JPH10120251A - 給紙装置 - Google Patents
給紙装置Info
- Publication number
- JPH10120251A JPH10120251A JP8299554A JP29955496A JPH10120251A JP H10120251 A JPH10120251 A JP H10120251A JP 8299554 A JP8299554 A JP 8299554A JP 29955496 A JP29955496 A JP 29955496A JP H10120251 A JPH10120251 A JP H10120251A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transfer paper
- transfer
- paper
- slack
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Registering Or Overturning Sheets (AREA)
- Handling Of Cut Paper (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 予測可能な原因による場合は勿論、予測でき
ない原因によって搬送手段をON、OFFする電磁クラ
ッチの動作が不良化する場合にも、ソフト的な調整等を
個々的にメンテナンスマンが行うという煩雑な手法を採
用せずに、上記各原因に起因したたるみ形成量のバラツ
キを防止することを可能とした給紙装置を提供する。 【解決手段】 レジストローラと、レジストローラの上
流側に位置する搬送手段と、制御部とを有し、停止して
いるレジストローラに転写紙先端を突き当てることによ
り転写紙にたるみを生じさせてから所定のタイミングで
レジストローラと搬送手段をほぼ同時に再駆動すること
によって転写紙のたるみを維持しながら搬送する給紙装
置において、制御部は、該搬送手段よりも上流側位置に
設けた転写紙の後端検知手段から得た後端の通過タイミ
ングについての情報に基づいて、転写紙のたるみ量を転
写紙サイズと比較して算出し、その結果に応じて以降の
転写紙の搬送時にたるみ量を調整可能にした。
ない原因によって搬送手段をON、OFFする電磁クラ
ッチの動作が不良化する場合にも、ソフト的な調整等を
個々的にメンテナンスマンが行うという煩雑な手法を採
用せずに、上記各原因に起因したたるみ形成量のバラツ
キを防止することを可能とした給紙装置を提供する。 【解決手段】 レジストローラと、レジストローラの上
流側に位置する搬送手段と、制御部とを有し、停止して
いるレジストローラに転写紙先端を突き当てることによ
り転写紙にたるみを生じさせてから所定のタイミングで
レジストローラと搬送手段をほぼ同時に再駆動すること
によって転写紙のたるみを維持しながら搬送する給紙装
置において、制御部は、該搬送手段よりも上流側位置に
設けた転写紙の後端検知手段から得た後端の通過タイミ
ングについての情報に基づいて、転写紙のたるみ量を転
写紙サイズと比較して算出し、その結果に応じて以降の
転写紙の搬送時にたるみ量を調整可能にした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、プリンタ、
ファクシミリ装置等の画像形成装置に用いられる給紙装
置の改良に関し、特にレジストローラを用いて転写位置
に転写紙を給紙する前に、一旦停止させたレジストロー
ラに転写紙先端を突き当ててから、上流側の搬送手段を
用いて転写紙を所定量過分に送ることにより、転写紙に
たるみを生じさせ、以て転写紙のこしを利用したスキュ
ー補正を行うと共に、感光体上のトナー像の移動タイミ
ングに合わせて、レジストローラを再駆動する方式の給
紙装置に関する。
ファクシミリ装置等の画像形成装置に用いられる給紙装
置の改良に関し、特にレジストローラを用いて転写位置
に転写紙を給紙する前に、一旦停止させたレジストロー
ラに転写紙先端を突き当ててから、上流側の搬送手段を
用いて転写紙を所定量過分に送ることにより、転写紙に
たるみを生じさせ、以て転写紙のこしを利用したスキュ
ー補正を行うと共に、感光体上のトナー像の移動タイミ
ングに合わせて、レジストローラを再駆動する方式の給
紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から複写機、プリンタ、ファクシミ
リ装置等の画像形成装置に用いられる給紙装置において
は、レジストローラを用いて転写位置に転写紙を給紙す
る前に、一旦停止させたレジストローラに転写紙先端を
突き当ててから、上流側の搬送手段を用いて転写紙を所
定量過分に送ることにより、転写紙にたるみを生じさ
せ、以て転写紙のこしを利用したスキュー補正を行うと
共に、感光体上のトナー像の移動タイミングに合わせ
て、レジストローラを再駆動する方式の給紙装置が知ら
れている。実開平1−44516号公報には、転写紙の
搬送速度を正確に算出することにより、レジストローラ
上流側の搬送手段(フィードローラ)の制御を適確に行
って、紙種、コピーモードに関係なくレジストローラ直
前位置で常に一定のたるみ量を得るようにした技術が開
示されている。即ち、この従来例は、搬送手段とレジス
トローラとの間に2個の用紙センサを設けて、その間の
線速を算出し、たるみ量を適正にしようとするものであ
る。しかし、この従来例は、搬送手段のOFF時の停止
バラツキ(例えば、電磁クラッチの停止不良等)に異常
があった場合に、レジスト前のたるみ量にバラツキが発
生し、その結果転写位置への転写紙供給タイミングにバ
