JP2006248644A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 用紙を正確に感光体面上の画像位置に合わせて転写位置へ送り出し、紙種間(薄紙/厚紙、摩擦係数大/小)、経時、クラッチ連結時間等の影響による縦レジストのばらつきを低減する。
【解決手段】 レジストローラの下流側で、且つ転写位置までの位置に用紙センサを設け、画像に対してタイミングを合わせてレジストローラから送られた用紙の先端がレジストローラオンから用紙センサの位置に達するまでの時間をカウントし、この時間に応じてレジストローラの回転数を増・減速することにより、レジストローラによる用紙送り速度の増・減速を行い、用紙先端が転写位置に到達する前にレジストローラの回転数を通常の回転速度に戻す。
【選択図】 図1
【解決手段】 レジストローラの下流側で、且つ転写位置までの位置に用紙センサを設け、画像に対してタイミングを合わせてレジストローラから送られた用紙の先端がレジストローラオンから用紙センサの位置に達するまでの時間をカウントし、この時間に応じてレジストローラの回転数を増・減速することにより、レジストローラによる用紙送り速度の増・減速を行い、用紙先端が転写位置に到達する前にレジストローラの回転数を通常の回転速度に戻す。
【選択図】 図1
Description
本発明は、レーザプリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、特に画像形成装置における用紙搬送、とりわけ縦レジストの補正方式に関するものである。
図7に示す例示的な画像形成装置100において、画像形成部104の上方にはスキャナ手段101が配され、画像形成部104の下方には給紙装置105が配されている。給紙装置105から用紙が1枚ずつ分離され送り出され、用紙搬送路に配された搬送ローラによって画像形成部104へ送られる。感光体12は回転駆動され、その際、帯電装置によって表面を帯電される。そして、図8に示すように、レーザー光学系からのレーザー光によって感光体12に潜像書き込み13が行われ、静電潜像が形成される。この潜像は、現像ユニット14によって可視像化され、転写ローラ15の作用のもとに、感光体へ搬送された用紙に可視像(感光体上のトナー画像)が転写される。転写後の用紙上の可視像は定着装置によって定着される。そして、定着装置から排出された用紙は、片面プリントの場合には、分岐爪の方向切り換えに従って、機外へ排出され、両面プリントの場合には、反転搬送路を通り画像面を反転させられて、裏面に画像を転写定着された後、機外へ排出される。
用紙搬送路における画像形成部の上流には、用紙の姿勢(向き)を調整し、且つ転写画像との同期をとるためにレジストローラ対16が設けられている。用紙先端を停止しているレジストローラ対16のニップに用紙を突き当てることによりスキュー補正する。次いで用紙はレジストローラの駆動オンにより感光体12面上の画像位置とタイミングを合わせて画像形成部の転写位置(転写ローラ15)へ送られることで、用紙に対する画像の用紙送り方向位置(縦レジスト)が一定となるように調整されている。
しかし、このようなやり方では、図9に示すように、レジストローラ対16のニップに突き当たる用紙の先端位置は、薄紙と厚紙の間で、厚みの差に対応するずれが生じる。即ち、厚紙ではレジストローラ対のニップのより手前側で停止し、薄紙ではより近い位置で停止する。つまり、用紙の厚さが異なると用紙先端がレジストローラに突き当たって停止する位置が変化し、縦レジストがばらつく。
また、レジストローラの回転開始時に用紙搬送の負荷、用紙表面の状態(摩擦係数のばらつき等)等により用紙が若干スリップしてから搬送されることがあると、縦レジがばらつく。あるいは、レジストローラの回転のオンオフにクラッチを使用する場合、クラッチの連結時間のバラツキにより縦レジがばらつくといった不具合もあった。
