JPH115065A - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JPH115065A
JPH115065A JP17636697A JP17636697A JPH115065A JP H115065 A JPH115065 A JP H115065A JP 17636697 A JP17636697 A JP 17636697A JP 17636697 A JP17636697 A JP 17636697A JP H115065 A JPH115065 A JP H115065A
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basket
cylindrical cam
cleaning liquid
liquid tank
vertical
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Masakazu Takamura
正和 高村
Takanori Makitsubo
貴紀 槙坪
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TAKAMURA KOGYOSHO KK
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TAKAMURA KOGYOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で、設備費の低い洗浄装置を提供
すること。 【解決手段】 鉛直柱10,その鉛直柱10を中心とす
る円周に沿って配置された複数の洗浄液槽20,鉛直柱
10に案内されて昇降する昇降部材30,その昇降部材
30と一体に昇降するよう、昇降部材30に回動自在に
外嵌された、従節としての円筒カム40,その円筒カム
40の昇降時の回動運動を規制する、原節としてのコロ
50,洗浄液槽20の上方、円筒カム40の下端に結合
された水平回転板60,及びその水平回転板60の下面
に垂設された吊り下げ金具61に洗浄液槽20内の液に
浸漬可能に吊り下げられる、被洗浄物を収納するバスケ
ット70,を備えており、昇降部材30と一体に円筒カ
ム40が上昇し、下降することを繰り返す、上昇及び下
降の中間で、円筒カム40が鉛直柱10の周りに一方向
に回動するよう構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械部品等の被洗
浄物を洗浄液に浸漬し、付着した切り粉や油を洗浄する
洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】洗浄装置の従来例として、特開昭60−
78679号公報等に記載のものが存在する。この種の
タイプのものは例えば、図8に示すように、載置台1の
中央に空間部3を有して複数個の洗浄液槽4が同一円周
上に配列して設置されていると共に、載置台1中央の空
間部3から上方にかけて、昇降機構7、振動機構8及び
回転移動機構9より構成される被洗浄物の搬送手段がそ
れぞれ装備されている。
【0003】次に作動について説明すれば、次の通りで
ある。すなわち、振動機構8の複数の腕の先端に吊り下
げられた、被洗浄物を収納したバスケットBは、回転移
動機構9により回転させられ、任意の洗浄液槽4の直上
に達すると、昇降機構7によって降下させられ、洗浄液
槽4に浸漬させられる。さらにその洗浄液槽4内の液に
浸漬されたバスケットBは、振動機構8による振動を受
け、洗浄される。その洗浄液槽4における洗浄完了後
は、昇降機構7によって引き揚げられた後、必要に応じ
て回転移動機構9により別の洗浄液槽4の直上まで回転
させられるか、バスケットBから被洗浄物が取り出され
るかの処理を受けるようになっている。
【0004】それまでの洗浄装置が、横長又は縦長であ
って、多大の設置面積を要し、且つ被洗浄物をセットす
る位置と取り出す位置が離れていて、不便であったのに
対して、特開昭60−78679号公報等に記載のもの
は、極めてコンパクトであって、設置場所の制限が少な
