JPH1150712A - シャッター用施錠装置 - Google Patents

シャッター用施錠装置

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JPH1150712A
JPH1150712A JP20915297A JP20915297A JPH1150712A JP H1150712 A JPH1150712 A JP H1150712A JP 20915297 A JP20915297 A JP 20915297A JP 20915297 A JP20915297 A JP 20915297A JP H1150712 A JPH1150712 A JP H1150712A
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Hiroaki Esashi
広昭 江刺
Yoshinobu Hanai
祥延 花井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スラットの端面に設ける施錠装置であって、
どのスラットにも設けられ、かつ施錠装置を設けたスラ
ットも巻取時に湾曲してシャッターケースに支障なく納
めることを可能とする。 【解決手段】 シャッターカーテン26に連結されるスラ
ット部材2と、スラット部材2に対してストローク間を
進退自在に連結される施錠スラット部材8と、スラット
部材2の端部に回動自在に配設され、先端がスラット部
材2より延出する爪片20と、爪片20と直交し施錠スラッ
ト部材8の端面25に沿って延設されスラット部材2に対
する施錠スラット部材8の近接時に端面25に当接する係
止片21とを備えるとともに、爪片20を延出状態に維持す
るバネ5を備えた鍵片4と、スラット部材2に対して施
錠スラット部材8が退いた状態での両スラット部材2,
8の端部の間に設けられ鍵片4の係止片21が進退可能と
なる空隙部9と、ガイドレール6内に設けられ鍵片4の
爪片20と係合する鍵受け7とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャッターカーテ
ンを構成するスラットの端面に設けられる施錠装置に関
し、更に詳しく言えば、シャッターカーテンを降下し閉
鎖したときに、自動的に施錠が行われるシャッター用施
錠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電動シャッターなどを構成するシャッタ
ーカーテンには、下降して建物開口等を閉鎖した際に、
自動的に施錠が行われる施錠装置が備えられており、従
来、この種の施錠装置としては、例えば、実公平3−4
1039号に開示されているものがある。
【0003】この従来の施錠装置は、シャッターカーテ
ンを構成する短冊板形状の各スラットが、互いに昇降方
向に摺動可能なストロークを有した連結構造とされ、す
なわち、各スラットがその上部に連結されるスラットに
対して吊下状態となり、かつ、建物開口を閉鎖する際に
は、そのストロークを縮め、上下の各スラットが密接す
る構成とされていることから、このスラット間のストロ
ークを利用して、各スラットの端面に軸支されるリンク
部材を設け、かつこれらリンク部材をリンク結合させた
構造とされていた。
【0004】これらリンク部材は、長短一対のリンク杆
であり、長尺なリンク部材を下方となるスラットの端面
に枢着し、短尺なリンク部材を上方となるスラットの端
面に枢着し、長尺なリンク部材の中途部に短尺なリンク
部材の先端を枢着結合させており、上下のスラット間の
ストロークが縮まると各リンク部材の枢軸部分により下
方のスラットに枢着された長尺なリンク部材が突出する
ようになっている。
【0005】そして、シャッターカーテンの端部を支持
し昇降を案内するガイドレールの内部に鉤状の係合片を
突設させ、この係合片に前記リンク部材が係合すること
で施錠となるようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の施錠装置では、ストロークを設けられている上
下一対のスラットの端面に長短一対のリンク部材がそれ
ぞれ枢着されているとともに、これらリンク部材同士が
枢着結合されていることから、上下一対のスラットの互
いの連結部分では、そのストローク方向の摺動に対して
は有効であるが、互いの連結部分における屈曲、すなわ
ち他のスラット同士の連結部分と同様のスラットの表裏
面方向の屈曲が行えない欠点を有しており、このことか
ら、この従来の施錠装置は、スラット同士が屈曲しなく
ても良い位置であるスラットカーテンの最下縁の幅木部
分にのみ設けられており、施錠装置の取付位置が限定さ
れてしまい自由度がないという欠点を有している。
【0007】そこで本発明は、上記問題点を解消するた
