JPH11508918A - キノリン塩基の製造方法 - Google Patents

キノリン塩基の製造方法

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JPH11508918A JP9505979A JP50597997A JPH11508918A JP H11508918 A JPH11508918 A JP H11508918A JP 9505979 A JP9505979 A JP 9505979A JP 50597997 A JP50597997 A JP 50597997A JP H11508918 A JPH11508918 A JP H11508918A
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Abstract

(57)【要約】 置換又は非置換アニリン塩基と、ホルムアルデヒドと、C2−C4アルデヒドとの気相反応によるキノリン類の製造方法であって、アルデヒド:アニリン塩基のモル比が少なくとも2:1である前記方法を提供する。本発明のより好ましい方法は、8−メチルキノリンの高い選択性及び収率と、アニリン塩基の高い転化率とを達成する。

Description

【発明の詳細な説明】 キノリン塩基の製造方法 本発明は一般にキノリン塩基に関し、特に、固体酸触媒の存在下でのアニリン 塩基とアルデヒドとの反応によってキノリン塩基を製造するための気相反応(va por-phase recations)に関する。 さらなる背景として、8−メチルキノリンのようなキノリン塩基は、農薬及び その他の化学薬品の合成における中間体として有用である既知化合物である。例 えば、8−メチルキノリンがオゾンによって酸化されて、2−アセチルニコチン 酸を形成することができることは公知であり(C.O’Murchu,Synt hesis,1989,880〜882頁を参照のこと)、2−アセチルニコチ ン酸自体は農薬への中間体として役立つ(EP646,315,1995年4月 5日を参照のこと)。 8−メチルキノリン及びその他のキノリン類の商業的な製造方法を提供するよ うな良好な収率及び選択性での合成は、現在までに、幾つかの困難を提起してい る。キノリン類は典型的に“Skraup合成法”、即ち、アミノ基に対して少 なくとも1つの非置換オルト位置を含有するアリールアミンとグリセロールとの 硫酸及び酸化剤の存在下でのバッチ式液相環化縮合によって製造される(R.H .F.ManskeとM.Kulka,Org.React.1953,59〜 98頁を参照のこと)。Skraup合成法は特に激しい反応であることが知ら れており、グリセロールと硫酸との添加速度を制御することによって反応温度を 緩和するように注意しなければならない。この理由から、Skraup反応は小 規模でのバッチ式で、又は多量のキノリン類を製造する場合には、試薬の制御さ れない添加及び反応混合物の突然の還流/蒸発に対して防御するように設計され た装置によって最も良くおこなわれる。条件が最適化された場合には、Skra up合成法はキノリン類の良好な収率、例えば8−メチルキノリンの90%収率 を生じることができる(Synthesis,1989,880〜82を参照の こと)。この場合にも、Skraup合成法は反応完了(work-up)時と反応混 合 物の中和時に非常に多量の副生成物である硫酸ナトリウムを生じるという重大な 欠点を有する。この硫酸ナトリウム副生成物の重量は典型的に回収されたキノリ ン化合物の重量よりも3〜6倍多い。それ故、キノリン化合物を多数トン規模で 製造すべき場合には、汚染された硫酸ナトリウムの除去と安全な廃棄とが重大な 問題になる。 したがって、高い収率、選択性及び転化率を特徴とし、好ましくは比較的高い 純度でのこの所望の生成物の製造をも特徴とする、キノリン類への便利なルート の必要性が依然として存在する。さらに、有利な方法は有機副生成物を生じる方 法であり、有機副生成物は、埋め立て地に廃棄するか又は他のやり方で処理しな ければならない無機副生成物とは対照的に焼却することができる。本発明はこれ らの必要性に対処する。 発明の概要 高い収率と転化率とをもたらす、便利な気相反応によるキノリン類の製造方法 を提供することが、本発明の目的である。 