薄紙、厚紙でレジストローラに突き当たる用紙先端位置のズレによる画像転写位置の変動を防ぐために、特許文献1では、レジストローラ下流に用紙先端検知センサを設け、レジストローラからセンサまでの時間を計測して基準値と比較し、センサ部で一担用紙を停止させた後の再スタートのタイミングを補正することが提案されている。また時間差を補償するためにレジストローラの速度を可変することにも言及している。しかしながら、この特許文献1は、測定した次の用紙に対する補正技術に関するものであって、連続で用紙を送る場合にレジストでの用紙の停止位置がバラつくような場合(例えば薄紙と厚紙を混在させたような場合等)では効果を得ることができない。
縦レジストの精度向上の技術ではないが、小紙間で用紙を搬送するための技術としては特許文献2や特許文献3に開示がある。即ち、特許文献2は、給紙手段レジストローラへ正しいタイミングで用紙を送る方法ではあり、レジスト上流にある用紙検知センサが用紙を検出したタイミングが所定のタイミングとの差時間に応じて搬送手段の速度を決定している。特許文献3では、レジストローラの回転速度を搬送開始時に画像形成速度より高速にし、記録紙が画像形成部に到達する前に搬送速度を画像形成速度に減速している。
また印刷機に関する技術では、特許文献4や特許文献5がある。特許文献4では、用紙送り手段の下流に用紙先端を検知する検知手段を備え、この検知情報とドラムの回転位置情報に基づいて用紙の理想位置に対する位置ずれを検知して、位置ずれに応じて用紙送り速度を補正している。特許文献5では、製版マスタ圧胴へ用紙を搬送供給する装置に関し、レジストローラの下流に用紙先端を検知する検知手段を備え、この検知情報に基づいてレジスト手段での用紙滑りを補償するように駆動パルスを変える制御を行う。遅れを修正した後は圧胴の回転速度に戻す。またレジストローラ上流の搬送ローラもレジストローラ部の撓みを一定にするように速度を制御する。
本発明は、画像形成装置の給紙搬送装置における前述した従来の不具合を解消し、用紙を正確に感光体面上の画像位置に合わせて転写位置へ送り出し、紙種間(薄紙/厚紙、摩擦係数大/小)、経時、クラッチ連結時間等の影響による縦レジストのばらつきを低減することを課題とする。
詳しくは、用紙先端がレジストローラオンから転写位置に達するまでの時間が一定になるよう補正して、縦レジストのばらつきを低減し、しかも転写時には用紙線速を通常の線速とすることで、レジストの増・減速による画像への影響(レジスト線速が通常より大きい場合、画像が縮み、レジスト線速が通常より小さい場合、画像が伸びる)が出ないようにすることを課題とする。
上記課題は、本発明によれば、用紙と画像の位置合わせのタイミングを取るためのレジストローラと、当該レジストローラを駆動するためのモータと、当該モータを駆動するための駆動回路とを有し、レジストローラの下流側で、且つ転写位置までの位置に用紙センサを設け、画像に対してタイミングを合わせてレジストローラから送られた用紙の先端がレジストローラオンから用紙センサの位置に達するまでの時間をカウントし、この時間に応じてレジストローラの回転数を増・減速することにより、レジストローラによる用紙送り速度(レジストローラ線速)の増・減速を行い、用紙先端が転写位置に到達する前にレジストローラの回転数を通常の回転速度に戻すことでレジストローラ線速を通常の線速に戻すことで、解決される。
上記レジストローラ線速の増・減速時にて、「増速時、増速開始から終了までの時間T間でのレジストローラによる用紙送り量」と「増速開始から終了までの時間Tの間、通常のレジストローラ線速V0で用紙を送った場合の用紙送り量(=V0×T)」との差分ΔL、あるいは「減速時、減速開始から終了までの時間T間でのレジストローラによる用紙送り量」と「減速開始から終了までの時間Tを通常のレジストローラ線速V0で用紙を送った場合の用紙送り量(=V0×T)」との差分ΔLが、予め設定された「レジストローラオンから用紙先端が用紙センサの位置に達するまでの時間」の狙いの値と実測値との差分ΔTと、通常のレジストローラ線速V0との積V0×ΔTに等しくなる(ΔL=V0×ΔT)ように、増・減速時のレジストローラ線速を設定するのがよい。
レジストローラ回転数の増・減速時、レジストローラより上流側にある用紙搬送ローラの回転数もレジストローラの増・減速の割合と同様に増・減速させるのが好適である。
