JPH11503270A - 歯科用灯のシャドーマスク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 シャドーマスク（１０）はキャップ（２０）を有し、このキャップから２つの変形可能な脚部（２４，２６）が突出する。これらの脚部は、その最外側部分（３６）を歯科用灯の電灯（１４）を支持するソケット（１２）の溝（４６）にスナップ嵌めすることができるように変形することができる。。このシャドーマスクは、反射鏡シールド（３７）には取り付けられない。このため、電灯全体の製造を簡単にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 歯科用灯のシャドーマスク 技術分野 本発明は、歯科用灯に連結され、該歯科用灯が照明のために患者の口に向けら れたときに患者の目に影を落とすように構成されたマスクに関する。 発明の背景と概要 患者の口の適当な照明は歯科医術にとって非常に重要な分野である。このため に、石英ハロゲンタイプのような非常に高強度の電灯が歯科用灯に備えられるの が通常である。この電灯は、十分な強度と、口を完全に照明しかつ組織の色を正 確にする色温度とを有する。 歯科用灯はハウジングを含む。全体に凸状の反射鏡が電灯の光を患者の顔に反 射しかつ焦点を合わせるように前記ハウジング内において電灯の後部に取り付け られている。電灯の前方で、透明な反射鏡シールドが前記ハウジングに取り付け られている。 患者の目は患者の口を照らす強烈な光から守られなければならない。このため に、シャドーマスクが患者の目に影を落とす目的で歯科用灯に取り付けられてき た。このシャドーマスクは、電灯の中心に位置決められた反射鏡シールドに取り 付けられ、患者の目を強烈な光から守るために十分な大きさの影を落とすように 寸法づけられた全体にカップ状の部材である。シャドーマスクと共同する反射鏡 シールドの製造は、歯科用灯の製造を複雑にし、高価にする。 本発明は、歯科用灯のシャドーマスクに向けられており、このシャドーマスク は、反射鏡シールドとは別個に製造され、目を保護するために必要な影をつくる ように電灯ソケットに容易に着脱可能である別個の要素である。 別個のシャドーマスクの使用は、反射鏡シールドの製造を非常に簡単にし、該 シールドを一片の透明材料から形成することができる。シャドーマスクが反 射鏡シールドの外方へ突出する部分として形成されないため、反射鏡シールドの 外面は掃除をし易い平滑な曲面である。 シャドーマスクは、シャドーマスクの電灯ソケットへの取り付け及び取り外し を容易にするために、ばね作用をもつ脚部を含む。この脚部は、シャドーマスク が電灯ソケットに対して実質的に固定で、これによりシャドーマスクが電灯に対 して実質的に固定であるように、電灯に留められる。 図面の簡単な説明 図１は、本発明のシャドーマスク装置を示す分解斜視図である。 図２は、シャドウマスク装置の基本的な要素を示す拡大斜視図である。 図３は、図２に示したとは逆の状態で、シャドーマスク装置のシャドーマスク 部分を示す側面図である。 図４は、図３の線４−４に沿って得た見た図である。 好ましい実施例の説明 図１ないし４を参照すると、歯科用灯の諸要素と関連して示された本発明にか かるシャドーマスク装置が示されている。この装置は、電灯１４を支持するソケ ット１２にクリップで留められるシャドーマスク１０を含む。シャドーマスク１ ０は、ソケット１２から容易に取り外され、反射鏡シールド１６から分離された 要素である。 歯科用灯の他の要素は、ソケット絶縁体３５、反射鏡３７及び電灯を可動の電 灯ベース４１に取り付ける金物３９を含む。図面の簡明化のために、歯科用灯の ハウジングは示されていない。 シャドーマスク１０は、一対の突出する脚部２４，２６が取り付けられたキャ ップ２０を備える。図４に示すように、キャップ２０は、閉鎖端２５及び開放端 ２８を有する全体に細長い楕円形をしている。閉鎖端２８は、後に詳しく説明す るように、電灯１４に面している。このキャップは、例えば、薄肉鋼板から成る 。 キャップ２０の２つの長い側部２０は、それぞれ、キャップの他の部分に関連 して、歯科用灯が適当に位置決められたとき患者の目を覆う影の形を決める、三 日月形の耳部３２を含む。