ラツキが出て、転写不良が発生するという欠点を有す
る。なお、搬送手段としてのフィードローラの駆動、停
止手段としてステッピングモータを用いた場合には、停
止精度もよいので、この検知方式でも十分かもしれない
が、電磁クラッチを用いた方法に比べるとコスト高とな
ってしまう欠点を持つ。従って、ステッピングモータ以
外のモータと電磁クラッチとを併用した低コストな駆
動、停止手段を用いながらも、レジスト前のたるみ量に
バラツキが発生しない給紙方法、給紙装置の提案が従来
から求められていた。
リ装置等の画像形成装置に用いられる給紙装置において
は、レジストローラを用いて転写位置に転写紙を給紙す
る前に、一旦停止させたレジストローラに転写紙先端を
突き当ててから、上流側の搬送手段を用いて転写紙を所
定量過分に送ることにより、転写紙にたるみを生じさ
せ、以て転写紙のこしを利用したスキュー補正を行うと
共に、感光体上のトナー像の移動タイミングに合わせ
て、レジストローラを再駆動する方式の給紙装置が知ら
れている。実開平1−44516号公報には、転写紙の
搬送速度を正確に算出することにより、レジストローラ
上流側の搬送手段(フィードローラ)の制御を適確に行
って、紙種、コピーモードに関係なくレジストローラ直
前位置で常に一定のたるみ量を得るようにした技術が開
示されている。即ち、この従来例は、搬送手段とレジス
トローラとの間に2個の用紙センサを設けて、その間の
線速を算出し、たるみ量を適正にしようとするものであ
る。しかし、この従来例は、搬送手段のOFF時の停止
バラツキ(例えば、電磁クラッチの停止不良等)に異常
があった場合に、レジスト前のたるみ量にバラツキが発
生し、その結果転写位置への転写紙供給タイミングにバ
ラツキが出て、転写不良が発生するという欠点を有す
る。なお、搬送手段としてのフィードローラの駆動、停
止手段としてステッピングモータを用いた場合には、停
止精度もよいので、この検知方式でも十分かもしれない
が、電磁クラッチを用いた方法に比べるとコスト高とな
ってしまう欠点を持つ。従って、ステッピングモータ以
外のモータと電磁クラッチとを併用した低コストな駆
動、停止手段を用いながらも、レジスト前のたるみ量に
バラツキが発生しない給紙方法、給紙装置の提案が従来
から求められていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の点を図4に示し
た従来の給紙機構の図に基づいて更に詳述すると、この
給紙機構は、図示しない感光体及び転写手段から成る転
写位置に転写紙を供給するレジストローラ対1と、レジ
ストローラ対1の直上流側に位置するレジストセンサ2
と、更に上流側に位置する搬送手段(フィードローラ)
3と、転写紙Pのたるみを許容するマイラ4と、ガイド
板5と、搬送手段の駆動、停止を行う駆動手段6(モー
タ、電磁クラッチCL)と、制御部7とを有する。以上
の構成に於て、停止しているレジストローラ対1に対し
て搬送手段3により搬送された転写紙先端を突き当てた
後に、すぐに搬送手段3を停止させることなく、所定の
量を過分に送ってから搬送手段を停止するように、搬送
手段3の駆動手段6を制御することにより、転写紙に図
示のごときたるみを生じさせる。そして、たるみにより
発生する転写紙のこしを利用して転写紙Pのスキュー
(斜め送り)を補正するとともに、感光体上のトナー像
の移動とタイミングを合わせて、レジストローラ1を駆
動開始することにより、所望の転写画像を得るようにし
ている。即ち、図4の給紙機構では、レジストローラ1
の直前にレジストセンサ2を設けており、転写紙の先端
がレジストセンサ2に検出されてから所定の時間が経っ
て所定量のたるみを形成した頃に、搬送手段3を間欠運
転する駆動手段6の電磁クラッチCLの連結を解除し、
たるみの形成を止める。その後、感光体上の画像の位置
と合わせて、レジストローラ1と搬送手段3をほぼ同時
に再給紙することによって転写紙のたるみを維持しなが
ら搬送する。
た従来の給紙機構の図に基づいて更に詳述すると、この
給紙機構は、図示しない感光体及び転写手段から成る転
写位置に転写紙を供給するレジストローラ対1と、レジ
ストローラ対1の直上流側に位置するレジストセンサ2
と、更に上流側に位置する搬送手段(フィードローラ)
3と、転写紙Pのたるみを許容するマイラ4と、ガイド
板5と、搬送手段の駆動、停止を行う駆動手段6(モー
タ、電磁クラッチCL)と、制御部7とを有する。以上
の構成に於て、停止しているレジストローラ対1に対し
て搬送手段3により搬送された転写紙先端を突き当てた
後に、すぐに搬送手段3を停止させることなく、所定の
量を過分に送ってから搬送手段を停止するように、搬送
手段3の駆動手段6を制御することにより、転写紙に図
示のごときたるみを生じさせる。そして、たるみにより
発生する転写紙のこしを利用して転写紙Pのスキュー
(斜め送り)を補正するとともに、感光体上のトナー像
の移動とタイミングを合わせて、レジストローラ1を駆
動開始することにより、所望の転写画像を得るようにし
ている。即ち、図4の給紙機構では、レジストローラ1
の直前にレジストセンサ2を設けており、転写紙の先端
がレジストセンサ2に検出されてから所定の時間が経っ
て所定量のたるみを形成した頃に、搬送手段3を間欠運
転する駆動手段6の電磁クラッチCLの連結を解除し、
たるみの形成を止める。その後、感光体上の画像の位置
と合わせて、レジストローラ1と搬送手段3をほぼ同時
に再給紙することによって転写紙のたるみを維持しなが
ら搬送する。
【0004】たるみを維持しながら搬送する目的は、具
体的には、搬送手段3よりも上流側にある分離手段の分
離部の負荷がレジストローラ1に作用して搬送スピード
を変化させて、画像の等倍不良を起こさせないようにす
るためと、レジストローラ1の駆動手段1Aと、搬送手
段3の駆動手段6との応答差や、レジストローラ1と搬
送手段3による各搬送スピードに差がでた時に、レジス
トローラ1と搬送手段3との間で転写紙を引っ張り合っ
て搬送スピードを変化させて、画像の等倍不良を起こさ
せないようにするためである。ところが、この方式の搬
送手段3の駆動手段6には電磁クラッチCLを使用する
ことが多く、電磁クラッチCLに対して連結を終了する
ように命令が出てから実際に停止するまでには、イナー
シャも作用するので、通常、数十msecの時間を要す
る。レジストローラ直前でのたるみ量はこの遅れを見込
んで設定しているが、電磁クラッチの停止時間のばらつ
き量は一様でなく、初期と経時のばらつき、個々の製造
誤差によるばらつき、軸の負荷トルクの変動によるばら
つき(分離部の負荷変動があるため重要となる)等の原
因により異なるため、たるみ量自体にばらつきを生じて
しまう。
体的には、搬送手段3よりも上流側にある分離手段の分
離部の負荷がレジストローラ1に作用して搬送スピード
を変化させて、画像の等倍不良を起こさせないようにす
るためと、レジストローラ1の駆動手段1Aと、搬送手
段3の駆動手段6との応答差や、レジストローラ1と搬
送手段3による各搬送スピードに差がでた時に、レジス
トローラ1と搬送手段3との間で転写紙を引っ張り合っ
て搬送スピードを変化させて、画像の等倍不良を起こさ
せないようにするためである。ところが、この方式の搬
送手段3の駆動手段6には電磁クラッチCLを使用する
ことが多く、電磁クラッチCLに対して連結を終了する
ように命令が出てから実際に停止するまでには、イナー
シャも作用するので、通常、数十msecの時間を要す
る。レジストローラ直前でのたるみ量はこの遅れを見込
んで設定しているが、電磁クラッチの停止時間のばらつ
き量は一様でなく、初期と経時のばらつき、個々の製造
誤差によるばらつき、軸の負荷トルクの変動によるばら
つき(分離部の負荷変動があるため重要となる)等の原
因により異なるため、たるみ量自体にばらつきを生じて
しまう。
【0005】また、図4に示すように、レジストセンサ
2により転写紙先端を検出してから所定の時間が経過し
た時に搬送手段駆動モータ用の電磁クラッチCLの連結
を解除してたるみを形成する方法では、転写紙の種類の
違いに起因した厚さや、こしの強さのバラツキを吸収す
ることができず、不具合をもたらす。つまり、上記紙種
に応じた性質の違いにより、レジストローラ1と搬送手
段3との間で転写紙の姿勢が異なったものとなってお
り、例えば、転写紙が最初からある程度たるんだ状態で
あると、これもレジストセンサを停止させることにより
形成するたるみ量をばらつかせる原因になる。これらの
要因により、ばらつきが生じた場合、たるみ量が小さす
ぎる場合には、スキュー(斜め送り)の補正能力が小さ
くなったり、さらには、画像に対して転写紙が遅れて先
端の画像欠けとなる事態を生じる。逆に、たるみ量が大
きい場合には、転写紙のこすれ音が出たり、紙のこしが
強すぎて転写紙がレジストローラ1を回してしまい、画
像に対して転写紙が先行する現象が出たりする。さら
に、たるみ量が大きい場合には、転写紙がZ字型に折れ
てしまい、紙詰まりが生じたりする。これらの不具合
は、電磁クラッチ内部に異物が混入したり、クラッチ自
体の製造不良等で切れが悪くなったときに更に顕著に生
じやすい。
2により転写紙先端を検出してから所定の時間が経過し
た時に搬送手段駆動モータ用の電磁クラッチCLの連結
を解除してたるみを形成する方法では、転写紙の種類の
違いに起因した厚さや、こしの強さのバラツキを吸収す
ることができず、不具合をもたらす。つまり、上記紙種
に応じた性質の違いにより、レジストローラ1と搬送手
段3との間で転写紙の姿勢が異なったものとなってお
り、例えば、転写紙が最初からある程度たるんだ状態で
あると、これもレジストセンサを停止させることにより
形成するたるみ量をばらつかせる原因になる。これらの
要因により、ばらつきが生じた場合、たるみ量が小さす
ぎる場合には、スキュー(斜め送り)の補正能力が小さ
くなったり、さらには、画像に対して転写紙が遅れて先
端の画像欠けとなる事態を生じる。逆に、たるみ量が大
きい場合には、転写紙のこすれ音が出たり、紙のこしが
強すぎて転写紙がレジストローラ1を回してしまい、画
像に対して転写紙が先行する現象が出たりする。さら
に、たるみ量が大きい場合には、転写紙がZ字型に折れ
てしまい、紙詰まりが生じたりする。これらの不具合
は、電磁クラッチ内部に異物が混入したり、クラッチ自
体の製造不良等で切れが悪くなったときに更に顕著に生
じやすい。
【0006】搬送手段の駆動、停止手段として電磁クラ
ッチを用いた従来の給紙装置では、これらのたるみ量に
関わる不良が発生した場合には、前記所定の時間を制御
部7側のソフト上で調整できるようにしておくことで、
サービスマンによる保守、点検時に調整できるようにし
ていた。あるいは、経時的にクラッチの停止時間が長く
なっていく等、あらかじめ変動パターンがわかっている
ものに関しては、あらかじめ通紙枚数によってクラッチ
の駆動タイミングの設定を変えるようにプログラムを組
んでおけばよかった。ところが、前述のように、クラッ
チ内部に異物が混入したり、クラッチ自体の製造不良等
で切れが悪くなった場合や、紙の種類によるばらつき
や、駆動負荷の変動等、あらかじめ予測できない原因に