レジストローラ増・減速時のレジストローラ線速(レジストローラ回転数)が固定された値であり、増・減速の時間Tを変化させることにより上記「増・減速時のレジストローラによる用紙送り量」と「増・減速開始から終了までの時間T間、通常のレジストローラ線速V0で用紙を送った場合の用紙送り量(=V0×T)」との差分ΔLの値をコントロールするようになっていれば、好都合である。
レジストローラ増・減速の時間Tが固定された値であり、増・減速のレジストローラ線速(レジストローラ回転数)を変化させることにより上記「増・減速時のレジストローラによる用紙送り量」と「増・減速開始から終了までの時間T間、通常のレジストローラ線速V0で用紙を送った場合の用紙送り量(=V0×T)」との差分ΔLの値をコントロールするようになっていることも、好都合である。
レジストローラ増・減速時のレジストローラ線速(レジストローラ回転数)が、複数の設定された値に変速可能であり(無段階に変速可能でないということ)、このレジストローラ線速と、増・減速の時間Tを組み合わせて変化させることにより、上記「増・減速時のレジストローラによる用紙送り量」と「増・減速開始から終了までの時間T間、通常のレジストローラ線速V0で用紙を送った場合の用紙送り量(=V0×T)」との差分ΔLの値をコントロールするようになっていることも、好都合である。
「レジストローラオンから用紙先端が用紙センサの位置に達するまでの時間」の狙いの値と実測値との差分ΔTが大きすぎることにより、「増・減速時のレジストローラによる用紙送り量」と「増・減速開始から終了までの時間Tを通常のレジストローラ線速V0で用紙を送った場合の用紙送り量(=V0×T)」との差分ΔLが、
増速時、ΔL<V0×ΔT (増速時はΔL、ΔTはプラスの値である)
減速時、ΔL>V0×ΔT (減速時はΔL、ΔTはマイナスの値である)
となってしまう場合、用紙が転写位置に到達する前にレジストローラ線速を通常の線速に戻すならば、一層効果的である。
増速時、ΔL<V0×ΔT (増速時はΔL、ΔTはプラスの値である)
減速時、ΔL>V0×ΔT (減速時はΔL、ΔTはマイナスの値である)
となってしまう場合、用紙が転写位置に到達する前にレジストローラ線速を通常の線速に戻すならば、一層効果的である。
本発明によれば、「レジストローラ駆動オン→レジスト後センサオン」までの時間に応じ、レジストローラ線速を増・減速することで、用紙先端がレジストローラオンから転写位置に達するまでの時間が一定になるよう補正することが可能であり、縦レジのばらつきを低減することができる。また、用紙先端が転写位置に到達する前にレジストローラ線速を通常線速に戻すことで、転写時には用紙線速が通常の線速となり、レジストローラの増・減速による画像へ影響(レジスト線速が通常より大きい場合、画像が縮み、レジスト線速が通常より小さい場合、画像が伸びる)が出ることがない。
上記構成では、レジストローラ後に用紙センサを設け、用紙先端がこのセンサに到達するまでの時間を見ることで狙いとするタイミングからの用紙送りのズレ(ズレ時間:ΔT)を検出し、この検出したズレ時間ΔTからレジストローラの回転数にフィードバックをかけることで、縦レジストがバラつくことを解消させることを目的としているが、狙いとするタイミングからの用紙送りのズレ時間(測定時間と狙いのタイミングとの差分)ΔT、通常のレジストローラ線速をV0とすると、ズレ量=V0×ΔTである。レジストローラの増・減速の時間での用紙の送り量を、このズレ量=V0×ΔT分だけ増・減して用紙を送ることで、用紙が転写位置に送られるまでに用紙送り量のズレを解消することができる。