広範囲の入手可能な固体酸触媒を用いて便利に実施することができるキノリン 類の製造方法を提供することが、本発明の他の目的である。 生成物の回収を妨害するか又は費用のかかる廃棄を必要とすると考えられる副 生成物の製造を最少にするキノリン類の製造方法を提供することが、本発明の他 の目的である。 固定床反応系又は流動床反応系での連続操作に便利にかつ効果的に適応される キノリン類の製造方法を提供することが、本発明のさらに他の目的である。 上記及びその他の目的と利点は、キノリン塩基を形成するために、アルデヒド とアニリン塩基とを少なくとも2:1のそれぞれのモル比で含有する蒸気流を固 体酸触媒床上に約350℃を越える温度で通すことによってキノリン塩基を製造 する方法であって、アルデヒドがホルムアルデヒド及びC2−C4アルデヒドを包 含する本発明の方法によって達成される。本発明のさらに好ましい方法は、アル キル置換アニリンとホルムアルデヒド及びC2−C4アルデヒドとの反応によって アルキル置換キノリン塩基を製造する。最も好ましい形では、本発明は2−メチ ルアニリン(オルトートルイジンとしても公知である)と、ホルムアルデヒド及 びアセトアルデヒドとを上記のように反応させて、8−メチルキノリンを形成す る、8−メチルキノリンの製造方法を提供する。このような方法を用いて、意外 に良好な収率で、しかも反応物の高い転化率を達成しながら、キノリン類を形成 することができることが発見された。さらに、反応への過剰なアルデヒドの使用 が形成された反応混合物中の所望のキノリンの純度を高めることが発見された。 例えば、8−メチルキノリンの製造において、アルデヒド:8−メチルキノリン のモル比を高めると、8−メチルキノリンの形成量が2,8−ジメチルキノリン に比べて増加する−後者は所望の生成物と同じ温度で沸騰する。したがって、ア ルデヒドのかなりの過剰量の使用が、キノリン生成物を蒸留によって良好な純度 で回収することができる改良された仕上げ処理をもたらす。 本発明の他の好ましい実施態様は、8−メチルキノリンを形成するために、ホ ルムアルデヒド、アセトアルデヒド及び2−メチルアニリンを固体酸触媒床上に 少なくとも約350℃の温度において通すことを包含する、8−メチルキノリン の製造方法を提供する。この方法のさらに好ましい条件は本発明の上記実施態様 に関連して述べた条件と同じである。 本発明の上記及びさらに他の目的、特徴及び利点は以下の説明から明らかにな るであろう。 好ましい実施態様の説明 本発明の原理の理解を容易にするために、次に、本発明のある一種の実施態様 を参照しながら、専門的言語を用いて、本発明を説明する。それにも拘わらず、 これによって本発明の範囲の限定が意図されず、これらの実施態様の変更及びさ らなる改変並びに本明細書に述べたような本発明の原理のさらなる応用は、本発 明が関する技術分野における当業者には通常思いつくものと見なされることは理 解されるであろう。 上述したように、本発明の好ましい実施態様は、キノリン塩基を形成するため に気相におけるアルデヒド2モル以上につきアニリン塩基1モルの反応を必要と する。出願人は、この反応がキノリン塩基生成物の高い収率及び純度と選択性と を与えると同時に、反応物の良好な転化率を達成することを発見した。これに関 して、本発明の方法の出発物質は非常に容易に入手可能であり、この出発物質を 商業的供給源から得ることができるか又は当該技術分野及び文献に非常に良く知 られた方法によって製造することができる。したがって、本明細書で用いるかぎ り、“アニリン塩基”なる用語は、望ましい反応を受けてキノリン塩基を生成す るアニリン自体とアニリンの置換誘導体とを包含する置換及び非置換アニリン塩 基を意味する。置換アニリンは、用いる場合に、1個又は複数個のアルキル基が 1〜約5個の炭素原子を含有する(即ち、C1−C5アルキル)モノ−又はポリ− アルキルで置換されていることが好ましいが、当業者はキノリンを形成するため の気相反応を不利に妨害しない他の置換基も適切であることを認識するであろう 。最も好ましくは、アニリン塩基は2−メチルアニリンである。 アルデヒド反応物はホルムアルデヒドとC2−C4アルデヒド、例えばアセトア ルデヒド、プロピオンアルデヒド又はブチルアルデヒドを包含し、これらのアル デヒドを一緒にしたものは共にアニリン塩基に対して少なくとも2:1のモル比 で、一般に2:1から約10:1までの範囲内に入るモル比で用いられる。