JPH11502803A - 電子写真プリンタにおける記録支持材ウエブの平行走行を位置的に正確に同期化する装置 - Google Patents

電子写真プリンタにおける記録支持材ウエブの平行走行を位置的に正確に同期化する装置

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JPH11502803A JP8528824A JP52882496A JPH11502803A JP H11502803 A JPH11502803 A JP H11502803A JP 8528824 A JP8528824 A JP 8528824A JP 52882496 A JP52882496 A JP 52882496A JP H11502803 A JPH11502803 A JP H11502803A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ウエブ状記録支持材(1)の両面にプリントするように構成された電子写真プリンタに関する。この電子写真プリンタは、転写印刷部(2)と定着部(8)との間で記録支持材ウエブ(4,5)の平行走行を位置的に正確に同期させるための調整装置を含む。平行走行は、プレッシャローラに作用するブレーキ(7)及び/または調力機構を介して摩擦駆動手段(8/1,8/2)におけるスリップを制御することによって制御される。

Description

【発明の詳細な説明】 電子写真プリンタにおける記録支持材ウエブの平行走行を位置的に正確に同期化 する装置 本発明は、電子写真プリンタにおける記録支持材ウエブの平行走行を位置的に 正確に同期化する装置に関する。 2条の平行な記録支持材ウエブが同時にプリンタ内を走行し、印刷される電子 写真プリンタは、例えば、WO94/27193から公知である。このようなプ リンタや、2条の平行な紙ウエブが摩擦式または咬合式駆動手段を含む連続する 機能ユニット内を通過する他の紙加工装置においては、紙ウエブの駆動が特に問 題となる。従って、作動不良を防止するため、紙ウエブが必ず平行かつ同期的に 走行するように配慮しなければならない。 課題の説明: 概説 一般に、プリンタの複数の機能ユニットを同期通過するように紙ウエブを搬送 する際に、下記の点に留意する必要があり、また下記のような問題が発生する: ・所要の精度を達成するには、印刷に際してプリント像を用紙フォームと整合さ せねばならない。 ・ウエブがプリンタ内を走行する際に、ウエブに引張り力が発生する。このこと は、例えば摩擦という要因だけを考慮しても不可避である。反面、引張り力は、 紙ウエブの走行を安定させるために意図的にウエブに導入される。 ・印刷中に紙ウエブに作用する引張り力は変動する。 ・駆動手段は、この引張り力の作用に抗してウエブを駆動する(後述)。 ・加熱されると、紙ウエブは、紙質(含水量)及び加熱温度に応じて収縮する。 公知の加熱定着部を通過する際、例えばウエブ走行方向の収縮は、0.06%程 度である。 ・紙ウエブのスプロケット孔には製造誤差がある。その程度は公称値の0.12 % またはそれ以下である。 各種駆動態様の説明: 例えばエンドレスプリンタにおいて紙ウエブを駆動するには、下記のような種 々の搬送原理が適用される。即ち: 摩擦駆動 紙ウエブの駆動は、ローラ間ギャップにおいて摩擦によって行われるか、また は摩擦駆動ローラによって行われる。その場合、特に問題となるのは、加熱定着 部を構成する定着ローラとプレッシャローラとの間のローラギャップ(定着ギャ ップ)における駆動である。 摩擦式駆動手段は、単位時間当たり一定のウエブ長さを搬送する。しかし、力 と摩擦の関係に応じて、摩擦駆動に不可避なスリップ量に変化が生じる。スリッ プは駆動部から被駆動部への変速比が一定せず、被駆動部が多少とも駆動部に対 して遅延することを意味する。例えば固定部のローラ間で駆動されるとき、紙ウ エブは駆動ローラの表面速度よりもスリップ分だけ遅れる。駆動モータ回転数が 一定でも、被駆動紙ウエブの速度は力及び摩擦の影響で変化する。 咬合式駆動 咬合による紙ウエブの駆動は、ウエブ搬送キャタピラ又はウエブに形成されて いるスプロケット孔と咬合する送り歯車によって行われるのが普通である。咬合 駆動手段とは、咬合駆動の原理に基づく機構であって、例えば電子的手段によっ て各フォームエレメントの搬送に合わせて制御される駆動手段をも意味する。従 って、このような駆動手段は種々のスリップを自動的に調整し、ウエブ速度に関 しては咬合駆動手段と同様に動作する。フォームエレメントは紙ウエブに設けた 、反復検出可能な指標である。これらは例えば、スプロケット孔、プリントマー ク、切込み、パーフォレーション、ラベルなどである。 咬合駆動手段は、単位時間当たり一定数のフォームエレメント(例えば、紙ウ エブに形成してある連鎖、スプロケット孔)を搬送する。種々の影響により、搬 送孔の間隔にばらつきが存在することがある(孔の誤差、紙ウエブの収縮)。孔 間隔の誤差が許容限度以下なら、駆動機能に影響は及ばない。発生する誤差は0 .2%またはそれ以下の範囲である。従って、一定数のスプロケット孔を搬送す ることで搬送されるウエブ長さに、ばらつきが生ずる。 駆動モータ回転数が不変でも、スプロケット孔間隔の誤差や温度の影響で、駆 動される紙ウエブの速度が変動する。エンドレス紙ウエブをプリントする電子写 真プリンタの場合、フォーム位置はスプロケット孔に対して一定の関係にある。 従って、フォーム同期化は、スプロケット孔及び咬合駆動手段によって行われる のが普通である。用紙に対するプリント像の整列も、咬合駆動手段においてフォ ームエレメントを介して行われる。 従って、どちらの駆動手段を採用しても、駆動モータ回転数を一定に保つだけ では、所定の紙ウエブ速度を維持することはできない。 直列配置の2つの駆動手段 ウエブ加工装置において、ウエブに複数の駆動手段を順次配置する場合には、 駆動手段の種類に応じた同期化対策が必要である。ウエブ駆動手段を直列に配置 する複数の態様を、図1〜3に示す。ブレーキとして図示する素子は、紙ウエブ 中に引張り力を発生させることを象徴的に示している。Mは各駆動手段の駆動モ ーメント、nは駆動回転数である。 直列配置の2つの咬合式駆動手段(図1参照) 2つの咬合式駆動手段を直列に配置し、両駆動手段(回転数)を互いに同一比 で連動させれば、両駆動手段間に位置するウエブ蓄積の内容はほとんど変化しな い。第1駆動手段によってスプロケット孔が供給され、第2駆動手段によってス プロケット孔が順次後方へ送られる。両駆動手段間のスプロケット孔の総数は一 定のままである。従って、両駆動手段1,2間のウエブ長さの調整は、必要ない 。