JP2012140212A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置において、給紙クラッチに安価なクラッチが用いられた場合であってお、給紙ローラとレジストローラの回転開始のタイミングのばらつきを抑える。
【解決手段】再給紙において給紙クラッチがONされるタイミングは、給紙クラッチの連結時間L1に基づいて調整される。具体的には、たとえば、連結時間L1の基準値に対するずれ量に応じて、給紙クラッチ912がONされるタイミング(時刻T5A)が、レジストクラッチ913がONされるタイミング(時刻T5B)に対してシフトされる。
【選択図】図8

Description

この発明は、画像形成装置に関し、特に、給紙ローラとレジストローラを備えた画像形成装置に関する。
従来から、画像形成装置における、用紙の搬送タイミングの調整に関する種々の技術が開示されている。
たとえば、特許文献1(特開2006−248644号公報)には、画像に対してタイミングを合わせて、用紙を供給するための技術が開示されている。具体的には、レジストローラの下流側であって転写位置までの位置に用紙センサを設け、画像に対してタイミングを合わせて、レジストローラから送られた用紙の先端がレジストローラの駆動オンから用紙センサの位置に達するまでの時間がカウントされる。そして、カウントされた時間に応じてレジストローラの回転数を増・減速する。これにより、レジストローラによる用紙送り速度の増・減速を行なって、紙種、経時、クラッチ連結時間のばらつきを低減させている。
また、特許文献2(特開平06−102720号公報)には、タイミングローラ対を駆動するクラッチの状態変化による応答時間のばらつきを抑えるための技術が開示されている。具体的には、上記クラッチがONされてからタイミングローラ対が所定の回転速度に達するまでの時間をカウントし、このカウント値βが予め定められた所定値αよりも小さい場合に、クラッチのタイマの値が変更される。
特開2006−248644号公報 特開平06−102720号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術によれば、クラッチ連結時間のばらつきの低減のために、センサ等の部品が必要となり、装置のコストを上昇させる、という問題があった。
また、モータは、回転数を一定に保とうとする。このため、特許文献2に記載の技術においても、ローラの回転速度の計測は困難であるというところが実情であり、十分な搬送タイミングの調整は困難であった。
さらに、画像形成装置における給紙ローラとレジストローラにおいて、レジストローラには、画像を用紙に転写するための用紙搬送のタイミングの調整という観点から、比較的高価なクラッチが使用されている。一方、用紙を搬送経路に送るだけの給紙ローラには、比較的安価なクラッチが使用されている。安価なクラッチほど、連結タイミングにばらつきが生じる。このため、画像形成装置において、レジストローラの前で用紙を一旦停止させ、所定のタイミングで再度搬送を開始させるのであるが、このとき、レジストローラを再度回転させる際には、用紙は、レジストローラだけでなく給紙ローラにも噛まれている。このため、給紙ローラも、回転を再開させる必要がある。したがって、レジストローラに使用されるクラッチ(レジストクラッチ)の連結タイミングが一定であっても、給紙ローラに使用するクラッチ(給紙クラッチ)の連結タイミングがばらつく場合、作像系等への用紙の搬送タイミングの調整が不十分となり、このため、画像への影響や用紙へのダメージが発生する可能性がある。
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、画像形成装置において、給紙クラッチに安価なクラッチが用いられた場合であっても、給紙ローラとレジストローラの回転開始のタイミングのばらつきを抑えることである。
本発明に従った画像形成装置は、搬送経路に用紙を給紙するための給紙ローラと、給紙ローラよりも搬送経路において下流側に設けられたレジストローラと、給紙ローラおよびレジストローラを回転させるためのモータと、給紙ローラにモータの動力を伝達するための給紙クラッチと、レジストローラにモータの動力を伝達するためのレジストクラッチと、モータの駆動を制御し、かつ、給紙クラッチによる給紙ローラとモータとの連結/開放の状態、および、レジストクラッチによるレジストローラとモータとの連結/開放の状態を切り替える制御手段とを備え、制御手段は、モータの駆動制御を無効にした状態で、給紙クラッチに給紙ローラとモータを連結させることにより給紙ローラに用紙を搬送経路へ給紙させ、給紙クラッチに給紙ローラとモータを連結させた時点からモータの回転数の変動が所定の範囲内となった時点までの時間である連結時間を計測し、給紙クラッチに給紙ローラとモータの連結を開放させた後、レジストクラッチにレジストローラとモータを連結させ、かつ、給紙クラッチに給紙ローラとモータを連結させることにより、用紙の搬送を再開し、用紙の搬送の再開において、給紙ローラに対する連結の指示のタイミングと、レジストクラッチに対する連結の指示のタイミングとの関係を、連結時間に基づいて決定する。
