＣ１２内のいかなる未使用 の待機当せん結果をも無効にすることを可能にさせている。 さて、図１０Ａと図１０Ｂを参照するに、ｍ個の購入された当せん結果Ｏｊ乃 至Ｏｊ＋ｍとｘ個の待機当せん結果Ｏｓ乃至Ｏｓ＋ｘを含む当せん結果購入シー ケンスについての例示的なフローチャートが示されている。この例のプロトコル は、図７におけるそれと同様であるので、冗長なステップは繰り返さない。ステ ップ４００においては、ＬＣＣメモリ内の当せん結果購入プログラム４８は、ｍ 個の購入された当せん結果Ｏｊ乃至Ｏｊ＋ｍとｘ個の待機当せん結果Ｏｓ乃至Ｏ ｓ＋ｘをＲＰＤ４４からランダムに選択する。その後、ＬＣＣ１２は、ステップ ４０２において、ｍ個の当せん結果とｘ個の待機当せん結果を表す当せん結果転 送メッセージＯＴＭを生成する。当せん結果転送メッセージは、上述したように 、圧縮されたシーケンス、ＨＴＶＲＳの当せん結果に対するアドレス、又は、一 方 向関数のシード値から構成されることができる。ＬＣＣ１２は、ステップ４０４ において、上述したように、当せん結果転送メッセージＯＴＭの関数としてＣを 更新して、それをメモリに格納することができる。ステップ４０６において、当 せん結果転送メッセージＯＴＭは読み込まれて、（認証可能であれば）認証され 、あるいは、（暗号化されていれば）解読されると、それはＨＴＶ２０のメモリ １００のフィールド１２８に格納される。この点、ｍ個の当せん結果Ｏｊ乃至Ｏ ｊ＋ｍがフィールド１３２に格納されることができ、待機当せん結果Ｏｓ乃至Ｏ ｓ＋ｘがＨＴＶメモリ１００のフィールド１３４に格納されることができる。同 一のデータはＬＣＣメモリ３２に既に格納されている。ステップ４０８において 、ＨＴＶは、ＣをＯＴＭの一方向関数として更新する。その後、ステップ４１０ において、ＨＴＶ２０は、ｍ個の当せん結果Ｏｊ乃至Ｏｊ＋ｍ又はそれらの当せ ん結果についての正味の支払額をもたらすゲームを生成する。ステップ４１２に おいて、ＨＴＶ２０は、口座１５５の現金残高を更新するために、経理プログラ ムを利用する。この時点までは、プロトコルは、概して、図７に示すものと同一 である。ステップ４１４において、当せん結果購入プログラム１２６は、ＨＴＶ ２０に対して、口座１５５の現金残高（勝ち分）を再投資する選択を表示するよ うに指示する。もし、プレイヤーが現金化を望めば、図７に示す現金化シーケン スがなされることになる。もしプレイヤーが再投資を希望すれば、ステップ４１ ６において、ゲームプログラム１５２は、待機当せん結果Ｏｓ乃至Ｏｓ＋ｘをも たらすゲームを生成する。ＨＴＶ２０の経理プログラム１５４は、ステップ４１ ８において、待機当せん結果が当たりかはずれかに応じて、口座１５５を新しい 現金残高で更新し、その当たりに対して更新された残高をディスプレイ８４に表 示する。ステップ４２０において、当せん結果購入プログラム１２６は、その後 、示された最後の待機当せん結果を無効にして、フィールド５４に格納された待 機当せん結果のシーケンスにある当せん結果の状態を（「示された」に）更新する 。ステップ４２２において、もし示された最後の待機当せん結果がある所定の閾 値額以上の大当たりを形成していれば、当せん結果購入プ ログラム４８は、ステップ４２４において、ＨＴＶ２０に対して、プレイヤーに 現金化をしなければならない旨のメッセージを表示するように指示する。プレイ ヤーは、図１１に示す引換えシーケンスを実行する。もしそうでなければ、ステ ップ４２６において、当せん結果購入プログラム４８は、フィールド５４に未使 用の待機当せん結果が残っているかどうかを決定・チェックする。ステップ４２ ８において、もし残っていなければ、プレイヤーは口座１５５の現金残高を既に 使い切っており、ＨＴＶ２０はディスプレイ８４にゼロの現金残高を生成する。 