駆動手段1,2の連動は、(例えば、一体的な軸連結または歯車列によって) 機械的に、または、(例えば、サイクルが同じ2つのステップモータを使用して ) 電子的に行うことができる。ただし、この駆動方式では、スプロケット孔に誤差 があれば、ウエブ速度が変動する可能性がある。 直列配置の2つの摩擦式駆動手段(図2参照) 2つの駆動手段を連動させても、紙ウエブが支障無く走行するという保証はな い。即ち、紙ウエブの走行中に、駆動手段1及び2のスリップの程度によっては 、駆動速度差が現れる。この速度差は、両駆動手段間のウエブ蓄積の欠陥を意味 する。従って、ウエブ蓄積は、空になって紙ウエブが裂けるか、さもなければオ ーバーフローの状態になる。そこで、両駆動手段間のウエブ長さの調整が必要に なる。この調整は、両駆動手段の少なくとも一方の駆動速度の調整という形で行 われるのが普通である。駆動速度を調整することによって、ウェブ蓄積の内容が 一定値に維持される。 直列配置の種類の異なる2つの駆動手段(図3参照) 種類の異なる2つの駆動手段を直列に配置して使用する場合にも、両駆動手段 間のウエブ長さを制御しなければならない。両駆動手段を連動させるだけでは不 充分である。なぜなら、咬合式駆動手段においてはスプロケット孔の誤差でウエ ブ速度が変動し、摩擦式駆動手段においては引張り力でウエブ速度が変動するか らである。このような変動は互いに逆方向に相殺されることは無く、ここでもウ エブ蓄積の欠陥が現れ、上記の結果となる。 平行にかつ同期走行する2条のウエブ ここに述べるのは2条を平行に、かつ同期的に処理する場合の課題である。即 ち: ・終始または一部分に亘って互いに平行にプリンタ内を走行する2条の全く独立 したウエブのうち、 ・一方のウエブがループを描いて折り返したのち、再び平行して駆動手段を通過 する場合(図4を参照)。 ここに言う平行とは、2条のウエブが互いに並行して走行し、分割されたまた は分割されていない共通のアセンブリまたは機能ユニットを通過することを意味 する。同期とは、一方のウエブのフォームと他方のウエブのフォームにずれを生 ずることなく走行することを意味する。この場合、整列線に達したとき、両ウエ ブのフォーム前縁は同じ位置を占める。ここでは整列線は、紙ウエブがプリント される線と一致する。同期性を確保するため、ここでは共通の咬合式駆動手段を 採用する。互いに連動する咬合式駆動手段からA−ウエブとB−ウエブが互いに 平行に送出されるが、スプロケット孔に誤差があるため、送出されるスプロケッ ト孔の数は同じでも、ウエブAとウエブBとでは速度に差がある。 図4に示す場合では、A−ウエブは、キャタピラ駆動手段の次に定着ローラ対 を通過する。この定着ローラ対は、摩擦式駆動手段であると同時に加熱ローラに よってプリント像を紙ウエブに固定する。この加熱に伴って紙ウエブが長手方向 に収縮する。その結果、スプロケット孔の間隔が例えば約0.06%短縮する。 定着ローラ対を通過したのち、A−ウエブは再び折り返し走行し、B−ウエブと して新しいA−ウエブと平行にキャタピラ駆動手段を通過する。その結果、B− ウエブは、0.06%の収縮分だけ、A−ウエブよりもゆっくり走行する。 ここで解決すべき課題は、両ウエブに対する駆動摩擦ローラの表面速度に差を 設けることができない一体的な定着ローラ対で、速度の異なる両ウエブを加工す ることである。 上記の駆動速度調整だけではこの課題を解決できない。なぜなら、両駆動手段 間で一方のウエブだけしか調整できないからである。 図4に示す構成では、A−ウエブとB−ウエブとの間の折り返し走路における ウエブ長さにもほとんど変化があってはならない。 例えばエンドレスプリンタのようなウエブ加工装置において、単一ウエブのた めに相前後して設けた搬送ユニットの同期化は例えばループ形成手段のようなウ エブ蓄積手段によって達成できる。この場合、隣接する駆動手段の搬送速度は、 蓄積手段の内容に依存して調整される。しかし、上に述べた理由から、2条のウ エブを平行・同期走行させる際にこのような同期化は不可能である。 そこで本発明の目的は、記録支持材ウエブが駆動手段によって咬合作用下に駆 動されて第1プリントゾーンを互いに平行に隣接して通過したのち、摩擦式駆動 手段によって互いに平行に隣接した状態で第2プリントゾーンへ供給されるよう に構成された電子写真プリンタにおいて、記録支持材ウエブの平行走行を位置的 に正確に同期化する装置を提供することにある。 本発明の他の目的は、WO94/27193から公知の電子写真プリンタにお いて、記録支持材ウエブの平行走行を特に簡単にかつ確実に調整できるように上 記装置を構成することにある。 上記目的は、原理的には、摩擦式駆動手段のスリップを制御することによって 平行走行を調整する制御装置によって達成される。 本発明の好ましい実施態様は、請求の範囲の従属請求項にその特徴を記載され ている。 総合的にかつウエブごとに制御することによって、摩擦式駆動手段において発 生する各紙ウエブのスリップ量は、紙ウエブが支障無く走行できるように調整さ れる。このためには、プリント作業中及び非作業時に下記の値に影響する: ・摩擦式駆動手段の回転数。 ・個々の紙ウエブの張力。 ・摩擦式駆動手段のローラギャップにおける表面圧。 ・(注油状態での)摩擦ローラの摩擦値。 以下の作業が含まれる: ・ウエブ送入、始動及び停止プロセスの制御。 ・プリンタ及び紙ウエブ走行のエラー検出。 咬合式駆動手段と摩擦式駆動手段との間に各ウエブはバンド蓄積手段とも呼称 されるウエブ蓄積手段を含み、そこでは、各ループテンショナが紙ウエブを引張 し、ウエブ蓄積の内容(ウエブループの長さ)を測定する。 制御は2つの独立した作用に区分される: ループ長さ調整 ループ長さ調整は、両紙ウエブに同一方向に作用する。この調整の主要な計測 対象は、摩擦ローラ(定着ローラ)の回転数である。 ループ差調整 ループ差調整は、両紙ウエブに対して反対方向に作用する。主要な計測対象は 、個々の紙ウエブの張力であり、ウエブごとに制御が行われる。 この調整の基本的な方法は、紙ウエブループの長さ、即ち、ウエブ蓄積手段に 蓄積されている内容を許容限度に保持することである。 スリップに関するこのような調整は、特に定着部に摩擦式駆動手段を採用する 場合、従来なら考えられない方法である。なぜなら、スリップは絶対に回避すべ きトナー像のずれを招くというのが常識だからである。 本発明の実施例を添付の図面に示し、その詳細を添付の図面に沿って以下に説 明する。 図1は、2つの咬合式駆動手段が直列に配置されている記録支持材走路の簡略 図である。 図2は、2つの摩擦式駆動手段が直列に配置されている記録支持材走路の簡略 図である。 