JPH11510457A - シートベルト用ベルト締付け装置 - Google Patents

シートベルト用ベルト締付け装置

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JPH11510457A
JPH11510457A JP9541616A JP54161697A JPH11510457A JP H11510457 A JPH11510457 A JP H11510457A JP 9541616 A JP9541616 A JP 9541616A JP 54161697 A JP54161697 A JP 54161697A JP H11510457 A JPH11510457 A JP H11510457A
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シュペヒト,マルティン
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ハーエス テヒニーク ウント デザイン テヒニッシュ エントヴィックルンゲン ゲーエムベーハー
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    • B60R2022/4657Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up characterised by fluid actuators, e.g. pyrotechnic gas generators comprising a plurality of charges

Abstract

(57)【要約】 本発明に係るシートベルト用のベルト締付け装置は、発火技法により駆動される少なくとも二つの駆動ユニット10,11を有し、この駆動ユニットが、ハウジング1内の各ガイド14,32内で移動でき、かつシートベルト引込機構の巻回軸と順次係合して該巻回軸に前記シートベルトを締め付ける回転運動を生ぜしめるシートベルト用のベルト締付け装置であって、巻回軸には締付け動作を伝達すべく太陽ギヤ2が回転可能に接続されるとともに、遊星ギヤ7が太陽ギヤ2を囲む円弧状移動路にガイドされ、遊星ギヤ7はハウジングに固定された歯部9に沿って移動するとともに太陽ギヤ2の外歯に回転を伝達できるように係合しており、この遊星ギヤ7に駆動動作を伝達する各駆動ユニット10,11が、遊星ギヤ7を所定部で移動させるために遊星ギヤ7に接続されている。このベルト締付け装置はクランク又はクランクディスク4を備えたものであってもよい。このクランクディスクは太陽ギヤ2の中心軸8と同心的に回転可能に設けられ、このクランクディスク4に遊星ギヤ7が回転可能に設けられており、このクランクディスク4には、駆動ユニット10,11が作動を伝達すべく係合する少なくとも一つの係合点25を有している。

Description

【発明の詳細な説明】 シートベルト用ベルト締付け装置 本発明は請求項1の前提部分に記載した如き特性を有したベルト締付け装置に 関する。 自動車を通常運転している際にはシートベルトは車上者に対して比較的緩い状 態となっている。事故が生じた際には、シートベルト引込装置(seat bclt retra ctor)の巻回軸(winding shaft)によりブロックされるものの、車上者の身体が 前方に大きく移動する危険が存在する。また、ベルトストラップの層は前記引込 装置の前記巻回軸に比較的緩めに巻回されており、該巻回軸のブロックにも拘わ らず、このベルトの緩み故にフィルムスプール効果(film spool effect)によ って車上者がかなり前方に移動する可能性がある。 欧州特許公開公報第 0 629 531 号から、発火技術(pyrotechnic)によるシー トベルト引込装置の巻回軸の回転装置が周知である。該装置は、ピストン上の二 つの駆動体を有し、これら駆動体が、発火推進装薬(pyrotechnic propellent c harges)の駆動力により直線状又は曲線状のガイド溝に沿って移動する。これら 駆動体は巻回軸歯車と噛合できる歯状ラックタイプの歯部を有しており、これら が互いに噛合して、作動中に、前記歯状ラックの長手方向の動きを前記巻回軸歯 車の回転に変換する。第二の駆動体の推進装薬の点火は、二つの駆動体が順次前 記巻回軸歯車を駆動させるよう制御された方法にて誘発される。 