好ましくは、制御手段は、モータの回転数を所定の回転数に制御した後、モータの駆動制御を無効にした状態とする。
好ましくは、所定の回転数は、これから搬送される用紙の直前に、搬送経路を搬送された用紙についての搬送時のモータの回転数である。
好ましくは、所定の回転数は、これから搬送される用紙の紙の種類に応じて変更される。
上記構成によれば、画像形成装置において、給紙ローラとレジストローラの回転開始のタイミングのばらつきを抑えることである。
本発明の一実施の形態である画像形成装置の概略構成を示す図である。 図1の画像形成装置のブロック図である。 図1の画像形成装置の給紙部および用紙搬送部の具体的構成を模式的に示す図である。 図1の画像形成装置の搬送経路における用紙の搬送過程を説明するための図である。 図1の画像形成装置の搬送経路における用紙の搬送過程を説明するための図である。 再給紙時において、給紙クラッチの連結タイミングが、レジストクラッチの連結タイミングより早い場合の、用紙の搬送状態を示す図である。 再給紙時において、給紙クラッチの連結タイミングが、レジストクラッチの連結タイミングより遅い場合の、用紙の搬送状態を示す図である。 図1の画像形成装置において、給紙クラッチ、レジストクラッチ、搬送モータの動作を制御するための動作チャートである。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
図1は、本発明の一実施の形態である画像形成装置の概略構成を示す図である。また、図2は、図1の画像形成装置のブロック図である。なお、図2には、図1の画像形成装置の構成要素のうち、本発明の特徴部分に関連する部分のブロック図が記載されている。
本実施の形態の画像形成装置は、たとえば、電子写真方式のカラープリンタによって構成される。なお、画像形成装置は、給紙ローラとレジストローラを利用した画像形成機能を備えていればよく、ファクシミリなどの機能を併せ持つ複合機などの他の種類の装置によって構成されてもよい。
以下、図1および図2を参照して、本実施の形態の画像形成装置の概略構成を説明する。
画像形成装置1は、給紙部101、用紙搬送部102、画像形成部103、転写部104、定着部105、電源部106、制御部107を含む。
制御部107は、画像形成装置1の動作を全体的に制御する。
給紙部101は、用紙トレイ201(後述する図3参照)、用紙規制板202(図3参照)、および、給紙ローラ204(図3参照)を含む。用紙トレイ201は、これから画像を形成される用紙を格納する。用紙規制板202は、用紙トレイ201に格納された用紙の、後端を規制する。後端とは、用紙の搬送経路についての後端である。用紙トレイ201に格納された用紙は、給紙ローラ204が回転することにより、後述する搬送経路へと搬送される。
画像形成装置1は、給紙ローラ204を回転させるための搬送モータ911を含む。搬送モータ911は、制御部107によって、駆動を制御される。搬送モータ911は、給紙部101と用紙搬送部102に共有される。
給紙部101は、さらに、搬送モータ911の動力を給紙ローラ204に伝達するための給紙クラッチ912を含む。
制御部107は、給紙クラッチ912による給紙ローラ204と搬送モータ911の連結のON/OFFを切換えることにより、給紙ローラ204の回転/停止を切換えている。
画像形成部103は、電子写真方式により画像処理部(図示略)から出力されたYMCK(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像データに基づいて画像を形成して転写部104に出力する。転写部104は、画像形成部103から出力された画像に基づいて、潜像を形成し、給紙部101から搬送されてきた用紙上に、当該潜像を転写する。
定着部105は、ヒータ(図示略)を備えている。そして、定着部105は、交流出力制御素子によって交流出力を制御することにより当該ヒータを所定の温度に調整することにより、転写部104において用紙上に形成されたトナー像を、当該用紙に定着させる。