この ような高いアルデヒド:アニリン塩基モル比の使用がアニリン塩基の優れた転化 を与えるのみでなく、このようなモル比を用いて、所望のキノリン生成物の製造 方法の選択性を高めることもできることが発見した。 さらに好ましい本発明の方法では、2−メチルアニリン(オルト−トルイジン )、アセトアルデヒド及びホルムアルデヒドを別々に又は一緒に気化させて、触 媒床上に連続的に通して所望の8−メチルキノリン生成物を形成する。本発明を 実施する1つの形態では、アセトアルデヒドとホルムアルデヒドとを一緒に気化 させて、触媒床に供給することができ、2−メチルアニリンは気化させて、別の 流れとして供給することができる。この手筈(arrangement)は反応物を触媒床 に導入するための便利な方法を与えるが、当業者によって理解され、当業者の能 力の範囲内に充分入るような、他の多くの適当な手筈を用いることができる。 上述したような8−メチルキノリンの製造では、アルデヒド(アセトアルデヒ ドとホルムアルデヒド)を2−メチルアニリンに対して少なくとも2:1のモル 比で反応に供給する。アルデヒドの2−メチルアニリンに対するさらに好ましい モル比は少なくとも約3:1である。上述し、以下の表2に示すように、アルデ ヒドのこのようなモル過剰量はアニリン反応物の高い転化率、容易には80%よ り高く、90%をも越え、100%近くの転化率を達成するプロセスをもたらす 。さらに、アルデヒド:2−メチルアニリンのモル比の増大は形成される反応混 合物中において主要副生成物2,8−ジメチルキノリンに対する8−メチルキノ リンの純度の上昇をもたらし、形成される反応混合物中で10を越える8−メチ ルキノリン:2,8−ジメチルキノリンのモル比が容易に達成される。このこと は当然、特に蒸留が必要である場合の反応混合物の反応完了処理を改良する。 ホルムアルデヒドはメタノールをも含有する供給流原料(feed)から生じるこ とも可能である。とはいえ、これに関して、以下の表3に示す結果によって実証 されるように、反応に供給されるメタノール量の増加が所望の8−メチルキノリ ンの生産性(productivity)、選択性、収率及び純度の低下をもたらすことを、 出願人は発見した。それ故、これらの見地から、このような供給流が少なくとも 約1:1のホルムアルデヒドのメタノールに対するモル比を含有することが好ま しい。さらに、好ましい方法では、反応に供給されるC1成分(即ち、ホルムア ルデヒドのモル数と存在するメタノールのモル数とを合わせたもの)のアセトア ルデヒドに対するモル比は少なくとも約1である。 以下の表4に示すように、好ましい本発明の方法の性能に実質的に影響を与え ることなく、1つ以上の反応物供給流中に水を含めることもできる。表4におい て、反応に供給する水の倍増は生成物収率の実質的な変化をもたらさなかった。 このことは、床の流動化の維持を助けるために水蒸気が一般に用いられる流動床 反応において好都合である。これに関して、上述したように、これらの流動床反 応系と固定床反応系の両方が本発明における使用に適する。キノリン類の望まし い製造を達成するためのこれらの触媒床系の両方の設計及び操作と、維持とは充 分に当業者の能力の範囲内にある。これまでの出願人の研究では、流動床反応が 好ましい結果を与えている。 本発明の反応は所望のキノリン塩基生成物を形成するために充分に高い温度に おいておこなわれる。好ましい温度は約350℃より高く、例えば約350℃〜 約550℃の範囲内に入る温度である。本発明の方法をおこなうためにさらに好 ましい温度は約450℃〜約500℃の範囲内である。本明細書の開示を考慮す るならば、触媒寿命を最大にしながら8−メチルキノリンの高い生産性を得るた めの一定の反応の最適温度の選択は当業者の能力の範囲内にある。 一般的に述べると、本発明に用いられる触媒は、当面の反応においてキノリン 生成物の形成を促進する固体触媒である。これらの触媒は好ましくはブレンステ ッド(Bronsted)酸性又はルイス酸性を与える固体酸触媒であり、ブレンステッ ド酸性を与える触媒が特に好ましい。したがって、より好ましい触媒は非晶質シ リカーアルミナ触媒並びにゼオライト触媒を包含する。これに関して、非常に多 様なシリカ−アルミナ触媒が公知であり、商業的供給源から容易に入手可能であ る。