くなると共に、被洗浄物のセット位置と取出位置とが近
接し、便利になったという特徴がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭60−78679号公報等に記載のものは、上記改
善はなされたものの、昇降と回転とが独立の機構(昇降
機構7,回転移動機構9)でなされるため、それぞれ別
個に駆動装置、制御装置等を備える必要があり、それだ
け構造が複雑となって、設備に要する負担が高くなると
いう欠点がある。
【0006】そこで本発明の目的とするところは、上記
従来例の欠点である構造が複雑、且つ設備負担が高いと
いう欠点を解消し、昇降作用を与えるだけで、被洗浄物
を収納したバスケットの洗浄液槽の液への下降・浸漬、
引き揚げが順次行われるよう構成された、構造が簡単
で、設備費の低い洗浄装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するため
に、請求項1の発明の洗浄装置は、鉛直柱(10),そ
の鉛直柱(10)を中心とする円周に沿って配置された
複数の洗浄液槽(20),鉛直柱(10)に案内されて
昇降する昇降部材(30),その昇降部材(30)と一
体に昇降するよう、昇降部材(30)に回動自在に外嵌
された、従節としての円筒カム(40),その円筒カム
(40)の昇降時の回動運動を規制する、原節としての
コロ(50),洗浄液槽(20)の上方、円筒カム(4
0)の下端に結合された水平回転板(60),及びその
水平回転板(60)の下面に垂設された吊り下げ金具
(61)に洗浄液槽(20)内の液に浸漬可能に吊り下
げられる、被洗浄物を収納するバスケット(70),を
備えている。そのうえ、バスケット(70)が洗浄液槽
(20)の液に浸漬される最低位から洗浄液槽(20)
の上方の最高位まで上昇し、さらに最低位まで下降する
よう、昇降部材(30)と一体に円筒カム(40)が上
昇し、下降することを繰り返す、上昇及び下降の中間
で、円筒カム(40)が鉛直柱(10)の周りに一方向
に回動し、一回転すると、バスケット(70)が元の最
低位に戻るよう、円筒カム(40)の昇降時のコロ(5
0)による回動運動を規制する複数組の同形状のユニッ
ト溝(45)が、円筒カム(40)の外面、周方向に連
設されている。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明の構成
に加えて、円筒カム(40)の外面側に形成された各ユ
ニット溝(45)が、円筒カム(40)の上端から下方
に鉛直に伸びるところの、周方向に等角度間隔に複数個
設けられたうちの1つの上鉛直部分(46),その上鉛
直部分(46)の下端に上端が接続する下向きの傾斜部
分(47),円筒カム(40)の下端から上方に鉛直に
伸び、且つ傾斜部分(47)の下端が側面に開口する下
鉛直部分(48),及びその下鉛直部分(48)の上端
に下端が接続し、隣接の上鉛直部分(46)の側面に開
口する上向きの傾斜部分(49),よりなる。
【0009】請求項3の発明は、請求項2の発明の構成
に加えて、バスケット(70)が鉛直柱(10)の周り
を一回転する間に4回昇降を繰り返すよう、ユニット溝
(45)の数が4である。
【0010】請求項4の発明は、請求項2の発明の構成
に加えて、バスケット(70)は水平断面が正方形の箱
状で、かつ吊り下げ金具(61)は鈎状であり、バスケ
ット(70)の相対する1組の角部に近い上端に、鈎状
吊り下げ金具(61)に掛止可能な一対のコの字状掛止
具(71,71)がそれぞれ結合されており、そのバス
ケット(70)が鉛直柱(10)の周りを一回転する間
に4回昇降を繰り返すよう、ユニット溝(45)の数が
4であり、バスケット(70)が最低位になる位置のう
ち、隣接した2個の洗浄液槽(20)が配置された奥側
の2箇所を除く残りの手前側の隣接した2箇所がそれぞ
れバスケット(70)の挿入位置、取出位置として使用
可能であり、吊り下げ金具(61)がそれぞれ、挿入位
置でその最低位に降下すると、挿入されたバスケット
(70)の掛止具(71,71)が吊り下げ金具(6
1)に掛けられ、吊り上げ可能になり、且つ取出位置で