電源部106は、交流電圧から直流電圧に変換する回路を有し、変換した直流電圧によって、画像形成装置1内部の電気部品を動作させる。
制御部107は、画像形成装置1の動作を全体的に制御するプロセッサの一例であるCPU(Central Processing Unit)と、当該CPUが実行するプログラムや種々のデータを記憶するROM(Read Only Member)と、当該CPUがプログラムを実行する際のワークエリアとして機能するRAM(Random Access Memory)とを含む。
用紙搬送部102は、レジストローラ206と、レジストローラ206に搬送モータ911の動力を伝達するためのレジストクラッチ913とを含む。レジストローラ206は、給紙ローラ204によって搬送経路に搬送された用紙を、タイミングを調節して転写部104に送るためのローラである。
制御部107は、レジストクラッチ913によるレジストローラ206と搬送モータ911の連結のON/OFFを切換えることにより、レジストローラ206の回転/停止を切換える。
画像形成装置1は、回転検出部914をさらに含む。回転検出部914は、たとえば光学的手法により、搬送モータ911の回転数を検出する。制御部107は、回転検出部914の出力に基づいて、搬送モータ911の回転数を取得する。
画像形成装置1では、制御部107は、搬送モータ911に対して、回転駆動のON/OFFを切り替えるための信号を出力する。また、制御部107は、給紙クラッチ912に対して、連結のON/OFF(連結/開放)を切り替えるための信号を出力する。また、制御部107は、レジストクラッチ913に対して、連結のON/OFF(連結/開放)を切り替えるための信号を出力する。また、制御部107は、回転検出部914から、搬送モータ911の回転数についての検出信号を入力される。
図3は、給紙部101および用紙搬送部102の具体的構成を模式的に示す図である。
図3では、用紙トレイ201内の用紙が、用紙203として示されている。
そして、画像形成装置1では、給紙ローラ204は、用紙トレイ201に格納された用紙を搬送経路205へ搬送する位置に設けられている。搬送経路205における、給紙ローラ204よりも下流側に、レジストローラ206が設けられている。
図3には、用紙トレイ201から搬送経路205への給紙が行なわれる前の状態が示されている。
なお、用紙トレイ201から搬送経路205へと給紙された用紙(用紙P)の先端がレジストローラ206へ到達した状態を、図4に示す。また、図4に示された状態から、さらにレジストローラ206および給紙ローラ204が回転することにより、搬送経路205上の用紙Pが、レジストローラ206を通過して、転写部104へと搬送される状態を、図5に示す。
画像形成装置1では、図3に示された状態から、図4の矢印A1方向に給紙ローラ204が回転することにより、図4に示されるように、用紙トレイ201に格納された用紙が搬送経路205へと搬送(給紙)される。なお、給紙ローラ204は、給紙クラッチ912と連結されている。そして、給紙ローラ204が、給紙クラッチ912により搬送モータ911と連結され、搬送モータ911からの回転動力を伝達されることにより、当該給紙ローラ204は回転する。
画像形成装置1では、給紙クラッチ912に給紙ローラ204と搬送モータ911を連結させるために、制御部107は、給紙クラッチ912にON信号を出力する。
そして、制御部107が、給紙クラッチ912にOFF信号を出力することにより、給紙ローラ204と搬送モータ911の連結が開放される。このとき、給紙ローラ204は、搬送モータ911からの回転動力を受けない状態となる。
図4に戻って、搬送経路205へと搬送された用紙Pは、給紙ローラ204の回転により、搬送経路205に沿って搬送されて、レジストローラ206へと到達する。
レジストローラ206は、レジストクラッチ913に連結されている。レジストローラ206が、レジストクラッチ913により搬送モータ911と連結され、搬送モータ911からの回転動力を伝達されることにより、当該レジストローラ206は回転する。
画像形成装置1では、レジストクラッチ913にレジストローラ206と搬送モータ911を連結させるために、制御部107は、レジストクラッチ913にON信号を出力する。
そして、制御部107が、レジストクラッチ913にOFF信号を出力することにより、レジストローラ206と搬送モータ911の連結が開放される。このとき、レジストローラ206は、搬送モータ911からの回転動力を受けない状態となる。