もし待機当せん結果が残っていれば、プレイヤーは、ステップ４３０において、 再投資を継続するかどうかを選択する。もしプレイヤーが再投資を選択すれば、 ＨＴＶ２０は、ステップ４１６において、次の待機当せん結果をもたらす別のゲ ームを形成する。もしプレイヤーが現金化を選択すれば、ＨＴＶ２０は、ステッ プ４３２において、口座１５５の現金残高を表示して、プレイヤーは図１１に示 す引換えシーケンスを実行する。 さて、図１１を参照するに、待機当せん結果が存在する場合の例示的な現金化 シーケンスが示されている。引換えシーケンスを開始するために、プレイヤーは 、上述したように、まず、ＨＴＶ２０を起動し、暗証機密プログラム１２４によ ってチェックされる暗証を入力する。プレイヤーは、ステップ５００において、 現金化機能を開始する。ＨＴＶメモリ１００の引換えプログラム１５８は、ステ ップ５０２において、待機当せん結果の状態記録と口座１５５ＲＳＢＹに付随す る現金残高を生成し、ステップ５０４において、ＲＳＢＹを添付するＩとＣの関 数としての引換え要求メッセージＲＲＭを生成する。また、引換えプログラム７ ９は、フィールド５４に格納されているいかなる未使用の待機当せん結果をも無 効にする。もし引換え要求メッセージＲＲＭがＨＴＶディスプレイ８４に表示さ れたりレシート３０に（アルファベット形式とバーコード可読形式のいずれによ るにしろ）印字されたりすれば待機当せん結果の記録は冗長になるかもしれない ので、ＲＲＭはＨＴＶメモリ１００の圧縮／解凍プログラム１４６によってより 小さいメッセージに圧縮され ることができる。この例では、ステップ５０６において、プレイヤーが引換え要 求メッセージＲＲＭを宝くじ販売店１８の代理人に与える実施例について説明し ている。上述したように、引換え要求メッセージはＡＴ１６に他の方法を通じて 送信されてもよい。代理人は、ステップ５０８において、ＡＴ１６の引換え機能 を選択する。その後、ステップ５１０において、代理人は、引換え要求メッセー ジＲＲＭをＡＴ１６に入力し、ＡＴ１６は当該引換え要求メッセージＲＲＭをＬ ＣＣ１２に送信する。その後、ＬＣＣは、ステップ５１２において、ＲＳＢＹ、 Ｉ及びＣを抽出して、ＩとＣの値をメモリ１００のフィールド３７及び３８にそ れぞれ格納されたそれらと比較することによって引換え要求メッセージＲＲＭを 確認するために、引換えプログラム７９を実行する。もし、ステップ５１４にお いて、ＩとＣとが期待された値と一致しなければ、ＬＣＣ１２は、ステップ５１ ６において、その現金化要求を拒否する。もし、ステップ５１４において、Ｉと Ｃとが期待された値と一致すれば、ＬＣＣ１２は、ＲＳＢＹに表現された待機当 せん結果の支払額を計算してフィールド１５６のＨＴＶ口座１５５を貸方記入す るために、経理プログラム１５４を使用する。その後、ＬＣＣ１２は、ステップ ５２０において、ＲＳＢＹに表現された未使用の待機当せん結果を全て無効にす る。その後、ＬＣＣ１２は、ステップ５２２において、有効性判断メッセージを ＡＴ１６に送信する。 さて、図１２を参照するに、ＬＣＣ１２は、対話型音声能力を有する通信ネッ トワーク１４'に結合されており、９００を含む有料電話番号などにダイアルす ることによってアクセス可能であり、当せん結果の購入と引換えを電話１３によ り実行することを可能にしている。代替的に、通信ネットワーク１４'は、イン ターネットを含むいかなる対話型通信ネットワークであってもよい。プロトコル は、ここではプレイヤーがシステムからのプロンプト指示に応答して情報を電話 １３によりキー入力するだけである点を除いて、ＡＴ１６における購入と引き換 えについて上述したそれと同様である。