めに、スラットの端面に設ける施錠装置にあって、どの
スラットにも設けられ、かつ施錠装置を設けたスラット
も巻取り時に湾曲してシャッターボックスに支障なく納
めることができる施錠装置を提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】次に、上記の課題を解決
するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照し
て説明する。この発明のシャッター用施錠装置は、シャ
ッターカーテン26の一部を構成して連結される短冊形
状のスラット部材2と、該スラット部材2に対して、シ
ャッターカーテン26の開閉方向と同方向に所定のスト
ローク間を進退自在に連結される施錠スラット部材8
と、前記スラット部材2の長手方向の端部に回動自在に
配設されており、先端が該スラット部材2の長手方向に
延出する爪片20と、該爪片20の基部に該爪片20の
延出方向に対して直交し前記施錠スラット部材8の方向
へ該施錠スラット部材8の端面25に沿って延設され前
記スラット部材2に対して前記施錠スラット部材8が近
づいた際に該施錠スラット部材8の前記端面25に当接
する係止片21とを備えるとともに、前記爪片20を前
記スラット部材2に対して延出状態に維持するバネ等の
付勢手段5,23を備えた鍵片4と、前記スラット部材
2に対して前記施錠スラット部材8が退いた状態での両
スラット部材2,8の端部における該両スラット部材
2,8の間に設けられ、前記鍵片4の係止片21が進退
可能となる空隙部9と、前記シャッターカーテン26の
移動を案内するガイドレール6における前記鍵片4に対
応するガイドレール6内に設けられて前記鍵片4の爪片
20と係合する鍵受け7と、を具備することを特徴とし
ている。
【0009】このような構成によれば、シャッターカー
テン26が閉鎖となると、まず、鍵片4がガイドレール
6内にて鍵受け7と接触し、この鍵受け7に接触された
状態で回動し、この鍵受け7を乗り越えるとともに、ス
ラット部材2に対して施錠スラット部材8が、そのスト
ローク間を移動して近づき、空隙部9を閉ざすこととな
る。
【0010】このシャッターカーテン26の閉鎖状態で
は、施錠スラット部材8の端面25に鍵片4の係止片2
1が当接状態となり、これによりこの鍵片4が回動不能
となり、施錠となる。
【0011】また、シャッターカーテン26が開放する
際には、スラット部材2と施錠スラット部材8との間の
ストローク分が開放し、互いの間隔をあけることから、
鍵片4は回動が可能となり、鍵片4は鍵受け7を乗り越
え、開放となる。
【0012】なお、付勢手段5,23により、鍵片4
は、スラット部材2に対する通常の延出状態が維持さ
れ、上記回動後には、初期の状態に復帰される。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1乃至図
8に就いて説明する。
【0014】本発明のシャッター用施錠装置1は、スラ
ット部材2と、施錠スラット部材8と、鍵片4と、空隙
部9と、鍵受け7とで大略構成されている。
【0015】なお、本実施の形態では、短冊状に形成さ
れる多数のスラット27が、上下縁部を互いに連結され
てシャッターカーテン26を構成するシャッター装置に
具備されており、シャッターカーテン26が昇降するこ
とで建物開口を開閉するようになっており、このシャッ
ターカーテン26の最下縁を構成するようにシャッター
用施錠装置1が連結され設けられ、シャッターカーテン
26が下降することで閉鎖され施錠されるようになって
いる。
【0016】まず、スラット部材2は、スラット本体2
aと、鍵支持部材3とで構成されている。
【0017】スラット本体2aは、本実施の形態では、
短冊形状に左右(水平)方向に長尺に形成されていると
ともに、シャッターカーテン26を構成するスラット2
7よりやや短尺に形成されている。また、このスラット
本体2aは、図1に示すように、表部材13と裏部材1
4とで下向きに開口する断面略コ字形状が連続する形状
に形成され、開口縁部には対向して内方向に突出する支
持縁部13a,14aがそれぞれ形成されている。さら
に、このスラット本体2aの上縁には、カール部2bが
延出して形成されており、シャッターカーテン26のス
ラット27に連結されている。
【0018】また、鍵支持部材3は、表面板10と、裏
面板11と、これら表面板10と裏面板11との上縁を
連結する天壁板12とで下向きに開口する略コ字形状に
形成されている。
【0019】そして、この鍵支持部材3は、前記スラッ
ト部材2の表部材13と裏部材14間の間隙部分に、こ
のスラット本体2aの端部より挿入されて、スラット本
体2aに固定されるようになっている。
【0020】なお、この鍵支持部材3の先端部は、スラ