よる作動不良に対しては、上記ソフト的な調整では対応
できないという不具合があった。また、対応する場合に
おいても、サービスマン等の人がユーザを訪問して行わ
なければならず、時間もかかり、不経済であった。本発
明は上記に鑑みてなされたものであり、予測可能な原因
による場合は勿論、予測できない原因によって搬送手段
をON、OFFする電磁クラッチの動作が不良化する場
合にも、ソフト的な調整等を個々的にメンテナンスマン
が行うという煩雑な手法を採用せずに、上記各原因に起
因したたるみ形成量のバラツキを防止することを可能と
した給紙装置を提供することを目的としている。
ッチを用いた従来の給紙装置では、これらのたるみ量に
関わる不良が発生した場合には、前記所定の時間を制御
部7側のソフト上で調整できるようにしておくことで、
サービスマンによる保守、点検時に調整できるようにし
ていた。あるいは、経時的にクラッチの停止時間が長く
なっていく等、あらかじめ変動パターンがわかっている
ものに関しては、あらかじめ通紙枚数によってクラッチ
の駆動タイミングの設定を変えるようにプログラムを組
んでおけばよかった。ところが、前述のように、クラッ
チ内部に異物が混入したり、クラッチ自体の製造不良等
で切れが悪くなった場合や、紙の種類によるばらつき
や、駆動負荷の変動等、あらかじめ予測できない原因に
よる作動不良に対しては、上記ソフト的な調整では対応
できないという不具合があった。また、対応する場合に
おいても、サービスマン等の人がユーザを訪問して行わ
なければならず、時間もかかり、不経済であった。本発
明は上記に鑑みてなされたものであり、予測可能な原因
による場合は勿論、予測できない原因によって搬送手段
をON、OFFする電磁クラッチの動作が不良化する場
合にも、ソフト的な調整等を個々的にメンテナンスマン
が行うという煩雑な手法を採用せずに、上記各原因に起
因したたるみ形成量のバラツキを防止することを可能と
した給紙装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成する為、請
求項1の発明は、転写位置に転写紙を給紙するレジスト
ローラと、レジストローラを間欠運転する駆動手段と、
レジストローラの上流側に位置する搬送手段と、該搬送
手段を間欠運転する駆動手段と、制御部とを有し、停止
しているレジストローラに転写紙先端を突き当てた後
に、搬送手段により所定の距離を過分に送って搬送手段
を停止するように搬送手段の駆動手段を制御することに
より、転写紙にたるみを生じさせてから所定のタイミン
グでレジストローラと搬送手段をほぼ同時に再駆動する
ことによって転写紙のたるみを維持しながら搬送する給
紙装置において、上記制御部は、該搬送手段よりも上流
側位置に設けた転写紙の後端検知手段から得た後端の通
過タイミングについての情報に基づいて、転写紙のたる
み量を転写紙サイズと比較して算出し、その結果に応じ
て以降の転写紙の搬送時にたるみ量を調整可能にしたこ
とを特徴とする。このように構成することによって、前
の転写紙のたるみ量を算出し、次の転写紙のたるみ形成
時にフィードバックすることによって、その給紙装置の
最新の使用条件に対応して、たるみ量を一定に保つこと
ができる給紙装置を提供することができる。
求項1の発明は、転写位置に転写紙を給紙するレジスト
ローラと、レジストローラを間欠運転する駆動手段と、
レジストローラの上流側に位置する搬送手段と、該搬送
手段を間欠運転する駆動手段と、制御部とを有し、停止
しているレジストローラに転写紙先端を突き当てた後
に、搬送手段により所定の距離を過分に送って搬送手段
を停止するように搬送手段の駆動手段を制御することに
より、転写紙にたるみを生じさせてから所定のタイミン
グでレジストローラと搬送手段をほぼ同時に再駆動する
ことによって転写紙のたるみを維持しながら搬送する給
紙装置において、上記制御部は、該搬送手段よりも上流
側位置に設けた転写紙の後端検知手段から得た後端の通
過タイミングについての情報に基づいて、転写紙のたる
み量を転写紙サイズと比較して算出し、その結果に応じ
て以降の転写紙の搬送時にたるみ量を調整可能にしたこ
とを特徴とする。このように構成することによって、前
の転写紙のたるみ量を算出し、次の転写紙のたるみ形成
時にフィードバックすることによって、その給紙装置の
最新の使用条件に対応して、たるみ量を一定に保つこと
ができる給紙装置を提供することができる。
【0008】請求項2の発明は、上記レジストローラ
と、上記搬送手段の上流側に位置する上記後端検知手段
との間の距離を、最小紙の搬送方向長にたるみ量を加え
た距離よりも小さくしたことを特徴とする。このよう
に、レジストローラと、搬送手段よりも上流側に位置
し、転写紙の後端を検出する手段との間の距離を、給紙
装置の最小紙の搬送方向の距離にたるみ量を加えた距離
よりも小さくすることにより、その給紙装置で搬送でき
るどのサイズの転写紙に対しても、請求項1と同等の効
果を得ることができる。請求項3の発明は、制御部が算
出した転写紙のたるみ量が、たるみ量の許容限度範囲か
らはずれた場合には、異常が発生したことを表示するよ
うにしたことを特徴とする。このように、算出した転写
紙のたるみ量が所定のたるみ量の許容限度範囲をはずれ
た場合には、操作部の表示装置に異常が発生したことを
知らせるようにすることにより、従来、転写紙のZ折れ
や、異常音、画像ずれ、スキューが発生した時にどこを
直せばよいのか、調べるまでに時間がかかっていたの
を、一目瞭然で原因がわかるようにすることができる。
と、上記搬送手段の上流側に位置する上記後端検知手段
