JPH11504664A - オレフィン重合に適する触媒の調製法 - Google Patents

オレフィン重合に適する触媒の調製法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、マグネシウム化合物をハロゲン化Ti化合物と接触させることにより、オレフィン重合に適する触媒を調製する方法に関し、‐マグネシウム化合物が、a)金属マグネシウムを芳香族ハロゲン化物RX(ここで、Rは6〜20個の炭素原子を含む芳香族基であり、かつXはハロゲンである)と接触させ、その後、溶解した反応生成物Iが固体残渣生成物から分離されること、そして次に、b)マイナス20〜20℃の温度で、得られた反応生成物Iにアルコキシ基又はアリールオキシ基含有シラン化合物を加え、その後、形成された沈殿物を精製して反応生成物IIを得ることにより得られ、‐続いて段階cにおいて、該マグネシウム化合物が、ハロゲン化Ti化合物としてのTiCl4と接触され、そして精製されて触媒を得ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】 オレフィン重合に適する触媒の調製法 本発明は、マグネシウム化合物をハロゲン化Ti化合物と接触させることによ り、オレフィン重合に適する触媒を調製する方法に関する。 そのような方法は、オランダ国特許出願公開第7805523号公報から公知 であり、該公報は、なかんずく、オレフィンの重合に適した触媒が、ある反応段 階において金属マグネシウムを有機ハロゲン化物RX(ここで、Rは、1〜20 個の炭素原子を含むアルキル、アルケニル、アリール又はシクロアルキル基であ り、かつXはハロゲンである)と反応させることにより得られるところのマグネ シウム化合物、及びアルコキシ基又はアリールオキシ基含有シラン化合物をハロ ゲン化Ti化合物と接触させることにより得られ得ることを開示している。 該触媒の調製のための上記の方法の欠点は、得られた触媒の活性が乏しいとい うことである。 本発明の目的は、この欠点が生じないところの触媒の調製のための方法を得る ことである。 本発明は、 ‐マグネシウム化合物が、 a)金属マグネシウムを芳香族ハロゲン化物RX(ここで、Rは6〜20個の炭 素原子を含む芳香族基であり、かつX はハロゲンである)と接触させ、その後、溶解した反応生成物Iが固体残渣生成 物から分離されること、そして次に、 b)マイナス20〜20℃の温度で、得られた反応生成物Iにアルコキシ基又は アリールオキシ基含有シラン化合物を加え、その後、沈殿物を精製して反応生成 物IIを得ることにより得られ、 ‐続いて段階cにおいて、該マグネシウム化合物が、ハロゲン化Ti化合物と してのTiCl4と接触され、そして精製されて触媒を得ることを特徴とする。 このようにして、高活性触媒が得られる。 上記において述べられた方法により得られた触媒の更なる利点は、プロピレン 重合のために使用される時、この触媒が、高アイソタクチックであるところのポ リプロピレンをもたらすことである。更に、本発明の触媒により製造されたポリ オレフィンパウダーは、小さな粒子を殆ど含まない。 欧州特許出願公開第0,319,227号公報から、オレフィンの重合のため に適する触媒の製造のための類似する方法が公知である。しかし、この特許公報 によれば、もし、良好な活性を示す触媒が得られるべきであるなら、ハロゲン含 有アルコールを使用して追加の反応段階を実行することが必要である。 本発明の触媒の調製のための方法における第一段階は、金属マグネシウムを芳 香族ハロゲン化物RXと接触させる ことにより実行される。 全形態の金属マグネシウムが、金属マグネシウムとして使用されることができ るが、しかし、好ましくは微細に分割された金属マグネシウム、例えばマグネシ ウムパウダーが使用される。迅速な反応を得るために、使用前に窒素雰囲気下で マグネシウムを加熱することが好ましい。芳香族ハロゲン化物RXにおいて、R は、好ましくは6〜18個の炭素原子を含む芳香族基であり、かつXは、好まし くは塩素又は臭素である。クロロベンゼン、ブロモベンゼン及びヨードベンゼン が例として挙げられ得る。好ましくはクロロベンゼンが、芳香族ハロゲン化物R Xとして使用される。 マグネシウム及び芳香族ハロゲン化物RXは好ましくは、不活性の分散剤及び エーテルの存在下に互いに接触させられる。分散剤の例は、4〜10個の炭素原 子を含む脂肪族、脂環族又は芳香族溶媒である。