JPH11503798A - 分類・管理・運搬処理装置用軌道 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 モノレール・軌道断面形状は上部横脚部（１６）及び下部幅広横脚部（１４）を有する上部終端中に末端を有する実質的に中空の垂直支持部材（１２）を備えている。ナット・スロット（２２）は垂直支持部材中に載置され軌道断面形状に種々の装置を取り付けるナット（３７）を収容する。

Description

【発明の詳細な説明】 分類・管理・運搬処理装置用軌道 技術分野 本発明は、一般に、積み込み及び荷揚げステーション間で品物を輸送するため にモノレール型軌道上を列車型車両が案内されて移動するオートメーション化さ れた材料管理システムに関する。 背景技術 ハートレップ(Hartlepp)による発明、アメリカ特許Ｎｏ．5,018,928号はオー トメーション化された、一つの列車並びに軌道型材料管理及び分類システムを開 示している。その分類システム中では、品物を受領し、輸送し、荷揚げするとい う作業のため、分類ステーション間で、モノレール型軌道上を連続した車両がタ グ又は移動ユニットによって引かれて移動する。この特許の図４の断面図に示す ように、品物及び関連する傾斜したトレイ構造体を運ぶ車両か又はトロッコがモ ノレール型軌道上を動いて進む。トロッコは多数の内部に面する車輪を含み、車 輪はその軌道の上部面及び下部面上に乗っている。 軌道そのものは一般に、中心部分を有するＩ字状断面構造を備えたものとして 述べられ、垂直ウェブ９０と上部及び下部の横腕は外方向及び上方向に曲げられ 、車輪面を限定する。軌道断面構造と車輪表面の位置は全ての方向において車両 を力に対向させるべく設計され、その結果、車両は真っ直ぐに保たれ、安定した 方法により軌道に沿って動いて移動する。 発明の開示 本発明は、改良されたモノレール型軌道断面形状並びに構造に関するものであ り、この構造はこれに沿って移動する分類車両又はトロッコのための優れた安定 性を提供すると共に、軌道内でトロッコを置き換えたり取り外したりするのを簡 単にした改良を含み、構造的に強度を高め軽量化が図られ、例えば電力バスバー 、先端付けをするランプ構造等の種々の軌道実装構造を取り付け、位置決めし調 節する新しい手段を含む。 一般に、軌道は、突き出た、蜂の巣状の軌道断面構造よりなり、その中央部に 垂直ウェブを備え、垂直ウェブの末端は横腕部の上部端及び下部端に一致する。 横腕部は上部車輪・軸受け面及び下部車輪・軸受け面を確定する。上部車輪面は 下向きで且つ外向きに曲げられ、一方、下部車輪・軸受け面は上向きで且つ外向 きに曲げられる。車輪軸受け面を限定する上部横腕部の終端は下部車輪軸受け面 を確定する下部横腕部の終端に相当する距離より少ない距離をおいて配置され、 上部車輪組立の内の一つだけを取り除くことによって、軌道断面形状からトロッ コを簡単に垂直に取り除くことができるようにしている。 本発明の軌道切断面は、新規な連続するナット・スロット構造を更に備え、そ れによって、電力母線やＴ字状ナットを使用する先付けランプのような種々の軌 道実装装置用の連続的な摺動取り付けができる。このナット・スロット構造は軌 道断面形状に沿ったどのような位置にも、軌道に装置を保持させているナットを 単に緩め、且つ、所望の方向に軌道の長さに沿って装置を摺動させることによっ て、軌道実装装置を摺動させて位置決めさせることができる。 この発明のナット・スロットは軌道切断面の基台腕部にも設けることができ、 Ｔ字状ナットを備えた軌道断面形状に関連する下方の支持部又は台の摺動、位置 決め及び調節を行う。側部保護部材取り付けブラケット又は軌道側の実装された センサのような一つ置きの構造はナットスロットを使用して軌道に実装させるこ ともできる。 本発明のナット・スロットによれば、軌道部分に対して構造体を実装するため 穴開けや、ねじ切りや、溶接やその他の動作の必要性を無くす。 本発明のこれら及びその他の利点は明細書をさらに理解することにより明確に なるであろう。 図面の簡単な説明 図１は本発明による軌道の端部断面図である； 図２は関連する分類トロッコと実装された軌道装置の端部断面図である； 図３は支持台上に実装された図２による軌道部分の基部端面の部分側面図であ る。 