JPH11508873A - ヒドロキシアルキルアミドの調製法 - Google Patents

ヒドロキシアルキルアミドの調製法

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JPH11508873A JP8532512A JP53251296A JPH11508873A JP H11508873 A JPH11508873 A JP H11508873A JP 8532512 A JP8532512 A JP 8532512A JP 53251296 A JP53251296 A JP 53251296A JP H11508873 A JPH11508873 A JP H11508873A
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Abstract

(57)【要約】 触媒の存在下にアルキルエステルとアルカノールアミンとを反応させて、ヒドロキシアルキルアミド生成物及び低沸点アルコール副生成物を含む反応混合物を得ること、ヒドロキシアルキルアミド生成物を固化すること、触媒を中和すること、及びヒドロキシアルキルアミド生成物を回収することを含むところの方法が、ヒドロキシアルキルアミドを製造するために提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 ヒドロキシアルキルアミドの調製法 発明の背景 本発明は、ヒドロキシアルキルアミドの調製法に関し、かつ更に詳しくは、高 い転換率及び低い副生成物の形成を提供するところのヒドロキシアルキルアミド の調製法に関する。 ヒドロキシアルキルアミドを製造するための公知の方法は、反応を完結へと押 し進めるために低沸点アルコール副生成物を除去しながら、溶媒及び触媒の存在 下にアルキルエステルとアルカノールアミンとを反応させることを含む。低沸点 のアルコールに加えて、この方法は通常、一つ又はそれ以上の更なる副生成物、 例えば環状生成物、アルキルエステル、アミドエステル等の生成をもたらす。こ のタイプの典型的な方法は、下記反応に従うところの脂肪酸エステルとN‐アル キルグルカミンとの反応を含む。 ここで、R’は約5〜約31個の炭素原子のアルキル基であり、かつR''は約5 〜約8個の炭素原子のポリヒドロキシ置換された飽和炭化水素基である。脂肪酸 エステル反応物は典型的には、アルコールを脂肪酸と反応させることにより調製 される。N‐アルキルグルカミン反応物は典型的 には、アルキルアミンをポリヒドロキシ還元性糖と反応させることにより調製さ れる。ヒドロキシアルキルアミド生成物は、反応混合物から溶媒をストリッピン グすることにより、例えば、蒸留することにより反応混合物から回収される。ヒ ドロキシアルキルアミドは、市販製品における界面活性剤、例えば洗濯洗剤、血 漿膜を可溶化するための洗浄剤及び増粘剤として使用され得る。 欧州特許第473380号公報は、アルキルエステルをアルカノールアミンと 制御された反応温度で反応させること、アルコール(メタノール)副生成物を取 り除くこと、反応混合物の温度を制御して濃厚なスラリーを形成すること、スラ リーをその状態に保持すること及び固体状のヒドロキシアルキルアミドを回収す ることにより、固体状のヒドロキシアルキルアミドを調製する方法を開示してい る。 米国特許第2,703,798号明細書は一般に、脂肪酸の脂肪族エステルが N‐モノアルキルグルカミンと反応されるところの種々の洗浄剤を製造する方法 に関する。反応生成物として遊離されるところの脂肪族アルコールは、それが形 成されると同時に、反応容器から取り除かれる。 国際特許出願公開第92/06070号、同第92/06071号、同第92 /06072号及び同第92/06073号公報は、触媒の存在下においてN‐ アルキルグルカミンと脂肪酸エステルとを反応させることにより直鎖状 のグルカミド界面活性剤を製造するための方法を開示している。 発明の概要 本発明に従えば、アルキルエステルとアルカノールアミンが触媒の存在下で反 応されて、ヒドロキシアルキルアミド、アルキルエステル、アルカノールアミン 及び低沸点アルコール副生成物を含む反応混合物を与えるところのヒドロキシア ルキルアミドの製造方法が提供される。