従って、プレイヤーは、まず、ＨＴＶの ＩＤ情報を当せん結果購入要求メッセージＯＰＲＭの形式でＬＣＣ１２に 送信する。ＨＴＶのＩＤ／登録が確認されると、ＬＣＣ１２は、「レディ」表示 を、各価格ポイント毎に購入されるべき当せん結果の数を選択するための命令と 共に、プレイヤーに与える。その後、上述したように、ＬＣＣ１２は、プレイヤ ーがＨＴＶ２０にキーインした当せん結果転送メッセージＯＴＭを生成する。ま た、システムは勝ち分を引換えるように動作する。ＨＴＶ２０は引換え要求メッ セージＲＲＭを生成し、プレイヤーは引換え要求メッセージを電話にキー入力す る。引換え要求メッセージＲＲＭはＬＣＣに送信され、ＬＣＣがＨＴＶ２０の同 一性と期待された支払いを確認する。その後、ＬＣＣ１２においてそのＨＴＶ／ プレイヤーの口座に貸方に記入がなされる。本実施例の変形例では、ＨＴＶ２０ は、当せん結果転送メッセージＯＴＭをＬＣＣ１２からＨＴＶ２０に、引換え要 求メッセージＲＲＭをＨＴＶ２０からＬＣＣ１２に送信するために、それが通信 ネットワーク１４'に直接に交信することを可能にさせるモデム９６を含んでい る。代替的に、ＨＴＶ２０は、（図示しない）携帯電話を同一目的のために有す ることができる。本実施例は、プレイ中はＨＴＶとＬＣＣとの間のオンライン接 続が不要であるために、依然としてオフライン配列とみなされている。 図１３に示す更に別の実施例においては、ＬＣＣ１２は、基地局ネットワーク １５を通じて、ＲＦメッセージを送受信する複数の基地局６００と交信する。ま た、ＨＴＶ２０は、プレイヤーが宝くじ販売店に出向かなくても全ての購入と引 換え機能が実行できるように、ＲＦ通信を送受信するトランシーバー１１３を有 している。そのプロトコルは、他の実施例に関して上述されたものと同様である 。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，Ｉ Ｌ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ， ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，Ｓ Ｄ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． プレイヤーが、中央コンピュータのランダム化された賞品デー タストリームから当せん結果を購入し、前記中央コンピュータにオンライン接続 されることを要しない遠隔地に配置されたゲームコンピュータで前記当せん結果 を見ることができる遠隔宝くじシステムであって、 前記遠隔宝くじシステムは、 メモリと、有限に連続するランダムな当たり／はずれの当せん結果から なるランダム化された賞品データストリームを格納するメモリ内手段と、複数の オフラインゲームコンピュータのＩＤデータの記録を格納するメモリ内手段と、 前記中央コンピュータに対して、前記ランダム化された賞品データストリームか ら当せん結果を、プレイヤーからの当せん結果購入要求に応答して各購入におい て要求された数の当せん結果だけ、前記ゲームコンピュータにランダムに割り当 てるように命令するメモリ内手段と、当せん結果の勝ち分のその後の引換えを可 能にするために、前記購入された当せん結果を表す記録を前記ゲームコンピュー タの各々の前記ＩＤデータと共に格納するメモリ内手段と、及び、前記ランダム 化された賞品データストリームから選択された前記購入された当せん結果を前記 ゲームコンピュータが示すことができるように、前記ゲームコンピュータに送信 されるべき前記当せん結果購入要求に関連した当せん結果転送メッセージを生成 するように前記中央コンピュータに対して命令するメモリ内手段を含む中央コン ピュータを有し、 前記ゲームコンピュータの各々は、プレイヤー制御部と、ディスプレイ と、メモリとを有し、前記ゲームコンピュータは、前記ゲームコンピュータに対 してゲームを生成するように命令するメモリ内手段と、前記当せん結果転送メッ セージを読み込み、前記購入された当せん結果と前記購入された当せん結果の正 味の支払額の合計からなるグループの少なくとも一をもたらすゲームを生成する ように前記ゲームコンピュータに対して命令 するメモリ内手段と、及び、前記中央コンピュータに現金化のために送信される べき引換えメッセージを生成するように前記ゲームコンピュータに対して命令す るメモリ内手段とを更に有し、これによって、前記中央コンピュータは、前記割 り当てられた当せん結果のいかなる支払いもプレイヤーになされることを可能に するために、前記当せん結果購入要求に関連して前記ゲームコンピュータに割り 当てられた前記当せん結果の前記メモリ内記録をチェックするように、前記引換 え要求メッセージを処理することを特徴とする遠隔宝くじシステム。 ２． 前記遠隔宝くじシステムは前記中央コンピュータにネットワー ク接続された複数の代理人端末を更に有し、前記代理人端末は、前記中央コンピ ュータの前記ランダム化された賞品データストリームからプレイヤーに当せん結 果を購入することを可能にすると共に前記プレイヤーが当せん結果の勝ち分の引 換えることを可能にし、少なくとも前記代理人端末の一つが前記当せん結果転送 メッセージを有するレシートを印字するプリンターに動作可能に接続されている ことを特徴とする請求項１記載の遠隔宝くじシステム。 ３． 前記当せん結果転送メッセージが前記レシートにバーコード可 読形式で印字され、前記当せん結果転送メッセージを走査するバーコードスキャ ナーを前記ゲームコンピュータは更に有することを特徴とする請求項２記載の遠 隔宝くじシステム。 ４． 前記遠隔宝くじシステムは前記中央コンピュータにネットワー ク接続された複数の代理人端末を更に有し、前記代理人端末は、前記中央コンピ ュータの前記ランダム化された賞品データストリームからプレイヤーに当せん結 果を購入することを可能にすると共に前記プレイヤーが当せん結果の勝ち分の引 換えることを可能にし、少なくとも前記代理人端末の一つが情報記憶媒体にデー タを読み書きするインターフェースを有し、前記当せん結果転送メッセージを前 記代理人端末から前記ゲームコンピュータに前記情報記憶媒体を介して送信する ために、前記ゲームコンピュータは前記情報記憶媒体にデータを読み書きするイ ンターフェースを有することを特徴とする請求項１記載の遠隔宝くじシ ステム。 ５． 前記遠隔宝くじシステムは前記中央コンピュータにネットワー ク接続された複数の代理人端末を更に有し、前記代理人端末は、前記中央コンピ ュータの前記ランダム化された賞品データストリームからプレイヤーが当せん結 果を購入することを可能にすると共に前記プレイヤーが当せん結果の勝ち分を引 換えることを可能にし、少なくとも前記代理人端末の一つは、前記ゲームコンピ ュータをそれに物理的に接続するようにされ、それによって前記当せん結果転送 メッセージは前記ゲームコンピュータに前記代理人端末から送信されることがで き、前記ＩＤデータと前記引換えメッセージは前記ゲームコンピュータから前記 代理人端末に送信されることができることを特徴とする請求項１記載の遠隔宝く じシステム。 ６． 前記中央コンピュータは、対話型音声能力を有する電話ネット ワークを通じて交信し、プレイヤーは、電話を通じてゲームコンピュータＩＤと 当せん結果購入データを手動でキー入力することによって前記ＩＤと当せん結果 購入データを前記中央コンピュータに送信して前記電話ネットワークを通じて前 記当せん結果を購入することができ、前記中央コンピュータは前記ＩＤデータを メモリに格納された前記ＩＤデータと比較することによって前記ゲームコンピュ ータを確認し、前記確認の際に、前記プレイヤーが前記プレイヤー制御部を通じ て前記当せん結果転送メッセージを前記ゲームコンピュータに手動でキー入力で きるように、前記当せん結果転送メッセージを可聴コード形式で送信することを 特徴とする請求項１記載の遠隔宝くじシステム。 ７． 前記中央コンピュータは前記電話ネットワークを通じて送信し 、前記ゲームコンピュータはモデムを有して、前記ゲームコンピュータが前記中 央コンピュータと前記電話ネットワークを通じて交信して前記当せん結果転送メ ッセージを前記ゲームコンピュータに直接に送信することを特徴とする請求項１ 記載の遠隔宝くじシステム。 ８． 前記中央コンピュータは、当せん結果購入要求メッセージを受 信するＲ Ｆ送信手段と前記当せん結果転送メッセージを送信する受信手段に動作可能に結 合され、前記ゲームコンピュータは、前記当せん結果購入要求メッセージを送信 するＲＦ送信手段と前記当せん結果転送メッセージを受信する受信手段に動作可 能に接続されていることを特徴とする請求項１記載の遠隔宝くじシステム。 ９． 前記メッセージの少なくとも一つは、前記中央コンピュータに よって暗号化され、前記ゲームコンピュータによって解読されることを特徴とす る請求項１記載の遠隔宝くじシステム。 10． 前記メッセージの少なくとも一つは、前記ゲームコンピュータ によって暗号化され、前記中央コンピュータによって解読されることを特徴とす る請求項１記載の遠隔宝くじシステム。 11． 前記メッセージの少なくとも一つは認証可能で、前記ゲームコ ンピュータは前記メッセージを認証するメモリ内手段を更に有することを特徴と する請求項１記載の遠隔宝くじシステム。 12． 前記メッセージの少なくとも一つは認証可能で、前記中央コン ピュータは前記メッセージを認証するメモリ内手段を更に有することを特徴とす る請求項１記載の遠隔宝くじシステム。 13． 前記中央コンピュータは、各ゲームコンピュータ毎に当せん結 果基準列を各ＩＤデータと共に格納するメモリ内手段を有し、前記当せん結果基 準列の各々は複数のランダムな基準当せん結果からなり、前記基準当せん結果の 各々はメモリ内アドレスを有し、そして、前記ゲームコンピュータの各々は、メ モリに格納された対応当せん結果基準列を有し、それによって、前記中央コンピ ュータは、メモリから前記基準列の一連の基準当せん結果の少なくとも一のアド レスを検索して、前記ゲームコンピュータが前記少なくとも一のアドレスにおい て前記ゲームコンピュータの前記基準列内の基準当せん結果を示すことができる ように、前記少なくとも一のアドレスを表わす前記当せん結果転送メッ セージを生成することによって、前記ランダム化された賞品データストリームか ら当せん結果を割り当てることを特徴とする請求項１記載の遠隔宝くじシステム 。 14． 前記中央コンピュータは、前記ランダム化された賞品データス トリームの前記当せん結果を表すデータを前記当せん結果転送メッセージに圧縮 するメモリ内手段を更に有し、前記ゲームコンピュータは、前記レシートに印字 された前記当せん結果転送メッセージをプレイヤーが手動で前記プレイヤー制御 部を通じて前記ゲームコンピュータに入力することができるように、前記データ を解凍する手段を有することを特徴とする請求項２記載の遠隔宝くじシステム。 15． 前記中央コンピュータは、前記ゲームコンピュータのメモリ内 に格納されたアルゴリズムのシード値を生成するメモリ内手段を更に有し、前記 ゲームコンピュータは、前記シード値に応答して前記ゲームコンピュータが前記 ランダム化された賞品データストリームから選択された前記購入された当せん結 果を生成することができるようにするためのメモリ内手段を更に有し、前記当せ ん結果転送メッセージは前記シード値を有していることを特徴とする請求項１記 載の遠隔宝くじシステム。 