発明を実施するための最良の形態 図１を参照し、実施例を説明する。本発明によるモノレール軌道断面形状１０ は、多数の中空部分１１と横ウェブ１３とを有する突き出た蜂の巣状の本体１２ によって構成されていることを示している。図示された実施例において、軌道断 面形状は適切なアルミニューム合金からむしろ突き出て、高い強度と軽量の組み 合わせを有している。軌道断面形状１０は更に、本体１２に基本的に垂直な、広 い横基台脚部１４と基本的に本体１２に垂直な狭い上部脚部１６とを含み、その 外部又は末端部において曲げられた下部車輪面１８と上部車輪面２０とを各々確 定する。軌道断面形状１０の垂直ウェブ又は本体１２はその中に一体的に形成さ れた多数の連続的な実質的にＴ字状をなすナット・スロット２２を有し、ナット ・スロット２２は軌道部分１０の全体長に沿って直線的に伸びている。 同様のナット・スロットがその外部端の横基台脚部１４に設けられ、軌道の長 さに沿ってのびている。 軌道断面形状の垂直本体１２上のナット・スロット２２は軌道実装装置を以下 に述べるような方法で実装するために使用される。基台ナット・スロット２４は 、以下に述べるような方法で、スロット内に保持された市販のＴ字状ナットを備 えた好適な台又は支持体に軌道部分を摺動させて実装し調節するために使用され る。 軌道断面形状１０の横脚部の上部面２６、２８は図示されているように、若干 盛り上がっていて水、破片その他を弾くようになっている。しかしながら、上部 横脚部１６上の上部面２６の湾曲は、僅かであり、タグまたは移動車上に摩擦牽 引駆動車輪を係合させると共に、対向する車輪・軸受け面２０の上を走る車輪組 立はその間に軌道断面形状１０をしっかりと把持するか又は掴む。上部車輪・軸 受け面２０に対する上部牽引駆動面２６の向かい合った位置関係は、その動力が 供給される駆動車輪と面２０上における上部ガイド車輪組立３２との間のタグに よって、軌道の対向する強い捕捉状態をもたらす。 図２を参照して実施例を説明する。上部及び下部車輪面２０、１８上に乗った 上部及び下部の車輪組立３２、３４を有するトロッコ３０が図示されている。上 部及び下部の車輪面２０、１８の各々の角度は馬蹄型トロッコ３０を、その内部 に曲げられた車輪３２、３４によって、軌道上に効果的に捕捉するということが 図から見ることができる。この装置は軌道１０上におけるトロッコ３０の好適な 回転安定性をもたらす。 その上、比較的に広い垂直のウェブ又は本体１２及び中空、蜂の巣状の突き出 た切断面構造は軌道断面形状そのものにおける高い強度とねじれ安定性とをもた らす。図示された実施例において、凹んだ上部面２６から基台脚部１４の下部面 までの軌道断面形状の高さは約２２６．０ｍｍであり、端から端までの基台脚部 １４の幅は約１６４．０ｍｍであり、上部横脚部１６の幅は約１０８．０ｍｍで あり、そして側面１２ａから側面１２ｂまでの垂直ウェブ１２の幅は約５０ｍｍ である。 引き続き図２を参照して実施例を説明する。軌道断面形状１０には公知の方法 でトロッコに電力を供給する電力母線３６が設けられている。母線３６は軌道断 面形状１０の側面１２ｂに市販のＴ字状ナット３７を係合するボルト３７ａによ って、取り付けられている。ナット３７は、軌道におけるナット・スロットの長 さに沿って横方向のどこであっても挿入されるときは、ナット・スロット２２内 に摺動可能に保持されている。図示された実施例において、Ｔ字状ナット３７は メーカ名がボッシュ(Bosch)という市販されているタイプのものである。このナ ットは長方形の形状を有し二つの斜めに向き合った丸く山盛りにした角部を備え 、この角部により挿入の後長方形のスロット内でナットを９０°回転させること ができる。ボルト３７ａが更に締め付けられると、丸くなっていない角部が更に 回 転しないようにスロットを捕捉すると、ボルトは軸方向に締め付けられ、ナット とそれに関連する装置は軌道に対して横に固定される。ナット３７をナット・ス ロット２２に挿入し、母線を軌道断面形状の長さに沿って所望の位置に位置決め することによって、母線３６は軌道断面形状１０上のどこにでも、摺動可能に実 装されることができる。