該反応混合物は次いで、ヒドロキシアル キルアミド生成物の固化を生じるために十分な温度に冷却され、そして該反応混 合物の内容物はこの温度に保たれる。該反応混合物が、かなり少ないアルカノー ルアミン及びアルキルエステル及びかなりの量のヒドロキシアルキルアミド及び 低沸点アルコール副生成物を含むまで、転換が続けられる。触媒は、所望の組成 に反応生成物を固定するために中和され得る。ヒドロキシアルキルアミド生成物 は、濾過により反応混合物から単離されることができ、あるいは蒸留により濃縮 され得る。 公知の方法、例えば触媒の中和に先立って低沸点の副生成物を取り除くところ の上記において引用された方法と比較して、本発明の方法は、ヒドロキシアルキ ルアミド生成物への転換率を著しく増加させ、かつ未反応の出発反応物を著しく 減少させることをもたらす。ここでの該方法の他の利点は、それが比較的穏やか な有機物転換反応の条件下で実行されることができ、それにより望ましくない環 状副 生成物、アミドエステル副生成物等の形成を著しく減じることである。更に、該 反応混合物中の低沸点副生成物の存在は、反応混合物の粘度を減じ、それにより 反応混合物からのヒドロキシアルキルアミド生成物の回収を容易にする。 好ましい実施態様の説明 本発明において、アルキルエステル反応物は好ましくは、約5〜約31個の炭 素原子の飽和カルボン酸又はやし油酸、即ち脂肪酸、及び1〜約6個の炭素原子 及び1〜約6個のヒドロキシル基の飽和脂肪族アルコールから誘導される。好ま しくは、該アルキルエステルは下記構造を有する。 ここで、Rは、C5〜C25の分岐又は直鎖のアルキル基又はアルキレン基あるい は置換された又は非置換のフェニル基であり、及びR’は、C1〜C6の置換され た又は非置換のアルキル基又はフェニル基である。ステアリン酸のメチルエステ ルがとりわけ好ましい。パームステアリン酸トリグリセリド及び類似のトリグリ セリドがまた、通常良好な結果を伴って本発明において使用され得る。 本発明において使用されるアルカノールアミン反応物は有利には、適切な溶媒 中で、アルキルアミン例えばメチルアミンを、ポリヒドロキシ還元性糖例えばグ ルコース、フ ルクトース、マルトース、ラクトース、ガラクトース、マンノース、キシロース 、ソルビトール等と反応させること、及び得られた生成物を接触水素化すること により得られるN‐アルキルポリヒドロキシアミンである。このタイプの反応は 、1992年4月30日に発行された国際特許出願公開第92/06984号公 報、及び1992年5月29日に発行された国際特許出願公開第92/0868 7号公報中に開示されている。これらの公報の内容は、本明細書中に引用するこ とにより組み込まれる。 好ましいN‐アルキルポリヒドロキシアミンは純白色であり、かつ着色不純物 を含まない。また、N‐アルキルポリヒドロキシアミンは好ましくは実質的に無 水である。本発明において有利に使用され得るところの適切なN‐アルキルポリ ヒドロキシアミンは、N‐メチルグルカミン、N‐エチルグルカミン、N‐プロ ピルグルカミン、N‐ブチルグルカミン及びN‐メチルラクトースアミンを含む 。好ましいN‐アルキルグルカミンは、D‐グルコースから誘導され、例えばN ‐メチル‐D‐グルカミンである。 工業用グレードのN‐アルキルポリヒドロキシアミンは、ある規格が満たされ ることを条件に本発明において使用され得る。即ち、工業用グレードのN‐アル キルポリヒドロキシアミンは、最大約5重量%量の遊離の糖例えばグルコース、 ソルビトール又は他の比較的不活性な副生成物を含み得る。しかし、もし、有色 の物体又は他の望まれない副生成物の形成が最小にされるべきであるなら、本発 明に おいて使用される任意の工業用グレードのN‐アルキルポリヒドロキシアミンは 、少量又は極少量、例えば、約20ppmより多くない、かつ好ましくは約2p pmより多くない遷移金属、例えばニッケルを持たなければならない。工業用グ レードのN‐アルキルポリヒドロキシアミンは一般に、アミノ化還元性糖の遷移 金属‐接触水素化によるこれらの製造の結果としてそのような遷移金属を含むこ とが分かった。N‐アルキルポリヒドロキシアミンの品質のための一つの便利な 試験は、高められた温度、例えば約140℃に該アミンの試料を単に加熱するこ とを含む。