図3は、タイプの異なる2つの駆動手段が直列に配置されている記録支持材走 路の簡略図である。 図4は、2本の平行な記録支持材走路を有するプリンタにおけるウエブ走行の 簡略図である。 図5は、2本の平行な記録支持材走路を有し、単一のウエブに両面印刷するプ リンタにおけるウエブ走路の簡略図である。 図6は、平行な記録支持材ウエブを同期させる調整装置を含む図5と同様の両 面印刷可能なプリンタの構成を示す簡略図である。 図7は、ウエブ蓄積手段として使用されるループテンショナの機能を示す簡略 図である。 図8ないし図12は、調節可能な偏倚力及び種々の力特性曲線を有するループ テンショナの構造を示す簡略図である。 図13は、定着部のプレッシャローラの圧力調節機構を示す簡略図である。 ウエブ状記録支持材を片面または両面印刷するための、WO94/27193 から公知の電子写真プリンタの構造に基づいて、以下に本発明を説明する。この 公知文献の内容は、本出願の開示内容の一部である。 記録支持材が折り返し走行し、平行走行が調整される電子写真プリンタにおける 用紙走行 図5に示すように、本発明のプリンタでは、ウエブ状記録支持材1は、例えば 、供給部から進むローラによってプリンタに送り込まれ、整列線2の領域で表側 に割り当てられたトナー像をプリントされる。記録支持材1は、所与のフォーマ ット長さの、あらかじめ曲折したエンドレス紙ウエブとして形成されている。整 列線2の領域には、中間支持体(光導電ドラム)から記録支持材1へトナー像を 転写するためのWO94/27193と同様の構造を有する転写部がある。駆動 手段3は、スプロケットに形成したニップルがこれと対応する記録支持材1の縁 辺パーフォレーション(図面では白い塗り残し)と咬合する咬合式駆動手段であ る。新しく進入し、転写部(整列線2)において表側にプリントされるウエブを 、折り返し走行中に裏返しとなり転写部(整列線2)において裏側プリントされ るウエブと区別するため、“表側プリントウエブ”をA−ウエブ(参照番号5) 、“裏側プリントウエブ”をB−ウエブ(参照番号4)と呼称する。A−ウエブ 5は、ループテンショナ6/1の形態を取るウエブ蓄積手段を通過し、負圧(u nderpressure)ブレーキ7/1を介して、定着部としての摩擦式駆 動手段8によって駆動される。次いで、ウエブは折り返し走路を辿り、反転装置 10において裏返され、新しく進入するウエブと平行にB−ウエブ4として再び 咬合式駆動手段3へ供給される。整列線2を通過しながら、転写部においてA− ウエブと平行にかつ同期して裏側がプリントされる。B−ウエブはさらに、A− ウエブと平行にループテンショナ6/2、負圧ブレーキ7/2、さらには定着部 の摩擦式駆動手段8を通過する。次いで、例えばスタッカまたは他の用紙加工装 置などが設置されている取り出し側へ供給される。 A−ウエブが折り返し走行し、B−ウエブとして再び咬合式駆動手段3へ供給 されるまでの経路中には、給紙方向に見て反転装置10の後方にループテンショ ナの形態のウエブ蓄積手段11が配置されている。ここに述べる構成では、ルー プは、2つの咬合式駆動手段間に配置した上記機能を有するウエブ蓄積手段に対 応する。従って、調整しない限り、ループの蓄積量はほとんど変わらない。蓄積 手段は、長さが異なるフォームが送入された場合に誤差の調整とフォームの同期 化だけに必要な手段である。 プリンタにおける摩擦式駆動手段8は、定着ローラ8/1及びプレッシャロー ラ8/2から成り、その目的は、トナー像を記録支持材1に定着させることにあ る。従って、被駆動定着ローラ8/1は加熱されている。これに従動するプレッ シャローラ8/2は、定着ローラに圧接させられる。両ローラ間の定着ギャップ において、ウエブが押圧され、加熱され、駆動される。この時、ウエブは、水分 を失うことで縦横共に収縮する。つまり、フォーム構成エレメント(マーキング 、パーフォレーション)の間隔が縮まる。その結果、折り返し走路を辿ったのち 、B−ウエブは、A−ウエブよりも低速で咬合式駆動手段3から出ることになる 。 調整装置の構成エレメント 記録支持材ウエブ4,5の平行走行を位置的に正確に同期させるための調整装 置は、図6に示すように下記の構成部分に区分することができる。 ループ形成装置 こ装置は、ウエブ4及び5、並びに、それぞれと連携する2つのループテンシ ョナ6/1,6/2を含むループテンショナ6から成り、各ループテンショナは 、ループテンショナ角度センサ12、ループテンショナ7のためのばね機構13 、及びループテンショナ回転モーメント調整手段14を含む。両ループテンショ ナを連結する手段は図示しなかった。 プリントゾーンの負圧ブレーキ これは、例えば真空ポンプのような負圧発生装置15から成り、その装置15 は、別個に制御可能な2つの弁16/1,16/2から成る負圧弁/制御アセン ブリ16と連通する一方、吸引口を有する2つの分離された滑り面7/1,7/ 2から成る本来の負圧ブレーキ7と連携する。 定着部 これは、定着ローラ8/1と、定着ローラ8/1に対するモータの形態の駆動 手段17と、プレッシャローラ8/2と、回転軸を介して駆動手段19と連動し 、レバー素子を介してプレッシャローラ8/2の軸に作用する2つのカムから成 る、プレッシャローラ8/2に対する枢動機構18とから成る。 電子系 主要部である制御電子系20は、マイクロプロセッサによって制御される公知 構成の電子系であり、バス・ラインを介して定着部駆動手段17、プレッシャロ ーラ駆動手段19及びブレーキ7の弁16/1,16/2のための電源電子回路 21と接続する一方、バス・ラインを介して転写部の咬合式駆動手段3(キャタ ピラ)の駆動手段23のための公知構成の制御電子回路22とも接続している。 制御電子系20は、さらに、導線を介してループテンショナ6の回転角度センサ 12とも接続し、バス・ライン24を介してプリンタの装置制御手段とも接続し ている。装置制御手段の構成は、WO94/27193から公知である。 制御入力量は、外部(装置制御系)からバス・ラインまたは制御線24を介し 、さらに転写部の搬送キャタピラ駆動手段23の制御回路22を介して、制御電 子系20に供給される。 ループ形成手段の種々の実施態様 後述する制御装置の所要動作に応じて、図8〜12に示す態様のループテンシ ョナを利用することができる: 基本構成(図8) 相前後するように配置されたループテンショナ6/1,6/2は、リンクレバ ー30を介して偏向素子25に作用する個別のばね13/1,13/2で偏向さ せられる。リンクレバー30の初期回転位置は、ループテンショナのループテン ショナ角度(β)に対する反動モーメント(M)の変化に影響を及ぼす。各ばね 13/1,13/2は、ケーブル31とも連結している。