エーテルの例は、ジエチルエー テル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、ジイソブチルエーテル、ジ イソアミルエーテル、ジアリルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)及びア ニソールである。ジブチルエーテル及び/又はジイソアミルエーテルが使用する ために好ましい。好ましくはクロロベンゼンが分散剤として使用される。即ち、 クロロベンゼンは、分散剤並びに芳香族ハロゲン化物RXとして働く。 芳香族ハロゲン化物/エーテル比は、活性触媒を得ることに関して重要である 。クロロベンゼン/ジブチルエーテ ル体積比は、例えば75:25〜35:65の間で変化され得る。 クロロベンゼン/ジブチルエーテル比が減少するとき、該触媒により調製され たポリオレフィンパウダーのかさ密度はより低くなり、そしてクロロベンゼン/ ジブチルエーテル比が増加するとき、溶解した反応生成物Iの量がより少なくな る。従って、クロロベンゼン/ジブチルエーテル体積比が70:30〜50:5 0の間であるとき、最良の結果が得られる。 ヨウ素及び/又はアルキルハロゲン化物の少量が、金属マグネシウムと芳香族 ハロゲン化物RXとの間の反応をより高速度で進行させるために加えられ得る。 アルキルハロゲン化物の例は、塩化ブチル、臭化ブチル及び1,2‐ジブロモエ タンである。段階aのための反応温度は通常、20〜150℃の間であり、反応 時間は0.5〜20時間の間である。 該反応が完結した後、溶解した反応生成物Iが固体残渣生成物から分離される 。 反応の段階bにおいて、反応の段階aを実行することで得られた溶解した反応 生成物Iは、アルコキシ基又はアリールオキシ基含有シラン化合物と接触させら れる。これは、マイナス20〜20℃の温度で、溶解した反応生成物Iにアルコ キシ基又はアリールオキシ基含有シラン化合物を加えることにより達成される。 好ましくはマイナス5〜5℃の温度で達成される。 好ましくは、反応生成物Iは、不活性な炭化水素溶媒、例えば段階aの論議に おいて分散剤として挙げられた溶媒の存在下にアルコキシ基又はアリールオキシ 基含有シラン化合物と接触される。好ましくは、段階bは攪拌しながら実行され る。段階bの間のSi/Mgモル比は0.2〜20で変化され得る。好ましくは 、Si/Mgモル比は0.4〜1.0である。段階bからの生成物は不活性な炭 化水素溶媒によりすすがれ、そして次に、触媒の調製のために使用される。 アルコキシ基又はアリールオキシ基含有シラン化合物の次の例が挙げられ得る 。即ち、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラブトキシシラン 、テトライソブトキシシラン、テトラフェノキシシラン、テトラ(p‐メチルフ ェノキシ)シラン、テトラベンジルオキシシラン、メチルトリメトキシシラン、 メチルトリエトキシシラン、メチルトリブトキシシラン、メチルトリフェノキシ シラン、メチルトリフェノキシシラン、エチルトリエトキシシラン、エチルトリ イソブトキシシラン、エチルトリフェノキシシラン、ブチルトリメトキシシラン 、ブチルトリエトキシシラン、ブチルトリブトキシシラン、ブチルトリフェノキ シシラン、イソブチルトリイソブトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ア リルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシ シラン、ベンジルトリフェノキシシラン、メチルトリアリルオキシシラン、ジメ チルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、 ジメチルジイソプロピルオキシシラン、ジメチルジブトキシシラン、ジメチルジ ヘキシルオキシシラン、ジメチルジフェノキシシラン、ジエチルジエトキシシラ ン、ジエチルジイソブトキシシラン、ジエチルジフェノキシシラン、ジブチルジ イソプロピルオキシシラン、ジブチルジブトキシシラン、ジブチルジフェノキシ シラン、ジイソブチルジエトキシシラン、ジイソブチルジイソブトキシシラン、 ジフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、ジフェニルジブト キシシラン、ジベンジルジエトキシシラン、ジビニルジフェノキシシラン、ジア リルジプロポキシシラン、ジフェニルジアリルオキシシラン、メチルフェニルジ メトキシシラン及びクロロフェニルジエトキシシランである。