そのような温度で急速に黒化するところのN‐アルキルポリヒドロキ シアミンは、一つ又はそれ以上の不純物の容認し得ない濃度を含むことがおおい に有り得る。最初の品質試験に不合格であるところの工業用グレードのN‐アル キルポリヒドロキシアミンを、例えば、メタノール/水でそれらを洗浄すること により、又はそれらを再結晶することによりきれいにすることが通常可能である 。そのような物質中のニッケル濃度を低減するための有用な方法は、塩基性のシ リカゲル又は漂白土を通してN‐アルキルグルカミンの溶液を濾過することであ る。 アルキルエステル及びアルカノールアミンは、溶媒及びエステル交換反応触媒 の存在下に反応され得る。適切な溶媒は、ヒドロキシル基含有溶媒、例えば、メ タノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、グリセ ロール、1,2‐プロピレングリコール、1,3‐ プロピレングリコール等を含む。メタノールは好ましいモノヒドロキシル基含有 溶媒であり、そして1,2‐プロピレングリコールは好ましいジヒドロキシル基 含有溶媒である。溶媒の混合物がまた、本発明において使用され得る。 本発明において使用され得る触媒は、特に限定されるものではなく、かつアル コキシド、ヒドロキシド、カーボネート、ホスフェート、ピロホスフェート、ポ リホスフェート、タートレート、サイトレート、シリケート、アルミノシリケー ト等の中から選ばれ得る。好ましいアルコキシド触媒は、アルカリ金属C1〜C4 アルコキシド、例えばナトリウムメトキシド、カリウムエトキシド等を含む。該 アルコキシド触媒は、反応混合物と別に調製されることができ、又はアルカリ金 属、例えばナトリウムを使用してその場で生成され得る。その場での生成、例え ばメタノール溶媒中のナトリウム金属のために、触媒生成が完結するまで、他の 反応物が存在しないことが好ましい。 本発明において使用するために適する他の触媒は、トリリチウムホスフェート 、トリナトリウムホスフェート、トリカリウムホスフェート、テトラナトリウム ピロホスフェート、テトラカリウムピロホスフェート、ペンタナトリウムトリポ リホスフェート、ペンタカリウムトリポリホスフェート、リチウムカーボネート 、ナトリウムカーボネート、カリウムカーボネート、ジナトリウムタートレート 、ジカリウムタートレート、ナトリウムカリウムタート レート、トリナトリウムサイトレート、トリカリウムサイトレート、ナトリウム 塩基性シリケート、カリウム塩基性シリケート、ナトリウム塩基性アルミノシリ ケート、カリウム塩基性アルミノシリケート及びこれらの混合物を含む。カリウ ムカーボネートがとりわけ良好な結果を与えた。該触媒は典型的には、N‐アル キルポリヒドロキシ出発反応物の、約0.1〜約50モル%、好ましくは約0. 5〜約20モル%、より好ましくは約5〜約15モル%の量で使用される。触媒 の混合物がまた使用され得る。 アルキルエステル及びアルカノールアミンは、いくらかの困難性を伴って混合 し得る。これは、例えばC16又はより高級な飽和脂肪酸のエチルエステル又はト リグリセリドの場合にアルキルエステルが比較的疎水性である時、とりわけ真実 である。この問題を解決するために、1992年4月16日に発行された国際特 許出願公開第92/06071号公報において開示されたように非イオン性界面 活性剤が相間移動剤又は乳化剤として使用されることができる。該公報の内容は 引用することにより本明細書中に組み込まれる。相間移動剤が本発明の方法にお いて使用される時、それは、触媒を除く反応混合物の約0.5〜約95重量%の 濃度で使用される。高濃度例えば50重量%又はそれ以上が、反応時間が非常に 短く維持され得るところのそれらの方法、例えば連続プロセスにおいて最も良好 に保持される。バッチ(非連続)プロセスにおいて、好ましい濃度は触媒を除く 反応混合物の約0.5〜約20重量%であり、 より好ましくは約1〜約20重量%であり、最も好ましくは約1〜約10重量% である。そのような濃度はまた、連続プロセスにおいて使用するためにも好まし い。もちろん、連続プロセスは、いくらかの触媒を同時に循環するであろう。 通常、相間移動剤は非イオン性界面活性剤を含む。