レジストローラ回転数の増・減速時、レジストローラより上流側にある用紙搬送ローラの回転数もレジストローラの増・減速の割合と同様に増・減速させることにより、レジストローラにて送られる用紙の線速に対し、上流側にある用紙搬送ローラの用紙送りの影響(上流側ローラの用紙線速がレジストローラより遅い場合には、レジストローラでの用紙搬送の負荷となり、レジストローラでの用紙スリップが大きくなり、用紙線速が狙いより小さくなる;上流側ローラの用紙線速がレジストローラより速い場合には、レジストローラで送られる用紙を後ろから押すようになることから、レジストローラでの用紙線速が狙いより速くなる。等の影響)を与えることがなく、増・減速時のレジストローラによる用紙搬送を安定した線速で行うことができる。増・減速時のレジストローラによる用紙搬送を安定した線速で行うことにより、精度よく縦レジストずれの補正を行うことができ、縦レジストずれを低減できる。
レジストローラ増・減速時のレジストローラ線速(レジストローラ回転数)を固定値とし、増・減速の時間Tを変化させることにより、「増・減速時(時間T間)のレジストローラによる用紙送り量」と「増・減速開始から終了までの時間T間、通常のレジストローラ線速V0で用紙を送った場合の用紙送り量(=V0×T)」との差分ΔLの値をコントロールすれば、レジストモータの増・減速時の制御を簡略化することが可能であり、装置を簡略化できる。
レジストローラ増・減速時のレジストローラ線速(レジストローラ回転数)の増・減速時間Tを固定値とし、増・減速の速度を変化させることにより、「増・減速時(時間T間)のレジストローラによる用紙送り量」と「増・減速開始から終了までの時間T間、通常のレジストローラ線速V0で用紙を送った場合の用紙送り量(=V0×T)」との差分ΔLの値をコントロールすれば、同じくレジストモータの増・減速時の制御を簡略化することが可能であり、装置を簡略化できる。
レジストローラ増・減速時のレジストローラ線速(レジストローラ回転数)を複数の設定された値に変速可能とし、このレジストローラ線速と、増・減速の時間Tを組み合わせて変化させることにより、「増・減速時のレジストローラによる用紙送り量」と「増・減速開始から終了までの時間T間、通常のレジストローラ線速V0で用紙を送った場合の用紙送り量(=V0×T)」との差分ΔLの値をコントロールすれば、「レジストローラ駆動オン→レジスト後センサオン」の実測値の狙い値との差ΔTの大きさに応じて、適切な増・減速線速を決定することで、例えばΔTが大きいときは増速線速を大きくとって縦レジストのずれの補正能力を大きくし、またΔTが小さいときには増速線速を小さく抑えることで、騒音、モータの温度上昇、消費電力を抑えることが可能である。また増・減速時間Tをコントロールすることで増・減速による用紙送り量の差分ΔLの量をコントロールしているため、精度よく縦レジストずれの補正を行うことができる。
用紙先端が用紙センサに到達するまでの時間と狙いとするタイミングからのズレ(時間ΔT)が大きすぎる場合、用紙先端が転写位置に達するまでにこのズレを補正しきれない場合がある。この場合、用紙が転写位置に到達する前にレジストローラ線速を通常の線速に戻し、転写時の用紙線速を通常の線速に戻すことで画像伸縮の異常画像の発生を抑える。このような制御では、充分に縦レジストの補正はしきれないものの、全く補正をしない場合に比べれば縦レジスト補正の効果はある。このように、ズレの大きな場合でも或る程度の補正を行いつつ、画像の伸び・縮みの副作用を抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
画像形成装置全体の構成としては、従来と基本的に同じであり、感光体12の周囲に画像を形成するために必要な所定の装置、例えば、帯電装置、露光手段13、現像装置14等が設けられているが、説明の簡略化のために、従来と同様な部分については、上記背景技術の項での説明に譲り、ここでは本発明と特に関わりのある部分について述べる。
画像形成装置全体の構成としては、従来と基本的に同じであり、感光体12の周囲に画像を形成するために必要な所定の装置、例えば、帯電装置、露光手段13、現像装置14等が設けられているが、説明の簡略化のために、従来と同様な部分については、上記背景技術の項での説明に譲り、ここでは本発明と特に関わりのある部分について述べる。