独国特許公開公報第 44 29 731 号から、ベルト締付け装置の駆動動作をシー トベルト引込装置のベルトスプールに伝達させる技術が知られている。この伝達 は外転サイクロイド(epicycloidal)歯車装置、特に遊星歯車装置によりなされ ている。この遊星歯車装置は、静止配置されたリング歯車、及び前記ベルト締付 け装置と連動した少なくとも一つの遊星歯車を備え、かつ、前記ベルトスプール に接 続可能又は回転不能に接続された太陽歯車を備えている。遊星歯車はガス発生装 置として構成された、ベルト締付け駆動機構によって駆動され、連接ロッドを介 して前記遊星歯車の軸に接続されたピストンを推進ガスダクトを介して駆動する 。前記リング歯車、太陽歯車、及び遊星歯車は、互いに噛合する外歯を有してい る。前記ガス発生装置が点火されると、発生した推進動作によって遊星歯車が静 止シリング歯車上を回転する。太陽歯車も同時に回転する。遊星歯車を二個用い る場合には、同時に点火された際に結合推進動作がなされるよう、それらの歯車 は連接ロッドによって互いに接続される。しかし、この遊星歯車装置はかなりの 装着空間を必要とし、シートベルト引込装置にコンパクトに配置するのが困難で ある。 これに対し、本発明の目的は、請求項1の前提部分に記載した特性を有した装 置を、コンパクトな構造及びその操作性に関し改善することである。 この目的は請求項1の特徴を備えたベルト締付け装置によって達成される。本 発明の有利な実施形態は従属項に記載してある。 この技術の最初に説明した状態の場合には、前巻回軸歯車に対し接線方向に移 動する前記駆動体の速度及び長さによって巻回軸の回転速度及び回転角が決定さ れるが、本発明によるベルト締付け装置では、遊星歯車のみがハウジング内で移 動路にガイドされる。またその移動路はできるだけ短く、スペースを取らないよ うにされている。太陽歯車と遊星歯車のサイズ比を適正に定めることにより、太 陽歯車と巻回軸との間に付加的な伝達機構を設けることなく、所望のベルト締付 け路、及びそのために要求される巻回軸の回転が達成される。連続的に点火され る二つの駆動ユニットにより、駆動力はより長く持続し、かつ点火特性によりセ ットできる加速コースを備えた移動路に沿って分配される。太陽歯車は、例えば 独国特許公開公報第 43 27 134 号又は第 44 18 438 号に開示されている如きク ラッチによって巻回軸に接続することもできる。 太陽歯車への出力及び動きの導入は便宜上、クランク、クランクディスク、又 は、ハウジング内に太陽歯車と同軸的に配されるか又は太陽歯車の回転軸に対し て回転自在とされた同様な部材、によりなされる。このクランク又はクランクデ ィスクは太陽歯車の半径方向に該歯車を超えて延在し、その部分が遊星歯車の支 持部となっている。遊星歯車はハウジングの歯部で回転でき、これによって太陽 歯車を回転させるようになっている。クランクディスクの第二のレバーアームに は少なくとも一つの係合点が設けられており、この係合点において前記二つの駆 動ユニットの作動及び出力又はトルク伝達係合が連続的又は順次に重なるものと なる。 本発明の実施形態は特に優れたもので、第一の駆動ユニットが移動路に沿って 所定長さ移動した後に、第二の駆動ユニットの推進装薬のためのイグナイタを起 動する。これによって信頼性の高い作動及び正確なタイミングでの点火が確実に なされる。何故なら、第一の駆動ユニットの作動のみが点火動作を決定しており 、欠陥を生じやすいその他の制御部品が不要であるからである。起動(点火)は 種々の物理的原理に基づいて可能であり、駆動ユニットの一部が直接的にあるい はイグナイタの中間要素により作動する場合には便宜的に機械的起動が用いられ 、起動が膨張空間における第一の推進装薬のガス圧によりなされる場合には圧力 による起動が用いられる。 前記ピストンにはシール部材を設けることができる。それにより、このピスト ンが例えばガイド内においてより広く(すなわちより大きな遊びを有して)適合 している場合、あるいは一体形ピストン/連接ロッドユニットが振り子動作をす る場合でも、ピストンが推進ガス空間に対して充分にシールされる。このような シール部材として好ましいものは、独国実用新案登録第 295 14 068.2 号に従う プラスチック製のシール部材である。 前記ガイドは、ハウジングの空間状況に応じて太陽歯車の面内に形成すること ができる。前記二つの駆動ユニットに加え、例えば第二の面内に、クランクディ スクに対して同様に作用することができ、かつ第一の駆動ユニットと調時的に起 動することのできる少なくとも一つの駆動ユニットを設けることもできる。 