同様に、種々のゼオライト触媒も公知であり、入手可能であり、例えば、1 〜12の範囲内の拘束指数(constraint index)を有する、例えばシリカライト (silicalite)及びZSM−5のような中孔度(medium-pore)ゼオライトと、 1未満の拘束指数を有するゼオライト−beta(ベータ)、ゼオライト−Y( 超安定−Yを含む)及びモルデナイト(mordenite)のような大孔度(large por e)ゼオライトとを包含する。本発明によると、ゼオライト若しくは非晶質シリ カ−アルミナ触媒をそれらのH−形で用いることができるか、又は反応における それらの挙動を改変するために例えば亜鉛及びスズのような金属によって修飾す ることができる。 本発明の方法に用いるために、固体酸触媒を好ましくは結合剤若しくはマトリ ックス中に配合してから、ペレット化するか若しくは押出成形するか(固定床触 媒に関して)、又は粉砕若しくは噴霧乾燥して(流動床触媒に関して)、商業的 用途を有する形を製造する。このような結合剤は慣用的な結合剤であることがで き、典型的に、例えば粘土(例えば、カオリン若しくはモンモリロン石)、シリ カ、アルミナ、シリカ−アルミナ、シリカ−マグネシア、シリカ−ジルコニア及 び三元組成物(例えば、シリカ−アルミナ−トリア、シリカ−アルミナ−ジルコ ニア、シリカ−アルミナ−マグネシア、シリカ−マグネシア−ジルコニア等)の ような、 天然生成物質及び合成物質を包含する。量に関しては、配合された(formulated) 触媒物質中の結合剤(用いる場合に)の量は通常、ゼオライト又は非晶質シリカ −アルミナ触媒に対して最高約80%w/wまでである。特に流動床操作に関し ては、生ずる触媒物質が約5〜500μmの粒度を有することが好ましく、60 〜100μmのオーダーの平均粒度が好ましい。 生成された反応混合物からキノリン生成物を回収して、例えば蒸留等のような 慣用的方法を用いて精製することができる。生成物のキノリン類は農業及びその 他の分野における非常に多様な用途に適する。例えば、8−メチルキノリンをオ ゾンによって酸化して、2−アセチルニコチン酸を生成することができる。この ような方法では、2−アセチルニコチン酸を形成するために効果的な条件下で、 8−メチルキノリンにオゾンを接触させた後に、過酸化水素と接触させる。この ような方法は公知であり、例えば、Synthesis,1989,880〜8 82頁に開示されている。 以下の特定の実施例は、本発明とその特徴及び利点をさらに充分に理解し、評 価するために記載するものである。これらの実施例が例示であり、本発明を限定 しないことは理解されるであろう。 実施例1 触媒の製造 大抵の触媒は粉末形で提供され、これらを25〜50%w/wのSiO2と結 合させた(Ludox As−40、Du Pont Chemical社)。 乾燥させ、か焼(calcination)した(550℃、6時間)後に、得られたケー キを破壊し、ふるい分けし、0.5〜1.0mm粒度物質を単離して、用いた。 結合処理はまたアンモニウム形のゼオライトをプロトン形又は酸形(H−形)に 転化させた。Al23(Alcoa社 H−151)と4%w/w Al23: 96% SiO2(Akzo社)とはペレット形(約1/4インチ直径)で供給 され、これらを破砕し、ふるい分けして、0.5〜1.0mm粒度範囲を有する 画分を得た。非晶質シリカーアルミナ触媒(13%w/w Al23:87%S iO2,Grace社)を含浸法及び沈殿法を用いてZnO及びSnO2によっ て修飾した。この触媒に硝酸亜鉛水溶液を加えて、乾燥及びか焼後に、8%w/ w ZnO:12% Al23:80% SiO2を得た。スズ触媒はアンモニ ア水溶液とこのシリカーアルミナ触媒との存在下で硫酸スズ(II)から製造し た。スラリーを回収し、乾燥させ、か焼して、15%w/w SnO2:11% Al23:74% SiO2を得た。亜鉛−及びスズ−修飾触媒をSiO2と結 合させて、適当な大きさの画分を上述のようにして製造した。これらの実施例に 用いた触媒の一覧表を以下の表1に示す。 実施例2〜34 固定床実験 種々な条件下での本発明による8−メチルキノリン(8−MeQ)の製造を説 明するために、一連の実施例をおこなった。各実施例は0.5〜1.0mm直径 の粒度範囲を有する触媒 8mlを用いた。触媒床は2個のシリカウールプラグ によって適所に維持された石英管中に固定した。