レジストローラ206は、後述するように、画像形成部103において画像が形成された後、所定のタイミングが到来するまで、停止された状態とされている。これにより、レジストローラ206は、搬送経路205へと給紙されてきた用紙の斜行を防止し、かつ、当該用紙Pの転写部104への搬送のタイミングを調整することができる。
画像形成装置1では、用紙Pの先端がレジストローラ206に到達し、用紙Pに、図4に示されるように所定のループを作成した後、給紙クラッチ912がOFFされ、給紙ローラ204の回転が停止される。
画像形成部103において画像が形成され、レジストローラ206から転写部104への用紙Pの搬送を開始するための所定のタイミングが到来すると、制御部107は、給紙クラッチ912とレジストクラッチ913をONし、図5に示されるように、用紙Pを転写部104へと搬送する。なお、画像形成装置1では、転写部104は、搬送経路205において、レジストローラ206よりも下流側に位置する。
以下、本明細書では、図4を参照して説明したように、用紙Pの先端をレジストローラ206によって停止させている状態から、給紙クラッチ912とレジストクラッチ913をONして、レジストローラ206から転写部104への用紙の搬送を開始することを、「再給紙」という。
図6は、再給紙時において、給紙クラッチ912の連結タイミングが、レジストクラッチ913の連結タイミングより早い場合の、用紙Pの搬送状態を示す図である。
なお、給紙クラッチ912の連結タイミングとは、給紙クラッチ912が給紙ローラ204と搬送モータ911を連結させて、給紙ローラ204が搬送モータ911からの回転動力を受けて回転を開始するタイミングである。また、レジストクラッチ913の連結タイミングとは、レジストクラッチ913がレジストローラ206と搬送モータ911を連結させて、レジストローラ206が搬送モータ911からの回転動力を受けて回転を開始するタイミングである。
図6に示された状態では、給紙ローラ204が、レジストローラ206よりも早い時点で、回転を開始する。この場合、用紙Pでは、上記した所定のループ量以上に、ループが生じてしまう。このような場合には、用紙Pにダメージが発生し、用紙Pをこれ以上搬送できなくなる事態も想定される。
図7は、再給紙時において、給紙クラッチ912の連結タイミングが、レジストクラッチ913の連結タイミングより遅い場合の、用紙Pの搬送状態を示す図である。
図7に示された状態では、用紙Pは、レジストローラ206が、給紙ローラ204よりも早い時点で、回転を開始する。これにより、用紙Pは、後端側を給紙ローラ204に噛まれた状態で、レジストローラ206に引っ張られることにより、図7に示されたように突っ張ってしまう。これにより、用紙Pがダメージを受ける事態が想定される。また、このような場合、用紙Pがレジストローラ206でスリップし、これにより、用紙Pの転写部104への突入タイミングが遅れ、用紙Pに転写される画像がずれる事態が想定される。
制御部107が、給紙クラッチ912およびレジストクラッチ913の双方に同時にON信号を出力しても、給紙クラッチ912とレジストクラッチ913の連結特性(モータとローラを連結させるのに要する時間等)が異なる場合、図6および図7を参照して説明したような連結タイミングのずれが生じる。
そして、上述したように、給紙クラッチ912とレジストクラッチ913の連結タイミングが揃わなければ、用紙に転写される画像の不良や、用紙へのダメージが発生する事態が想定される。
図8は、このような不具合を解消するために、画像形成装置1において、給紙クラッチ912、レジストクラッチ913、搬送モータ911の動作を制御するための動作チャートである。
図8には、(A)として、搬送モータ911の速度制御のON/OFFの制御タイミング(制御信号の出力のタイミング)が示されている。また、(B)として、給紙クラッチ912のON/OFFの制御タイミング(制御信号の出力のタイミング)が示されている。また、(C)として、レジストクラッチ913のON/OFFの制御タイミング(制御信号の出力のタイミング)が示されている。そして、(D)として、搬送モータ911の回転数の検出信号が示されている。
画像形成装置1において、用紙トレイ201に格納された用紙203が、給紙ローラ204によって搬送経路205へと給紙される前には、搬送モータ911には、所定の回転数(回転速度)で回転するよう制御信号が出力されている。