このケーブル31は、 巻き上げ装置32に取り付けられている。軸35は、ハンドル33及びウォーム 歯車34により回転される。巻き上げ装置は、一回転または一定角度範囲に亘っ て作用することができる。この軸35には、2個のケーブル滑車36/1,36 /2及び調力目盛り38の指針37が取り付けられている。 巻き上げ装置32をしかるべく構成することにより、両ループテンショナ6/ 1,6/2の反動モーメントを同調させることができる。 対称的実施態様 図9に示すような対称的な実施態様では、両ウエブA,Bで両ループテンショ ナ6/1,6/2に発生する反動モーメントMは、同じである。このことは、紙 ウエブがA,B共に同じ構造を有し、一方のウエブが基本的に他方のウエブより も大きいループになり易いという傾向がない場合に有益である。図9に並べて示 してある反動モーメントの特性曲線(横軸β、縦軸M)は、いずれの調整位置( 目盛りのI、II)においても両ループテンショナ6/1,6/2間に差がない 。ケーブル滑車36/1,36/2の代わりにリンクレバーを使用してもよい。 非対称的実施態様 非対称実施態様は、両ウエブが予想される方向にそれぞれ異なる挙動を示す場 合に有益である。この場合には、それぞれのウエブに異なる力及び力特性曲線を 作用させればよい。 ワンサイドの調整 一方のループテンショナのケーブル31(図8)だけが短縮されると、双方の モーメント特性曲線に差が生ずる。巻取りが対称的に行われる場合、この差は、 すべての力調整に亘って同じである。非対称構成の場合、ケーブルの長さでルー プテンショナA,B間に所要のオフセットを発生させる。 不均等な巻上げ特性 ケーブル滑車の不均等な直径(図10) この構成では、調整によって双方のモーメント特性曲線の差が線形に変化する 。図示の具体例では、調整位置Iにおいて両特性曲線が一致する。一回転以内の 調整なら、長さの異なるリングレバーでも同様の成果が得られる。 巻上げ湾曲のその他の形状(図11、12) モーメント特性曲線間の差を非線形変化させたければ、湾曲の異なるカムを採 用すればよい。特別なケース、例えば、偏心輪、楕円、らせん系では、湾曲形状 が異なるのが普通である。 レバーによる連接(図11、A側) ケーブル滑車36の代わりにレバー39を採用し、これにケーブル31を連結 してもよい。調整角度を不均等にすることにより、不均等かつ非線形的な調整特 性曲線を得ることができる。 不均等なばね特性(図12) ばね13/1,13/2の弾性率を不均等にすることによって、モーメント特 性曲線がそれぞれ異なる勾配を示すようになる。特性曲線勾配のこのような相違 は、種々の力調節において終始変わらない。偏倚力の異なるばねはA側及びB側 に長さの異なるケーブルを連携させるのと同様に作用する。 コンビネーション 図示実施態様を組合わせることも可能である。即ち、以上に述べた調整装置と は異なり、2つのループテンショナ特性曲線を調整するのに2つの調整装置を使 用する方式も可能である。ループテンショナにそれぞれ別個の調整装置を連携さ せることにより、それぞれ独立に調整することができる。2つの、例えば多項目 に亘って作用する装置から成る複合調整装置を採用すれば、同一方向に沿った両 サイドの力レベルを調整する一方、両ループテンショナの力差をも調整すること ができる。 モータ駆動による調整 ハンドル及びウォーム歯車による機械的調整が、(例えば電動機で)自動的に 行われるようにすることもできる。個別調整についてもこのような自動化は可能 である。 プリンタ自体が、ループ形成力を自動調整するための目標値を算出できる。ル ープテンショナ力の調整は、紙ウエブ送入の際に一回行うだけでもよいが、運転 中に動的に行うこともできる。この調整に関連する測定量は、紙ウエブの幅、ル ープテンショナの位置、ループテンショナ通過後のウエブエッジの位置及び後続 の定着部におけるウエブのスリップである。 調整機能 図7に示すように、回転角度センサ12を介して走査されるループテンショナ の種々の位置に関連して、調整機能を説明する。各ループテンショナは回転軸を 中心に枢動でき、偏向ばね13/1,13/2(図8)を含む。ループテンショ ナ6/1及び6/2は、上方の機械的ストッパ26及び下方の機械的ストッパ2 7の間で回転軸28を中心に枢動する。各ループテンショナの実際の位置は、紙 ウエブによって形成されるループ長さ、従って、ウエブ蓄積手段の内容、即ち蓄 積されるウエブ長さに応じて異なる。図中、Oは上方エラーレンジ、Rはループ 形成手段の作用レンジ、Uは下方エラーレンジ、RLはループ長さ調整制御の調 整偏差、RDはループ差調整の調整偏差、MAは実際のループテンショナ位置の 平均値、MRはループテンショナ作用レンジの中心である。 ループ長さ調整 制御電子系20により定着ローラ8/1の回転数を変えることにより、目標値 を基準として制御量が調整される。制御量は、実際のループテンショナ6/1, 6/2の平均値MA(図7)である。目標値は例えば、ループ形成手段の作用レ ンジの中心MRである。従って、ループ長さ調整の調整偏差RLは、ゼロを基準 として調整される。 従って、この調整は、2つの摩擦式駆動手段を直列に設けた場合に関連して冒 頭に述べた駆動速度調整とは異なる。即ち、ここに述べる調整手段は、一本のウ エブのパラメータに基づいてではなく、両ウエブの相互の状態に基づいて調整す る。 ループ差調整 A−ウエブ6/1とB−ウエブ6/2におけるループテンショナ位置の差(ル ープ差調整の調整偏差RD(図7))は、ループ差調整についてゼロに調整され る。純粋な比例制御アルゴリズムを採用すると、定常的な調整偏差が残る。この ことは、場合によっては望ましいことである。即ち、ループテンショナによる調 整をこの偏差で補正できるからである。 2つの負圧ブレーキ7/1,7/2は、ループ差調整のためのアクチュエータ として作用する。ループ差調整では、個々の負圧ブレーキの圧力調整に必要な目 標値が弁16/1,16/2を介して各負圧ブレーキに供給される。その結果、 ローラ8/1とローラ8/2の間の定着ギャップ9におけるA−ウエブとB−ウ エブのスリップが相対的に変化する。 例えば、制動力は、例えば、表の形式で制御電子系20のメモリに記憶されて いる標準調整量または真空標準値を起点として変更される。ループ形成手段位置 差の方向及び大きさに比例して、一方のウエブでは制動力が増大し、他方のウエ ブでは制動力が低下する。 このような対称的制動力変化は、他の態様で行うこともでき、例えば、両ウエ ブの弱い制動力を起点として、スリップを比較的大きくしたいウエブだけその制 動力を高めるようにしてもよい。 調整の変形及び拡張 負圧ブレーキの紙ウエブ制動圧の同一方向変化。