好ましくはテトラ エトキシシランが使用される。 触媒の調製は、段階cにおいて、段階bからの精製された反応生成物をTiC l4と接触させることにより実行される。 好ましくは電子供与体がまた段階cにおいて存在する。電子供与体の例は、カ ルボン酸、カルボン酸無水物、カルボン酸のエステル、ハロゲン化カルボン酸、 アルコール、エーテル、ケトン、アミン、アミド、ニトリル、アルデヒド、アル コラート、スルホンアミド、チオエーテル、チオエステル、有機ケイ素化合物及 びヘテロ原子例えば窒素、酸素及びリンを含む有機化合物である。 カルボン酸の例は、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、 イソブタン酸、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、シ クロヘキサンモノカルボン酸、シス‐1,2‐シクロヘキサンジカルボン酸、フ ェニルカルボン酸、トルエンカルボン酸、ナフタレンカルボン酸、フタル酸、イ ソフタル酸、テレフタル酸及びトリメリト酸である。 上記のカルボン酸の無水物、例えば酢酸無水物、酪酸無水物及びメタクリル酸 無水物が、カルボン酸無水物の例として挙げられる。 挙げられることができるところのカルボン酸のエステルの例は、ギ酸ブチル、 酢酸エチル、酢酸ブチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、メタクリル 酸イソブチル、安息香酸メチル、安息香酸エチル、メチル‐p‐トルエート、エ チル‐α‐ナフトエート、モノメチルフタレート、ジブチルフタレート、ジイソ ブチルフタレート、ジアリルフタレート及びジフェニルフタレートである。 挙げられることができるところのハロゲン化カルボン酸の例は、上記のカルボ ン酸のハロゲン化物、例えば塩化アセチル、臭化アセチル、塩化プロピオニル、 塩化ブタノイル、ヨウ化ブタノイル、臭化ベンゾイル、塩化p‐トルイル及びジ 塩化フタロイルである。 好ましいアルコールの例は、メタノール、エタノール、ブタノール、イソブタ ノール、キシレノール及びベンジルアルコールである。適切なエーテルの例は、 ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、ジイソアミルエーテル、アニ ソール及びエチルフェニルエーテル、2,2‐ジイソブチル‐1,3‐ジメトキ シプロパン、2,2‐ジシクロペンチル‐1,3‐ジメトキシプロパン及び2‐ エチル‐2‐ブチル‐1,3‐ジメトキシプロパンである。 電子供与体として適切な有機ケイ素化合物の例は、テトラメトキシシラン、テ トラエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリブトキシシラン、 エチルトリエトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、ジエチルジフェノキ シシランである。 ヘテロ原子を含む有機化合物の例は、2,2,6,6‐テトラメチルピペリジ ン、2,6‐ジメチルピペリジン、2‐メチルピリジン、4‐メチルピリジン、 イミダゾール、ベンゾニトリル、アニリン、ジエチルアミン、ジブチルアミン、 チオフェノール、2‐メチルチオフェン、イソプロピルメルカプタン、ジエチル チオエーテル、ジフェニルチオエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジ メチルエーテル、ジエチルエーテル、アニソール、アセトン、トリフェニルホス フィン、トリフェニルホスファイト、ジエチルホスフェート及びジフェニルホス フェートである。好ましくはジブチルフタレートが電子供与体として使用される 。 段階cの間のTiCl4/Mgモル比は、好ましくは10〜100の間である 。最も好ましくは、この比は10〜50の間である。もし使用されるなら、段階 cにおけるマグネシウムに対する電子供与体のモル比は、 0.05〜0.75の間で変化され得る。好ましくはこのモル比は0.1〜0. 4の間である。 段階cにおいて、好ましくは、脂肪族又は芳香族炭化水素化合物の溶媒が使用 される。最も好ましくは、該溶媒はトルエン又はクロロベンゼンである。段階c の間の反応温度は、好ましくは80〜150℃、最も好ましくは90〜120℃ である。より高いか又はより低い温度で、本発明の触媒の活性は、望ましくない ほど低い。