ット本体2aの端部より突出され、その突出長さを含め
たスラット本体2aとの長さであるスラット部材2の長
さがシャッターカーテン26のスラット27の長さを略
同一となるよう設定されており、また基端部には、後述
する施錠スラット部材8の連結片24と干渉しないよう
に切欠部3aが形成されている。
【0021】また、鍵支持部材3は、スラット本体2a
の端面より突出した先端部に表部材10と裏部材11と
を貫通する支軸固定孔15が穿設され、この支軸固定孔
15より奥方に位置するとともにやや天壁板12よりに
貫通孔16が穿設されている。さらに、この貫通孔16
の下方から奥方にかけて、貫通孔16を中心とする略1
/4円弧状に形成される摺動スリット17が設けられて
いる。
【0022】施錠スラット部材8は、前記スラット部材
2のスラット本体2aと略同等の長さに形成される中空
な断面略ロ字状で、本実施の形態では、シャッターカー
テン26における最下端に位置する幅木を構成するよう
になっている。
【0023】この施錠スラット部材8は、図1に示すよ
うに、上縁には、垂直上方向に延出する延出板24a
と、この延出板の先端に水平に設けられる鉤部24bと
で断面略T字状に形成されている連結片24が上方向に
突設されている。
【0024】そして、この施錠スラット部材8は、連結
片24がスラット部材2のスラット本体2aの表部材1
3と裏部材14との間に嵌入され、鉤部24bが各部材
13,14の支持縁部13a,14aに掛かることで、
吊下状態となって連結されるようになる。
【0025】この連結状態においては、スラット部材2
に対して施錠スラット部材8が吊下状態であるととも
に、連結片24の延出板24aの延出長さをストローク
として、上下方向に摺動し、そのストローク間を進退自
在、すなわち、スラット部材2に対して接近及び離間す
るようになっている。
【0026】なお、この連結片24は、施錠スラット部
材8の端部8a側には設けられずに、図1に示すように
空隙部9を形成しており、また、連結片24の端面24
cは、鍵支持部材3の切欠部3aと対向するようになっ
ている。
【0027】次に、鍵片4は、図1に示すように、爪片
20と係止片21とが直交して一体とされ略L字状に形
成されており、爪片20の基部となる角部に孔18が穿
設されている。
【0028】孔18には、固定軸19が挿通されるとと
もに、この固定軸19によって、前記鍵支持部材3の表
面板10,裏面板11を貫通する支軸固定孔15に取り
付けられ、鍵支持部材3に対し回動自在となって配設さ
れている。
【0029】鍵片4の配設状態は、爪片20が固定軸1
9が挿通される孔18より、先端がスラット部材2の長
手方向に延出するようになり、また係止片21がこの爪
片20に対して直交する下方向、すなわち施錠スラット
部材8の方向に延出するようになっている。
【0030】なお、鍵片4の爪片20の延出長さは、シ
ャッターカーテン26を構成するスラット27の端面よ
り延出する長さとされ、また係止片21の延出長さは、
スラットに対して施錠スラット部材8が退いている吊下
状態における施錠スラット部材8の上面に達しない長さ
に設定され形成されており、さらに、爪片20より係止
片21がやや拡幅に形成され係止片21側に重心が設定
される。
【0031】また、この鍵片4には付勢手段としてのバ
ネ5と摺動軸23とが備えられている。
【0032】バネ5は、例えば両端に真直に延出する係
合片5a,5bを有した捩じりコイルバネよりなり、バ
ネ本体はバネ固定軸22に巻装状態とされて、鍵支持部
材3の表面板10と裏面板11を貫通する貫通孔16に
取り付けられ、これら表面板10と裏面板11との間に
位置するようになっている。
【0033】このバネ5の一方の係合片5aは、鍵支持
部材3の表面板10と裏面板11との間にて、天壁板1
2の下面に当接するようになっており、他方の係合片5
bは、略垂下方向に延出し、摺動軸23に係合するよう
になっている。
【0034】また、摺動軸23は、鍵支持部材3の表面
板10と裏面板11とに形成されている摺動スリット1
7にわたって取り付けられ、この摺動スリット17内を
そのスリットの形成される略1/4円弧間を摺動移動自
在とされている。
【0035】すなわち、前記バネ5により、摺動軸23
は、摺動スリット17内にて、その付勢力によって通常
位置が下端とされ、その付勢力を抗することで摺動スリ
ット17に沿って摺動移動するようになっている。
【0036】また、この摺動軸23には、バネ5の付勢
力を受ける方向と逆の方向に鍵片4の係止片21が当接
するようになっている(図2参照)。
【0037】次に、鍵受け7は、上面が斜面とされ、下
面が略水平面とされた略三角形状に形成されて、ガイド
レール6内に突設されている。本実施の形態では、この