従来、紙ウエブ4,5に伝達 される制動力をウエブごとに反対方向に変化させるため、負圧ブレーキ7/1, 7/2がループ差調整に利用された。しかし、負圧ブレーキ7/1,7/2は、 ループ長さ調整にも利用できる。例えば、両紙ウエブ4,5が定着ローラギャッ プ9において著しくスリップする場合、両ウエブに対する目標真空値としての標 準初期値を、同一方向に低下させればよい。これは、手動で、または制御電子系 20の表メモリから低位の標準値を呼び出することによって自動的に、行うこと ができる。 押圧力の調整 押圧力は、プレッシャローラ8/2を定着ローラ8/1に圧接させる力である 。この力は、ウエブ張力と定着ローラギャップ9におけるウエブのスリップとの 関係に著しく影響する。ウエブ張力が同じ場合、押圧力が小さければ小さいほど 、ウエブ4,5のスリップが大きくなる。 紙裂けを防止するには、紙ウエブに作用する引張力を制限しなければならない 。スリップの性向が究めて小さい紙質の場合、負圧ブレーキ及びループテンショ ナにおいてこのように制限された引張力では、場合によってはループ差を抑制で きなくなる。即ち、ループテンショナがどんどん離れようとする。利用可能な力 差で比較的大きいスリップ差を得るには、定着ローラに対するプレッシャローラ の押圧力を制限しなければならない場合がある。 例えば、上記の場合のループ差調整が、許容できる張力でループ差を補償でき る位置にない場合、モータ19によってカムを回動させることによりプレッシャ ローラの枢動機構18を介して押圧力を低下させる。これに反して、スリップ値 が高くなると、押圧力が高められる。ただし、押圧力が低すぎると、定着効果は 得られないから、押圧力をむやみに低下させることはできない。押圧力が高いこ とが、プリント像の定着に効果的である。 同期化の停止 スリップを変化させるために、両紙ウエブ4,5を機械的にかつ制御技術的手 段を講じてスリップ調整しようとしても、もはや所定限界内に維持できない場合 、同期化が自動的に停止する。プレッシャローラの押圧力を最低にしてループ差 調整してもループ差を制限できない場合が、その一例である。その場合、ループ テンショナがエラーレンジへ枢動し、これが対応の角度センサ12によって感知 され、制御電子系20へ送信される。前記電子系20は、装置制御手段を介して プ リンタを停止させる。この状態は、センサ信号を論理演算することで自動的にプ リンタによって認識され、対応の限界値または状態を制御電子系20のメモリに 入力し、記憶させることによって判断することができる。同期化停止でプリンタ が自動的に停止すると、双方のループテンショナを、例えば対応の標準初期値を 呼び出すことによって自動的に、または転写部における整列線2を利用して手動 で両ウエブを互いに相対移動させ、整列させることによって再び平行な初期位置 に戻せば、プリンタは再び自動的に始動する。このようなプロセスは、周期的に 反復する。同期化停止後の再始動に際して、標準初期値に合わせる代わりに、標 準初期値よりも低い値に合わせてもよい。一度は同期化停止を起こすようなスリ ップ特性を有する紙ウエブなら、同期化停止は反復して起こると考えられる。プ リントサイクルを極力長くしたければ、再始動の際に押圧力を低く設定すべきで ある。機種によっては、周期的な同期化停止の反復が、ループ差調整の役割を兼 ねることができる。 定着ローラ注油の調整 定着ローラにトナーが付着することによって起こるオフセット印刷効果を避け るため、加熱定着部の場合、定着ローラに離型油を注油するのが普通であり、こ れが定着ローラギャップにおける紙ウエブと定着ローラとの間の摩擦条件に影響 する。摩擦条件が不変なら、注油が多ければ多いほどスリップ値が高くなる。紙 ウエブを加工する際に、そのスリップ性向が、プリンタの始動パラメータとなっ ている加工可能な範囲を超えると、定着ローラの注油による影響はさらに大きく なる。 通常、定着ローラの注油は、注油されたローラからのトナー分離特性を高める のがその目的である。そのため、電子写真において広く採用されているように、 注油量を調節可能な注油部を使用する。この注油部への流量を制御電子系20に よって制御して、スリップに対する影響を克服することができる。 漸増的ループ引張力 以上に述べた構成では、紙ウエブに制動または張力を積極的に発生させるのは 負圧ブレーキ7だけである。ただし、負圧ブレーキだけでなく、ループテンショ ナも紙ウエブに張力を導入することができる。 ループテンショナ機構の特殊な構成は、負圧ブレーキ及びループ差調整の機能 を補足するか、または完全に兼ねることができる。 このような構成を、ここでは漸増的ループ引張力と呼称する。 ループ差調整のアルゴリズムは基本的には、ウエブにおいてそのループテンシ ョナが比較的深い位置に存在すれば比較的高い張力が発生する、という機能を含 む。この関係は機械的にも実現できる。 漸増的ループ引張力の場合、ループテンショナのばね機構は、比較的深く引き 下ろされたループテンショナが連携の紙ウエブに他の紙ウエブよりも高い張力を 導入するように構成されている。この力差は、角度差に比例して増大しなければ ならない。 この条件は図8〜12に関連して述べたように、例えば、種々のばね機構によ って満たすことができる。 ループテンショナによる紙ウエブ張力の同一方向変化 ループテンショナは、制御技術的機能以外の機能をも果たす。ウエブをループ テンショナを中心に方向転換させることによって、これは、ウエブのその後の走 行を安定させ、案内する。ウエブの品質及び幅に適応させた紙ウエブ引張り力が 必要である。この適応は、図8〜12に関連して述べたように手動調節機構を介 して行うことができる。 ループ差調整が、漸増的ループ引張力によって支持されるか、又は代替される とき、ループ長さ調整は、ループテンショナにより紙ウエブ張力を同一方向に変 化させることができる。これにより、手動調節が不要になる。従って、調整の可 能性を広げることにもなる。 例えば、定着ローラにおける両紙ウエブのスリップが許容限度以上に大きけれ ば、両紙ウエブの張力を同一方向に軽減すればよい。即ち、制御目標値をシフト することで、ループ長さの調整を行うことができる。(標準的には、この目標値 は、ループテンショナの作用レンジの中央にある)。 負圧ブレーキの機械的操作 ループ差調整は、機械的に行うこともできる。この場合、例えば、負圧ブレー キ7/1,7/2のアクチュエータ(例えば、負圧弁16/1,16/2)をル ープテンショナと機械的に連動させる。いわゆる制御連動及び比例関係は、例え ば、連動桿機構によっても実現できる。 固定ループテンショナ ループ長さ調整は、両ループテンショナの実際の位置(図7)の平均値MAを その目標値に調整する。