得られた反応生成物は、触媒を得るために精製される。 本発明の触媒は、該触媒及び周期律表(Handbook of Chemistry and Physics, 第70版、CRC Press,1989〜1990年)の第1族、第2族、第12族又は第13族か らの金属を含む有機金属化合物の存在下にオレフィンを重合することによるポリ オレフィンの調製のために適している。好ましい有機金属化合物は有機アルミニ ウム化合物である。有機アルミニウム化合物として、式RnAlX3-nを持つ化合 物が使用される。ここで、Xは、ハロゲン原子、アルコキシ基又は水素原子であ り、Rは、アルキル基又はアリール基であり、かつ1≦n≦3である。有機アル ミニウム化合物の例は、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、ジ メチルアルミニウムクロリド、ジエチルアルミニウムクロリド、ジエチルアルミ ニウムアイオダイド、ジイソブチルアルミニウムクロリド、メチルアルミニウム ジクロリド、エチルアルミニウムジクロリド、エチルアルミニウムジブロミド、 イソブチルアルミニウムジクロリド、エチ ルアルミニウムセスキクロリド、ジメチルアルミニウムメトキシド、ジエチルア ルミニウムフェノキシド、ジメチルアルミニウムハイドライド及びジエチルアル ミニウムハイドライドである。 電子供与体がまた、オレフィンの重合において存在し得る。可能な電子供与体 の例は、触媒の調製の段階cの実行に関して上記において述べられている。好ま しくはアルコキシシランが重合に間の電子供与体として使用される。 重合の間のTiに対する金属のモル比は0.1〜2000で変化され得る。好 ましくはこの比は5〜300の間である。重合混合物中の電子供与体の濃度は0 .5〜5モル/リットルである。 該触媒は、2〜10個の炭素原子を含むモノ‐及びジオレフィン、例えばエチ レン、プロピレン、ブチレン、ヘキセン、オクテン、ブタジエン及びこれらの混 合物の重合のために適している。該触媒はとりわけ、プロピレン及びプロピレン とエチレンの混合物の重合に適している。該重合は、気相又は液相中で実行され 得る。液相中での重合の場合に、分散剤、例えばn‐ブタン、イソブタン、n‐ ペンタン、イソペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサン、ベ ンゼン、トルエン又はキシレンが存在する。液体状のオレフィンがまた、分散剤 として使用され得る。重合温度は、通常0〜120℃、好ましくは40〜100 ℃である。重合の間の圧力は、通常、0.1〜6MPaである。重合において形 成されるポリオレフィンの 分子量は、水素又は該目的のために適する公知のなんらかの他の剤を重合におい て加えることにより制御される。該重合は、連続式又はバッチ式で実行され得る 。該重合は、いくつかの連続する段階において実行され得る。該重合はまた、第 一に液相中での重合をもたらし、そして次いで、気相中での重合をもたらすこと により実行され得る。 本発明は更に、限定されることのない実施例に関して説明されるであろう。 実施例 実施例I 反応生成物Iの調製 還流凝縮器及び漏斗を取り付けられた三つ首フラスコにマグネシウムパウダー (26グラム、1.07モル)が入れられた。フラスコが窒素雰囲気下にされた 。該マグネシウムは1時間80℃で加熱され、その後、ジブチルエーテル(17 3ミリリットル)及びクロロベンゼン(80ミリリットル)の混合物が加えられ た。次に、ヨウ素(0.03グラム)及びn‐クロロブタン(3ミリリットル) が、反応混合物に次々と加えられた。ヨウ素の色が消失した後、温度が97℃に 上げられ、そしてクロロベンゼン(250ミリリットル)が2.5時間でゆっく りと加えられた。該プロセスにおいて形成された暗色の反応混合物は、97℃で 更に8時間攪拌された。次に、攪拌及び加熱が停止され、そして固体物質は48 時間静置された。反応生成物Iを含むところの、沈殿物上の溶液をデカンテーシ ョンすること により、可溶性反応生成物Iの1モル/リットルの濃度を持つ溶液が得られた。 この溶液は、更に触媒調製に使用された。 反応生成物IIの調製 反応生成物Iの溶液(100ミリリットル、1モル/リットル)が反応器に入 れられた。この溶液は0℃に冷却され、そしてテトラエトキシシラン(TES) (11.2ミリリットル)及びジブチルエーテル(38ミリリットル)の混合物 が、2時間で攪拌しながら加えられた。 