図1に示すように、レジストローラ16の用紙搬送下流側に、用紙の有無を検知する用紙センサ(以下、レジスト後センサという)20が設けられている。このセンサ20を用いて用紙先端がレジスト後センサ20に達した時間を計測する。ここで測定された「レジストローラ16駆動オン→レジスト後センサ20オン」までの時間に応じ、レジストローラ16を駆動する不図示のモータの回転数を変えることでレジストローラ線速が増・減速され、用紙先端が転写位置(転写ローラ15の個所)に到達する前にレジストローラ線速を通常の線速に戻す。つまり、レジストローラ16を駆動するモータを通常の回転数に戻す。
レジストローラ線速の増・減速は「レジストローラ16駆動オン→レジスト後センサ20オン」までの時間の測定値と狙いの値との差分ΔT(=測定値−狙い値)に、レジストローラ16の回転数にフィードバックがかけられる。
レジストローラ16の増・減速の時間(=増・減速開始から終了までの時間)をTとすると、「時間T間での増・減速による用紙送り量の増・減分ΔL」は、ΔL=「時間T間での増・減速時のレジストローラ用紙送り量」−「レジストローラが通常線速V0としたときの時間T間のレジストローラ用紙送り量」となる。用紙が狙いより遅れる場合のタイミングチャートが図2-1、用紙が狙いより早い場合のタイミングチャートが図2-2である。
このΔLが、「レジストローラ駆動オン→レジスト後センサオン」までの時間の測定値と狙いの値との差分ΔTによる用紙送りのズレ量V0×ΔT(V0×ΔTがプラス値の場合、レジスト後センサ位置で用紙がV0×ΔTの距離だけ遅れて搬送され、V0×ΔTがマイナス値の場合、レジスト後センサ位置で用紙がV0×ΔTの距離だけ早く搬送される)と等しくなるように、増・減速の線速と時間Tが設定されている。式で表すと、ΔL=V0×ΔTとなるよう、増・減速の線速と時間Tが設定されている。
なお図2-1、図2-2では増・減速のモータ立ち上がり時にモータ回転数をいきなり狙いの回転数とするのではなく、徐々に変えている。これはモータの負荷トルク変動による脱調を防止するためステッピングモータ制御では一般的な方法であるが、モータトルクに余裕がある場合には図3-1、図3-2のように、いきなり狙いの回転数に変速することも可能である。この場合、ΔL=「時間T間での増・減速時のレジストローラ用紙送り量」−「レジストローラが通常線速V0としたときの 時間T間のレジストローラ用紙送り量」
=(V2-V0)×Tあるいは(V2’-V0)×Tとなる。
=(V2-V0)×Tあるいは(V2’-V0)×Tとなる。
レジストローラ増・減速時のレジストローラ線速(レジストローラ回転数)は増速時V2、減速時V2’の固定された値に設定され、増・減速の時間Tを変化させることにより、上記「時間T間での増・減速による用紙送り量の増・減分ΔL」の値をコントロールしている。具体的には、「レジストローラ駆動オン→レジスト後センサオン」が狙いより遅れている場合(=V0×ΔTがプラスのとき)、図4-1のようにレジストローラ線速を設定されたV2に増速し、増速時間Tをコントロールすることで、増速による用紙送り量の差分ΔLの量をコントロールしている。また「レジストローラ駆動オン→レジスト後センサオン」が狙いより早い場合(=V0×ΔTがマイナスのとき)、図4-2のようにレジストローラ線速を設定されたV2’に減速し、減速時間Tをコントロールすることで、減速による用紙送り量の差分ΔLの量をコントロールしている。
また、「レジストローラ駆動オン→レジスト後センサオン」までの時間の測定値と狙いの値との差分ΔTによる用紙送りのズレ量V0×ΔTが大きすぎる場合、用紙先端が転写位置に達するまでにこのズレを補正しきれない場合がある。「増・減速時のレジストローラによる用紙送り量」と「増・減速開始から終了までの時間Tを、通常のレジストローラ線速V0で用紙を送った場合の用紙送り量(=V0×T)」との差分ΔLが、
増速時、ΔL<V0×ΔT (増速時はΔL、ΔTはプラスの値)
減速時、ΔL>V0×ΔT (減速時はΔL、ΔTはマイナスの値)
増速時、ΔL<V0×ΔT (増速時はΔL、ΔTはプラスの値)
減速時、ΔL>V0×ΔT (減速時はΔL、ΔTはマイナスの値)
この場合、用紙が転写位置に到達する前に、レジストローラ線速を通常の線速に戻し、転写時の用紙線速を通常の線速に戻す。