これらの実験の前に、触媒を流 動する空気中で550℃において一晩(18時間)活性化した(触媒再使用の場 合には再生した)。次に、触媒床の温度を470℃に低下させた。次に、空気流 を窒素に代えて、系を約10分間パージし、その後、反応のために選択した接触 時間が得られるように系を調節した。 液体供給流は2個の別々の注射器ポンプから供給した。第1ポンプはニートな オルトートルイジンを含有し、第2ポンプはホルムアルデヒド:アセトアルデヒ ド溶液を含有した。45%w/w ホルムアルデヒド:11% メタノール:4 4% 水又は52%w/w ホルムアルデヒド:2% メタノール:46% 水 を含有するホルムアルデヒド溶液を実験の大部分に対して用いた。選択した実験 に関して所望の供給組成物を得るために、ホルムアルデヒド溶液にアセトアルデ ヒド(MeCHO)、メタノール及び水を加えた。 反応器の流出蒸気を凝縮器(condenser)に通して導いて、回収された液体を 都合のよい時に計量した。典型的に、実験の最初の20分間に得られた液体は廃 棄した。次に、3回の1時間試験期間を、各期間の中点が0.8、1.8及び2 .8時間生産中(hours-on-stream;HOS)を表すように選択した。反応粗生 成物(reaction crude)をエタノールによって均質化してから、基準として4− tert−ブチルピリジンを加えた。次に、サンプルを標準方法を用いてGCに よって分析した。報告した8−メチルキノリンの選択性と収率とはオルト−トル イジンのモル数に基づくものである。8−メチルキノリンの純度は8−メチルキ ノリン/2,8−ジメチルキノリン(2,8−Me2Q)重量比に基づくもので ある。 実験の完了後に、反応器ユニットを窒素によって洗浄した。ゼオライト触媒を 最初に20%空気/80%窒素ガス中で500℃において30分間再生した。次 に、温度を550℃に上げ、空気の窒素に対する割合を段階的に高めて、触媒が 100%空気雰囲気下にあるまでにした。非晶質触媒を同じ温度プログラムに通 したが、この場合には、全体を通して100%空気雰囲気を用いた。 第1セットの実施例では、アルデヒドのオルトートルイジン(oTOL)に対 するモル比を変化させた。これらの実施例に関しては、LA触媒を470℃の床 温度及び3.1〜3.6秒間の接触時間で用いて、8−メチルキノリンを製造し た(N2キャリヤーガス流速度は接触時間を維持するように調節した)。第1液 体有機供給流は1.0ml/hの流速度で供給される2−メチルアニリン(99 .5%純度)を包含した。第2液体有機供給流はC1成分(4.4:1モル比で のホルムアルデヒド:メタノール)とアセトアルデヒドとを包含した。この第2 供給流中のC1成分のアセトアルデヒドに対するモル比は1.1:1であった。 結果は以下の表2に示す。 表2のデータは、アセトアルデヒド/オルト−トルイジンのモル比の増加が8 −メチルキノリンの選択性、収率及び生産性に有利であることを実証する。さら に、≧2のアセトアルデヒド/オルト−トルイジンのモル比はオルト−トルイジ ンの非常に高い転化率を与え、8−メチルキノリン/2,8−Me2Qの重量比 が示すように8−メチルキノリン生成物の純度を改良した。2,8−Me2Q( 沸点=255℃)は主要な不純物であり、8−メチルキノリン(沸点=248℃ )の蒸留時に最少化される必要がある。 他のセットの実験では、LA触媒を同様な条件下で用いたが、但し、この場合 には、接触時間は3.6〜4.2秒間であり、アセトアルデヒドのオルト−トル イジンに対するモル比は約3:1に維持し、ホルムアルデヒドのメタノールに対 するモル比は変化させた。結果は以下の表3に示す。 表3は、52%CH2O/2%CH3OH/46%H2O混合物がオルト−トル イジン転化率、8−メチルキノリンの収率と純度に関して最も良い結果を与えた ことを実証する。メタノールによるホルムアルデヒドの部分的置換(CH2O/ CH3OH=1.0〜4.4)は8−メチルキノリンの中程度の選択性、収率、 生産性及び純度を与える。メタノールによるホルムアルデヒドの完全な置換(C H2O/CH3OH=0.0)は生成物を生じるが、相対的により不良な収率及び 純度を有する。 反応に対する添加水の影響を実証するために、別のセットの実験をおこなった 。条件は上記実施例7の条件(MeCHO/oTOL=3.0)と同様であった が、但し、この場合には、表4に示した量で水を供給した。 