好ましくは相間移動剤は、 アルキルフェノールのポリエチレンオキシド縮合物、脂肪族アルコールとエチレ ンオキシドとの縮合生成物、エチレンオキシドと、プロピレンオキシドとプロピ レングリコールとの縮合物から誘導された疎水性塩基との縮合生成物、エチレン オキシドと、プロピレンオキシドとエチレンジアミンとの反応から得られた生成 物との縮合生成物、及びアルキルポリサッカライドから選ばれる。より好ましく は、相間移動剤は、飽和脂肪族アルコールポリエトキシレート、アルキルポリグ リコシド、直鎖状グルカミド、それらの混合物等を含む。 本発明において使用される有機物転換の反応条件、即ち温度、圧力、時間及び 出発反応物の比率は、下記のようであり得る。本発明の方法における温度は通常 、100℃を超えず、かつ好ましくは約25〜約80℃の範囲であり、かつより 好ましくは約65〜約75℃であろう。本発明における方法において使用される 圧力は大気圧である。主要な反応時間、即ち、アルキルエステル及びアルカノー ルアミンが完全に反応するために必要な時間は、約0〜約12時間、好ましくは 約60〜約360分間の範囲であり得る。 アルキルエステル及びアルカノールアミンは、アルカノールアミンの1モル当り アルキルエステルの脂肪族カルボニル部分のモル数に関しておおよそ等モルの比 率で本発明の方法において出発反応物として使用される。アルキルエステルの僅 かなモル過剰、例えばアルカノールアミンの1モル当り約1.10モルが、有利 な結果を伴って使用され得る。アルカノールアミンの僅かなモル過剰がまた使用 され得る。 上記において引用された先行技術の方法と対照的に、本発明に従って製造され たヒドロキシアルキルアミドは、ヒドロキシアルキルアミド生成物の少なくとも 大部分の量(「主フラクション」)の結晶化をもたらすであろうところの温度に ヒドロキシアルキルアミド及び低沸点アルコール副生成物を含む反応混合物を冷 却することによって、回収に先立って固化される。反応混合物が約45℃より低 い温度に冷却される時、ヒドロキシアルキルアミド生成物の結晶化が通常生じる であろうことが分かった。約35℃より低い温度、即ちおおよそ室温に反応混合 物を冷却することが通常好ましい。通常、反応混合物は、約0.5〜約48時間 の範囲の時間冷却されなければならない。好ましくは、反応混合物は、約1〜約 36時間、より好ましくは約6〜約15時間の範囲の時間冷却される。その後、 触媒は、所望の組成に反応の生成物を固定するために中和され得る。 本発明の一実施態様において、結晶化された主フラク ションは、反応媒体から回収される。主フラクションの回収は、任意の適切な技 術、例えば濾過により実行され得る。この実施態様において、反応混合物からな んらかの低沸点副生成物を取り除くための試みはなされない。主フラクションと して最初に回収されないヒドロキシアルキルアミドの追加量を回収するために結 晶化段階を繰り返すことが有利であり得る。従って、主フラクションの回収後に 残る母液が再び、そこに残るヒドロキシアルキルアミド生成物(「少量フラクシ ョン」)を結晶化するために適切な温度に冷却される。結晶化された少量フラク ションは、更なるヒドロキシアルキルアミド生成物を提供するために、例えば濾 過により、前のように回収される。あるいは、母液は次のバッチに循環され得る 。 本発明の実施において好ましいところの、ヒドロキシアルキルアミド生成物を 回収するための第二の実施態様において、固化されたヒドロキシアルキルアミド 生成物は、取扱い及び不燃性のために都合のいいところの水性溶液に調合される 。これは、ヒドロキシアルキルアミド生成物を水性溶液に調合するために反応混 合物に十分な量の水を加えることにより達成され得る。低沸点アルコール副生成 物は次に、任意の適切な技術、例えば蒸留により取り除かれることができ、それ によりヒドロキシアルキルアミドを回収し得る。低沸点アルコール副生成物を蒸 留する時に反応混合物を再加熱する前に、触媒を中和することが重要である。も し、反応混合物が触媒を中和する前に再加熱されるなら、 反応が出発物質に逆戻りして、収量の著しい損失をもたらすであろう。 反応混合物からの低沸点アルコール副生成物の除去が、水の存在下又は不存在 下において実行され得るとはいえ、得られた生成物が流動性であり、かつ容易に 取り扱えるであろうような水を存在させることが好ましい。