その最低位に降下すると、下降したバスケット(70)
の掛止具(71,71)が吊り下げ金具(61)から外
れ、取出し可能になるよう、それぞれバスケット(7
0)を支えるバスケット挿入台(81)、バスケット取
出し台(82)が配置されている。
【0011】なお、上記の課題を解決するための手段に
記載された括弧内の記号は図面及び後述する発明の実施
の形態に記載された記号に対応するものである。
【0012】請求項1の発明によれば、昇降部材が昇降
を繰り返す、上昇及び下降の中間で、それと一体に円筒
カムが昇降すると共に、鉛直柱の周りに一方向に回動す
るため、鉛直柱を中心とする円周上、且つバスケットが
最低位に降下する位置に複数の洗浄液槽が配置されてい
れば、円筒カムと一体に昇降及び回動を繰り返すバスケ
ットは、洗浄液槽の液へ確実に浸漬され、引き揚げられ
る。また、円筒カムが一回転すると、バスケットが元の
最低位に戻るよう構成されているため、従来例に記載の
ものと同様に極めてコンパクトであって、設置場所の制
限が少なくなると共に、被洗浄物の挿入位置と取出位置
とが近接し、便利である。
【0013】さらにそのうえ、例えば請求項2の発明に
示すように、複数組の同形状のユニット溝が、外面、周
方向に連設された円筒カムとコロとよりなる対偶を介在
させることによって、昇降部材が昇降するだけで、昇降
と回転とが上昇及び下降の中間で並行して進行し、被洗
浄物を収納したバスケットの洗浄液槽の液への下降・浸
漬、引き揚げが順次行われる。そのため、上記従来例に
比較して、バスケットの移動距離が短縮されると共に、
構造が簡単となり、設備費が低減される。例えば請求項
3の発明に示すように、ユニット溝の数を4にするとバ
スケットが鉛直柱の周りを一回転する間に4回昇降を繰
り返すようになるので、洗浄液槽を最大で4つ配置する
ことが可能である。
【0014】請求項4の発明によれば、請求項1又は2
の発明の作用効果に加えて、バスケットが最低位になる
4つの位置のうち、手前側の隣接した2箇所がそれぞれ
バスケットの挿入位置、取出位置として使用可能であ
る。それによって、吊り下げ金具が、それぞれ挿入位置
でその最低位に降下すると、挿入されたバスケットの掛
止具が吊り下げ金具に掛けられ、吊り上げ可能になる。
また、取出位置でその最低位に降下すると、下降したバ
スケットの掛止具が吊り下げ金具から外れ、取り出し可
能になる。そのため、バスケットの挿入、取り出しが一
層容易になる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の洗浄装置の実施形態例に
ついて説明する。それぞれ図1は本発明の実施の形態例
を示す縦断面図、図2は本発明の実施の形態例を示す正
面図、図3は昇降部材30及び円筒カム40を示す拡大
断面図、図4は円筒カム40の展開図、図5は水平回転
板60と洗浄液槽20との位置関係を示す拡大平面図で
ある。
【0016】図1及び図2に示すように、装置の中央に
断面正方形の鉛直柱(角パイプ)10が立設され、その
鉛直柱10を中心とする円周に沿って、床上に複数(図
では奥側に2個)の洗浄液槽20が配置されている。鉛
直柱10には、それに案内されて昇降する昇降部材30
が取り付けられている。その昇降部材30には、それと
一体に昇降する円筒カム40が回動自在に外嵌されてい
る。さらに、鉛直柱10の上部を挟むように、従節であ
る円筒カム40の昇降時の回動運動を規制する、原節で
ある一対のコロ50が設けられている。なお、このコロ
50は上端が天井部に結合された円筒状保持部51の下
端部内面に取り付けられている。昇降部材30及び円筒
カム40の詳細構造については後述する。
【0017】洗浄液槽20の上方、円筒カム40の下端
には、水平回転板60が結合されており、その水平回転
板60の下面に垂設された吊り下げ金具61には、被洗
浄物を収納する複数のバスケット70が洗浄液槽20内
の液に浸漬可能に吊り下げられている。昇降部材30に
ついて説明すると、鉛直柱10に遊嵌される円筒部31
の上下端にそれぞれフランジ32,32が結合され、そ
の各フランジ32には、鉛直柱10を囲み、その4つの