鍵受け7は、ガイドレール6の下端に近接する位置で、
床面からの距離を、スラット部材2と施錠スラット部材
8とのストロークを含めない合計した上下寸法と略同等
の長さに設定している。
【0038】次に、以上のように構成した本実施の形態
のシャッター用施錠装置1の動作について説明する。
【0039】まず、シャッターカーテン26が降下し、
閉鎖する際には、図2に示すように、その降下と同時
に、鍵片4の爪片20がガイドレール6内にて鍵受け7
に接触する。
【0040】シャッターカーテン26がさらに降下する
と、シャッターカーテン26の最下端となる施錠スラッ
ト部材8が着地し、同時に鍵片4が鍵受け7に接触した
状態で図3中時計回りに回動する。
【0041】シャッターカーテン26がさらに下降を続
け、施錠スラット部材8とスラット部材2との間にある
ストローク距離を縮める両スラット部材2,8が近づく
と、空隙部9が閉ざされる(図4参照)。このとき、鍵
片4は鍵受け7を乗り越え、自重によって通常の下降状
態と同様に爪片20を延出した状態となる。
【0042】そして、この状態のとき、鍵片4は係止片
21が施錠スラット部材8の端面25に当接状態とな
る。すなわち、この鍵片4は施錠スラット部材8の端面
25により、図4中反時計回り方向に回動が不可能とな
り、施錠となる。
【0043】この状態で、シャッターカーテン26を開
放(上昇)させようと、持ち上げても、ガイドレール6
内の鍵受け7に鍵片4の爪片20が下から当接すること
となり、この鍵片4の係止片21が端面25によって回
動不可能とされ、持ち上げが防止されて施錠となるもの
である。
【0044】次に、閉鎖状態のシャッターカーテン26
が開放する際には、シャッターカーテン26が上方に吊
り上げられるように上昇することから、施錠スラット部
材8より先にスラット部材2が上昇し、すなわち、図5
に示すように、施錠スラット部材8とスラット部材2と
の間のストローク距離が開き、両スラット部材2,8の
間隔がストローク分開く。すると、両スラット部材2,
8間の空隙部9が形成される。
【0045】さらにシャッターカーテンが上昇すると、
スラット部材2に対して施錠スラット部材8が吊下状態
となって上昇を始め、同時に鍵片4の爪片20がガイド
レール6内の鍵受け7に下方より当接する。
【0046】そして、この上昇に伴い、鍵片4は、鍵受
け7との接触状態が保たれながら反時計回り方向に回動
を始める。このとき、この鍵片4の係止片21は空隙部
9内を移動し、かつバネ5の付勢力に抗して回動が行わ
れ、摺動軸23が摺動スリット17に沿って摺動する。
【0047】シャッターカーテン26が上昇を続け、鍵
片4が鍵受け7を乗り越えると、図7に示すように、鍵
片4は、摺動軸23を介してバネ5の付勢力によって元
の状態に復帰する。
【0048】従って、このように構成されたシャッター
用施錠装置によれば、スラット部材2と施錠スラット部
材8とをストロークを有する連結構造とし、一方のスラ
ット部材2にのみ、鍵片4の回動を支持する固定軸19
が取り付けられる構成とするとともに、この回動を規制
し、施錠状態を保つ構成をストロークにて接近する施錠
スラット部材8の端面25にて行うことから、スラット
部材2と施錠スラット部材8との連結状態は、通常のス
ラット連結状態と同様に、すなわち、巻き取り時にスラ
ットの表裏面方向の屈曲が行えることとなり、この施錠
装置となるスラットのシャッターカーテン26に対する
取付位置が限定されることがなく、自由度を得られるこ
ととなる。
【0049】また、上記のことから、軸支される鍵片4
は、1つのスラット部材2にのみ設けられる構成である
ので、図8に示すように、シャッターカーテン26の巻
き取り時に両スラット部材2,8間が屈曲してシャッタ
ーケース内に支障なく収容されるようになる。
【0050】なお、上述した実施の形態では、施錠装置
1を、シャッターカーテン26の最下端に位置させて設
けた例としたが、シャッターカーテン26の中途位置に
配設させてもよく、また、任意の位置に複数カ所配設す
る構成としてもよい。
【0051】また、上述した実施の形態では、このシャ
ッター用施錠装置1を、スラット部材2の片側にのみ設
けた例として説明したが、スラット部材2の両端にそれ
ぞれ設けてもよい。
【0052】さらに、上述した実施の形態では、捩じり
コイルバネよりなるバネ5を付勢手段として構成した例
について述べたが、板バネなどで構成してもよく、ま
た、これらバネよりなる構成ではなくとも、鍵片4のス
ラット部材に対する延出状態を維持する構成であれば、
これに限定されることはなく、例えば、鍵片4に板バネ
の一端を固定し、他端を鍵支持部材3に固定させ、鍵片
4は固定軸19にて回動自在とされ、かつこの板バネに
て、回動の範囲を規制し、すなわち揺動を規制して、鍵