発泡の問題は、水の 存在下でアルコールを蒸留する間に遭遇しない。蒸留は、約1気圧〜約0.1m mHgの範囲の圧力で実行されることができ、約1気圧の圧力が好ましい。いく らかの水が低沸点アルコールと共に蒸留されることができ、そして蒸留の過程中 ずっと水を加えることが必要であり得る。 中和剤の選択は使用される触媒に依存する。通常、中和剤は、弱酸性化合物、 例えばクエン酸、酢酸、炭酸、それらの混合物等の群から選ばれ得る。クエン酸 が、好ましい中和剤である。 本発明に従うアルキルエステルとアルカノールアミンとの反応により製造され るヒドロキシアルキルアミドは、一般式R1CONR23に相当するであろう。 ここで、R1はアルキルエステルのアルキル部分であり、R2はアルカノールアミ ンのアルキル部分であり、かつR3はアルカノールアミンのポリヒドロキシ置換 された飽和炭化水素基である。典型的にはR1は、C5〜C31のアルキル部分、好 ましくはC7〜C19のアルキル、最も好ましくは直鎖のC11〜C19のアルキル、 又はこれらの混合物である。典型 的にはR2は、C1〜C6のアルキル、2‐ヒドロキシエチル、2‐ヒドロキシプ ロピル又はそれらの混合物、好ましくはC1〜C4のアルキル、より好ましくはC1 又はC2のアルキル、最も好ましくはC1アルキルである。典型的にはR3は、還 元性糖、例えばグルコース、フルクトース、マルトース、ラクトース、ガラクト ース、マンノース、キシロース、高デキストロースコーンシロップ、高フルクト ースコーンシロップ及び高マルトースコーンシロップから誘導されるポリヒドロ キシ置換された炭化水素基である。好ましくはR3は、‐CH2‐(CHOH)n ‐CH2OH、‐CH(CH2OH)‐(CHOH)n-1‐CH2OH、‐CH2( CHOH)2(CHOR4)(CHOH)‐CH2OHの中から選ばれる。ここで 、nは3〜5の整数であり、かつR4はH又は環状モノ‐又はポリ‐サッカライ ド及びこれらのアルコキシル化された誘導体である。より好ましくはR3は‐C H2‐(CHOH)4‐CH2OHである。本発明に従って製造されたヒドロキシ アルキルアミドは、共界面活性剤(co-surfactance)、溶液又は固体状の結晶と予 め混合された形態で提供され得る。 比較例1〜3 次の比較例は、ヒドロキシアルキルアミドを製造する先行技術の方法を説明す る。ここで、低沸点副生成物、詳しくはメタノールが、ヒドロキシアルキルアミ ド生成物を取り除くに先立って反応混合物から取り除かれる。 硬化パームステアリン酸トリグリセリド(MOFAC 1660;出所Akzo Pacific Oleo Chemicals;1 40.8グラム;0.168モル;MW838グラム/モル)が溶融され、そし てメタノール(48グラム)中に溶かされてMOFAC 1660溶液が提供さ れた。次に、N‐メチルグルカミン(NMGA;出所Rhone‐Poulen c;(97.5グラム;0.5モル;195グラム/モル)及び触媒としてのN aOCH3(比較例1;2.25グラム)、触媒としてのK2CO3(比較例2; 1.73グラム)及び触媒としてのNa2CO3(比較例3;1.33グラム)が 、激しく攪拌されながらMOFAC 1660溶液と夫々混合され、三つの反応 混合物が提供された。その後、該三つの反応混合物は、メタノールの安定した還 流が、約73〜約75℃の範囲の温度で達成されるまで、加熱された。 全ての反応混合物は、使用された触媒に依存して3.5〜6.5時間後に透明 溶液となった。完全な転換を可能にする正味の反応時間は、メタノールの除去が 開始するまで、6〜8時間の範囲であった。 メタノールは環境圧力で温和な蒸留により取り除かれた。メタノールの蒸留を 維持するために、130℃の最終温度に達するまで、温度は段階的に増加された 。同時に、真空が、極度に安定な泡の形成を防ぐために注意深く引かれた。反応 混合物が蒸留装置の部品に入ることを防止するためにかなりの注意が必要であっ た。完全な真空勾配処置は約90分間かかった。最後に、真空は45ミリバール に設定 され、そして揮発分を完全に除去するために更に90分間続けることが許された 。