溶液が加えられた後、反応混合物は攪拌しながら更に0.5時間0℃に維持さ れ、その後、温度が60℃に上げられた。次に、反応混合物は1時間60℃に保 持され、その後、攪拌及び加熱が停止され、そして固体物質は30分間静置され た。上澄がデカンテーションすることにより取り除かれた。固体物質は、150 ミリリットルのヘプタンを使用して5回すすがれた。淡黄色の固体物質である反 応生成物II(13.5グラム)が、40ミリリットルのヘプタン中に懸濁して得 られた。 触媒の調製 反応器は窒素雰囲気にされ、そして300ミリリットルのチタニウムテトラク ロリドがそこに入れられた。次いで、反応混合物は115℃に加熱された。36 ミリリットルのヘプタン中の12グラムの反応生成物IIを含むスラリー、及びジ ブチルフタレート(7.2ミリリットル)が加えられ、そして反応混合物は2時 間115℃で攪拌された。次 いで、攪拌が停止され、そして固体物質は30分間静置された。 上澄がデカンテーションすることにより取り除かれ、その後、チタニウムテト ラクロリド(150ミリリットル)及びクロロベンゼン(150ミリリットル) の混合物が加えられた。反応混合物は再び、115℃に加熱され、そして30分 間攪拌された。その後、固体物質は30分間静置された。この最後のサイクルが もう一回繰り返された。得られた固体物質は、60℃のヘプタン300ミリリッ トルを使用して5回すすがれ、その後、ヘプタン中に懸濁された触媒が得られた 。 プロピレンの重合 (1)ステンレス鋼製重合反応器が窒素で不活性雰囲気にされ、そして次に、 酸素を含まない無水のヘプタン(290ミリリットル)が入れられた。次いで、 トリエチルアルミニウム(TEA)(5ミリリットルのヘキサン中の溶液として 1.2ミリモル)、フェニルトリエトキシシラン(5ミリリットルのヘキサン中 の溶液として0.06ミリモル)及び触媒(1ミリリットルのヘキサン中のスラ リーとして0.01グラム)が入れられた。更に55ノルマルミリリットル(n ml)の水素が入れられ、そして0.2MPaの圧力に達するまで、プロピレン が入れられた。反応器は次に攪拌しながら、重合条件、即ち温度70℃、圧力0 .5MPaに迅速にされた。重合が次いで、2時間該条件下で生じることが許さ れた。次に、圧力は大気圧に減 じられた。反応器の内容物が排出され、その後、パウダーがヘプタンから分離さ れた。ポリプロピレンパウダーはその時、減圧乾燥器中で更に乾燥された。この ようにして、67.3グラムのポリプロピレンパウダーが得られた(表1参照) 。 実施例II 触媒は、実施例Iで述べられたようにして調製された。プロピレン重合は、窒 素で不活性にされ、そして次に、酸素を含まない無水のn‐ヘプタン(5.5リ ットル)が入れられたステンレス鋼製反応器中で実行された。次に、8ミリモル のTEA0.4ミリモルのフェニルトリエトキシシラン及び0.071グラムの 触媒が、5ミリリットルのn‐ヘプタン中のスラリーとして加えられた。次に、 反応器は70℃に加熱された。2体積%の水素を含むプロピレンが、0.8MP aの圧力に達するまで2時間で入れられた。1065グラムのポリプロピレンパ ウダーが得られた(表1参照)。 実施例III 反応生成物Iの調製 ジイソアミルエーテルがジブチルエーテルに代えて使用されたことを除き、反 応生成物Iは実施例Iにおいて述べられたようにして調製された。 反応生成物IIの調製 テトラエトキシシランが2時間に代えて70分間で反応器に加えられたことを 除き、反応生成物IIは実施例Iにお いて述べられたようにして調製された。14.2グラムの反応生成物IIが得られ た。 触媒の調製 150ミリリットルのクロロベンゼン及び150ミリリットルのチタニウムテ トラクロリドが、300ミリリットルのチタニウムテトラクロリドに代えて反応 器に加えられたことを除き、触媒は実施例Iにおいて述べられたようにして調製 された。反応生成物IIを含むスラリー(36ミリリットルのヘプタン中の12グ ラム)及びジブチルフタレート(7.2ミリリットル)が加えられた。その後、 反応混合物は115℃に加熱された。反応混合物は、2時間に代えて1時間、1 15℃に保持された。 プロピレンの重合 プロピレンは、実施例Iにおいて述べられたように重合された(表1参照)。 実施例IV 反応生成物Iの調製 32グラムのマグネシウムパウダーが26グラムのマグネシウムパウダーに代 えて使用され、かつクロロベンゼンによる反応が97℃に代えて110℃で実行 されたことを除き、反応生成物Iは実施例Iにおいて述べられたようにして調製 された。