片4をいずれの方向に回動させても、常に爪片21が延
出するような構成とさせてもよい。
【0053】また、上述した実施の形態では、シャッタ
ーカーテン26が降下することで閉鎖となり、施錠が行
われる構成のシャッター装置に配置される例について説
明したが、シャッターカーテン26が上昇することで閉
鎖する構成のシャッター装置に具備させても上記効果を
得ることができる。なおこの場合、ストロークを保つた
めにスラット部材2と施錠スラット部材8との間に離間
させるための板バネやコイルバネなどの付勢部材等を設
ける。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明のシャッター
用施錠装置によれば、スラット部材と施錠スラット部材
とをストロークを有する連結構造とし、一方のスラット
部材にのみ、回動自在な鍵片が設けられる構成とすると
ともに、この回動を規制し、施錠状態を保つ構成をスト
ロークにて接近する施錠スラット部材の端面にて行うこ
とから、シャッターカーテンを閉鎖すると自動的に施錠
状態とすることができ、手動操作を行うことなくシャッ
ターカーテンの閉鎖施錠が行われるという効果を得られ
る。
【0055】また、スラット部材と施錠スラット部材と
をストロークを有する連結構造とし、一方のスラット部
材にのみ、回動自在な鍵片が設けられる構成とするとと
もに、この回動を規制し、施錠状態を保つ構成をストロ
ークにて接近する施錠スラット部材の端面にて行うこと
から、スラット部材と施錠スラット部材との連結状態
は、通常のスラット連結状態と同様に、すなわち、巻き
取り時にスラットの表裏面方向の屈曲が行えることとな
り、この施錠装置となるスラット(スラット部材)のシ
ャッターカーテンに対する取付位置が限定されることが
なく、シャッターカーテンの一部を構成すればよいの
で、シャッターカーテンへの施錠装置の配設位置の自由
度を得られるという効果が得られる。
【0056】さらに、上記のことから、軸支される鍵片
は、1つのスラット部材2のみ設けられる構成であるの
で、シャッターカーテンの巻き取り時に両スラット部材
間が屈曲してシャッターケース内に支障なく収容するこ
とができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシャッター用施錠装置の一実施の
形態を示す分解斜視図
【図2】同シャッター用施錠装置の動作を説明する概略
正面図
【図3】同シャッター用施錠装置の動作を説明する概略
正面図
【図4】同シャッター用施錠装置の動作を説明する概略
正面図
【図5】同シャッター用施錠装置の動作を説明する概略
正面図
【図6】同シャッター用施錠装置の動作を説明する概略
正面図
【図7】同シャッター用施錠装置の動作を説明する概略
正面図
【図8】同シャッター用施錠装置の動作を説明する概略
側断面図
【符号の説明】
1…施錠装置 2…スラット部材 4…鍵片 5,23…付勢手段(バネ,摺動軸) 6…ガイドレール 7…鍵受け 8…施錠スラット部材 9…空隙部 20…爪片 21…係止片 25…端面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッターカーテンの一部を構成して連
    結される短冊形状のスラット部材と、 該スラット部材に対して、シャッターカーテンの開閉方
    向と同方向に所定のストローク間を進退自在に連結され
    る施錠スラット部材と、 前記スラット部材の長手方向の端部に回動自在に配設さ
    れており、先端が該スラット部材の長手方向に延出する
    爪片と、該爪片の基部に該爪片の延出方向に対して直交
    し前記施錠スラット部材の方向へ該施錠スラット部材の
    端面に沿って延設され前記スラット部材に対して前記施
    錠スラット部材が近づいた際に該施錠スラット部材の前
    記端面に当接する係止片とを備えるとともに、前記爪片
    を前記スラット部材に対して延出状態に維持する付勢手
    段を備えた鍵片と、 前記スラット部材に対して前記施錠スラット部材が退い
    た状態での両スラット部材の端部における該両スラット
    部材の間に設けられ、前記鍵片の係止片が進退可能とな
    る空隙部と、 前記シャッターカーテンの移動を案内するガイドレール
    における前記鍵片に対応するガイドレール内に設けられ
    て前記鍵片の爪片と係合する鍵受けと、 を具備することを特徴とするシャッター用施錠装置。
JP9209152A 1997-08-04 1997-08-04 シャッター用施錠装置 Expired - Fee Related JP3013813B2 (ja)

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