との間の距離を、最小紙の搬送方向長にたるみ量を加え
た距離よりも小さくしたことを特徴とする。このよう
に、レジストローラと、搬送手段よりも上流側に位置
し、転写紙の後端を検出する手段との間の距離を、給紙
装置の最小紙の搬送方向の距離にたるみ量を加えた距離
よりも小さくすることにより、その給紙装置で搬送でき
るどのサイズの転写紙に対しても、請求項1と同等の効
果を得ることができる。請求項3の発明は、制御部が算
出した転写紙のたるみ量が、たるみ量の許容限度範囲か
らはずれた場合には、異常が発生したことを表示するよ
うにしたことを特徴とする。このように、算出した転写
紙のたるみ量が所定のたるみ量の許容限度範囲をはずれ
た場合には、操作部の表示装置に異常が発生したことを
知らせるようにすることにより、従来、転写紙のZ折れ
や、異常音、画像ずれ、スキューが発生した時にどこを
直せばよいのか、調べるまでに時間がかかっていたの
を、一目瞭然で原因がわかるようにすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施
の形態例により詳細に説明する。図1は請求項1に対応
する形態例の給紙装置の詳細図、図2は請求項1に対応
する形態例の動作のタイミングチャート、図3は請求項
3に対応する形態例のフローチャートである。図1によ
り請求項1に対応する形態例の構成を説明すると、この
給紙装置は、電子写真複写機に用いられるものであり、
感光体11と転写手段12との間の転写位置に対して転
写紙を給紙するレジストローラ対13と、レジストロー
ラ対13の駆動手段14と、レジストローラ対13の直
上流側に位置して転写紙の先端を検知するレジストセン
サ15(フィラー一体型のフォトインタラプタ)と、レ
ジストローラ対13の所定距離上流側に位置する搬送手
段(ゴム製フィードローラ)16と、搬送手段の駆動手
段(モータM、電磁クラッチCL)17と、搬送手段1
6の上流側に位置して転写紙の後端を検知する後端検知
手段18と、給紙トレイ20上の転写紙Pを取り出す給
紙・分離部21と、給紙・分離部21により取り出され
た転写紙を転写位置に向かう搬送経路上に送り出す中間
ローラ対22等を有する。給紙・分離部21によって1
枚ずつ分離され、搬送された転写紙Pは、中間ローラ対
22へと搬送され、中間ローラ対22と搬送手段16と
は、駆動手段17中の電磁クラッチCLにより間欠的に
駆動力を伝達可能になっており、中間ローラ対22から
搬送手段16を経て、転写紙はレジストセンサ15へと
搬送される。制御部25内のソフト上で設定しているた
るみ形成用の時間T、即ちレジストセンサ15が転写紙
先端を検出してから搬送手段16を停止させるまでの所
定の時間Tの経過後に、搬送手段16を間欠運転する駆
動手段17中の電磁クラッチCLの連結をOFFし、レ
ジストローラ対13の前でたるみを形成する。この状態
では、レジストローラ対13を間欠運転する駆動手段1
4(モータ、電磁クラッチ)も連結をOFFしており、
転写紙は停止している。
の形態例により詳細に説明する。図1は請求項1に対応
する形態例の給紙装置の詳細図、図2は請求項1に対応
する形態例の動作のタイミングチャート、図3は請求項
3に対応する形態例のフローチャートである。図1によ
り請求項1に対応する形態例の構成を説明すると、この
給紙装置は、電子写真複写機に用いられるものであり、
感光体11と転写手段12との間の転写位置に対して転
写紙を給紙するレジストローラ対13と、レジストロー
ラ対13の駆動手段14と、レジストローラ対13の直
上流側に位置して転写紙の先端を検知するレジストセン
サ15(フィラー一体型のフォトインタラプタ)と、レ
ジストローラ対13の所定距離上流側に位置する搬送手
段(ゴム製フィードローラ)16と、搬送手段の駆動手
段(モータM、電磁クラッチCL)17と、搬送手段1
6の上流側に位置して転写紙の後端を検知する後端検知
手段18と、給紙トレイ20上の転写紙Pを取り出す給
紙・分離部21と、給紙・分離部21により取り出され
た転写紙を転写位置に向かう搬送経路上に送り出す中間
ローラ対22等を有する。給紙・分離部21によって1
枚ずつ分離され、搬送された転写紙Pは、中間ローラ対
22へと搬送され、中間ローラ対22と搬送手段16と
は、駆動手段17中の電磁クラッチCLにより間欠的に
駆動力を伝達可能になっており、中間ローラ対22から
搬送手段16を経て、転写紙はレジストセンサ15へと
搬送される。制御部25内のソフト上で設定しているた
るみ形成用の時間T、即ちレジストセンサ15が転写紙
先端を検出してから搬送手段16を停止させるまでの所
定の時間Tの経過後に、搬送手段16を間欠運転する駆
動手段17中の電磁クラッチCLの連結をOFFし、レ
ジストローラ対13の前でたるみを形成する。この状態
では、レジストローラ対13を間欠運転する駆動手段1
4(モータ、電磁クラッチ)も連結をOFFしており、
転写紙は停止している。
【0010】次に、制御部25は、感光体11上に作像
したトナー画像先端部の移動とタイミングを合わせて、
レジストローラ用の電磁クラッチと搬送手段用の電磁ク
ラッチCLを同時にONするので、転写紙はたるみを形
成したまま転写位置へ向けて搬送される。ここで、転写
紙の後端検知手段18からレジストローラ対13までの
距離をL1、転写紙の搬送方向の長さをL3とする。更
に、各電磁クラッチがONしてたるみを有した転写紙を
給紙開始する時点(図2、t4)から転写紙の後端検知
手段18を転写紙の後端が抜ける(t5)までの時間T
2を計測し、この時間T2の間に転写紙が搬送される距
離を線速で換算した値(つまり、搬送手段停止中に後端