角に沿って転動する4個のコロ33が固定されている。
それによって、昇降部材30は鉛直柱10に案内されて
昇降することが出来る。なお、コロ33の周の断面は鉛
直柱10の角から外れないよう、2等辺三角形の2辺の
ように凹に形成されている。
【0018】次に円筒カム40について説明する。円筒
カム40の上部内面には内向きのフランジ41が突設さ
れており、そのフランジ41が上記昇降部材30の上部
に設けられた断面コの字状の環状溝35に潤滑材を介し
て回動自在に嵌合されている。さらに円筒カム40の外
面には、図3及び図4に示すように、円筒カム40の昇
降時のコロ50による回動運動を規制する複数組(本実
施形態例では4組)の同形状のユニット溝45が周方向
に連設されている。それによって、昇降部材30と一体
に円筒カム40が上昇し、下降することを繰り返す、上
昇及び下降の中間で、円筒カム40が鉛直柱10の周り
に一方向に回動するため、バスケット70が洗浄液槽2
0の液に浸漬される最低位から洗浄液槽20の上方の最
高位まで上昇し、さらに最低位まで下降する運動を繰り
返し、一回転すると、バスケット70が元の最低位に戻
るようになっている。
【0019】そのユニット溝45の一例を図4により具
体的に説明すると、各ユニット溝45は、円筒カム40
の上端から下方に鉛直に伸びるところの、周方向に等角
度間隔に複数個(図では90゜間隔に4個)上鉛直部分
46が設けられている。その上鉛直部分46の下端には
下向きの傾斜部分47の上端が接続されている。さら
に、上鉛直部分46から60゜離れた位置の円筒カム4
0の下端から下鉛直部分48が上方に鉛直に伸びてお
り、その側面中間には傾斜部分47の下端が開口してい
る。その下鉛直部分48の上端には上向きの傾斜部分4
9の下端が接続され、その上端は最初に述べた上鉛直部
分46に対して隣接する上鉛直部分46の側面下部に開
口している。
【0020】昇降部材30は、その昇降部材30に外嵌
される円筒カム40,その円筒カム40の下端に結合さ
れた水平回転板60,その水平回転板60に吊り下げら
れたバスケット70を含め、ロープRによって吊り下げ
られており、そのロープRの他端は複数の滑車群P及び
モーターMを介してバランスウエイトWに結合されてい
る。水平回転板60の中央下面には、図6に示すよう
に、鉛直柱10を囲む断面正八角形の筒状体62が垂設
されると共に、その下端部の相対する4つの内面にはそ
れぞれコロ63が軸支されている。また鉛直柱10の下
部の各面に沿って、コロ63を案内する鉛直の凸条11
が敷設されている。この凸条11は、筒状体62の回動
を止め、それによって水平回転板60に吊り下げられ、
下降したバスケット70の回動を止める機能を有する。
【0021】バスケット70について図7により説明す
ると、枠棒と金網とで作られており、水平断面が正方形
の箱状に形成されており、その相対する1組の角部に近
い上端には、鈎状吊り下げ金具61に掛止可能な一対の
コの字状掛止具71,71が、平面図で側面に対して4
5゜傾斜するよう、それぞれ結合されている。また、隣
接した2個の洗浄液槽20が配置された奥側の2箇所を
除く残りの手前側の隣接した2箇所がそれぞれバスケッ
ト70の挿入位置、取出位置として使用される。その挿
入位置、取出位置には、図2に示すように、それぞれバ
スケット70を支えるバスケット挿入台81、バスケッ
ト取出し台82が配置されている。
【0022】それによって、吊り下げ金具61がそれぞ
れ、挿入位置でその最低位に降下すると、挿入されたバ
スケット70の掛止具71,71が吊り下げ金具61に
掛けられ、吊り上げ可能になり、且つ取出位置でその最
低位に降下すると、下降したバスケット70の掛止具7
1,71が吊り下げ金具61から外れ、取出し可能にな
る。なお、バスケット挿入台81は内向きに、バスケッ
ト取出し台82は外向きに僅かに下向きにそれぞれ傾斜
するよう構成すれば、バスケット70の挿入、取出しが
さらに容易になる。
【0023】次に作動について説明すると、バスケット
挿入台81に挿入されたバスケット70の掛止具71,
71は、昇降部材30が上昇すると、下降した吊り下げ