また、レジストローラ増・減速時、レジストローラ16より上流にある用紙搬送ローラの回転数もレジストローラの増・減速の割合と同様に増・減速させる。
また、レジストローラ増・減速時、レジストローラ16より上流にある用紙搬送ローラの回転数もレジストローラの増・減速の割合と同様に増・減速させる。
次に別の実施例を説明する。これは上記の例とほぼ同じで以下の点を除けばその他の構成は、上記第1の実施例と同じであるが、「時間T間での増・減速による用紙送り量の増・減分ΔL」の値をコントロールする手段が異なる。即ち、レジストローラ増・減速時のレジストローラ線速(レジストローラ回転数)は、増・減速時間Tが固定された値に設定され、増・減速の線速V2、V2’を変化させることにより、上記の「時間T間の増・減速による用紙送り量の増・減分ΔL」の値をコントロールする。
具体的には「レジストローラ駆動オン→レジスト後センサオン」が狙いより遅れている場合(=V0×ΔTがプラスのとき)、図5-1のようにレジストローラ線速をΔTに応じて可変にコントロールされたV2に増速し、予め設定された増速時間T間、増速されることで、用紙送り量の差分ΔLの量をコントロールしている。また「レジストローラ駆動オン→レジスト後センサオン」が狙いより早い場合(=V0×ΔTがマイナスのとき)、図5-2のようにレジストローラ線速をΔTに応じて可変にコントロールされたV2’に減速し、予め設定された減速時間T間、減速されることで、用紙送り量の差分ΔLの量をコントロールしている。
更に別の実施例を説明する。これは上記の例とほぼ同じで以下の点を除けばその他の構成は、上記第1の実施例と同じであるが、「時間T間での増・減速による用紙送り量の増・減分ΔL」の値をコントロールする手段が異なる。即ち、レジストローラ増・減速時のレジストローラ線速(レジストローラ回転数)は、複数の設定された値に変速可能(無段階に変速可能ではない)であり、このレジストローラ線速と、増・減速の時間Tを組み合わせて変化させることにより、上記「増・減速時のレジストローラによる用紙送り量」と「増・減速開始から終了までの時間T間、通常のレジストローラ線速V0で用紙を送った場合の用紙送り量(=V0×T)」との差分ΔLの値をコントロールしている。
具体的には「レジストローラ駆動オン→レジスト後センサオン」が狙いより遅れている場合(=V0×ΔTがプラスのとき)、図6-1のようにレジストローラ線速をΔTに応じて段階的に設定された増速線速V2(図参照)が決定され、レジストローラが増速され、増速時間Tをコントロールすることで増速による用紙送り量の差分ΔLの量をコントロールしている。この例ではΔTの大きさに合わせ適当な増速線速を決定し、時間Tを調節することでΔLを微調整している。また「レジストローラ駆動オン→レジスト後センサオン」が狙いより早い場合(=V0×ΔTがマイナスのとき)、図6-2のようにレジストローラ線速をΔTに応じて段階的に設定された減速線速V2’(図参照)が決定され、レジストローラが減速され、減速時間Tをコントロールすることで減速による用紙送り量の差分ΔLの量をコントロールしている。この例ではΔTの大きさに合わせ適当な減速線速を決定し、時間Tを調節することでΔLを微調整している。
12 感光体
13 露光
14 現像ユニット
15 転写ローラ
16 レジストローラ
20 レジスト後センサ
13 露光
14 現像ユニット
15 転写ローラ
16 レジストローラ
20 レジスト後センサ
Claims (7)
- 用紙と画像の位置合わせのタイミングを取るためのレジストローラと、当該レジストローラを駆動するためのモータと、当該モータを駆動するための駆動回路とを有し、
レジストローラの下流側で、且つ転写位置までの位置に用紙センサを設け、
画像に対してタイミングを合わせてレジストローラから送られた用紙の先端がレジストローラオンから用紙センサの位置に達するまでの時間をカウントし、
この時間に応じてレジストローラの回転数を増・減速することにより、レジストローラによる用紙送り速度(レジストローラ線速)の増・減速を行い、