得られた溶液は1.67モル/リットルの反応生成物Iを含んでいた。 反応生成物IIの調製 テトラエトキシシランが、2時間に代えて80分間で反 応器に加えられたことを除き、反応生成物IIは実施例Iにおいて述べられたよう にして調製された。 触媒の調製 触媒は、実施例Iにおいて述べられたようにして調製された。 プロピレンの重合 プロピレンの重合は、実施例Iにおいて述べられたようにして実行された(表 1参照)。 実施例V 反応生成物I、反応生成物II及び触媒の調製 反応生成物I、反応生成物II及び触媒は、実施例IVにおいて述べられたように 調製された。 プロピレンの重合 水素の存在下において一定のプロピレン圧力及び70℃の一定温度でステンレ ス鋼製反応器中で気相においてプロピレンが重合された。7ミリリットルのn‐ ヘキサン中の溶液としての0.8ミリモルのTEA、7ミリリットルのn‐ヘキ サン中の溶液としての0.04ミリモルのフェニルトリエトキシシラン、1ミリ リットルのn‐ヘキサン中のスラリーとしての0.012グラムの触媒及び55 ノルマルミリリットルの水素が反応器に入れられ、その後、1.5気圧の圧力に 到達するまで、気体状のプロピレンが入れられた。全てこれは40℃の温度で実 行された。次に、温度は70℃に上げられ、かつプロピレン圧力は5気圧に上げ られた。重合が2時間生じ、その後、86.4グラム のポリプロピレンパウダーが得られた(表1参照)。 比較例A 反応生成物Iの調製 反応生成物Iは実施例Iにおいて述べられたようにして調製され、その後、固 体物質及び反応生成物Iの溶液は分離されなかった。 反応生成物IIの調製 反応生成物Iとして固体物質及び反応生成物Iの溶液の混合物(100ミリリ ットルのスラリー、0.2モルのMg)を使用して、反応生成物IIが実施例Iに おいて述べられたようにして調製された。23.1グラムの生成物Aが得られた 。 触媒の調製及びプロピレンの重合 これらは実施例Iにおいて述べられたように実行された(表参照)。 比較例B 触媒の調製 反応生成物IIが、実施例Iで上記において述べられたと同じ方法で調製された 。次に、反応生成物IIは、次のようにして2,2,2‐トリクロロエタノールと 接触させられた。即ち、ヘプタン(50ミリリットル)中の反応生成物II(6. 3グラム)のスラリーが、還流凝縮器、攪拌機及び滴下漏斗を取り付けられた三 つ首フラスコ(300ミリリットル)中に窒素雰囲気下に導入された。このスラ リーは室温で攪拌され、そしてn‐ヘプタン(11ミリリット ル)中に溶解した2,2,2‐トリクロロエタノール(2.0ミリリットル、0 .02ミリモル)が30分間で加えられた。全てのアルコールが加えられた後、 全反応混合物は80℃において1時間攪拌された。次に固体物質が濾過により取 り除かれ、そしてn‐ヘキサン(夫々の時に100ミリリットル)を使用して室 温で4回、そしてトルエン(夫々の時に100ミリリットル)を使用して2回す すがれた。最終生成物は次に、実施例Iにおいて触媒の調製のために上記で述べ られた様式でチタニウムテトラクロリド及び電子供与体により処理された。 プロピレンの重合 最後に、実施例Iにおいてプロピレンの重合のために上記において述べられた ように、重合がこの生成物により実行された(表1参照)。 比較例C 反応生成物IIの調製 反応生成物IIは次のようにして調製された。即ち、還流凝縮器及び漏斗を取り 付けられた三つ首フラスコにマグネシウムバウダー(6グラム、0.25モル) が入れられた。フラスコは窒素雰囲気下にされ、その後、マグネシウムは1時間 80℃で加熱された。次に、42.4ミリリットルのジブチルエーテル(0.2 5モル)、55.8ミリリットルのテトラエトキシシラン(0.25モル)、1 5ミリリットルのクロロベンゼン、2ミリリットルのn‐クロロブタン及び0. 02グラムのヨウ素が入れられた。 次に、該混合物は、ヨウ素の色が消滅するまで80℃で攪拌され、その後、該 混合物は120℃に加熱され、そして70ミリリットルのクロロベンゼンが2時 間で加えられ、その後、攪拌が120℃で更に4時間続けられた。攪拌が停止さ れ、そして固体物質は30分間静置された。上澄がデカンテーションすることに より取り除かれた。沈殿物は、60℃のn‐ヘプタン(250ミリリットル)を 使用して4回すすがれた。反応生成物IIが、ヘプタン中に懸濁して得られた。 