金具61に掛けられる。以後昇降部材30が昇降を繰り
返す、上昇及び下降の中間で、それと一体に円筒カム4
0が昇降すると共に、鉛直柱10の周りに一方向に回動
するため、その円筒カム40と一体に昇降及び回動を繰
り返すバスケット70は、洗浄液槽20の液へ確実に浸
漬され、引き揚げられる。本実施形態例では昇降部材3
0が一度上昇することによって円筒カム40は60゜右
回転し(図4に示す定位置のコロ50上を上鉛直部分4
6から60゜離れた位置にある下鉛直部分48までが通
過するため)、次に昇降部材30が一度下降することに
よって円筒カム40は30゜右回転する(図4に示す定
位置のコロ50上を下鉛直部分48から30゜離れた位
置にある隣接した上鉛直部分46までが通過するため)
ものである。よって、昇降部材30が4度昇降を繰り返
すと円筒カム40が一回転し、バスケット70が元の最
低位に戻る。そのため、従来例に記載のものと同様に極
めてコンパクトであって、設置場所の制限が少なくなる
と共に、被洗浄物の挿入位置と取出位置とが近接し、便
利である。
【0024】また、このように複数組の同形状のユニッ
ト溝45が、外面、周方向に連設された円筒カム40と
コロ50とよりなる対偶を介在させることよって、昇降
部材30が昇降するだけで、昇降と回転とが一部並行し
て進行し、被洗浄物を収納したバスケット70の洗浄液
槽20の液への下降・浸漬、引き揚げが順次行われるた
め、上記従来例に比較して、バスケット70の移動距離
が短縮されると共に、昇降と回転とに対してそれぞれ別
個に駆動装置、制御装置等を備える必要性がなくなり、
構造が簡単となり、設備費が低減される。
【0025】さらに、吊り下げ金具61が、それぞれ挿
入位置でその最低位に降下すると、挿入されたバスケッ
ト70の掛止具71,71が吊り下げ金具61に掛けら
れ、吊り上げ可能になる。また、取出位置でその最低位
に降下すると、下降したバスケット70の掛止具71,
71が吊り下げ金具61から外れ、取出し可能になる。
そのため、バスケット70の挿入、取り出しが一層容易
になる。
【0026】
【発明の効果】請求項1乃至3に記載の発明によれば、
従来例に記載のものと同様に極めてコンパクトであっ
て、設置場所の制限が少なくなると共に、被洗浄物の挿
入位置と取出位置とが近接し、便利である。
【0027】しかも複数組の同形状のユニット溝が、外
面、周方向に連設された円筒カムとコロとよりなる対偶
を介在させることよって、昇降部材が昇降するだけで、
昇降と回転とが上昇及び下降の中間で並行して進行し、
被洗浄物を収納したバスケットの洗浄液槽の液への下降
・浸漬、引き揚げが順次行われる。そのため、昇降と回
転とに対してそれぞれ別個に駆動装置、制御装置等を備
える必要性がなくなり、上記従来例に比較して、バスケ
ットの移動距離が短縮されると共に、構造が簡単とな
り、設備費が低減される。
【0028】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
乃至3に記載の発明の効果に加えて、吊り下げ金具が、
それぞれ挿入位置でその最低位に降下すると、挿入され
たバスケットの掛止具が吊り下げ金具に掛けられ、吊り
上げ可能になる。また、取出位置でその最低位に降下す
ると、下降したバスケットの掛止具が吊り下げ金具から
外れ、取り出し可能になる。そのため、バスケットの挿
入、取り出しが一層容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例を示す縦断面図である。
【図2】本発明の実施の形態例を示す正面図である。
【図3】昇降部材30及び円筒カム40を示す拡大断面
図である。
【図4】円筒カム40の展開図である。
【図5】水平回転板60と洗浄液槽20との位置関係を
示す拡大平面図である。
【図6】図2のA−A線拡大断面図である。
【図7】バスケット70を示す斜視図である。