次いで、GA生成物が室温に冷却され、そして粉末に擂り潰された。 GA生成物は、滴定によるNMGA、GA及びせっけんのための分析にかけら れた。直鎖状及び環状GAは、HPLCにより測定された。結果は、下記の表I に記載されている。 実施例1 この実施例は本発明の方法を説明する。ここで、ヒドロキシルアルキルアミド 生成物は、低沸点副生成物を除去することなしに、反応混合物から取り除かれる 。 該方法は下記のように実行された。硬化パームステアリン酸トリグリセリド( MOFAC 1660;出所:Akzo Pacific Oleo Chem icals;140.8グラム;0.168モル;MW838グラム/モル)が 溶融され、そしてメタノール(156.6グラム)中に溶解された。次に、N‐ メチルグルカミン(NMGA;出所:Rhone‐Poulenc;97.5グ ラム;0.5モル;195グラム/モル)及び触媒としてのK2CO3(2.25 グラム;NMGAに基いて10モル%)が、激しく攪拌されながらMOFAC 1660溶液と混合された。試薬は、60重量%の固体でメタノール中にスラリ ー化することにより反応させられた。温度が70℃を上回る時間はない。反応の 仕上げ部分において、GA生成物は、比較例1〜3における蒸留によるメタノー ル除去に代 えて、本発明に従う結晶化により回収された。 反応の最初の段階において、反応混合物はペースト状に変ったが、良好な攪拌 性が保たれた。メタノールの安定な還流が70℃で達成されるまで、スラリーは おだやかに加熱された。時折、該混合物は、次の15分間僅かに泡だった。45 分間後、NMGA固体の殆どが反応され、そして反応混合物は半透明になった。 次の45分間、全ての固体が消失し、そして反応混合物は透明になった。次に、 反応は、次の210分間、直鎖状のGAへの転換を完全にすることを許された。 全体として、還流の開始以後300分間が、主要な反応時間のために消費された 。 仕上げのために、反応混合物は室温に放冷され、そして一晩結晶化することが 許された。結晶(「主フラクション」)は、φ5cmのSEITZフィルタープ レスで取り除かれ、そして湿った濾過ケーキ質量の6.5%のメタノールで二度 洗浄された。湿ったGAケーキは、一定の重量まで開放された空気中で乾燥され た。このようにして検出し得る環状GAの存在なしに、217グラムの粉末状G Aが主フラクションとして得られた。一緒にされた母液は次に5℃に冷却され、 そして再び5℃で一晩結晶化された(「少量フラクション」)。固体は上記にお いて述べられたように取り除かれ、洗浄されそして乾燥された。8.4グラムの 粉末状GAが該母液から回収され、環状GAの形成は検出されなかった。最終的 な母液は、乾燥状態まで回転蒸発器中で蒸発され、そして13.5グラムのワッ クス様物質 が、廃棄のための残渣として得られた。 主及び少量GAフラクションは、滴定によるNMGA、全GA及びせっけんの ための分析にかけられた。直鎖状GA及び環状GAはHPLCにより測定された 。結果は、下記の表Iに記載されている。 表Iに与えられたデータから明確に理解され得るように、実施例1の主フラク ション及び少量フラクションにおいて生成された残留NMGAの量(1.0重量 %)は、比較例1〜3のための残留NMGAの量(夫々3.4、3.7及び3. 4重量%)に比べてかなり少なかった。一方、実施例1の主フラクション及び少 量フラクションにおいて生成 された直鎖状GA即ちヒドロキシアルキルアミド生成物の量(夫々94.2及び 87.5重量%)は、比較例1〜3において生成された直鎖状GAの量(夫々8 1.1、77.5及び77.5重量%)より著しく高かった。更に、実施例1の 反応は、環状GAの形成を妨げるところのより低い温度、即ち70℃で実行され たことが理解され得る。 本発明は、種々の実施態様に関して詳細に示されかつ述べられたけれども、下 記の請求の範囲において記述されるところの本発明の精神及び範囲から離れるこ となしに、改良及び変更が本発明に対してなされ得ることが、当業者により認識 されるであろう。 比較例4 次の比較例は、ヒドロキシアルキルアミドを製造するための先行技術の方法を 説明する。ここで、低沸点副生成物、詳しくはメタノールが、触媒を中和するに 先立って反応混合物から取り除かれる。