触媒の調製 反応生成物IIとして上記の反応において得られた反応生成物IIを使用して、触 媒が実施例Iにおいて述べられたようにして調製された。 プロピレンの重合 上記おいて述べられたようにして調製された触媒を使用して、プロピレンが実 施例Iにおいて述べられたようにして重合された。 表1:重合の結果 測定方法: ‐触媒収量(CY)は、触媒の1グラム当り又はTiの1グラム当りの得られ たプロピレンパウダー(PP)のキログラム数である。 ‐アタクチックポリプロピレン(APP)の重量パーセントは次のようにして 決定された。即ち、 ポリプロピレンパウダー(xグラム)及びヘキサンを分離することで得られた 濾液(yミリリットル)の250ミリリットルが、水蒸気浴上で乾燥され、そし て次いで60℃において真空で乾燥された。 それはzグラムのAPPをもたらした。 APPの全量(qグラム)は(y/250)*zである。 APPの重量パーセントは(q/(q+x))*100%である。 ‐ポリプロピレンパウダーのアイソタクチック性指数(II)は次のようにして 決定された。即ち、5グラムのポリプロピレンパウダーが、ソクスレー抽出器に おいてn‐ヘプタンにより4時間抽出された。沸騰n‐ヘプタンに溶解しないポ リプロピレンパウダーの重量パーセントが、アイソタクチック性指数である。 ‐ポリプロピレンパウダーのかさ密度(BD)は、ASTM D 1895に 従って測定された。 ‐d50及びスパンは、ASTM D 1921、方法Aに従って測定された 。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 セルゲーエフ,セルゲイ アンドレーヴィ ッチ ロシア国,630128,ノボシビルスク,ユー 1.ポレヴァヤ 6−63

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.マグネシウム化合物をハロゲン化Ti化合物と接触させることにより、オレ フィン重合に適する触媒を調製する方法において、 ‐マグネシウム化合物が、 a)金属マグネシウムを芳香族ハロゲン化物RX(ここで、Rは6〜20個の炭 素原子を含む芳香族基であり、かつXはハライドである)と接触させ、その後、 溶解した反応生成物Iが固体残渣生成物から分離されること、そして次に、 b)マイナス20〜20℃の温度で、得られた反応生成物Iにアルコキシ基又は アリールオキシ基含有シラン化合物が加えられ、その後、形成された沈殿物を精 製して反応生成物IIを得ること により得られ、 ‐続いて段階cにおいて、該マグネシウム化合物が、ハロゲン化Ti化合物と してのTiCl4と接触され、そして精製されて触媒を得ることを特徴とする方 法。 2.電子供与体がまた段階cにおいて存在することを特徴とする請求項1記載の 方法。 3.段階cにおけるマグネシウムに対する電子供与体のモル比が、0.1〜0. .4であることを特徴とする請求項2記載の方法。 4.電子供与体がジブチルフタレートであることを特徴とする請求項2又は3記 載の方法。 5.芳香族ハロゲン化物がフェニルクロリドであることを特徴とする請求項1〜 4のいずれか一つに記載の方法。 6.アルコキシ基又はアリールオキシ基含有シラン化合物がテトラエトキシシラ ンであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の方法。 7.段階bにおけるマグネシウムに対するSiのモル比が0.4〜1.0である ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の方法。 8.段階cにおけるマグネシウムに対するTiCl4のモル比が10〜50であ ることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の方法。 9.段階cの間の温度が90〜120℃であることを特徴とする請求項1〜8の いずれか一つに記載の方法。 10.請求項1〜9のいずれか一つに記載の方法により得られ得る触媒。 11.請求項10記載の触媒及び有機アルミニウム化合物の存在下において調製 されたポリオレフィン。 12.請求項10記載の触媒及び有機アルミニウム化合物の存在下において調製 されたプロピレンホモポリマー及びコポリマー。 13.請求項10記載の触媒、有機アルミニウム化合物及び電子供与体の存在下 において調製されたプロピレンホモポリマー及びコポリマー。
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