脚部２４，２６は、キャップ２０から伸びるように取 り付けられている。図３，４に示すように、脚部２４，２６はキャップの中心に 関してほぼ対称的であり、したがって、一方の脚部２４のみの形状を、他の脚部 ２６は同一で対照的に配置されるとの理解の下に説明する。 脚部２４は実質的に堅いが弾性のあるワイヤーから形成され、その一端は半田 付けなどによりキャップの短い曲がった側部に形成された溝３４に取り付けられ る。脚部２４は、キャップの開放端２８から伸び、図４に示すように外方へそれ る。脚部２４の最外方部分は、足部３８に帰する全体に弓状の部分３６を形成す る。足部３８は、図４に示すように、シャドーマスクの中心に向けて内方へわず かに突出する。前記したように、他方の脚部２６は、同形の弓状部分３６及び内 方へ突出する足部３８を有する。両脚部２４，２６の弓状部分３６及び足部３８ は、次に説明する環状溝に取り付けるように共通面内に配置されている。 図２に示すように、電灯１４のベースプレート４２はソケット１２のフランジ ４４に固定されている。このソケットは、フランジ４４に形成された全体に環状 の溝４６を有する。さらに、直径方向に対向する切欠き５０が、環状の溝４６に 隣接してフランジ４４の面４３に設けられている。 シャドーマスクをソケットに取り付けるために、シャドーマスク１０の脚部２ ４，２６は、弓状部分３６が溝４６中にはまり込むに十分な量弾性変形される。 突出する足部３８は直径方向に対向する切欠き５０はまり込む（図２）。 脚部２４，２６は、シャドーマスクがソケットに対して所定位置に保持され、 脚部が弓状部分を溝４６から取り出せる変形されない限りソケットに対して又該 ソケットから動かせないように寸法づけられている。切欠き５０への足部３８の 入り込みは、キャップ２０の横断面形状に対応する全体に楕円形の横断面形状を 有する電灯１４に関するシャドーマスクの回転を制限し、シャドーマスクを電灯 １４に関して不変の位置にとどめる。 前記したように、本発明は、本質的に電灯ソケットへのスナップ嵌めで、反射 鏡シールドに関連して製造する必要がなく、歯科用灯全体の製造コストと複雑さ を減ずる、取り付け容易なシャドーマスクを提供する。 当業者にとって種々の変更が可能であろうが、例えば、シャドーマスクは、溝 ４６に嵌まり、該シャドーマスクを固定するに十分な長さの弓状部分を有する単 一の脚部を備えるように構成することができる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．歯科用灯のシャドーマスク装置であって、電灯を固定するソケット部材と、 脚部を有するキャップを含むシャドーマスクとを備え、前記脚部は、前記キャッ プに連結され、前記ソケット部材に取り外し可能に取り付けることができる、シ ャドーマスク装置。 ２．前記脚部は、変形可能ばね部材から成り、前記脚部の変形によって前記ソケ ット部材への取り付け及びこれからの取外しが可能である、請求項１に記載のシ ャドーマスク装置。 ３．前記ソケット部材は前記脚部が嵌まる溝を有し、これにより前記シャドーマ スクの前記ソケット部材に向けての及びこれから離れる方向への運動を阻止する 、請求項１に記載のシャドーマスク装置。 ４．前記脚部は足部を有し、前記ソケット部材はシャドーマスクの前記ソケット 部材に対する回転を制限するための、前記足部が嵌まる切欠きを有する、請求項 １に記載のシャドーマスク装置。 ５．前記シャドーマスクはこれに連結された２つの脚部を有し、該脚部は前記ソ ケット部材に取り外し可能に取り付けることができる、請求項１に記載のシャド ーマスク装置。 ６．電灯のソケットに取り外し可能に取り付けられるシャドーマスクであって、 キャップと、該キャップから伸びるように連結された少なくとも１つの脚部とを 備え、該脚部は前記ソケットに止められる足部を有し、前記キャップは前記ソケ ットに連結される電灯が前記キャップと前記ソケットとの間にはまるように前記 ソケットから隔てられている、シャドーマスク。 ７．前記シャドーマスクはこれを前記ソケットか取り外すために変形可能である 、請求項６に記載のシャドーマスク。