所望の位置で、例えばアレンレンチ又はスクリュードラ イバ等で、公知の方法によりボルトが締め付けられるのでナットは１／４回転す る。母線３６の位置を調整するか又は、軌道断面形状１０からそれを完全に取り 除くためには、もとの挿入位置にボルト３７ａを緩め、ナット３７を回転するこ とによって母線３６と軌道との間の圧縮された摩擦の適合を緩めるという簡単な 方法を取ればよい。それらの方法において、スロット内を摺動させ、その後、横 に取り除くか又は母線を所望の位置に摺動させればよい。 図２に示されているのは、軌道位置決め機構４０であり、同様のナット及びス ロット装置２２、３７を使用して、軌道断面形状１０の左側面１２ａに取り付け られている。軌道１０の側部に実装すべきと所望されるどのような装置も実質的 には、この装置を使用し、迅速に且つ簡単に位置決めされ、調節され、又は取り 除かれるかということがこの技術分野における熟練者には明らかであろう。 図３に示すように、同様のナットとスロット装置が基台脚部１４において、軌 道断面形状１０上の１０ａのような好的な支持体又は台を摺動可能に位置決めす るため、使用され得る。基台ナット・スロット２４とナット３７とが、交互に、 例えば母線を例として上述したような方法において、基台脚部１４に対する側部 保護部材のような、他の構造体を実装するために使用されうる。 上記記述は、本発明の例証した実施例にすぎない。この実施例に対する種々の 変形例はこの発明の請求の範囲に含まれる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．一つ又はそれ以上の車両又はトロッコがモノレールタイプ・軌道に乗ってい る列車式分類システムにおいて使用される改良された軌道断面形状であって、 垂直支持部材の一端は第１の狭い横脚部の上端で終了し、他端は第２の広い 横基台脚部の下端で終了し、前記第１の狭い横脚部の上端及び前記第２の広い横 基台脚部の下端とが前記垂直支持部材の各々の側において内向きに曲げられた車 輪軸受け・サポート面をそれらの末端部で向い合って限定することを特徴とする 分類・管理・運搬処理装置用軌道。 ２．前記上部車輪軸受け面は横に、下部車輪軸受け面よりも少ない距離だけ間隔 を置いて配置されることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の分類・管理・運 搬処理装置用軌道。 ３．前記上部車輪軸受け面は末端部を含み、該末端部は前記車輪紬受け面の内方 横端部よりも少ない第一の距離だけ前記垂直支持部材の横に伸びていることを特 徴とする請求の範囲第２項に記載の分類・管理・運搬処理装置用軌道。 ４．前記垂直支持部材の一つの側面に少なくとも一つのナット・スロットを更に 含み、前記垂直支持部材は前記軌道の長さに沿って伸長し、前記軌道断面形状の 長さに沿って軌道・実装装置を滑動して位置決めし、且つ調節するため、前記軌 道・実装装置上のナット手段を滑動して受け取るようにしたことを特徴とする請 求の範囲第１項に記載の分類・管理・運搬処理装置用軌道。 ５．前記ナット・スロットは実質的にＴ字状をなすナット・ヘッドをその中に受 け入れるため、実質的にＴ字状であることを特徴とする請求の範囲第４項に記載 の分類・管理・運搬処理装置用軌道。 ６．前記軌道断面形状は前記軌道の各々の側部にナット・スロットを含むことを 特徴とする請求の範囲第４項に記載の分類・管理・運搬処理装置用軌道。 ７．支持手段上のナットに摺動係合させるため軌道断面形状の基台・脚部に少な くとも一つのナット・スロットを更に含むことを特徴とする請求の範囲第４項 に記載の分類・管理・運搬処理装置用軌道。 ８．第一の上部横脚部上に牽引駆動面を更に含み、該牽引駆動面は第一の上部横 脚部上で車輪受け面と向かい合っていることを特徴とする請求の範囲第１項に記 載の分類・管理・運搬処理装置用軌道。 ９．前記上部横脚部は上部面を含み、該上部面は牽引駆動面と、車輪受け面がそ の上に形成される下部面とを含むことを特徴とする請求の範囲第９項に記載の分 類・管理・運搬処理装置用軌道。 10．前記垂直支持部材は実質的に中空であることを特徴とする請求の範囲第１項 に記載の分類・管理・運搬処理装置用軌道。