生成物は次いで、洗浄剤組成物に使用す るために適する水性溶液として調合される。 n‐メチルグルカミン(NMGA;出所:Aldrich Chemical s;73.7グラム)及びプロピレングリコール(出所:Aldrich Ch emicals;15.4グラム)が加熱され、そして均一な溶液が得られるま で、一緒に攪拌された。ナトリウムメトキシド溶液(出所:Aldrich C hemicals;6.1グラム)及び脂肪酸メチルエステル(出所:Proc ter & Gamble CE 1270、86.3グラム) が入れられ、そして該反応混合物は1時間90〜100℃の間に保たれた。反応 混合物のいくらかが取り除かれ(56.7グラム)、そして下記の実施例2の調 製のために使用された。メタノールは真空蒸留により取り除かれた。十分な水が 加えられて、約50%の最終固体含有量を持つ溶液が作られた。pHは6〜7の 間にクエン酸により調節された。 実施例2 比較例4で上記において調製された反応混合物の試料が、一晩室温に放冷され た。水(30.2グラム)及びクエン酸(0.4グラム)が加えられ、そして得 られたスラリーが混合され、そして88℃に加熱された。メタノールは蒸留され て集められた。最終溶液の固形分は約50%に水で調節され、そしてpHが6〜 7の範囲であることが確認された。 二つの方法の間の比較結果が、下記の表に与えられている。該表中の結果は、 51.5%の固体含有量に標準化された。 これらのデータから理解され得るように、本発明の方法は、比較例4で例示さ れた公知の先行技術の方法に対してヒドロキシアルキルアミド生成物(即ち、直 鎖状GA)の生成において著しい増加をもたらした。更に、環状副生成物の著し い減少が、比較例4に比べて得られた。これらのデータは、ヒドロキシアルキル アミドを製造するための公知の先行技術の方法を超える本発明の優越性を明らか に立証する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブロルンド,ニルス ドイツ国,52351 デューレン,メリアン ストラッセ 16

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ヒドロキシアルキルアミドを製造するための方法において、アルキルエステ ルとアルカノールアミンとを反応させて、ヒドロキシアルキルアミド生成物及び 低沸点副生成物を含む反応混合物を得ること、ヒドロキシアルキルアミド生成物 を固化すること、及び該反応混合物からかなりの量の低沸点副生成物を取り除く ことなしに、該反応混合物から固化されたヒドロキシアルキルアミド生成物を回 収することを含むところの方法。 2.反応混合物からの固化されたヒドロキシアルキルアミドの回収に続いて、そ の中に存在する残留するヒドロキシアルキルアミドが固化され、そしてそこから 回収されるところの請求項1記載の方法。 3.ヒドロキシアルキルアミド生成物が結晶化により固化されるところの請求項 1記載の方法。 4.残留するヒドロキシアルキルアミド生成物が結晶化により固化されるところ の請求項2記載の方法。 5.ヒドロキシアルキルアミド生成物が、反応混合物を約45℃より低い温度に 冷却することにより結晶化されるところの請求項3記載の方法。 6.残留するヒドロキシアルキルアミド生成物が、反応混合物を約45℃より低 い温度に冷却することにより結晶化されるところの請求項4記載の方法。 7.アルキルエステルが脂肪酸及びアルコールから誘導されるところの請求項1 記載の方法。 8.脂肪酸がC5〜C25の脂肪酸であり、かつアルコールがC1〜C6のアルコー ルであるところの請求項7記載の方法。 9.該アルキルエステルが下記式のものであるところの請求項1記載の方法 (ここで、Rは、C5〜C25の直鎖又は分岐のアルキル基又はアルキレン基ある いは置換された又は非置換のフェニル基であり、かつR’は、C1〜C6の置換さ れた又は非置換のアルキル基又はフェニル基である。)。 10.アルキルエステルが、モノグリセリド、ジグリセリド及びトリグリセリド から成る群から選ばれるところの請求項1記載の方法。 11.アルカノールアミンが、アルキルアミンと還元性糖との反応の水素化生成 物であるところの請求項1記載の方法。 