以下、図面を参照した実施形態により本発明を詳細に説明する。 図1は、本発明によるベルト締付け装置を初期状態で示す概略上面図; 図2は、一次駆動ユニットの駆動による第一の作動段階にある図1に示したベ ルト締付け装置の上面図; 図3は、第二の作動段階にある図1に示したベルト締付け装置の上面図; 図4は、二次駆動ユニットにより駆動された第三の作動段階にある図1に示し たベルト締付け装置の上面図; 図5は、第四の作動段階にある図1に示したベルト締付け装置の上面図; 図6は、最終位置にあるベルト締付け装置の上面図; 図7は、別の実施形態によるベルト締付け装置の第二の作動段階を示す上面図 ; 図8は、他の実施形態の連鎖動作の各段階を重ねて示した上面図である。 一実施形態によるベルト締付け装置(図1)は、図示しないシートベルト引込 装置(seat belt retractor)の一部となるハウジング1を備える。各図は、ベル ト締付け装置を、例えば二つのハウジング半体の接合面又はカバーの支持面等の 切断開口面より見たものである。このハウジング1内には中央歯車すなわち太陽 歯車又は太陽ギヤ2が、前記シートベルト引込装置の巻回軸と同軸的に設けられ 、周知のクラッチによりこの巻回軸に回転できるよう接続されている。クランク 又はクランクディスク4が、太陽ギヤ2の回転中心軸3に回転可能に設けられて いる。太陽ギヤ2から半径方向に突出したクランクディスク4の支持部5にはボ アが形成されており、このボアには遊星歯車又は遊星ギヤ7の回転中心軸6が回 転可能に挿入されている。この遊星ギヤ7は、太陽ギヤ2と同一面に、太陽ギヤ 2と噛合した状態で回転可能となるよう配されている。また、ハウジング1内に は内歯9が形成されている。これら内歯9は、太陽ギヤ2の中心軸8と同心とな る円 弧状に配列され、太陽ギヤ2の方に向いている。これら内歯9から中心軸8まで の半径距離は、前記クランクディスク4が反時計回りに回転移動する間に、遊星 ギヤ7が自転しながらこの内歯9に沿って移動する一方、その過程において、噛 合している太陽ギヤ2を反時計回りに回転させるように選択されている。 また、ハウジング1内には一次駆動ユニット10及び二次駆動ユニット11が 設けられている。ピストン12及び連接ロッド13を備えた一次駆動ユニット1 0のピストン/連接ロッドユニットが、ハウジング1のコーナー部15から対角 内方に延在した細長ガイド14内に収容されている。ピストン12は前記コーナ ー部15に設けられて、前記細長ガイドの端部に膨張室16を区画している。膨 張室16には、一次駆動ユニット10の一次ガス発生器20の推進装薬19が配 された中空チャンバ18の方向から流れダクト(flow duct)17が延びている 。前記中空チャンバ18は、ハウジング1内の、前記内歯と前記ハウジング1の 外面21との間に構成されている。 前記ピストン/連接ロッドユニット12,13の連接ロッド13は、ジャーナ ル22によってピストン12に揺動可能に設けられている。この連接ロッドにお けるピストン12とは反対側の自由端23には回動軸24が設けられている。こ の回動軸24は、この回動軸24と適合する窪み又は凹部26の形状とされた一 次係合点25において、前記クランクディスク4の係合部27と係合する。前記 凹部26はピストン/連接ロッドユニット12,13の方を向いて実質外方に開 放されており、これにより、ピストン12及び連接ロッド13の動きが、前記回 動軸24によって、クランクディスク4の反時計回りの動きとして伝達されるよ うになっている。この際、回動軸24は円弧を描いて移動し、それと同時に、連 接ロッド13はピストン12に対して振り子状に揺動する。前記回動軸24は、 前記凹部26上の位置で、遊星歯車7の回転中心軸6に対して例えば約150° オフセットされている。 図1に示す該ベルト締付け装置の初期位置すなわち準備位置においては、セン サ(図示せず)の起動後、前記一次ガス発生器20が電気的又は機械的方法によ り起動(点火)される。この起動は当技術分野では周知であるため詳述は避ける 。発生した推進ガスは前記流れダクト17を介して前記膨張室16に流れ込み、 前記ピストン12を前記細長ガイド14内で押し進める(図2)。これにより連 接ロッド13が前記クランクディスク4を回転させ、さらに遊星ギヤ7を太陽ギ ヤ2回りの円形路に沿って移動させる。