【図8】従来例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 載置台 3 空間部 4 洗浄液槽 7 昇降機構 8 振動機構 9 回転移動機構 10 鉛直柱 11 凸条 20 洗浄液槽 30 昇降部材 31 円筒部 32 フランジ 33 コロ 35 環状溝 40 円筒カム 41 フランジ 45 ユニット溝 46 上鉛直部分 47 傾斜部分 48 下鉛直部分 49 傾斜部分 50 コロ 51 円筒状保持部 60 水平回転板 61 吊り下げ金具 62 筒状体 63 コロ 70 バスケット 71 掛止具 81 バスケット挿入台 82 バスケット取出し台 B バスケット P 滑車群 R ロープ W バランスウエイト M モーター

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉛直柱,その鉛直柱を中心とする円周に沿
    って配置された複数の洗浄液槽,前記鉛直柱に案内され
    て昇降する昇降部材,その昇降部材と一体に昇降するよ
    う、昇降部材に回動自在に外嵌された、従節としての円
    筒カム,その円筒カムの昇降時の回動運動を規制する、
    原節としてのコロ,前記洗浄液槽の上方、円筒カムの下
    端に結合された水平回転板,及びその水平回転板の下面
    に垂設された吊り下げ金具に前記洗浄液槽内の液に浸漬
    可能に吊り下げられる、被洗浄物を収納するバスケッ
    ト,を備え、該バスケットが前記洗浄液槽の液に浸漬さ
    れる最低位から洗浄液槽の上方の最高位まで上昇し、さ
    らに最低位まで下降するよう、昇降部材と一体に円筒カ
    ムが上昇し、下降することを繰り返す、上昇及び下降の
    中間で、円筒カムが鉛直柱の周りに一方向に回動し、一
    回転すると、バスケットが元の最低位に戻るよう、円筒
    カムの昇降時の前記コロによる回動運動を規制する複数
    組の同形状のユニット溝が、円筒カムの外面、周方向に
    連設されていることを特徴とする洗浄装置。
  2. 【請求項2】前記円筒カムの外面側に形成された各ユニ
    ット溝が、円筒カムの上端から下方に鉛直に伸びるとこ
    ろの、周方向に等角度間隔に複数個設けられたうちの1
    つの上鉛直部分,その上鉛直部分の下端に上端が接続す
    る下向きの傾斜部分,円筒カムの下端から上方に鉛直に
    伸び、且つ前記傾斜部分の下端が側面に開口する下鉛直
    部分,及びその下鉛直部分の上端に下端が接続し、隣接
    の上鉛直部分の側面に開口する上向きの傾斜部分,より
    なることを特徴とする請求項1に記載の洗浄装置。
  3. 【請求項3】前記バスケットが鉛直柱の周りを一回転す
    る間に4回昇降を繰り返すよう、ユニット溝の数が4で
    あることを特徴とする請求項2に記載の洗浄装置。
  4. 【請求項4】前記バスケットは水平断面が正方形の箱状
    で、かつ前記吊り下げ金具は鈎状であり、該バスケット
    の相対する1組の角部に近い上端に、鈎状吊り下げ金具
    に掛止可能な一対のコの字状掛止具がそれぞれ結合され
    ており、そのバスケットが鉛直柱の周りを一回転する間
    に4回昇降を繰り返すよう、ユニット溝の数が4であ
    り、バスケットが最低位になる位置のうち、隣接した2
    個の洗浄液槽が配置された奥側の2箇所を除く残りの手
    前側の隣接した2箇所がそれぞれバスケットの挿入位
    置、取出位置として使用可能であり、吊り下げ金具がそ
    れぞれ、挿入位置でその最低位に降下すると、挿入され
    たバスケットの掛止具が吊り下げ金具に掛けられ、吊り
    上げ可能になり、且つ取出位置でその最低位に降下する
    と、下降したバスケットの掛止具が吊り下げ金具から外
    れ、取出し可能になるよう、それぞれバスケットを支え
    るバスケット挿入台、バスケット取出し台が配置されて
    いることを特徴とする請求項2に記載の洗浄装置。
JP17636697A 1997-06-16 1997-06-16 洗浄装置 Expired - Lifetime JP2938834B2 (ja)

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