これから分かるように、H2O/オルトートルイジン比の倍増が収率に影響す ることなく可能であり、さらに、これは純度をある程度改良するように思われる 。 別のセットの実験では、ホルムアルデヒド:アセトアルデヒド供給流(C3/ oTOLモル比=1)の代わりに種々なC3供給流成分を研究した。条件は、他 に指定した場合以外は、上記第1セットの実験(実施例2〜8)の条件と同じで あった。結果は表5に示す。 これから分かるように、C3成分はある量の8−メチルキノリン生成物を与え たが、プロセス全体はホルムアルデヒド/アセトアルデヒド供給流を用いる反応 に比べた場合に比較的不良であった。 概ね上述のように実施したさらに他の実験では、LA触媒の代わりに種々な触 媒をそれぞれ3.0と1.1のMeCHO/oTOLモル比とC1/MeCHO モル比と、3.6秒間の接触時間とで用いた。結果は以下の表6に示すが、これ ら結果はキノリン生成物を製造するための広範囲な固体酸触媒の効力を実証する 。 実施例35 流動床反応 受け取ったままの(as-received)粉末形のLA触媒(440g)を1.6” 内径流動床反応器に装填した。窒素ガスを反応器底部の分配プレートに通すこと によって、触媒床の流動化を開始した。次に、反応器を470℃にまで加熱した 。ホルムアルデヒド/アセトアルデヒド(C1/C2=1.1モル)溶液とオルト −トルイジンとを別々に反応器に供給した。ホルムアルデヒド/アセトアルデヒ ド溶液は気化器(vaporizer)を通過してから、スパージャーライン(sparger l ine)を介して反応器に入った。オルト−トルイジンも気化させてから、窒素と 共に分配プレートに通して供給した。反応器を通る表面速度(superficial velo city)は1ft/秒であり、アセトアルデヒド/オルト−トルイジンのモル比と N2/(oTOL+MeCHO+CH2O+MeOH)のモル比はそれぞれ3.6 5と1.0であった。 反応器流出液はフィルターヘッドに通してから、凝縮させて、受器に回収した 。最初の15分間の操作から回収された液体は廃棄した。次に、液体反応の粗生 成 物を105分間にわたって回収した。実験の終了時に、反応器を窒素によってパ ージしてから、550℃において空気によって触媒を再生した。回収された液体 反応粗生成物を固定床触媒の試験に関して述べた方法と同じ方法で分析した。こ れはオルト−トルイジンの転化率が99.7%であり、8−メチルキノリンの収 率が67.8%であることを示した。 8−メチルキノリンは他のキノリン塩基と共に、湿った反応粗生成物からトル エン抽出によって回収された。抽出物からトルエンを蒸留して、乾燥した粗生成 物を得て、これを減圧蒸留した。8−メチルキノリン画分は143℃及び34m mHg圧力において回収された。回収された8−メチルキノリン画分の分析は、 85%を越える回収率が得られたことを示した。8−メチルキノリンの中央画分 (mid-fraction)の分析は96%の分析値を示した。 実施例36〜56 付加的キノリン類の合成 これらの実験は、3−メチルキノリン(3−MeQ)、3−エチルキノリン( 3−EtQ)、3,8−ジメチルキノリン(3,8−Me2Q)、3,7−ジメ チルキノリン(3,7−Me2Q)と3,5−ジメチルキノリン(3,5−Me2 Q)を含有する混合物、7−メチルキノリンと5−メチルキノリンを含有する混 合物、6,8−ジメチルキノリン、及び8−イソプロピルキノリン(8−IPQ )の合成のための固定床マイクロリアクター反応の結果を示す。これらの生成物 は、以下の表に示すように、混合C1/RCH2CHO供給流(R=Me、Et) とアリールアミン供給流(1.0ml/hrで供給されるアリールアミン)との 反応によって形成された。用いたアリールアミンは、アニリン(PhNH2)、 オルト−トルイジン(oTOL)、メタ−トルイジン(mTOL)、2,4−ジ メチルアニリン(2,4−Me2A)、及び2−イソプロピルアニリン(2−I PA)を包含した。実験データの全ては8mlの床容積、0.5〜1.0mmの 粒度範囲及び470℃の床温度によって得られた。RCH2CHO/アリールア ミンのモル比とC1/RCH2CHOのモル比はそれぞれ3.0と1.1であり、 用いたC1供給流は4.4のCH2O/CH3OHモル比を有した。