そして、前記内歯9に沿って転がる遊星 ギヤ7が太陽ギヤ2を回転させ、この回転が巻回軸に伝達されてシートベルトを 締め付ける。太陽ギヤ2が回転を開始する際には、この太陽ギヤはシートベルト の前記巻回軸と連結されている。クランクディスク4は、図2に示す位置では約 37.5°の角度を回転したものとなっている。 前記二次駆動ユニット11(特に図2参照)は 細長ガイド32内に収容され たピストン30及び連接ロッド31を有したピストン/連接ロッドユニット30 を備えている。細長ガイド32は、ハウジング1の近接したコーナー部33(図 2における左下)から対角内方に、ほぼ遊星ギヤ7に向いて延在している。ピス トン30はコーナー部33に設けられ、膨張室34を区画している。膨張室34 には、二次ガス発生器38の推進装薬37が配された中空チャンバ36の方向か ら流れダクト35が延びている。ハウジング1内に形成された中空チャンバ36 は、その端部39において前記一次駆動ユニット10の前記長手ガイド14と隣 接しており、かつ、ほぼ前記ピストン/連接ロッドユニット30,31のピスト ン30の方に向いて延在している。 ピストン/連接ロッドユニット30,31の連接ロッド30は、回動軸40に よってピストン30に揺動可能に設けられている。この連接ロッドにおけるピス トン30とは反対側の自由端41には二次係合点が形成されている。この二次係 合点は、長楕円形孔のタイプの凹部42を呈して、連接ロッド31の長手側面に 前記一次駆動ユニット10の連接ロッド13の方を向いて開口しており、ピン4 3を受け入れるようになっている。ピン43は、前記クランクディスク4の前記 係合部27に前記中心軸8と平行に設けられ、前記一次係合点25から約20° ないし30°の角度オフセットされている。 図2に示す位置では、このベルト締付け装置は、前記ピストン12及び前記連 接ロッド13が前記クランクディスク4を駆動すべく移動中である。前記連接ロ ッド31は、接近するピン43を受け入れる位置に回動し、例えばピストン30 に対する前記回動軸40に支持されたバネによってその位置に付勢・保持されて いる。 該装置の動作がさらに進んだ状態(図2及び図3)では、ピストン/連接ロッ ドユニット12,13がクランクディスク4をさらに回転させ、前記ピン43が 長楕円孔タイプの前記凹部42に入り込んで該ピン43に適合した前面に位置し 、その過程で連接ロッド31を図3(クランクディスク4が約75°回転した状 態)に示す位置に回動させる。この際、ピストン30も細長ガイド32内で僅か に前進移動する。 ピストン12の前進移動は図示しないストッパにより、図3に示す位置にて制 限される。この位置に至る手前の所定位置にて、前記第二のガス発生器38の推 進装薬37が機械的に起動(点火)される。この起動は、ピストン12の点火エ ッジ45が、第二のガス発生器38の打撃ピン46に衝撃を与えることによりな される。発生した推進ガスは前記流れダクト35を介して前記膨張室34内に入 り込み、ピストン30及び連接ロッド31を加速させつつ前進させる。これによ り連接ロッド31がピン43よりも速く移動して、該ピン43が連接ロッド31 の前記凹部42内に後方を向いて位置でき、かつ後部ストッパ面47にさらに力 を伝達する(図4)。膨張室34内に引き続き流れ込む推進ガスによりピストン /連接ロッドユニット30,31が、図5(クランクディスク4が約112.5 °回転した状態を示している)に示す位置から図6に示す端部位置に移動させら れる。この図6の位置では、クランクディスク4の回転が、ストッパによって( あるいは遊星ギヤ7が端壁48に至ることによって)制限される。クランクディ スク4はこの端部位置において初期位置から150°回転している。伝達比、す なわち太陽ギヤ2に対する遊星ギヤ7の歯の数の比をiとするとi=0.3であ り、移動する遊星ギヤ7の旋回移動と回転とにより太陽ギヤ2は487°回転す ることとなり、これにより、ベルトを締め付けるのに必要な巻回軸の回転動作が 、何等の中間伝達機構を用いずに達成される。 図7に示す実施形態では、二次ガス発生器38の推進装薬の起動がガス圧起動 装置50によって生ずるものとなっている。このガス圧起動装置50は、前記細 長ガイド14より分岐された圧力パイプ51と、該圧力パイプ51の端部に設け られ、二次ガス発生器38の推進装薬を起動させる起動ピストン52と、を備え ている。圧力パイプ52は、動作を連続させるのに最適なタイミングで前記ピス トン12が該圧力パイプを所定点で開口させるような位置から分岐している。 