検知手段18から上流側に突出している転写紙後端部の
長さ)をL2とすると、転写紙のレジストローラ上流側
でのたるみ量L4は、L4=L3−(L1+L2)とな
る。本発明では、このたるみ量L4があらかじめ設定し
ようとした理想的なたるみ量の値からずれていた場合
に、制御部内のソフト上で設定している所定の時間T
(t2〜t3)が適正でないことになるので、時間Tを
上記たるみ量が適正値になるように、必要分だけ加減し
てフィードバックをかけることにより、次の転写紙のた
るみ形成時に補正をかけるようにした(t8〜t9)。
なお、この場合の転写紙の搬送方向の長さL3は図示し
ないサイズ検知手段によりあらかじめ入力された値を使
用する。なお、より正確に長さを検出するためには、後
端検知手段18によって、転写紙の通過に要する時間を
計測し、この時間を長さに換算しても良い。
したトナー画像先端部の移動とタイミングを合わせて、
レジストローラ用の電磁クラッチと搬送手段用の電磁ク
ラッチCLを同時にONするので、転写紙はたるみを形
成したまま転写位置へ向けて搬送される。ここで、転写
紙の後端検知手段18からレジストローラ対13までの
距離をL1、転写紙の搬送方向の長さをL3とする。更
に、各電磁クラッチがONしてたるみを有した転写紙を
給紙開始する時点(図2、t4)から転写紙の後端検知
手段18を転写紙の後端が抜ける(t5)までの時間T
2を計測し、この時間T2の間に転写紙が搬送される距
離を線速で換算した値(つまり、搬送手段停止中に後端
検知手段18から上流側に突出している転写紙後端部の
長さ)をL2とすると、転写紙のレジストローラ上流側
でのたるみ量L4は、L4=L3−(L1+L2)とな
る。本発明では、このたるみ量L4があらかじめ設定し
ようとした理想的なたるみ量の値からずれていた場合
に、制御部内のソフト上で設定している所定の時間T
(t2〜t3)が適正でないことになるので、時間Tを
上記たるみ量が適正値になるように、必要分だけ加減し
てフィードバックをかけることにより、次の転写紙のた
るみ形成時に補正をかけるようにした(t8〜t9)。
なお、この場合の転写紙の搬送方向の長さL3は図示し
ないサイズ検知手段によりあらかじめ入力された値を使
用する。なお、より正確に長さを検出するためには、後
端検知手段18によって、転写紙の通過に要する時間を
計測し、この時間を長さに換算しても良い。
【0011】次に、本発明の他の形態例では、図1にお
いて、レジストローラ対13から転写紙の後端検知手段
18までの間の距離L1を、この給紙装置により給紙す
ることが可能な最小紙の搬送方向長に対応させた距離と
することにより、全てのサイズの転写紙に対して上記の
動作の実現を可能としている。即ち、この形態例では、
レジストローラ対13から転写紙の後端検知手段18ま
での間の距離L1を、最小紙の搬送方向長にたるみ量を
加えた値よりも小さくしたので、全てのサイズの転写紙
に対してにおいて前述の動作が可能になる。
いて、レジストローラ対13から転写紙の後端検知手段
18までの間の距離L1を、この給紙装置により給紙す
ることが可能な最小紙の搬送方向長に対応させた距離と
することにより、全てのサイズの転写紙に対して上記の
動作の実現を可能としている。即ち、この形態例では、
レジストローラ対13から転写紙の後端検知手段18ま
での間の距離L1を、最小紙の搬送方向長にたるみ量を
加えた値よりも小さくしたので、全てのサイズの転写紙
に対してにおいて前述の動作が可能になる。
【0012】次に、本発明の他の形態例では、図1の構
成において、たるみ量L4を算出した時に、たるみL4
があらかじめ設定していた許容値の範囲からはずれた場
合には、図示しない操作部に設けた表示装置に異常が発
生したことを表示して、オペレータに知らせるようにし
た。これらの動作のフローチャートを図3に示す。ステ
ップ1において図2のt4のタイミングで給紙が開始さ
れた後で、たるみ量L4が計算され(S2)、その値が
所定の範囲、Lmin <L4<Lmax を越えている場合に
は給紙が中止され、操作部の表示装置に異常が表示され
る(S3〜S5)。たるみ量L4がこの所定の範囲を越
えるということは、制御部に予め備えられたプログラム
によって上記時間Tを補正不可能な程度にたるみ量がば
らついている場合を意味し、この表示を見たオペレータ
はサービスマンを呼ぶこととなる。従来、クラッチへの
異物混入や、クラッチ不良等で、転写紙のZ折れや、異
常音、画像ずれ、スキューが発生した時にどこを直せば
よいのか、調べるまでに時間がかかっていたが、この形
態例によれば、たるみ量が狙いからはずれている場合に
は、一目瞭然でその根本原因がわかるようになり、メン
テナンスも極めて容易となる。
成において、たるみ量L4を算出した時に、たるみL4
があらかじめ設定していた許容値の範囲からはずれた場
合には、図示しない操作部に設けた表示装置に異常が発
生したことを表示して、オペレータに知らせるようにし
た。これらの動作のフローチャートを図3に示す。ステ
ップ1において図2のt4のタイミングで給紙が開始さ
れた後で、たるみ量L4が計算され(S2)、その値が
所定の範囲、Lmin <L4<Lmax を越えている場合に
は給紙が中止され、操作部の表示装置に異常が表示され
る(S3〜S5)。たるみ量L4がこの所定の範囲を越
えるということは、制御部に予め備えられたプログラム
によって上記時間Tを補正不可能な程度にたるみ量がば
らついている場合を意味し、この表示を見たオペレータ
はサービスマンを呼ぶこととなる。従来、クラッチへの
異物混入や、クラッチ不良等で、転写紙のZ折れや、異