これにより、ループ差調整に許容される制御差が最大と なる。前記平均値に合わせるほどの必要性がなければ、ループテンショナ6/1 ,6/2のいずれか一方だけについてループ長さ調整を行えばよい。このような 調整は、例えばオン/オフ動作のような極めて簡単な操作で行うことができる。 この場合、第2のループテンショナは、すでに述べたように、第1のループテ ンショナとは相対的に調整される。 幅の広い紙ウエブの加工 本発明の制御装置を使用するプリンタは、WO94/27193に記載されて いるような基本構造を有する。従って、双ウエブ方式でも、単ウエブ方式でも運 転できる。双ウエブ運転の場合と同じ幅のウエブとも、両ウエブの合計幅以上の 幅のウエブとも併用できる。 制御に関与するアセンブリの個々の構成部分: 咬合式駆動手段 紙ウエブを転写部へ搬送する搬送キャタピラは、それぞれのウエブ幅に適合さ せることができる。これは、2本のウエブについても1本のウエブについても同 様である。 ループテンショナ 単ウエブ運転の際には、2つのループテンショナは機械的に連結され、1つの 連続するループテンショナのように動作する。連動させることによって、ループ テンショナの実際の位置が一致する。従って、その平均値もそれぞれの実際の位 置と一致する。この連動は、例えば、安全上の理由からセンサによってモニター することができる。 負圧ブレーキ 負圧ブレーキの有効幅は、多様なウエブ幅の印刷に好適な単ウエブ電子写真プ リンタにおいて行われるように、ウエブ幅調整手段で調整することができる。こ の負圧ブレーキ幅が、一貫して同じウエブにも使用できる。 定着部 図示の加熱定着装置では、定着ローラもプレッシャローラも分割されていない 。このことは、フラッシュ定着装置や照射定着装置を採用する場合も同様である 。従って、このような定着部は、単ウエブ運転の際にもそのまま使用できる。な お、単ウエブ運転の場合、ウエブは折り返し点、反転手段、及び折り返し走路を 通過しない。 互いに独立の2本のウエブの加工 記録支持材が先ず表側を印刷され、次いで裏返され、折り返し走路を走行し、 裏側を印刷されるようにプリンタ内を案内されるウエブに関連して本発明を説明 した。しかし、本発明の調整装置は、その構成に変更を加えることなく、WO9 4/27193に記載されているように、プリンタ内を終始平行に走行する2本 の別々の紙ウエブの同期平行走行をも調整できる。 自己学習制御アルゴリズム 印刷材料の種類にもよるが、硬直な制御手段の反応は、多少とも、妥当なもの である。ここでは、印刷材料及び周囲条件に応じて制御特性を最適化する自己学 習制御手段が好ましい。このためには、印刷材料及び周囲条件のパラメータを入 力装置を介して制御装置に入力するか、または制御装置自体が対応のセンサを介 してパラメータを検出するように構成すればよい。センサとしては、例えば、印 刷材料の厚さをスキャンしたり、印刷材料の表面構造、周囲温度及び湿度などを 感知したりする公知のセンサを使用すればよい。例えば、バーコードによって印 刷材料を特定し、このバーコードを操作する方式も可能である。 エラー検出 ループ調整のため、プリンタの複数箇所において実際の運転状態を示すデータ が測定される。例えば、紙ウエブのスリップ性向、紙ウエブ蓄積装置の蓄積量と その変化速度などに関するデータが利用される。 調整装置または装置操作装置と連携するモニター装置によって限界値及び妥当 性をモニターすると共にパラメータの複合的なエラー分析を行うことにより、従 来よりも有効に装置のエラーを検出し、処理することができる。モニター機能は 、制御電子系そのもので代行することも可能である。このようなモニター系の回 路構成は、当業者にとって公知である。 その他のループ差調整方法 ループ差調整に関連して既に述べたように、両負圧ブレーキ7/1,7/2は 、各紙ウエブA,Bにそれぞれ特定の張力を付与する調節部材として作用する。 経験に照らして、原理的には米国特許第5,323,944号から公知であり、 図13に示す、紙ウエブの紙走行(エッジ調整)の頁調整のための構成は、個々 の紙ウエブA,Bにそれぞれ特定の張力を付与する調整手段として特に好適であ る。この張力付与手段は、単独で使用してもよいが、他の張力付与手段、例えば 、負圧ブレーキ7/1及び7/2と併用してもよい。併用した場合、特に微調整 に好適である。 この張力付与手段は、図13に示すように、図6の定着ローラ8/1と同様に 構成された定着ローラ201に作用する。図6のプレッシャローラ8/2に相当 するプレッシャローラ205は、定着ローラに対して当接/離脱方向に枢動自在 である。プレッシャローラ205は、両側に設けた2つの軸受素子206で支持 されている。軸受素子206は、固設回転軸を中心に枢動できるようにプリンタ 機枠に設けられている。協働ローラとして作用する定着ローラ201に対して当 接/離脱方向にプレッシャローラ205を枢動させるため、モータ208によっ て回転させることができる2つのカムディスク209を設け、これを軸受素子2 06のガイド片210(回転ローラ)に当接させる。側方から軸受素子206に 作用する2つの戻しばね211が、軸受素子206を引っ張ってガイド片210 をカムディスク209に当接させる。 カムディスク209は、それぞれレバー状のロッキングアーム212の一端に 取り付けられている。このロッキングアームは、プレッシャローラ軸と平行な固 設のロッキングアーム軸213に揺動自在に取り付けられている。ロッキングア ーム212の、カムディスクとは反対側の端部に、コイルばねの形態を有するば ね素子218を懸架する。コイルばね218の他端は、それぞれが固設の案内ロ ーラ215によって案内されるケーブルまたはチェーン217と接続する。ケー ブルまたはチェーンの自由端は、対称軸216を中心に枢動自在な調節レバー2 14の第1端に固定されている。プレッシャローラ軸と直交するばね素子218 の作用方向は、ケーブルまたはチェーン217及び案内ローラ215として形成 された電動偏向手段によって偏向される。偏向される作用方向は、調節レバー2 14の矢印で示す枢動方向204に対応する。この枢動方向204は、プレッシ ャローラ軸と平行である。ばね素子218をこのように構成することによって、 ばね素子218はロッキングアーム212に引張り力を作用させ、この引張り力 はロッキングアーム212によって押圧力に変換され、その結果、プレッシャロ ーラ205が定着ローラ201に圧接する。ロッキングアーム212の揺動範囲 を制限するため、カムディスク209の軸支域に調整自在なストッパ219を設 けてある。 