図8に示す実施形態は、該装置の移動部材を、先に図示したいくつかの連続し た互いの移動位置で図示してある。この実施形態のものは本質的に上述のベルト 締付け装置に準ずるものであるが、二つのピストン/連接ロッドユニット12, 13及び30,31のタイプが異なっており、各連接ロッド13及び31が各ピ ストン12及び30に対して剛に一体に形成されたものとなっている。ピストン は、例えば符号12′、13′で示す部位により明確に分かるように、該ピスト ン/連接ロッドユニットの旋回又は振り子動作に追従できるように長手方向に円 錐構造をしている。この図8ではガス発生器は省略してある。 各ピストン12,30の各ガイド14,32に対するシールは、ピストンに設 けられた個別のシール部材(例えば、図8のシール部材60,61参照)により 、又はピストン自体によりなされる。ピストン自身によりシールする場合該ピス トンは、推進ガスの圧力により所要の程度まで僅かに膨張するように構成される 。 ピストン12,30のための各細長ガイド14,32は、ハウジング1あるい は二つのハウジング半体に形成した凹所に挿入したガイドチューブにより形成す ることができる。ガイドチューブは閉塞断面を有しているため、ハウジングの接 合面に対して優れたシール性を発揮することができる。例えば図5には、このタ イプのガイドチューブ62を概略で示してある。ガス圧に対するシールを最適化 するためにガス発生器はをそれらガイドチューブと一体のものとすることもでき る。 前記内歯9は、ハウジング1と一体に構成する替わりに、ハウジングを構成す る材料よりも高い安定性を有した材料により別体で構成してハウジング1内に装 着するようにしてもよい。このように別体とした場合には製作がより容易である 。 ピストン12,30の一方又は双方のピストン底部63に追加の推進装薬64 (例えば図5参照)を設けることもできる。この追加の推進装薬は前記各ガス発 生器によって起動されて、ピストンの駆動力を増し、該駆動力は特に強力なもの となる。特に、ピストン及び連接棒が図8に示したように一体形とされたりもの では、追加推進装薬を、ピストンに(又は随意連接棒にも)形成した中心凹所に 設けることもできる。 前記二次ガス発生器38の起動は、一次駆動ユニット10のピストン12に因 らず、クランクディスク4に形成した打撃凸部(図示せず)によりなされるよう に構成することもできる。この場合、打撃凸部が、動作を連続させるのに適した タイミングで、二次ガス発生器の打撃ピンに作用する。 内歯9の形成角度(形成範囲)を図示のものよりも小さく設定し、遊星ギヤ7 が、図1に示す初期位置ではこの内歯9に噛合せずに太陽ギヤ2によって自由に 回転できるように構成することもできる。この場合には、太陽ギヤ2をクラッチ を中間に接続せずにシートベルト引込装置の巻回軸に直接接続することができ、 該ベルト締付け装置が起動する前にベルトの移動を可能とする。これと同様な構 成を、図6に示した遊星ギヤ7の端部(後端)位置に適用することもできる。そ の場合、内歯9が形成されない滑らかな壁面によって遊星ギヤ7の(つまり太陽 ギヤ2及びベルトの)自由回転が確保されるものとなる。 前記ハウジング内の前記細長ガイド及びガス発生器の構成及び相互の位置は、 図示の如き該ベルト締付け装置のコンパクトな設計が維持されるならばある程度 の範囲で変更可能である。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 ユニット10,11が作動を伝達すべく係合する少なく とも一つの係合点25を有している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 発火技法により駆動される少なくとも二つの駆動ユニットを有し、 該駆動ユニットが、ハウジング内の各ガイド内で移動でき、かつシートベルト 引込機構の巻回軸と順次係合して該巻回軸に前記シートベルトを締め付ける回転 運動を生ぜしめる、シートベルト用のベルト締付け装置において、 前記巻回軸には前記締付け動作を伝達すべく太陽ギヤ(2)が回転可能に接続 されるとともに、遊星ギヤ(7)が該太陽ギヤ(2)を囲む円弧状移動路にガイ ドされ、 前記遊星ギヤ(7)は、ハウジングに固定された歯部(9)に沿って移動する とともに、前記太陽ギヤ(2)の外歯に回転を伝達できるように係合しており、 前記遊星ギヤ(7)に駆動動作を伝達する前記各駆動ユニット(10,11) が、前記遊星ギヤ(7)を所定部で移動させるために該遊星ギヤ(7)に接続さ れている、 ことを特徴とするシートベルト締付け装置。 