常音、画像ずれ、スキューが発生した時にどこを直せば
よいのか、調べるまでに時間がかかっていたが、この形
態例によれば、たるみ量が狙いからはずれている場合に
は、一目瞭然でその根本原因がわかるようになり、メン
テナンスも極めて容易となる。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明では、予測可能な原
因による場合は勿論、予測できない原因によってレジス
トローラや搬送手段をON、OFFする電磁クラッチの
動作が不良化する場合にも、ソフト的な調整等を個々的
にメンテナンスマンが行うという煩雑な手法を採用せず
に、上記各原因に起因したたるみ形成量のバラツキを防
止することができる。即ち、請求項1の給紙装置では、
レジストローラ対13と、レジストローラ対13を間欠
運転する駆動手段14と、レジストローラ対13の上流
側に位置する搬送手段16と、該搬送手段16を間欠運
転する駆動手段17とを有し、停止しているレジストロ
ーラ対13に転写紙先端を突き当てた後に、所定の量を
過分に送って搬送手段16を停止するように、搬送手段
16の駆動手段17を制御することにより、転写紙にた
るみを生じさせ、転写紙のこしを利用してスキュー(斜
め送り)を補正するとともに、感光体上の画像の移動と
のタイミングを合わせて、レジストローラ対13と搬送
手段16とをほぼ同時に再給紙することによって、転写
紙のたるみを維持しながら搬送する給紙装置において、
該搬送手段16よりも上流側に位置し、転写紙の後端を
検出する後端検知手段18を設けることによって、転写
紙のたるみ量(過分送り量)を転写紙サイズと比較し
て、算出し、その結果に応じて、以降の転写紙の搬送時
に、たるみ量を調整(フィードバック)可能にした。こ
の結果、当該給紙装置の最新の使用条件(電磁クラッチ
の応答速度等のバラツキ等に起因したたるみ量の変動)
にも関らず、たるみ量を一定に保つことができるので、
電磁クラッチの性能の個々のばらつきや、駆動負荷の変
動によるばらつき、紙の種類によるばらつき、経時での
ばらつきを自動に調整することができ、その結果、スキ
ューや画像位置ずれ、たるみ過ぎによる搬送音やZ折れ
を防止することができる。
因による場合は勿論、予測できない原因によってレジス
トローラや搬送手段をON、OFFする電磁クラッチの
動作が不良化する場合にも、ソフト的な調整等を個々的
にメンテナンスマンが行うという煩雑な手法を採用せず
に、上記各原因に起因したたるみ形成量のバラツキを防
止することができる。即ち、請求項1の給紙装置では、
レジストローラ対13と、レジストローラ対13を間欠
運転する駆動手段14と、レジストローラ対13の上流
側に位置する搬送手段16と、該搬送手段16を間欠運
転する駆動手段17とを有し、停止しているレジストロ
ーラ対13に転写紙先端を突き当てた後に、所定の量を
過分に送って搬送手段16を停止するように、搬送手段
16の駆動手段17を制御することにより、転写紙にた
るみを生じさせ、転写紙のこしを利用してスキュー(斜
め送り)を補正するとともに、感光体上の画像の移動と
のタイミングを合わせて、レジストローラ対13と搬送
手段16とをほぼ同時に再給紙することによって、転写
紙のたるみを維持しながら搬送する給紙装置において、
該搬送手段16よりも上流側に位置し、転写紙の後端を
検出する後端検知手段18を設けることによって、転写
紙のたるみ量(過分送り量)を転写紙サイズと比較し
て、算出し、その結果に応じて、以降の転写紙の搬送時
に、たるみ量を調整(フィードバック)可能にした。こ
の結果、当該給紙装置の最新の使用条件(電磁クラッチ
の応答速度等のバラツキ等に起因したたるみ量の変動)
にも関らず、たるみ量を一定に保つことができるので、
電磁クラッチの性能の個々のばらつきや、駆動負荷の変
動によるばらつき、紙の種類によるばらつき、経時での
ばらつきを自動に調整することができ、その結果、スキ
ューや画像位置ずれ、たるみ過ぎによる搬送音やZ折れ
を防止することができる。
【0014】請求項2に記載の給紙装置によれば、請求
項1に記載の給紙装置の効果に加えて、レジストローラ
対13と、搬送手段16よりも上流側に位置し転写紙の
後端を検出する手段18との間の距離を、給紙装置の最
小紙の搬送方向の距離にたるみ量を加えた距離よりも小
さくしたことにより、その給紙装置で搬送できるどのサ
イズの転写紙においても、請求項1に記載の効果を達成
できる。請求項3に記載の給紙装置によれば、請求項1
に記載の給紙装置の効果に加えて、算出した転写紙のた
るみ量が所定のたるみ量の許容限度範囲からはずれた場
合には、操作部の表示装置に異常が発生したことをオペ
レータ知らせるようにしたことにより、従来、クラッチ
への異物混入や、クラッチ不良等で、転写紙のZ折れ
や、異常音、画像ずれ、スキューが発生した時にどこを
直せばよいのか、調べるまでに時間がかかっていたが、
たるみ量が狙いからはずれていることによる問題の場合
には、一目瞭然で原因がわかるようになった。
項1に記載の給紙装置の効果に加えて、レジストローラ
対13と、搬送手段16よりも上流側に位置し転写紙の
後端を検出する手段18との間の距離を、給紙装置の最
小紙の搬送方向の距離にたるみ量を加えた距離よりも小
さくしたことにより、その給紙装置で搬送できるどのサ
イズの転写紙においても、請求項1に記載の効果を達成
できる。請求項3に記載の給紙装置によれば、請求項1
に記載の給紙装置の効果に加えて、算出した転写紙のた
るみ量が所定のたるみ量の許容限度範囲からはずれた場
合には、操作部の表示装置に異常が発生したことをオペ