窒素キャリヤ ーガスは、3.0〜4.0秒間の接触時間を維持するように用いた。 これらの実験に用いた触媒は上記実施例で報告した触媒と本質的に同じであり 、これらの触媒は表7に記載する。ZSM5(MFI)触媒とゼオライト−BE TA(BET)触媒とに対して異なるSiO2/Al23比を用いた。シリカの 結合、乾燥、か焼及びふるい分け工程は上記実施例に報告した工程と同じである 。 上記データは、本発明によると固体酸触媒の範囲によって3−アルキルキノリ ンの良好な収率と選択性が得られることを実証する。さらに、他の2つの実験に おいては、本発明の方法を用いて、それぞれMOR(100)触媒(実施例56 )とH−Y触媒(実施例56)上で3,8−ジメチルキノリンを製造した。特に 、メタ−トルイジンの代わりにオルト−トルイジンを用いた以外には表10に規 定した条件下で、これらの2触媒上で3,8−ジメチルキノリンを製造して、良 好な転化率、選択性、収率及び生産性を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,BB ,BG,BR,CA,CH,CN,CZ,DE,DK, EE,ES,FI,GB,GE,HU,IL,IS,J P,KP,KR,LK,LR,LT,LU,LV,MG ,MK,MN,MX,NO,NZ,PL,PT,RO, RU,SE,SG,SI,SK,TR,TT,UA,U S,UZ,VN (72)発明者 デーヴィス,ロバート・ディー,シニアー アメリカ合衆国インディアナ州46135,グ リーンキャッスル,ノース・カウンティ・ ロード 400 ウエスト 5579 (72)発明者 カルヴィン,ジョエル・アール アメリカ合衆国インディアナ州46032,イ ンディアナポリス,ノース・メリディア ン・ストリート 15708

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.アルデヒドとアニリン塩基とを少なくとも2:1のそれぞれのモル比で 含有する蒸気流を固体酸触媒床上に約350℃を越える温度において、キノリン 塩基を形成するように、通すことを含むキノリン塩基の製造方法であって、前記 アルデヒドがホルムアルデヒドとC2−C4アルデヒドとを包含する前記方法。 2.蒸気流がメタノールをも包含し、ホルムアルデヒドとメタノールとを合 わせたもののC2−C4アルデヒドに対するモル比が少なくとも約1である、請求 項1記載の方法。 3.蒸気流がアルキル置換アニリンを含み、前記反応の生成物としてアルキ ル置換アニリンを回収する工程をも含む、請求項2記載の方法。 4.アルキル置換アニリンが2−アルキルアニリンである、請求項3記載の 方法。 5.アルキル置換アニリンがメチルアニリンである、請求項3記載の方法。 6.メチルアニリンが2−メチルアニリンである、請求項5記載の方法。 7.2−メチルアニリンと、ホルムアルデヒドと、アセトアルデヒドとを含 有する蒸気流を固体酸触媒床上に約350℃を越える温度において、8−メチル キノリンを形成するように、通すことを含む8−メチルキノリンの製造方法であ って、ホルムアルデヒドとアセトアルデヒドとを一緒にしたものの2−メチルア ニリンに対するモル比が少なくとも2:1である前記方法。 8.前記温度が約400℃〜約550℃の範囲内である、請求項7記載の方 法。 9.前記蒸気流が水をも含有する、請求項8記載の方法。 10.蒸気流がメタノールをも含有し、ホルムアルデヒドとメタノールとを 一緒にしたもののC2−C4アルデヒドに対するモル比が少なくとも約1である、 請求項9記載の方法。 11.前記固体酸触媒床が非晶質シリカ−アルミナ触媒又はゼオライト触媒 を含有する、請求項10記載の方法。 12.前記触媒床が固定床である、請求項11記載の方法。 13.前記触媒床が流動床である、請求項11記載の方法。 14.8−メチルキノリンが少なくとも約50%の収率で形成される、請求 項11記載の方法。 15.前記8−メチルキノリンが2,8−ジメチルキノリンに対して少なく とも10:1のモル比で形成される、請求項14記載の方法。 16.ホルムアルデヒドとアセトアルデヒドとを一緒にしたものの2−メチ ルアニリンに対するモル比が少なくとも約3:1である、請求項15記載の方法 。
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