そして、用紙の搬送を開始するタイミングが到来すると、制御部107は、搬送モータ911の速度制御を無効な状態(フリーラン)にした後(図8の(A)で制御OFF)、給紙クラッチ912にON信号を出力する。これにより、搬送モータ911の動力が給紙ローラ204へと伝達される。図8では、給紙クラッチ912がONされた時刻が、時刻T1として示されている。なお、本明細書では、クラッチに対してON信号が出力されることを、「クラッチがONされる」とも言う。
給紙クラッチ912がONされることにより、搬送モータ911と給紙ローラ204が連結される。なお、搬送モータ911は、このとき、制御部107による制御が無効な状態とされている。これにより、給紙ローラ204が連結されることによる搬送モータ911の回転数の低下に、給紙ローラ204を連結されたことによる効果が顕著に現われる。したがって、このときの搬送モータ911の回転数の低下の特性を検出することにより、給紙クラッチ912の連結タイミング(連結特性)を、精度よく検出することができる。
図8では、このときの搬送モータ911の回転数の低下が、時刻T1から時刻T2の(D)の検出信号の低下として示されている。
図8の(D)に示されるように、搬送モータ911の回転数は、時刻T1から時刻T2で低下した後、時刻T2から時刻T3に示されるように、その変化量が、所定の値以内に収まるように安定する。制御部107は、給紙クラッチ912をONした時点(時刻T1)から、上記のように搬送モータ911の回転数が安定するまでに要する時間(図8のL1)を計測し、記憶する。このように計測された時間(連結時間L1)を、本明細書では、以下、給紙クラッチ912の連結時間L1という。
そして、制御部107は、搬送モータ911の回転数が特定の時間安定したことを検出すると、給紙クラッチ912をONする(時刻T3)。特定の時間とは、時刻T2から時刻T3までの時間であり、たとえば予め制御部107のROMに記憶されている。そして、制御部107は、用紙Pがレジストローラ206に到達するまで給紙クラッチ912のON状態を継続した後、給紙クラッチ912をOFFする(時刻T4)。これにより、用紙Pの搬送は、一旦停止する。なお、用紙Pの先端がレジストローラ206に到達することは、たとえば、レジストローラ206近傍に設けられた用紙を検出するセンサ(図示略)により検出することができる。
その後、用紙Pの再給紙の際には、給紙クラッチ912およびレジストクラッチ913がONされる(時刻T5)。これにより、給紙ローラ204およびレジストローラ206が回転し、レジストローラ206に噛まれた状態とされていた用紙が、タイミングを調整されて、転写部104へと搬送される。
なお、本実施の形態では、再給紙において給紙クラッチ912がONされるタイミングは、上記の給紙クラッチ912の連結時間L1に基づいて調整される。
具体的には、たとえば、連結時間L1に対して基準値が設定されており、計測された連結時間L1が当該基準値よりも長い場合には、給紙クラッチ912がONされるタイミング(図8の時刻T5A)が、レジストクラッチ913がONされるタイミング(図8の時刻T5B)に対して早い側にシフトされる。また、計測された連結時間L1が当該基準値よりも短い場合には、給紙クラッチ912がONされるタイミング(図8の時刻T5A)が、レジストクラッチ913がONされるタイミング(図8の時刻T5B)に対して遅い側にシフトされる。これらの場合のシフト量は、たとえば、計測された連結時間L1と基準値の差分とされる。
また、計測された連結時間L1が当該基準値と等しい(または、これらの差分が所定の値以下である)場合には、給紙クラッチ912がONされるタイミング(図8の時刻T5A)とレジストクラッチ913がONされるタイミング(図8の時刻T5B)が同じタイミングとされても良い。図8では、このような場合が示されている。
なお、レジストクラッチ913がオンされるタイミング(図8の時刻T5B)は、画像形成部103における画像形成の完了と関連したタイミングとされる。
以上説明した本実施の形態において、制御部107は、搬送モータ911の速度制御を無効にする直前には、搬送モータ911の回転数を、所定の回転数(回転速度)となるように制御している好ましい。
なお、ここでいう所定の回転数とは、たとえば、複数枚の給紙動作が連続してなされる場合には、これから搬送を開始する用紙の直前に、搬送経路205を搬送された用紙についての、搬送のための回転数と同じ回転数である。