用紙先端が転写位置に到達する前にレジストローラの回転数を通常の回転速度に戻すことでレジストローラ線速を通常の線速に戻すことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置において、上記レジストローラ線速の増・減速時にて、
「増速時、増速開始から終了までの時間T間でのレジストローラによる用紙送り量」と「増速開始から終了までの時間Tの間、通常のレジストローラ線速V0で用紙を送った場合の用紙送り量(=V0×T)」との差分ΔL、あるいは
「減速時、減速開始から終了までの時間T間でのレジストローラによる用紙送り量」と「減速開始から終了までの時間Tを通常のレジストローラ線速V0で用紙を送った場合の用紙送り量(=V0×T)」との差分ΔLが、
予め設定された「レジストローラオンから用紙先端が用紙センサの位置に達するまでの時間」の狙いの値と実測値との差分ΔTと、通常のレジストローラ線速V0との積V0×ΔTに等しくなるように、増・減速時のレジストローラ線速を設定することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、レジストローラ回転数の増・減速時、レジストローラより上流側にある用紙搬送ローラの回転数もレジストローラの増・減速の割合と同様に増・減速させることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2又は3に記載の画像形成装置において、レジストローラ増・減速時のレジストローラ線速が固定された値であり、増・減速の時間Tを変化させることにより上記「増・減速時のレジストローラによる用紙送り量」と「増・減速開始から終了までの時間T間、通常のレジストローラ線速V0で用紙を送った場合の用紙送り量(=V0×T)」との差分ΔLの値をコントロールすることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2又は3に記載の画像形成装置において、レジストローラ増・減速の時間Tが固定された値であり、増・減速のレジストローラ線速を変化させることにより上記「増・減速時のレジストローラによる用紙送り量」と「増・減速開始から終了までの時間T間、通常のレジストローラ線速V0で用紙を送った場合の用紙送り量(=V0×T)」との差分ΔLの値をコントロールすることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2又は3に記載の画像形成装置において、レジストローラ増・減速時のレジストローラ線速が、複数の設定された値に変速可能であり、このレジストローラ線速と、増・減速の時間Tを組み合わせて変化させることにより、上記「増・減速時のレジストローラによる用紙送り量」と「増・減速開始から終了までの時間T間、通常のレジストローラ線速V0で用紙を送った場合の用紙送り量(=V0×T)」との差分ΔLの値をコントロールすることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置において、「レジストローラオンから用紙先端が用紙センサの位置に達するまでの時間」の狙いの値と実測値との差分ΔTが大きすぎることにより、「増・減速時のレジストローラによる用紙送り量」と「増・減速開始から終了までの時間Tを通常のレジストローラ線速V0で用紙を送った場合の用紙送り量(=V0×T)」との差分ΔLが、
増速時、ΔL<V0×ΔT (増速時はΔL、ΔTはプラスの値である)
減速時、ΔL>V0×ΔT (減速時はΔL、ΔTはマイナスの値である)
となってしまう場合、用紙が転写位置に到達する前にレジストローラ線速を通常の線速に戻すことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
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2005
- 2005-03-09 JP JP2005065414A patent/JP2006248644A/ja active Pending
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