ばね素子218の弾力は、プレッシャローラ205に作用する戻しばね211 の弾力よりも明らかに大きい。プレッシャローラ205が圧接している状態では 、ロッキングアーム212がストッパ219から離脱する方向に揺動している。 カムディスク209は、その回転方向に応じてプレッシャローラ205を定着ロ ー ラ201に圧接させる。押圧力は、ロッキングアーム212の幾何的構成及びカ ムディスク209の回転位置との関連においてばね素子218の弾力によってほ ぼ決定される。 アクチュエータ220は、ばね素子218の作用方向を向いたスピンドル22 5、スピンドルナット223及びスピンドルナット止め222からなる。スピン ドル225はサーボモータ226と連動し、該サーボモータ226は制御装置2 1(図6)によって作動させられる。スピンドル225が回転すると、スピンド ルナット223がスピンドル225の長手方向に移動し、調節レバー214の傾 きに応じた押圧力が、定着ローラ201とプレッシャローラ205の間に案内さ れる(ここでは図示しない)紙ウエブAまたはBに作用する。このようにして、 調力機構による個々のウエブに特異な押圧力が、定着ローラ201の領域に作用 する。調節レバー214の枢動によって一方のばね218が引っ張られると、例 えば、B−ウエブの領域における押圧力が増大し、他方のばね218がゆるむこ とでA−ウエブの領域における押圧力が低下する。その結果、スリップは、A− ウエブの領域において増大し、B−ウエブの領域において減少する。 押圧力調節機構を利用すれば、押圧力に僅かな差が生ずるだけでA−ウエブと B−ウエブとの間にスリップ差が生ずる。この場合、A−ウエブにはB−ウエブ から軽減されるのと同量の押圧力が逆方向に作用する。 特に、スプロケット孔が大きいか、またはその性質上、最大限の負圧差で調整 することができない紙ウエブの場合には、押圧力を反対方向に調節するのが好ま しい方法である。 調整の変形及び拡張 押圧力調節機構の利用は、すでに述べた押圧力調節よりも好ましい。なぜなら 、力を反対方向に調節することによって得られるスリップ差への作用の方が大き いからである。回転カム18(図6)を離脱方向に回転させて両ウエブの押圧力 を同時に軽減する場合に比較して、A−ウエブに生ずる押圧力の逆方向低下は軽 微であるから、定着の品質に対する悪影響は少ない。回転カム18の離脱方向回 転は、両紙ウエブのスリップを増大させ、負圧制御の利用により間接的にスリッ プ 差を発生させるに過ぎない。これに反して、押圧力調節機構を利用すれば、各ウ エブに特異な押圧力変化を実現できる。 スプロケット孔の面積が大きい紙や低品質の紙(再生紙など)は、押圧力調節 機構を使用せず、場合によってはひんぱんな同期化停止を伴う負圧制御だけでよ い。ただし、ひんぱんな停止は、プリンタのパフォーマンス上、極力回避すべき である。 ループ引張り力の調節は、オペレータの介入を必要にする。このような介入は できれば回避すべきであり、個々のウエブに特異な押圧力調節を利用することで 回避できる。 反対方向の押圧力調整と負圧調整またはループ引張り力調整は、原理的には随 意に組合わせることができる。どのような紙ウエブに、かつどの時点でそれぞれ の調整を利用するかは、材料や機能に応じて異なる。 参照番号リスト 1 記録支持材 2 転写部における整列線、転写部 3 咬合式駆動手段、キャタピラ 4 裏側ウエブ、B−ウエブ 5 表側ウエブ、A−ウエブ 6、6/1、6/2 ループテンショナ 7、7/1、7/2 負圧ブレーキ 8 摩擦式駆動手段 8/1 定着ローラ 8/2 プレッシャローラ 9 定着ギャップ 10 反転装置 11 反転装置の後方のB−ウエブに設けたウエブ蓄積手段 12 回転角度センサ 13 ループテンショナ6のばね機構 14 ループテンショナ調節装置 15 負圧発生装置 16 負圧弁及び調整アセンブリ 16/1、16/2 別々に制御可能な負圧弁 17 駆動手段、定着部 18 プレッシャローラ8/2の枢動機構 19 枢動機構の駆動手段 20 制御電子系、調整ユニット 21 電源回路 22 制御回路 23 キャタピラ駆動手段、電動機 24 バス・ライン 25 ループテンショナ6のリンクレバー 26 ループテンショナの上方ストッパ 27 ループテンショナの下方ストッパ 28 ループテンショナ回転軸 29、30 ループテンショナのリンクレバー 31 ケーブル 32 巻上げ装置 33 ハンドル 34 ウォーム歯車 35 軸 36/1、36/2 ケーブル滑車 37 指針 38 力刻み目盛 O 上方エラーレンジ R ループテンショナの作用レンジ U 下方エラーレンジ RL ループ長さ調整の調整偏差 RD ループ差調整の調整偏差 MA ループテンショナの実際位置の平均値 MR ループ引張り作用レンジの中央 M ループテンショナの反動モーメント β 偏倚角度 I 下方偏倚レンジ II 上方偏倚レンジ 201 定着ローラ 205 プレッシャローラ 206 軸受素子 208 モータ 209 カムディスク 210 ガイド片 211 戻しばね 212 ロッキングアーム 213 ロッキングアーム軸 214 調節素子、調節レバー 215 案内ローラ 216 軸 217 ケーブル、チェーン 218 ばね素子 219 ストッパ 220 アクチュエータ 222 スピンドルナット止め 223 スピンドルナット 225 スピンドル 226 サーボモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 コップ、バルター ドイツ国、D−82024 タウフキルヘン、 キルシェンシュトラッセ 70 (72)発明者 ヴィンター、ハンス ドイツ国、D−80634 ミュンヘン、ヴェ ンドル−ディートリヒ−シュトラッセ 8 (72)発明者 ジルバーザック、マルティン ドイツ国、D−85570 マルクト シュバ ーベン、アム ポストアンガー 3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.電子写真プリンタにおける記録支持材ウエブ(4,5)の平行走行を位置的 に正確に同期化する装置あって、記録支持材ウエブ(4,5)が、摩擦式駆動手 段(8/1,8/2)のスリップを制御することによって前記平行走行を同期化 する調整手段(20)の作用下に、咬合式駆動手段(3)に駆動されて互いに平 行に並んで第1作用域(2)を通過し、次いで、前記摩擦式駆動手段(8/1, 8/2)に駆動されて第2作用域(8)へ送られることを特徴とする装置。 2.