2. 請求項1記載のベルト締付け装置において、前記太陽ギヤ(2)の中心 軸(8)と同心的にクランク又はクランクディスク(4)が回転可能に設けられ ており、該クランク又はクランクディスク(4)に前記遊星ギヤ(7)が回転可 能に設けられており、該クランク又はクランクディスク(4)には、前記駆動ユ ニット(10,11)がその作動を伝達すべく係合する少なくとも一つの係合点 (25)を有していることを特徴とするベルト締付け装置。 3. 請求項1又は2記載のベルト締付け装置において、各駆動ユニット(1 0,11)は、発火推進装薬を有したガス発生器(20,38)と、そのガス圧 によってガイド(14,32)内で移動可能なピストン/連接棒ユニット(12 ,13;30,31)と、を有していることを特徴とするベルト締付け装置。 4. 請求項3記載のベルト締付け装置において、前記連接ロッド(13,3 1)と前記ピストン(12,30)とが剛体ユニットを形成していることを特徴 とするベルト締付け装置。 5. 請求項4記載のベルト締付け装置において、前記ピストン(12,30 )が円錐形に傾斜した外周面を有していることを特徴とするベルト締付け装置。 6. 請求項3記載のベルト締付け装置において、前記連接ロッド(13,3 1)が前記ピストン(12,30)に回動自在に設けられていることを特徴とす るベルト締付け装置。 7. 請求項3ないし6の何れかに記載のベルト締付け装置において、一次/ 二次駆動ユニット(10,11)の連接ロッド(13,31)が、前記クランク ディスク(4)の一次/二次の係合点(25,43)に係合する係合部(24, 42)を有していることを特徴とするベルト締付け装置。 8. 請求項3ないし7の何れかに記載のベルト締付け装置において、前記ピ ストン(12,30)は、前記ハウジング(1)に設けられたガイドチューブ( 62)内にガイドされていることを特徴とするベルト締付け装置。 9. 請求項8記載のベルト締付け装置において、前記ガス発生器(20,3 6)が前記各ガイドチューブ(62)と一体に形成されていることを特徴とする ベルト締付け装置。 10. 請求項1ないし9の何れかに記載のベルト締付け装置において、前記 一次ガス発生器(20)が、電気的イグナイタ又は機械的イグナイタにより起動 可能なものであることを特徴とするベルト締付け装置。 11. 請求項1ないし10の何れかに記載のベルト締付け装置において、前 記二次ガス発生器(38)が機械的イグナイタにより起動可能なものであること を特徴とするベルト締付け装置。 12. 請求項11記載のベルト締付け装置において、前記二次ガス発生器( 38)のためのイグナイタは、所定のピストンが到達した際に、前記一次ピスト ン(12)又は前記クランクディスク(4)により起動するよう構成されている ことを特徴とするベルト締付け装置。 13. 請求項1ないし10の何れかに記載のベルト締付け装置において、前 記第二のガス発生器(38)が前記ガス圧又は第一の推進装薬により起動可能に 構成されていることを特徴とするベルト締付け装置。 14. 請求項13記載のベルト締付け装置において、前記第一の推進装薬の ガス圧が、前記ピストン(12)により開口される圧力パイプ(51)を介して 前記二次ガス発生器(38)のイグナイタを起動できるよう構成されていること を特徴とするベルト締付け装置。 15. 請求項3ないし14の何れかに記載のベルト締付け装置において、前 記ピストン(12,30)にシール部材(60,61)が取り付けられているこ とを特徴とするベルト締付け装置。 16. 請求項3ないし15の何れかに記載のベルト締付け装置において、前 記ピストン(12,30)に追加の推進装薬(64)が設けられていることを特 徴とするベルト締付け装置。 17. 請求項1ないし16の何れかに記載のベルト締付け装置において、前 記遊星ギヤ(7)が、該遊星ギヤの移動路における開始位置及び終端位置におい て前記歯部から離脱するよう構成されていることを特徴とするベルト締付け装置 。
JP9541616A 1996-05-30 1997-05-28 シートベルト用ベルト締付け装置 Pending JPH11510457A (ja)

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