また、上記所定の回転数は、用紙Pの紙の種類(普通紙、OHP、厚紙、等)や厚さなどによって、変更される場合もある。この場合、制御部107のROMには、用紙の紙の種類や厚さと、上記所定の回転数とを関連付けるための情報(関連情報)が記憶されている。制御部107は、プリントジョブのジョブ情報や画像形成装置1の入力部(図示略)を介して入力された情報等から用紙の種類や厚さを取得し、取得した種類や厚さと上記関連情報とから、上記所定の回転数を決定し、決定した回転数で、搬送モータ911の駆動を制御する。そして、用紙の搬送を開始するタイミングが到来すると、図8を参照して説明したように、搬送モータの制御をOFFして(時刻T1より前)、給紙クラッチ912をONする。
以上説明した本実施の形態では、再給紙において給紙クラッチ912をONするタイミングの決定の際に、給紙クラッチ912の連結特性の指標の一例として給紙クラッチ912の連結時間L1が用いられている。なお、本発明において用いられる指標はこれに限定されない。たとえば、給紙クラッチ912をONした時点から所定時間経過後の搬送モータ911の回転数の低下の度合い(一定時間内に低下した回転数)等、上記指標として他の値が用いられても良い。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成装置、101 給紙部、102 用紙搬送部、103 画像形成部、104 転写部、105 定着部、106 電源部、107 制御部、204 給紙ローラ、205 搬送経路、206 レジストローラ、911 搬送モータ、912 給紙クラッチ、913 レジストクラッチ、914 回転検出部。

Claims (4)

  1. 搬送経路に用紙を給紙するための給紙ローラと、
    前記給紙ローラよりも前記搬送経路において下流側に設けられたレジストローラと、
    前記給紙ローラおよび前記レジストローラを回転させるためのモータと、
    前記給紙ローラに前記モータの動力を伝達するための給紙クラッチと、
    前記レジストローラに前記モータの動力を伝達するためのレジストクラッチと、
    前記モータの駆動を制御し、かつ、前記給紙クラッチによる前記給紙ローラと前記モータとの連結/開放の状態、および、前記レジストクラッチによる前記レジストローラと前記モータとの連結/開放の状態を切り替える制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記モータの駆動制御を無効にした状態で、前記給紙クラッチに前記給紙ローラと前記モータを連結させることにより前記給紙ローラに用紙を前記搬送経路へ給紙させ、
    前記給紙クラッチに前記給紙ローラと前記モータを連結させた時点から前記モータの回転数の変動が所定の範囲内となった時点までの時間である連結時間を計測し、
    前記給紙クラッチに前記給紙ローラと前記モータの連結を開放させた後、前記レジストクラッチに前記レジストローラと前記モータを連結させ、かつ、前記給紙クラッチに前記給紙ローラと前記モータを連結させることにより、前記用紙の搬送を再開し、
    前記用紙の搬送の再開において、前記給紙ローラに対する前記連結の指示のタイミングと、前記レジストクラッチに対する前記連結の指示のタイミングとの関係を、前記連結時間に基づいて決定する、画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記モータの回転数を所定の回転数に制御した後、前記モータの駆動制御を無効にした状態とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記所定の回転数は、これから搬送される用紙の直前に、前記搬送経路を搬送された用紙についての搬送時の前記モータの回転数である、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記所定の回転数は、これから搬送される用紙の紙の種類に応じて変更される、請求項2または請求項3に記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014003805A (ja) * 2012-06-19 2014-01-09 Kyocera Document Solutions Inc モーター制御装置及び画像形成装置
JP2016113295A (ja) * 2014-12-16 2016-06-23 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
US9483008B2 (en) 2014-12-16 2016-11-01 Konica Minolta, Inc. Image forming apparatus

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