レータ知らせるようにしたことにより、従来、クラッチ
への異物混入や、クラッチ不良等で、転写紙のZ折れ
や、異常音、画像ずれ、スキューが発生した時にどこを
直せばよいのか、調べるまでに時間がかかっていたが、
たるみ量が狙いからはずれていることによる問題の場合
には、一目瞭然で原因がわかるようになった。
【図1】本発明の一形態例の給紙装置の構成図。
【図2】図1の各部の動作を示すタイミング図。
【図3】本発明の他の形態例の動作を示すフローチャー
ト。
ト。
【図4】従来の欠点を説明する為の図。
11 感光体、12 転写手段、13 レジストローラ
対、14 駆動手段(モータ、電磁クラッチ)、15
レジストセンサ、16 搬送手段、17 駆動手段(モ
ータM、電磁クラッチCL)、18 後端検知手段、2
0 給紙トレイ、21 給紙・分離部、22 中間ロー
ラ対、25 制御部。
対、14 駆動手段(モータ、電磁クラッチ)、15
レジストセンサ、16 搬送手段、17 駆動手段(モ
ータM、電磁クラッチCL)、18 後端検知手段、2
0 給紙トレイ、21 給紙・分離部、22 中間ロー
ラ対、25 制御部。
Claims (3)
- 【請求項1】 転写位置に転写紙を給紙するレジストロ
ーラと、レジストローラを間欠運転する駆動手段と、レ
ジストローラの上流側に位置する搬送手段と、該搬送手
段を間欠運転する駆動手段と、制御部とを有し、 停止しているレジストローラに転写紙先端を突き当てた
後に、搬送手段により所定の距離を過分に送って搬送手
段を停止するように搬送手段の駆動手段を制御すること
により、転写紙にたるみを生じさせてから所定のタイミ
ングでレジストローラと搬送手段をほぼ同時に再駆動す
ることによって転写紙のたるみを維持しながら搬送する
給紙装置において、 上記制御部は、該搬送手段よりも上流側位置に設けた転
写紙の後端検知手段から得た後端の通過タイミングにつ
いての情報に基づいて、転写紙のたるみ量を転写紙サイ
ズと比較して算出し、その結果に応じて以降の転写紙の
搬送時のたるみ量を調整可能にしたことを特徴とする給
紙装置。 - 【請求項2】 上記レジストローラと、上記搬送手段の
上流側に位置する上記後端検知手段との間の距離を、最
小紙の搬送方向長にたるみ量を加えた距離よりも小さく
したことを特徴とする請求項1記載の給紙装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の給紙装置において、制
御部が算出した転写紙のたるみ量が、たるみ量の許容限
度範囲からはずれた場合には、異常が発生したことを表
示するようにしたことを特徴とする給紙装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8299554A JPH10120251A (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | 給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8299554A JPH10120251A (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | 給紙装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10120251A true JPH10120251A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17874131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8299554A Pending JPH10120251A (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | 給紙装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10120251A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011152976A (ja) * | 2010-01-27 | 2011-08-11 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
JP2019048702A (ja) * | 2017-09-11 | 2019-03-28 | コニカミノルタ株式会社 | 用紙搬送装置および画像形成装置 |
-
1996
- 1996-10-23 JP JP8299554A patent/JPH10120251A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011152976A (ja) * | 2010-01-27 | 2011-08-11 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
JP2019048702A (ja) * | 2017-09-11 | 2019-03-28 | コニカミノルタ株式会社 | 用紙搬送装置および画像形成装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040325 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040802 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041129 |