16． 前記中央コンピュータは、前記当せん結果購入に対する前記要 求された当せん結果の数よりも多い数の待機当せん結果を前記ランダム化された 賞品データストリームから割り当て、前記ゲームコンピュータは、前記ゲームコ ンピュータで前記待機当せん結果の購入を可能にするために、前記要求された数 の当せん結果についての勝ち分を再投資するメモリ内手段を有することを特徴と する請求項１記載の遠隔宝くじシステム。 17． プレイヤーが、中央コンピュータのランダム化された賞品デー タストリームから当せん結果を購入し、前記中央コンピュータにオンライン接続 されることを要しない遠隔地に配置されたポータブルゲームコンピュータで前記 当せん結果を見ることができる遠隔宝くじシステムであって、 前記遠隔宝くじシステムは、 メモリと、有限に連続するランダムな当たり／はずれの当せん結果から なるランダム化された賞品データストリームを格納するメモリ内手段と、複数の オフラインポータブルゲームコンピュータのＩＤデータの記録を格納するメモリ 内手段と、前記中央コンピュータに対して、前記ランダム化された賞品データス トリームから当せん結果を、プレイヤーからの当せん結果購入要求に応答して各 購入において要求された数の当せん結果だけ、前記ゲームコンピュータにランダ ムに割り当てるように命令するメモリ内手段と、当せん結果の勝ち分のその後の 引換えを可能にするために、前記購入された当せん結果を表す記録を前記ゲーム コンピュータの各々の前記ＩＤデータと共に格納するメモリ内手段と、及び、前 記ランダム化された賞品デーダストリームから選択された前記購入された当せん 結果を前記ゲームコンピュータが示すことができるように、前記ゲームコンピュ ータに送信されるべき前記当せん結果購入要求に関連した当せん結果転送メッセ ージを生成するように前記中央コンピュータに対して命令するメモリ内手段を含 む中央コンピュータを有し、 前記ポータブルゲームコンピュータの各々は、プレイヤー制御部と、デ ィスプレイと、メモリとを有し、前記ゲームコンピュータは、前記ゲームコンピ ュータにゲームを生成するように命令するメモリ内手段と、前記当せん結果転送 メッセージを読み込み、前記購入された当せん結果と前記購入された当せん結果 の正味の支払額の合計からなるグループの少なくとも一をもたらすゲームを生成 するように前記ゲームコンピュータに対して命令するメモリ内手段と、前記中央 コンピュータに現金化のために送信されるべき引換えメッセージを生成するよう に前記ゲームコンピュータに対して命令するメモリ内手段とを更に有し、 前記遠隔宝くじシステムは前記中央コンピュータにネットワーク接続さ れた複数の代理人端末を更に有し、前記代理人端末の各々は、プレイヤーに対し て、前記当せん結果購入要求を前記代理人端末に入力して前記当せん結果購入要 求を前記代理人端末から前記中央コンピュータに送信することによって、前記中 央コンピュータの前記ランダム化さ れた賞品データストリームから要求された数の前記当せん結果を前記代理人端末 において購入することを可能にするとともに、前記プレイヤーに対して、前記ゲ ームコンピュータが生成した前記引換え要求メッセージを前記代理人端末から前 記中央コンピュータに送信することによって、当せん結果の勝ち分を引換えるこ とを可能にし、 これによって、前記中央コンピュータは、前記割り当てられた当せん結 果の支払いがプレイヤーになされるようにするために前記当せん結果購入要求に 関連して前記ゲームコンピュータに割り当てられた前記当せん結果のメモリ内の 前記記録をチェックするようにして前記引換え要求メッセージを処理することを 特徴とする遠隔宝くじシステム。