調整装置(20)が −第一作用域(2)における記録支持材ウエブ(4,5)相互の相対的なず れを検出する検出手段(12,6/1,6/2)と、 −第2作用域(9)の摩擦式駆動手段(8)における記録支持材(1)のス リップを調節する調節手段(7,18,19)と、 −検出手段(12,6/1,6/2)及び調節手段(7,18,19)と連 動して相対的ずれを補正する制御手段(20,21,22) とを含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。 3.記録支持材ウエブ(4,5)が、蓄積状態を検知するセンサ(12)を具え た、記録支持材(1)のための少なくとも1つのウエブ蓄積手段(6)を含む請 求項2に記載の装置。 4.記録支持材ウエブ(A,B)のそれぞれにループテンショナ(6/1,6/ 2)を連携させ、各ループテンショナにその揺動位置を感知するセンサ(12) を設けた請求項3に記載の装置。 5.揺動位置に応じて調節可能な偏倚力で記録支持材ウエブ(4,5)を偏倚さ せるように前記ループテンショナ(6)を構成した請求項4に記載の装置。 6.前記ループテンショナが、枢動軸を中心に枢動して記録支持材ウエブ(4, 5)に作用する偏倚素子(25)及びこれと連携する偏倚ばね(13)を含み、 前記偏倚ばね(13)が張力付与手段(33,34)と連動してばね偏倚力を調 節する請求項5に記載の装置。 7.調整手段(20)が、例えば摩擦式駆動手段(8)の回転数を同一方向に変 化させることによって記録支持材ウエブ(4,5)のウエブ蓄積手段(6)の蓄 積量を制御する第1作用群(17,21)と、例えば個々の記録支持材ウエブ( 4,5)の張力を反対方向に変化させることによってウエブ蓄積手段(6)の蓄 積量を増減してウエブ蓄積手段の蓄積量差を制御する第2作用群(7)とを含む 請求項3乃至6の何れか1項に記載の装置。 8.記録支持材ウエブ(4,5)上のマーキングを走査するセンサを含む請求項 2乃至7の何れか1項に記載の装置。 9.記録支持材搬送方向に見て摩擦式駆動手段(8)の手前に配置され、記録支 持材ウエブ(4、5)に作用する制動力が制御自在なブレーキ(7)を含む請求 項2乃至8の何れか1項に記載の装置。 10.記録支持材ウエブ(4,5)のそれぞれにブレーキ(7/1,7/2)が 連携し、各ブレーキが、調節自在な負圧を発生する手段(15)と連携する吸引 孔を具えた、記録支持材ウエブ(4、5)が通過する滑り面を有する請求項9に 記載の装置。 11.第1作用域としての転写部と、第2作用域としての定着部(8)とを有す る請求項1乃至10の何れか1項に記載の装置。 12.第2作用域が、定着ローラ(8/1)及びこれと連携して記録支持材(1 )を定着ローラ(8/1)に圧接させるプレッシャローラ(8/2)を有し、両 ロ ーラ(8/1、8/2)の少なくとも一方が加熱され、モータ駆動される請求項 1乃至11の何れか1項に記載の装置。 13.記録支持材ウエブ(4,5)に作用する押圧力を調節する制御自在な手段 (18,214,218)を含む請求項1乃至12の何れか1項に記載の装置。 14.記録支持材ウエブ(4,5)を摩擦式駆動手段の駆動ローラ(8/1,2 01)に圧接させるように可動的に支持されたプレッシャローラ(205)と、 プレッシャローラ(205)と連動し、記録支持材ウエブ(4,5)の一部に作 用するプレッシャローラ(205)の押圧力を個々のウエブごとに変化させる調 力機構(212,218,214)とを含む請求項13に記載の装置。 15.設定手段(214,216)のゼロ位置で協働ローラ(201)に対して 作用力を補償する形でプレッシャローラ(205)を押圧するように、設定手段 (214,216)とプレッシャローラ(205)の各側方軸受素子(206) に結合するばね素子(218)を含み、前記設定手段(214、216)が前記 ゼロ位置から偏倚すると、この偏倚位置に依存した力が軸受素子(206)に供 給される請求項14に記載の装置。 16.ローラの摩擦値を、特に離型油の供給を制御することによって制御自在に 変化させる手段を含む請求項12又は13に記載の装置。 17.フラッシュ定着手段として形成された定着部を有する請求項11に記載の 装置。 18.照射定着装置として形成された定着部を有する請求項11に記載の装置。 19.調整手段(20)と連携し、所与の制御範囲を超えると同期化を停止させ 、記録支持材ウエブ(4,5)を同期位置へ相対移動させることによって記録支 持 材ウエブ(4,5)の平行走行を同期化させることができる手段(12,2)を 含む請求項1乃至18の何れか1項に記載の装置。 20.ウエブ状記録支持材(10)を一回及び/または複数回印刷する電子写真 プリンタであって、 −記録支持材(1)の表側及び/または裏側と連携するトナー像を形成する 中間支持体と; −第1トナー像を記録支持材(1)の表側領域に転写するための第1転写域 と、第2トナー像を記録支持材(1)の表側領域または裏側領域に転写する第2 転写域と、転写域において記録支持材を咬合駆動する搬送手段(3)とを有する 転写部(2)と; −記録支持材の搬送方向に見て転写部(2)よりも後方に配置され、供給部 を起点とする第1記録支持材ウエブ(A−ウエブ)において第1転写域を経て定 着部(8)へ搬送され、次いで裏側領域を印刷するため必要に応じて反転手段( 10)によって反転させられたのち第2転写域へ搬送され、あらためて第2記録 支持材ウエブ(B−ウエブ)の定着部(8)を通過するように記録支持材(1) を駆動する手段の一部としての摩擦式駆動手段を含む転写部(2)と; −加熱定着部の送り方向に現れる摩擦式駆動手段(8/1,8/2)のスリ ップを制御することによって転写部(2)における記録支持材ウエブ(4,5) の平行走行を同期化する請求項1乃至19のいずれか1項に記載の調整手段(2 0) とを有することを特徴とする電子写真プリンタ。 21.記録支持材ウエブ(4,5)が咬合駆動手段(3)によって駆動されて互 いに平行に並んで転写部(2)を通過し、次いで摩擦駆動手段によって駆動され 、互いに平行に並んで定着部(8)へ送られるように構成された電子写真プリン タにおいて、前記記録支持材ウエブ(4,5)の平行走行を位置的に正確に同期 化する方法であって、 −転写部(2)における記録支持材ウエブ(4,5)相互の相対的ずれを検 出し; −定着部の送り方向(8/1,8/2)に生ずる摩擦駆動手段のスリップを 、前記相対的ずれが所定値以下になるまで制御することによって摩擦力を変化さ せる ステップを含むことを特徴とする方法。
JP8528824A 1995-03-24 1995-10-30 電子写真プリンタにおける記録支持材ウエブの平行走行を位置的に正確に同期化する装置 Pending JPH11502803A (ja)

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