12.アルカノールアミンが、N‐メチルグルカミン、N‐メチル‐D‐グルカ ミン、N‐メチルラクトースアミン、N‐エチルグルカミン、N‐プロピルグル カミン及びN‐ブチルグルカミンから成る群から選ばれるところの請求項1記載 の方法。 13.アルキルエステルがトリグリセリドであり、かつアルカノールアミンがア ルキルアミンと還元性糖との反応の水素化生成物であるところの請求項1記載の 方法。 14.アルキルエステルがトリグリセリドであり、かつアルカノールアミンが、 N‐メチルグルカミン、N‐メチル‐D‐グルカミン、N‐メチルラクトースア ミン、N‐エチルグルカミン、N‐プロピルグルカミン及びN‐ブチルグルカミ ンから成る群から選ばれるところの請求項1記載の方法。 15.アルキルエステル及びアルカノールアミンが、溶媒及び触媒の存在下で反 応されるところの請求項1記載の方法。 16.溶媒が、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブ タノール、グリセロール、1,2‐プロピレングリコール、1,3‐プロピレン グリコール及びこれらの混合物から成る群から選ばれるところの請求項15記載 の方法。 17.触媒が、アルコキシド、ヒドロキシド、カーボネート、ホスフェート、ピ ロホスフェート、ポリホスフェート、タートレート、サイトレート、シリケート 、アルミノシリケート及びこれらの混合物から成る群から選ばれるところの請求 項15記載の方法。 18.相間移動剤の存在下にアルキルエステルとアルカノールアミンとを反応さ せることを更に含むところの請求項1記載の方法。 19.相間移動剤が、非イオン性界面活性剤、飽和脂肪族アルコールポリエトキ シレート及びアルキルポリグリコシドから成る群から選ばれるところの請求項1 8記載の方法。 20.ヒドロキシアルキルアミドを製造するための方法において、C5〜C25の 脂肪酸とC1〜C6のアルコールから誘導されたアルキルエステルを、アルキルア ミンと還元性糖の反応の水素化生成物であるところのアルカノールアミンと触媒 の存在下に不活性溶媒中で反応させて、ヒドロ キシアルキルアミド生成物及び低沸点アルコール副生成物を含む反応混合物を提 供すること、ヒドロキシアルキルアミド生成物を固化すること、及び該反応混合 物からかなりの量の低沸点アルコール副生成物を取り除くことなしに、該反応混 合物から結晶化されたヒドロキシアルキルアミド生成物を回収することを含むと ころの方法。 21.反応混合物からの結晶化されたヒドロキシアルキルアミド生成物の回収に 続いて、その中に存在する残留するヒドロキシアルキルアミドが結晶化され、そ してそこから回収されるところの請求項20記載の方法。 22.アルキルエステル及びアルカノールアミンが、環状ヒドロキシアルキルア ミド副生成物のなんらかの有意量の生成を避けるところの温度で反応されるとこ ろの請求項20記載の方法。 23.温度が約70℃を超えないところの請求項22記載の方法。 24.ヒドロキシアルキルアミドを製造するための方法において、触媒の存在下 にアルキルエステルとアルカノールアミンとを反応させて、ヒドロキシアルキル アミド生成物及び低沸点アルコール副生成物を含む反応混合物を得ること、ヒド ロキシアルキルアミド生成物を固化すること、中 和剤により触媒を中和すること、及び反応混合物から低沸点副生成物を取り除い て、ヒドロキシアルキルアミド生成物を回収することを含む方法。 25.低沸点アルコール副生成物を取り除くことに先立って、ヒドロキシアルキ ルアミド生成物を水性溶液に調合するために十分な量の水が、反応混合物に加え られるところの請求項24記載の方法。 26.中和剤が弱酸性化合物を含むところの請求項24記載の方法。 27.弱酸性化合物が、クエン酸、酢酸、炭酸及びそれらの混合物から成る群か ら選ばれるところの請求項26記載の方法。 28.ヒドロキシアルキルアミド生成物が結晶化により固化されるところの請求 項25記載の方法。 29.ヒドロキシアルキルアミド生成物が、反応混合物を約45℃を超えない温 度に冷却することにより結晶化されるところの請求項28記載の方法。
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